■近畿ブロック協議会 出席報告■
【日時】2010年9月12日(日) 13:30〜16:00
【場所】日本野鳥の会ひょうご事務所 武田ビル
(兵庫県神戸市)
【主管】日本野鳥の会ひょうご
【出席】大阪、京都、奈良、和歌山、滋賀、ひょうごの6支部から22名。
財団からの出席は、佐藤副会長、葉山自然保護室長、林山普及室員、五十嵐総務Gチーフの4名。
【欠席】欠席支部なし
【議題・内容】
1.開会宣言と財団挨拶
ひょうご 奥野俊博代表より開会宣言があった。財団 佐藤仁志副会長より、財団の新制度への移行申請作業の進捗状況、「連携団体全国総会」(仮称)の開催方針、財団の経営状況などについて報告があった。
2.平成22年度第1回理事会報告
近畿ブロック選出の川瀬浩理事より、平成21年度事業報告および決算案や野鳥保護区購入に関する議案が原案通り承認されたとの報告があった。
3.平成22年度第1回評議員会報告
近畿ブロック選出の鈴木博評議員より、評議員会当日に意見交換された内容の報告、新制度移行後は外向きの議論を深めていきたいとの発言があった。
4.議事
(1)(財)日本野鳥の会
①支部連携の野鳥情報ネットワークについて
葉山政治自然保護室長より、野鳥情報共有のためのメーリングリストと探鳥会情報活用のためのネットワーク構築に関して、全国に支部を有する当会の強みを活かす取り組みであること、既に半数の支部より協力していただいているとの説明があった。これに対して、大阪より情報提供しやすいよう支部で活用中のフォームを提供するとの提案があった。
②一斉探鳥会および『ミニミニ野鳥図鑑』について
林山雅子普及室員より、2010年バードウィークにおこなった一斉探鳥会に関して、37支部で合計47回の探鳥会がおこなわれ、非会員の参加率は36.2%と昨年より上昇したこと、探鳥会で配布協力をお願いした『ミニミニ野鳥図鑑』や『野鳥誌プレゼントハガキ』の配布状況等について報告があった。
(2)次回大会
①大阪主催の探鳥会にひょうごの会員が参加した場合は、会員扱いとし逆も同様の扱いをしたいとの提案があり、異議なく承認された。既に他の支部は同様の措置を取っていることも確認された。
②大阪バードフェスティバル2010記念フォーラムとして、11月20日に「残せるか チュウヒの聖地を 大阪に」を開催する旨の報告があった。
③2011年11月大阪にて密猟対策シンポジウムを開催する予定であるとの報告があった。
(3)日本野鳥の会京都(中村桂子副代表)
「第11次鳥獣保護事業計画」に関するパブリックコメントについて、愛玩飼養制度の廃止と狩猟鳥種からのクロガモの削除の2点を訴えてほしい旨の提案があった。これに対して、前提となる生息数調査自体がいい加減であること、ハンターの識別能力を向上する取り組みも必要であるといった意見が出された。
(4) 日本野鳥の会ひょうご(奥野俊博代表)
①(財)日本野鳥の会が目指すビジョンについて確認したいとの発言があった。これに対して佐藤副会長より、ビジョンや中長期計画等の策定は今後の課題と認識していること、新制度移行後に関係者の意見を聞きつつ検討をしていきたいこと、その際は総合型会員の減少、小口寄付の堅調さなど現在の状況をよく整理、分析し、総合的に考えていきたいとの返答があった。
②支部名称の変更を県に報告した際、法人格を有する環境保護系団体が増えてきたため、県の委託業務を法人格のない団体へお願いすることが将来的に難しくなる可能性があると伝えられた旨の報告があった。
③11月7日(日)、支部創立30周年式典および長谷川博教授による記念講演会をおこなうこと、記念事業として県内鳥類目録を制作する予定であることなどの報告がった。
5.近畿各会の取り組みと話題
(1)日本野鳥の会大阪
平軍二代表より、支部の法人化について、自らの代表在任中には何らかの結論を出すとの報告があった。
(2)日本野鳥の会京都
澤島哲郎代表より、新制度移行に対応し支部の名称を変更する規約改正等を総会でおこなったとの報告があった。
(3)日本野鳥の会奈良
川瀬代表より、奈良県台高山系におけるコマドリの生息数調査の結果、33年前の調査と比較して134羽から9羽に激減していたとの報告があった。
(4)日本野鳥の会和歌山
中川幹事より、30周年記念行事は柳生会長にお越しいただき盛会だったこと、その後NHK取材や身障者団体からの協力依頼が増えており、さまざまな場面で当会の認知度向上や入会促進をはかっていくとの報告があった。
(5) 日本野鳥の会滋賀
石井代表より、会員は設立5年で約200名から278名へ増えたこと、行政からガンカモ調査を受託したり、愛鳥モデル校への講師派遣、チュウヒの繁殖調査等をおこなっているとの報告があった。
(6) 日本野鳥の会ひょうご
奥野代表より、県内のツバメねぐら調査結果について報告があった。また次年度のブロック協議会について、6月頃の開催を予定しているとの報告があった。
6.懇親会
協議会終了後、懇親会がおこなわれた。各支部および財団での情報交換をおこなった。
(総務室/五十嵐真)
■第34回関東ブロック協議会出席報告■
【日時】2010年9月4日13:30〜5日 10:50
【場所】千葉県長生郡一宮町 一宮館
【主管】千葉県支部
【出席】神奈川、茨城、栃木県支部、吾妻、埼玉県支部、奥多摩支部、東京、群馬、千葉県支部の10支部から33名の参加があった。財団からの出席は、佐藤仁志(副会長)、葉山政治(自然保護室室長)、篠木秀紀(三宅島グループチーフ)、林山雅子(普及室)の4名
【欠席】欠席支部なし
【議題・内容】
1.開会宣言
千葉県支部 副支部長 阿久津斉氏よりの開会宣言
2.挨拶
- 千葉県支部 支部長 志村英雄氏
- (財)日本野鳥の会 佐藤仁志 副会長
公益財団法人への移行作業の状況についてと移行後、理事や評議員の選出などがなくなる。その際に関係が希薄にならないように、連携団体全国総会や野鳥情報ネットワークの事業などをとおして、オール野鳥の会として活動していきたい。
3.議事
●前回議事録の確認が行われた結果、一部修正があり前回主管の群馬にて修正することとなった
●ブロック運営要領と細則の改正について(千葉県支部)
主管である千葉県支部より、財団の公益財団法人への変更に伴うブロック運営要領と細則の変更案が示された。現行のものからブロックの運営に必要な骨格的なものとした旨。また、支部報の交換についての項目と財団への役員の選出についての項目を削除したとの説明があった。
<意見・提案>
- 理事、評議員の選出はなくなったが、本部の委員会などの選出が必要な場合どう対応するかの意見があり、その他外部委員の選出と同様の規定で対応することとなった。
- 新しい要領と細則の施行日については、日付は空欄にしておき財団の登記後に日付を記入することとなった。
●入会制度について(神奈川)
会員の減少に歯止めをかけるために、新規入会者を獲得する事が必要と考え、1000円で半年間のお試し会員制度「ひな鳥会員」の紹介があり、各支部との質疑意見交換を行った。
<質疑・意見交換>
- ひな鳥会員の年齢層について、埼玉県支部より質問があり、年齢層は勧誘を行う探鳥会によって、まちまちであるとのことであった。
- 東京より、6ヶ月後に正規の会員になってもらう際の金額的ギャップが大きく、入会に結びつかないのではとの意見があった。これについては、支部報を送ることにより支部の活動を知ってもらい、入会してもらうきっかけとしている。また、DMなどを送るサポーターの位置づけもある。支部のみ会員の規定が現在無いので検討が必要ではないかとの意見があり、公益財団への移行後、会員制度の検討が必要との意見があった。
- 埼玉県支部より、埼玉では総合会員が減り、支部型会員が増えており、会費の安い方へシフトしている。本部型の会員が減っているのは、野鳥誌に魅力がないのではとの意見があった。
●会員からの意見聴取について
神奈川より、活動に会員の意見を取り入れる仕組みを各支部に紹介いただきたいとの呼びかけがあり、各支部の事例が報告された。ちなみに神奈川では、年末に会員フォーラムという集まりを行っているとのことであった。
事例として、茨城より役員会を誰でも参加できるオープンなものする。また、探鳥会終了後意見交換を行う。栃木では支部報に「かけはし」というアンケート用紙を同封などの事例紹介があった。
●支部連携の野鳥情報ネットワークの構築について(葉山政治 自然保護室)
自然保護室 葉山室長より野鳥情報の共有のためのメーリングリストと探鳥会情報の活用のための野鳥情報ネットワーク構築の説明と参加協力の呼びかけを行った。
●探鳥会について(林山雅子 普及室)
バードウィークに行った一斉探鳥会の実施状況の報告と「ミニミニ野鳥図鑑」の配布状況について報告を行った。
●三宅島について(三宅島グループ篠木秀紀チーフレンジャー)
三宅島の現状と活動の報告があり、村での野鳥の会の発言力維持のために、各支部のバードウォッチングとしての来島の呼びかけを行った。
●各支部・連携団体の近況報告
茨城:新名称は日本野鳥の会茨城県 11月1日に施行
神奈川:外来種カナダガンの捕獲。故浜口さんを偲ぶシンポの開催
東京:マリーンIBAのシンポに参加した。東京都の属する海域は広いので関わっていきたい。羽田空港拡張に伴う鳥獣保護区縮小に反対を表明した。
栃木県:渡良瀬遊水地のラムサール条約湿地登録の取り組み。南関東エコロジカル・ネットワーク形成について
埼玉県:探鳥会での緊急連絡カードの紹介
奥多摩:支部長が交代、新支部長は市川秀夫。
吾妻:県立北毛少年自然の家で指導活動を行っている
千葉県:新名称は、日本野鳥の会千葉県。銚子沖洋上風力発電の実験施設への対応。
●キアシシギの渡りルート調査への寄付の呼びかけ(千葉県支部)
千葉県支部が、クイーンズランド渉禽類研究会と共同して行う、キアシシギの調査に対しての、寄付の呼びかけがあった。
●次年度主管について
神奈川が、次年度の主管となることについて確認がされた。
4.懇親会
夕食後、懇親会が行われ、各支部および財団での懇談と情報交換を行った。
5.探鳥会
5日、7時より、会場周辺のサギ山の探鳥を行った。また朝食後、一宮川河口にてシギ・チドリを中心に探鳥を行った。
(自然保護室長/葉山 政治)
■支部報保護・調査記事関連トピックス■
本記事は日本野鳥の会へ送付されてきている各地の支部報/会報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある方へ配信しております。本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部/各会の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.527
●2010/8 小樽
・張碓海岸のアオバト
●2010/8 いわき
・巣立ちできるかコアジサシ
・「はやぶさ」帰還
●2010/8 神奈川
・パウルの動く謎
●2010/8 南富士
・ミゾゴイ
●2010/8 ひょうご(旧兵庫県支部)
・白いハトはめでたいか
・ウグイスのさえずり
・足輪つきキアシシギ
・ツグミ終認記録
●2010/8 北九州
・祖母・傾山系の鳥 ホシガラス
・ヤイロチョウが渡って来なくなる?(6/27 宮崎日々新聞)
●2010/8 筑豊
・珍鳥・・・知らせない権利
●2010/8 筑後
・沖ノ島生物調査報告
●2010/8 小樽
・張碓海岸のアオバト
アオバトが小樽市の鳥に制定されたのは1986年の5/10のバードウィーク初日で、初代支部長の佐々木勇氏等が尽力された。佐々木氏がアオバトの海水吸引を見たのはS3年、張碓のアオバト生息地が銃猟禁止になったのはS17年であった。佐々木氏はS18年の野鳥誌2月号にアオバト調査結果を「海と緑鳩」の表題で投稿している。1987年に建造された石碑に「青鳩や礁つづきに小樽港」とある。礁(いくり):水面に隠れて見えない岩。越冬地の宮崎県小林市、木城町でもアオバトを市/町の鳥にしている。
(小樽「あおばと」NO.122,P5〜10)
●2010/8 いわき
・巣立ちできるかコアジサシ
今年の夏井川河口のコアジサシは二転三転で抱卵開始が遅れ、7/20現在、7営巣中。孵化後巣立ちまで25日程度要するので、渡り時期に間に合うのか。5月上旬数羽が飛来したが、1週間で姿を消し、中旬20羽程来て、6/5、産卵したが、即カラスが捕食。再度、6/27に営巣2個所確認したが、3日後、カラスが捕食し、親はいなくなる。そして、7/5以降20〜30羽が飛来し、三度目の営巣で、今回は防衛意識が強く、カラスも近づけず。
(いわき「かもめ」NO.103,P3)
・「はやぶさ」帰還
6/13、小惑星探索機「はやぶさ」が7年ぶりに帰還した。東北新幹線で新青森へ走る電車も「はやぶさ」、嘗ての東京〜西鹿児島間の寝台特急が「はやぶさ」、戦争中の戦闘機にも隼(ややぶさ)である。敏捷性、精悍さが好まれている。バーダー誌上の「読者が選ぶ好きな鳥」(05年)では上位から、カワセミ、ヤマセミ、オオタカ、オオルリ、アカショウビン、ミサゴ、ルリビタキ、サンコウチョウ、クマタカ、キビタキとあり、ハヤブサはベスト10に無い。今走るJR特急で鳥の名が付くのは8種(雷鳥、つばめ、かもめ、とき等)。
(いわき「かもめ」NO.103,P4)
●2010/8 神奈川
・パウルの動く謎
サッカーW杯で8戦全「当」して話題になったタコのパウル君、彼が選んだ国旗はドイツ、セルビア、スペインの3箇国のみ。マダコの好物はアワビ、トコブシ、イセエビ、シマエビ等、もともと赤や黒の縞模様が好きで、選んだ国旗はこれらの色合いである。ドイツはトコブシ、セルビアとスペインはシマエビ、結果はこういうことなのでは。(新聞、ネット等でも同じような説明が出てます。余り強く出すと夢が無くなります。 森)
(神奈川「はばたき」NO.459,P9)
●2010/8 南富士
・ミゾゴイ
ミゾゴイは4月中旬、中国南部、台湾、比島から渡って来るが、現在、日本でしか繁殖地が知られていない。この種は里山環境に特化し、サシバと共通する点が多い。薄暗い林で隠密行動を取るため見るのが難しい。4月中旬の日没後、丘陵地の高い木や建造物で「イボー、イボー」と鳴く声が頼りである。サワガニが多い所にも飛来しているかも。
(南富士「さえずり」NO.333,P4)
●2010/8 ひょうご(旧兵庫県支部)
・白いハトはめでたいか
結婚式で箱から白いハト7羽が飛び立つ。客は拍手喝采するが、私は「せいぜい紙吹雪くらいにしてよ」の気持ち。ハトはめでたい、白いハトは更にめでたいとして、どんどん放し、結婚式場回りに白いハトが多数いる。「外来種、かごぬけ、移入種」が問題になっているのに、街はドバトだらけで、白いハトを放してよいのでしょうか。
(ひょうご「コウノトリ」NO.177,P2)
・ウグイスのさえずり
兵庫県の地元の山で「ホーピヨピヨ」と聞こえる囀りをするウグイスがいた。この囀りが伝承されるのか、06年以降、毎年声紋を取り比較してみた。ピヨピヨの部分が毎年すこしずつ違ってきている。このように鳴く個体は増えてきている感じを受けている。
(ひょうご「コウノトリ」NO.177,P6〜7)
・足輪つきキアシシギ
加古川河口に足輪つきのキアシシギが飛来した。山階鳥研によると、09/8に択捉島で放鳥されたもので、択捉島からのキアシシギは我国初記録である。
(ひょうご「コウノトリ」NO.177,P27)
・ツグミ終認記録
今年4/30〜5/10、神戸市内西区で約26kmを早朝約1時間ほど回ってみた。ツグミ終認は5/8で計5羽を見た。尚、4/30:16羽、5/1:14羽、5/4:7羽を確認した。
(ひょうご「コウノトリ」NO.177,P27)
●2010/8 北九州
・祖母・傾山系の鳥 ホシガラス
ホシガラスが何故温暖な九州の祖母山系にいるのか?1〜2万年前の氷河期、大陸と陸続きであった時、亜高山帯植物と共に、ホシガラスが南下したものが、居残ったと考えられる。本州で生息が初めて実証されたのは1964年で、筆者が九大の祖母山総合学術調査に参加の時である。
(北九州「北九州野鳥」NO.290,P8)
・ヤイロチョウが渡って来なくなる?(6/27 宮崎日々新聞)
御池野鳥の森ではここ数年、ヤイロチョウを追い回すマナー違反者が後を絶たない。環境省えびの自然保護官事務所は8月末まで一部立入制限を始めた。登山道(約500m指定)から野鳥観察しないこと、林内にはいらぬ事に注意を促す看板も立てた(登山客は通行可)。ヤイロチョウは10年前には10羽前後の渡来があったが、今は僅か2、3羽である。シカの食害で、森が乾燥化するのも個体数減少に影響している。
(北九州「北九州野鳥」NO.290,P9)
●2010/8 筑豊
・珍鳥・・・知らせない権利
鳥を見る事と鳥を撮る事は似て異なる。鳥を撮るは被写体に執着し、絶対に撮りたいの欲望で、「野鳥が見られず残念」の気持ちでは済まなくなる。相手は野生動物で、発見者に序列、権利など無い。私は情報を発信しない、一時的に独占しても、やがて鳥は移動していなくなる。他人に知らせる義務は無いが、他人に知らせない権利は認められるべきである。知らせてはならないというのではなく、知らせない権利を放棄し、知らせたことによって生じた事態に責任を持てである。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.390,P14〜15)
●2010/8 筑後
・沖ノ島生物調査報告
6/2〜5、10年ぶりに福岡県希少種保護検討委員会で沖ノ島を調査した。沖ノ島は島全体が原始林として国指定天然記念物になっている。ここはオオミズナギドリの天国であるが、人が持ち込んだドブネズミ、飼猫が増え、オオミズナギドリの食われた死体を見る。オオミズナギドリは高い木の枝に登って飛び立つが、夜明け前までに成功しない個体は、昼間は静かにしており、餌を食べる事はできない。
(筑後「まめわり」NO.112,P6〜7)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.528
●2010/8 オホーツク
・森林の被害
●2010/8 千葉県
・キアシシギの渡り調査
・2010年カモ類調査報告
・オオセッカ
・ホタル異変 (6/28 産経新聞)
●2010/9 南富士
・カツオドリ (坂東誠)
●2010/6 富山
・ヘラサギ、オオホシハジロ
●2010/8 徳島
・吉野川河口のシギ・チドリの現状
・2010年春のタカの渡り調査
●2010/7-8 広島県
・写真撮影のマナーについて
・春のシギ・チドリ渡り調査結果(速報)
●2010/7 長崎県
・宇久島は渡りの十字路
●2010/8 オホーツク
・森林の被害
経済的な損害が生じて、人が言う被害に当る。人の害は山火事、大気汚染、動物、虫、病原菌、気象等の要因の害がある。人工的な環境は生態系が単純で、天然林のように生態系構成者相互のバランスを保つ力が弱く、農薬散布を余儀なくされている。被害はその環境が置かれている問題の警鐘と解釈できる。てんぐ巣病は鳥の巣やヤドリギの様に、枝が丸く密集するもので、病原菌によるものと生理的なものがある。
(オホーツク「ばあどこおる」NO.279,P3〜5)
●2010/8 千葉県
・キアシシギの渡り調査
支部は豪州クイーンズランド渉禽類研究会と共同し、キアシシギの渡りルートの調査を行う。豪州東海岸で20羽以上に小型照度記録計を装着し、1年後に回収する。機器購入、情報収集、計測データ入手のための寄付金募集をしている。10月まで、一口2,000円、郵便振替口座 00140-2-389146 野鳥の会千葉県支部 通信欄にキアシシギ。
(千葉県「ほおじろ」NO.352,P2)
・2010年カモ類調査報告
1月に県下125地点で調査した。25種、89,478羽が記録された。内訳はコクガン2、オオハクチョウ36、コハクチョウ380、スズガモ52,021、ヒドリガモ6,401、オナガガモ6,314、コガモ6,206、マガモ5,512、カルガモ4,343、クロガモ3,338、キンクロハジロ1,800、ホシハジロ996、ヨシガモ536、オシドリ474、ハシビロガモ451、オカヨシガモ260等。スズガモが前年より約14,000羽減り、それ以下の上位種は例年並みであった。この5年間連続調査地点の総計はスズガモ減少に伴い減っている。
(千葉県「ほおじろ」NO.352,P3〜6)
・オオセッカ
1984年、利根川河川敷で初めて生息が確認されて以来、支部では毎年調査をしている。今回は7/4、464羽の囀り個体を確認し、総数は安定している。極東の特産種で、繁殖は青森、秋田、茨城、千葉等の湿地で局部的に確認されている。東庄町の利根川河川敷の探鳥地は「笹川」の名で知られる。
(千葉県「ほおじろ」NO.352,P11〜13)
・ホタル異変 (6/28 産経新聞)
4秒間隔で発光する(はずの)東日本のゲンジボタルが、最近2秒や3秒間隔の個体が増えている。東京都内のゲンジボタルの8割が2秒間隔で光る西日本型と言われ、ホタル祭り等での観賞のため、連れて来られたのが原因と日本ホタルの会古河義仁理事は言う。他地域の種の流入、交雑で地域固有の特性が失われる危機である。西日本型は集団行動し、光り方が派手で移入される。
(千葉県「ほおじろ」NO.352,P13)
●2010/9 南富士
・カツオドリ
何故カツオドリと呼ばれるのか考えた。この鳥とカツオの分布はかなり一致する。「この鳥のいるところカツオがいる」としての命名はありうる。ミズナギドリもカツオの分布と合うので、この鳥をカツオドリと呼ぶ地方もある。両種同じ分布でも、たまたま先にカツオの名を頂戴した。
(南富士「さえずり」NO.334,P4)
●2010/6 富山
・ヘラサギ、オオホシハジロ
09/7、富山市常願寺川河口でヘラサギ(写真、VTR有)を確認した。富山県では98年の初記録以来、21年ぶりの飛来である。09/3、富山市中央植物園でアメリカホシハジロとの交雑可能性がある(本部安西主席研究員)オオホシハジロが確認された。
(富山「愛鳥」NO.63,P9)
●2010/8 徳島
・吉野川河口のシギ・チドリの現状
6/12、藤前干潟でのJAWANのシンポジウムで、吉野川河口の過去32年間のデータを発表した。ホウロクシギ飛来最多数は32年前の約40羽は現在は約10羽へ、春期のホウロクシギ渡り総数もこの6年間で半減(約110→約50)、ハマシギは長期的には減少(32年前の最多数約1000→約700)、シロチドリも減少(32年前の最多数約240→約80)、ダイゼンは増加傾向(32年前の最多数約40→約100)、河口内の塩分濃度上昇と、コメツキガニの増加が要因か。
(徳島「野鳥・徳島」NO.383,P2〜3)
・2010年春のタカの渡り調査
県北部ではサシバの渡り初認は3/19(1羽、鳴門山展望台)で、次第に数が増え、4/4には308羽(室展望台:鳴門山展望台の西2.5km)、6/1までに総計752(鳴門)、996(室)であった。ハチクマは初認は5/1、ピークは5/8の102(鳴門)。期間中の総計は169(鳴門山)、116(室)。ノスリは初認2/28、期間中ほぼ見られ、総計は1527(鳴門)、627(室)。オオタカは総計22(鳴門)、9(室)。ハイタカは東行が少なく総計39、西行は総計292、共に室では見られず。ツミは東行が72(室)、44(鳴門)、西行は鳴門のみで4。県南部ではサシバ総数1430、ハチクマ総数266、ハイタカ、ノスリの渡りは少ない。
(徳島「野鳥・徳島」NO.383,P4〜7)
●2010/7-8 広島県
・写真撮影のマナーについて
造巣中のアカショウビンを撮影するため、林床を踏み荒らして巣に近づく、撮影の妨げとなる枝を伐る、アカショウビンの声をスピーカーで流す等の行動が問題になっている。同地は特別保護地区に指定されており、明らかに法律違反の行為が含まれている。北広島町では「生物多様性の保全に関する条例」が制定され、このような行為が継続する場合は条例を更に整備し、繁殖期の車両立入禁止もありうる。
(広島県「森の新聞」NO.169,P2〜3)
・春のシギ・チドリ渡り調査結果(速報)
4/29、県下の9河川と2個所の湾、1個所の水田等で調査した。総計926羽、内訳はチュウシャクシギ284、ハマシギ248、ケリ178、キアシシギ44、ソリハシシギ32、コチドリ24、シロチドリ23、イソシギ21、ダイゼン21、タカブシギ11等。
(広島県「森の新聞」NO.169,P10)
●2010/7 長崎県
・宇久島は渡りの十字路
佐世保市の西方海上約55qの五島列島最北端の宇久島は全島鳥獣保護区で南北:シベリア〜朝鮮半島・壱岐対馬〜九州・沖縄へ、東西:日本列島横断して大陸への渡りの十字路に当る。両コースを小鳥、サギ、シギチ、それを追って猛禽類が移動する。最近ではヤツガシラ(3月)、ツバメチドリ(5月)、キビタキ(5)、シロハラクイナ(5)、アカガシラサギ(5)、ブッポウソウ(5)が通る。オウチュウ(カンムリオウチュウ)も4月滞在した。
(長崎県「つばさ」NO.275,P7)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.529
●2010/8-9 札幌
・デジタル機器で猛禽類の識別
●2010/9 苫小牧
・海鳥の油汚染救護技術講座
●2010/9 千葉県
・コチドリの誕生と受難
・オオミズナギドリ、光に迷い事故多発 (7/9 朝日新聞)
・各地で進む自然再生の試み (7/12 千葉日報)
●2010/8 石川
・シジュウカラガン講演会
●2010/9 愛知県
・同性の絆
●2010/8-9 京都
・白いセグロセキレイが巣箱で子育て
・夏の樹液酒場は昆虫たちで大賑わい
・なぜ近畿では彦根か
●2010/8 福岡
・沖ノ島生物調査報告
●2010/8 熊本県
・熊本市でコイカル繁殖
●2010/8-9 札幌
・デジタル機器で猛禽類の識別
猛禽類の調査は証拠が残らないものと言われていた。調査による影響を回避するため、遠方からの追跡となる。欲しいのは綺麗な写真ではなく、望遠鏡で見た内容の記録である。私が使っているのは同じ雲台の上に、双眼鏡(7倍)、20倍スコープ2台並列、ビデスコ(スコープにビデオを接続)の3機種の標準を合せて乗せ、双眼鏡で鳥を探し、20倍の並列スコープで追跡、識別をし、ビデスコで映像記録を取る。今までは猛禽調査は個人の技量や経験による部分が多く、記録を映像化することで、調査グループ全体のデータ、経験になる。
(札幌「カッコウ」NO.325,P12〜14)
●2010/9 苫小牧
・海鳥の油汚染救護技術講座
7/11、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターで苫小牧市主催で開催された。参加者7名、同センターの小林と野生動物救護研究会の盛田会長が、実際の鳥(死体)を用いて指導した。
(苫小牧「あおさぎ」NO.172,P3)
●2010/9 千葉県
・コチドリの誕生と受難
4/12、自宅に隣接する砂利土状態のトラック置場(30mX25m位)でコチドリの声に気づく。1週間位は2〜4羽が毎日飛来し、交尾も見る。5/8、巣(地表の浅い穴)に4個の卵、最初は雌雄交代で抱卵したが、2、3日で♀のみが抱卵する。5/28、3羽が孵化、1時間もたたぬ内に雛は自力で歩き回る。親が巣に座ると、雛は親の腹に潜り込む。1個残った卵にはノーケア。5/30、除草剤が散布されたが、親鳥と雛1を草原で見る。
(千葉県「ほおじろ」NO.353,P6)
・オオミズナギドリ、光に迷い事故多発 (7/9 朝日新聞)
東京都小笠原村の母島で、オオミズナギドリの幼鳥が集落の灯火に衝突する事故が絶えず、巣立ちの時期に島民が自発的に照明を消す試みが始まった。人口450人の島、日本最南端のオオミズナギドリの営巣地がある。建物の明りや自動販売機に激突し保護されるのは毎年、百羽を超えると推測される。小笠原母島観光協会は巣立ちの11月中旬から暫し、可能な所から照明を落そうと呼びかけている。
(千葉県「ほおじろ」NO.353,P12)
・各地で進む自然再生の試み (7/12 千葉日報)
自然再生を目指し、02年に「自然再生推進法」が成立した。環境省によると、釧路湿原、沖縄県のサンゴ礁、石西礁湖等、報に基づく20件の自然再生計画が動いている。
(千葉県「ほおじろ」NO.353,P13)
●2010/8 石川
・シジュウカラガン講演会
7/1、日本雁を保護する会呉地会長が講演した。嘗て、日本に飛来していた亜種シジュウカラガンは千島列島で繁殖していたが、毛皮を取るために放たれたキツネにより絶滅したと考えられる。米国では現在、大幅に回復しているが、アジア地域の群を復元するため、83年、日本雁を保護する会と仙台市八木山動物園による計画が始まる。92年、ロシア科学アカデミーにより、カムチャッカに繁殖施設設置、95年から放鳥が始まり、我国への飛来数が増えてきた。ロシアでの放鳥は今年が最後である。雁の里親友の会はよみがえれシジュウカラガン募金集め運動をしている。
(石川「石川の野鳥」No.153,P7)
●2010/9 愛知県
・同性の絆
SexualMinority(性的少数派)は同性の伴侶を持つ人々の事で、鳥の世界にも存在する。ドイツの動物園でペンギン2羽の♂が番になり、巣作りを始めた。動物園は保護増殖のため、♀4羽を入れ、番を解消しようとし、同性愛団体から抗議を受け、計画を断念した。この番は育児放棄された卵を貰い、交代で抱卵し、雛が誕生し、何の問題も無く普通に育て上げた。豊岡市のコウノトリにも♀2羽のペアがいる。この番は巣作りが♂より下手、巣の防衛力が弱い弱点があり、他の♂に巣を襲われ、卵4、雛1を放棄した。世の♂は自分の遺伝子を渡しがっており、♀のペアから雛の誕生は十分ありうる。
(愛知県「愛知の野鳥」NO.283,P7)
●2010/8-9 京都
・白いセグロセキレイが巣箱で子育て
真白なハクセキレイ?と思いしや、番の♂は普通のセグロセキレイ、♀が木屑や枯草、獣毛を巣箱に運び込む。5/14:巣が完成、5/16:第1卵産卵、5/21:5卵あり、毎朝1卵産んだが、産卵しなかった日が1日、6/1:雛4羽孵化、6/2:残り1羽が孵化、雛5羽、抱卵日数10〜11日、6/10:産毛生え揃う、6/13:夕方1羽が巣立ち、♀が追いかけ夜になる、6/14:朝、番は巣箱内外の雛に餌を運ぶ、夕方までに全て巣立つ。この巣箱はイソヒヨドリ用に作ったが、真白な巣立ち雛はいなかった。
(京都「そんぐぽすと」NO.165,P14)
・夏の樹液酒場は昆虫たちで大賑わい
昼間の樹液孔の酒場に集まる虫たちは平和的に酒を飲み合っているものが多い。スズメバチ類は毒針で武装し、カブトムシ、クワガタムシに一歩も引かず、逆に追い払ったりする。最も強いのは10cmを超えるオオムカデで回りに誰も寄せ付けない。酒場に来る順番はアブの♂(♀は吸血)、蝶類、カナブン類、その後スズメバチ類、夜になってカブトムシ、クワガタムシ、最後はオオムカデで、夜明けとともに虫たちは隠れ家に帰る。
(京都「そんぐぽすと」NO.165,P17)
・なぜ近畿では彦根か
大都市はヒートアイランド現象の影響があるので、日本の平均気温を算出するための観察点は、都市化での環境変化が比較的少ない17地点が選ばれている。網走、根室、寿都、石巻、山形、長野、伏木、水戸、銚子、飯田、彦根、境、浜田、多度津、宮崎、名瀬、石垣島で、彦根は都市化の影響が比較的少ない、すなわち野鳥の生息状況の変化も比較的に少ないとして、湖北の豊かな鳥相が目に浮かぶ。
(京都「そんぐぽすと」NO.165,P18)
●2010/8 福岡
・沖ノ島生物調査報告(前回の続き)
6月、日没後の調査で、リュウキュウコノハズク7番の生息を確認したが、島全体では、この3倍の可能性がある。本種は本来は南方の島にいる留鳥であるが、ここでは移動するのか不明である。ウチヤマセンニュウは3番、6羽の生息が確認された。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.370,P13〜15)
●2010/8 熊本県
・熊本市でコイカル繁殖
5/15〜6/19、熊本市東町でコイカルの繁殖を観察した。10数年前からコイカルが見られた場所で、車が通る道路にある広葉樹に白いビニール紐のようなものを使い、小枝でできた巣がある。5/16、番で巣を作るのが見られ、抱卵開始は5/17〜20頃、巣立ちは6/13以降であった。5/22、2時間の観察で5回の巣内親への給餌と思わる2羽の行動が確認された。♂が「キィーコ、キー」と鳴きながら樹冠部に飛来すると、♀が巣を空け近づく。6/5、虫の声に似たか細い「ツィ、ツィ・・・」と雛らしき声が聞かれた。
(熊本県「野鳥くまもと」NO.278,P2〜4)
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.389,P28〜29)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.530
●2010/9 埼玉県
・カワウの今!
・トウゾクカモメ2種、レンカク
●2010/9 東京
・初のアカアシチョウゲンボウの記録
・シロハラホオジロ、バライロムクドリ
●2010/9 神奈川
・タカの渡りルートを調べてみませんか
・春の多摩川河口シギ、チドリ調査
●2010/9 大阪
・関西国際空港でのコアジサシ
・カワウがカイツブリを捕刹
●2010/9 北九州
・深刻な野鳥へのダイオキシン蓄積
●2010/9 福岡
・2010チュウヒサミットの報告
●2010/9 筑豊
・英彦山ソウシチョウ調査
●2010/9 埼玉県
・カワウの今!
県内にはカワウのコロニーが滑川町の武蔵丘陵森林公園と上尾市境にある荒沢沼にある。前者は千羽前後が生息し、後者は近年、営巣はなく、塒のみである。県内には他に8個所の塒がある。05〜09年、データが揃っている栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、山梨の個体数合計は、12,000羽前後で安定している。これは餌資源による制約以外に、増加分が圏外(東北地方南部等)へ流出しているためと考えられる。埼玉県ではカワウは河川生態系破壊者のように行動しているが、カワウ自体が個体群崩壊に至らないのは、圏外へ流出する選択肢があるからである。
(埼玉県「しらこばと」NO.317,P2〜3)
・トウゾクカモメ2種、レンカク
4/13、戸田市彩湖でシロハラトウゾクカモメが撮影された。県内では過去に3例の観察記録がある。4/23、本庄市の利根川でクロトウゾクカモメが撮影された。県内では87/6に川口市で保護した1例がある。7/3、レンカクがさいたま市で多数により撮影された。県内では撮影で確認されたのは03/7以来、2件目である。
(埼玉県「しらこばと」NO.317,P4)
●2010/9 東京
・初のアカアシチョウゲンボウの記録
アカアシチョウゲンボウの記録は太平洋側では宮城、千葉、愛知のみである。本種は東京都では未記録と考えられたが、5月、6月、神津島で計2個体が撮影され、東京都初記録である。
(東京「ユリカモメ」NO.659,P12〜13)
・シロハラホオジロ、バライロムクドリ
シロハラホオジロは日本では迷鳥の部類であるが、09/11、府中市の多磨霊園で成鳥♀が撮影された。バライロムクドリの幼鳥が先に葛西臨海公園で記録されたが、7月、小笠原村母島で成鳥が撮影された。共に東京都の新しい記録である。
(東京「ユリカモメ」NO.659,P13〜14)
●2010/9 神奈川
・タカの渡りルートを調べてみませんか
茨城県ではサシバは南下し房総半島へ行くのと、南西方向に行くルートがあり、南西方向の先は東京都を通過している?三浦半島で数が少ない時、鎌倉市の稲村ヶ崎で多数の通過を見る事があり、東京、横浜南下組がかなりいるのでは。神奈川県中央ではサシバの渡りルートはよくわかっていない。八王子方面から南西へ飛び、丹沢主脈を横断している可能性もある。鎌倉からの海沿いの集団と丹沢沿いの集団が、中井方面で収束し矢倉岳方面へ向かっている。
(神奈川「はばたき」NO.460,P8〜9)
・春の多摩川河口シギ、チドリ調査
4/29、5/1、多摩川河口に飛来するシギチの数と鳥の干潟利用状況を調査した。9区画の干潟を干潮を挟んで計4時間、30分毎に16名で記録した。両日とも11種が記録され最大個体数は4/29:261羽(メダイチドリ111、ハマシギ83等)、5/1:214羽(メダイチドリ101、シロチドリ25、キアシシギ22等)であった。鳥の数を超える人数の人が干潟に入っており、シギチは何とか人がいない所を移動し、殆どが採餌に専念していた。種により主に利用する干潟も決まっていた。
(神奈川「はばたき」NO.460,P9)
●2010/9 大阪
・関西国際空港でのコアジサシ
関空2期埋立地で6/8〜7/27、コアジサシ総数411羽の標識調査をした。飛べない成鳥を保護したところ、環境省のリングがあり、99年三重県四日市市で標識されたもので、11年間の生存を確認した。
(大阪「むくどり通信」NO.209,P24)
・カワウがカイツブリを捕刹
8/7、和泉市でカワウがカイツブリの幼鳥(成鳥大)を咥えて振り回し、水中に潜ったりし、幼鳥は絶命した。アオサギが餌を奪おうと飛来したりし、カワウは飲み込もうとしたが、うまくいかなかった。
(大阪「むくどり通信」NO.209,P26)
●2010/9 北九州
・深刻な野鳥へのダイオキシン蓄積
環境省は98年〜07年、野生生物のダイオキシン類の蓄積状況を調査した。濃度が高いのは食物連鎖の上位種、魚を食べる種、年齢の高い♂等で、環境中の汚染は減ってきているが、野生生物体内は減少傾向は見られない。蓄積濃度の平均値(pgTEQ/g fat)は日本人の血液:20、タヌキの肝臓:290、アカネズミの肝臓:2,700、ドバト:50、ハシブトガラスの肝臓:79、トビの肝臓:760、トビを除く猛禽の肝臓:3,800、同卵:2,300、カワウの脂肪:3,600、同卵2,900。♀は♂より濃度が低い傾向で、出産、授乳、産卵等での体外排出のためと思われる。海外ではハクトウワシの筋肉で11,000〜380,000の驚くべき数値がある。
(北九州「北九州野鳥」NO.291,P7)
●2010/9 福岡
・2010チュウヒサミットの報告
7/18、名古屋で開催。06年が初回で今回3回目となる。繁殖するのは全国で60番程度で、本州の多くの繁殖地は開発を前提とした埋立地が多く危機的であり、農作業の影響、カメラマンの接近等の脅威の中にある。秋田県大潟村では3月に飛来し、葦原に厚さ15〜20cmの巣を作り、巣材運びは1時間に46回観察されている。4〜7個の産卵で2〜3羽が巣立つ。餌はネズミ、カエル、ヘビ、トカゲ、ヨシキリ類の雛が多い。化学肥料、農薬は全国の半分程度にし、国設の繁殖地を村有地と交換し、村で保護し、農産物の販路拡大を目指している。自然環境研究センター*の調査では、餌場と塒の往復で30kmに達するとある。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.371,P16〜17)
【* 自然保護室注:日本野鳥の会のあやまりです。】
●2010/9 筑豊
・英彦山ソウシチョウ調査
英彦山の6コースで、2年目、今回5回目を7/18〜29、調査した。ソウシチョウ個体数総計は278羽で、全確認野鳥数534羽の半数を占めた。ヒヨドリは58、ハシブトガラス19、キジバト7。ブナ再生目的のクマザサ伐採個所ではソウシチョウは極小であった。ウグイスは特に減少している様子は無い。杉林内で、2羽のソウシチョウの警戒鳴きがあり、低木に巣があり、近くに巣立ち雛がいたようである。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.391,P12〜15)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.531
●2010/秋の巻 弘前
・弘前のカラス対策
・CO2地球温暖化犯人説への疑問
●2010/8-9 宮古
・2009年ミヤコ式巣箱利用状況
・ごみから海鳥を守ろう (8/22 岩手日報)
●2010/9 大阪
・堺第7-3区におけるチュウヒの生息状況、保護について
・チュウヒサミット2010
・英国のチュウヒ保護策
・奈良県コマドリが30年間で9割減 (6/10 読売新聞)
・ミユビゲラ18年ぶりに確認 (7/29 毎日新聞)
・万博公園でオオタカ大空へ旅立つ (8/5 産経新聞)
・淀川でチョウゲンボウ繁殖
・大阪府内でホトトギスの托卵を確認
●2010/秋の巻 弘前
・弘前のカラス対策
7/26、「弘前市カラス対策連絡協議会」が6年ぶりに発足した。市民と対話する座談会ではカラスを最初から敵視し、夜間のゴミ収集、電線の地中化、カラスに巣をつくらせない等の提案には、市はできない理由の言い訳が多かった。
(弘前「初列風切」NO.160,P3)
・CO2地球温暖化犯人説への疑問
5/15、五所川原市付近で200±のオオヒシクイの群が北上する。シベリア東部の温暖化に伴い、越冬地は北上し、今ではウトナイ湖でも普通に越冬している。全くの季節外れの雁行で、5/15のこの事実は温暖化にそぐわない。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告は原発推進者に牛耳られていると言う。「不都合な事実」でもミランコビッチ・サイクル(地球自転軸の振れ等での日射量の変化のサイクル)に言及が無く、自分に都合が良いように書かれている。コンピューターでの解析でも、IPCCは入力データを改ざんしたとも言われ、国連の機関でも信用するに足らず。
(弘前「初列風切」NO.160,P4〜5)
●2010/8-9 宮古
・2009年ミヤコ式巣箱利用状況
支部はコンクリートに木屑を混ぜ、軽量化した円筒形で直径15cm、高さ20cmの巣箱をシジュウカラ10倍計画を進める中で、30年前から作っており、「ミヤコ式巣箱」の名で全国に3千個も売っている。09年、県内に設置された212個の同巣箱の利用状況は、スズメ46%、シジュウカラ21%、ヤマガラ6%、不明種9%、巣材少々5%、塒利用3%等であった。スズメの利用が多いのは学校に多く設置された影響もある。
(宮古「ミサゴの海」NO.211,P2〜3、7)
・ごみから海鳥を守ろう (8/22 岩手日報)
8/21、地域環境保全ふれあい事業として、支部が委託を受け、小中学生40名余りが船から洋上観察し、海鳥の誤飲の説明を受け、海岸のプラスチチックごみの収集を行った。
(宮古「ミサゴの海」NO.211,P5)
●2010/9 大阪
・堺第7-3区におけるチュウヒの生息状況、保護について
堺市臨海部の産業廃棄物処分場の約200haを07〜10年、調査した(06年までの分はStrix 2007で発表)。07年は2番のチュウヒを確認し、1番から3羽が孵化し、2羽が巣立つ。08年は飛来を確認したが、他の猛禽類と餌資源競合し?繁殖行動無し。09年は1番が2卵産卵、1羽が巣立つ。10年は飛来を確認するも、繁殖行動無し。海を超え約10km離れた場所まで動いている。04年より順次植樹(22ha)、07年より工場新設(127ha)、09年より土砂搬入(5ha)、太陽光発電所建設(20ha)と生息環境が悪化している。準絶滅危惧種のオオタカには種の保存法があるが、絶滅危惧TB類のチュウヒでも早急に同様の対応が必要である。
(大阪「むくどり通信」NO.209,P4〜9)
・チュウヒサミット2010
7/18、名古屋で開催された。参加170名でチュウヒに関心を寄せる人が増えている。大潟村では09年、22番が営巣し、7巣で繁殖を確認した。同村では農業とチュウヒの共存を図ることを重要な施策とし、環境創造型農業に取組み、チュウヒを観光資源としている。三重の木曽岬干拓地では堺第7-3区同様、繁殖が苦しくなっている。チュウヒを「種の保存法」の対象種にするよう提言が参加者全員で確認された。
(大阪「むくどり通信」NO.209,P10)
・英国のチュウヒ保護策
7/18のチュウヒサミット2010にて。英国のヨーロッパチュウヒは日本の種はと別種であるが、英国では1800年代に絶滅、1911年、再繁殖したが、1958年に15番まで増えたが、その後急減した。これは生息環境の減少と、有機塩素系殺虫剤の影響と考えられた。RSPB、EUの「種の生息環境保護委員会」による保護区設置、「野鳥とその巣に関する法律」が施行され、保護員と農家が協力し、90年代には秋蒔農作の圃場でも営巣しだし、今は350番に達している。チュウヒ営巣地の保護策は巣が埋没しないよう水位の管理、灌木、高木の侵入防止、7〜10年のサイクルで葦原を秋と初冬に刈り、自然遷移を防ぐ。
(大阪「むくどり通信」NO.209,P11)
・奈良県コマドリが30年間で9割減 (6/10 読売新聞)
野鳥の会奈良の奈良県台高山地での調査では、1977年、コマドリ134羽は、今回は9羽に減少。鹿の食害でのスズタケの消滅が大きな要因とみられる。
参考:奈良県自然環境課報道
http://www.pref.nara.jp/secure/32200/komadori.pdf
(大阪「むくどり通信」NO.209,P13)
・ミユビゲラ18年ぶりに確認 (7/29 毎日新聞)
大雪山国立公園内で88年以降、目撃されていなかったミユビゲラを北方森林鳥類調査室が06年、同地で再確認した。以後4年間で公園南部約200haに3個所の生息域を確認した。同室は「種の保存法対象種であり、一切の伐採を中断し、詳しい調査と早急な生息環境の保護が必要だ」と訴える。
(大阪「むくどり通信」NO.209,P13)
・万博公園でオオタカ大空へ旅立つ (8/5 産経新聞)
日本万国博覧会記念機構は、同公園内で7月下旬、1羽のオオタカが巣立ったと発表した。同地では4/1から営巣地3.4haを立入禁止にし、3羽が孵化したが2羽はカラスの攻撃で死んだ。5月末には♂親と思われる死骸が見つかり、その後♀親だけで育雛した事になる。これで同地では4年連続して繁殖に成功した事になる。
(大阪「むくどり通信」NO.209,P13)
・淀川でチョウゲンボウ繁殖
「大阪府鳥類目録2001」ではチョウゲンボウは大阪府の殆どのメッシュで記録があるが、正式な繁殖記録は無い。今回、淀川のJR鉄橋で繁殖を確認し、証拠写真を撮影した。6/29、5羽が巣立ち、内1羽が列車に衝突し落鳥した。ここ数年、府内都市部で繁殖期の観察事例が増えている。
(大阪「むくどり通信」NO.209,P25)
・大阪府内でホトトギスの托卵を確認
7月上旬、交野市内でウグイスの巣にいる大きなホトトギスの雛1が確認され、撮影された。大阪府内での記録は非常に珍しい。種の確認記録のため巣内の写真を掲載した。
(大阪「むくどり通信」NO.209,P25)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.532
●2010/9 オホーツク
・北海道の風力発電問題
・キノコは森の掃除屋
●2010/9 滋賀
・ツキノワグマ
・アマサギは本当に減っているのか?
●2010/9 岡山
・塩田跡地のチュウヒ
・児島湖流域エコウェブ
・ブッポウソウ、ポール方式の新設巣箱でも営巣
●2010/9 筑後
・沖ノ島 生物調査報告(前回の続き)
●2010/9 宮崎県
・コアジサシ雛の明暗
・金御岳のサシバ
・長野県でジョウビタキ繁殖確認 (8/5 長野日報)
・北九州にコアジサシやって来い (7/22 西日本新聞)
●2010/9 オホーツク
・北海道の風力発電問題
3月現在、道内で稼働している風力発電は61個所で266基(NEDOのHP)で、多くは日本海側であるが、釧路、根室、網走支庁管内にも各1基ある。現行法律では環境評価調査義務が無く、「環境に優しい」を謳い文句に見切り発車で大規模な設備が建設されている。
(オホーツク「ばあどこおる」NO.280,P2)
・キノコは森の掃除屋
キノコは生産者の動植物を分解する掃除屋である。胞子は最初は1つの核を持つ一核菌糸になり、他の性の菌糸と結合し、二核菌糸となり成長し、菌糸塊となりキノコになる。キノコには樹木に病気を起すもの、マツタケのように樹木と共生するもの、枯れた樹木を分解するものがある。15種程が栽培され食用として売られている。
(オホーツク「ばあどこおる」NO.280,P3)
●2010/9 滋賀
・ツキノワグマ
ツキノワグマは環境省は絶滅危惧TB類に指定しており、今年は4、5月だけで東北を中心に250頭が捕獲されている。餌は春先は蟻や草本類、夏は液果類、蜂蜜、秋はドングリ類が中心である。行動圏は♂は700km2、♀は40km2程度で排他的な縄張りを持たない。滋賀県の推定生息数は173〜324頭で、年間の有害捕獲は20頭を上限としている。
(滋賀「におのうみ」NO.22,P19)
・アマサギは本当に減っているのか?
7月に県内一斉調査した。アマサギ総数731羽が記録された。データが無いので結果は今後の調査の指標にする。内訳は高島市125、彦根市105、米原市82、近江八幡市81、琵琶湖の東側で密度が高い。アマサギが好む環境(バッタ等が多い農地)の割合等も調べなければならない。
(滋賀「におのうみ」NO.22,P23)
●2010/9 岡山
・塩田跡地のチュウヒ
錦海塩業が倒産し、500haの塩田跡地が残った。倒産に伴い、同地の埋立計画は白紙になった。77年まで産廃処分場として利用された以外は、自然放置され、一部は環境省の「日本の重要湿地500」の塩性湿地(75ha)になっている。同跡地ではH5年までチュウヒの繁殖が記録されているが、それ以降は巣作りを何度かしたか、繁殖できていない。同様な干拓地は三重県の木曽川河口の木曽岬干拓地(440ha)があり、チュウヒのために57haが保護されているが、その面積ではチュウヒを保護する事は難しいとされる。
(岡山「野鳥おかやま」NO.180,P2〜3)
・児島湖流域エコウェブ
児島湖は瀬戸内海沿岸では最大のカモの越冬地で、中四国では数少ないIBA指定地である。児島湖周辺の環境保全のため、児島湖流域エコウェブに行政、企業、地域住民、支部を含む市民団体が参加している。フォーラムを開催し、ヨシ原の管理、野鳥観察会、水環境調査保全等に取り組んだ。
(岡山「野鳥おかやま」NO.180,P6〜7)
・ブッポウソウ、ポール方式の新設巣箱でも営巣
過去2年間、利用が無かった岡山市内でブッポウソウの巣箱架け、今年、木柱に無垢の丸太(30cm径X60cm高)の巣箱を新設した結果、計15個の巣箱の内、6巣で親鳥による給餌が確認された。
(岡山「野鳥おかやま」NO.180,P15)
●2010/9 筑後
・沖ノ島 生物調査報告(前回の続き)
沖ノ島は周囲4km程の小島で、一見多様な生物が太古の姿を残しているように思うかも知れない。狭い地域で生物の生息環境が分断されている場合、環境の変化で、急に生息する生物が変移する。明らかに人間生活が影響している。
(筑後「まめわり」NO.113,P8〜9)
●2010/9 宮崎県
・コアジサシ雛の明暗
宮崎市の一ツ瀬川と串間市の福島港で、コアジサシの繁殖地にロープを張って保護したが、明暗を分けた。一ツ瀬川では親鳥600羽以上、巣285、雛117(7/11)が確認され、ロープ張り、看板設置で多くの雛が巣立った。福島港では野良猫対策用で網で囲った。約100羽が飛来したが、6番が産卵し、6羽の孵化があったが、カラスの襲来で2羽のみが巣立った。低温での餌不足と繁殖地の草地化が影響しているかも知れない。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.221,P2〜4)
・金御岳のサシバ
金御岳では南下するサシバが10/22頃まで見られる。過去8年間の平均を見ると、同地では10/6:962、10/7:990、10/8:1,398、10/9:2,172、10/10:1,674、10/11:1,365、10/12:1,225と10/9の前後3日間にピークがある。同地の秋の通過総数は02年:21,204、03:9,945、04:17,877、05:18,412、06:16,350、07:15,737、08:18,018、09:19,874で、03年は1万を割ったが、今年は2万に届くか。全国的に有数なサシバ観察地で、東京、大阪、九州各県から観察者は増えているが、カウント支援者を求めている(TEL 0986-22-5170 中原)。海岸沿いに日南海岸を南下するサシバも観察されている。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.221,P9〜12)
・長野県でジョウビタキ繁殖確認 (8/5 長野日報)
野鳥の会諏訪は冬鳥のジョウビタキが富士見町の山林で繁殖したのを確認したと発表した。国内では83年の北海道に続く2例目である。6/20、2羽の親と巣立ち直後の5羽の雛を見ている。雛より大きい幼鳥も1羽確認され、2回の子育ての可能性もある。標高1300mの別荘地で海外の繁殖環境と似ており、繁殖活動が促された要因と推測される。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.221,P20)
・北九州にコアジサシやって来い (7/22 西日本新聞)
日本最大のビオトープ、北九州市若松区の響灘ビオトープ(48ha)で、種の保存法が国際希少野生動植物に定めるコアジサシの繁殖実験が行われている。野鳥の会によると、人工的な営巣地でコアジサシの繁殖を目指すのは九州では初となる。響灘ビオトープは20年以上放置された産廃処分場跡が湿地や草地になり、コアジサシが目撃され、市は中央部0.5haに白砂利を敷きつめた。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.221,P20〜21)
(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)
■ガンカモティーチャーズガイドをご活用ください■
サンクチュアリ室では野鳥ファンを増やす取り組みの一環として、環境教育の指導者向け教材である「ガンカモティーチャーズガイド」(以下「GTG」)を2006年度に発行しました(支部ネット通信 2007年4月号参照)。支部のみなさまや教育機関等の協力を得て、これまでに講習会を26回実施し、471人が受講しました。また、レンジャーや受講生が一般向けにGTGのプログラムを実施した対象者は3088人になりました(講習会の実施例はホームページ )。
発行当時は非売品で講習会受講者のみに頒布していましたが、現在はテキストのみ2000円(送料別途)での頒布も可能です。どうぞご活用ください。なお、引き続き講習会の開催も受け付けておりますので支部のリーダー研修会やイベントでご検討いただければと思います。また、学校や企業のCSR活動等で引き合いがありましたら、担当までご連絡いただければ幸いです。講習会開催にあたってのスタッフ交通費、テキスト代などは個別にご相談させていただきます。
<連絡先>
○GTGテキストの購入は、
〒059−1365 北海道苫小牧市植苗150-3 (財)日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ
TEL:0144-58-2505 FAX:0144-58-2521
E-mail:[email protected]
開館時間:9:00〜17:00
休館日:毎週火・水曜日(祝日の時は開館)、年末年始のお休みは12/26〜1/1
○GTG講習会の開催は、
〒671−2233 兵庫県姫路市太市中915-6 姫路市自然観察の森内
(財)日本野鳥の会レンジャー宛
TEL:079-269-1260 FAX:079-269-1260
E-mail:[email protected]
開館時間:9:00〜16:30
|
|
|
講習会実施風景1:カモのパズル |
|
講習会実施風景2:カモのしぐさビンゴ |
|
|
|
|
|
|
講習会実施風景3:実物大のガンカモを描こう |
|
|
(サンクチュアリ室/川島 賢治)
■役員交代・名称変更のお知らせ■
●日本野鳥の会ねむろ
・会長の交代(敬称略)
【新】 阿部 嗣(よつぐ)
【旧】 細川 憲了
※阿部様の連絡先は現在確認中です。ご連絡は事務局の加藤様宛にお願いいたします。
●滝川支部 (2010年9月1日より)
・新名称:『日本野鳥の会滝川』
・支部長→代表
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
■支部名称変更に関するお願い■
先般より公益法人制度改革への対応に伴い、支部名称等のご変更をお願いしております。総会や役員会等でご変更内容が確定された際は、お手数ですが新しい規約を添えて文書にて下記までお知らせください。
【新規約のご送付はこちらまで】
〒141-0031 品川区西五反田3-9-23 丸和ビル3F 総務室総務グループ
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
■「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内■
次回の支部報取りまとめ発送は、11月16日(火)となりました。支部報は下記要領でお送りください。(取りまとめ発送の詳細については、支部ネット通信2010年4月号をご覧ください。)
送付〆切:11月15日(月)必着
送付部数:110部
※東京は130部、お願いいたします。
※神奈川、埼玉県、奥多摩、千葉県は120部、お願いいたします。
※ご事情により必要部数に満たない場合は、こちらで発送先を調整させて頂きます。
【支部報の受付、お問い合わせはこちらまで】
〒141-0031東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル3F
(財)日本野鳥の会総務室 総務グループ (担当;田中)
TEL 03-5436-2620
メール [email protected]
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
■会員数■
●10月1日会員数40,922人(対前月-92人 )
会員数は先月に比べ92人減少しました。
9月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より-87人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。9月の入会者数は101人で、前年同月の入会者50人に比べ51人増加しました。
また、9月の退会者数は188人で、前年同月の退会者数199人に比べ11人減少しました。
表1.7月の入会・退会者数
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。
●都道府県および支部別会員数
野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。
表2.都道府県別の会員数(10月1日時点)
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3.支部別の会員数(10月1日時点)
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
(会員室/沖山展子)
本通信は電子メールでもお送りしています。お申し込みは支部単位で下記のメールアドレスまでどうぞ。各支部2アドレスまでご登録いただけます。
また第1号からのバックナンバーはインターネットでご覧いただけます。URLは次のとおりです
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index.html
(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第79号
◆発行
財団法人日本野鳥の会 2010年10月20日
◆担当
会員室
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2632
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected] |