新年度にあたり、理事、監事、評議員および支部長の名簿、財団事務局の組織を掲載いたします。今後、異動などがありましたらこれまでどおり、本通信で随時お知らせいたします。
●評議員名簿
支部卸販売は、当会が発行する「バードショップカタログ」等に掲載している商品を、カタログ掲載価格に一定の割合を乗じた卸価格にて支部へご提供するという取り組みです。各支部におかれましては、探鳥会やイベント等で商品を販売いただき、収益は支部の活動にお役立ていただくというものです。
当会が「バードショップカタログ」等を発行する毎に、各支部販売事業ご担当者様宛に販売のご案内をお送りしております。商品のご注文など詳細は、各支部の販売事業ご担当者様にお問い合わせください。
尚、支部卸販売の対象商品は、「バードショップカタログ」等に掲載している商品で、カタログ有効期間中にご注文いただいたものに限られます。過去のカタログ等に掲載された商品は支部卸販売の対象外となりますのでご承知おきください。
各支部での販売を通じてバードウォッチングの輪が広まるとともに、その販売収益が支部活動の一助となることを願っております。どうぞ拡販にご協力お願いします。
●支部卸販売についてお問い合わせ
普及室 販売出版グループ(TEL:03-5436-2623 FAX:03-5436-2636 [email protected])までお願いいたします。
(普及室/瀬古智貫)
個人情報保護法の全面施行以来、財団事務局でも対応をすすめており、また各支部には本通信などを通じて随時対応をお願いしてきております。
しかし実際にトラブルも発生しており、苦情や、会員の退会に結びつくケースも出ております。
支部がその会員の個人情報を把握していることに問題はありませんが、その取得・管理上で注意したほうがよい点について、改めてご説明いたします。しっかりと対策を取ってさえいれば、万一の事故や犯罪などで漏洩した場合でも訴訟などで不利な立場になることは避けられますし、保険の適用を受けられます。
(財団では個人情報保護保険に加入しており、万一の事故や犯罪などで個人情報が漏洩し、被害者から訴えられた場合の賠償、および漏洩時の危機管理費用として事前に訴えを回避するためのお詫び等に要する費用を担保しています。この担保対象には支部も含まれています。しかし、後述のように名簿を自ら公開してしまっている場合などは、漏洩事故以前の問題として保険の対象外となってしまいますのでご注意ください)
本項は昨年4月にも掲載しておりましたが、重要なことですので改めて掲載いたします。
●支部の規模とは関係ありません
個人情報保護法の規制対象は、5千名以上の名簿を保有する事業者です。そのためほとんどの支部はこの法規制の直接の対象とはなりませんが、もし個人情報の漏洩など事故を起こしてしまえば、損害賠償請求の対象になります。たとえ訴訟が起こされなくても報道された場合には社会的な信用を失うことになってしまい、これは当会のような団体には死活問題となります。社会的には支部も財団もまとめて「日本野鳥の会」とみなされますので、一支部だけの問題ではありません。
【個人情報取得時の注意点】
(1)必要以上に取得しない
個人情報を取得する際には、必要以上に取得しないほうがよいでしょう。例えば、一般向け探鳥会などで取得した、会員ではない方の名簿も立派な個人情報です。個人情報は持っているだけでリスクが発生し、慎重な管理が必要になります。また、情報項目が多いほどリスクのレベルも上がります。お名前だけわかればいいような場合は、住所・電話番号まで取得しないほうが無難です。また、利用計画がない場合、「とりあえず集めておく」はしないようにしましょう。
(2)利用目的ははっきりと
個人情報取得時には、利用目的を明示することとされています。例えば参加者名簿の場合、「万一の事故時、保険手続きのために必要です」などと説明しましょう。ただし個別に説明せず、記入用紙に明記しておくのでもかまいません。
(3)目的外使用はしない
漏洩や流出の次に問題になりやすいのは、個人情報の目的外使用です。事前に告知した以外の目的に個人情報を利用すると問題となるおそれがあります。
例えば、支部会員名簿を配布したり、支部報に入会者名や退会者名などの個人情報を記載すること、探鳥会の受付時に記入してもらった住所に別の探鳥会の案内を送ることなどは、あらかじめ本人の承諾を得ていない場合は「目的外使用」とみなされます。
支部がその会員の個人情報を把握していることに問題はありません。支部に入会した個々の会員は、支部と当事者の関係になるためです。しかし、会員同士はこのような当事者関係にありません。支部への入会と個々の会員同士で交流を持つことは別のことです。そのため、支部が個々の会員の承諾がないままに名簿配布や支部報への入会者名・住所変更者命の掲載などをしますと、本人の意向に関係なく個人情報が他の会員に知られてしまうことになり、また支部の外へ出てしまうことも有り得ます。これは支部が第三者へ個人情報を漏洩したとみなされてしまいます。
会員であっても、個人情報を他の会員に知られたくない人もおられます。名簿配布や支部報掲載には会員の親睦を深める、入退会者を告知するなどの理由もあるかと思いますが、それを不快に思われる方が増えてきているのも事実ですし、いろいろな会員名簿を売買する業者も存在しています。また法に照らしても問題があり、現実にあわせて対応していく必要があります。
なお、本人に「支部報に新入会者として掲載してよいか」「後日支部からのお知らせをお送りしてよいか」などの確認を取り、承諾を得た方のみ掲載やご案内をお送りするのであれば問題はありません。確認に際しては、連絡の書面などに「支部報にお名前を掲載したくない方はご連絡ください」と記載したり、記入用紙に「支部からのお知らせが不要の方はレ印をつけてください」と選択できるようにしておいたりといった方法で構いません。
また、支部報への投稿者名の掲載については、投稿は自発的なものですので本人承諾などは不要ですが、掲載に際しては本名かペンネームのどちらかを選べるような仕組みにしておくとよいでしょう。
(4)名簿は放置しない
探鳥会などの受付時、名簿は放置せず、必ずそばに人がいるようにしましょう。また、終了後は厳重に管理してください。
【個人情報管理上の注意点】
(1)会員情報の問い合わせには原則回答しない
支部が保有する個人情報について、第三者からの問い合わせには原則回答しないほうがよいでしょう。例えば、「会員に連絡を取りたいので連絡先を教えてほしい」「この人が会員かどうか教えてほしい」などのケースがありますが、親切で教えてあげたとしてもその会員さんが逆に不快に思われることにもなりかねません。このような場合、「個人情報保護の観点から会員の個人情報をお教えすることは控えさせていただいております。ご理解ください」などと返答するのがよいでしょう。問い合わせをしてきた方が会員であったとしても、上記でご説明しましたように会員同士は第三者ですので、特に名簿公開の承諾を得ていないような場合にはやはり回答しないほうがよいでしょう。
ただしやむを得ない場合もあるでしょうから、その場合にはあらかじめ本人に連絡をとり、了解を得たうえで話をつなぐとよいでしょう。
(2)情報は施錠管理しましょう
個人情報の含まれる名簿などの書類はできるだけカギつきのロッカー、机等に保管したほうがよいでしょう。
(3)パソコン利用時の注意
パソコンで名簿を管理されている例が多いと思いますが、ノートパソコンだと紛失や盗難に遭う危険性が高まります。名簿は、できるだけデスクトップパソコンで管理するようにしましょう。
またデータには必ずパスワードをかけるようにしましょう。パスワードは他人に漏らしたり画面の脇に付箋で貼るなどしたりせず、別に保管するように心がけてください。
インターネットに接続するパソコンにはウィルス対策ソフトをインストールして、外部からの不正アクセスやウィルス感染を防いでください。ウィルス対策ソフトは常に最新のものに自動更新するものをお勧めします。なおウィニーなどファイル交換ソフトはインストールしないほうがよいでしょう。
(4)個人情報持ち出し時の注意
会員データをディスクやフラッシュカード、外部メモリなどにコピーし、事務局から支部報担当幹事さんに渡すというようなことも良くあるかと思います。会員データの入ったディスクなどは貴重品として扱い、紛失や盗難に十分注意してください。これらに保管するデータには、必ずパスワードをかけるようにしましょう。
(5)不要情報は破棄しましょう
必要のない名簿、個人情報はできるだけ持たないほうが無難です。必要がなくなったら破棄するようにしましょう。なお個人情報が記載された書類を破棄する際は、そのままゴミ箱に捨てず、シュレッダーを使用するなど配慮するとよいでしょう。
またデジタルデータを作業のためにコピーすることも多いと思いますが、使用後速やかに削除するようにしましょう。コピーしたデータがあると、それだけ紛失や盗難のリスクが高まります。最近のパソコンでは、ファイルの削除を指定しても、データが完全に消えるわけではありません。データを削除するときは、データを完全に消去するソフトウエアなどを利用して、確実に消去しましょう。
【例外】
個人情報保護法における例外としては以下の場合がありますので、このような場合は臨機応変な対応をするようにしましょう。不明な場合は財団事務局へお問い合わせください。
(会員室長/小林豊)
(会員室長/小林豊)
本部会費には幾つかの割引の種類があり、また入会金が免除になる制度もありますが、分かり難い、周知されてないなどの意見いただいております。このため、今後定期的に本通信などでご紹介させていただきます。
●本部会費の割引・免除
【永年在籍】
対象:50年以上継続した総合会員、本部型会員、支部型会員、個人特別会員
金額: 本部会費の全額を免除
証明:必要なし
【シニア 】
対象:70歳以上の総合会員、本部型会員
金額: 本部会費から1,000円を割り引く
証明:年齢が分かる書類のコピー必要
【ハンディキャップ】
対象:障害者手帳、療育手帳などの交付を受けている総合会員、本部型会員
金額: 本部会費から1,000円を割り引く
証明:障害者手帳などのコピー必要
【学生】
対象: 大学や高等学校などに在学中の総合会員、本部型会員
金額: 本部会費から1,000円を割り引く
証明:学生証のコピーなど必要
【ジュニア】
対象:小学校・中学校に就学中の総合会員、本部型会員
金額: 本部会費から2,500円を割り引く
証明:生徒証などのコピー必要
【被災】
対象:地震や台風などの大規模災害等により会費免除など措置が妥当と当会が定めた会員
金額: その都度、当会にて定める
証明:その都度、当会にて定める
●入会金の免除
【自動引き落し】
対象: 会費を自動引き落しにした総合会員、本部型会員、支部型会員
金額:入会金を全額免除する
【個人特別会員】
対象: 新入会する 個人特別会員
金額:入会金を全額免除する
【再入会】
対象: 過去に会員であり、当会にその履歴を残している総合会員、本部型会員、支部型会員。
金額: 入会金を全額免除する
(会員室長/小林豊)
●発行主旨
「バードニュース」を覚えていらっしゃる支部役員の方も多いのではと思います。83年5月のバードニュース第1号の「創刊のごあいさつ」には、発刊の趣旨として“支部本部間の連絡調整が大切”、“バードニュースの創刊が、支部本部間、各支部間での交流促進に役立てばうれしい”ということが述べられています。このバードニュースは94年1月に休刊になりましたが、その後も支部と財団との連絡調整が大切なことには変わりなく、会の発展のためには、支部と財団間や支部相互間での連携強化が不可欠といえるでしょう。
そのため、「バードニュース」の創刊趣旨を継承する形で、04年4月よりこの「支部ネット通信」の発行を始めました。
●支部向け内部情報などを掲載
「支部ネット通信」は、一般の会員さんや会の外部向けのものではなく、支部、ブロックに限定した情報媒体と位置づけています。そのため、野鳥誌やホームページとは一線を画し、財団の事業や運営がより理解できような内部データなどの情報、支部の運営や活動に役立ちそうな情報などの掲載に重点を置いています。
また、支部の活動事例やブロックの運営状況など、支部相互間やブロック相互間で役立つ情報を、支部やブロックから投稿いただいて掲載することができます。
●各支部事務局へ送付しています
本通信は、各支部事務局へ3部ずつとブロック事務局、財団理事、財団評議員へ印刷版をお送りしています。
またメール版も発行しており、支部単位で2アドレスまで送付先をご指定いただけます。
インターネットからもご覧いただくことができまして、こちらは第1号からのバックナンバーすべてを閲覧できます。インターネット版のURLは以下のとおりです。
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index.html
印刷版、メール版、ネット版とも掲載内容は同じですが、メール版はテキスト・メールですので図表などが掲載されていません。またメール版は転送が簡単な反面、内容改ざんも簡単ですので、議事録などは省略して掲載しています。
一方で、鳥インフルエンザの野鳥感染発生など、迅速にお伝えすべき情報がありましたら、メール版の臨時号を発行しております。臨時号は、即時性の点から、メール版のみとしております。このため、印刷版とメール版の発行ナンバーはずれております。
●メール配信のご登録を
支部ネット通信は、メール版でも発行しており、支部単位で2アドレスまで送付先をご指定いただけます。印刷版では送付部数が限られますが、メール版ですと幹事さんがたくさんいても簡単に転送でき、情報共有に便利です。
転送の範囲は、特に定めていません。一般の会員さんにはお届けしていない通信ですが、お見せできないものではありませんので、転送の範囲は各支部にお任せしております。実際、一般会員が参加されているメーリングリストに転送さている支部もございます。
メール配信のお申し込み、お問い合わせは本紙末尾のメールアドレスまでお願いします。
(会員室長/小林豊)
NEC学生バードソン2009が、当会のカンムリウミスズメ保護プロジェクトを応援してくださることになりました。
学生バードソン2009実行委員会からのご案内をいただきましたので、転載させていただきます。ご協力よろしくお願いいたします。
(会員室長/小林豊)
(サンクチュアリ室長/葉山政治)
(サンクチュアリ室/金井裕)
(普及室/林山雅子)
(普及室/林山雅子)
デジタルカメラの普及に伴い、誰もが気軽に野鳥撮影を楽しめるようになった一方で、撮影マナーの悪化が深刻な問題となっております。一昨年のアンケートでは、各地の支部から、「撮影マナーの一層の普及が急務」「カメラ業界とタイアップして写真愛好家にマナーを伝える手段はないものか」との声をいただいています。
そこで、当会が賛助会員として協力しているNPO法人フォトカルチャー倶楽部にご賛同いただき、同倶楽部が発行する小冊子「楽しいフォトライフを マナーを守ると写真はうまくなる 写真撮影マナーBOOK」内に、「野鳥撮影編」として野鳥撮影のマナーのページを設けていただきました。“自然にも人にも十分配慮して欲しいこと”“むやみに巣には近づかないこと”など、これまでに支部の皆様からいただいたご意見を踏まえて、まとめております。
この冊子は、3月26日〜29日にかけて東京ビッグサイトで開催された、アジア最大級の写真・映像総合展示会「フォトイメージングエキスポ2009」でも、キヤノンブースにて行われた柳生会長と写真家の戸塚学さんのトークショー来場者に向けて配布しました。トークショーでは、100名を超える写真愛好家に、野鳥撮影の魅力と配慮すべきマナーについてわかりやすくお伝えすることができました。財団事務局では、今後もこのような機会を利用し、野鳥撮影マナーの普及に努めてまいります。
(普及室/掛下尚一郎)
2009年1月以降、北海道旭川市内でスズメが死んでいるとの道への情報が相次ぎ、これまでに50羽以上の死がいが確認されているとのことです。その内、旭川市旭山動物園が、家庭の庭先で見つかった死がいと餌台の周りにあった糞を採取して調べたところ、高確率でサルモネラ菌が検出されたことなどから、サルモネラ菌の一種による感染症の流行とみられています。糞などで不衛生な餌台にスズメが集まり、スズメ同士の感染拡大が起きたことが考えられます。
自然界においては他にもさまざまな野鳥の死因が考えられ、現時点で今回すべてのスズメの死因がサルモネラ菌とは断定できないものの、人為的な影響による野鳥の感染症の拡大を防ぐためにも、餌台を設置する時は、以下のような十分な注意が必要です。
すでに春を迎え、餌台は設置終了の時期ですが、重要な情報につきお知らせいたします。また、先行して当会ホームページでも掲載しておりますので詳細はご参照ください。
http://www.wbsj.org/nature/infection/birdfeeder/index.html
◆餌台(バードフィーダー)は清潔にし、管理を十分に
餌台を不潔にしておくと、思わぬ事態を招く場合があります。今回のケースだけでなく、2005年から2006年にかけて北海道で発生したスズメの大量死についてもサルモネラ菌の一種が原因であった可能性が指摘されています。サルモネラ菌は感染した野鳥の糞とともに排泄され、餌や水を介して流行が広がります。また土壌などの環境中にも少量は存在し鮮度の落ちた食物の中で急激に増殖することもあります。サルモネラ菌に限らず、古い餌や汚れた水はいろいろな病気の感染を拡大させる原因となります。餌台によって野鳥の健康を損ねないよう、清潔で適切な管理をするようお願いします。
●空間にゆとりをもって設置
複数の餌台(バードフィーダー)を集中して設置すると、多くの野鳥が群がり見ていて楽しくなります。しかし、限られた場所で野鳥が群がる状態は野鳥にとってストレスですし、喧嘩による怪我や免疫の低下、個体同士の直接的な接触や排泄物の摂取が増えることなどにより、病気に感染しやすくなります。過密な状態をつくらぬよう、餌台は空間にゆとりをもって設置してください。
●餌は新鮮で清潔、適切な種類のものを
新鮮で清潔な質のよい餌を準備し、筒型は一度に多くを入れすぎない、オープン型は毎日新しい餌と入れ替えてください。長期に渡って保管した餌の使用や、高温多湿な場所での保管は避けてください。殻つきの種子や新鮮な果物などの適切な種類の餌を選ぶのも大切です。残飯やスナック類などはくれぐれも使わないでください。
●餌の量を調整し、節度ある量に
清潔を保つためにも、1日で食べきる程度の餌を入れてください。初めて設置する方は、様子を見ながら餌の量を調整してください。大量の餌を長期間にわたって与えすぎると野鳥の健康だけでなく、行動や生態にも影響が出る場合があります。一度に大量の餌を置かないようにし、適度な数が時々訪れる程度の節度ある量にしてください。
●餌台(バードフィーダー)の清掃は手袋着用で、作業後は手洗いを
餌台の清掃は専用の清潔な手袋を着用して行い、餌の補充などで餌台を触った後には、石けんなどでよく手を洗ってください。手洗いは、人と動物の共通感染症を防ぐための基本的な注意です。
●餌台(バードフィーダー)とその周りや地面はこまめに掃除する
餌台や水場(バードバス)に糞が付着している場合は取り除き、容器を洗ってください。また月1〜2回を目安に消毒しましょう。家庭用塩素系漂白剤等を用いて所定の通りに漬けおきして消毒し、その後よく水で流し乾燥させてから使ってください。
食べこぼして糞とまじったような餌は病気の流行や拡大の原因となります。雨で濡れた餌にはカビや細菌がふえやすくなりますので特に注意が必要です。また、餌台の周囲の土壌が糞で汚染されるとそこに病原体が長期に渡って保存されてしまうこともあります。ネズミやハエなどが集まるのも好ましい状況ではありません。餌台の上はもちろんのこと、周りや地面に落ちた糞や餌は必ずこまめに掃除して取り除いてください。
●尖ったところがあれば補修を
餌台(バードフィーダー)に尖った箇所や、鋭い角等があると野鳥の体に傷がつき、傷口から病気に感染する場合があります。そうしたことのないように、餌台は時々点検し、危険な箇所があれば放置せず、すぐに交換や修繕をしてください。
◆季節を選んで設置してください
野鳥の多くは春から夏の子育ての期間、昆虫など、それぞれの種に適した動物質の餌を主食にしています。不適切な栄養成分の餌を与えられるとヒナは健康に育つことができません。自然界に食物が豊富な春〜夏にかけては、餌台(バードフィーダー)を置くのは控えてください。
監修:阿寒国際ツルセンター 渡辺ユキ獣医師
(普及室/小林篤六)
日程と場所、主な議題等をお知らせします。正式な開催通知につきましては後日、関係各位へ郵送いたします。
●平成21年度第1回理事会(定例)
日 時:2009年5月30日(土)10:00〜12:00
場 所:大崎第一地域センター区民集会所(平成20年度第1回と同じ会場)
議 題:平成20年度事業報告および決算案ほか
●平成21年度第1回評議員会(定例)
日 時:2009年5月30日(土)14:30〜16:30
場 所:大崎第一地域センター区民集会所(平成20年度第1回と同じ会場)
(総務室/五十嵐真)
3月14日(土)、ゆうぽうと(東京都品川区)にて平成20年度第2回評議員会(定例)が開催されました。結果は下記の通りです。
●第1号議案 平成21年度事業計画及び予算案の同意の件
2月21日開催の理事会において承認された本件について、原案通り同意されました。内容については、当会ホームページに掲載されていますのでそちらをご覧いただきますようお願いいたします。冊子版については,平成20年度の事業報告と決算を併せ、7月頃各支部へご送付する予定です。
●この他、第1号議案に関連して平成20年度事業の進捗状況及び決算見込み、新制度への対応状況、サンクチュアリの今後、特定預金の扱い、八重山の新支部設立状況、WINGの近況等について報告が行われました。
●評議員からの質問・意見について、回答および意見交換を行いました。
●評議員会終了後、評議員、執行役員、傍聴の方々による懇親会が行われました。
(総務室/五十嵐真)
「支部報とりまとめ発送」についてあらためてご案内いたします。各支部が発行している支部報を、それぞれの支部より全支部へ送付するのはコストと手間が掛かるため、これを財団事務局にてとりまとめて、下記のとおり全支部に送付しています。
●発送日:奇数月の上〜中旬
●発送方法:原則として宅配便
●発送先:全支部の事務局(現在88)、近畿ブロック、および全サンクチュアリ
取りまとめ発送をご希望の支部は、下記の要領で財団事務局までお送りください。
●必要部数:余部用を含め110部お願いいたします。
ご事情により必要部数に満たない場合は、総務室にて適宜、発送先を調整させていただきます。
●首都圏の支部へのお願い:バードプラザやサンクチュアリなどにおいて、首都圏にある支部の支部報を希望されるお客様に支部報を差し上げて入会促進を図っておりますので、以下の部数にてお送り下さるよう、ご協力よろしくお願い申し上げます。
・東京支部 130部
・神奈川支部、埼玉県支部、奥多摩支部、千葉県支部 120部
●送付〆切り日:本通信上で予めお知らせいたします。
●取りまとめ発送用の支部報の送り先:
〒141-0031東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
(財)日本野鳥の会総務室 支部報担当宛
●本件に関するお問合せ先:03−5436−2620 総務室 田中綾(たなか あや)
●次回の支部報とりまとめ発送について
次回は5月12日(火)ですので、取りまとめ発送をご希望の支部は、5月11日(月)までに、上記の送り先へお送りくださるようお願いします。
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
会員数は先月に比べ74人減少しました。
3月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より83人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。
3月の入会者数は219人で、前年同月の入会者数260人に比べ41人増加しました。
また、3月の退会者数は301人で、前年同月の退者数274人に比べ27人増加となりました。
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。
●都道府県および支部別会員数
野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。
備考:その他は海外在住の会員を示します。
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
●お詫びと訂正
今月号で入会者総数の訂正を載せる予定でしたが、作業に手間取っておりまして間に合いませんでした。再集計が終わり次第、改めてご報告いたしますので、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
(会員室/上田康之)
今年度も、支部ネット通信をよろしくお願いします。各支部からのご投稿もお待ちしております。
(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第61号 ◆発行 財団法人日本野鳥の会 2009年4月17日 ◆担当 会員室 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル TEL:03-5436-2632 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected] |