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行動圏 |
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カワウの一日の行動圏は広く、コロニー(集団営巣地)やねぐらから50km程度離れたところまで採食に行くこともあるという報告がある。関東では、ねぐらの分布及び個体数調査から、カワウが季節的に内陸と沿岸を移動していることがわかっている。また、カラーリングによる標識調査や送信機を装着して個体の移動を衛星から追跡する調査によって、実際にカワウが広い行動圏を持つことが分かってきている。
このように広域に移動するカワウの保護管理を考える場合には、対象となるねぐらやコロニーのカワウがどのような行動圏を持っているのか把握しておかなければ、効果的な対策は実施できない。 |
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