No.47 2008年2月号


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目次 ■全国ブロック連絡会議 報告
  会議結果概要
  事後アンケートの結果報告
■支部の動き
 支部報保護・調査記事関連トピックス
■事務局からのお知らせなど
 勇払原野の保全に関する要望書を提出
 平成19年第3回理事会(12/17)議事録
 次回の理事会と評議員会の日程
 新制度対応検討委員会(第2回)が開催
 支部報とりまとめ発送次回日程
 メールマガジンの連絡先など
 会員数 前月比で116人減

全国ブロック連絡会議 報告

■会議結果概要■

●日時など

【日時】2007年12月8日13時30分 〜 9日11時30分 
【場所】全水道会館(東京都文京区)
【出席】北海道〜九州・沖縄の全ブロックより、33支部、44名の出席があった。
財団よりの出席は、柳生会長以下、役職員計25名が出席した。

●1日目の話題と内容

1.開会挨拶
 柳生会長より、十数年ぶりの開催うれしく思う。各ブロックなどを訪ね、その中で、ブロック大会全国版をやりたいと、自然発生的な流れで今回開催することになった、などの挨拶があった。

2.会議趣旨説明
 財団の鈴木専務より、交流と情報交換が目的。公益法人制度改革にも理解を深めていただき、先に進めたい、などの趣旨説明があった。
 これに対して、全国支部代表者会議の検討からの経過の確認などの質疑があった。

3.公益法人制度改革について
 財団の原元総務室長より、法改正によるもので、2008年12月から施行、5年間は移行期間となる。当会は「公益財団法人」に移行。2013年11月末までに変更を済ませる必要がある、などの概要説明があった。
 続いてこの会議の位置づけなども含めた意見交換を行い、

などの意見が出席支部から出された。
 進行役の財団佐藤副会長より、ブロック制は引いたが、成熟度は未発達という理解でよいかとの確認がなされ、制度改革に関する意見交換は終了した。

4.各ブロックからの近況報告
 北海道から順に、各ブロックで当年の大会(会議)を担当した支部もしくは翌年を担当する支部から、活動状況などについて以下の報告があった。

(1)北海道/札幌支部

(2)東北ブロック/福島支部

(3)関東ブロック/奥多摩支部

(4)中部ブロック/石川支部

(5)近畿ブロック/京都支部

(6)中国・四国/島根県支部

(7)九州・沖縄/宮崎県支部

5.最近の自然保護上の動き
 財団の古南自然保護室長より、IBAについて白書やハンドブック発行の報告、風力発電についてワークショップの結果は野鳥保護資料集としてまとめること、環境影響評価に関する制度提案をおこなっていきたいこと、ツル越冬地分散事業ではマナヅルの長期滞在の兆候が見えていること、農家が野鳥の会を敵視する見方が多かったが最近では理解を得られ連携していること、外来種ではクロエリセイタカシギの要注意生物認定には大阪支部報での事例報告の効果があったこと、などが説明された。
 続いて沼津支部よりのカワウ、風力発電の問題についての報告、鳥インフルエンザに関しての財団からの報告と意見交換が行われた。

●2日目の話題と内容

 2日目は「一般の方、特にはじめての方が楽しめる探鳥会の工夫」というテーマに沿い、支部からの事例発表を中心に、フィールドマナーを含めた情報交換が行われ、一般の方、非会員の方が参加しやすくなる探鳥会運営のヒント等を探った。

1.探鳥会実施結果2005年度・2006年度の概要説明
 普及室より実施結果の報告が行われ、参加者全体のうち非会員の占める割合は約1割であることなどが報告された。(2005年度の探鳥会集計結果詳細は支部ネット通信2006年11月号、同じく2006年度の詳細は2007年9月号をご参照ください。)

2. 事例発表
 4支部(埼玉県・宮崎県・群馬県・東京)から事例発表があり、あわせて意見交換が行われた。

(1)埼玉県/初心者にも参加しやすい探鳥会を目指し
  〜埼玉県支部の新しい取り組みについて
 埼玉県支部より、探鳥会の運営、リーダー研修、初心者には十分な配慮をしてリーダーが対応するための目印としている「しあわせの黄色いリボン」、その他の支部の取り組みが紹介された。

(2)宮崎県/野鳥民族誌の活用/現代風な方法や自然体験の利用
 宮崎県支部より、野鳥に関する俗名・聞きなしなど地域の口承財産の説明を交えて関心を深めるとともに、こうした財産発掘の機会として探鳥会を活用してはどうか、また最近の探鳥会は視覚に頼りすぎる傾向にあるので、五感やゲーム性を取り入れてはどうかという提案が行われた。

(3)群馬県/金山野鳥七福神めぐり〜太田分会の活動〜
 群馬県支部より、群馬県太田市にある金山をフィールドにして毎月探鳥会を行っている太田分会のお正月恒例行事の取り組み「金山野鳥七福神めぐり」が、クイズを交えて紹介された。

(4)東京/探鳥会はディズニーランドだ!〜定例探鳥会のすすめ〜
東京支部より、定例探鳥会は非会員を取り込むのに有効であるとの考えに基づき、その理由と運営の工夫や課題等について説明が行われた。

3.一般の方、特にはじめての方が楽しめる探鳥会とは・・・意見交換
 奥多摩支部や栃木県支部をはじめ各支部から独自の取り組みや工夫点が紹介され、質問や意見交換が行われた。今後も支部ネット通信等を通して各支部の探鳥会について情報共有を図っていくことを確認した。

4.フィールドマナーアンケート実施結果の概要説明
 普及室より、2007年9月に行ったアンケート実施結果の報告が行われ、回答36支部のうち8割にあたる29支部がなんらかの問題を抱えていること、撮影に関する問題や繁殖に影響を与える問題が深刻であることなどが報告された。
(アンケート実施結果の詳細は支部ネット通信2007年11月号をご参照ください。)

●懇親会・探鳥会

1日目会議風景−1
1日目会議風景

1日目会議風景−2
1日目会議風景

2日目会議風景−1
2日目会議風景

2日目会議風景−2
2日目会議風景

(普及室長/小林篤六 会員室長/小林豊)

■事後アンケートの結果報告■

●アンケート概要

 次回により良い会議ができるよう、参加支部に対して事後アンケートをお願いしました。回答を得られたのは25支部で、回答率は75%でした。

(1)全体的評価について
 全体的評価は、どちらかといえば参加してよかったとの回答が大多数を占めていました。

(2)会議名称について
 ブロックでなく支部単位で参加したとの回答が多く、会議の性格も支部連絡会のようなもので、そのような名称が適当と回答が多数を占めていました。

(3)テーマ「一般の方、特に初めての方が楽しめる探鳥会の工夫」について
 「1)非常に有意義であった」が29.2%(7支部)、「2)有意義であった」が58.3%(14支部)、「3)あまり関心をもてなかった」が12.5%(3支部)で、「4)関心をもてなかった」というご回答はありませんでした。 

(4)今後も「探鳥会」をテーマにした意見交換の場があるとよいと思われますか
 「1)強くそう思う」が41.7%(10支部)、「2)まあまあそう思う」が41.7%(10支部)、「3)あまりそう思わない」が16.7%(4支部)で、「4)そう思わない」というご回答はありませんでした。

(5)費用負担について
 遠方支部の旅費負担が課題。分担金制で遠方へ補助、持ち回り開催で負担を分散、本部から参加費補助など回答が分かれました。
 分担金制には反対意見もありました。

(6)開催時期について
 開催希望時期は、12月を希望するという回答が最も多く、次いで多かったのは11月、8〜10月でした。ただし、回答者全員が12月の会議に来られた人であることに留意して回答結果を見る必要があるかもしれません。

(7)会場形態について
 会場形態は、会議宿泊一体型の施設が良いとする回答と、今回と同様に会議と宿泊が別々の施設でも良いとする回答に分かれました。これとは別に費用が安い方がよいとの回答も多くありました。

●アンケートの全回答

 アンケートに寄せられたすべての回答を、要約せずに全文掲載します。ただし記入支部・記入者が特定できる記述の部分のみ、若干変更させていただきました。

1.全体的評価について
参加して良かった、良くなかったなどについて全体的な感想をお聞かせください。

2.会議名称について
今回はブロック代表として参加された支部は無く、またブロック代表の会議らしいため参加支部が減ったとの意見もありました。より多くの支部が参加するのに“全国支部連絡会”のような形がよいのかどうか、ご意見をお聞かせください。

3.他ブロック・支部との交流について
他のブロック・支部との交流も目的にしておりましたが、懇親会時も含め交流が図れたかどうかお聞かせください。

4.1日目の会議内容について
良かった点、悪かった点について、具体的にお聞かせください。

5.2日目の会議の内容について
(1)テーマ「一般の方、特に初めての方が楽しめる探鳥会の工夫」について、ひとつ○をつけてください。
 1)非常に有意義であった(  )
 2)有意義であった(  )
 3)あまり関心をもてなかった(  )
 4)関心をもてなかった(  )
その理由:            

1)非常に有意義であった(7支部)

2)有意義であった(14支部)

3)あまり関心をもてなかった(3支部)

(2)今後も「探鳥会」をテーマにした意見交換の場があるとよいと思われますか。
 1)強くそう思う(  )
 2)まあまあそう思う(  )
 3)あまりそう思わない(  )
 4)そう思わない(  )
理由:

1)強くそう思う(10支部)

2)まあまあそう思う(10支部)

3)あまりそう思わない(4支部)

(3)その他、2日目の会議内容について、良かった点、悪かった点など、具体的にお聞かせください。

6.テーマについて
今回は探鳥会をテーマに時間を取りましたが、同じように時間を取って議論するテーマのご希望をお聞かせください。

7.参加費用について
一定の参加費を集め遠方支部へ分配するなど意見が出ておりましたが、どのような費用負担が良いかお聞かせください。

8.開催時期について
何月頃開催するのが集まりやすいかお聞かせください。

9.会場について
今回は参加費を安くするため会議と宿泊を別の施設にしましたが、今回のような形でよいか、参加費が高くなっても一つの施設で会議と宿泊ができるホテルのようなところがよいか、お聞かせください。

10.支部販売物について
今回一部の支部から販売物のお持ち込みがありました。
次回は持ち込んで売りたいとのご希望があれば、どの様な販売物を想定されているかお教えください。

11.その他のご意見、ご希望などをどうぞ

以上がアンケート回答の全文です。みなさまどうもありがとうございました。

(会員室長/小林豊 普及室/横田智)

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会本部に送付されてきている各地の支部報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会内部の方へ配信しております。
 本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。
 思い起こせば99年の秋、当時の初台の自然保護センターで初回作成から年50回配信で、今回で8年、400号までたどり着きました。

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.400

●2007/12 千葉県
・東京湾内を右往左往するスズガモ
・イヌワシ繁殖率急降下 (10/29 朝日新聞)
●2007/12 石川
・鳴きながら飛ぶヤイロチョウ
●2007/12 滋賀
・2007年タカの渡り 猪子山定点観察結果
・コウモリを観察してみよう
●2007/12-1 京都
・2007年ツバメ塒調査
・2007年タカの渡り調査
・竹筒巣で育つキビタキの雛
・外来種の思想
・ヘラサギ初記録
●2007/12 筑豊
・万年池の整備について市と意見交換
・秋の舳倉島の赤い鳥

●2007/12 千葉県
・東京湾内を右往左往するスズガモ
 スズガモは潜水して二枚貝を捕食し、元は東京湾の富津から観音崎を結ぶ線の内側に広く生息していた。今では千葉県側に約10万羽が越冬し、三番瀬では1万を越す群が採餌するが、今は激減している。海上は昼間、人の動きで追われ、三番瀬に逃げ込んでいる。支部はスズガモの情報を求める。
(千葉県「ほおじろ」NO.320,P2)
・イヌワシ繁殖率急降下 (10/29 朝日新聞)
 環境省が委託調査した東北6県では、昨年、イヌワシは61番から10羽の巣立ちで、岩手県では31番から僅か2羽であった。全国で500〜650羽が生息とみられ、東北6県では繁殖成功率は04年:36%、05年:25%、岩手県では06年:9%、07年:6%となっている。日本イヌワシ研究会によると、全国で80年代に40〜50%の繁殖成功率は04年には18%となり、3割を切れば、個体数は減り続ける。原因は放牧地、若い植林地、伐採跡地等の狩場適地が無くなったと考えられる(岩手県立大学由井正敏教授)。
(千葉県「ほおじろ」NO.320,P12)

●2007/12 石川
・夜鳴きながら飛ぶヤイロチョウ
 6/4、小松市の丘陵部で夜の鳥を調べていると、ヤイロチョウが遠くから鳴きながら、徐々に近付いて来て、上空を3回通過した。
(石川「石川の野鳥」NO.137,P7)

●2007/12 滋賀
・2007年タカの渡り 猪子山定点観察結果
 9/11〜30、10/4〜31、東近江市の猪子山でタカの渡りを調査した。総計はサシバ4,302(最大は9/21の961)、ハチクマ1,027(同、9/19の215)、ノスリ1,512(同、10/11の169)、ハイタカ類229、他265であった。ノスリは11月も渡りは続く。サシバ、ハチクマは白樺峠を通過して翌日、ノスリは2、3日後に当地を通過する。
(滋賀「におのうみ」NO.11,P10〜11)
・コウモリを観察してみよう
 コウモリを観察するに必要なものはバットディテクタで、コウモリが発する超音波を可聴音にする装置である。市街地を一見静かに飛び回るアブラコウモリは超音波で、喚き散らしているのが実感できる。コウモリの塒観察は、悪影響の恐れがあり、保育集団では塒を変えたり、越冬集団に光を当てると、覚醒して体力消耗で死亡する個体も出る。県の7種のコウモリの内、アブラコウモリを除く6種は、塒の大木や餌の減少で絶滅危惧種であり、一晩で体重の1/3〜1/2の昆虫を食べる。
(滋賀「におのうみ」NO.11,P19)

●2007/12-1 京都
・2007年ツバメ塒調査
 7/1〜8/12に宇治川で早朝、塒から飛び出すツバメの個体数を9回、調査した。7/1は数は極めて少なく、7月中旬、宇治川が増水していた時は少なく、7月下旬に大幅に減水した時、数は急激に増加し、最大は8/1の5万8千羽であった。早期は成鳥の比率が高く、その後は少なくなり、8/12には成鳥は5%程度になった。
(京都「そんぐぽすと」NO.149,P9)
・2007年タカの渡り調査
 9/1〜10/31、宇治市の岩間山で調査した。総計でサシバ2,846、ハチクマ564、ノスリ1,663、ハイタカ属204(内43は東行)、その他94であった。サシバは例年の6割程度で、昨年の台湾での5千羽の虐殺が影響しているのか。ハチクマは564羽の内、153羽で成幼識別がされ、成鳥は122(♂55、♀49、不明18)、幼鳥は31で、幼鳥比率は2割で例年より下がった。
(京都「そんぐぽすと」NO.149,P10〜11)
・竹筒巣で育つキビタキの雛
 50年以上前、雪折れの孟宗竹の中にいるキビタキの雛が忘れられず、孟宗竹で巣箱を作った。根元が13cm程の竹を地上2.5mで切り、最上部節の上6cmに切れ目を入れ、前面を切り取り、上部に屋根を付け、底に水抜き用穴を設けた。今年4月、この竹筒の巣箱を40個、広葉樹林に設置した。内19個で巣作りがあり、16巣で産卵、10巣で孵化、6巣から巣立があった。巣材は広葉樹の枯葉を外周に使い、一部に苔がある。巣の内部は細根や獣毛であった。過去10年間で、キビタキ初認日は4/10〜20、巣作り開始は4/29〜5/8、最終産卵後抱卵開始し、12日で孵化、11日で巣立った。巣立後、巣を掃除したら、16日後に同一番が新たな産卵をした。2巣で2番子が孵った。産卵数は最初は5個、2回目は4個が多かった。最終巣立の7/30以降は、雄は囀らなくなる。
(京都「そんぐぽすと」NO.149,P14〜15)
・外来種の思想
 「外来生物種が、日本固有生物種の存続に危機をもたらしている」して、外来種を駆除すべきとの考えは危険である。人間が原因であれば、人間の手で駆除しなければならないとの思想である。ブラックバスは釣ったらその場で殺せ、台湾ザルは混血猿防止のため駆除しろと言うが、人種間での混血でもそれを阻止するのか。これは種と個の対立で、シートン動物記に出てくる動物の主人公を思うと、個の命を優先するのが本来の人間の心と思う。
(京都「そんぐぽすと」NO.149,P16)
・ヘラサギ初記録
 10/7、京都府の日本海の阿蘇海でヘラサギが確認され、撮影された。嘴を左右に振りながら餌を探す仕草はユーモラス。1週間程滞在したが、ヘラサギは京都府初記録と思われる。
(京都「そんぐぽすと」NO.149,P23)

●2007/12 筑豊
・万年池の整備について市と意見交換
 田川市で唯一自然が残されている万年池を、企業誘致で整備し、残り半分を調整池と公園にする計画が出され、支部は田川市に質問書提出、意見交換をした。国交省は河川法で「多自然川づくり」(H17/9改訂)、農水省は「生物多様性政略」(H19/7)を発表しており、田川市もその考えを取り入れる。自然環境調査研究会で専門家の意見を可能な限り聴き、その中で調査を予定する。池を横断する観察路や東屋建設は、観察小屋の発想に変える。
(筑豊「野鳥便り・筑豊」NO.358,P14〜17)
・秋の舳倉島の赤い鳥
 イスカが松毬を食べるのに2つの方法がある。直接、松毬にぶら下り、こじ開けるのと、松毬を木からもいで来て、枝の上で足で掴んで食べるのがある。ハシブトアカゲラの松毬の食べ方は面白い。途中で折れた松の枝に穴を掘り、採った松毬をその穴に固定して、松毬の実を食べる。食べた松毬は穴に残したままであるので、新しく採った松毬をその穴に入れようとしても、うまくいかず、下へ落してしまう間抜けな事をする。
(筑豊「野鳥便り・筑豊」NO.358,P20)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.401

●2007/12 札幌
・カッコウ一斉調査報告
・手稲山口における風力発電について
●2007/10 軽井沢
・怪我をした鳥
●2007/11 軽井沢
・死んだ鳥
●2007/12 兵庫県
・カラスバト、須磨で確認!
・神戸市でタカサゴモズを記録
・センダイムシクイの声
●2007/12 高知
・コアジサシ繁殖地の保護
●2007/12 熊本県
・アオバズクの生態調査
・2007三池島アジサシ類調査について
・三池の保全を考えるシンポジウム
・クロツラヘラサギの越冬状況

●2007/12 札幌
・カッコウ一斉調査報告
 6/6〜12、札幌市を中心に石狩市、北広島市、江別市でカッコウ一斉調査をした。確認数は69羽で、この8年間の札幌市を中心にした平均62.5羽、広域でのこの3年の平均68羽と比して、減少傾向にない。07年の内訳は札幌市東区22、石狩市12、北区11、白石区11、手稲区5、江別市5等で、都心部、西区、南区、豊平区では殆ど見られなくなった。
(札幌「カッコウ」NO.295,P10〜12)
・手稲山口における風力発電について
 9/5、札幌市は同地で風力発電事業者を募集した。支部は10/17、札幌市長に要望書を出した。施設誘致にあたっては、札幌市は鳥類生息に影響を与えないか、調査を十分行い、影響が生じると考えられる場合は事業を中止すること。添付資料:「トリーノ3号」、「風車と野鳥」共に日本野鳥の会編。
(札幌「カッコウ」NO.295,P13)

●2007/10 軽井沢
・怪我をした鳥
 アカエリヒレアシシギは佐久市周辺で秋の渡りで、怪我の個体が確認される。「野の鳥は、野に」の基本理念を思い、その鳥を救う事の意味を考えねばならぬ。自然界では、自然の摂理に任せる事になる。保護したい人の前では、希少生物でなくても、見捨てられない事もある。善意の誘拐での持ち込みは問題である。人に慣れぬよう密閉した段ボールに、爪の掛からない布を敷いて収容する。行政担当に連絡し、指示を受ける。長野県では鳥獣救護を専門に行う施設は無く、ボランティアが対応している。
(軽井沢「野鳥軽井沢」NO.297,P5〜7)

●2007/11 軽井沢
・死んだ鳥
 鳥の死体は、法的には持ち主不在の拾得物であるが、国の天然記念物は許可が無いと移動できないので、撮影しておくと後で役立つ。死体は未知の衛生面の危険が潜むので、手袋を着用すること。温かい死体ではシラミバエと呼ばれる普通のハエよりのんびり飛ぶ寄生虫が飛び出す事があり、このハエは貴重な標本である。
(軽井沢「野鳥軽井沢」NO.298,P4)

●2007/12 兵庫県
・カラスバト、須磨で確認!
 8/16、離宮公園でカラスバトを確認し、翌日、道路の高架に止っているのを撮影した。愛媛県や京都府沖の島に生息しており、かなり漂行する。兵庫県では45年前、神戸市北区で記録があるのみ。山階鳥研の茂田良光氏に同定頂いた。
(兵庫県「コウノトリ」NO.161,P1)
・神戸市でタカサゴモズを記録
 06/10/22〜07/2/4、六甲アイランドで観察した。尾羽が伸長中で、スズメガ科一種の幼虫を食べる一例が確認された。その期間その鳥の鳴声を聞く事は無かった。
(兵庫県「コウノトリ」NO.161,P2〜3)
・センダイムシクイの声
 センダイムシクイの囀りに2種類ある。「ワンパターン型」と「レパートリー豊富型」で、前者は同じ囀りを一本調子で繰り返し、声紋にも全く変化がない。後者は変化に富んだ囀りパターンをいくつか持ち、観察では7分22秒間に65回囀り、10種の囀りパターンが見られた。単に地域による鳴き方の違いではなく、極端に違った型で鳴く個体がいるのは不思議である。
(兵庫県「コウノトリ」NO.161,P10〜11)

●2007/12 高知
・コアジサシ繁殖地の保護
 安芸市伊尾木海岸で数年ぶりに、コアジサシが繁殖活動(確認は3番程)した。同海岸には消波ブロックの製作で車が出入りし、鳥獣保護対策室に相談した結果、卵、雛を移動させるには、絶滅危惧種に対しては環境省の許可が必要で、結局、コアジサシの飛来の4月〜9月、工事のための立入は禁止となり、地元への徹底のため、小学校に協力をお願いし、小学生が描いた看板を掲示し、地区の公民館に文書を配布した。
(高知「しろぺん」NO.253,P1〜3)

●2007/12 熊本県
・アオバズクの生態調査
 熊本県で4年間、アオバズクの現地調査をした。捕食開始は主に19:30〜50にあり、捕えた虫は羽をむしって巣穴に持ち込んでいた。風が吹くと伸びをする事が多いのが分かった。初認日は3年前より41日早く、2年前より14日早まっていた。当地の雄親は外観の特徴から毎年同一個体と思われ、雌親の特徴は異なった。本件は熊本大学での日本鳥学会2007年度大会で奨励賞を受賞した。
(熊本県「野鳥くまもと」NO.248,P13)
・2007三池島アジサシ類調査について
 三池島は1970年に築造され、今年も鳥類、環境調査を5/19〜9/1に7回実施した。5/19:ベニアジサシ先陣14羽、標識灯の足場にハシボソガラスが巣を架けているのを取り払った。6/16:コアジサシ76、同卵9、ベニアジサシ572、同卵421。7/21:コアジサシ53、同卵1、ベニアジサシ527、同雛49、雛死体5、同卵66。8/12:コアジサシ5、繁殖に至らず、ベニアジサシ451、同幼鳥49、同雛2、同卵22、高波で隙間に落下していた26羽を救出、豪州で標識されたものを含み、4羽が死んでいた。9/1:コアジサシ1、ベニアジサシ7、同幼鳥1、同雛1。後1週間で全て渡ってしまうであろう。
(熊本県「野鳥くまもと」NO.248,P14〜15)
・三池の保全を考えるシンポジウム
 9/2、大牟田市で筑後支部と共催で開催した。ベニアジサシは大牟田市民の宝物と選定されている。本部自然保護室古南室長から、「国内では八重山諸島、沖縄島、三池島が3大生息地で、豪州で越冬し、日豪渡り鳥条約対象種に指定された。環境省のレッドデータでは準絶滅危惧種から絶滅危惧種Ⅱ類に悪化し、三池島はIBAに指定されている」。94年、三池島でベニアジサシの繁殖が確認され、国内北限の繁殖地である。今年は150羽の巣立ちがあったが、南西諸島での岩礁での繁殖は、観光開発、波の被害で壊滅状況にある。人工島(三池島)の維持は問題で、豊饒の有明海も取り戻さねばならぬ。
(熊本県「野鳥くまもと」NO.248,P15〜17)
・クロツラヘラサギの越冬状況
 06年秋〜07年、鏡川河口でヘラサギとの区別が難しい個体が越冬した。多摩動物園によると、韓国で両種がペアになったが、産卵は確認できなかった例、天王寺動物園では両種のペアから孵化した個体の嘴はヘラ状でなくトキのようであった例がある。クロツラヘラサギの嘴の長さは♂は180mm以上、♀は170mm程度で、簡易雌雄識別ができる。日本に飛来するクロツラヘラサギは90年代初頭は10羽以下であったが、07/1には190羽で、東アジアで確認された総数も1,760羽となり、この急激な変化は従来の越冬地の消滅によるものかと懸念される。
(熊本県「野鳥くまもと」NO.248,P18〜20)


○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.402

●2007/12 オホーツク
・鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ20周年記念シンポ
●2007/12 盛岡
・アオゲラの巣箱利用の記録
・岩手のイヌワシの現状と課題
●2007/12 いわき
・コアジサシ保護活動10年の軌跡
●2008/1 埼玉県
・シラコバトの生息実態
・2007年冬カモ科調査
・ハジロミズナギドリ
●2008/1 大阪
・大阪のチュウヒを守ろう
・サンショウクイの観察記録
・カラスは換羽の要哉
●2007/12 鹿児島県
・トンボウオッチング
・アカアシカツオドリの観察記録

●2007/12 オホーツク
・鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ20周年記念シンポ
 11/11、鶴居村でのシンポジウムに参加した。地元の小中学生の活動発表があり、兵庫県立コウノトリの郷公園の菊池直樹氏が基調講演をした。コウノトリは昔は水田を荒らすとして、農家は嫌うが、自分の体を使って追い払う程度で、田圃にいる当たり前の鳥であった。人里近くに棲む生き物は、地域住民なくして、保護活動は成り立たない。今やタンチョウも単に保護を訴えるだけでなく、地域住民を含めて、未来像を考える必要がある。
(オホーツク「ばあどこおる」NO.247,P2)

●2007/12 盛岡
・アオゲラの巣箱利用の記録
 庭木にアオゲラが来たので、巣箱を架けてみた。数日後、アオゲラ♀が巣箱に入り、H13/12/6〜H14/3/31、毎日巣箱に入る時刻を記録した。冬至の頃は巣に入るのは16:15頃、3/31には17:50頃であった。朝の飛出しが確認できた時刻は1/29に6:30、3/22は5:46であった。H14年秋、巣箱への塒入り初確認は11/27であった。
(盛岡「山翡翠」NO.312,P3〜4)
・岩手のイヌワシの現状と課題
 6/16〜17の岩手県内3支部の集い(岩手の野鳥を語る会)での講演会より。07年は岩手県内のイヌワシは32番から、巣立ちは過去最低の1羽であった。今年は巣作りさえしないペアが多く、雛への餌はノウサギ4割、ヤマドリ3割、その他蛇等である。巣立ちに至らぬ最大の要因は餌不足で、餌を獲るためオープンスペースが必要で、11年以上の人工林では密で、イヌワシは利用できず、疎開林、若齢人工林が必要である。過疎化で野生動物に良いかと思うが、逆で、ノウサギ、ヤマドリを増やす対策が求められる。その両種は県の狩猟鳥獣から外すべきである。
(盛岡「山翡翠」NO.312,P5〜6)

●2007/12 いわき
・コアジサシ保護活動10年の軌跡
 ふるさと自然環境基金助成で支部は「ようこそふるさといわきへ−コアジサシ繁殖保護活動10年の軌跡−」を出版し11/11、その発表会が開催された。
保護活動の重要性を強調すると共に、広く市民レベルの協力を訴えた。本は350部発行され、各支部にも配布、市内の小中学校にはCDが配布された。好評を受け、沖縄、大阪等から配布要請が来ている。
(いわき「かもめ」NO.87,P2)

●2008/1 埼玉県
・シラコバトの生息実態
 2000〜01年、シラコバトに関し、支部会員の報告、ネットで収集等で計1,361件のデータが集まった。分布は埼玉県東部の約1025km2と飛地の志木市・富士見市と川島町・吉見町での約69km2である。82年の県教育委員会の調査では、採餌場所の畑、水田、空地等の開けた場所、塒となる密な屋敷林が近くにある事、水場の河川、用水路がある事が生息の条件とされる。本調査では鶏舎、豚舎、牛舎も餌場になっており、河川伝いに生息域を広げた事が推測される。分布境界は市街地、広大な森、隠れる林のない広大な水田、河川敷になっており、シラコバトは運動性が劣るとも言われる。
(埼玉県「しらこばと」NO.285,P2〜3)
・2007年冬カモ科調査
 07/1/6〜8、県内30箇所で調査した。結果はオオハクチョウ1、コハクチョウ210、カモ15種、14,535羽で、内訳はマガモ4,796、コガモ2,375、カルガモ1,749、ヒドリガモ1,580、不明カモ2,613等。県平野部では河川、湖沼の殆どが狩猟禁止になり、小規模内水面へ分散し、調査していない100羽未満の越冬地が数多くあると考えられる。
(埼玉県「しらこばと」NO.285,P4)
・ハジロミズナギドリ
 9/7、台風通過長後、川口市でハジロミズナギドリが保護された。本種は豪州東部のロードハウス島とフィリップ島で繁殖し、日豪渡り鳥協定指定種で、太平洋北西部で見られる。内陸への迷行は少なく、1982年に三陸沖、1983年に北海道南東部に記録があるのみで、埼玉県では初記録で、320種目の記録となる。
(埼玉県「しらこばと」NO.285,P5)

●2008/1 大阪
・大阪のチュウヒを守ろう
 支部は05年から堺第7-3区埋立地でチュウヒを調査し、06年に1羽の巣立を確認した。07年は2番の巣作りがあり、1つは繁殖失敗で、もう1つでは6/11、雛3羽(孵化後11日齢、8日齢、5日齢)、7/9に2羽の巣立ちを確認した。11/4、同地での植樹祭で約1200名の参加があり、野鳥観察の指導と、チュウヒ保護とその生息のために、森ではなく草地や湿地を残す事の重要性を呼びかけた。
(大阪「むくどり通信」NO.193,P2)
・サンショウクイの観察記録
 会員から報告があった2000年以降のサンショウクイの情報は4〜5月初と8月中旬〜9月で、繁殖期の記録は無く、大阪では通過するのみで、繁殖しなくなったのか。
(大阪「むくどり通信」NO.193,P3)
・カラスは換羽の要哉
 カラスは概ね5月に入ると換羽が始まる。換羽の初期に拾う羽はP1(初列風切の内側第1羽根)で、これより外に向って最外のP10まで、約4ヶ月で、生え変わる。P1で褐色味が強いものは、前年生れの幼羽が多く、第2暦年では多くは繁殖せず、換羽は繁殖するより2〜3週間早い。♀は換羽開始は遅い傾向で、8月中でも換羽中の個体は、繁殖した♀の可能性が高い。欧州のハシボソガラスの換羽は次列風切は外側S1から内側S6へ、三列風切は5枚の内、下側2枚目T2→3→1→4→5、尾羽は中央から左右外側へとなっている。
(大阪「むくどり通信」NO.193,P5)

●2007/12 鹿児島県
・トンボウオッチング
 トンボの性別は簡単に分る。トンボの交尾は、♂が尾端の把握器で♀の頭(または首)を掴み、2頭がつながって飛ぶ。生殖器は雌雄共、尾端にある。♂はそれから腹部を「つ」の字に曲げ、自分の腹部付根にある副生殖器に精子を移す。元の状態に戻り、今度は♀が腹部を曲げて♂の副生殖器と♀の生殖器を合体させ、輪になった状態で交尾が成立する。腹部に副生殖器があるのが♂で、無いのが♀と言う事になる。
(鹿児島県「るりかけす」NO.116,P7〜9)
・アカアシカツオドリの観察記録
 8/21、フェリーとしま航路上でアカアシカツオドリを観察し、撮影した。平島を諏訪之瀬島に向けて出港し、暫し後、オオミズナギドリとカツオドリの群に遭遇し、その中でアカアシカツオドリが3分程、フェリーを追走した。日本では八重山諸島仲御神島で少数が繁殖し、小笠原諸島、硫黄列島、南西諸島に希に飛来する。鹿児島県では97/1、奄美大島で落鳥1羽が初めて収集され、今回は鹿児島県2例目と思われる。
(鹿児島県「るりかけす」NO.116,P16)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.403

●2007/12 室蘭
・支部の自然保護活動
●2007/12 郡山
・ツバメの塒入り
●2007/12 長野
・タカの渡りと識別(その2)
●2008/1 南富士
・ハクセキレイの電線塒
●2007/12 徳島県
・阿波市にナベヅル飛来!
・フラッグ付きハマシギ越冬中 
・四国横断自動車道の変更に関する公述内容
●2008/1 福岡
・発信器付きクロツラヘラサギ
・片江展望台ハチクマの渡り観察
●2007/3 佐賀県
・油汚染水鳥救護研修会報告その1
●2007/4 佐賀県
・油汚染水鳥救護研修会報告その2
・アホウドリ改名の時期では (2/28 朝日新聞)
●2007/12 長崎県
・キツネとカラス

●2007/12 室蘭
・支部の自然保護活動
 伊達市の丘陵地帯に風力発電10基の計画が進行中で、支部は9〜10月、現地で野鳥データを収集する調査を計10日、実施した。パークゴルフ場建設問題は、長年蓄積した野鳥データが功を奏し、市は見直しを約束した。室蘭市の測量山でのサーチライト放射イベントは主催者との話合いで野鳥の渡りが終る11月末まで実施が延期された。野鳥の会は単なる趣味の会に甘んじているわけにいかない、社会的責任を感じる。後継者、若い人の育成が求められる。
(室蘭「ハヤブサ」NO.109,P3)

●2007/12 郡山
・ツバメの塒入り
 郡山市の五百淵のヨシ原にツバメの集団塒があり、6/26〜10/5、計16回、塒入りを調査した。数は1〜、10〜、100〜、1,000〜、10,000〜の5段階で表示し、天候、照度、日没時刻、出現した野鳥も記録した。結果は塒形成は6月中旬で、9月末まで続く。最多になるのは8月末〜9月初、ツバメが集まり出すのは照度約400Lux、塒入り完了は日没後約16分で、照度は約3Lux、雨の影響は判断できなかった。
(郡山「かっこう」NO.60,P2〜3)

●2007/12 長野
・タカの渡りと識別(その2)
 翼を開き、尾羽を開いたり縮めたりした時、先端が凹んで見えたらまずツミ、尖って見えたらオオタカ、ハイタカは長方形のように真直ぐ見える。これで9割当る。小型のハイタカ属が9月に見えたら、99%はツミで間違いない。ハイタカ属は3〜5回、羽ばたいて滑空するが、渡りの時は異なる。ハチクマは林縁部では翼をV字にして、開かず分りづらい。巣に入る時も、ずっと手前から入るので、巣は簡単には見つからない。クマタカは気温が上がって、山から山へ移動する時、よく見られる。
(長野「野鳥ながの」NO.453,P6〜7)

●2008/1 南富士
・ハクセキレイの電線塒
 交通の多い交差点の電線に、尾を同じ方向に向けて多数のハクセキレイが塒している。明るい場所は「暖かい」に通じる?人通りが多い場所は天敵対策が浮かぶが、これも「暖」に関係している?
(南富士「さえずり」NO.302,P7)

●2007/12 徳島県
・阿波市にナベヅル飛来!
 11/15、阿波市の水田地帯にナベヅル成2、幼1が飛来した。この場所は昨年もナベヅルが飛来し、農家が再飛来を願って、冬水田圃を4枚作っている。11/25現在滞在中。
(徳島県「野鳥徳島」NO.351,P3)
・フラッグ付きハマシギ越冬中
 小松市の冬水田圃にフラッグ付きハマシギ1が滞在中である。山階鳥研によると、中国上海長江沿岸での放鳥と思われ、徳島県では中国からのハマシギは初めてと思われる。吉野川河口干潟にはフラッグ付きハマシギが3羽越冬中で、これはアラスカから飛来した。
(徳島県「野鳥徳島」NO.351,P5)
・四国横断自動車道の変更に関する公述内容
 11/5、支部長を含む支部4名が公聴会で公述した。沖洲海浜の干潟、浅海には、絶滅危惧の底生生物が20種以上、単位面積当りの生物量は周辺の21倍もあり、全国に数箇所にしかないルイスハンミョウ生息地で、野鳥の餌場になっている。沖洲海浜の干潟を最大限残すのはマリンピア沖洲整備手法検討委員会の答申にも沿う。消失する干潟は同面積再生してください。
(徳島県「野鳥徳島」NO.351,P9)

●2008/1 福岡
・発信器付きクロツラヘラサギ
 11/17、今津干潟に背中にアンテナを持つ発信器付きのクロツラヘラサギが確認された。脚のカラーリングよりJ03なる個体で、05年、沖縄県豊見城市でマーキングされ、06年に放鳥された。11/23には沖縄に移動していた。これとは別にJ10なる個体は10/29〜11/30、今津に滞在し、沖縄へ移動した。朝鮮半島から南下した個体は今津干潟を中継し、九州各地へ散らばる。ここ数年、11月の博多湾のクロツラヘラサギは100羽前後に増えている。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.339,P11)
・片江展望台ハチクマの渡り観察
 9/8〜10/8、6:00〜18:00、観察した結果、総計5,206羽、ピークは9/23の998羽、午前中の総計は1,130、午後の総計は4,076羽で12時半〜13時半にその内の1,824羽が集中する。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.339,P15〜16)

●2007/3 佐賀県
・油汚染水鳥救護研修会報告その1
 近年、対馬沖で海鳥の油汚染事故が多く、06年は114件確認している。今回長崎市で環境省、獣医師会共催で研修会があった。鳥は油が体内に入ると潰瘍や出血を起し、羽毛につくと、水面に浮かぶ事や、飛行ができなくなり、空気層が破壊される事で、体温低下で致命傷になる。
(佐賀県「野鳥さが」NO.144,P2)

●2007/4 佐賀県
・油汚染水鳥救護研修会報告その2
 保護された鳥は、洗剤で洗う、食道に管をいれて餌を流し込む、安静のため狭い箱に入れる等で大変なストレスで、簡単に肺炎に罹り、死亡する。水鳥は長く陸にいると、足は泳ぐためが主であるため、体重を支えられず、足に障害が出るので、段ボール箱にネットを張って保護する。体力を回復した個体は早期にプールでリハビリが必要である。プールを出て乾燥、保温、洗浄を繰り返すが、ストレスになるので、油落し作業は手早く行う。
(佐賀県「野鳥さが」NO.145,P5)
・アホウドリ改名の時期では (2/28 朝日新聞)
 日本魚類学会は「バカ」とか「メクラ」とか差別的な言葉を冠した魚の名を改める事を決めた。アホウドリは英語ではアルバトロス、ゴルフをする人はイーグル(鷲)より好きなはずだ。長谷川博東邦大教授はその鳥の名前の由来を子供に聞かれ、話すと、子供たちは本当に悲しい顔になる。仏の詩人ボードレールはアホウドリに憧れ、誌を書いた。上田敏はその誌の中で、アホウドリを「沖の太夫」と訳した。「オキノタユウ」と改名が長谷川氏の予てからの主張で、日本鳥学会も改名を検討してみたらどうか。
(佐賀県「野鳥さが」NO.145,P9)

●2007/12 長崎県
・キツネとカラス
 キツネが顔を上げると、枝にカラスが止まり、美味そうなチーズを咥えていた。キツネは愛想よくカラスに言葉をかけた。「いつ見ても、あなたの美しい羽は黒びろうどのように輝き、全くあなたは森の女王ですよ。あの立派なお声を一つ聞かせてくれませんか」。これを聞くと、自惚れの強いカラスは声をはりあげ、「カァー」と鳴いた。大事なチーズがポトリと落ち、キツネはそれを拾い、せせら笑った。(寓話の世界)
(長崎県「つばさ」NO.248,P10)

(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)

事務局からのお知らせなど

サンクチュアリ室より

■勇払原野の保全に関する要望書を提出■

 当会がIBA保全事業の一環として、ウトナイ湖サンクチュアリを中心に進めているウトナイ湖・勇払原野保全プロジェクト。1月8日、北海道庁で知事宛てに保全事業の核心地域である、弁天沼周辺の土地利用に関する要望書を提出しました。 

●勇払PJとは

 勇払原野は北海道三大原野のひとつとして、釧路湿原、サロベツ原野と並び数えられています。約3万6千haの原野を構成する湿原の面積は過去50年で著しく減少しているものの、残された自然環境は、ラムサール条約登録湿地であるウトナイ湖を含み、水鳥、草原性鳥類、絶滅のおそれのある鳥類の生息地です。
 一方同所では1960年代の高度成長期に、第三次全国総合開発計画の一環として苫小牧東部開発計画がスタートしました。しかしその後の社会情勢の変化により、当初計画の約1万700haの土地の多くが未利用地域として残され、また農地として開拓された場所が放置され原野化し、結果として鳥類の良好な生息地となっています。
 当会はこの優れた鳥類の生息環境を将来にわたって維持していくために、2000年度から当該地域において実施した鳥類調査から社会環境等も考察し、2005年に「ウトナイ湖・勇払原野保全構想報告書」を発行しました。現在はこの保全構想に基づき、特に苫小牧東部開発地域(苫東)内にある弁天沼周辺の保全を中心に、関係者への働きかけを行っています。
 勇払PJの詳細は、以下をご参照ください。
 http://www.wbsj.org/sanctuary/utonai/

●弁天沼周辺の現状

 弁天沼周辺は、苫東内にありながら、絶滅危惧鳥類が25種類も記録される等、豊かな自然環境が残されています。そして安平川をはさんで反対側に位置する、いすず自動車の工場南側の湿性草地(いすず南草地)は、旧安平川の氾濫原だった場所で、絶滅危惧種のシマアオジとチュウヒの繁殖地です。
 2007年4月に安平川河川整備計画検討委員会(北海道主催)では、安平川の洪水防止対策として、下流部の弁天沼周辺の1,500haを遊水地とする計画を合意しました。遊水地の区域は、現在の地形を生かし築堤や掘削等の新たな土地造成をほとんど行わないため、洪水防止と自然環境保全を両立させた、優れた計画といえます。何より、希少種の生息環境が工業開発地域から外れることで、保全の担保となります。
 しかしこの遊水地構想に対し、地元経済界から反対意見が示され、道内部での調整により、チュウヒやシマアオジの繁殖地を含む遊水地区域の大幅縮小が検討されています。

●要望書の内容

 大きく3つあり、まず弁天沼周辺で北海道が策定している遊水地構想に関し、(1)治水効果と原野の環境保全を両立させる計画にすること。(2)遊水地は現在の地形を生かしてできるだけ大面積で、湿地環境を保全すること。そして弁天沼一帯の絶滅危惧鳥類の生息環境を守るために、(3)弁天沼を中心とした低湿地を鳥獣保護区特別保護地区に指定することです。
 要望書の詳細は以下をご参照ください。
  http://www.wbsj.org/press/080108.html

●今後について

 1995年に策定された苫東開発新計画の理念「豊かな自然環境と共生した開発」を名実ともに表すためにも、いすず南草地を含めた一帯を広く遊水地とすることが必要です。この場所で繁殖する絶滅危惧種の野鳥には、生息環境の代替地はありません。工場用地は苫東内に未利用地がたくさんあるのですが。
 要望書の内容が実現すれば、苫東にとっては、他地域には見られない魅力として、企業誘致の大きな付加価値になるでしょう。サミットが北海道で開かれる記念すべき年に、道の英断が期待されます。引き続き、遊水地区域の確保と環境保全について、関係者に働きかけていきます。

3月の弁天沼
3月の弁天沼(ワシ類56羽記録)

弁天沼と周辺草地
上空から見た弁天沼と周辺草地
(弁天沼の右上から左下に安平川が流れる)

要望書の提出
要望書の提出(左が原田チーフレンジャー)

弁天沼地図

(サンクチュアリ室 原田修)

総務室より

■平成19年第3回理事会(12/17)議事録■

 12月17日(月)付けの平成19年度第3回理事会(書面表決理事会)の議事録を以下のとおり掲載します。

●平成19年第3回理事会(臨時)議事録

【日時】平成19年 12月 17日(月) 
【方法】寄附行為第29条第3項に基づく書面表決
【理事現在数】18名
【書面表決理事】(敬称略)18名
海老原 美夫、親泊 素子、佐藤 仁志、鈴木 君子、土屋 正忠、滑志田 隆、樋口 広芳、松田 輝雄、柳生 博、吉田 新、花田 行博、白岩 康夫、河地 辰彦、坂本 宗吏朗、高木 清和、狩野 清貴、真鍋 啓二、松富士 将和
【議案】
第1号議案 野鳥保護区購入の件
【議案の概要】
 シマフクロウの生息地分散と繁殖地保全事業の一環として、北海道日高支庁えりも町内のシマフクロウ生息地について、持田勝郎氏からの寄付により設置した持田プロジェクト特定預金により購入し、「持田野鳥保護区日高第1」(233,217m2)として当会野鳥保護区を設置する。購入金額は16,325,190円である。これは2007年7月および9月に購入し「持田野鳥保護区日高第1」として野鳥保護区設置をした428,818m2に隣接する民有地であり、同保護区の拡張となる。
 書面表決による議決とする理由は、対象地の地権者が早期の契約、入金を希望していることと、平成18年度第四回理事会(H19.2.17開催)において、具体的な購入については、定例理事会もしくは書面表決理事会にて諮る旨の確認を得ていることによる。
【議事録署名人】
 会長からの指名により、海老原美夫理事、松富士将和理事を選任し、両氏もこれを承諾した。
【議事の経過の概要及びその結果】
 上記議案について、書面表決を実施した。
 その結果、12月17日までに書面による回答のあった理事18名のうち、18名の賛成を得たので本議案について、原案どおり承認可決した。

 上記の議事を明らかにするために議事録を作成し、議長及び出席理事の名において記名、捺印する。

平成19年 12月 25日  財団法人 日本野鳥の会

議長 柳生  博
議事録署名人 海老原 美夫
議事録署名人 松富士 将和

(総務室/吉家奈保美)

■次回の理事会と評議員会の日程■

 下記のとおり予定しております。関係各位へは開催通知を既に郵送しております。

●平成19年度第4回理事会(定例)

 日時:2008年2月16日(土)14:30〜17:00(受付14:00より)
 場所:当会西五反田事務所 会議室

●平成19年度第3回評議員会(定例)

 日時:2008年3月8日(土)13:15〜16:00(受付12:45より)
 場所:大崎第一地域センター区民集会所(品川区施設)

(総務室/吉家奈保美)

■新制度対応検討委員会(第2回)が開催■

 公益法人制度改革に伴う当会の対応を検討する「新制度対応検討委員会第2回」が、1月18日、当会西五反田事務所で開催されました。
 主要な議題は、制度改正後の理事や評議員のあり方等に関する一次答申の内容についてで、理事や評議員の定数や選出方法などについて活発な論議が行われ、2月中をめどに一次答申をまとめて、支部等からの意見募集を行うこととなりました。
 一次答申や委員会議事録は、本通信の次号以降に掲載予定です。

(総務室長/原元奈津子)

■「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内■

 次回の支部報取りまとめ発送日は3月11日(火)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、支部ネット通信2007年6月号をご覧下さい。)

送付期日:2008(平成20)年3月10日(月)必着
送付部数:110部
※東京支部におかれましては130部お願いします
※神奈川支部、埼玉県支部、奥多摩支部、千葉県支部におかれましては120部お願いします
※ご事情により必要部数に満たない場合は、総務室にて発送先を調整させていただきます
送付先:〒141-0031東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
  (財)日本野鳥の会総務室 支部報担当宛
本件に関するお問合せ先:03-5436-2620 総務室吉家(きっか)

(総務室/吉家奈保美)

会員室より

■メールマガジンの連絡先など■

●支部情報掲載の連絡先

 先月号で紹介しましたメールマガジン『BIRDFAN Weekly』ですが、情報掲載の連絡先が明記されていないとのご指摘をいただきました。抜け落ちておりまして、誠に申し訳ありません。情報などの連絡先は次のとおりです。担当は小林です。[email protected]
 このメールマガジンには、支部からの野鳥情報やイベント情報なども掲載可能です。東京支部からは、さっそくヤング探鳥会の投稿をいただきまして、2月5日発行号に掲載させていただきました。ありがとうございます。ブログなどを運営されている支部では、その掲載情報を転載する形でも大丈夫です。支部会員や探鳥会参加者の拡大につなげることも考えられますので、どうぞ情報提供のご検討をお願いいたします。

●クリック型と成果報酬型の広告を掲載

 2月5日号より、本格的に広告掲載を始めています。掲載広告は2タイプありまして、一つはクリック型で、メールマガジンの冒頭と末尾に掲載しています。2月5日号の場合、冒頭に「「金運」は最初から90%以上決まって・・・」という広告と「<女性のみなさんへ>3年ごとに15万円・・・」という広告、それに末尾には「ランキング形式で人気の保険がわかる」という広告が載っています。これらは広告のURLがクリックされると、その回数に応じた一定額を当会が広告収入として得ることができます。
 ただし、これらクリック型は、載せる広告を当会で選ぶことができず、様々なジャンルの広告が載せられてしまいます。また1号あたり冒頭に2つ、末尾に1つの計3広告までしか掲載できません。
 もう一つのタイプが成果報酬型広告で、こちらはメールマガジン本文中にあります。2月5日号でしたら、「海外旅行のHIS」や「北海道旨いものづくし」、「アルバム絵本」などがそうです。これらは広告のURLをクリックして買い物されると、その売上に対する一定の額が当会の収入になります。2月5日号掲載の村上康成さんの絵本『こぐまのプディ カヌーでスイーコ』も、掲載るURLをクリックして購入していただくと、一定額が当会の収入となります。
 成果報酬型では当会で広告を選べますので、あまり無関係なのは載せないようにしています。また1号あたりの掲載件数には制限がありませんが、広告ばかりでもいけませんので、あまり多くしてはいません。

●配信のお申し込みは

 読者数はまだ140人ほどです。非会員の読者獲得には読者数を増やすことが重要ですので、支部の皆様もぜひ配信をご登録ください。当会ホームページ『BIRDFAN』サイトからお申し込みいただけます。URLは下記のとおりです。トップページの真ん中ほどに登録フォームが表示されています。支部報などでもご紹介いただければありがたいです。http://www.birdfan.net/

(会員室長/小林豊)

■会員数 前月比で116人減■

●2月1日会員数 44,310人(対前月-116)

  会員数は先月に比べ116人減少、期首(4月1日)に比べると713人減少しました。
  1月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より58人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。この復活者数と入会者数との合計が退会者数よりも少なかったために、前月に比べ116人の会員数減少となりました。
  1月の入会者数は前年同月の入会者数に比べ-39人でした。

表1.1月の入会・退会者数
入会者数 退会者数
個人特別会員 5人 8人
総合会員(おおぞら会員) 49人 86人
本部型会員(青い鳥会員) 41人 35人
支部型会員(赤い鳥会員) 74人 67人
家族会員 39人 70人
合計 208人 266人
年度累計 1,797人

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数

 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。

表2 都道府県別の会員数 (2月1日現在)
都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差
北海道 2,071人 -1人 神奈川県 4,558人 0人 大阪府 2,289人 -15人 福岡県 1,548人 -3人
青森県 327人 -3人 新潟県 470人 0人 兵庫県 1,696人 -2人 佐賀県 207人 -2人
岩手県 446人 -7人 富山県 261人 0人 奈良県 622人 -2人 長崎県 269人 1人
宮城県 602人 -1人 石川県 322人 3人 和歌山県 217人 0人 熊本県 467人 -2人
秋田県 259人 1人 福井県 284人 -1人 鳥取県 218人 -5人 大分県 278人 2人
山形県 214人 0人 山梨県 368人 1人 島根県 160人 0人 宮崎県 299人 2人
福島県 853人 -4人 長野県 1,021人 2人 岡山県 636人 -9人 鹿児島県 432人 -2人
茨城県 1,173人 -2人 岐阜県 668人 3人 広島県 696人 -5人 沖縄県 156人 0人
栃木県 575人 -4人 静岡県 1,630人 -3人 山口県 508人 -5人 その他 108人 -9人
群馬県 916人 -4人 愛知県 1,804人 4人 徳島県 377人 -3人 全国 44,310人 -116人
埼玉県 2,713人 -2人 三重県 525人 -3人 香川県 269人 0人
千葉県 2,262人 -11人 滋賀県 356人 2人 愛媛県 375人 -3人
東京都 6,700人 -26人 京都府 935人 3人 高知県 170人 -1人
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (2月1日現在 )
支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差
小清水 12人 0人 福島 207人 -2人 長野 536人 0人 島根県 173人 1人
オホーツク 225人 -2人 郡山 219人 -1人 軽井沢 252人 -3人 岡山県 621人 -8人
根室 84人 -2人 二本松 53人 0人 諏訪 263人 3人 広島県 662人 -5人
釧路 196人 -1人 白河 75人 0人 木曽 46人 -2人 山口県 518人 -5人
十勝 152人 1人 会津 77人 0人 伊那 91人 -1人 香川県 237人 -2人
旭川 99人 1人 南会津 19人 0人 甲府 256人 0人 徳島県 407人 -4人
滝川 58人 -1人 いわき 143人 -2人 富士山麓 93人 1人 高知 173人 -2人
道北 36人 0人 福島県相双 13人 0人 東富士 58人 1人 愛媛県 360人 -4人
江別 24人 0人 南相馬 20人 0人 沼津 224人 -1人 北九州 416人 -1人
札幌 418人 2人 茨城 1,120人 1人 南富士 270人 -1人 福岡 764人 -3人
小樽 138人 1人 栃木県  548人 -5人 南伊豆 57人 0人 筑豊 224人 0人
苫小牧 224人 1人 群馬県 804人 -5人 静岡 524人 -1人 筑後 184人 -1人
室蘭 169人 -3人 吾妻 96人 0人 遠江 457人 -1人 佐賀県 244人 -2人
函館 78人 -1人 埼玉県 2,246人 3人 愛知県 1,422人 3人 長崎県 273人 1人
道南檜山 69人 1人 千葉県 1,671人 -12人 岐阜県 686人 1人 熊本県 466人 2人
青森県 202人 -2人 東京 4,742人 -19人 三重県 455人 -3人 大分県 279人 1人
弘前 143人 0人 奥多摩 1,046人 0人 奈良 588人 -3人 宮崎県 297人 2人
秋田県 256人 2人 神奈川 3,560人 -13人 和歌山県 223人 0人 鹿児島県 383人 0人
山形県 209人 0人 新潟県 382人 1人 滋賀 321人 1人 八重山 66人 -1人
宮古 113人 -4人 佐渡 25人 0人 京都 972人 6人 やんばる 124人 1人
盛岡 216人 -2人 富山県 230人 -3人 大阪 2,174人 -18人 合計 40,224人 -124人
北上 125人 0人 石川 312人 0人 兵庫県 1,440人 -1人
宮城県 574人 -3人 福井県 277人 -2人 鳥取県 240人 -4人

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/伊野純子)

支部ネット通信 第47号
◆発行
財団法人日本野鳥の会 2008年2月20日
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