■支部報 保護・調査記事関連トピックス
本記事は日本野鳥の会へ送付されてきている各地の支部報/会報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会の会員へ配信しております。本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部/各会の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。
NO.919
●2018/10 軽井沢
・野鳥の飛び立ち(鳥追人)
●2018/12 東京
・祝・葛西三枚洲・ラムサール条約登録(幹事)
・自分の町の鳥類目録を作ろう(研究部)
・ビワコカタカイガラムシ
●2018/12 千葉県
・ラムサール条約登録湿地(10/3日本経済新聞)
・アカガシラカラスバト1000羽まで回復(10/13毎日新聞)
・絶滅寸前ヒガシシナアジサシ(10/26読売新聞)
●2018/12 兵庫
・ため池へのソーラーパネル設置状況(研究グループ)
●2018/12 北九州
・アカアシチョウゲンボウの大移動
●2018/12 筑豊
・食虫植物(植物部)
・干潟のシギ類声の録音
●2018/11 鹿児島
・ブッポウソウ繁殖記録
●2018/10 軽井沢
・野鳥の飛び立ち(鳥追人)
一般的に、体重が重い海ガモ(潜水ガモ)は水面を走って飛び立ち、淡水ガモは滑走なしで、その場から飛び立つ。海ガモは水中に潜るため、翼が比較的小さいことがあげられる。コウノトリは他のサギ同様、その場からふわっと飛び立つのは、翼の大きさの割には体重が軽いため。
(軽井沢「野鳥軽井沢」NO.426,P8〜9)
●2018/12 東京
・祝・葛西三枚洲・ラムサール条約登録(幹事)
10/23、ドバイのCOP13で、南三陸町の志津川湾と、葛西三枚洲がラムサール条約登録地に認証された。都知事、江戸川区長も欠席のため、NPO代表として南三陸町長と出席した。葛西三枚洲は1998年、WWFの東梅さんから推薦があり、2016/6のキックオフから今回到達できた。東京オリンピックのカヌー競技場予定地もこの地から変更できた。
(東京「ユリカモメ」NO.758,P3)
・自分の町の鳥類目録を作ろう(研究部)
東京都の鳥類目録は1974年に発行後、改訂が進んでいない。研究部が1975〜2000年を補足し、「東京都産鳥類目録2000」を発行し、その後「東京の野鳥たち〜月例探鳥会3箇所、20年間の記録・明治神宮、高尾山、新浜の長期記録〜」を出した。奥多摩支部では2014年に「多摩の鳥 鳥類目録2000〜2012」を出しているが、来年から東京都全体をフォローするものを作成したい。記録をバードリサーチのサイトへ送って下さい。
http://bird-atlas.jp/
(東京「ユリカモメ」NO.758,P11)
・ビワコカタカイガラムシ
晩秋から冬、シジュウカラの仲間がヨシ原で、ヨシの茎の鞘の中に隠れているカイガラムシを捕食する。2016/11、東京、神奈川、奥多摩3支部のリレー形式観察会で、それはビワコカタカイガラムシであると神奈川支部幹事から聞いた。
(東京「ユリカモメ」NO.758,P12)
●2018/12 千葉県
・ラムサール条約登録湿地(10/3日本経済新聞)
環境省は宮城県南三陸町の志津川湾、東京都江戸川区の葛西海浜公園をラムサール条約登録地に推薦した。志津川湾はアマモなどの海藻が生い茂り、コクガンの越冬地である。また、豊岡市の円山川下流域の周辺水田の登録面積を2倍の1094haに拡張して申請、登録される見込み。同地はコウノトリ繁殖地である。
(千葉県「ほおじろ」NO.453,P12)
・アカガシラカラスバト1000羽まで回復(10/13毎日新聞)
絶滅危惧種の同種は一時数十羽まで減ったが、今は目撃情報が増えている。環境省によると、2009年父島、母島合わせて66羽、2016年には830羽になった。小笠原村では1999年、全国初の飼猫登録制を条例化し、2005年からノネコの捕獲を始めた。2016年までに53頭が捕獲され、本土で飼猫になった。2010年、約200頭とされたノネコは2013年には10頭まで減った。林野庁も保護区を設定し、繁殖期は入林禁止とし、非繁殖期入山はガイド同行を義務付けた。また、ノネコは生き延び50頭程まで増えたとされ、これらの作業の継続は重要である。
(千葉県「ほおじろ」NO.453,P12〜13)
・絶滅寸前ヒガシシナアジサシ(10/26読売新聞)
山階鳥類研究所は10/25、世界で100羽を下回る絶滅寸前のヒガシシナアジサシを、宮古島で確認したと発表した。
(千葉県「ほおじろ」NO.453,P13)
●2018/12 兵庫
・ため池へのソーラーパネル設置状況(研究グループ)
ソーラーパネル設置が認められた水面は県内に15箇所あり、内、水面の半分以上がパネルに覆われているため池5箇所では、カモ類個体数は2012年→2018年比較で218→0、99→13、221→48、167→39、21→7と減っている。
(兵庫「コウノトリ」Vol.227,P16〜17)
●2018/12 北九州
・アカアシチョウゲンボウの大移動
アカアシチョウゲンボウは日本では迷鳥で、ロシアのウスリー地方から北東アジアで繁殖し、秋、数十万羽がインドからインド洋を越え、南アフリカに渡る。2012年秋、10万羽がインドで捕獲され、生きたままで生鮮食品として販売された。その後インドの行政、国際的な鳥類保護団体の努力により、狩猟禁止になった。インドに立ち寄るのはモンスーンの終わり頃、シロアリが一斉に孵化し、その栄養を取るため、2、3週間滞在する。今ではインドは安全な休息場所になった。(10/20 ディスカバリーチャンネル放映)
(北九州「北九州野鳥」NO.390,P8)
●2018/12 筑豊
・食虫植物(植物部)
食肉植物、肉食植物とも言う。基本的に光合成能力はある。世界で約600種ほどあり、代表種はハエトリソウ、サラセニア、ネペンテス、モウセンゴケ、ムシトリスミレ、タヌキモ等。土壌の窒素、リン、ミネラルが不足がちな土地で生育する。一般に根の発達はよくない。光合成の酵素を虫から作る。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.490,P40〜41)
・干潟のシギ類声の録音
シギ類の声は「ピ」、「ビ」と聞こえる音が多い。周波数は3〜4kHzが多い。柔らかい音で人の耳には優しく心地よいと好まれる、ウグイス、クロツグミ、イソヒヨドリ、イカル、アカハラとほぼ同じ声の高さ。開けた干潟ではシギ類の声はよく伝わり、姿確認も容易である。遠くにいる時は、タイマー録音を岸辺に置き、潮が満ちてくると、岸近くでクリアな録音ができる。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.490,P42〜43)
●2018/11 鹿児島
・ブッポウソウ繁殖記録
7/15、鹿児島県内でブッポウソウの巣立ちを見る。10羽おり、2番が繁殖か。7/9には別の人が3羽を見ている。鹿児島県内ではブッポウソウは暫く繁殖が途絶えていたが、数十年ぶりの復活か。
(鹿児島「るりかけす」Vol.160,P5)
NO.920
●2018/12 郡山
・2018年カッコウ調査(調査研究部)
●2019/1 茨城県
・ハス田のシギ、チドリの生息状況
・茨城県初のミズカキチドリ
・2回目のオオバン賞
・バードリサーチ記念集会(事務局)
●2019/1 千葉県
・舞い戻ったエゾフクロウ(11/5毎日新聞)
・シロガシラ2年連続確認(11/11毎日新聞)
・出水のツル(11/18日本経済新聞)
●2018/12 高知
・ブッポウソウの定住促進
●2018/12 山口県
・クロツラヘラサギ保護リハビリセンターがオープン
●2018/12 筑後
・秋のサシバ西九州縦貫コース
・野鳥は飼うだけでも罰せられます
●2018/12 郡山
・2018年カッコウ調査(調査研究部)
6/10、朝7時から5分間、カッコウの声の有無を郡山市周辺で調査した。小学校56校から1462枚の回答、中学校30校から1040枚、支部会員、一般市民から472枚、計2974枚のアンケートを回収できた。市街中心地では半径300m、市街地では半径400m、郊外では半径500mまでカッコウの声が届くとして集計した。計86箇所でカッコウの声があり、番としてこの2倍の推定172羽の飛来はほぼ例年通りであった。
(郡山「かっこう」NO.104,P2〜3)
●2019/1 茨城県
・ハス田のシギ、チドリの生息状況
霞ヶ浦中岸の低地東西約16kmはハス田になっており、過去11年間、計226回、観察を行った。28種のシギ、チドリが記録された。内、環境省のレッドデータリスト記載6種(タカブシギ、ツルシギ、アカアシシギ、オオソリハシシギ、ハマシギ、ケリ)がいる。
(茨城県「ひばり」NO.347,P3〜6)
・茨城県初のミズカキチドリ
9/8、ひたちなか市平磯海岸でミズカキチドリが確認された。ハジロコチドリに酷似するが、内指と中指の間に、小さな水かきがある。北米大陸北部で繁殖し、北米中南部から中南米の海岸部で越冬する。日本国内での記録は少なく、今回、茨城県では初記録である。
(茨城県「ひばり」NO.347,P7)
・2回目のオオバン賞
11/3、4、千葉県我孫子市で開催されたジャパンバードフェスティバルで支部はハス田の防鳥対策の後進性を訴え、8本のポスターにオオバン賞を受けた。
(茨城県「ひばり」NO.347,P20)
・バードリサーチ記念集会(事務局)
10/27、NPO法人バードリサーチ設立15周年記念集会が東京であった。支部はハス田の野鳥羅網問題をPRする機会を持った。
(茨城県「ひばり」NO.347,P22)
●2019/1 千葉県
・舞い戻ったエゾフクロウ(11/5毎日新聞)
9月の北海道胆振東部地震で震度7を観察した厚真町の厚真神社に9年前からすみつき、3代目となる番が6月に雛3羽を育てたが、地震直後に例年より早く、舞い戻った。エゾフクロウはアイヌ語で「夜鳴く神」と言われている。
(千葉県「ほおじろ」NO.453,P12)
・シロガシラ2年連続確認(11/11毎日新聞)
9月、北九州市若松区の響灘ビオトープでシロガシラが昨年に続き、確認された。幼鳥が多く、分布北上に伴い近くで繁殖しているのかも。日本では南西諸島で留鳥として分布する。
(千葉県「ほおじろ」NO.453,P12)
・出水のツル(11/18日本経済新聞)
11/17、鹿児島県出水市に飛来するツルを地元中学生、ボランティアがカウントした。ナベヅル12,530羽、マナヅル89羽、クロヅル10羽を確認した。1万羽超えは22年連続。
(千葉県「ほおじろ」NO.453,P12〜13)
●2018/12 高知
・ブッポウソウの定住促進
四万十川沿いにブッポウソウの巣箱30箱設置を進めているが、色々困り事がある。スズメが巣箱を乗っ取る。対策は秋に巣箱の穴に蓋をし、ブッポウソウ渡来直前に蓋を外す。カラ類も巣箱を乗っ取るが、巣材が少ないので、その上にブッポウソウは営巣する。ムササビが巣箱に入らぬように、塩化ビニール波板で覆うが打つ手無し。番形成にはブッポウソウ通過地点で、ブッポウソウの声を流すのは有効と思われる。
(高知「しろぺん」NO.383,P2〜5)
●2018/12 山口県
・クロツラヘラサギ保護リハビリセンターがオープン
サントリー世界愛鳥基金の助成を受け、NPO法人野鳥やまぐちは傷病クロツラヘラサギの保護リハビリケージを、きらら浜自然観察公園の干潟に完成させた。20m×16m×3m高さで、11/24、開所式があった。日本クロツラヘラサギネットワークの事務局長の記念講演があった。支部はこの協力団体である。
(山口県「やまぐち野鳥だより」NO.260,P1)
●2018/12 筑後
・秋のサシバ西九州縦貫コース
野鳥誌9・10月号で東淳樹氏が「サシバを守るネットワーク・サシバ保全の今」で韓国から九州西部を通り、薩摩半島から台湾に渡るサシバの渡りルートがあるのが示されている。熊本県支部満田氏からは対馬を経て、熊本県玉名市の金峰山から鹿児島県南さつま市の金峯山へ通るサシバのルートがあるとされる。
(筑後「まめわり」NO.210,P6)
・野鳥は飼うだけでも罰せられます
密対連は日本野鳥の会と連携し、野鳥の密猟防止に取り組んでいる。「野鳥は飼うだけでも罰せられます」のチラシを会報に同封する。
http://izuhara.web.fc2.com/yacyouwokaudakedemo.html
(筑後「まめわり」NO.210,P9)
(自然保護室・野鳥の会・神奈川/森 要)
■2018年度(第21回)日本野鳥の会中国四国ブロック交流会報告
【日時】:2018年6月30日(土)〜7月1日(日)
【場所】:天然温泉尾道ふれあいの里(広島県尾道市御調町)
【担当支部】:日本野鳥の会広島県支部
【参加者】:10支部(鳥取県支部7名、島根県支部3名、広島県支部26名、岡山県支部10名、山口県支部3名、香川県支部6名、徳島県支部8名、愛媛5名、高知支部3名、筑後支部4名)、吉倉町安田自治振興会5名、三原野鳥の会約10名、財団5名(上原常務理事、箱田普及室長代理、嶋村普及室員、伊藤自然保護室員、萩原常務理事付)、合計約95名
【スケジュール】
・1日目
13:00〜16:00総会 ※終了後、懇親会
・2日目
8:30〜12:00 ブッポウソウの巣箱(育雛中)見学会
【議事】
(1)シンポジウム 中国四国各県のブッポウソウの巣箱架設状況
@鳥取県支部 (土居克夫支部長)
2017年は、県内で73個巣箱を架設し、55個の営巣利用があった。兵庫県との県境の巣箱の利用はなかった。仮説だが、このエリアは、ブッポウソウの電柱を使った繁殖文化がないことから巣箱も利用されなかったと考えられる。電柱への巣箱架設は、NTT所有の物にのみである。現況として、農村の衰退から廃屋となりブッポウソウが営巣利用していた電柱が撤去されてしまう。そこで単管パイプ製の支柱を設置し巣箱架設していること、現在架設している巣箱は、普及、教育的側面から子どもが作成したものであることが報告された。
独自の活動として、成鳥のバンディングを行い雌雄の見分け方などを明らかにし、GPSロガーを装着し移動などの生態調査(山階鳥類研究所と共同)、ヒナの調査(個体数把握・エサの分析)を行い、保全に活かしている。
支部が取り組むブッポウソウの保護活動は、「鳥取県希少野生動植物の保護に関する条例」に基づき、県が策定した「ブッポウソウ保護管理事業計画に沿って進めていること、また、鳥取県希少野生動植物保護管理事業補助金の助成を受け、巣箱の作成、架設、調査を行っていると活動について報告された。
A島根県支部 (佐藤仁志支部長)
島根県内では、30年ほど前と比べると減少傾向にあること、その原因の一つとして、以前は、木製電柱にオオアカゲラが開けた巣穴を利用していたが、近年は木製電柱が廃止されなくなったことがあり、現在は橋脚の穴などを利用して繁殖しているものも見られるが数は多くない状況である。
支部活動としては、巣箱架設を行っていないが、邑南町では、民間団体である「ブッポウソウを愛する会」により巣箱架設が盛んに行われており、2017年度には、設置103ヵ所中、37ヵ所で繁殖成功と効果が上がっている。
「ブッポウソウを愛する会」が行っている巣箱架設の特徴は、既存の電柱に架設するのではなく、個人が所有する敷地(田んぼなど)の古電柱などを利用し、独自に支柱を建てて巣箱を架設していることであり、止まり木の設置による効果について等の活動について報告がされた。
B岡山県支部 (丸山健司支部長)
2017年県内では、541個巣箱が架設され、内354個が利用された。利用率は、65.4%だった。
県内では、1985年ごろから木製の電柱からコンクリート製の電柱に置き換わり始め、ブッポウソウが電柱に穴を開けて繁殖することが困難になったため、保護をしようと1990年頃から巣箱架設を行い、現在では生息数が多い県となっている。
2017年、国内でのブッポウソウの生息数は、2,000羽程度と推察されており、その約70%となる1,400羽が中国地方5県に生息し、岡山県では、550羽ほどが生息していると推測されていると報告された。また、北海道は繁殖が確認されていない場所となっているが、クマゲラの古巣を3シーズン繁殖利用した例がある。
岡山県内でブッポウソウの保護活動をしている団体は複数ある。「生物多様性研究・教育プロジェクト」という団体は、巣箱を240架設しているが、ほぼ個人の方が行っている状況と報告された。また、「ブッポウソウ吉備中央町会」は、ブッポウソウを観光側面でも注目している。撮影場所を用意し、無謀な撮影者を抑止している。
来年、吉備中央町にてブッポウソウの大きなシンポジウムを開催予定であると報告がされた。
C広島県支部 (藤田人巳氏)
広島県ではもともと県北部を中心に少数の繁殖が確認されていたが、樹洞での繁殖はほとんどなく、主に木製電柱に開けられたキツツキの穴で営巣していた。現在、国内での繁殖は、岡山県、広島県が繁殖数の多い県で保護活動も盛んである。このことは、比較的早期から多数の方々が保護活動を行っていたことと、もともと中国山地で繁殖が多かったことが理由と考えられる。
広島県は、ブッポウソウの保護活動が全県的に広がっていることが特徴でアンケート調査によると13市町で11の団体および個人による巣箱架設による保護活動が行われている。その中でも三次市は、特に活発で市の鳥にブッポウソウを加えている。三次市では、2017年広島県内で架けられていた巣箱総数595個中半数近い273個が架けられている。
今後の課題として、ブッポウソウの自然繁殖は困難であると考えられるため、引き続き巣箱を用いた保護活動が必要となる。しかし巣箱調査には手がかかるほか、多くの団体は高齢化が進んでおり担い手不足が課題となっていると活動について報告された。
D山口県支部(開作秀俊氏)
山口県支部として巣箱の架設等の活動は行っておらず、個人が活動している。巣箱の見守りについては、主に農家の方が行っている。巣箱架設については2005年より開始、2007年1番の繁殖が確認された。2008年よりプロジェクトとし本格的に活動が開始され2010年には、3羽の巣立ちがあった。
活動が本格化するとカメラマンやカラスに起因する営巣放棄が見られるようになった。その後、2013〜2015年は、営巣放棄が減るが、2016年、2017年は、カメラマンが増加し再び営巣放棄が起き、見回りも行っているが、基本的に個人での活動であるため限界がある。そこで、今までは保護のため、場所などを非公開で行ってきたが、カメラマンの現状などを新聞記事に取り上げてもらうことを決断した。現在はその効果のほどを見ている状況である。
また、ブッポウソウの興味深い行動として、2016年に1つの番に対し、3〜4羽で行動する姿が観察された。これは、営巣放棄した個体が、繁殖中の個体と共に行動した可能性もあると考えていると報告された。
E徳島県支部 (三宅武支部長)
徳島県での、ブッポウソウ巣箱架設は、徳島県希少鳥類研究会が行っている。2012年より巣箱架設を行い、ブッポウソウだけでなくオオコノハズク、コノハズクも利用の可能性がある地域にも架設している。ブッポウソウの巣箱は過去の自然営巣地記録のある山村地域に架設している。毎年、繁殖期に県内に架設した巣箱、全てを調査しているが、現時点では、営巣は確認されていない状況である。
巣箱の架設は、主にスギや自然木にシュロ縄で固定しているので、架設3年程で巣箱の3割が落下する。2017年からは、電柱への巣箱架設を試みていると報告された。
F高知支部 (濱田哲暁氏)
高知県内では、個人といくつかの団体がブッポウソウの巣箱架設を行っている。高知支部は、四万十川流域を中心に架設を行っている。県内でのブッポウソウの繁殖は、自然繁殖(鋼橋利用)2、推定値を含む巣箱での営巣が約18箇所、架設巣箱数が約60個となっている。架設した巣箱は、毎年11月頃に点検、清掃などのメンテナンスを行うほか、目的種外利用を防ぐため、蓋による巣穴の閉鎖を実施している。
県内は、スギ・ヒノキ林が多いが、郊外には雑木林が多くあり営巣地として期待をしていた。しかし、近年、バイオマス利用が増し、伐採が活発な傾向となり、ブッポウソウにとって逆風が吹きはじめている。保護を進めるにあたり、人材と知恵が不足しているのが課題と報告された。
G愛媛 (松田久司代表)
ブッポウソウの巣箱架設は、支部としては、行っておらず、「やませみ22」という団体が県から助成金を受けて行っている。巣箱の架設は、2009年から行っており、現在72個が架けられている。利用のない巣箱は、撤去、移設を行っている。営巣数は、今年度の推定も含めると30箇所となる。架設にあたっては、岡山県へ視察した際の状況を参考にしており、ブッポウソウの利用が多い、田んぼと林の境目に架設している。巣箱の製作は、環境学習の意図もあり、学校の生徒が行っているが、統廃合などが行われ、現在は1校のみの実施となっている。電柱への架設は、電力会社に断られたため、支柱を含め自前で架設している。
架設にあたっては、業者へ依頼し、穴掘建柱車や高所作業車を用いて行っている。なお、架設場所として巣箱を製作した生徒の祖父母の土地などを協力いただいている。地域への浸透のしくみとして、シイタケ栽培農家とのブランド化を図っている。シイタケ栽培にはクヌギなどのナラ材が必要となりそれらのもととなるナラ林が必要。その普及に冬のアイコンとしてドングリを食べるオシドリ、夏のアイコンとして、ナラ林に集まるカナブンなどの昆虫類を食べるブッポウソウを設定しており、シイタケ農家がブッポウソウの巣箱を架設している取り組みについて報告された。
・以上、各支部の発表を受け、2017年の各支部の架設数と利用数の確認が以下の表にて確認が行われた。
|
架設数 |
利用数 |
利用率 |
広島県 |
595 |
421 |
71% |
岡山県 |
541 |
354 |
55% |
鳥取県 |
73 |
55 |
75% |
島根県 |
103 |
37 |
36% |
山口県 |
53 |
11 |
21% |
高知県 |
60 |
18 |
30% |
愛媛県 |
70 |
3 |
4% |
徳島県 |
7 |
0 |
0% |
香川県 |
0 |
0 |
0% |
合計 |
1502 |
899 |
60% |
▲2017年の各支部の架設数と利用数
・発表を受けての質疑応答が以下のように行われた。
《質問》巣箱の清掃は、どの程度の間隔で行うと良いか?
《回答》(岡山県支部)スズメは、毎年行い、シジュウカラは、2年に1回程度行うが、ブッポウソウは、3年に1回程度の清掃でも良い。しかし理想は毎年清掃を行うのが良い。
《質問》見回りは、いつまですれば良いか?
《回答》(岡山県支部)営巣中の見回りは繁殖への影響を考えて行わず、ブッポウソウの姿が消えてから確認を行っている。/(広島県支部)バンディングの経験から遅いと8月初旬まで繁殖の可能性があるので巣箱に近づかない程度に見回りを行っている。
《質問》営巣を増やすのに効率の良い巣箱の架け方はあるか?
《回答》(鳥取県支部)繁殖成功している巣箱のあるエリアから徐々に拡げて行くのも良い手だと思う。/(岡山県支部)ブッポウソウの気配がないところは、巣箱を架設しても営巣利用の可能性が低いので営巣利用のある場所の10q圏内から拡げるのが良いと思う。
《質問》愛媛に質問です。巣箱をかなり高いところへ設置しているが、管理はどうしているか?
《回答》(愛媛)現在の所は、助成金を受けているので、高所作業車を用いて行っている。
《質問》巣箱の高さについてですが、低いところでの利用はあるか?
《回答》(広島県支部)通常4〜5mの高さに架設。以前、試したら1.5mの高さでも利用があった。/(岡山県支部)通常3〜4mの高さに架設。2mほどの高さでも利用するが、低いとヘビなどのリスクが上がる。/(徳島県支部)7m前後の高さに巣箱を架設している。/(島根県支部)電柱への架設は4〜5mの高さ。/(高知支部)5m前後の高さに架設。
《質問》カメラマン対策はどうしているか?
《回答》(岡山県支部)営巣地の公表をするかしないかがまず重要。/(広島県支部)巣箱その物に、「近づくな」などのサインを入れており、効果がある。おそらく、そのような巣箱で写真を撮影しても絵にならないからではないかと推察している。/(岡山県支部)当初、苦慮した。巣箱に張り紙をしたが、効果なし。(撮影後にパソコン上で修正処理ができてしまうため)また、撮影者1人1人へ口頭でお願いをしたが、なかなか厳しい。吉備中央町は、観光と絡めている為、巣箱から50m離れたところ、3箇所にブラインドを設置し、撮影者は、そこから撮影しているので最近は、問題がない。ただ、このような対策は、資金と場所の提供があってこそ実現可能なので各地で行うのは、難しいと思われる。/(広島県支部)観察できるところを絞っている。田んぼ、電柱、巣箱ともに所有者がいるので、撮影者への最終的な文言として「所有者の許可なく撮影しないでください」と伝えている。
《質問》(島根県支部)以前、子どもからの質問でくちばしの先端が黒いものと、黒くないものがいるとあったが、お答えできる方はいるか?(島根県支部)
《回答》(鳥取県支部)個体差ではないか?少なくともオス・メスでは、そこでの違いは認められていない。
(2)財団からの連絡
@普及室(箱田室長代理)
・初心者向けバードウォッチングにおける変更点ついて
名称を「会員を増やすためのバードウォッチング」から、「初心者向けバードウォッチング」へ変更したことについて連絡がされた。また、「お試し入会サービス」のお願いをしていたが、行わなくても良いこととしたこと、参加者をより手厚くフォローしていくため、名簿の書式を変更し、一人一枚とする形式に変更したこと、今まで秋から冬に開催時期を設定していたが、東北地方などはこの時期には気象的に厳しいため、春も加え開催時期を拡大したことなどが連絡された。
・探鳥会リーダーズフォーラムについて
「探鳥会リーダーズフォーラム」は、1泊2日の研修会で6つの分科会に分かれて参加する形式で行っていることなどが説明された。また、より具体的に「探鳥会リーダーズフォーラム」のイメージを掴んでいただくため、分科会のテーマ例の紹介と説明があった。「参加者から支援を引き出す、ツバメの塒入り観察会」の例では、夜間開催など通常と異なる点について留意する視点や、他の探鳥会に比べ、一般の参加者が多い点についての意見交換がされていた様子などの説明がされた。
A普及室(嶋村普及室員)
・販売物卸販売について
初心者向けバードウォッチングなどで、一般の参加者から、どんな図鑑や双眼鏡が良いか聞かれることが多くあるが、そのような時、支部で初心者向けの双眼鏡や図鑑を提供できるとより親切で手厚い対応の実現が可能になるため、卸販売について気軽に相談して欲しい旨、連絡があった。
また、「ツバメのねぐら観察会」を開催予定の支部は、そちら向けのグッズも気軽に相談して欲しい。過去の参加者には、バッチなどの小物が人気だったとの情報提供があった。
(3)各連携団体からの連絡、報告など
@鳥取県支部(津森宏氏)
過去に開催し、人気のあった羊毛フェルトを用いた小鳥制作行事の夏バージョンを鳥取県支部企画で実施予定であると連絡があった。去る6月10日にバードリスニングを実施した。大山の木道にて視覚障害者を対象に実施し、「聞く」、「触る」、「嗅ぐ」ことを通して観察を行い、目的は、説明よりも「発見」、「感動」の共有をキーワードに行ったと報告があった。観察会は、地域の福祉団体と共催で行い、当日は、財団より箱田氏も参加したことが報告された。
当日は、小雨交じりだったが視覚障害の方は、「雨の音がする」などと楽しんでいる様子だったことが報告された。この観察会は、2001年より実施している。今回の様子は、支部報「銀杏羽」7月号、9月号に掲載予定であると報告がされた。
A島根県支部(佐藤仁志支部長)
探鳥会を昨年は27回開催した。最新のトピックスは、クロハゲワシの出現があった。
去る2月に島根県で開催された中国四国ブロックへの協力、参加について感謝が述べられた。
また、財団のバードショップカタログ(通販カタログ)などにて来待石バードバスを販売している。これは、島根特産の来待石を材料としており、もともとは、灯籠などの原材料だが本来の利用が減りバードバスとしての利用を試みているとの連絡があった。
B岡山県支部(丸山健司支部長)
活動は、月4回の探鳥会を中心に行っている。会員数は微減、微増を繰り返している状況であると報告がされた。また、新たに作成したブッポウソウの生態を中心に保護を呼びかけるパンフレットが好評である報告がされた。
近年、太陽光発電設備の設置が目立つが、岡山県は晴天率が高いこともあり全国で2番目、3番目規模のメガソーラーがある。ソーラー施設は森林を開いて設置されておりハチクマの繁殖地などに影響があるので、今後も注視していくと報告がされた。
C山口県支部(大畠文雄氏)
発行物として、年6回支部報を発行したこと、また、年1回「山口野鳥」(年報)を発行したことが報告された。
外部との協力として、日本鳥類保護連盟と共同探鳥会を開催したこと、自然観察指導員講習会(NACS-J)など外部主催の講座へスタッフを派遣したことが報告された。調査協力として、レッドデータブックの改訂作業および調査に参加協力したこと、全国鳥類繁殖分布調査に協力したことが報告された。会員の状況として、会員数は394名で前年度と比べ9名の減少であったことが報告された。その他として、サントリー助成金を利用し、クロツラヘラサギ傷病施設をきらら浜干潟に設置することが報告された。
D徳島県支部(高井正明氏)
近況として、コウノトリが昨年より繁殖し、今年も繁殖成功したことが報告された。
開発問題として、(仮称)天神丸風力発電施設問題があり、ORIXが天神丸最大42基の設置を計画している。予定地は素晴らしい自然環境であるため、意見書を財団本部と連盟で提出した。なお、国からも本数を減らす意見書が出されていることが報告された。
40周年記念事業として、那賀川出島野鳥園(9ha)での野鳥写真募集などを計画している。ここは、サンカノゴイ、ハイイロチュウヒなど湿地性、草原性の鳥類が生息しており、改めて、サンクチュアリの重要性を感じていると報告がされた。
現在5箇所で探鳥会を行っているがマンネリ化してきている。その対策としてリクエスト探鳥会を行った。徳島中央公園にて6時と10時の2部制で実施し、参加者全員の自己紹介を行うことで全員に参加者意識が芽生えたと報告がされた。
E高知支部(濱田哲暁氏)
会員動向について、会員数は125名で微減しており、人の入れ替わりが始まっている状況であると報告がされた。調査関連として、高知県レッドデータブックの改訂に協力していること、全国鳥類分布調査のについて、人繰りが困難で未実施9箇所あることが報告された。
カワウ対策の現状については、アユの不漁などの影響もあり、減少傾向であること、資源量と生息バランスを保つのが難しく悩んでいることが報告された。
その他、新図書館等複合施設オーテピア内の「高知みらい科学館」の鳥のスペースにて展示準備を行っており、高知城での探鳥などの案内も展示予定であることが報告された。
F愛媛(松田久司代表)
定例探鳥会を5回開催したことが報告された。開発問題として、小型風力発電施設の建設や計画が出ている。風力発電の電気買い取り額が下がる傾向にあり、そのあおりで駆け込み業者が現れ、現存する55基に加え、100基を建てる計画が出てきている。小型の風力発電施設の建設は、アセスメントも不要なのか開発が動いてからわかるような状況であり、事前対策が難しい状況となっているので、他支部も注視される旨の報告がされた。支部のエリアを越境するが、ORIXによる天神丸の風力発電計画について反対意見を表明したことが報告された。愛媛県内のカワウについては、有害鳥獣駆除の助成金がついているので過度の駆除が行われないか懸念があることが報告された。
G香川県支部(矢本賢支部長)
会員数は微減している状況にあることが報告された。
香川県レッドデータブックの改定に向けて調査を5年間行い、現在は、種の提案をする段階に来ていることが報告された。
H広島県支部(福本幸夫支部長)
会員数は減少傾向にあるが、ここ数年は下げ止まりの印象があり、その中にあって探鳥会を地道に続けることが大切であると感じていることが報告された。支部会報をネット印刷に変更した。これを機にA4、オールカラーにしたが以前の印刷費の半額程度で済んでいることが報告された。広島県支部が担当するエリアでの全国鳥類繁殖分布調査は、順調に進めていることが報告された。八幡湿原における風力発電計画については、市長も反対を表明している状況にあることが報告された。カワウの生息調査が4年目となっている。個体数は現在、微増が続き、コロニー数も20箇所まで増加が確認されているため、今後、人との軋轢が生じることを心配しているとの報告がされた。
(役員付/萩原 洋平)
■2018年度 第42回日本野鳥の会関東ブロック協議会報告
【日時】:2018年9月8日(土)〜9月9日(日)
【場所】:榛名湖温泉ゆうすげ元湯(群馬県高崎市)
【担当支部】:日本野鳥の会群馬
【参加者】:9支部(群馬20名、東京2名、千葉県5名、神奈川支部1名、茨城県4名、栃木県支部3名、吾妻2名、埼玉4名、奥多摩支部2名)、財団4名(上原常務理事、葉山自然保護室長、箱田普及室長代理、嶋村普及室員)合計47名
【スケジュール】
・1日目
12:30〜16:40 総会 ※終了後、懇親会
・2日目
7:00〜8:00 探鳥会
9:30〜11:00 総会
【議事】
(1)各団体からの近況報告
@千葉県
会員の減少や高齢化、運営の赤字が問題になっているが、数年前から導入したお試し入会制度は軌道に乗っており、手間はかかるが正入会率も3割弱あり悪くないと報告がされた。
A神奈川支部
現在の会員数は1,827名で、2015年から2,000名を切っていると報告された。現状の運営を維持するには2,000名の会員が必要であり、役員から4名を選出し、予算もつけた上で、会員を増やすためのプロジェクトを立ち上げ、ビギナー探鳥会を年2回から10回に増やすことや、正会員として会に残ってもらう対策を今後検討していくことが述べられた。
B茨城県
茨城県内での野鳥の不法飼養摘発について報告がされた。県職員より県警と結城署に通報があり、石井副会長協力のもと摘発された。オオタカ、メジロ、ベニマシコ等、多くの野鳥が不法飼養されていた。
また、蓮田でのコウノトリの羅網死について報告された。知事宛に、蓮田の適切な管理を求める陳情書を提出するため、各団体へ協力依頼があった。連名ではなく団体ごとに提出したいので、団体名、代表者名を記入したものを返送してほしいと呼びかけがされた。
C栃木県支部
初心者向けのビギナー探鳥会が昨年度は13回、今年度は16回開催されることが報告された。HPのTOP画面に探鳥会の案内を掲載すると集客に繋がり、会員獲得にも有効だと述べられた。
また、メガソーラーについて2年前に要望書を提出したが、その後進展がなかったので再度提出する予定であることが述べられた。
新聞等で繁殖期の写真が掲載されることがあることから、来春は繁殖期が始まる前に、繁殖期の写真を掲載しないよう、記者クラブに投げ込みをする予定であると報告された。
最後に、渡良瀬遊水地で毎年行っているワシタカカウントへの参加呼びかけへの協力依頼があった。
D吾妻
探鳥会を年間約15回、公民館と共催の写真展、支部主催の写真展等を開催したことが報告された。浅間山がジオパークに登録されているので、今後協力しながら野鳥の保護を進めたいこと、また、吾妻全域でガビチョウが広がっていること、ノビタキの営巣が初確認されたことが報告された。
E埼玉
猛暑の影響もあり、熱中症対策として探鳥会を中止したことが報告された。熱中症で亡くなる事例もあるが保険の対象とはならないため、今後はガイドラインを作成して対応し、前日の時点で、探鳥会開催時間の暑さ指数(環境省参照)が基準を超えた場合は探鳥会を中止にし、HPに掲載すると説明がされた。今後はリーダー研修会で周知し、支部報で会員にも知らせる予定であると述べられた。中止になった探鳥会には、メインのリーダーが集合場所で待機し、参加者が来た場合の対応をすると説明がされた。
F奥多摩支部
会員は650名前後で推移し、60歳以上が多く、40歳以下は少ないと報告がされた。
奥多摩支部は登山探鳥会があることが特色としてあり、今年度は65周年を記念して、遠方へ出かける探鳥会も多く企画している。今後、日帰りバスツアーや宿泊探鳥会の充実を図ることが報告された。今年度は、他支部とも協力してツアーを組んでいる。探鳥会の参加費を改訂し、通常の探鳥会は会員100円/未入会200円、日帰りバスツアーや宿泊探鳥会は、未入会者はプラス1000円に設定することが報告された。入会のメリットを感じてもらい、入会の動機付けや、退会抑止に役立てたいと説明がされた。
また、サブスタッフ制度を導入したことが報告され、現在サブスタッフが10名ほどいると説明がされ、スタッフ育成を図り、サブスタッフの意見を取り入れるなど、スタッフの充実を目指すと述べられた。
昨年まで開催してきた「会員を増やすための探鳥会」は、集客もあり好評だったが、入会に繋がらないことから、今年度は実施しないことが報告された。
G日本野鳥の会東京
葛西海浜公園・三枚州のラムサール条約湿地登録に向けて活動してきたが、10/21にドバイで正式に登録される見込みであると報告された。
お試し入会を必須とした探鳥会を開催し、20名定員のところに148名の申込みがあったことが報告された。参加者には参加費+お試し入会費を支払っていただくことになるが、申込みも多く好評だったことから、今後11〜3月まで毎月実施していく予定であると述べられた。
H群馬
支部の総会で、鳥の羽根について話を聞く場を設けたところ、参加者が多く集まったことが報告された。通常の総会では参加者を多く集めることは難しいので、来年以降も総会の目玉をつくることで、参加者を集めたいと説明がされた。また、環境フェスティバルに参加し、ポスター展示のほか、ブローチ作りや折り紙などを実施したことが報告された。
(2)財団からの連絡
@2018年度「ビギナー探鳥会」について
「会員を増やすための探鳥会」について、今年度の変更点と、参加の呼びかけがあった。
主な変更点:
*名称を「初心者向け探鳥会」に変更。
*受付をカード式名簿にする。
*お試し入会制度の実施は支部ごとの判断に任せる。
*開催期間を秋冬だけでなく、春にも拡大する。
A2018年度「探鳥会リーダーズフォーラム」について
探鳥会リーダーズフォーラム2017の報告と2018年度の案内があった。
昨年度は2018年1月に名古屋で行われ、2日間で6つの分科会が実施された。今年度は、2019年2月16日〜17日に宮城県仙台市で開催予定。現在、体の不自由な人のための探鳥会について、もりおか・鳥取県支部に分科会を実施してもらう方向で検討しているとのこと、そのほかの分科会についても企画を募集中であることが説明された。
B入会キャンペーン「カレンダープレゼント」について
2018年4月〜2019年1月に新規入会した方に、「しあわせことりカレンダー2019」をプレゼントする企画について説明があった。カレンダープレゼントのチラシを、入会案内に活用してほしいと案内された。
C探鳥会での支部卸の利用について
探鳥会で支部卸を活用したグッズ販売についての提案があった。初心者にも人気のツバメ・スズメグッズは通常よりもお得な条件なので、探鳥会での販売に利用してほしいと案内された。
(3)提案議題の協議
@探鳥会参加者による珍鳥情報・個人情報等のSNS拡散について(千葉県)
近年、探鳥会参加者が珍鳥情報をSNSで拡散してしまうことがあると報告された。人が集まり地域に迷惑をかけたり、野鳥へ圧をかけるので控えてほしいと探鳥会内でお願いしていると説明がされた。また、探鳥会や講座でリーダーやスタッフが発言したことを、誰の発言か特定できる形で発信されるケースもあった。誤解を招くことにも繋がるので配慮してほしいが、他支部での状況はどうかと問いかけがあった。(栃木県支部)悪質カメラマンについて事務局に問い合わせがあり、その際のやりとりや回答がそのままネット上に載せられたことがある。/(東京)探鳥会内で、「いいことはどんどん載せて、悪いことは直接言って」と冗談をまじえながら案内している。探鳥会の写真も載せないでと案内しているが、顔写真への配慮など、若い人は敏感な人が多いので、理解してくれている。/(埼玉)ヤング探鳥会があるのでSNSは有効だが、配慮は必要。SNSをやる側は覚悟と、対策を考えなければならない。SNS世代(若い世代)は意識が高く、理解しているように思う。
A関東ブロック協議会連絡用メーリングリストの開設について(栃木県支部)
現状年に1回の関東ブロック協議会でしか情報交換ができないので、メーリングリストがあればスピーディーに情報共有ができ、協議会内での話し合いや、支部の活動に活かせるのではないかと提案があった。他支部からも賛成があり、メーリングリストを作成することが決定した。
中部ブロックの事例を参考に調整していくが、配慮してほしいことについて各支部より意見があった。
・議論の場にはせず、情報交換や連絡の場としてほしい
・各支部からはレスポンスの早い人を選出してほしい
・特定の人に負担がかからないよう、管理者は持ち回り(まずは発案者の栃木・手塚さんが管理するが、今後はその年のブロック会議担当支部にする等、調整していく)
Bトレイルラン実施による野鳥への影響について(吾妻)
営巣の時期である6月にトレイルランの大会があり、コルリやホオアカ等も営巣している場所なので、野鳥への影響が心配されると報告があった。
財団からは、複数の団体が地域振興として開催しているので、お互い歩み寄って折り合いをつけていくしかないと意見があった。以前は、繁殖期の春の開催を秋にずらしてくれた大会があったので、道が弱いところは通らない、野鳥に配慮した時期に開催するなど、制約を設けながら配慮してもらうのはどうかと述べられた。また、環境省でもトレイルランの規約を作成していると報告がされた。
埼玉では、公園でのトレイルランに反対し、1回目以降開催されなくなった事例もあり、その際は、トレイルラン開催前と開催後で、地上を利用するシロハラ等が減ったという調査報告を提出したので、データを揃えた方がよいという意見が出された。
C愛鳥モデル校に対する取り組みについて(群馬)
群馬県内の愛鳥モデル校の取り組みと、指定校が減少していることが報告された。
巣箱づくり、巣箱かけ、学校周辺の観察と結果の掲示、愛鳥ポスターの作成などが行われており、支部のスタッフが指導することもあるとのことだった。指導する際は、野鳥の見分け方、観察補助、エサ台作りの手伝い、室内講座等を実施している。
全国の愛鳥モデル校のデータを見ると、長野は指定校が多く、16%以上の学校が指定されている。長野は会員密度が高く、子どもの頃から親しんでいることも影響しているのではとの見方もある。他県での取り組みはどうかと、問いかけがあった。
愛鳥モデル校がある県とない県があり、ある県でも支部として関わっているところは吾妻のみ、支部の会員が個人で対応している事例は複数あった。支部として対応し、子どもが支部に関わるようになれば理想的という意見が出された。
D河川敷の樹木伐採に対する野鳥の会としての統一見解について(群馬)
河川敷の樹木伐採への対応について、各地でも実施があり、県をまたいでの作業もあるため、統一の見解があった方がいいのか相談したいと述べられた。
各支部より河川敷の樹木伐採や工事についての事例が共有された。野鳥の営巣があることから、配慮しながら進められた事例や、樹木伐採が一時的に中止になった事例などもあった。しかし、外来種除去のため樹木伐採や草刈りが必要な場所もあり、場所によって必要な対応が変わるため、統一で見解をもつことは難しいという結論になった。支部によっては、行政とやりとりをして、工事や伐採などの手を加える際は連絡をもらう体制がとれているところもあると報告がされた。
野鳥の会としては、支部間でも情報を共有しながら、河川敷の伐採や工事の際は、会が関係できるような体制を持つようにしたいと述べられた。
<次年度のブロック会議>
・開催日:2019年9月28日(土)〜29日(日)
担当支部:日本野鳥の会千葉県 開催地:銚子
(普及室/嶋村 早樹)
■普及室より
■ワイルドバード・カレンダー2020 写真募集中
当会オリジナルカレンダー「ワイルドバード・カレンダー2020」に掲載する写真を募集しております。応募要項は、当会ホームページで公開中のほか、ご希望の方へは郵送もいたします。応募受付期間は、2019年1月20日〜3月31日です。ご応募は、受付期間中に特設されるオンラインサイトにて受け付けております。詳細は応募要項をご確認ください。
皆様の力作をお待ちしております。
●応募要項のホームページ
https://www.wbsj.org/goods/calendar/index.html
※会HPトップページ の「おしらせ」欄、
または、トップページ> ショッピング >商品のご案内> オリジナルカレンダーのページの、「ワイルドバード・カレンダー2020写真募集」をご覧ください。
●お問い合わせ、応募要項のご請求
普及室 販売出版グループまでお願いします。
TEL:03-5436-2626 FAX:03-5436-2636
Email:
[email protected]
(普及室/大久保 明香)
■クリップボードをご寄付いただきました
当会の法人会員「株式会社キングジム」様より、クリップボード「マグフラップ」をご寄付いただきました。マグネットが内蔵されたクリップボードのため、紙を固定することができます。野外での調査にも役立つことから、連携団体(支部等)の皆さまにもご活用いただきたいと思います。支部報発送の際に各支部に1枚ずつ同梱しますので、ご活用いただければ幸いです。
▲クリップボード「マグフラップ」
(普及室/嶋村 早樹)
■総務室より
■連携団体(支部等)代表者・事務局変更のお知らせ
名称変更などがあった連携団体(支部等)についてお知らせいたします。
●日本野鳥の会石垣島
【事務局長の電話番号変更】
変更年月日:2018年12月11日より
詳細は、総務室までお問い合わせください。
TEL:03-5436-2620 Email:
[email protected]
(総務室/松本 直子・鈴木 美智子)
■会員室より
■平成30年北海道胆振東部地震への対応状況
財団事務局の対応状況をご報告いたします。
●被災状況について
11月上旬に厚真町や札幌市をはじめ、特に被害が大きかった地域にお住まいの会員の方へ、被災状況の確認と会費免除申請のご案内を送付しましたが、今回の申請期限内に被災されたなどの情報は寄せられず、会費免除の申請もありませんでした。引き続き、情報の収集に努めてまいります。
●呼びかけのお願い
災害によるご自宅の全壊、半壊など、大きな被害に遭われた会員の本部会費は1年間免除いたします。支部会費については、被災されている方が所属している各連携団体(支部等)に個別にご相談をさせていただきます。
もし会員の方で、被災されている方がいらっしゃいましたら、会費免除の申請について財団事務局にご連絡いただけるよう、是非お声かけください。申請期限が過ぎている場合でもご相談いただければ対応いたします。
連携団体(支部等)の皆様におかれましては、引き続き、災害対応へのご協力、どうぞよろしくお願いいたします。
(会員室/佐藤 ゆき乃)
■新入会キャンペーンについて
2018年の新入会キャンペーンが好評だったため、2019年も引き続き新入会者を対象に入会プレゼントキャンペーンを実施しています。
プレゼントは「しあわせことりカレンダー2020」1部です。赤い鳥(支部型)会員もプレゼントの対象ですので、探鳥会で案内するなど入会促進にご活用いただければと思います。近日中に財団ホームページのお知らせにも掲載する予定です。
会員室では今年も入会キャンペーンのチラシを作成しており、入会パンフレット(入会申込書)をご請求頂いた支部には、チラシも数十部同封して送っております。ご請求いただければ別途送付も可能ですので必要部数と送付先をお電話もしくはメールにてお知らせください。
●ご連絡先
会員室までお願いします。
TEL:03-5436-2631 Email:
[email protected]
(会員室/清野 祐貴)
■会員数
1月7日の会員数は34,590人で、先月と比べ41人減少しました。
12月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より108人少なくなっています。
会員の増減は入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。
12月の入会者数は165人で、前年同月の入会者数132人と比べ33人増加しました。また、12月の退会者数は273人で、前年同月の退会者数274人と比べ1人減少しました。
表1.12月の入会・退会者数
| 入会者数 | 退会者数 |
個人特別会員 |
11人 |
10人 |
総合会員(おおぞら会員) |
28人 |
85人 |
本部型会員(青い鳥会員) |
30人 |
46人 |
支部型会員(赤い鳥会員) |
60人 |
78人 |
家族会員 |
36人 |
54人 |
合計 |
165人 |
273人 |
年度累計 |
1424人 |
※ |
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とずれた数字となります。
■都道府県および支部別会員数
野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。
表2.都道府県別の会員数(1月7日現在)
都道府県 | 会員数 | 対前月差 |
北海道 | 1664人 | -3人 |
青森県 | 241人 | 0人 |
岩手県 | 366人 | -1人 |
宮城県 | 466人 | -5人 |
秋田県 | 250人 | 2人 |
山形県 | 216人 | 2人 |
福島県 | 618人 | 4人 |
茨城県 | 890人 | 3人 |
栃木県 | 646人 | 7人 |
群馬県 | 619人 | 0人 |
埼玉県 | 2118人 | -7人 |
千葉県 | 1593人 | -6人 |
東京都 | 4802人 | -32人 |
神奈川県 | 3313人 | 8人 |
新潟県 | 365人 | 1人 |
富山県 | 201人 | -1人 |
石川県 | 268人 | -6人 |
福井県 | 219人 | -3人 |
山梨県 | 261人 | -1人 |
長野県 | 851人 | -1人 |
岐阜県 | 465人 | 2人 |
静岡県 | 1313人 | 8人 |
愛知県 | 1512人 | -10人 |
三重県 | 427人 | 2人 |
滋賀県 | 298人 | 0人 |
京都府 | 805人 | 1人 |
大阪府 | 1991人 | -9人 |
兵庫県 | 1288人 | 8人 |
奈良県 | 493人 | 4人 |
和歌山県 | 185人 | -1人 |
鳥取県 | 179人 | -2人 |
島根県 | 170人 | 1人 |
岡山県 | 561人 | 1人 |
広島県 | 555人 | 3人 |
山口県 | 368人 | -6人 |
徳島県 | 316人 | 1人 |
香川県 | 191人 | 1人 |
愛媛県 | 352人 | -1人 |
高知県 | 126人 | 0人 |
福岡県 | 1288人 | -6人 |
佐賀県 | 192人 | -2人 |
長崎県 | 208人 | 2人 |
熊本県 | 392人 | -1人 |
大分県 | 223人 | 0人 |
宮崎県 | 251人 | 3人 |
鹿児島県 | 320人 | 0人 |
沖縄県 | 109人 | 0人 |
海外 | 11人 | 0人 |
不明 | 34人 | -1人 |
全国 | 34590人 | -41人 |
備考:不明は転居先が不明の会員を示します。
表3.支部別の会員数(1月7日現在)
都道府県 | 会員数 | 対前月差 |
オホーツク支部 | 241人 | -2人 |
根室支部 | 80人 | 0人 |
釧路支部 | 157人 | 0人 |
十勝支部 | 179人 | 0人 |
旭川支部 | 82人 | 0人 |
滝川支部 | 47人 | 0人 |
道北支部 | 29人 | 0人 |
江別支部 | 18人 | 0人 |
札幌支部 | 300人 | -2人 |
小樽支部 | 64人 | -1人 |
苫小牧支部 | 161人 | 0人 |
室蘭支部 | 151人 | 0人 |
函館支部 | 24人 | 1人 |
道南檜山 | 59人 | 0人 |
青森県支部 | 133人 | -2人 |
弘前支部 | 110人 | 0人 |
秋田県支部 | 239人 | 2人 |
山形県支部 | 202人 | 3人 |
宮古支部 | 87人 | -1人 |
もりおか | 157人 | -1人 |
北上支部 | 102人 | 0人 |
宮城県支部 | 435人 | -3人 |
ふくしま | 159人 | -1人 |
郡山支部 | 163人 | 0人 |
二本松 | 10人 | -1人 |
白河支部 | 43人 | 0人 |
会津支部 | 56人 | 1人 |
奥会津連合 | 8人 | 0人 |
いわき支部 | 107人 | 1人 |
福島県相双支部 | 15人 | 0人 |
南相馬 | 14人 | 0人 |
茨城県 | 793人 | -4人 |
栃木 | 626人 | 7人 |
群馬 | 535人 | -1人 |
吾妻 | 42人 | 0人 |
埼玉 | 1587人 | -9人 |
千葉県 | 1023人 | -5人 |
東京 | 2754人 | -20人 |
奥多摩支部 | 829人 | -7人 |
神奈川支部 | 2303人 | -1人 |
新潟県 | 274人 | 1人 |
佐渡支部 | 31人 | 0人 |
富山 | 184人 | -1人 |
石川 | 252人 | -3人 |
福井県 | 211人 | -3人 |
長野支部 | 447人 | -4人 |
軽井沢支部 | 164人 | 2人 |
諏訪支部 | 230人 | 0人 |
木曽支部 | 20人 | 0人 |
伊那谷支部 | 81人 | -1人 |
甲府支部 | 180人 | -5人 |
富士山麓支部 | 56人 | 2人 |
東富士 | 60人 | 0人 |
沼津支部 | 159人 | 0人 |
南富士支部 | 257人 | 9人 |
南伊豆 | 37人 | 0人 |
静岡支部 | 340人 | -1人 |
遠江 | 394人 | -2人 |
愛知県支部 | 1104人 | -9人 |
岐阜 | 466人 | 1人 |
三重 | 364人 | 0人 |
奈良支部 | 447人 | 6人 |
和歌山県支部 | 185人 | 0人 |
滋賀 | 300人 | -3人 |
京都支部 | 769人 | -3人 |
大阪支部 | 1892人 | -9人 |
ひょうご | 976人 | 6人 |
鳥取県支部 | 202人 | -2人 |
島根県支部 | 155人 | 0人 |
岡山県支部 | 528人 | 1人 |
広島県支部 | 483人 | 1人 |
山口県支部 | 339人 | -4人 |
香川県支部 | 153人 | 0人 |
徳島県支部 | 330人 | 1人 |
高知支部 | 113人 | 0人 |
愛媛 | 328人 | -1人 |
北九州 | 295人 | -2人 |
福岡支部 | 563人 | -6人 |
筑豊支部 | 241人 | 0人 |
筑後支部 | 161人 | 0人 |
佐賀県支部 | 223人 | 0人 |
長崎県支部 | 189人 | -1人 |
熊本県支部 | 390人 | -2人 |
大分県支部 | 216人 | 0人 |
宮崎県支部 | 246人 | 3人 |
鹿児島 | 293人 | 0人 |
やんばる支部 | 73人 | -1人 |
石垣島支部 | 20人 | 1人 |
西表支部 | 44人 | 0人 |
| 29589人 | -75人 |
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
(会員室/佐藤ゆき乃)
支部ネット担当より
寒さが一段と厳しく感じられる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。いつも支部ネット通信をご愛読いただき有難うございます。「ワイルドバード・カレンダー2020」の写真募集が始まりました。締切は3/31ですので、みなさま奮ってご応募ください。
■支部ネット通信は支部の代表の方に電子メールでも配信をしています。電子メールでの配信を希望される支部の代表の方は下記メールアドレスまでお気軽にお申し込みください。
支部ネット通信 第178号
◆発行
公益財団法人日本野鳥の会 2019年1月30日
◆担当
総務室 総務グループ 林山雅子/松本直子
〒141-0031
東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
TEL:03-5436-2620
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected] |