目次 |
■プレスリリース バードウィークで130種類の野鳥を確認 シマフクロウの森を育てるプロジェクト着手 ■2008年度の会員数報告 2008年度会員数報告 ■支部の動き 西表支部と石垣島支部が設立 |
■事務局からのお知らせなど カンムリウミスズメ 過去最高の383羽! 「密猟防止のための識別研修会」参加者募集 DVD「バードウォッチング入門」完成 新商品『野鳥観察ブラインド「RAIN」』 理事会および評議員会が開催されました 「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内 会員数 |
発表した内容は、下記のとおりです。なお、当会の一般的な説明などについては省いています。
このプレスリリースの全文と写真は、当会ホームページからご覧いただけます。
http://www.wbsj.org/press/090511.html
バードウィーク(愛鳥週間)初日の5月10日、日本全国で開催された探鳥会で、130種の野鳥が観察されました
2009.05.15
(財)日本野鳥の会(東京、会長:柳生博、会員・サポーター数約5万人)は、バードウィークの日曜日・5月10日に全国一斉探鳥会を行いました。各地の日本野鳥の会の支部が、全国56箇所で、初めての方にも気軽に野鳥や自然に親しんでいただこうとバードウォッチング・イベント“探鳥会”を開催しました。
この日に観察された野鳥は、130種と、この季節に見られる日本の野鳥(約500種)の4分の1以上にのぼりました。
●バードウィーク(愛鳥週間)の一日に日本全国で130種類の野鳥が確認されました
バードウィークの初日5月10日(日)に、日本野鳥の会では、全国各地の支部(全88支部中、26支部・56箇所)で、一斉探鳥会を実施しました。当日は、全国的に天候に恵まれ、バードウォッチング日和となり、大人から子供まで多くの方がバードウォッチングを楽しみました。その日に全国で確認された野鳥の種類は、130種と、この季節に日本で観察できる野鳥約500種の四分の一以上にあたります。探鳥会1回あたりで確認できた野鳥の平均種数は、28.0種でしたが、九州と北海道では見られる野鳥が異なります。(参考資料参照)この比較から、南北に長く気候や環境が多様な日本では、同じ季節でも地域によって見られる野鳥の種が異なり、バードウィークの1日だけでも様々な野鳥の姿が楽しめることがわかります。
●バードウィーク(愛鳥週間5月10日〜16日)について
野鳥と親しみ、野鳥を通じて自然を大切にする心をはぐくむために設けられた一週間で、1894年アメリカのペンシルバニア州で4月10日を「バードデー」としたことが始まりです。日本では戦後間もない1947年4月10日に第一回「バードデー」が実施され、各地で野鳥と親しむイベントなどが開催されるようになりました。その後、北海道など北国では4月上旬にまだ雪が残っていること、より多くの方に親しんでもらうことを考慮し、期間を5月10日から16日までの「バードウィーク」と改めました。
(参考資料) 5月10日(バードウィークの日曜日)に日本全国で確認された野鳥130種類
アオアシシギ、アオゲラ、アオサギ、アオジ、アオバト、アカゲラ、アカショウビン、アカハラ、アマサギ、イカル、イスカ、イソシギ、イソヒヨドリ、イワツバメ、ウグイス、ウソ、ウミウ、ウミネコ、エゾセンニュウ、エゾビタキ、エゾムシクイ、エナガ、オオセグロカモメ、オオソリハシシギ、オオタカ、オオバン、オオヨシキリ、オオルリ、オシドリ、オナガ、オナガガモ、オバシギ、カイツブリ、カケス、カモメ、カルガモ、カワアイサ、カワウ、カワガラス、カワセミ、カワラヒワ、カンムリカイツブリ、キアシシギ、キジ、キジバト、キセキレイ、キビタキ、クマタカ、クロガモ、クロツグミ、ケリ、コアジサシ、ゴイサギ、コガモ、コガラ、コゲラ、コサギ、コサメビタキ、ゴジュウカラ、コジュケイ、コチドリ、コマドリ、コムクドリ、コルリ、ササゴイ、サシバ、サメビタキ、サルハマシギ、サンコウチョウ、サンショウクイ、シジュウカラ、シメ、ジュウイチ、シロチドリ、スズガモ、スズメ、セグロセキレイ、セッカ、センダイムシクイ、ソリハシシギ、ダイサギ、タシギ、チュウシャクシギ、チョウゲンボウ、ツグミ、ツツドリ、ツバメ、ツバメチドリ、ジョウビタキ、トウネン、トビ、トラツグミ、ニュウナイスズメ、ノスリ、ノビタキ、ハイタカ、ハクセキレイ、ハシビロガモ、ハシブトガラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ハチクマ、ハマシギ、ハヤブサ、バン、ヒガラ、ヒドリガモ、ヒバリ、ヒヨドリ、ビンズイ、フクロウ、ホオジロ、マガモ、マヒワ、マミジロ、マミチャジナイ、ミサゴ、ミソサザイ、ミユビシギ、ムギマギ、ムクドリ、メジロ、メダイチドリ、メボソムシクイ、モズ、ヤブサメ、ヤマガラ、ヤマゲラ、ユリカモメ、ルリビタキ
このプレスリリースの全文と写真は、当会ホームページからご覧いただけます。
http://www.wbsj.org/press/090527.html
日本野鳥の会が、生物多様性保全と希少種保護、地球温暖化対策の3つを同時に国内で実現する「The forest of the fish owl シマフクロウの森を育てよう!」プロジェクトに着手しました
2009.05.27
●プロジェクト名
The forest of the fish owl シマフクロウの森を育てよう!
●プロジェクトの目的
絶滅危惧IA類のシマフクロウ[学名:Ketupa blakistoni]は、北海道および北方領土などに生息しています。近年、森林伐採による営巣木の減少等により著しく個体数を減らしており、国内では北海道東部に約130羽が生息するだけとなっています。
当プロジェクトは、シマフクロウの生息地である北海道東部で日本野鳥の会が所有する野鳥保護区に原生的自然環境を復元することにより、生物多様性と植樹による森林炭素吸収量【カーボンオフセット】を実現する森林再生・保全型の事業です。
このプロジェクトにより、「生物多様性保全」+「種の保護」+「炭素吸収量」のトリプル・ベネフィットが日本国内で実現できます。
●プロジェクトの実施主体
主催:財団法人日本野鳥の会(会長:柳生博)
後援:環境プランニング学会
(会長:山本良一(東京大学教授) http://www.kankyo-planning.org/)
プランニング・支援:太豊商事株式会社
(代表取締役:太田豊彦 http://www.taiho.ne.jp)
●プロジェクトの概要
【事業用地】
北海道根室市の「日本野鳥の会 渡邊野鳥保護区ソウサンベツ」(わたなべやちょうほごく)で実施します。
ここは、法的指定がなされていない湿原と山林を渡邊玲子氏からのご寄付を元に2002年に日本野鳥の会が買い取った場所です。面積は368haで日本野鳥の会の野鳥保護区としては最大、国内の民間設置保護区としても最大級です。タンチョウ1つがいが繁殖、隣接地では2つがいが繁殖し、自然採食地としても利用されていますが、シマフクロウは生息していません。
【事業内容】
この「渡邊野鳥保護区ソウサンベツ」の中で保護区化前に伐採され、そのままササ原などになってしまっている1,375m2に、ミズナラ、ハルニレ、ヤチダモ等の広葉樹の3〜5年生幼樹を面積1,000m2あたり約500本の植栽率で植樹を行います。
植樹後の5年間は、ササに覆われたりシカに食べられないようになどの管理作業を行います。そしてその後は、日本野鳥の会が存続し非常に大きな方針の転換がない限り、その森を維持管理し続けることになります。
【事業効果】
○生物多様性保全と希少種保護
植樹後約10年で小鳥のアオジが巣をかけるようになります。50年後にはシジュウカラが巣をかけ、ネズミやリスなども生息するようになり、エゾフクロウが狩り場として使うようになります。100年後には50cm位の太さに木が育ち、シマフクロウが生息するようになります。
○炭素吸収(貯蔵量)
ミズナラ、ハルニレ、ヤチダモ等の天然林広葉樹では、一般的に年間約5t/haのCO2を吸収します。当事業地の1,375m2では、60年生の広葉樹で、約36t-CO2の炭素吸収(固定)が見込まれます。
【今後の展開】
今年、秋以降は事業用地を増やし、植樹だけでなく除間伐なども加えたプロジェクト展開を計画しています。
●協賛募集
【募集内容】
・このプロジェクトに協賛していただける企業、団体、個人を募集しています。
・協賛金額は、事業用地の1,375m2を8区画に分け、1区画(約170m2)あたり40万円です。
・1区画あたり、ミズナラ、ハルニレ等を100本植樹します。
【協賛特典】
・植樹証明書を発行します。
・協賛いただくと、企業のCSR報告書等に当プロジェクトの効果を記載できます。
・1区画あたりの炭素吸収(固定)量は、約4.5t(t-CO2)/170m2です。
●入会者も減少し厳しい状況
2008年度の新入会者数は1,845人、退会者数は3,397人でした。2009年4月1日時点の会員数は42,791人となりました。
グラフ1は1991年以降の期首会員数と、前年差を示したものです。依然会員の減少が続いておりまして、07年度には縮まった前年差もまた開きが大きくなってしまいました。この原因は入会者数の減少です(表2)。年間の入会者数が2千人を割るのは近年にはなく、会員拡大では寄り厳しい状況になってきたと思われます。
●地域別会員数−伸び率最大は新潟県
都道府県別の会員数の増減傾向を対前年の伸び率の高い県から順に表1に示しました。08年度の伸び率が最も高いものは新潟県の1.06%、続いて熊本県の0.43%でした。全体では−3.17%となりました。
07年度は第1位が岐阜県の2.98%、第2位が栃木県でしたが、08年度ではどちらも10位以内には入っていません。最近3年間でも、3年連続で10位以内の都道府県はありませんでした。また上位の伸び率も年々小さくなってきています(表2)
次に都道府県の人口に対してその会員数がどれくらいの割合かを表3に示しました。用いた人口は、総務省統計局が出している2007年10月1日現在の人口推計値です。全国平均は、0.033%と昨年の0.034%よりも0.001ポイント減少しました。
最近3年間では、上位の10都県はほとんど入れ替わりがありません(表4)。
●支部別会員数−北海道勢が上位を占める
支部の会員数の増減傾向を対前年の伸び率の高い順に表5に示しました。会員数が増加した支部は、07年度の24支部より3支部減少し21支部となりました。上位10支部のうち6支部を、北海道ブロック内の支部が占めました。支部会員の全体の伸び率は−3.57%で、07年度の−2.61%、06年度の−2.88%より悪化しました。
最近3年間では、小清水支部、オホーツク支部、佐渡支部が3年連続で10位以内になりました(表6)。小規模な支部の方が伸び率で効果が出やすいという面もあるかと思います。
●会員種別−引き続き支部型・本部型へ
グラフ3は会員種別の比率の推移を示しています。依然として総合会員(おおぞら会員)の比率は年々下がり、支部型(赤い鳥会員)と本部型(青い鳥)の比率が高くなってきています。1年前と比較すると総合会員は41.4%から40.8%と減少し、支部型は20.8%から21.3%、本部型は11.6%から11.9%と増加しています。
グラフ中の「その他」は、法人特別会員、名誉会員、生涯会員、購読会員の合計です。
沖縄県の八重山地方には1983年に日本野鳥の会八重山支部が設立され、様々な活動が行われてきました
が、残念なことにこの八重山支部は2008年9月に認定取り消しとなってしまいました。そこで2008年10月より地元の会員有志の皆さんが準備を進められまして、このほど新たな支部が設立されますのでご報告します。
これによりまして、支部総数は90支部となります。
●西表支部
【設立準備委員会】
衣斐継一氏を委員長として2008年12月に準備委員会が結成され、会員募集や規約案作り、役員候補の検討などの設立準備が進められました。入会希望者は、地元の竹富町を初め九州各地からも集まり27名となって、2009年4月10日付けで財団会長宛に認定申請が行われました。
【認定承認】
2009年5月30日に開催された財団の平成21年度第1回理事会で、西表支部の認定申請が審議されました。その結果、異議無く西表支部が認定されました。
【設立総会】
6月14日の9時より西表島船浮において記念探鳥会、13時30分より西表島の浦内公民館において設立総会が開催される予定です。
●石垣島支部
【設立準備委員会】
宮良祐成氏を委員長として2008年11月29日に準備委員会が結成され、会員募集や規約案作り、役員候補の検討などの設立準備が進められました。入会希望者は石垣市を中心に46名集まり、2009年5月14日付けで財団会長宛に認定申請が行われました。
【認定承認】
2009年5月30日に開催された財団の平成21年度第1回理事会で、石垣島支部の認定申請が審議されました。その結果、異議無く石垣島が認定されました。
【設立総会】
6月1日の14時より、石垣市内の環境省国際サンゴ礁保護研究・モニタリングセンターの会議室において、設立総会が開催されました。24名の出席者があり、規約案の承認、宮良祐成支部長以下、佐野清貴副支部長、小林孝事務局長などの役員の選出、アカハラダカの渡り観察会など行事や支部報発行などの事業計画と予算案が承認され、石垣島支部が発足しました。
この設立総会には、財団から会員室長の小林が出席しました。また来賓として石垣市より小浜企画調整室長が出席され、石垣市長からの挨拶を代読されました。報道各社の取材もありまして、八重山毎日新聞の掲載記事は以下のURLからご覧いただけます。
http://www.y-mainichi.co.jp:80/news/13743/
(会員室長/小林豊)
創立75周年を機に、今年から着手したカンムリウミスズメの保護プロジェクト。先月号では4月の調査結果を報告しましたが、引き続き5月の調査結果を報告します。
繁殖期の調査は、伊豆諸島・三宅島で当会レンジャーが常駐しているアカコッコ館を中心に行っています。調査内容は洋上での個体数調査と繁殖地での営巣調査で、調査範囲は伊豆諸島の三宅島周辺海域と神津島周辺海域です。調査員はアカコッコ館のレンジャーをはじめ、通常業務では鳥の調査などに関わらない事務所の職員も研修的な意味で多く参加しているも特色です。
さて、先月は三宅島と神津島の両方で営巣を確認することができ、三宅島での確認は15年ぶりとご報告しましたが、今月は三宅島海域と神津島海域の両方で幼鳥を連れた家族を確認することができました。これも三宅島海域では15年ぶりのことです。これにより営巣確認とあわせて、三宅島、神津島の周辺でカンムリウミスズメが確実に繁殖していることがわかりました。幼鳥は2羽または1羽で、2羽の成鳥に守られるように洋上を移動していました。巣立ちからの日数ははっきり分かりませんが、さほど長い日数が経っているとは思えませんでした。
また洋上での個体数調査では、三宅島海域で5月12日に383羽を記録することができました。これは当会が三宅島海域で組織的に調査を始めた1995年以来、最高の記録数です。この日は、“調査船の周囲に無数にカンムリウミスズメがいる”というような感じで、数え落とした群れがかなりあります。ダブルカウントを避けるため調査船は一定のコースで速度を変えずに進むようにしていますので、少し離れた波間にいる群れは、いることは分かってもカウントできる距離に近づかない、あるいは他の群れをカウントしている間に距離が開いてカウントできないということが発生してしまいます。またコースを変えるとき、例えば北向きに進んでいたのを折り返して南に進むときも、北行コースとのダブルカウントを避けるため一旦東に1km進んで転舵し南行コースに入るということをします。このため調査海域のすべての鳥を観察することはできなくなりますが、ダブルカウントのリスクをかなり下げられますので、この調査日には少なくとも383羽はいたことが確実なデータとなります。
5月調査の詳細は下記のとおりです。繁殖期の調査はこれで終了となり、総括的な報告はまた改めて掲載させていただきます。
●繁殖地での営巣調査
(1)三宅島
5月は実施せず
(2)神津島
場所:神津島の東側に位置する小島祇苗島(タダナエジマ)
方法:チャーター漁船から上陸し、岩の隙間などを目視で探す
調査員:サンクチュアリ室長葉山、事務所職員1名
実施日:5月19日
結果:4月に抱卵していた巣2カ所の内、1カ所で卵の殻らしいものを観察
もう1カ所では何も観察できなかった
他に巣らしいものは見つからなかった
●洋上の個体数調査
(1)三宅島
海域:三宅島西側の三本岳にかけてと三宅島南側の海域
方法:チャーター漁船でカンムリウミスズメが集まっていそうな海面を航行しながら、目視した個体をカウント(ダブルカウントを避けるよう航行コースをとる)
調査員:アカコッコ館チーフレンジャー篠木、他レンジャー1名、事務所職員9名、学生ボランティア2名
期日と結果:
5月11日 09:05〜10:55 成鳥 41羽 幼鳥3羽 計44羽
5月11日 13:47〜16:14 成鳥123羽
5月12日 06:08〜08:18 成鳥383羽
5月16日 13:00〜15:30 成鳥101羽
5月19日 06:00〜08:30 成鳥 36羽
(2)神津島
海域:神津島の周辺海域(調査船で島を一周)
方法:チャーター漁船でカンムリウミスズメが集まっていそうな海面を航行しながら、目視した個体をカウント(ダブルカウントを避けるよう航行コースをとる)
調査員:サンクチュアリ室長葉山、事務所職員1名
期日と結果:5月19日 05:50〜9:30 成鳥26羽 幼鳥2羽 計28羽
(サンクチュアリ室三宅島担当/篠木秀紀)
全国で、メジロをはじめとした小鳥類の愛玩飼養目的の密猟や違法飼養、違法販売等がいまだに行われており、数多くの野鳥が犠牲になっています。こうした違法行為を根絶するには、警察が押収した個体や飼養されている個体が明らかに国内産であることを証明する必要があるため、国内産か外国産かを識別することのできる専門的な知識を持った人に鑑定者として協力していただくことが必要です。そこで、全国野鳥密猟対策連絡会(密対連)と当会ではこれまで、環境省の鳥類標識調査に参加しているバンダーの方々の中から、ボランティアで協力してくださる方を警察署に紹介し、密猟や違法販売の捜査に協力して来ました。
しかし、現状では国内産か外国産かを識別することのできる専門的な知識を持った鑑定者が不足しており、養成が求められています。そこで、鑑定者育成の必要性を広く訴え、全国で活動できる人材を育成することを目的に、鑑定に必要な基礎的な知識や技術に関する研修を行い、併せて経験豊かな方々との交流を行なうことを目的として研修会を行います。
(自然保護室/古南幸弘)
当会オリジナルDVD「バードウォッチング入門 〜いつでも どこでも だれにでも〜」がこのたび完成し、販売を開始しました。
このDVDはバードウォッチングを始めてみたいがどうしたらよいかわからない、そのような方々にむけて、身近な鳥から始められる野鳥観察の楽しみ方を映像でご紹介するものです。ご自宅でご覧いただく他、支部主催の探鳥会や研修会等でもご利用いただける内容となっております。支部卸販売扱いでのご注文も承ります。ぜひご活用下さい。
●主な内容:
・講師/安西英明(当会主席研究員)
・撮影・編集/有限会社つばめプロ
・収録時間/全73分
・商品番号503011
DVD「バードウォッチング入門」 ¥2,940(税込)
※写真・商品詳細は、当会インターネットショップをご参照ください。
http://c05.future-shop.jp/fs/wildbird/gr92/gd1933
●当商品についてのお問い合わせ、支部卸販売のご注文:
普及室 販売出版グループ(TEL:03-5436-2623、FAX:03-5436-2636、 [email protected])までお願いします。
(普及室/江面康子)
かねてより、多く方から「雨天時でも使える野鳥観察ブラインドが欲しい」という声をいただいておりました。この声に応えるべく昨年から検討と試作を重ね、この度、ようやく商品化することができました。
但し、完全防水ではありません。前面の覗き窓や、三脚の脚を出すスリット部分等は構造上開口していますので、雨が入る場合もございます。また、強い雨の中で長時間使用した場合は生地から水滴が滲みたり、使用条件によってはブラインド内が結露したりする場合もございます。予めご了承ください。
●商品のセールスポイント
1)耐水圧1000m/mの生地を使用し、縫製部分を水テープで目止めシール加工。
2)両サイドの覗き穴部分にも透明シートを装着。雨水の浸入を防ぎます。
3)底面を130cm四方にし、荷物をテント内に入れたり、ゆったりと観察や撮影を楽しんだりすることができるスペースを確保(既存の「ワンタッチ迷彩ブラインド」の底面は110cm四方)。
●主な仕様
・サイズ(約):幅130×奥行130×高さ150cm、収納サイズ:長さ77×径14cm
・素材:生地:ポリエステル(耐水圧1000m/m)、フレーム:FRP、スチール
・重量:(約)4kg
・付属品:ペグ12本
・製造:コールマンジャパン
※ご注意:極端な接近は野鳥の生活に悪影響を及ぼす可能性があります。無理な接近はせず、十分な距離を保ち、必ず“フィールドマナー”を守って使用してください。
●先行予約販売
発売に合わせて下記の通り、先行予約販売を行ないます。通常価格より、10%OFFとお買い得です。また、先行予約販売期間中は、支部卸価格も予約割引価格に対応した価格とします。この機会をぜひお見逃しなく!
【記】
・商品番号:103340
・先行予約受付期間:2009年7月末日まで。(これ以降の御注文は通常価格となります。)
・予約割引価格:通常価格¥24,150(税込)を10%OFFの¥21,730(税込)で販売。
・お届け:8月上旬以降。
※尚、商品の詳細や、先行予約販売については、「野鳥」誌7月号に同封の「サマーフェア2009」にも掲載しております。合わせてご参照ください。
●当商品についてのお問い合わせ、支部卸販売のご注文:普及室 販売出版グループ
(TEL:03-5436-2623、FAX:03-5436-2636、 [email protected])までお願いします。(普及室/瀬古智貫)
5月30日(土)に、大崎第一地域センター(東京・品川区)にて平成21年度第1回理事会(定例)が開催されました。結果は下記の通りです。
●第1号議案 平成20年度事業報告及び決算案承認の件
原案通り承認されました。
●第2号議案 「定款の変更の案(骨子案)」承認の件
原案通り承認されました。
●第3号議案 新制度における最初の評議員選任方法承認の件
原案通り承認されました。
●第4号議案 西表支部の設置承認の件
原案通り西表支部の設置が承認されました。
●第5号議案 石垣島支部の設置承認の件
原案通り石垣島支部の設置が承認されました。
●第6号議案 顧問等承認の件
次の新任の方及び任期満了に伴う再任の方について委嘱が承認されました。(敬称略)
<新任 1名> 顧問:瀧内 洋
<再任 1名> 名誉顧問:西村 邦男
●第7号議案 「鳥と緑の国際センター」の名称変更の件
原案通り承認されました。
●この他、中西悟堂にかかわる顕彰、「Strix」について報告が行われました。
同日、平成21年度第1回評議員会(定例)が開催されました。結果は下記の通りです。
●第1号議案 平成20年度事業報告及び決算案の同意の件
同日先立って開催された理事会で承認された本件について、原案通り同意されました。内容については、当会ホームページに掲載されていますのでそちらをご覧いただきますようお願いいたします。また、冊子にしたものを7月末頃各支部へご送付する予定です。
●第2号議案 「定款の変更の案(骨子案)」承認の件
原案通り承認されました。
●第3号議案 「評議員選定委員会」委員選出の件
原案通り承認されました。
●この他、「Strix」について報告が行われました。
●評議員からの質問・意見について、回答および意見交換を行いました。
●評議員会終了後、理事、評議員、傍聴の方々による懇親会が行われました。
(総務室/五十嵐真)
次回の支部報取りまとめ発送日は7月14日(火)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、支部ネット通信 2009年4月号をご覧下さい。)
【受付期限】 2009年7月10日(金)必着
【必要部数】 110部
※東京支部におかれましては130部お願いいたします。
※神奈川支部、埼玉県支部、奥多摩支部、千葉県支部におかれましては120部お願いいたします。
※ご事情により必要部数に満たない場合は、総務室にて発送先を調整させていただきます。
【宛先】 〒141−0031
東京都品川区西五反田3−9−23 丸和ビル
(財)日本野鳥の会総務室 支部報担当
【お問い合せ先】03−5436−2620
(総務室 五十嵐・田中)
(総務室/五十嵐真)
会員数は先月に比べ58人減少しました。
5月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より145人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。
5月の入会者数は189人で、前年同月の入会者数191人に比べ2人減少しました。
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。
●都道府県および支部別会員数
野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。
備考:その他は海外在住の会員を示します。
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
(会員室/上田康之)
支部ネット通信 第63号 ◆発行 財団法人日本野鳥の会 2009年6月19日 ◆担当 会員室 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル TEL:03-5436-2632 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected] |