■(財)国際花と緑の博覧会記念協会
平成18年度「花博記念協会助成事業」公募■
財団事務局に(財)国際花と緑の博覧会記念協会より平成18年度「花博記念協会助成事業」公募のご案内が届きましたので、ご参考までに概要をご紹介いたします。
ご興味のある支部は、直接(財)国際花と緑の博覧会記念協会へお問い合わせください。
<平成18年度「花博記念協会助成事業」募集要項の概要>
●応募・問い合わせ先
●助成対象
「自然と人間の共生」の継承発展または普及啓発に資する事業であって、生命の象徴としての「花と緑」に関連する広範な分野において、科学技術または文化等の発展または交流に寄与するもの。
●助成対象となる事業の例(参考)【注1】
・植物や鳥などの分布、生態、分類などに関する調査研究
・上記のような調査研究に関する国際、国内シンポジウム、講演会など
・植物や鳥などの保全、育成に関する活動
・地域に特有な自然環境の保全、育成に関するセミナー など
●助成の金額
(1)調査研究開発 1件100万円以内
(2)活動・行催事等 1件50万円以内
※ただし、事業実施に直接必要な費用(助成対象経費)の総額の1/2以内
●助成の対象とならない経費
・事務局管理費(常勤職員の人件費、事務所借上料など)
・飲食費、備品の修繕費、建物・施設の修繕費など
●事業実施期間
H18年4月1日〜H19年3月31日のうち任意の期間
●応募対象者【注1】
人格なき社団のうち非収益団体で、代表者の定めがあるもので、国内で活動し、応募事業の実施者であって、営利を目的とせず公益性を有する事業を実施する団体であり、応募しようとする事業に至るまでの同種または類似の活動実績を過去2年間以上有していること。
●募集期間
H17年11月1日〜12月12日(当日消印有効)
●応募手続き
上記ホームページより「花博記念協会助成金交付要望書」をダウンロードし、記入の上、必要書類を添付し提出。
※注1:助成対象となる事業の例と応募対象者の項については(財)日本野鳥の会事務局において、各支部に関連のありそうなもののみを抜き出し(または要約して)記載しました。
(総務室長/原元奈津子)
■「支部報とりまとめ発送」次回の日程のご案内■
次回の支部報取りまとめ発送日は11月8日(火)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、
支部ネット通信2005年6月号をご覧下さい。)
送付期日:
平成17年11月7日(月)必着
送付先:〒151-0061東京都渋谷区初台1-47-1小田急西新宿ビル1階
(財)日本野鳥の会総務室 支部報担当宛
※本件に関するお問合せ先:
03-5358-3513 総務室 吉家(きっか)
(総務室/吉家保奈美)
■ 会員数 ■
●10月1日会員数 46,860人(対前月 −58人)
2ヶ月連続して会員数がマイナスとなり、先月に比べ58人の会員数減少となりました。
9月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より69人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。9月の会員への復活者数を入会者数に加えても、退会者数が多かったために、前月に比べて58人の会員数減少という結果になりました。
9月の入会者数は前年同月の入会者数に比べ28人増え、9月の退会者数は前年同月の退会者数に比べ22人減りました。2005年4月からの会費切れ会員の猶予期間延長により、前月まで会費切れ退会の対象は個人特別会員とその家族会員のみでしたが、9月からはおおぞら会員(総合会員)、青い鳥会員(本部型会員)、赤い鳥会員(支部型会員)も対象となり、9月の会費切れ退会72人となりました。9月の退会者数は申し出退会168人と会費切れ退会を合わせて240人となります。
表1 9月の入会・退会者数 |
|
入会者数 |
退会者数 |
個人特別会員 |
5人 |
16人 |
総合会員(おおぞら会員) |
42人 |
84人 |
本部型会員(青い鳥会員) |
51人 |
34人 |
支部型会員(赤い鳥会員) |
53人 |
39人 |
家族会員 |
20人 |
67人 |
合計 |
171人 |
240人 |
年度累計 |
1,161人 |
1,141人 |
9月の入会案内発送件数 13,116件(年度累計24,901件)
9月のホームページアクセス件数 19,442件(年度累計144,742件) |
|
■都道府県および支部別会員数■
都道府県別の会員数の合計47,106人には野鳥誌の贈呈数も含まれており、野鳥誌贈呈数246を引いた数が公称会員数となります。都道府県別の会員数合計の対前月差は−60人となっており、10月1日会員数の対前月−58より少なくなっていますが、これは野鳥誌贈呈先−2が含まれているためです。
表2 都道府県別の会員数 (10月1日時点)
都道府県 |
会員数 |
対前月差 |
都道府県 |
会員数 |
対前月差 |
都道府県 |
会員数 |
対前月差 |
都道府県 |
会員数 |
対前月差 |
北海道 |
2,102人 |
-8人 |
神奈川県 |
4,912人 |
-29人 |
大阪府 |
2,483人 |
-7人 |
福岡県 |
1,606人 |
2人 |
青森県 |
370人 |
3人 |
新潟県 |
496人 |
0人 |
兵庫県 |
1,796人 |
12人 |
佐賀県 |
235人 |
-2人 |
岩手県 |
497人 |
1人 |
富山県 |
260人 |
4人 |
奈良県 |
690人 |
-1人 |
長崎県 |
290人 |
0人 |
宮城県 |
598人 |
1人 |
石川県 |
346人 |
0人 |
和歌山県 |
235人 |
2人 |
熊本県 |
476人 |
0人 |
秋田県 |
267人 |
0人 |
福井県 |
282人 |
1人 |
鳥取県 |
245人 |
-2人 |
大分県 |
285人 |
-2人 |
山形県 |
231人 |
1人 |
山梨県 |
376人 |
1人 |
島根県 |
167人 |
-1人 |
宮崎県 |
302人 |
-1人 |
福島県 |
884人 |
2人 |
長野県 |
1,040人 |
-2人 |
岡山県 |
643人 |
-2人 |
鹿児島県 |
407人 |
0人 |
茨城県 |
1,229人 |
0人 |
岐阜県 |
674人 |
4人 |
広島県 |
755人 |
-7人 |
沖縄県 |
152人 |
-1人 |
栃木県 |
557人 |
1人 |
静岡県 |
1,788人 |
-4人 |
山口県 |
538人 |
0人 |
その他 |
198人 |
-1人 |
群馬県 |
1,004人 |
2人 |
愛知県 |
1,938人 |
-5人 |
徳島県 |
420人 |
3人 |
全国 |
47,106人 |
-60人 |
埼玉県 |
2,843人 |
-1人 |
三重県 |
536人 |
2人 |
香川県 |
270人 |
0人 |
|
千葉県 |
2,483人 |
6人 |
滋賀県 |
350人 |
5人 |
愛媛県 |
421人 |
-1人 |
東京都 |
7,247人 |
-36人 |
京都府 |
985人 |
-0人 |
高知県 |
197人 |
0人 |
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (10月1日時点)
支部 |
会員数 |
対前月差 |
支部 |
会員数 |
対前月差 |
支部 |
会員数 |
対前月差 |
支部 |
会員数 |
対前月差 |
小清水 |
4人 |
0人 |
福島 |
213人 |
0人 |
長野 |
553人 |
1人 |
島根県 |
178人 |
0人 |
オホーツク |
180人 |
0人 |
郡山 |
236人 |
0人 |
軽井沢 |
286人 |
-1人 |
岡山県 |
636人 |
-3人 |
根室 |
88人 |
-1人 |
二本松 |
61人 |
0人 |
諏訪 |
273人 |
-1人 |
広島県 |
732人 |
-11人 |
釧路 |
185人 |
3人 |
白河 |
75人 |
0人 |
木曽 |
53人 |
0人 |
山口県 |
542人 |
0人 |
十勝 |
154人 |
-1人 |
会津 |
73人 |
0人 |
伊那 |
90人 |
1人 |
香川県 |
236人 |
-1人 |
旭川 |
95人 |
0人 |
南会津 |
22人 |
0人 |
甲府 |
267人 |
0人 |
徳島県 |
460人 |
5人 |
滝川 |
54人 |
0人 |
いわき |
159人 |
0人 |
富士山麓 |
98人 |
-1人 |
高知 |
200人 |
0人 |
道北 |
36人 |
-1人 |
福島県相双 |
12人 |
0人 |
東富士 |
68人 |
0人 |
愛媛県 |
413人 |
1人 |
江別 |
28人 |
0人 |
福島県原町 |
17人 |
0人 |
沼津 |
243人 |
-1人 |
北九州 |
438人 |
-3人 |
札幌 |
442人 |
-1人 |
茨城 |
1,190人 |
2人 |
南富士 |
298人 |
-1人 |
福岡 |
790人 |
8人 |
小樽 |
167人 |
0人 |
栃木県 |
536人 |
-2人 |
南伊豆 |
62人 |
-1人 |
筑豊 |
233人 |
-1人 |
苫小牧 |
243人 |
-6人 |
群馬県 |
899人 |
4人 |
静岡 |
615人 |
1人 |
筑後 |
193人 |
1人 |
室蘭 |
175人 |
-1人 |
吾妻 |
103人 |
0人 |
遠江 |
500人 |
0人 |
佐賀県 |
288人 |
3人 |
函館 |
109人 |
0人 |
埼玉県 |
2,359人 |
1人 |
愛知県 |
1,567人 |
-3人 |
長崎県 |
310人 |
0人 |
道南檜山 |
73人 |
0人 |
千葉県 |
1,902人 |
-2人 |
岐阜県 |
708人 |
4人 |
熊本県 |
474人 |
2人 |
青森県 |
230人 |
2人 |
東京 |
5,249人 |
-22人 |
三重県 |
464人 |
0人 |
大分県 |
297人 |
-2人 |
弘前 |
152人 |
0人 |
奥多摩 |
1,095人 |
-3人 |
奈良 |
658人 |
-1人 |
宮崎県 |
305人 |
-1人 |
秋田県 |
272人 |
0人 |
神奈川 |
3,955人 |
-21人 |
和歌山県 |
233人 |
2人 |
鹿児島県 |
375人 |
-1人 |
山形県 |
234人 |
0人 |
新潟県 |
413人 |
-2人 |
滋賀 |
267人 |
10人 |
八重山 |
78人 |
-1人 |
宮古 |
124人 |
0人 |
佐渡 |
21人 |
0人 |
京都 |
1,068人 |
-8人 |
やんばる |
118人 |
-1人 |
盛岡 |
235人 |
0人 |
富山県 |
234人 |
3人 |
大阪 |
2,429人 |
-7人 |
合計 |
43,385人 |
-50人 |
北上 |
138人 |
1人 |
石川 |
333人 |
-1人 |
兵庫県 |
1,560人 |
10人 |
|
宮城県 |
606人 |
-1人 |
福井県 |
278人 |
0人 |
鳥取県 |
270人 |
0人 |
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
■05年度上半期の会員数報告■
今年度上半期の新入会者数は前年同期の1,278人より117人減少しました(表4参照)。上半期の入会者数のうち、前年同期に比べ増加となった会員種類は赤い鳥会員(支部型会員)のみで+7人でした。
上半期のオンライン入会の利用率は13.9%と、前年同期より4.0ポイントも増加しました。オンライン入会は、当会ホームページからその場で申込ができるというシステムです。昨年度上期は青い鳥会員(本部型会員)しか申込ができませんでしたが、今年度はすべての会員種類が申込めるようになったため、昨年度に比べ利用率が高くなったと考えられます。
上半期のオンライン入会者161人のうち、支部に入会したのは88人(54.7%)と約半数以上を占める結果となりました。支部に入会した会員種類の内訳は、おおぞら会員(総合会員)29人、赤い鳥会員(支部型会員)38人、個人特別会員(支部入会)3人、家族会員(支部入会)18人です(表5参照)。
表4 2004年度と2005年度上半期の入会者数の比較 |
|
2004年度 |
2005年度 |
増減 |
個人特別会員 |
35人 |
17人 |
-18人 |
総合会員(おおぞら会員) |
279人 |
258人 |
-21人 |
本部型会員(青い鳥会員) |
353人 |
290人 |
-63人 |
支部型会員(赤い鳥会員) |
369人 |
376人 |
+7人 |
家族会員 |
242人 |
220人 |
-22人 |
合計 |
1,278人 |
1,161人 |
-117人 |
|
表5 2004年度と2005年度上半期のオンライン入会者数 |
|
2004年度 |
2005年度 |
増減 |
個人特別会員 |
0人 |
3人 |
+3人 |
総合会員(おおぞら会員) |
0人 |
29人 |
+29人 |
本部型会員(青い鳥会員) |
126人 |
91人 |
-35人 |
支部型会員(赤い鳥会員) |
0人 |
38人 |
+38人 |
家族会員 |
0人 |
30人 |
+30人 |
合計 |
126人 |
161人 |
+65人 |
|
今年度上半期の退会者数は前年同期の2,123人より982人減少しました(表6参照)。上半期の退会者数は、すべての会員種類で前年同期に比べ少なくなっています。
退会者には、退会する旨を連絡してくる「申し出退会者」と会員猶予期間を過ぎても会費の支払いがなく非会員となる「会費切れ退会者」の2種類があります。今年度上半期の会費切れ退会者数は95人と前年同期の会費切れ退会者数1,073人に比べ978人も減少しました。会費切れ退会者が大きく減少した一方で、上半期の申し出退会者数は1,046人と前年同期の1,050人とあまり変わりません(表7参照)。
上半期の会費切れ退会者が著しく減少したのは、2005年4月から会費切れ会員(退会の申し出がなく会費の支払いがない会員)の会員猶予期間を会員種類に関わらず一律会費期間終了後7ヶ月間に延長したことによるものです。昨年度まで会費切れ会員の会員猶予期間は、会費期間終了後2ヶ月間(特別会員は6ヶ月間)までとしていました。
表6 2004年度と2005年度上半期の退会者数の比較 |
|
2004年度 |
2005年度 |
増減 |
個人特別会員 |
112人 |
69人 |
-43人 |
総合会員(おおぞら会員) |
819人 |
420人 |
-399人 |
本部型会員(青い鳥会員) |
319人 |
122人 |
-197人 |
支部型会員(赤い鳥会員) |
550人 |
216人 |
-334人 |
家族会員 |
323人 |
314人 |
-9人 |
合計 |
2,123人 |
1,141人 |
-982人 |
|
表7 2004年度と2005年度上半期の退会者数の内訳比較 |
|
2004年度 |
2005年度 |
増減 |
申し出退会者 |
1,050人 |
1,046人 |
-4人 |
会費切れ退会者 |
1,073人 |
95人 |
-978人 |
合計 |
2,123人 |
1,141人 |
-982人 |
|
今年度上半期の継続率は97.9%で、前年同期の95.9%より2.0ポイント上昇しました。上半期の継続率は、すべての会員種類で前年同期に比べ高くなっています(表8参照)。
2004年度末の継続率は91.9%と同年度上半期の継続率94.0%よりも低いものとなっていますが、これは上半期に比べ下半期に更新時期を向かえる会員が多いためです。2005年度末の継続率も上半期の継続率97.9%より低くなると考えられます。
表8 2004年度と2005年度上半期の継続率の比較 |
|
2004年度 |
2005年度 |
増減 |
個人特別会員 |
97.3% |
97.8% |
+0.5ポイント |
総合会員(おおぞら会員) |
96.2% |
98.1% |
+1.9ポイント |
本部型会員(青い鳥会員) |
94.9% |
97.7% |
+2.8ポイント |
支部型会員(赤い鳥会員) |
95.1% |
98.9% |
+3.8ポイント |
家族会員 |
96.1% |
97.0% |
+0.9ポイント |
合計 |
95.9% |
97.9% |
+2.0ポイント |
|
今年度上半期だけでみると退会者数が大幅に減り、月によっては会員数が増えたかたちになりましたが、これは前述のように会員猶予期間を延長したことによる一時的なものです。入会者は減少傾向にありますし、会員猶予期間延長による退会者の見かけ上の減少が終わる下半期からは大幅な会員数の減少も予想され、楽観できない状況です。
各支部におかれましても、新入会員獲得のためのパンフレット配布などに一層のご協力をよろしくお願いいたします。
(会員室/八木典子)
■2005年退会時アンケート 中間報告■
退会のきっかけとなった理由や背景などを把握し、今後の事業の参考にさせていただくため、退会者にアンケートのご協力をいただいております。開始から半年が経過しましたので、ここで中間報告をいたします。
8月までの6ヶ月間に退会された方882名にアンケートを送付した結果、222名の方からご回答をいただきました(回答率25.2%)。
○回答者の内訳
男女の比率は男性67%、女性33%、年齢は最多が70代で30%、次いで60代の27%、平均年齢63.9歳でした。対象期間における全退会者の内訳が未集計なため、参考までに前年度の退会者総数3,862名のうち年齢・性別の把握できる2,773名を対象とした集計との対比でみると、男性70%、女性30%、最多60代の27%、次いで50代の22%でしたので、男女の比率はほぼ同率でしたが、年齢層では高齢の方に偏った傾向がありました。その前提で、今回の中間報告をご確認ください。
- 在籍年数は5年以内22%、6〜10年37%、11〜15年22%、16〜20年12%、21〜25年5%、26年以上2%でした。(グラフ1)
- 会員種別はおおぞら会員53%、青い鳥会員15%、赤い鳥会員25%、個人特別会員5%、家族会員2%でした。(グラフ2)
- 都道府県別では、有効回答数212件中、東京都が35名で最多、次いで神奈川県28名、埼玉県13名、大阪府12名と続いています。
グラフ1:在籍年数
グラフ2:会員種別
○「入会しての満足度」は比較的高い結果
当会に入会しての満足度についてご回答いただいた方は198名で、「満足」「やや満足」の合計は91名・46%(グラフ3)で、これに「特に不満はない」を加えると181名・91%となり、今回、回答をいただいた皆さまには概ね満足いただいていた様子がうかがえます。
○退会動機のトップは高齢化によるもの?
退会動機は、有効回答数424件中、「病気や老齢によるもの」が109件、「探鳥会や自然観察会に参加できなくなったから」が100件(グラフ4/複数回答あり・主要回答のみ)で、合わせると動機の約半数を占めています。但しこの結果は、前述の通り年齢層において比較的高齢の方からの回答が多く反映されておりますので、退会者全体の傾向であるとは断言できません。また、わずかながら10年、15年、20年目、といった節目の年に退会される傾向もみられますので、今後1年間のデータがまとまりましたら又ご報告したいと思います。
グラフ3:入会しての満足度
グラフ4:退会動機(主要回答のみ)
○その他の退会動機
回答件数では少ないものの、「求めていた情報を十分得ることができたから」の肯定的な回答が9件ある一方、「期待した活動と当会の活動が異なっていた」が10件、「『野鳥』誌が面白くないから」が6件など、会の活動や期待に満足がいかなかったという回答もありました。中でも、「鳥に関する知識が身に付かなかった」という回答が11件あり、この結果を入会時アンケートの「入会して得たいこと」と対比させてみますと、「鳥の名前や生活に関する知識を得たい」が有効回答326件中118件と2番目に多い回答となっていることから、この点を改善していくことも今後の課題のひとつであると考えられます。
また、「期待していた活動と当会の活動が異なっていた」に関するフリー回答では、本部・支部ともにもう少し身近なものであってほしかった(とけ込む機会がなかった)、や自然環境・野鳥保護のための活動よりも探鳥会が中心だった、という意見もありました。
○「他団体に入会」はごくわずか
「他にどちらかの自然保護団体の会員になっていますか」の設問では、回答者が19名で、のべ28団体が挙げられました。また「退会後、他の団体に入会されましたか(予定含む)」の設問に、入会すると回答された方は、有効回答196件中3名にとどまりました。
○おわりに
このアンケートの回収率は、8月までの平均で25.2%と、低いものではありますが、引き続きご協力を呼びかけ、皆さまの貴重なご意見等を今後の事業活動に生かせるよう、努力してまいりたいと存じます。
(会員室/齋藤英一郎)
■野鳥誌で同封広告をはじめます■
野鳥誌4月号でお知らせしておりますが、今年度より野鳥誌の発送を第3種郵便から冊子小包に変更しております。これによりの年間約220万円の送料が削減される見込みですが、同時に第3種郵便では制約の多かったチラシやパンフレットなどの同封送付も簡単になりました。そこで、この同封送付を利用しまして経費削減だけではなく収入増加につなげることができないかと検討しておりましたところ、いくつかの企業から有料の広告としてパンフレットを同封送付してもよいとのご返事をいただくことができました。
これまでは第3種郵便ということもあり、野鳥誌に広告物が同封されて届くということはありませんでした。またこれまでの野鳥誌の広告は、光学機器や探鳥ツアー、書籍など会の活動に比較的関わりの深いものが中心でしたが、同封広告に応じていただけそうなのは一般の旅行ツアーに会員制リゾートホテル、健康食品など会の活動とはあまり接点のないものになってきます。これは、会員の平均年齢が56歳ですので、比較的高い年齢層を狙っている企業から積極的に反応があるためです。こうしたことから、会員の皆さまには同封広告に抵抗を感じられる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、会の財政状況を考えますと、経費削減とともに収入の拡大が急務です。同封広告では、1種類のパンフレットを入れることで数十万円の広告収入をいただくことができますから、大変ありがたいことです。そのため、早ければ野鳥誌12月号からこの同封広告を開始させていただきたいと思います。会員の皆さまには、同じ12月号に説明記事を掲載いたしましてご理解をお願いする予定です。また同封する広告パンフレットも、自然保護上の問題はもちろんですし、他の雑誌でのクレーム発生の有無などを広告代理店を通じて確認し、問題のありそうなものはお断りする予定です。
どうぞご理解のほどお願いいたします。
(会員室長/小林豊)
■全日空ホームページで北海道の自然情報提供■
全日空のホームページの中に「旅プラス」というページ(
https://www.ana.co.jp/travelplus/)がありますが、ここに当会から北海道の自然情報を掲載できることになりました。以前より、全日空のホームページに何らかの形で当会の情報を載せさせていただきたいと相談させていただいていたのですが、その結果、北海道各地のリアルな自然情報を載せていくのがおもしろいのではと話がまとまりました。全日空のホームページは、毎日多数の利用者がある大規模なところですから、そこに野鳥の会の名前入りで自然情報を掲載することはとても広報効果のあることですので、ぜひ積極的に取り組みたいと思っております。
そこで、北海道内の各支部で対応可能な支部がございましたら、この自然情報掲載にご協力をお願いしたいと思います。掲載する情報は、下記の例にあるような写真と文章です。地域の季節感があるもので、鳥の写真だけでなく草花や風景などから例えば漁船が出航する写真に「鱈漁が始まりました。そろそろオオワシが渡ってくる季節です」というような文章を付けたものでも構いません。どちらかといえば鳥のアップなどより、鳥と一緒に周りの風景や人物、出来事などが写っていて、ホームページを見た人が北海道の自然の広がりや季節の移り変わりを感じられるような写真が良いかと考えております。そのため、鳥の写真を時間と手間をかけて撮る必要はありませんし、文章も図鑑的なものや解説的である必要はなく方言も使っていただいても構いませんので、そう大きなご負担にはならないかと思います。
またホームページへの掲載と申しましても、実際の作業としては写真と原稿をメールで財団事務局へお送りいただくだけでして、支部でホームページに書き込むような作業が発生するわけではありません。掲載情報の更新頻度は週1回を予定しておりますが、道内には3つのサンクチュアリがありましてそこからの掲載情報もありますし、幾つかの支部でご協力いただければ支部毎の作業頻度は平均で2〜3ヶ月に1回程度になるかと思います。
この情報の掲載開始は、11月初めの予定でして、当座は道内の3つサンクチュアリからの自然情報を掲載する予定です。そのため、11月になれば実際にどの様な形で掲載されるかをご覧いただくことができます。
改めて道内各支部にご協力いただけるかお伺いさせていただきたいと思いますが、協力の方向でお考えいただける支部がございましたらご一報いただきますようお願いいたします。
突然のことですし、説明が分かりにくい部分もあるかと思い恐縮ですが、ご検討いただきますようお願いいたします。
【掲載情報の例】
湖が全面結氷しました
昨日来の冷え込みで、湖全体が薄い氷でおおわれました。全面結氷は、昨年に比べて1週間遅い観測です。そんな氷上に休むのは、冬の王者、オオワシ。遠くからでも白い肩と黄色くて大きなくちばしが目立ちます。まだまだ氷は薄いので、落っこちないように、気をつけたほうがいいべや!>オオワシくん。
写真・文:日本野鳥の会 △△支部 ○○○○
(会員室長/小林豊)
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(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第19号
発行:財団法人日本野鳥の会 2005年10月28日
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