■支部報保護・調査記事関連トピックス■
本記事は日本野鳥の会へ送付されてきている各地の支部報/会報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある方へ配信しております。本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部/各会の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.521
●2010/6 札幌
・カラス小百科
・カラスの話
●2010/6 千葉県
・日本海縦断のガン類初確認 (4/11 朝日新聞)
●2010/6 東京
・バードウォッチングの魅力って?
・三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館担当者に聞く
・ツバメの我が家は海賊船
・ウトウ
●2010/6-7 京都
・2010年越冬ツバメ調査
・2010年ツバメ初認日調査
●2010/6 兵庫県
・シジュウカラ、ヤマガラの囀り
●2010/6 福岡
・ホイグリングカモメとは?ウスリームシクイとは?
・玄界灘海鳥調査
●2010/6 札幌
・カラス小百科
カラスの語源は2つある。「黒し」から訛ったとする説、鳴声の「カラ」に鳥を意味する「ス」がついた説。他に不吉な連想の「気を枯らす」、「邪気をからす」からきた説もある。中国には6種のカラスがおり、総称して烏(ウ)と呼ばれ、漢の時代には「ア」と発音され、鳴声が由来。インドではカラスを鳴声から「カーカー」と言う。欧州でも呼び名は鳴声由来である。烏は鳥より1本足りない?全身が黒く、目が何処にあるか分からないためこの字になった。
(札幌「カッコウ」NO.323,P4〜5)
・カラスの話
カラスからの攻撃をかわす方法は、傘をさすのが一番であるが、腕を真っ直ぐ上げて、翼が腕に邪魔され、頭にカラスを近寄らせない事である。カラスは黄色を嫌い、挙句には黄色が見えない?との話は間違いである。カラスは紫外線を通して物を見ている。特殊な顔料を使い紫外線を遮断し、その効果を最も発揮したのが黄色で、単に黄色だけではゴミ袋の中が見え、平気で中を突く。
(札幌「カッコウ」NO.323,P6〜9)
●2010/6 千葉県
・日本海縦断のガン類初確認 (4/11 朝日新聞)
山階鳥研は出雲市で越冬するヒシクイが日本海を縦断し、中国東北部へ渡ったのを確認した。3/30、出雲市を出発し850kmある日本海を8時間、ノンストップで渡り、1100km飛行し、中国黒竜江省のハンカ湖へ到着した。日本海を渡るガン類が確認されたのは初めてで、日本で確認されていた2種のヒシクイとは形態が違うと言う。
(千葉県「ほおじろ」NO.350,P12)
●2010/6 東京
・バードウォッチングの魅力って?
バードウォッチングが趣味と伝えると、よくある質問に「紅白歌合戦に出た事あるの?」「鶏肉を食べてもいいの?」、そして「鳥を見るだけでしょう。何が楽しいの?」。3番目に対しては結構、真面目な受け答えになる。例えば英語は理解できなければ、ただの音、言葉として理解できれば世界が広がるようなものでは。「鳥を撃ったり、捕ったりするなら分かるが・・・」と物騒な人もいる。見るだけでなく、写真も撮ると言うと納得する。「捕る」と「撮る」は「成果物」が手に入る事で、共通点がある。本当の魅力は別にあり、なかなか分かりやすく伝えられない。
(東京「ユリカモメ」NO.656,P3)
・三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館担当者に聞く
野鳥の会は創立75周年を機に海洋環境保全のシンボルとして、カンムリウミスズメを選んだ。その保全活動をしている同館の篠木レンジャーに訊いた。95年からカンムリウミスズメの洋上分布調査をしてきたが、ここ数年伊豆諸島での繁殖確認調査は行われず、09年、久々に大野原島、祇苗島に上陸し、12巣、2巣の営巣を確認した。三宅島海域の洋上分布調査では過去最高の383羽が確認されたが、営巣数は以前より減っており、何者かに捕食されている。
(東京「ユリカモメ」NO.656,P14〜15)
・ツバメの我が家は海賊船
昨年6月、箱根芦ノ湖の定期船の外壁2階屋根付近で、抱卵中のツバメを見る。巣の位置が移動してストレスは無いのか。神奈川支部の鳥類目録での検索では同様の記録は載っていない。以前、どこかの島へ渡る船でもツバメが営巣した記憶がある。箱根の船会社に聞くと、以前から芦ノ湖の海賊船に毎年営巣例があり、カラスの襲われる事も多い由。
(東京「ユリカモメ」NO.656,P18)
・ウトウ
北海道天売島は嘗てはニシン漁で栄え、5千も人がいたが、今は5百人、ウトウ、ウミガラス、ケイマフリ、ウミスズメ、ウミウ、ヒメウ、ウミネコ、オオセグロカモメの海鳥8種で百万羽が繁殖する。内、ウトウは60〜80万で、世界的にも最大級のコロニーで、人の住む(ネズミやネコもいる)島に大規模なコロニーがあるのは珍しい。流し網漁法による混獲で激減したウミガラスに比べ、ウトウは数が減っていない。ウトウは漢字では「善知鳥」で、漁師に子を捕えられた母鳥が血の涙を流して飛ぶ程、善を知る鳥と言う。
(東京「ユリカモメ」NO.656,P23)
●2010/6-7 京都
・2010年越冬ツバメ調査
宇治市の宇治川で越冬ツバメを目撃する機会が増えている。ピークは1月下旬〜2月上旬で、2月下旬から数が減りだし、渡り行動が始まり北へ移動していると思われる。宇治川での今冬の最大数はツバメ250、イワツバメ1,600、コシアカツバメ3、ヒメアマツバメ24を記録した。行動パターンは早朝に河川上空で群になり、飛翔昆虫を採餌し、下流へ移動し数時間後、広範囲に分散する。昼間は養鶏場で観察する事がある。京都南部の河川に広く越冬していると想像される。
(京都「そんぐぽすと」NO.164,P9)
・2010年ツバメ初認日調査
会員からの情報提供では、今季の京都府へのツバメの飛来は3/10過ぎから始まり、3/21は風が強く黄砂が大量に飛来し、その翌日にツバメの飛来が集中した。河川沿いに北上する傾向で、巣作りは到着後2週間以上経ってからと思われる。初認は通常数羽以下で10羽以上は数日前に第一陣が到着していたと思われる。
(京都「そんぐぽすと」NO.164,P10)
●2010/6 兵庫県
・シジュウカラ、ヤマガラの囀り
両者の囀りで違いが一番わかりやすいのはそのテンポである。シジュウカラは3秒間に13音、ヤマガラは11音であった。ヒガラは1.7秒で9音、シジュウカラの4.4音/秒に対し、5.4音/秒と忙しく鳴く。
(兵庫県「コウノトリ」NO.176,P8〜9)
●2010/6 福岡
・ホイグリングカモメとは?ウスリームシクイとは?
ホイグリングカモメは足の黄色いセグロカモメで、「BIRDER」誌96/4号で「日本における足の黄色いセグロカモメ成鳥の観察と識別」が発表されて関心を集めるようになった。エゾムシクイはウスリームシクイ(新称)P.tenellipesの1亜種P.t.borealoidesとされてきたが、ウスリームシクイとは囀り等が生態的に異なるため、それぞれ独立種とする説が強い。ウスリー地方から朝鮮半島で繁殖するため、日本海側で記録される可能性がある。コノハズクとリュウキュウコノハズクのように鳴声が違うのに日本では同じ種とされるパターンで、分類学者は明確にして欲しい。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.368,P10)
・玄界灘海鳥調査
4/17、志賀島漁港を出港し。10〜16時、観察した。記録された海鳥はオオハム17、シロエリオオハム56、アビsp5、ハジロカイツブリ2、ウミウ211、ヒメウ48、クロサギ2、アオサギ4、シノリガモ1、ウミアイサ13、チュウシャクシギ6、セグロカモメ49、オオセグロカモメ382、ウミネコ19、ウミスズメ1。ミサゴ2、ハヤブサ2も確認。海上のゴミはビニール袋等79、ペットボトル5。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.368,P16)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.522
●2010/6 神奈川
・エコバーディングの勧め
・キヅタアメリカムシクイがやって来た
・カゴ抜けの鳥に思う
●2010/7 南富士
・春季シギ・チドリ調査報告
●2010/6 滋賀
・チュウヒ繁殖地上空に観光用の熱気球
・水鳥飛来状況調査
・テン
●2010/7 大阪
・ハヤブサを利用してハトやネズミを追い払う (AFP)
・ナンキンオシ
●2010/7 北九州
・日本最後の新種ヤンバルクイナ (山階鳥研NEWS 09/11/1)
・ハシボソミズナギドリの海難事故
・ブラキストン線
●2010/6 神奈川
・エコバーディングの勧め
エコバーディングは野鳥の観察で野鳥に迷惑をかけない、つまり、採食、就塒、繁殖行動を邪魔しない事である。短期間で成長する雛にとって1分1秒が大切で、その成長を妨害をしない、繁殖のリアルタイム情報を他人に教えない、物見遊山的に多数が入れ替わり観察に訪れない事である。野鳥観察では巣の雛の観察よりも親鳥が餌を捕る環境、その餌の種類や生態を知る方が大切である。もう1つのマナーは観察で周辺の人に迷惑をかけない事である。
(神奈川「はばたき」NO.457,P2)
・キヅタアメリカムシクイがやって来た
1/19、鎌倉市で北米大陸に広く分布するキヅタアメリカムシクイ(Yellow-rumpedWarble)を発見し、撮影した。1/19〜2/7の間、計4日しか姿を現さず、この近くを広く飛び回っていたようだ。再度、3/24、海岸の海藻で採食する姿が確認され、4/9までその浜にいつき、その間、全国からカメラマン、バーダーが押し掛けた。日本初記録のようで、日本鳥学会への報告を準備している。
(神奈川「はばたき」NO.457,P4)
・カゴ抜けの鳥に思う (田丸義夫)
ドバトと伝書バトとの区別はし難い。マガモはアヒルとの交雑もあり、全ての人に野生、移入の判別を望むのは無理がある。カゴ抜けを見て「わぁ綺麗」と感動してしまうのを嘆くのではなく、色々な角度から説明できるようになりたい。自然でないものでも「わぁ綺麗」と思う事から自然保護等につながればと思う。探鳥会でもこれらもよく観察したい。逸出種(外国産)の野鳥記録は在来種との関係を見る上からも必要である。
(神奈川「はばたき」NO.457,P8)
●2010/7 南富士
・春季シギ・チドリ調査報告
4/29、11:00〜12:30、富士川河口で調査。結果はキョウジョシギ14、チュウシャクシギ14、イソシギ9、コチドリ6、シロチドリ、クサシギ、各3、イカルチドリ、ムナグロ、トウネン、キアシシギ、セイタカシギ、各2、ハマシギ1、計60。
(南富士「さえずり」NO.332,P5)
●2010/6 滋賀
・チュウヒ繁殖地上空に観光用の熱気球
草津市観光協会がチュウヒの繁殖地を含む日本有数のハスの群生地上空で、7/24から1ヶ月間、観光客向けの熱気球搭乗体験を計画している事が分かった。チュウヒは県のレッドデータブックで絶滅危機増大種で、県内には繁殖地が数例しかない事を説明し、実施場所の変更を申し入れた。回答は既に新聞で報道された、補助金が予算計上済みの理由で、そのまま実施される事になった。
(滋賀「にほのうみ」NO.21,P11)
・水鳥飛来状況調査
09年秋〜10年春、琵琶湖の3箇所で3季に分けて水鳥をカウントした。海ガモの内、ホシハジロは秋季(11月上旬)に群れが現れ最大数になり、冬季(1月上旬)には激減する。キンクロハジロも同じ傾向があるが、湖北以外では冬季に数が増える。オオバンは湖北では秋季に最大となり、その後大幅に減るが、湖南では春季(3月中旬)に大幅に増えるが、オオバンは群れで湖内を動くため、状況把握が難しい。
(滋賀「にほのうみ」NO.21,P12〜14)
・テン
佐渡トキ保護センターで野鳥復帰訓練中だったトキ9羽が死亡の犯人はテン。佐渡では新潟県が野鼠、野兎駆除のため、本州から1959年に7頭、63年までに計21頭が放たれ増加していた。テンは冬眠せず、4〜5月が出産時期で、8月が交尾期で妊娠期間が長い感じであるが、着床遅延により、受精卵が胚までで静止状態になり、着床を延期し、交尾期と育児適期をうまく適合させている。テンは果実が好きで樹冠でも採食し、冬季は雪深い地域ではネズミ類や越冬昆虫等の肉食の傾向がある。同じような生態の外来種ハクビシンとの軋轢が心配される。
(滋賀「にほのうみ」NO.21,P19)
●2010/7 大阪
・ハヤブサを利用してハトやネズミを追い払う (AFP)
サッカーW杯南ア大会の会場「ネルソン・マンデラ・ベイ」スタジアムに猛禽を呼び寄せる巣箱が設置された。ハヤブサ3羽が住み着き、ドバトを盛んに獲り、ハトの害が減った。コウモリの巣箱も設置され、照明に集まる虫を食べさせる作戦である。
(大阪「むくどり通信」NO.208,P7)
・ナンキンオシ
5/22、大東市の公園の池に小形のカモが飛来、撮影した。ナンキンオシ♂で、カモ科最小のカモで全長33cm、東南アジア、中国南部、豪州北部に生息し、過去に与那国島に♀が来た記録があるのみの珍鳥である。5/28には飛去し、見つからず、6/3、沖縄県多良間村で♂1が確認され、沖縄タイムズで国内2例目と報道された。
(大阪「むくどり通信」NO.208,P18)
●2010/7 北九州
・日本最後の新種ヤンバルクイナ (山階鳥研NEWS 09/11/1)
1887年にノグチゲラが確認され、1919年にミヤコショウビン、22年にクロウミツバメ、そしてヤンバルクイナが見つかり29年が経った。90年代には南限付近で姿が確認できなくなり、減少の主原因がマングースによる捕食で、その駆除、同鳥の人工増殖が進められている。やんばる(山原)はこの種が生息する沖縄県北部を指し、ローカル過ぎるとして、種名「オキナワクイナ」の意見もあったが、同研の吉井正前標識研究室長が「鳥の保護には地元が大切で、ヤンバルの方が具体的」と力説し、新種名が決まった。
(北九州「北九州野鳥」NO.289,P9)
・ハシボソミズナギドリの海難事故
5/21、門司区でハシボソミズナギドリの約30羽の死体、5/25、行橋市で約150羽の死体。場所が瀬戸内海側にあるのは珍しい。群れは太平洋沿岸を時計回りに回遊し、5〜6月、日本沿岸を通過する途中、落鳥したものが海岸に漂着する。03/5、三重県で約800羽の死体漂着、10/5〜6、千葉県、茨城県に大量の幼鳥死体漂着等の例がある。
(北九州「北九州野鳥」NO.289,P14〜15)
・ブラキストン線
ブラキストン線は英国の動物学者、トーマス・ブラキストンが津軽海峡に設けた動植物の分布境界線である。氷河期が終り、南に避難していた動植物が北進し、津軽海峡で足止めされ、北の大陸からはサハリンを経由して北海道へ動植物が入り、両側で(少し)異なる動植物が生息する。この線を北限とする動物はツキノワグマ、ニホンザル、ライチョウ、ヤマドリ、アオゲラ等。南限とするものは、ヒグマ、エゾシカ、エゾシマリス、ミユビゲラ、ヤマゲラ、シマフクロウ、ギンザンマシコ等。北海道系の鳥で唯一、同線を越えて本州に分布を広げたのはクマゲラである。
(北九州「北九州野鳥」NO.289,P16)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.523
●2010/7 茨城
・チュウヒの塒入り調査
・シギチドリ調査30年のまとめ
・第14回霞ヶ浦・北浦一斉調査結果
・レンジャー奮闘記 二つの海
●2010/7 千葉県
・千葉県で繁殖する鳥たち
・ウミネコ異変 産卵進まず(5/3 産経新聞)
●2010/7 埼玉県
・2010年春 シギ・チドリ類調査報告
●2010/7 東京
・鷹柱
・アオバズクの繁殖記録
・セッカ
●2010/7 筑豊
・バードソン(birdathon)とは
・第4回英彦山ソウシチョウ調査
・鳥情報の公開について一考したこと
●2010/7 茨城
・チュウヒの塒入り調査
渡良瀬遊水地での越冬でチュウヒは30羽前後が塒入りする。昨年は茨城県の第10次鳥獣保護事業計画で、チュウヒの塒入りを10個所で14時頃から日没後30分まで調査した。総数は44羽、内訳は浮島地区20羽、1個所で10羽以上、他の5個所で1〜2羽であった。他に39羽、合わせて83羽が県内及び隣接地で越冬した。ハイイロチュウヒは2個所で3羽にすぎない。浮島地区は1月と3月にピークがあり、冬場の重要な塒と北帰行前の集合地の役割を窺わせる。
(茨城「ひばり」NO.296,P3)
・シギチドリ調査30年のまとめ
本部では73年〜85年、全国一斉シギチ調査を実施し、その後も当支部は調査を継続してきた。春の調査は、94年の11,648羽を最高に、昨年は6,477羽迄下がった。種数は25〜30種で推移し、個体数はムナグロ、チュウシャクシギで85%に近い。以下、ハマシギ、キョウジョシギ、タシギ、ミユビシギ、タカブシギ。ムナグロは予想個体総数は10万と言われ、94年には茨城県をその8%(8千)が通過し、現在は4%(4千)に減っている。チュウシャクシギは97年の3,700を最大に昨年は1,500に低下している。ツルシギは90年代の数百が2000年以降は数羽に激減している。
(茨城「ひばり」NO.296,P4〜5)
・第14回霞ヶ浦・北浦一斉調査結果
両湖沼の湖岸を136区画に分け、09/7/19を中心に調査した。草丈の低い草原の鳥では、コヨシキリは浮島草原に限定された極めて稀な鳥になっており、セッカでさえ出現率は過去最低であった。ヨシ原の鳥はオオヨシキリ、ヨシゴイは06年を境に急減している。オオヨシキリはヨシが茂ると直ぐ入り、湿地再生の指標鳥には向かない。ヨシゴイは水が浸るヨシ原が必要である。遷移帯の鳥ではバン、オオバンとも過去最低の出現率で、06年を境に急減したのは、両湖沼の水位上昇管理が再開された年で、復活始めたアサザが大打撃で、植物帯に依存した鳥に影響が出た。
(茨城「ひばり」NO.296,P6〜7)
・レンジャー奮闘記 二つの海
2000/7、ビザ無し訪問で、北海道大学、野鳥の会合同で北方四島へ赴いた。国後島から根室へ帰港する間、中間点付近から急に海鳥の数が減り、二つの海がある感じであった。島の沿岸から一海里(1850m)は国立海洋保護区で、開発や漁業が厳しく制限されている。北海道は知床自然遺産を択捉島の北のウルップ島まで拡大するよう、日露平和公園協会を中心に活動している。
(茨城「ひばり」NO.296,P18〜19)
●2010/7 千葉県
・千葉県で繁殖する鳥たち
支部創設以来30年、繁殖状況に大きな変化があったものを記す。繁殖しても減少しているもの:カイツブリ、オカヨシガモは近年繁殖無、コアジサシは繁殖環境が減少、サンカノゴイ、オオヨシゴイは最近記録無、サギ類、ヒクイナ、サシバ、ホトトギス、アオゲラ等も減少。べニアジサシは営巣したが、繁殖せず、シロハラクイナは人的擾乱で繁殖せず、オオタカ、ツミは増加、シラコバトは東葛地区で繁殖、ヨタカは近年記録無、ヤイロチョウは繁殖記録有。
(千葉県「ほおじろ」NO.351,P2)
・ウミネコ異変 産卵進まず (5/3 産経新聞)
青森県の蕪島での4月下旬、今年は低温の影響か、ウミネコの巣作り、産卵が進んでいない。地表温度10℃以上になると巣作りが始まるが、今年は6℃前後である。例年約4千羽が飛来し、17千〜18千羽が孵化し、その4割が巣立っている。
(千葉県「ほおじろ」NO.351,P12)
●2010/7 埼玉県
・2010年春 シギ・チドリ類調査報告
4/29、さいたま市の大久保農地を調査した。総計11羽は春の調査では過去最少である。内訳はコチドリ4、ムナグロ5、タシギ1、不明種1。ムナグロは昨年の337から大きく減った。
(埼玉県「しらこばと」NO.315,P4)
●2010/7 東京
・鷹柱
徳川幕府は江戸城から5里以内の村を鷹場とし、その外側に御三家他の鷹場を設けた。そこに「従是南西北尾張殿鷹場」とか刻んだ石の標柱が立てられ、三鷹市内では文化財として表示されている。このような標柱は83本立てられ、三鷹市内には7本、内、4本が現存している。
(東京「ユリカモメ」NO.657,P12)
・アオバズクの繁殖記録
94年〜03年、杉並区で繁殖した記録を示す。初鳴き確認:3/18〜4/4、2/10の記録もある。ペアリング:5/1〜18、交尾確認:5/16〜28、抱卵開始:5/22〜6/10、巣立ち:7/16〜8/8、8/25の記録もある。巣立ち数:2〜4羽。その後この一帯で生息認めず。
(東京「ユリカモメ」NO.657,P14〜15)
・セッカ
セッカの繁殖期間は4月〜9月中旬と長く、その間1〜3回の子育てがあり、囀りは遅くまで聞かれる。♂はチガヤ、ススキ等に求愛巣を作り、♀を誘う。♂の6割が一夫多妻で、3〜4妻が多く、最多で11妻の記録がある。♀を獲得できない♂も3割程いる。巣立った♀幼も1箇月程で番を形成し、産卵する事もある。温帯の鳥で1繁殖期に2世代繰り返す例はセッカ以外では知られず、この早熟さは寿命の短さを示唆している。
(東京「ユリカモメ」NO.657,P23)
●2010/7 筑豊
・バードソン(birdathon)とは
英国が発祥地で探鳥と募金を組合わせた自然保護活動の1つ。1チーム4人で、募金は希少種の保護等に使われる。日本では1986年、野鳥の会が初めて開催、98年まで続いた。今では任意の時間にし、募金無しで楽しんで開催する事もある。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.389,P18)
・第4回英彦山ソウシチョウ調査
5/18にスポットセンサスで集中調査した。ソウシチョウの優先度は171/834=21%、12月は0.7%で、冬期は低地に移動している。ここでは1980/5、初めて確認された。ガビチョウは今回4羽、ここでは少ない。ウグイスは49羽でソウシチョウより少ない。定点は万歩計で約250m間隔に設けたが、道のカーブで隣接場所が近くなる事もあり、携帯のGPS機能を使った。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.389,P20〜25)
・鳥情報の公開について一考したこと
探鳥地ガイドブックのお陰で、カメラマンが所構わず入り込み、迷惑していると聞いた。見つけた人だけが独占?情報を他に漏らさないとされるが、野鳥の会の人には知らせてよいは当然とも思われる。他の会員を信用しない?カメラ撮影するから鳥の生活が脅かされると言わんばかりの論調では、心地よくない。マナーの悪いカメラマンは野鳥の会に入っていない人が多いと思われる。鳥情報の連絡法、野鳥の撮影について、もっと考えてみたら。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.389,P28〜29)
○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.524
●2010/6-7 宮古
・プラスチックゴミを捨てるな
●2010/6 こおりやま
・モニタリング1000シギ・チドリ類調査
●2010/7 甲府
・H21年度カモ科鳥類調査報告
・富士山のソウシチョウ
●2010/7 長野
・野鳥の巣と卵(レプリカ)が見られます
●2010/7 和歌山県
・春のタカ渡り報告
・風力発電を考える
●2010/7 徳島
・ユキホオジロ剣山に飛来
・第十堰運動回想記 その2
・四国横断自動車道について(要望)
●2010/7 岡山
・真夏を翔るアマツバメ
●2010/6 山口県
・第29回ガン・カモ・ハクチョウ類県内一斉調査結果
●2010/7 大分
・2010年春県下一斉シギ・チドリ類カウント調査結果
●2010/6-7 宮古
・プラスチックゴミを捨てるな
環境省の「グリーンニューディール基金」は海岸線漂着対策をしているが、岩手県内全体で「ゴミを捨てるな」をテーマに啓蒙活動を提案したい。本年度宮古振興局より基金を頂き、小中学校で「地球環境保全次世代担い手育成事業」で「プラスチックゴミを捨てるな」のポスターを展示し、生徒たちに話をしていく。
(宮古「ミサゴの海」NO.210,P2)
●2010/6 こおりやま
・モニタリング1000シギ・チドリ類調査
05年から郡山カルチャーパーク周辺でシギ・チドリの定量的なデータを取ってきた。同調査はラムサール条約や東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークと連係したものである。05年春のムナグロ最大カウント数350羽が同ネットワーク参加基準250羽を満たした。2010年からは調査地を須賀川市まで拡大し福島県中部水田地帯の名称で参加し、今春、ムナグロ最大数266羽を記録した。
(こおりやま「かっこう」NO.70,P4〜5)
●2010/7 甲府
・H21年度カモ科鳥類調査報告
H21/9〜H22/3、山梨県内主要河川で毎月、カウントした。11種のカモ科が確認され、月別の変化はコガモ42(9月)、258(10)、211(11)、342(12)、501(1)、546(2)、133(3)。カルガモは其々192、214、222、180、126、235、12。マガモは58、153、153、262、238、220、87。オナガガモは11月と1月に各5羽のみ。
(甲府「カワセミ」NO.111,P4)
・富士山のソウシチョウ
7、8月、富士山2合目でソウシチョウの囀りを聞く。7月からは巣立ち雛が加わり、確認される個体数が2倍に増える。筑波山のソウシチョウは冬季は平野部へ下りるとされ、富士山でもこの個体は冬には山を降りると思われる。
(甲府「カワセミ」NO.111,P5)
●2010/7 長野
・野鳥の巣と卵(レプリカ)が見られます
上田市の菅平自然館で支部会員が寄贈した野鳥の巣24種31巣等が展示され、見学する事ができる。
(長野「野鳥ながの」NO.484,P7)
●2010/7 和歌山県
・春のタカ渡り報告
和歌山市加太で観察した。3/13:ノスリ34、逆行(東→西)ハイタカ3。4/2:サシバ5、ノスリ5。4/9:サシバ成31、若3、ノスリ7、逆行ハイタカ3。5/3:サシバ成15、若11、ハチクマ3、ノスリ6。5/27:サシバ若2、ハチクマ3、ノスリ1。
(和歌山県「いっぴつ啓上」NO.106,P5)
・風力発電を考える
タカの渡りで有名な日の岬に、(意見書を出したが)風力発電1基が建設認可された。最近、全国各地の風車の近くの住民が低周波騒音が原因と思われる健康被害を訴えている。CO2削減量は定格出力(最大出力)から出されており、実際の発電量はかなり下回る。出力変動が多く、電力会社はその買い取り量を制限している。エコとPRしながらも、単に補助金収得、建設のみを考えているとしか思えない場合もある。風車直下の鳥の数は、500m先の数分の1で、植生の悪化も影響している。
(和歌山県「いっぴつ啓上」NO.106,P12〜14)
●2010/7 徳島
・ユキホオジロ剣山に飛来
5/16、剣山で白い鳥を見る。セキレイか何かのアルビノと思って見ると、ユキホオジロであった。5/5にも同一個体と思われるものが近くで撮影されていた。冬羽を残す♂成鳥で、徳島県初記録で、四国初記録の可能性もある。参考記録として、阿南市に60年代、5、6羽が飛来し霞網で1羽を捕え、数ヵ月、籠で飼ったとの話がある。
(徳島「野鳥徳島」NO.382,P2)
・第十堰運動回想記 その2
98年、第十堰住民投票の会が発足し、住民投票条例制定に向けて署名運動が始まった。翌年、10万を超す署名を徳島市長へ出した。公明党徳島市議団の提議で50%条項(投票率50%未満では開票せず)が可決されたが、当日の投票率は55%、可動式河口堰反対票が92%(10万票余り)に達した。この結果は建設省、徳島県に衝撃を与え、市長も翌日、計画推進を撤回し、計画反対を表明した。当時の自民党政府は表現を白紙と変え、一時しのぎの意図があったが、政権交替で民主党政府は、計画の復活は無いと表明した。
(徳島「野鳥徳島」NO.382,P6〜7)
・四国横断自動車道について(要望)
吉野川河口域(500ha)は「東アジア・オーストラリア地域シギ・チドリ類重要生息地ネットワーク」に参加しており、国際的に重要な湿地である。5/26、当会を含む7団体は国土交通大臣と西日本高速道路会社会長に要望書を再度出した。吉野川渡河橋は無駄な多重投資で不必要である。水辺環境(日本の重要湿地500)保全、生態系保護のため、渡河橋は建設しないこと。環境アセスを見直し実施すること。IC新設の代替案として他路線の活用、改良を行い無駄を排除すること。
(徳島「野鳥徳島」NO.382,P9〜11)
●2010/7 岡山
・真夏を翔るアマツバメ
アマツバメは夏鳥として飛来し、岩場の多い山岳や断崖のある海岸等でコロニーを作る。岩壁の割れ目に枯れ草で皿型の巣を作る。唾液腺が発達し、巣材を固めるのに役立つ。古事記にある雲の中に巣を作る空想の鳥、雨鳥俗称雨降燕はアマツバメが発想の基ではないか。岡山県の山岳で夏に群れを見るのは、恐らく大山で繁殖している集団が餌を求めて飛来するのだろう。
(岡山「野鳥おかやま」NO.179,P2)
●2010/6 山口県
・第29回ガン・カモ・ハクチョウ類県内一斉調査結果
1/10、県内44個所を調査した。結果はハクチョウsp1、カモ19種、24,129羽、内訳はヒドリガモ6,738、マガモ5,416、スズガモ2,860、カルガモ1,815、オシドリ1,490、オナガガモ1,464、ホシハジロ991、オカヨシガモ990、コガモ668、ヨシガモ465、キンクロハジロ464等。
(山口県「やまぐち野鳥だより」NO.209,P16〜18)
●2010/7 大分
・2010年春県下一斉シギ・チドリ類カウント調査結果
4/18を中心に大分県の8地区でカウントした。総計は2,777羽で、内訳はハマシギ1,892、ダイゼン324、チュウシャクシギ259、オオソリハシシギ156、イソシギ21、キョウジョシギ21、コチドリ17、シロチドリ14、メダイチドリ12等。
(大分「たより」NO.223,P6)
(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)
■モニタリングサイト1000(森林・草原)■
■鳥類調査研修会を全国6ヶ所で開催します■
当会では、環境省のモニタリングサイト1000(正式名称:重要生態系監視地域モニタリング推進事業)の森林・草原一般サイトを担当しています。本事業では、日本の代表的な生態系に、全国で合計1000か所程度のサイトを設置し、100年間観測することによって生態系の変化を早期に把握して、生物多様性保全のための施策に活かすことを目指しています。
このような、大規模かつ長期的な調査には、調査員のみなさまの継続的なご協力が欠かせません。そこで、調査手法の研修、これまでの成果報告、調査員の拡充と交流を目的とした研修会を、昨年に引き続き全国6か所で開催します。
研修会には、調査経験に関わらず、どなたでもご参加いただけます。なお、本事業で用いる手法は、他の一般的な鳥類調査の方法としても使えます。
各支部の会員の皆様にも、ご周知いただきたく、よろしくお願い致します。
【主催】財)日本野鳥の会、NPOバードリサーチ
【会場】
1.国立科学博物館附属自然教育園(東京都港区):10月2日(土)〜3日(日)
2.森林総合研究所 北海道支所(札幌市豊平区):10月16日(土)〜17日(日)
3.東大阪市立グリーンガーデンひらおか(大阪府東大阪市):11月27日(土)〜28日(日)
4.豊田市自然観察の森(愛知県豊田市):12月11日(土)〜12日(日)
5.操山公園 里山センター(岡山県岡山市):12月18日(土)〜19日(日)
6.高尾山自然公園および大分銀行ドーム会議室(大分県大分市):1月15日(土)〜16日(日)
【内容】
1日目 午後から
室内講義:モニ1000の事業概要とこれまでの成果の紹介。調査方法の説明。参加者による事例発表と情報交換。
講義終了後、懇親会。
2日目 午前のみ
野外実習:鳥類のスポットセンサス法と簡易植生調査の実習。
【参加対象】
調査に興味のある方(経験不問)
(会場の定員を超えた場合は参加できないことがあります。)
【参加費】
無料(ただし懇親会費は実費を徴収)。
−参加申し込み先−
・インターネット
http://www.wbsj.org/nature/research/moni1000.html
・郵送およびFAX(日本野鳥の会 モニタリングサイト1000事務局)
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
Fax 03-5436-2635
お名前、お電話、パソコンのメールアドレス(あるいはFAXかご住所)、参加会場、参加日程、事例発表の有無、懇親会参加の有無をお知らせください。
(自然保護室長/葉山政治)
■定期探鳥会での観察記録のデータベース化について■
野鳥情報ネットワーク事業における、定期探鳥会での観察記録のデータベース化について、5月に呼びかけを行ないました結果、7月末現在40の支部より賛同のご連絡をいただいております。そのうち、電子化されたデータを送っていただきました13支部について、期間の長短はありますがデータベース化を進めております。
各支部で継続して実施されている探鳥会での記録は、日本各地の野鳥の生息状況を知るための貴重な資料です。
現在以下の手順で作業を進めております。
① 支部における当該事業への協力依頼
② 協力いただける場合には、同一場所で継続して開催されている探鳥会で、過去との比較ができる野鳥情報の提供、又は支部報からの使用許可をいただく。
③ 提供いただいた情報を、財団本部においてデータベース化するとともに、各種の分析を行う。また、その情報は支部と共有する。
各支部からいただいている探鳥会記録の状況ですが、支部報や年間の集計表などの紙で保存されている物が最も多いのはもちろんです。しかし最近の記録については、エクセルなどの表形式で保存されていたり、そうでなくとも支部報の記事の編集などをワードなどで行われており、そのファイルとして残っている支部もあり、送っていただいた支部報の原稿から、エクセルの表にしたものをお返ししたりしています。
紙の記録を見ながらの手入力も行っていきますが、誤入力なども起きやすいため、可能な限り電子データから変換したいと考えておりますので、ご協力をお願いいたします。また、年間の集計表などがありましたら、入力作業の効率化も図れますのでよろしくお願い致します。
現在は、過去にさかのぼってのデータベースの構築作業ですが、今後は、年々の更新作業もありますので、効率化の方法と探鳥会事業をうまく連動できればと考えております。
(自然保護室長/葉山政治)
■共有名簿の訂正■
先般お送りしました「共有名簿」(支部・理事・監事・評議員の連絡先一覧)に下記の通り訂正のご連絡を頂きました。名簿を管理されている方はお手数ですが、お届けした名簿に訂正をお願いいたします。
・『日本野鳥の会大阪』専用事務所の開館日変更:
(×)火金日 → (○)火金
・『日本野鳥の会筑後』事務局のメールアドレス:
専用事務所の閉鎖に伴いアドレス廃止
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
■支部名称等変更のお知らせ■
●佐賀県支部(2010年6月27日より)
・支部長の交代(敬称略)
【新】 島田 洋
【旧】 佐久間 仁
・事務局長の交代(敬称略)
【新】 佐久間 仁
【旧】 馬場 順一
・新名称:『日本野鳥の会佐賀』
・支部長→代表
●三重支部 (2010年5月23日より)
・新名称:『日本野鳥の会三重』
・支部長→代表
●南会津支部 (2010年4月1日より)
・新名称:『日本野鳥の会奥会津連合』
・支部長→代表
●南相馬支部 (2010年7月4日より)
・新名称:『日本野鳥の会南相馬』
・支部長→代表
●愛媛県支部 (2010年6月より)
・新名称:『日本野鳥の会愛媛』
・支部長→代表
●伊那支部 (2010年6月26日より)
・新名称:『日本野鳥の会伊那(いな)谷(だに)』
・支部長→代表
●宮古支部 (2010年5月より)
・新名称:『日本野鳥の会宮古』
・支部長→代表
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
■支部名称変更に関するお願い■
先般より公益法人制度改革への対応に伴い、支部名称等のご変更をお願いしております。総会や役員会等でご変更内容が確定された際は、お手数ですが新しい規約を添えて文書にて下記までお知らせください。
【新規約のご送付はこちらまで】
〒141-0031 品川区西五反田3-9-23 丸和ビル3F 総務室総務グループ
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
■「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内■
次回の支部報取りまとめ発送は、9月14日(火)となりました。支部報は下記要領でお送りください。(取りまとめ発送の詳細については、支部ネット通信2010年4月号をご覧ください。)
送付〆切:9月13日(月)必着
送付部数:110部
※東京は130部、お願いいたします。
※神奈川、埼玉県、奥多摩、千葉県は120部、お願いいたします。
※ご事情により必要部数に満たない場合は、こちらで発送先を調整させて頂きます。
【支部報の受付、お問い合わせはこちらまで】
〒141-0031東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル3F
(財)日本野鳥の会総務室 総務グループ (担当;田中)
TEL 03-5436-2620
メール [email protected]
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
■会員数■
●8月1日会員数41,157人(対前月-65人)
会員数は先月に比べ65人減少しました。
7月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より71人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。7月の入会者数は119人で、前年同月の入会者127人に比べ8人減少しました。
また、7月の退会者数は190人で、前年同月の退会者数229人に比べ39人減少しました。
表1.7月の入会・退会者数
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。
●都道府県および支部別会員数
野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。
表2.都道府県別の会員数(8月1日時点)
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3.支部別の会員数(8月1日時点)
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
(会員室/沖山展子)
本通信は電子メールでもお送りしています。お申し込みは支部単位で下記のメールアドレスまでどうぞ。各支部2アドレスまでご登録いただけます。
また第1号からのバックナンバーはインターネットでご覧いただけます。URLは次のとおりです
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index.html
(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第77号
◆発行
財団法人日本野鳥の会 2010年8月20日
◆担当
会員室
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2632
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected] |