公益財団法人日本野鳥の会
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Activity

当会の活動

ナベヅル・マナヅル分散プロジェクト

2012年度 ツル保護事業の取り組み

 長浜干拓地では市や地元団体によってツルたちが安心して越冬できるように、越冬地の整備や監視活動、市民への普及活動が行われています。
 日本野鳥の会ではこうした活動にアドバイスを行い、サポートしています。

①銃猟の規制
 ツルたちが安心して越冬できるように、長浜干拓地は2004年11月から特定猟具使用禁止区域(銃猟禁止区域)に指定されています。

②人の立ち入り制限
 ツルは警戒心が強く、特に飛来したばかりの頃は人や車が近づくのを嫌うため、越冬期の前半(11月15日〜12月28日)に干拓地内への人や車の立ち入り(農作業を除く)を禁止しています。
 皆さまもご協力をお願いします。
③遮光ネットの設置
 夜間に安心してねぐらを利用できるように、干拓地の一部に自動車のヘッドライトの光を遮光する寒冷紗(かんれいしゃ)を設置しています。
ツルの利用場所や行動を記録したり、立ち入り制限区域に人が立ち入らないように監視している調査員
④監視活動・観察指導
 ツルが飛来する11月から2月までの間、「伊万里鶴の会」や市のボランティアの方々によってツルの飛来状況の記録や巡視を行っています。
 また、ツルを見に来る市民へ観察の指導や情報提供なども行っています。
⑤監視小屋の設置
 監視活動の拠点として、冬の間は干拓地の入り口に監視小屋を設置しています。 室内には双眼鏡や望遠鏡が常備されています。当会の会員からのご寄付をもとに寄贈したものが活用されています。

長浜干拓に暮らしている野鳥の暮らしや食べものについて寸劇で楽しく紹介
⑥子どもたちへの普及教育
 毎年、地元の東山代小学校でツルをはじめとした野鳥や自然に関する学習会を行っています。
 2012年11 月17日には3年生、5年生の児童と父兄を対象に、日本野鳥の会佐賀県支部による寸劇や鴨川誠氏による講演が実施されました。
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