■支部報保護・調査記事関連トピックス■
本記事は日本野鳥の会へ送付されてきている各地の支部報/会報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会の会員へ配信しております。
本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部/各会の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.667
●2013/7 埼玉
・カモ科調査
・2013年春シギ・チドリ類調査
●2013/7 東京
・オオタカの翼が担ってきたもの
・葛西オリンピック・カヌー競技場建設計画問題
・ツミ、チョウゲンボウ、アオバズクの営巣を記録しよう (研究部)
●2013/6 千葉県
・鳥を虐めない、地元に迷惑をかけない鳥見を(幹事会)
・下面に橙色のあるツバメ
・シラコバト生息数危機 埼玉県保護対策本格化へ (4/7 web版毎日新聞)
・三番瀬塩浜案内所閉鎖へ (4/28 朝日新聞)
・クロアシアホウドリ (4/26 東京新聞)
●2013/7 神奈川
・帰化植物を減らそう
・数字を名前に持つ鳥
●2013/7 埼玉
・カモ科調査
1/12〜15、埼玉県内32箇所を調査した。総数10,120羽で、内訳はカモsp2,291、マガモ2,097、コガモ1,618、カルガモ1,452、ヒドリガモ1,154、キンクロハジロ502等。総数は例年より約25%減、コハクチョウは給餌中止のため減り9羽に、オシドリ24羽)、トモエガモ(4羽)共に昨年に続き、減っている。
(埼玉「しらこばと」NO.351,P4)
・2013年春シギ・チドリ類調査
4/29、さいたま市の大久保農地で調査した。7種、236羽が記録され、昨年より181羽も大幅増加したのは、ムナグロが45→211と多く確認されたのが要因。タマシギ2が23年ぶりに観察された。オジロトウネン1は同地では初記録となる。
(埼玉「しらこばと」NO.351,P5)
●2013/7 東京
・オオタカの翼が担ってきたもの
1980年代、支部の保護部が狭山丘陵でオオタカ密猟監視を行った頃には想像できない程、今では都内で何羽も越冬している。最近1年間でも、東京都環境保全審議会で東大西東京キャンパス整備(西東京市)、明治大学整備(日野市)の開発でオオタカ生息保護のために緑地が確保されている。オオタカは生物多様性を守るアンブレラ種として、都内の開発への目付役を果たしている。環境省は種の保護法でオオタカが増えたとして「国内希少野生動植物」から解除の検討を開始し、パブリックコメントを募集している(7/3でクローズ。
http://www.env.go.jp/press/16718.html
越冬期、カモ類等の鳥類がオオタカの高い捕食圧にさらされ、この鳥たちの隠れ場も確保する必要がある。地域の生物多様性保全のためにオオタカの役割をどう継続していくか、限られた都市生態系の中でオオタカ、市民、野鳥たちがどう共生していくのか、課題は大きい。
(東京「ユリカモメ」NO.693,P3)
・葛西オリンピック・カヌー競技場建設計画問題
他団体へ連携を呼び掛け、2/20、猪瀬知事宛て要望書提出時、37団体、4/23、東京都との交渉時は56団体、現在80団体から賛同、支援を頂いている。4/23、本部理事、同自然保護室長、支部代表以下7名で東京都知事本局と5回目の交渉を行った。「環境局、建設局とも情報共有し、対応するよう」求めた。
(東京「ユリカモメ」NO.693,P10〜11)
・ツミ、チョウゲンボウ、アオバズクの営巣を記録しよう (研究部)
ツミは関東地方では1980年頃から低山から平地での森で営巣が見られ出し、東京では1984年、町田市で繁殖記録されて以来、繁殖記録が続いているが、都市公園でも繁殖するようになった理由は分かっていない。大阪では2001年、オオタカは48番も生息、確実に増えているが、ツミは繁殖していない。チョウゲンボウはコアジサシの天敵と言う人もいるが、営巣状況を確認したい。アオバズクは23区内では皇居の中でしか声は聞かれず、奥多摩地区でも繁殖が
心配される。
(東京「ユリカモメ」NO.693,P16)
●2013/6 千葉県
・鳥を虐めない、地元に迷惑をかけない鳥見を(幹事会)
鳥の数は減っているのに、鳥を虐める行為が目立つ。野鳥の周りに集まる人のマナーが低下している。その結果、鳥を虐め、地元の方に迷惑をかけ、地元で保護活動をしている人にも迷惑をかけている例が増えている。残念ながら、野鳥の会会員にもその自覚無しで同様な行為を行うことがあると思われる。「鳥を見る権利がある、情報を発信する権利がある」と言うが、三脚を使わず鳥を見る(撮る)、ブログにリアルタイムで発信しない等考えてみませんか。
(千葉県「ほおじろ」NO.386,P2)
・下面に橙色のあるツバメ
4月、雄と思われる1羽のツバメが我家(鴨川市)の古巣に住みつき、雌を誘おうとするも、結局失敗。この雄、胸から腹にかけて僅かに橙色をしており、移動の時期なので、アカハラツバメ(北方系の亜種)?と思うが、換羽の時期、このような羽の色になる(普通)ツバメもいるので、よく分からない。
(千葉県「ほおじろ」NO.386,P11)
・シラコバト生息数危機 埼玉県保護対策本格化へ (4/7 web版毎日新聞)
埼玉県の鳥シラコバトが県の調査で、県内で繁殖期に24羽、越冬期に76羽に減っていることが分かった。畜舎の餌を食べているが、鳥インフル対策で畜舎に入りにくくなったのが影響しているという。県内の生息場所は島状に孤立しており、今回、定期的に草刈りがされている河川堤防で新たに見つかっている。
埼玉支部の08年の調査でも、県内に繁殖期に46羽、越冬期68羽と生息域と個体数の減少が指摘されていた。現在、県内動物園等4箇所で91羽が飼育されており、県は動物園の協力を得ながら、その種の繁殖、保護対策に乗り出す方針である。
(千葉県「ほおじろ」NO.386,P12)
・三番瀬塩浜案内所閉鎖へ (4/28 朝日新聞)
市川市が約10年前からNPOに運営を委託していた、三番瀬塩浜案内所が4/30、閉鎖される。同所の利用者は年間1,300〜1,400人で市は委託費削減のため、開館を週6日から3日へ打診したが、NPO法人三番瀬環境市民センターは、週3日の活動でよいとする市と折り合わなかった。市は別に「自然環境学習の場」を作る方針を揚げているが、実現の目途は無い。
(千葉県「ほおじろ」NO.386,P12)
・クロアシアホウドリ (4/26 東京新聞)
クロアシアホウドリ約30羽が八丈島に近い、無人島の八丈小島で生息しているのを、樋口広芳東大名誉教授等が確認したと4/25、発表した。同島にはイタチ等の外敵がいないので、アホウドリの新繁殖地なることが期待できるとしている。
(千葉県「ほおじろ」NO.386,P13)
●2013/7 神奈川
・帰化植物を減らそう
例えば、帰化植物であるセイタカアワダチソウにはセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシという虫がつく。当然ながらこの虫も帰化昆虫で、この虫を食べる特定の虫が増え、それを食べて特定の鳥が増えたら、由々しき問題である。全国の帰化植物をなくすことは不可能であるが、自然度の高い場所で、影響ありそうな帰化植物を各自のフィールドで減らす作業をしてはと思う。
(神奈川「はばたき」NO.494,P2)
・数字を名前に持つ鳥
日本産の鳥の名につく数値に2、3、5、8、9、10、11、40、50、100、1000がある。2:フタオビヤナギムシクイ(迷鳥)、3:サンコウチョウ、ミユビシギ、ミユビゲラ、ミツユビカモメ、ミフウズラ、ミカヅキシマアジ。5:ゴイサギ、ササゴイ(五位)等。8:ヤイロチョウ、ハチジョウツグミ、ハッカチョウ等。9:キュウカンチョウ(飼い鳥)、10:ジュウシマツ(飼い鳥)、11:ジュウイチ、40:シジュウカラ、同ガン、50:ゴジュウカラ、100(百):モズ(百舌)の仲間7種、ユリカモメ(百合鴎)、1000(千):チドリ(千鳥)が9種、チシマ(千島)がつくチシマウミガラス、チシマシギ。
(神奈川「はばたき」NO.494,P5)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.668
●2013/6 郡山
・放射性物質の野鳥への影響調査
●2013/7 茨城県
・本邦初のコマツグミに出会う
・稀代の鳥獣標本採集家
・ドッコイしぶといサギのコロニー (事務局)
●2013/6-7 京都
・越冬ツバメ、ユリカモメ調査 (調査保護部)
●2013/7 北九州
・ウトウの観察
・平成25年ガン・カモ調査
・曽根海岸クリーン作戦に協力
・ハヤブサの繁殖、オオムシクイの観察 (研究部)
●2013/7 宮崎県
・ツバメと仲良く生活
・今年も環境省に立入規制要望書提出
・1人会員を増やす運動
●2013/6 郡山
・放射性物質の野鳥への影響調査
原発事故の野鳥への影響は、チェルノブイリに見られるごとく、現象が現れるのは、50、100年のタームで考えればいいのではと、お茶を濁しているのは不安である。野鳥の会としての公式見解は、原発の段階的廃止、脱原発を求める、その方策の1つに、生態系の監視を行っていく必要があるとしている。「福島県のデータは世界のデータである(福島県連合会、白石会長)」、これは関心を持つべきテーマであるが、各地の関心度の温度差を感じる。東北ブロック大会では本部自然保護室に「放射性物質の野鳥への影響調査」を講演頂いた。
(郡山「かっこう」NO.82,P9)
●2013/7 茨城県
・本邦初のコマツグミに出会う
日立市北部の通称鵜の岬には、日本唯一の海鵜の捕獲場がある。3/5、この地でアカハラのような鳥を見るが、目の縁の白い羽毛が印象的で種の同定ができず。その間、仲間が撮った写真より関係者で調べた結果、4/3、北米産のコマツグミで日本初見であると判明した。4/8にも山階鳥研からも同じ判断を頂いた。会長池野進氏談:「落ち着いた観察姿勢があり、大騒ぎせず、ネットに無縁で、マイペースの謎解きで、「何故、珍鳥情報を隠している」と大人気無い風評が時々流れてくるが、このような謙虚な気持ちで臨めば、自分のツキの無さを他人の責にする性も無くなるであろう。これがバードウォッチング発祥の地、英国のスタイルでは。
(茨城県「ひばり」NO.314,P2,20)
・稀代の鳥獣標本採集家
折居彪二郎(1883〜1970)は20世紀初頭に活躍した鳥獣標本の採集家で、東アジア一帯で鳥獣標本の採集を手掛けた。納めた標本から新種16種、亜種84種が見つかり、oriiの学名がつく鳥類は10種を数える。その後の鳥学発展に多大の功績を残し、「東洋のオリイ」として知られた。多くの標本は山階鳥類研究所や岐阜県立博物館に保管されている。折居は晩年、ウトナイ湖畔で過し、苫小牧市立博物館には本人直筆の日誌、彩色画が収蔵されている。
(茨城県「ひばり」NO.314,P3)
・ドッコイしぶといサギのコロニー (事務局)
関東最大規模のサギ山、久慈川河川敷では昨年秋より河川工事がサギ山をモニターしながら始ったが、今年もサギ山は順調に戻っている。土浦市の桜川河川敷の大規模なサギ山隣で工事があったが、サギが戻る寸前に工事が終り、何事の無かったようにサギ山ができている。繁殖終盤に水戸市のサギ山(ゴイサギを主とした中型のサギ)が伐採され、大部分の雛が死んだが、今春は違う種のアオサギを主とする大型サギが伐り残しの杉林に来た。サギは使い勝手の良い環境に執着するようである。
(茨城県「ひばり」NO.314,P22)
●2013/6-7 京都
・越冬ツバメ、ユリカモメ調査 (調査保護部)
桂川、鴨川、宇治川、木津川の京都南部の河川全てで今冬、越冬ツバメが確認できた。最大は1/5、宇治川宇治橋でツバメ100、イワツバメ700、コシアカツバメ10、ヒメアマツバメ20。更に南部へ増加する傾向にある。ユリカモメは河川工事と餌付け減少のため、鴨川では昨年901→418と半減。宇治川では今冬記録無し。
(京都「そんぐぽすと」NO.182,P9)
●2013/7 北九州
・ウトウの観察
2/22〜3/1、下関市の漁港で港内と外海を出入りするウトウ1が観察された。2/28、釣り人に釣り上げられたが、戻って来た。北海道手売島はウトウの最大級の繁殖地で、数十万羽が生息する。北九州市内では観察例は無いが、1978/2、福岡市志賀島で1羽の例がある。対馬や国東半島で例があるが、南方系の北上はあるが、北方系の野鳥が南で見られるのはどうしたことか。
(北九州「北九州野鳥」NO.325,P11)
・平成25年ガン・カモ調査 (研究部 宮原克久)
19地点を1月前半に調査した。総数16,049羽で内訳はヒシクイ1、スズガモ5,523、オナガガモ2,605、ホシハジロ2,370、マガモ1,552、カルガモ1003、ヒドリガモ871、キンクロハジロ714、コガモ471、ツクシガモ418等。曽根干潟では常連の淡水カモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモと潜水カモ、ホシハジロ、キンクロハジロが確認できなかった。
(北九州「北九州野鳥」NO.325,P13〜14)
・曽根海岸クリーン作戦に協力
6/7、地元関係者、行政関係、小学校生徒のクリーン作業に支部の10名が協力した。現場で「日本野鳥の会北九州」ののぼりを立てた。
(北九州「北九州野鳥」NO.325,P13〜14)
・ハヤブサの繁殖、オオムシクイの観察 (研究部)
門司区で2002年から人工巣棚でハヤブサが繁殖しているが、今年も4羽が5/27、28に巣立った。日本鳥学会の鳥類目録第7版で新種になったオオムシクイが5/23、八幡東区の皿倉山でその囀りで確認された(羽数不明)。
(北九州「北九州野鳥」NO.325,P16〜17)
●2013/7 宮崎県
・ツバメと仲良く生活
川南町のIさんの元養蚕室の天井には76個のツバメの巣があり、現在、50位の巣利用されている。。養蚕を止めた20年前からツバメは来て、最初の1、2巣から年々増えた。巣間2m程度と近いものもある。同小屋で椅子に座り、本を読んでいるIさんはツバメには「優しいおじいさん」と安心している。ここでは10月に20日間位、ツバメは何故か皆無になるが、その後は1年中住んでいる。ツバメは白い上着を着ているとすごく警戒する由。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.238,P2〜3)
・今年も環境省に立入規制要望書提出
4/23、支部は御池野鳥の森に渡来するヤイロチョウを守るため、今年も林道立入禁止にするよう、環境省、県、町、森林管理部署に要望書を提出した。これを受けて今年は5/10〜8/E、立入規制がされる。今季、同地でヤイロチョウの鳴き声は確認されていない。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.238,P10)
・1人会員を増やす運動
このまま会員数減少が続くと、野鳥を守る運動にも支障をきたす恐れがある。この厳しい状況を打破するため、各会員に1人会員を増やす運動をお願いしたい。知り合いの方に野鳥の会を応援してもらえないか尋ねて下さい。「探鳥会に行けないが野鳥を守る運動を応援しよう」と言う方はいるはず。この運動は強制、ノルマではない。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.238,P21)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.669
●2013/7-8 群馬
・オオタカとアカマダラハナムグリ
・増えた鳥、減った鳥
・カッコウ初認
●2013/7 千葉県
・ツバメの用心棒
・オオタカ 環境省が希少種指定解除検討
(5/11 毎日新聞)
・ヒキガエル交雑が進む (5/11 東京新聞)
●2013/7 大阪
・シギ・チドリ類の利用状況
・チュウヒの営巣地にメガソーラー計画
(6/13 産経ニュース)
・大阪湾のウミネコ (大阪市立自然史博物館)
・河内長野市のツバメ繁殖生態
・レスキュー日誌 キビタキの換羽
(日本バードレスキュー協会)
●2013/7-8 島根県
・春のシギ・チドリの渡り
●2013/7-8 群馬
・オオタカとアカマダラハナムグリ
群馬昆虫学会の昆虫専門家からの情報である。昆虫アカマダラハナムグリは猛禽類の巣で排泄物が染み込み、泥状に朽ちた木に産卵し、幼虫は猛禽類の食べ残しやペリットを餌に育つと言われる。猛禽類と繁殖時期が重なり、成虫もこの巣に依存していると思われる。この方はオオタカの営巣木にバナナを使ったペットボトルのトラップを掛けてこの虫を採集している。群馬県内で32箇所のオオタカ営巣地を知っており、鳥の専門家が知らない場所があるのは恥ずかしい感じである。参考:群馬昆虫学会「乱舞」NO20. アカマダラハナムグリの生態(須田亨)
(群馬「野の鳥」NO.318,P5)
・増えた鳥、減った鳥
60有余年の歳月であるが群馬県内で増減した鳥について記す。増えた鳥にアオバト、カワウ、ウグイス、メジロ、キジバト、カルガモがいる。アオバトは上野村と中里村の標高600〜1000mの広葉樹林に生息し、冬季に平地に移動する漂鳥である。海岸沿いから移動して来て定住したのか定かではない。鉱泉で水を集団で飲むのを捕えて食べていたが、鳥獣保護法施行後は吾妻郡や利根郡まで生息域が広がった。ウグイス、メジロは密猟横行で捕獲された8割がストレスで死に、飼育されても1/4が生き残る状態であった。S38年に鳥獣保護法大改正で、群馬県では一部で鳥獣保護員2人体制となり、密猟は減った。
減った鳥にウズラ、ヒクイナ、オオヨシゴイがいる。
(群馬「野の鳥」NO.318,P8〜11)
・カッコウ初認
4/28:沼田市、5/9:太田市、5/10:高崎市、前橋市、5/12:前橋市2箇所、5/14:高崎市、5/15:高崎市、5/16:高崎市、5/17:伊勢崎市、5/18:伊勢崎市。
(群馬「野の鳥」NO.318,P14)
●2013/7 千葉県
・ツバメの用心棒
我家で営巣中のツバメの巣をハシブトガラスが狙ったが飼育しているウサギが小屋の床を蹴って大きな音を立てて、カラスを追い払った。(玄関に犬がいる真上の天井にも結構ツバメは巣をつくる。)
(千葉県「ほおじろ」NO.387,P11)
・オオタカ 環境省が希少種指定解除検討 (5/11 毎日新聞)
環境省は種の保存法で「国内希少野生動植物」に指定されていたオオタカを個体数が十分回復したとして、指定解除の検討を始める。84年、野鳥の会の調査で300〜500羽とされたが、08年の専門家の調査では関東周辺だけでも約5800羽に増えている。指定解除になると、ルリカケスに続く2例目となる。オオタカ保護基金の遠藤孝一氏は「個体数が増え、解除は妥当と考える。オオタカを保護する事が里山等の生息環境全体を守る事につながるので、環境保全対策が後退する事はあってはならない」と指摘。
(千葉県「ほおじろ」NO.387,P12)
・ヒキガエル交雑が進む (5/11 東京新聞)
東京都内の川沿いや公園に生息するヒキガエルのDNAを調べた結果、亜種で東日本に生息するアズマヒキガエルと西日本でのニホンヒキガエルの交雑が進んでいるのが分かった(東大大学院総合文化研究科 長谷和子氏)。戦前に西日本からニホンヒキガエルが実験動物として東に持ち込まれた可能性がある。アズマヒキガエルは生息環境悪化と近親交配で遺伝的に弱くなり、交雑種が強くなっている。
(千葉県「ほおじろ」NO.387,P13)
●2013/7 大阪
・シギ・チドリ類の利用状況
南港野鳥園でのシギ・チドリの個体数の変化を見ると、96年の干潟化以降は増えているが、2003年頃をピークに減っている。春のトウネンは2001年:1,450羽が2012年:404羽へ、秋のトウネンは2007年:805羽が2012年:118羽と減っている。カラーフラッグ付きの個体の記録は10種で、トウネンが80例程で最多で、春は豪州北西部での越冬個体、秋は同南東部での越冬個体が多い。シロチドリは有明海と大阪湾の行き来がある。大阪市は南港野鳥園の条例施設を廃止し、単なる緑地にする方針である。
(大阪「ムクドリ通信」NO.226,P7〜8)
・大阪湾のウミネコ (大阪市立自然史博物館)
ユリカモメは冬鳥で越夏例もさほど珍しくなく、東京湾でも大阪湾でも見られる。一方、ウミネコは夏から秋の方が多い。大阪湾でも同じ傾向であるが、湾口部では春まで少ないながら見られる。東京では2000年代に入り、不忍池周辺のビルの屋上でウミネコが繁殖している(松丸、渡辺 2011)。北海道ではオオセグロカモメが市街地の人工物で繁殖している。
(大阪「ムクドリ通信」NO.226,P10)
・チュウヒの営巣地にメガソーラー計画 (6/13 産経ニュース)
岡山県で唯一のチュウヒの営巣地(錦海塩田跡地)でメガソーラー建設予定があり、岡山県支部は事業の白紙撤回がベストであるが、建設地を150haに縮小するよう知事に要望した。チュウヒ生息地約500haの内、250haに我国最大のメガソーラー(太陽光発電)が建設されようとしている。チュウヒは「種の保存法」の指定種でないため、開発側に押し切られる力が働いているのは問題である。大阪では堺市で関電のメガソーラー発電建設で、チュウヒの営巣地が失われた。
(大阪「ムクドリ通信」NO.226,P11)
・河内長野市のツバメ繁殖生態 (筒井淳美)
同地で24年間、ツバメのバンディング調査をしている人の話を聞いた。ここ10年間の再捕獲率は30〜49%で、♂は平均100m、♀は同30m元の巣から離れた所に帰還している。調査区間1.3qでツバメの営巣数は54から18へ激減している。巣立雛平均3羽は変わらないが、成鳥は211から77に減っている。益鳥の意識が薄れ、汚いとして巣を落す家が絶えないのは残念である。
(大阪「ムクドリ通信」NO.226,P16)
・レスキュー日誌 キビタキの換羽 (日本バードレスキュー協会)
キビタキは春季に部分換羽するとされているが、協会で預かった個体は春季に全身換羽した。これは違法飼養の個体で、羽が傷んでいたため、生理的に変調をきたし、全身換羽したと考えられる。江戸時代から連綿と続く和鳥飼育技術の中に、水浴びをさせず、わざと羽を汚し、換羽を促す飼育法がある。
(大阪「ムクドリ通信」NO.226,P21)
●2013/7-8 島根県
・春のシギ・チドリの渡り
飯梨川周辺で春、シギ・チドリをカウントした。3/20:ハマシギ243、タシギ11、コチドリ5等、総計277。4/13:ハマシギ52、オオソリハシシギ10、タシギ9、コチドリ8等、総計92。5/4:ハマシギ95、ムナグロ31、チュウシャクシギ30、コチドリ8、キアシシギ6等、総計185。5/17:ハマシギ117、チュウシャクシギ44、ムナグロ30、キアシシギ11等、総計227。
(島根県「スペキュラム」NO.154,P2)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.670
●2013/7 道南桧山
・シマフクロウ分散計画 (1/12 北海道新聞)
・タンチョウ分散道央圏強化
・苫小牧-秋田 海上センサス
●2013/7-8 宮城県
・狩猟鳥獣の種の削減
・風力発電事業環境影響評価方法書に意見書提出
●2013/7 南富士
・ヒメアマツバメ、アカモズ
●2013/7 富山
・鳥類骨格
●2013/6 三重
・三重県中勢地区オオタカ繁殖状況調査
・アホウドリの衣食住
●2013/4 奈良
・セッカの巣
・2013ガン・カモ調査
●2013/7 奈良
・沈黙の春が再来
●2013/7 道南桧山
・シマフクロウ分散計画 (1/12 北海道新聞)
2/12、環境省は釧路市でシマフクロウの保護繁殖分科会を開き、生息地を現在の50数箇所から100箇所へ倍増する環境整備計画を承諾した。生息数は少しずつ増え、現在140羽程になっている。
(道南桧山「はちゃむ」NO.103,P10)
・タンチョウ分散道央圏強化
2/14、環境省は道東に集中するタンチョウを道央圏へ自然分散強化する方針を決めた。従来の20年かけての「生息地分散アクションプラン」の見直しをする。1/25に行ったタンチョウの道内越冬個体数調査では、過去最大の1,163羽を記録している。日高管内では9年ぶりに越冬タンチョウ2羽、従来より約50q西で確認されている。
(道南桧山「はちゃむ」NO.103,P10)
・苫小牧-秋田 海上センサス
第22回センサスを4/19未明〜早朝、竜飛崎沖〜男鹿半島沖で船上から実施した。2時51分:ツグミ153+松前方面へ、3時〜3時17分:鰺ヶ沢沖、約10.5kmの間、(アオジ、カワラヒワ、レンジャク)各系多数、スズメ1の計500以上の鳥の地鳴きがあり、「鳥の天の川」の様相であった。
(道南桧山「はちゃむ」NO.103,P11〜13)
●2013/7-8 宮城県
・狩猟鳥獣の種の削減
4/11、支部は東北ブロック協議会の決議に基づき、宮城県知事へ狩猟鳥の種から次の6種を除外するよう要望書を提出した。ヨシガモ、ハシビロガモ、クロガモ、タシギ、ヤマシギ、バン。何れも個体数が減っており、狩猟実績も少ない。
(宮城県「雁」NO.260,P16)
・風力発電事業環境影響評価方法書に意見書提出
5/2、本部と連名で石巻市で計画されている風力発電事業の環境影響評価方法書に意見書を提出した。周辺にイヌワシが生息し、計画区域の見直しが必要である。
(宮城県「雁」NO.260,P16〜18)
●2013/7 南富士
・ヒメアマツバメ、アカモズ
産卵していなければ鳥の巣を落すのは合法であるが、ヒメアマツバメの巣は羽毛でできており、卵の有無は、巣を壊さないと分からない可能性がある。実際は作業足場板に巣材と卵が散乱していた。事業計画が上がったきた時点で、専門家に照会し、非繁殖期の12月以降の工事が可能であったのでは。縦割り行政で鳥獣保護担当と開発工事担当部署の連携が無く、体制見直しも必要である。朝霧高原のアカモズも「近くに同じような環境があるので、開発問題無し」としたが、開発後アカモズは姿を消した。アカモズはデリケートな鳥で、好みの繁殖地が失われると渡来しなくなる。
(南富士「さえずり」NO.368,P6)
●2013/7 富山
・鳥類骨格
鳥の翼と哺乳類の前足は構造がだいぶ違うように見える。それがどう対応するのか、謎とされてきた。翼の骨は「人差し指、中指、薬指」との解剖学的所見と、鳥の起源である恐竜と同じく「親指、人差し指、中指」との古生物学的所見があった。2年前、米国の雑誌「サイエンス」(Vol.331)に東北大学の田村宏治教授のチームが発表した後者の説で決着した。鶏の受精卵での細胞分裂の過程をマウスの胎児と比較して確認された。
(富山「愛鳥ニュース」NO.90,P2〜3)
●2013/6 三重
・三重県中勢地区オオタカ繁殖状況調査
2005年から9年間、オオタカの繁殖可否を巣から250m離れた場所の定点調査で確認した。05年:繁殖成功、06年:2羽巣立、09年:2羽巣立、2010年:2羽巣立、他の年は失敗。失敗の要因は2度程巣が落下し(新巣は30m移動)、営巣木直近の池に釣り人が入る等がある。90年代の営巣木はアカマツで、それが枯れた後は杉で、車枝になるのが少なく、枝間角度が開いているため巣が落下しやすい。07/2の日本オオタカネットワークのアンケート調査では、全国のオオタカ繁殖成功率の平均は80%である。
(三重「しろちどり」NO.76,P2〜10)
・アホウドリの衣食住
山階鳥研の調査協力員として、アホウドリの調査、雛の移送に関わってきた。鳥島にはクロアシアホウドリも多く繁殖する。コアホウドリは1930年代には繁殖していたが、現在は時折飛来するのみ。外来のクマネズミが多く、数万羽以上いたオーストンウミツバメはごく少数になっている。アホウドリは胸から腹に強い羽毛が重なり合い、不本意な胴体着陸時、厚いクッションになっている。鳥島での子育て時の餌場は伊豆諸島北部、千葉県〜茨城県沖で、往復1,000qもあり、親は繁殖地ではよく寝て休んでいる。巣は直径約50cm、窪みだけのものから20cm程草を積むものまである。産卵は1個で12cmX7.5cm程度。
(三重「しろちどり」NO.76,P11〜15)
●2013/4 奈良
・セッカの巣
セッカの♂は生きたままのイネ科の植物の葉を蜘蛛の糸でつなぎ合わせ、巣の外装を作り♀を待つ。♀が気に入れば、内装にチガヤ等の穂綿を入れて巣を完成させる。♂は別の♀のために別の巣を作り、多い時は、使わない巣も含め、1シーズンに20個にもなる。
(奈良「いかる」NO.141,P3)
・2013ガン・カモ調査
1/5〜17、奈良県内120箇所を調査した。総数17,541羽(昨年より2,142羽増)、内訳はオオハクチョウ1、コガモ5,588、マガモ3,109、オシドリ2,921、カルガモ1,793、ヒドリガモ1,530、ハシビロガモ1,354、キンクロハジロ655、ホシハジロ282等。コガモは前年より1,549増、オシドリは同1,310増。
(奈良「いかる」NO.141,P6〜8)
●2013/7 奈良
・沈黙の春が再来
世界各地でミツバチが大量死している。岩手県での例は水稲のカメムシ駆除に散布されたネオニコチノイド系殺虫剤が原因であった。人に優しく虫に強いと謳われ開発された同殺虫剤は、今までの効力範囲が数百m、3日間であったものが、4qまで広がり、2、3箇月も効力が持続し、神経毒性が強い。今では農薬に限らず、猫ノミ防除、ゴキブリ駆除、建材まで大量に使われている。水田に面した我家の網戸にどっさり張り付いた虫は皆無になっている。渡り時、稲田で虫を捕るノビタキも見なくなった。参考:悪魔の新農薬「ネオニコチノイド」 船瀬俊介
(奈良「いかる」NO.142,P2)
(自然保護室支援・野鳥の会 神奈川/森 要)
■探鳥会におけるリスクマネージメント■
シリーズ第5回:ダニが媒介する病気
*ダニによる被害には?
ダニによる被害としては、以前から知られているツツガムシ病や日本紅斑熱の他に、最近話題になっているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などが代表的なものである。
ダニのなかまは全国どこにでも生息しており、探鳥会などで被害を受けることも考えられるので、代表的な3種の病気とダニの関係について詳しく紹介する。
*ダニとは?
まず、ダニという動物について確認しておこう。ダニは、節足動物門クモ綱ダニ目に属する動物の総称である。シラミやノミなどと同じなかまと思われがちだが、シラミやノミは昆虫で足が6本、ダニはクモ類と同じ8本だ。ただし、ダニは幼虫の時期には足が6本なので、注意が必要。
ダニは、人畜にたかって吸血するいやな生物と思われているが、吸血するのは一部の種だけであって、大部分の種は無害である。地球上のあらゆる場所に生息しており、発見された化石の地層年代から、ダニ類は3億年前にはすでに地球上に出現していたと考えられている。
■ツツガムシ病
*ツツガムシ病とは?
ツツガムシは、野ネズミなどに寄生するダニで、ふ化したばかりの幼虫が、人やネズミなどについてリンパ液を吸う。ツツガムシ病は、ツツガムシ病リケッチアに感染したツツガムシの幼虫が、ヒトを刺すことによって皮膚感染する急性感染症である。なお、国内で媒介するツツガムシは、アカツツガムシ、フトゲツツガムシ、タテツツガムシがあり、アカツツガムシは北日本の一部に限られ、フトゲツツガムシは全国に分布し、タテツツガムシは山形県(北緯38度)から九州南部まで分布している。
*症状は?
5〜14日の潜伏期間の後に発症し、高熱と全身に発疹がでるのが特徴。全身倦怠、食欲不振、頭痛、悪寒などをともなって発熱し、体温は段階的に上昇し、数日で40度にも達する。また、刺された部位に近いリンパ節が腫れ、顔面や胴体部に不定形の発疹がでる。
*対処方法は?
ツツガムシに刺されると、ツツガムシ病に感染しないまでも、数時間後から軽い発疹がみられる。また、刺された部位は、3〜4日後に潰瘍(かいよう)状態になる。症状が出たら、すぐに病院に行く。なお、かゆみに対しては、市販の抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏を塗る。
発生期は、秋から翌春にかけてであるので、発生期を覚えておくとよい。予防としては、発生が集中している地域には入らないこと。やむおえず入り込むときは、長袖や長ズボンを着用し肌を露出しないこと、裾は靴下や長靴の中に入れること(登山用スパッツが有効)、靴や足下に防虫スプレーを散布しておくことなどの対策を講じよう。また、地面にはできるだけ座らないようにすること(ビニールシートを敷いていても這い上がってくる)も対策の一つだ。
■日本紅斑熱
*日本紅斑熱とは?
日本紅斑熱は、リケッチアと呼ばれる小型の細菌の一種「リケッチア・ジャポニカ」によって引き起こされる病気で、最近発病事例が多く、注意が必要だ。
このリケッチアは、野山に生息しているマダニ類に寄生しており、このリケッチアを持ったマダニが吸血のために人を刺すと、体内にリケッチアが侵入して感染する。
*症状は?
2〜10日の潜伏期間を経て発病し、発熱が2〜3日続いた後に、頭痛、39〜40度の高熱、悪寒などの症状が急激に起こる。また、米粒大から小豆大の発疹が手足や手のひら、顔面などに現れ、全身に広がる。ただし、かゆみや痛みは伴わない。
平成23年の発生件数は159件、発生期は4〜10月で、患者は全国32都道府県に及んでいる。
*対処方法は?
日本紅斑熱は、このところ報告例が急増しており、注意が必要だ。発生は、ニホンジカが生息している地域に多い傾向がある。近年、ニホンシカが全国的に増加してきており、植生破壊による生物多様性へのダメージは目に余るものがあるが、一方ではマダニによる病気の拡大にも大きく関わっているようだ。
山には入る場合にはツツガムシと同様、ダニ類対策を講じる必要がある。
■SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
*SFTSにも注意!
平成23年に初めて特定された新しいウイルス(SFTSウイルス)に感染することによって引き起こされる病気で、このところマスコミでも話題を集めているので、ご存じの方も多いと思う。
ウイルスを保有しているマダニのなかまに咬まれることにより感染する病気で、患者はマダニの活動期である春から秋にかけて発生している。
潜伏期間は6日〜14日で、38度以上の発熱や消化器系への症状が発生する。重篤化すると死亡する。致死率は10〜 30%と考えられており、これまでに国内で10人を超える死亡事例が報告されている。
*マダニに咬まれたら?
マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付き皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血する。咬まれたことに気がつかない場合も多いが、股や脇の下などの皮膚の軟らかな部位で吸血することが多いので、そのような場所に注意を払うとよい。
もし、咬みついているマダニを見つけたら、注意深く対処する必要がある。無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがある。取れない場合は、病院に行くこと。
また、自分で除去した場合には、個体を捨てずに保存しておこう。もしもの場合、病気の判定に役立つからだ。
(公益財団法人日本野鳥の会理事長 佐藤仁志)
■支部名称等変更のお知らせ■
名称変更などがあった支部についてお知らせいたします。
【代表者等の変更】
●日本野鳥の会 大分県支部
旧支部長:谷上 和年 新支部長:武石 千夫
【事務局の住所変更※】
●日本野鳥の会 千葉県支部
※住所・電話番号・メールアドレスに関しては本紙には掲載いたしませんので、ご連絡の際は下記担当者へご相談ください。
総務室総務グループ TEL03-5436-2620/FAX03-5436-2635
(総務室/奥田秋穂、鈴木美智子、植月智子)
■訂正とお詫び■
支部ネット通信7月号(112号)に誤りがありましたので、お詫びして訂正します。
◆目次ブロックからのお知らせなど
・2013年度中国四国ブロック会議記録
正:東北ブロック会議記録
誤:中国四国ブロック会議記録
◆目次事務局からのお知らせなど
・平成25年度第1回評議員会(定例)…
正:定時
誤:定例
(総務室)
■【募集】当会所有の不動産を売却します。
お気軽にお問合せください■
今年3月に当会に所有権が移転された不動産に関して、当会では継続して所有することが不可能なため、現在不動産会社を通じて販売を行なっております。関心がおありの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、不動産会社もしくは当会までお気軽にお問合せください。
◆ 物件概要
- 物件名:女満別夕陽台2丁目
- 所在地:北海道網走郡大空町女満別夕陽台二丁目6番13号(地番 62番13、62番25)
- 交通:JR線「女満別」駅、網走バス乗車「昭和」バス停下車、徒歩約10分
女満別空港より車で約10分
- 価格:金7,800,000円 ★ご相談ください。
【土地】
〇面積 [611.56u(184.99坪)]・・・登記地積
〇接道 [東側 約9m、西側 未調査]
〇権利形態 [所有権]
〇地目 [宅地]
【建物】
〇種類 [居宅]
〇構造 [木造亜鉛メッキ鋼板ぶき]
〇階数 [平屋建]
〇述床面積 [117.90平方メートル(35.66坪)]
〇築年月 [平成9年 月日不詳新築]
〇現況 [空家]
【公法上の制限】
〇都市計画 [市街化区域]
〇用途地域 [第1種低層住居専用地域]
〇建ぺい率 [50%]
〇容積率 [100%]
【備考】
◆中古住宅
◆附属建物あり。
種類/居宅(納屋・地下室)、構造/木造亜鉛メッキ鋼板ぶき平屋建て、床面積/9.80u、築年/同上
◆価格に関しては、ご相談ください。
◆ お問合せ先
●ご購入に関する詳細について
【仲介会社】
オークラヤ不動産株式会社 営業本部
〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町3丁目3番5号
TEL:03-3231-0222 FAX:03-3231-6651
担当者:成田(メール [email protected] 携帯 080-5380-8554)
●その他のお問合せ
【日本野鳥の会 会員室】
TEL:03-5436-2630 FAX:03-5436-2636
担当者:吉倉(メール [email protected])猪沢(いざわ)(メール [email protected])
(会員室/吉倉浩子、猪澤則子)
■天候不順による被災情報をお知らせください■
近年、天候不順により各地で集中豪雨、竜巻などによる被害が生じております。被災情報がありました近隣の支部役員の皆さまへ、会員室から会員の皆さまの被災状況などをお聞きする場合があります。またこちらで把握できません情報がありましたら、お手数でも会員室までお知らせいただければ幸いです。ご協力をお願いいたします。
(会員室/沖山 展子)
■会員数■
8月1日会員数37,667人(対前月-156)会員数は先月に比べ156人減少しました。
7月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より139人少なくなっています。
会員の増減は入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。7月の入会者数は115人で、前年同月の入会者109人に比べ6人増加しました。また、7月の退会者は254人で、前年同月の退会者184人に比べ70人増加しました。
表1.7月の入会・退会者数
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。
●都道府県および支部別会員数
野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。
表2.都道府県別の会員数(8月1日現在)
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3.支部別の会員数(8月1日現在)
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
(会員室/沖山展子)
暑さますます厳しくしのぎがたい毎日が続いております。みなさんお元気でしょうか。いつも支部ネット通信をご愛読いただき有難うございます。
さて、今月号のシリーズ「探鳥会におけるリスクマネージメント」のテーマはダニが媒介する病気です。最近ニュースでも話題になりましたマダニのなかまに咬まれることで感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の紹介やマダニに咬まれた時の対処方法が紹介されています。
まだまだ暑い日が続きそうです。お出かけの際は熱中症とダニにも十分お気を付けください。
■支部ネット通信は支部の代表の方に電子メールでも配信をしています。電子メールでの配信を希望される支部の代表の方は下記メールアドレスまでお気軽にお申し込みください。
支部ネット通信 第113号
◆発行
日本野鳥の会 2013年8月23日
◆担当
総務室 総務グループ 奥田秋穂/植月智子
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2620
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected] |