No.32 2006年11月号 |
目 次 |
■ブロックの動き 中国・四国ブロック報告 ■第三回理事会(書面表決)概要 ■規程の変更 ■事務局からのお知らせなど 支部探鳥会の集計結果 帝人グループの社会貢献活動に協力 支部報とりまとめ発送 |
フリーマガジン『Toriino』創刊 06年度上期の寄付報告 探鳥会と会員数の関係 あなたの街の図書館などに野鳥誌を 寄付パンフを12月号に同封、DMも 支部での個人情報保護について 会員数 |
10月31日(火)付けで、平成18年度第三回理事会(書面表決理事会)が開催され、結果は以下のとおりとなりました。
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(総務室/吉家奈保美) | ||
10月31日の理事会で改定された「支部規程」を印刷版でお送りしました。既存の規程の改定となりますので、お手数ながら今回改定したものと差替えをお願いいたします。 インターネット版、メール版には掲載していません。 |
(総務室/吉家奈保美) |
■支部探鳥会の集計結果について■ 全国の支部で、一年間に何回の探鳥会が開催され、何人のリーダーの方々が運営に携わり、何人の参加者を迎えているのか。探鳥会活動は会の根幹をなす活動ですが、これまでこうした基本的な情報すら把握されてきていませんでした。 当会の事業報告書では、探鳥会保険の加入人数から割り出した数字を使って報告していますが、探鳥会保険の加入人数は探鳥会開催前の予測人数であり、正確な参加者人数ではありません。普及室では探鳥会による普及活動を考えるとき、これまで把握されてこなかった探鳥会の実態把握をしたうえで支部の方々と議論していく土俵を作っていくことが必要と考えています。 そこで、2004年4月の支部ネット通信にて、全国の支部に探鳥会の実績報告を送っていただくように依頼した結果、同年7月以降いくつかの支部からデータをいただけるようになってきました。今回は、いただいたデータを取りまとめました2004年度と2005年度の支部探鳥会の実績をご報告いたします。 ■結果の概要 ●実施報告を送っていただいた支部 支部での探鳥会の実施結果について、普及室に送っていただいた支部は2004年度が37支部、2005年度は35支部でした。送っていただいた支部の皆様ありがとうございました。 <2004年度にご報告いただいた支部(37支部)> オホーツク支部、旭川支部、滝川支部、室蘭支部、秋田県支部、山形県支部、宮城県支部、福島支部、会津支部、郡山支部、いわき支部、吾妻支部、群馬県支部、埼玉県支部、千葉県支部、東京支部、奥多摩支部、神奈川支部、遠江支部、南富士支部、軽井沢支部、愛知県支部、三重県支部、京都支部、大阪支部、兵庫県支部、岡山県支部、香川県支部、島根県支部、愛媛県支部、北九州支部、福岡支部、筑豊支部、筑後支部、長崎県支部、熊本県支部、宮崎県支部 <2005年度にご報告いただいた支部(35支部)> オホーツク支部、旭川支部、滝川支部、室蘭支部、秋田県支部、山形県支部、宮城県支部、福島支部、郡山支部、白河支部、いわき支部、長野支部、吾妻支部、群馬県支部、埼玉県支部、千葉県支部、東京支部、奥多摩支部、神奈川支部、南富士支部、遠江支部、軽井沢支部、愛知県支部、三重県支部、京都支部、大阪支部、兵庫県支部、岡山県支部、香川県支部、徳島県支部、愛媛県支部、福岡支部、筑後支部、熊本県支部、鹿児島県支部 ●探鳥会の実施回数 2004年度の7月以降に実施された探鳥会の回数は、2004年度が1,228回、2005年度は1,801回という結果になりました。 しかし、その一方で探鳥会保険の加入件数は、2004年度は3,248件、2005年度が3,189件あります。当会の事業報告ではこちらの数字を使用しておりますが、この実績から推測すると、2004年度ではデータの回収率は約4割程度、2005年度では約6割程度だと思われます。今後、もう少しデータの回収率を上げていくように各支部の皆様にご理解とお願いを続けていくことが必要と考えております。 ●探鳥会の参加者数 2004年度7月以降の参加者数は、2004年度が29,097名、2005年度は45,733名でした。その一方で探鳥会保険の加入人数は、2004年度は78,445人、2005年度は90,586人ありました。事業報告書では探鳥皆保険の数字を使用しておりますが、この実績から推測すると、2004年度ではデータの回収率は約4割程度、2005年度は約5割程度だと思われます。 探鳥会1回あたりの平均参加者数は2004年度、2005年度ともに23名でした。また、参加者の会員の割合は2004年度では81%、2005年度では90%でした。ただし、会員と非会員の区別については、2004年度は37支部中10支部、2005年度は35支部中7支部で回収することができなかったため、参考程度にご覧いただければと思います。 ●探鳥会リーダーについて 1回の探鳥会を運営しているリーダーの平均人数は2004年度が1人、2005年度は2人でした。また、リーダー1人当たりが対応している参加者の平均人数は、2004年度は34名、2005年度は26名でした。 この数字からは、仮に探鳥会参加者を10,000人増やそうと考えたら、最低でも約390人のリーダーが必要であるということになります。今回の集計結果は、今後の人材育成の目標人数を考えていくときの根拠にしていきたいと思います。 ■2004年度 支部ごとの結果 2004年度の探鳥会の結果について、支部ごとに一覧表にしてみました。探鳥会の開催数が多い支部の順に並べてあります(表1)。 ●開催回数 2004年度(7月以降)で探鳥会の開催回数が最も多かった支部は、大阪支部の164回でした。続いて以下、上位5番目までの支部は、奥多摩支部の91回、愛知県支部の88回、埼玉県支部の85回、東京支部の79回でした。 一方で、開催回数が一桁だった支部については、念のため平行して支部報での確認を行い、正確な開催回数の把握に努めましたが、会津支部のみ探鳥会の結果が掲載された支部報が手元に無く確認することができませんでした。 ●1回あたりの平均参加者数 1回あたりの平均参加者数が最も多かった支部は、岡山県支部の55名。以下多い順に兵庫県支部、香川県支部が40名、埼玉県支部39人、東京支部36名という結果になりました。 ●探鳥会参加者の会員比率 探鳥会参加者の中で会員が占める割合が低い上位5番目までの支部としては、旭川支部38%、兵庫県支部64%、福岡県支部が68%、オホーツク支部が71%、筑後支部が75%という結果になりました。 ●1回あたりの平均リーダー数 1回の探鳥会の平均リーダー数については、最も多かった支部から順に、埼玉県支部が5.6人、遠江支部が4.9人、東京支部が4.6人、大阪支部が3.5人、神奈川支部が2.9人、という結果になりました。 ●リーダー1人あたりの平均対応人数 リーダー1人が対応する平均参加者数では、最も多かった支部は福島支部の244人、以下吾妻支部の154人、愛媛県支部の103人、郡山支部の91人、岡山県支部の55人という結果になりました。 反対に、平均参加者数が少ない順で見ていくと、大阪支部の5人、遠江支部、長崎県支部の6人、埼玉県支部の7人、東京支部、千葉県支部の8人という結果になりました。 ■2005年度 支部ごとの結果 2005年度の支部ごとの結果です。探鳥会の開催数が多い支部の順に並べてあります(表2)。 ●開催回数 開催回数が最も多かった支部は、大阪支部の274回でした。なんと1週間に5回以上開催している計算になります。以下、上位5番目までの支部としては、東京支部の187回、奥多摩支部の165回、愛知県支部の139回、群馬県支部、埼玉県支部の114回でした。 開催回数の少なかった支部については、2004年度と同様、平行して支部報での確認を行ってみたところ、データがそろっていなかった支部がいくつかありました。 ●1回あたりの平均参加者数 2005年度で1回あたりの平均参加者数が最も多かったのは、岡山県支部の46人、続いて埼玉県支部の43人、香川県支部の36人、東京支部の35人、旭川支部の34人という結果になりました。 ●探鳥会参加者の会員比率 参加者の中で会員が占める割合が低い上位5番目までの支部としては、軽井沢支部(58%)、吾妻支部(64%)、長野支部(66%)、福岡支部(69%)、室蘭支部(69%)という結果になりました。 ●リーダー1人あたりの平均対応人数 リーダー1人が対応する平均参加者数では、最も多かったのは岡山県支部の44人でした。以下、上位5番目までは、香川県支部の36人、鹿児島県支部の31人、南富士支部の24人、秋田県支部の22人という結果になりました。 また、反対にリーダー1人あたりの平均対応人数が少ない支部では、大阪支部の6人、東京支部、埼玉県支部、神奈川支部が7人、山形県支部、吾妻支部が10人という結果になりました。 ■終わりに 今回初めて全国の探鳥会の実施結果を集計させていただき、データの回収状況が十分ではなかったとはいえ、ある程度の支部の探鳥会の状況を垣間見ることができました。 特に、2004年度から2005年度にかけて、参加者の中の会員比率が平均で約8割〜9割を占めていたことは、会員拡大の観点から見ると会員の継続には機能している一方で、現状では新規会員の獲得の場としては機能しにくいということを認識いたしました。 次に、2004年度〜2005年度にかけて、安定してリーダー1人あたりの対応人数が10人以下と低かった大阪支部、埼玉県支部、東京支部、神奈川支部では、リーダー数も多くリーダー育成の仕組みについて貴重な事例が眠っているのではないかと思いました。今後、このあたりのことをぜひ取材させていただきたいと思います。 最後に、今回の結果を踏まえて、さらに正確な状況把握を進めて、探鳥会のあり方について議論していくための基本情報を支部の皆さんに還元していけるよう努力していきたいと思います。 |
(普及室長/箱田敦只) |
■帝人グループの社会貢献活動に協力しています■ 普及室では、法人会員である帝人グループの社会貢献活動の一環として、帝人グループの社員に対して当会支部の探鳥会活動をPRし、支部のボランティアとして探鳥会活動への参加を推進する事業をおこなっております。 対象となる会社は帝人グループ7社で社員約1万人。社員のボランティア参加メニューとしては、「自然と親しむ活動」「里山保全活動」「海外植林活動」があり、このうち当会が協力しているのは「自然と親しむ活動」です。普及室では、社員対象の研修会の実施や社員ボランティアの受け皿となる支部との調整を担当しております。なお、活動への参加は、社員の自由意志によります。 この事業は、帝人グループにとっては、社会貢献活動の一環として社員のボランティア参加の場を創出することになり、当会にとっては支部の新たな人材を発掘する機会となることを期待しています。 ●今年度の事業内容 今年度は、バードウォッチングを体験されたことのない社員の方々に、まずはバードウォッチングの楽しさと意義を知っていただくために、以下の事業を展開しています。 1.社員とその家族向けバードウォッチングイベント 2006年度は、事業の初年度となるため、まずは帝人社員とその家族を対象とした探鳥会を11月〜1月の間に全国6箇所で実施し、探鳥会活動のPRをおこないます。開催地区の選定につきましては、帝人社員が居住する事業所や工場のある地区の中から、社員アンケートにより開催の希望が上がっていた地区を優先して選定されました。開催に当たっては、地元支部の皆さんにご協力をいただいております。 <全国6箇所の開催地> ・松山(愛媛県松山市) ・岐阜(岐阜県安八郡) ・宇都宮(栃木県宇都宮市) ・茨木(大阪府茨木市) ・東京都日野市 ・東京都(三井住友海上ビル) 2.帝人グループ探鳥会リーダー研修会 10月には全国の社員の中から募集した参加者を対象に、探鳥会リーダーの初歩的な研修会を1泊2日で実施しました。ここでは、研修会終了後に全国6箇所で開催するイベントの中でも展開する野鳥解説プログラムをいくつかご紹介、練習し実施できるところまでトレーニングします。 ●支部の人材発掘の機会に 支部の人材不足は、支部共通の悩みだと思いますが、この事業によって支部の新たなボランティアが発掘され、より一層支部活動が活性化することを願っております。 また、今後この事業が帝人社内で定着していくにしたがって、さまざまな場所で活動のメニューが求められる可能性があります。こうしたニーズに応えるために、今後当会支部やサンクチュアリ、野鳥保護区などでさまざまな活動メニューを開発していきたいと思います。 |
(普及室長/箱田敦只) |
■「支部報とりまとめ発送」次回のご案内■ 次回の支部報取りまとめ発送は1月中旬を予定しております。本通信次号12月号で日程等の詳細についてあらためてお知らせいたします。 |
(総務室/吉家奈保美) |
■フリーマガジン『Toriino』創刊 支部でもぜひご活用ください■
編集・製作・発送などの発行経費は、発行の趣旨にご理解くださる企業や団体、個人からの広告とご協賛によりまかなわれます。創刊号も各方面から温かいご支援をいただき発行の運びとなりました。創刊号では、前田真三氏、小島一郎氏、藤原新也氏、岩合光昭氏らの素晴らしい写真を中心に企画しています。表紙デザインはグラフィックデザイナーの小島良平氏(当会顧問)にお願いしました。発行予定日は12月4日です。 このフリーマガジンの配布方法は次のとおりです。
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(会員室/猪沢則子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■06年度上半期の寄付報告■ ●2件の遺贈の合計は約7千6百万円 4月、5月と続いて2件の遺贈をいただき、その合計額は75,968,223円でした。 会員室では、最近の遺贈に関する問い合わせの増加に対応する形で「高額ご寄付、ご遺贈・遺産ご寄付のご案内」という資料を用意し、野鳥誌9月号やホームページを通じて広報に力を入れ始めたところ、9月から11月までに4件の資料請求がありました。今後は、信託銀行などにも協力いただき、認知度を高めていく予定です。 ●前年度より1.5倍の増加 当会への寄付の04年度〜06年度の上期実績の比較をグラフ1に示しました。 ただし、定常的な寄付を比較するために、04年度の野鳥保護区寄付7千3百万円、今年度の野鳥保護区寄付約1千8百万円、遺贈約7千6百万円は、このグラフの集計対象からは省いています。 グラフをみると、昨年度の寄付合計約2千万円に対し、今年度は約3千万円と、1.5倍に伸びています。これは、今年度は「道の駅」イベント企業協賛金約500万円や、新聞広告出稿のための企業協賛金約220万円など、特定の事業への寄付が多かったことが主な理由です。 一般寄付については、会員室取扱分は1千万円程度、他部署取扱分については250万円程度、「野鳥の会カード寄付」は440万円程度と毎年安定した収入となっています。 ●生涯会員や一般寄付で増加、バードメイト減少 次に、会員室で取り扱う寄付の主なものについて、04年度〜06年度の上期実績の比較をグラフ2に示しました。なお、ここでは遺贈など大口のものや特定の事業に対する寄付などは除外しています。 会員室が取り扱う寄付全体では、約180万円の増収となりました。 個別に見ると、生涯会員は昨年度の4名から7名に増加し、寄付金額は2倍以上の約170万円でした(各種活動への寄付に20万円以上の寄付を下さった方の振替を含む)。 また、「一般寄付」については昨年度減少したため、今年は寄付パンフレットに「普及活動への寄付」「自然保護活動への寄付」と記載して寄付金の使途を具体的に広報したところ、大幅に増加の傾向となり、昨年度上期実績の約163%、約300万円となりました。その内訳はグラフ3で示すとおり、自然保護活動への寄付が約56万円(18%)、普及活動への寄付が約17万8千円(6%)、その他(指定なし)が約230万円(76%)で、パンフレットの改善効果があったと考えられます。(グラフ3 ※昨年以前は一般寄付の内訳を分けていなかったので経年変化は表示できません) バードメイト寄付については、昨年度の約570万円に対し87%の約495万円でした。減少の原因を探るために昨年度と今年度で寄付経路の比較をしてみたところ、グラフ4のような結果となりました。野鳥誌に封入したパンフレットからのご寄付はどの号からも減少、特に野鳥5月号に封入したパンフレットからの寄付は昨年度33万7千円に対し4万2千円と、大幅の減少となっています。これは、昨年から行っている野鳥誌5月号を、申し込みのあった一般の方にプレゼントするキャンペーンで、昨年は全国紙を含め18紙に紹介され、申し込み件数が3,561件だったのに対し、今年も17紙に紹介されたものの地方紙が中心で申し込み件数自体1,115件と少なかったことがひとつの原因として考えられます。野鳥誌の4月、8月号からの減少については、詳細な分析は現時点ではまだできていませんが、寄付パンフレットを同封した野鳥誌2号分の送付数が05年度の66,482部から06年度の63,952部に減少していることから、こちらも送付数自体の減少が関係している可能性があります。 一方、バードショップカタログ春夏号への封入パンフレットによる寄付は増加しています。発送数自体は05年度の51,451部に対し、06年度は42,980部と少なくなっていますが、昨年度秋冬号を発送した際、単純に発送数を多くするより商品の購入歴のある方などに絞り込み、確度を高めた方が購入率、寄付率が高くなったという結果がありましたので、引き続き絞り込み発送を行った結果、前年度より寄付が増えたということが考えられます。 下期も三宅島関係のイベントや、その他予定されているイベントなどで積極的に宣伝を行い、上期減少の挽回に努めたいと思います。 募金箱寄付では、昨年全国500を超える店舗に設置してくださった企業から、5月、9月にそれぞれ約20万円の募金をいただいたことなどで、合計528,047円となり、昨年度の約8倍の増収となりました。今後もあらゆる機会で、大口設置の協力を求めていくことが目標です。 オリコカード寄付では、ここ3年間とも安定した収入を保っていることから、新入会者へのカード申込パンフレットの送付を引き続き行うとともに、さらに積極的に紹介、申し込みへの呼びかけを行っていくことで、紹介手数料・ロイヤリティともに増収していく考えです。なお、グラフ3には掲載していませんが、ホームページ寄付(オンラインでの一般寄付)は昨年度上期には実績0だったのに対し、今年度は3万3千円の寄付がありました。下期に入った現在、すでに15万円の寄付をいただいています。 下期も失速することのないよう、それぞれの寄付の増加に力を入れていきたいと思います。 |
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(会員室/吉倉浩子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■探鳥会と会員数の関係 探鳥会が多ければ会員数は....
■ 日本の人口に当会会員が占める割合は、06年4月1日時点で0.036%でした。この全国平均より会員割合が高いのは15都道府県。第1位は東京都の0.057%、第2位は神奈川県の0.055%。そして第3位は四国・徳島県の0.051%です。0.05%以上を占めたのはこの3都県しかありません。平成17年度国勢調査によると、東京都の人口は1,260万人、神奈川県は880万人、徳島県では80万人。会員数でも東京都7,109人、神奈川県4,822人ですが徳島県は414人(各06年4月1日時点)と、神奈川と徳島では10倍違います。 どうして徳島ではこのような高率が維持できているのか? かねてより不思議に思っていたので、今回、徳島での中四国のブロック交流会に合わせて、徳島県支部の探鳥会に参加させていただき、お話を伺ってきました。 ●徳島では月例探鳥会が6回 お邪魔したのは10月28日、徳島市の中心部から車で30〜40分ほどの距離にある「大麻山」の探鳥会です。山麓の大麻比古神社に8時集合で、境内から裏手の農耕地、大麻山の山腹を登り、2時間ほどで神社に戻るコース。参加者は毎回20〜30人ほどとのこと。この日見られた種数は23種でした。 探鳥会の内容はオーソドックスで、おそらくたいていの支部の探鳥会とあまり違いはなく、何か特別な工夫を感じることはありませんでした。ただ幹事の方のお話で印象に残ったのは、月例探鳥会の回数。県内各地で毎月6回やられているとのことで、参加者が少なくても地道に継続する方針とのことです。東京支部の月例探鳥会は10回、神奈川支部では5回(それぞれ支部報で「月例」、「定例」と紹介されている探鳥会の回数)ですから、徳島の6回は支部の規模からしてかなりのものです。 月例探鳥会が会員数に影響するとのお話は、以前に出席させていただいた九州ブロックの運営協議会でも伺ったことがありました。果たして探鳥会と会員数は関係するのか? 早速、分析を試みました。 ●探鳥会回数と人口比は比例関係 支部の探鳥会回数が正確に把握できていないことは、今号で普及室より報告している「支部探鳥会の実施結果について」のとおりです。そのため、まずこの普及室報告を元に分析をしてみました。 対象となった探鳥会は、05年度分をご報告いただいた35支部の1,801回です。支部数からすると、35%ほどしか対象になっていませんので、限定的な分析であることにご留意ください。 まず支部毎に探鳥会回数と会員数の伸び率を比較してみました。探鳥会は05年度の回数ですが、会員数では04年度と05年度の両方の伸び率を用いています。結果はグラフ1のとおり、はっきりした関係は分かりませんでした。 次に、都道府県別に探鳥会の回数と会員数の人口比を比較しました。複数の支部がある都道府県では全支部の報告が揃っていないところ除き、また324回の東京都と247回の大阪府は他に比べ格段に多いためこの2つも除いて、150回以下の17府県を比較に用いています。結果はグラフ2のとおり、ばらつきはあるものの探鳥会回数が多いほど人口比も高くなる傾向が見られました。
月例探鳥会との関係は次号でご報告します。どのような結果が出るかご期待ください。(月例の回数は探鳥会保険の月々の申し込みデータから探さないといけないため間に合いませんでした...) |
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(会員室長/小林豊) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■あなたの街の図書館や自然観察施設に野鳥誌を!■ 野鳥誌を置いている図書館や博物館、自然観察施設などは、現在全国に約160か所ありますが、多くの方に野鳥誌をご覧いただくため、よりたくさんの施設に野鳥誌を置いていただきたいと考えています。既に全国の都道府県立図書館など一部の施設にDMを送付するなどの取り組みを行っていますが、経費面から全ての施設にDMを送ることは難しい状況です。もし野鳥誌を置いていただけそうな施設をご存じでしたら、会員室に紹介していただけないでしょうか。その施設宛に、見本誌とご案内をお送りいたします。 また、施設をご利用の皆さまの生の声も効果的と考えられます。もしお近くの施設にリクエストコーナーなどがございましたら、野鳥誌を置いてもらえるようリクエストしていただけないでしょうか。 なお、野鳥誌を毎月お送りする施設には「青い鳥会員」として登録していただき、年会費5000円をお支払いいただいています。公共施設などで会員としての登録が難しい場合は、特例として「頒布代」年間5000円を納めていただくことで対応することも可能です。 皆様のご協力、お待ちしております。 本件についてのお問い合わせ: 伊野(03-5358-3511 [email protected]) |
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(会員室/伊野純子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■寄付パンフレットを野鳥誌12月号に同封 寄付・入会DMを発送 ■ 会員室では毎年末、日頃ご支援いただいている皆さまへご寄付の呼びかけを行っております。昨年度は野鳥誌12月号に寄付パンフレットを同封しご協力をお願いしたほか、個人特別会員の方やご寄付をいただいた実績のある方には個別にDMをお送りし、これらの呼びかけを通じて昨年度末までにいただいたご寄付の合計は3,536,143円でした。 今年度も同様に、野鳥誌12月号への寄付パンフレット同封と個人特別会員や寄付実績のある方計約7,000名へのDM送付を行います。DMは昨年同様、ノベルティグッズを封入するほか、封筒にデザインを施して開封率を高めるなどの工夫を行う予定です。 また今回、上記の寄付DMと同時に入会促進のDMも発送いたします。こちらの入会促進DMでは、会員/支援者管理システムを活用し、過去に退会された方の中から3年以上前の退会や以前にDMをお送りしていない、などの条件で絞込みをかけた約9,000名、および過去にイベント等に参加されたがまだDMをお送りしていない方約14,000名にお送りする予定です。上記の寄付DMと共通のデザイン封筒を使い同時に発送すること、またこのDMをみて入会された方に「新・山野の鳥」プレゼントを行うことで開封率やレスポンスの向上とコストの削減をねらっています。 これらのDMは12月中旬に発送予定です。 |
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(会員室/齋藤英一郎・吉倉浩子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■支部での個人情報保護について■ 2005年4月1日より、個人情報保護法が全面施行されており、5千人以上の名簿を保有する事業者は、この法律により「個人情報取扱事業者」として個人情報保護の義務を負っています。当会もこの「個人情報取扱事業者」に該当するため、施行にあわせて対応を行ったほか、その後も随時改善をすすめております。 本通信の2005年2月号でお伝えしましたが、特に支部で留意いただきたい点について、以下改めてお知らせします。 ●合計5千人以上の名簿があれば ・支部でも5千人以上の名簿を保有していれば「個人情報取扱事業者」となります。 ・支部会員だけではなく、退会者や商品購入者、イベント参加者などすべてが対象となり、この合計が5千人を超えているかどうかで決まります。 ●5千人以下でも注意が必要 ・5千人以下なら法律の対象にはなりませんが、しかし最近の風潮から、個人情報の漏洩や目的外使用があると管理体制を問われたり、マスコミに取り上げられたりする可能性があります。 ・最近では個人情報の流出が報道されることも珍しくはありませんが、これらは実際には法律に違反していないレベルであっても、流出したということで報道されている場合もあります。 ・5千人以下の名簿しか保有していなくても、個人情報の取扱には十分な注意が必要といえるでしょう。 ●個人情報の漏洩を防ぐには 個人情報の漏洩や流出の多くは、うっかり置き忘れたり、偶然、盗難に遭ってしまうことが原因と言われています。こうしたことに注意すれば、個人情報の漏洩をかなり防ぐことができます。
・漏洩や流出の次に問題になりやすいのは、個人情報の目的外使用と思われます。相手にとってよかれと思う行為でも、事前に告知した以外の目的に個人情報を利用すると問題となるおそれがあります。 ・例えば、一般向け探鳥会の受付時に名前と住所を書いてもらい、後日、その人に室内例会の案内を送るとします。これは、個人情報の目的外使用として問題にされかねません。 ・後から行事案内などを送りたいと思われている場合は、例えば受付名簿に「ご記入いただいた方には後日支部から行事案内などをお送りすることがあります」と明記しておくなどして、必ずその旨を相手に通知することにしましょう。 |
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(会員室/吉倉浩子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■会員数■
●11月1日会員数 45,501人(対前月−77) 1年3ヶ月連続して会員数がマイナスとなり、先月に比べ77人の会員数減少となりました。 10月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より89人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。この復活者数を入会者数に加えても、退会者数が多かったために、前月に比べて77人の会員数減少という結果になりました。 10月の入会者数は前年同月の入会者数に比べ-5人でした。
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■都道府県および支部別会員数■ 都道府県別の会員数の合計45,791人には野鳥誌の贈呈数も含まれており、野鳥誌贈呈数290を引いた数が公称会員数となります。 表2 都道府県別の会員数 (11月1日現在)
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (11月1日現在)
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(会員室/伊野純子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
先月は中四国ブロックにお邪魔しました。支部の探鳥会にも参加させていただき、徳島県支部のみなさんにはお世話になりました。ありがとうございました。 ●投稿お待ちします ご投稿はメールでお受けしております。特に締め切りはありませんが、月の前半にお送りいただければ、その月の号に掲載可能です。 本通信のバックナンバーは、ホームページから閲覧できます。URLは以下のとおりです。 http://www.wbsj.org/info/shibu/net/ ●電子メール配信 本通信は電子メールでもお送りしています。電子メール配信のお申し込みは、下記のメールアドレスまでお気軽にどうぞ。 |
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(会員室長/小林豊) | |
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