このプロジェクトは
日本野鳥の会が所有する北海道東部の野鳥保護区に残る森林伐採跡に、地元産の広葉樹を植え、「シマフクロウの森を育てよう」という取り組みです。本来の自然が再生され、シマフクロウのすめる森になるには、100年以上の年月がかかります。しかし、その間も森は育ち、二酸化炭素を吸収し、多くの生物をはぐくむ多様性豊かな環境が作られます。
このプロジェクトでは 1.絶滅危惧種シマフクロウの保護 2.生物多様性の回復 3.二酸化炭素吸収(カーボンオフセット)のトリプル・ベネフィットを実現することができます。
ご支援ありがとうございました
植樹には、苗木の購入や植え付け、苗木が育つまでの管理など多くの費用がかかります。2009年から2012年までに多くの企業や個人の方にご支援いただき、植樹区画ごとにご協賛いただくことで、植樹とその後5年間の管理をすることができました。
信頼のプロジェクト
このプロジェクトは、第三者による認証評価を受けています。樹種や本数が計画通りであるか、作業の際に排出したCO2や廃棄物などプロジェクト実施に伴ってどれだけ環境に負荷をかけたか、保全活動を正しく記録し管理しているかどうかなど、プロジェクト全体に対する総合的な評価を受け、その結果を公表しています。
プロジェクトの森は成長中
2009年から始まったこのプロジェクトは、これまでに根室地区と知床地区3回の植樹を行いました。48区画 4136㎡に4800本の苗木を植栽し、その後5年間の草刈り等の施業は終了していますが、引き続き植樹地の巡回やモニタリング調査などの管理を続けています。現在では、植栽木だけでなく、実生で育ってきたシラカンバなども繁茂する林に成長しています。
今後のビジョン
伐採跡地を森へ復元するこのプロジェクトですが、15年ほどが経過し、ようやく樹高5m程度の林ができてきたところで、まだまだシマフクロウの森には程遠い状況です。今後、シマフクロウが好む針広混交林へと復元していくため、この林に針葉樹を導入して広葉樹とともに育てる活動を実施する予定です。引き続きご支援をよろしくお願いします。
<プロジェクトニュース>
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