発表した内容は、下記のとおりです。申込方法、カンムリウミスズメの解説、画像、会の紹介などは、省略しています。このプレスリリースの全文は、当会ホームページからご覧いただけます。
http://www.wbsj.org/press/090908_02.html
2009.09.08
財団法人 日本野鳥の会(会長:柳生博、会員・サポーター数:約5万1千人、本部:東京都品川区)は、今年度、創立75周年を機に絶滅の恐れのある海鳥「カンムリウミスズメ」のより一層の保護に着手しています。そこで、多くの方にカンムリウミスズメの生態や保護の重要性を知っていただくため、小冊子「カンムリウミスズメの海をまもろう!」を2万部作成し、9月9日より無償配布を行います。
報道関係各位におかれましては、告知・報道へのご協力をお願いいたします。
●カンムリウミスズメの保護と小冊子の作成について
カンムリウミスズメは環境省の絶滅危惧種に指定され、かつ世界の絶滅危惧種にも指定されている希少な海鳥です。その数は世界中でわずか5,000羽程しかいないとされ、日本近海の島嶼域が主要な繁殖地であることから日本が率先して保護に取り組むべき優先度の高い種です。しかし、その生態や生息状況は未だ詳しく把握されておらず、一般の方々にはその名前すら知られていません。
そこで、カンムリウミスズメの生態やくらす環境を多くの方々に知っていただき保護の重要性を広く普及するため、小冊子2万部を作成し、無償配布を行うことにしました。
小冊子では、カンムリウミスズメの生態、危機的な状況、保護の必要性などをわかりやすいイラストや写真を交え解説しています。カンムリウミスズメをはじめ、多様な生きものがくらす海洋環境の保全の重要さをお伝えし、保護のために何ができるかを読みながら考えていただけるように構成されています。
●この冊子の特長
発表した内容は、下記のとおりです。会の紹介、画像などは、省略しています。このプレスリリースの全文は、当会ホームページからご覧いただけます。
http://www.wbsj.org/press/090908_01.html
2009.09.08
財団法人 日本野鳥の会(会長:柳生博、会員・サポーター数:約5万1千人、本部:東京都品川区)は、全国に向け、2010年オリジナルカレンダー「バーズ・イン・シーズンズ2010卓上カレンダー」、「ワイルドバード・カレンダー2010」の販売を開始しました。特に、卓上カレンダーには、当会が創立75周年を機に今年度からより一層の保護に取り組んでいる絶滅の恐れのある海鳥、「カンムリウミスズメ」の写真を掲載しました。
ぜひ、貴誌にてご紹介下さいますようお願い致します。
●バーズ・イン・シーズンズ2010卓上カレンダー(写真上)について
●カレンダーの販売について
主な販売場所:
日本野鳥の会通信販売
電話:03−5436−2626
FAX:03−5436−2636
オンラインショップ
http://www.wbsj.org/shop/web/
日本野鳥の会バードプラザ(弊会事務所併設)
全国書店・セブンイレブンでお取り寄せ ほか
いずれのカレンダーも、自然の中で生き生きと暮らす野鳥の写真を通じて、野鳥はもちろん彼らが暮らす環境にも関心をもっていただき、自然保護の輪をより大きくひろげていくことを目指しています。また、ワイルドバード・カレンダーは30年以上発行を続けている人気商品であり、販売による収益は日本野鳥の会の活動を支える大きな柱となっています。
本記事は日本野鳥の会本部に送付されてきている各地の支部報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会内部の方へ配信しております。
本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。
●2009/6 道南桧山
・鳥の雛たちの発育パターン
・汐首岬の秋の渡り調査結果
●2009/3-4 栃木県
・生物多様性条約市民ネットワーク設立
●2009/5-6 栃木県
・ラムサール・ネットワーク日本(仮称)設立
●2009/6 福井県
・土手のシバザクラ群落に思うこと
・オジロワシ、オオワシ渡来状況調査結果
・春のハチクマの渡り観察
・羽箒のこと
●2009/6 高知
・2009春タカの渡り観察記録(速報)
●2009/6 鹿児島県
・シベリアムクドリ観察報告
・南薩のアカハラダカとサシバ
・野鳥に思う
・ガンカモ調査結果
●2009/6 道南桧山
・鳥の雛たちの発育パターン
早成性と晩成性の雛はかなり違う。早成性の方が親に対して卵サイズが大きく、卵黄量も多く、成長が進んだ状態で孵化する。早成性は孵化後の成長も速く、大きな胃袋や内臓を持っている。詳しくは7つに区分される。1・超早成性は孵化後全く親の世話が無い:ツカツクリ科。2・早成性は親の付添はあるが、自力で餌をとる。3・亜早成性は雛は親から給餌がある。4・半早成性は雛の移動性が弱い:カモメ類等。5・半晩成性1は綿毛と視力は早成で、他は晩成:サギ類、ワシタカ類。6・半晩成性2はフクロウ類が該当。7・晩成性は殆どの鳴禽類(スズメ目の小鳥類)が該当。晩成性は早成性の中から個々に進化したらしい。
(道南桧山「はちゃむ」NO.84,P6〜7)
・汐首岬の秋の渡り調査結果
06年秋〜08年秋、汐首岬でタカの渡りを調査したが、何故か、対岸の大間(下北半島)へではなく、北北西へ移動する個体が跡を絶たない。08/9/15、18分間に130羽のトビが大間方向から海峡を北に逆の渡り?をするのは初記録であった。
(道南桧山「はちゃむ」NO.84,P10〜12)
●2009/3-4 栃木県
・生物多様性条約市民ネットワーク設立
2010年、名古屋市で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向けて、市民団体の活動のプラットフォームとなる同ネットワーク(略称CBD市民ネット)が1/25、設立総会で動き出した。本部の古南保護室長も呼びかけ人となっている。
(栃木県「おおるり」NO.202,P16)
●2009/5-6 栃木県
・ラムサール・ネットワーク日本(仮称)設立
昨年3月に設立されたラムサールCOP10のための日本NGOネットワーク(略称ラムネット)は今年5月までの時限組織で、4/29、湿地保護関係のNGO、個人を結集した後継組織の上記組織が設立された。
(栃木県「おおるり」NO.203,P7)
●2009/6 福井県
・土手のシバザクラ群落に思うこと
田の土手に植えられたピンクのシバザクラの風景は少し気になる。管理された公園ではともかく、農耕地でのシバザクラには問題がある。これが密集すると、土手に根を張っていた在来植物は窒息し、全滅に追いやられる。自然再生を基軸に生物多様性の保全が問われており、福井県でも自然再生ふくい計画がスタートし、私たちの足元から自然を取り戻そう。
(福井県「つぐみ」NO.153,P2)
・オジロワシ、オオワシ渡来状況調査結果
1/31、三方湖、菅湖、水月湖で無線連絡で追跡調査した。5年目越冬のオジロワシ1、94年以来、連続越冬飛来しているオオワシ1を確認した。オジロワシの初認は12/7で、2羽が見られた事もあるが番での定着はない。オオワシの初認は12/21で、両種とも10年前より1個体のみの確認である。
(福井県「つぐみ」NO.153,P7)
・春のハチクマの渡り観察
5/10、10:00〜16:00、美浜町でタカの通過を観察した。ハチクマ18、サシバ3、ミサゴ1であった。
(福井県「つぐみ」NO.153,P18)
・羽箒のこと
茶道の世界では接待を受けた時、道具類を亭主に伺うのが礼儀で、「お羽は?(羽箒は?)」と問うと、「シマフクロウです」「ノガンです」「イヌワシです」とか仰天するような答である。この世界ではその歴史過程で当時の豊富な動物の内、大型鳥類の羽は箒として抵抗なく使われてきた。これからはこれらを入手する困難さもあり、茶道改革がされる事を願う。
(福井県「つぐみ」NO.153,P19)
●2009/6 高知
・2009春タカの渡り観察記録(速報)
3/20〜4/19、県内の複数箇所でタカの渡り数をカウントした。総数でサシバ5,987、ノスリ34、羽ハチクマ13、ミサゴ5、ツミ3、ハイタカ2、ハヤブサ1、オオタカ1等。
(高知「しろぺん」NO.270,P3〜4)
●2009/6 鹿児島県
・シベリアムクドリ観察報告
4/18、吹上浜海浜公園でシベリアムクドリ1を確認した。ブログに載せた写真から同定頂いた。鹿児島県では同種の記録は80年代以前よりあるようで、正確な記録は02/4が最初で、08/4に続き、今回で3例目となる。4月の記録が多いが秋にも記録がある(調査研究部)。
(鹿児島県「るりかけす」NO.122,P9〜10)
・南薩のアカハラダカとサシバ
枕崎市での秋の観察では、アカハラダカは9月、朝7時半から1時間程、非常に高く通過する。数は数百、1,500以上の事もあった。サシバは10月、朝、北東から南西へ向い、非常に高く上がり、南の屋久島へ向う。海へ出る時、アカハラダカはタカ柱を作り、サシバは帯状のまま南下する事が多かった。
(鹿児島県「るりかけす」NO.122,P11)
・野鳥に思う
「書」を生業にし、鳥を想い、作品を書く場合、「花鳥風月」「鳥歌花香(鳥歌い花香る)」「花鳥装春(花や鳥が春を飾る)」「鳥啼花舞(鳥が啼き花が舞う)」と関わる。
(鹿児島県「るりかけす」NO.122,P12)
・ガンカモ調査結果
08/1、県内で調査した結果、ヒシクイ1、コブハクチョウ42、カモ類14種、21,014羽を記録した。内訳はヒドリガモ8,849、マガモ5,110、カルガモ3,352、オシドリ1275、コガモ836、オナガガモ613等。09/1の結果は、マガン1、ヒシクイ5、コブハクチョウ44、コハクチョウ1、カモ類15種、19,892羽を記録した。内訳はヒドリガモ7,897、マガモ4,697、カルガモ4,479、コガモ777、オシドリ739、オナガガモ399等。シノリガモ3が記録された。
(鹿児島県「るりかけす」NO.122,P13〜14)
●2009/6 郡山
・怪鳥ヌエ トラツグミ
・こんな所にイソヒヨドリ
●2009/6 埼玉県
・田の上をタカが飛ぶ
・アトリの観察
●2009/6-7 京都
・ツバメの初認日調査
・ハマシギが減ったのは、なぜ?
・カラスの子
●2009/6 山口県
・ガン、カモ、ハクチョウ類県内一斉調査結果
●2009/6 福岡
・愛鳥週間
・日本初記録?チョウセンタヒバリ越冬
・未だシメがいるっ
・2009年ガン・カモ・ハクチョウ類一斉調査結果
・玄界灘海鳥調査記録の報告
●2009/6 郡山
・怪鳥ヌエ トラツグミ
トラツグミは陰性、同じ仲間のクロツグミは陽性の感じを受ける。薄暗い中で悲しそうに鳴き、他方は真昼間、朗らかに囀る。トラツグミはその声より怪鳥ヌエを生み、凶鳥とされた。両種は共に雛にミミズを与える。トラツグミは枯葉を嘴で取り払い、ダンスのように足踏みしてミミズを地上へ追い出すと聞く。
(郡山「かっこう」NO.66,P5)
・こんな所にイソヒヨドリ
4/16、かなり内陸の郡山市内でイソヒヨドリを見る。時々、屋根の上に番で止まっていると聞くと、近くに巣があるかもしれない。
(郡山「かっこう」NO.66,P8)
●2009/6 埼玉県
・田の上をタカが飛ぶ
昨秋、県東部の平地の田の上を通過するサシバを観察した。9/3、前方の(塒?)林からサシバ2が飛び出し、上空を旋回し、南へ行った。その後1箇月、午前中の観察で、438羽が通過した。8:30〜10:30に多く、南または西へ渡った。ピークは9/24で100羽近くが見られた。上昇気流は沼や川の上空で発生しやすいのか、そこで上がるのが見られ、塒もその近くの林にあった。
(埼玉県「しらこばと」NO.302,P2〜3)
・アトリの観察
1/18、越谷市の調整池で夕方、約70羽のアトリが群で西へ飛び立つのを確認した。その後4/26まで観察。日没30分前頃から集まり、葦原に入った後、飛び出して行く。その数は3/18に198羽となり、4月になると50羽以下で、4/20の4羽が最後であった。塒はその約2km西の宮内庁埼玉鴨場のようで、2、3分後に飛来があった。
(埼玉県「しらこばと」NO.302,P4)
●2009/6-7 京都
・ツバメの初認日調査
京都府内のツバメの初認日を支部会員から集めた結果、今年は3/14から始まり、3/20前後に集中していた。
(京都「そんぐぽすと」NO.158,P10)
・ハマシギが減ったのは、なぜ?
冬の鴨川や桂川には、嘗てはよくハマシギの群飛が見られたが、近年はさっぱり見られない。桂川では84/12、400羽の群が見られたが、90/3を最後に100羽を超える群は無く、97/4以降は50羽以上の群は見られなくなった。ハマシギは世界的に減少傾向で、藤前干潟では飛来数は1/4に減り、京都では激減である。河川敷が公園化されたためか、水質改善でハマシギの餌場の泥質干潟減ったためか。
(京都「そんぐぽすと」NO.158,P10)
・カラスの子
童謡「七つの子」で、カラスに7歳の仔烏がいると思っていたが、7歳の仔は異様で、7羽の雛の事でしょうか。カラスは7個も産卵しなといとされる。ハシブトでは多くて5個、ハシボソでは6個が最大産卵数とされ、7羽の雛もありえない?現実には7個産卵、7羽もありえると思い、7つは7羽の意と思う。
(京都「そんぐぽすと」NO.158,P11)
●2009/6 山口県
・ガン、カモ、ハクチョウ類県内一斉調査結果
第28回調査を1/12、実施した。県内44地点で、カモ類23,629羽を記録した。内訳はヒドリガモ8,751、マガモ5,902、カルガモ1,917、オナガガモ1,575、オカヨシガモ1,213、ホシハジロ996、コガモ901、ヨシガモ634、キンクロハジロ558、オシドリ532、ウミアイサ286等。
(山口県「やまぐち野鳥だより」NO.203,P10〜11)
●2009/6 福岡
・愛鳥週間
愛鳥週間(バードウィーク)は5/10〜16、何故、鳥の繁殖期に鳥に悪い影響を与える恐れがある活動があるのか。本来は4/10〜16であったが、北日本では積雪が残っているため、1箇月遅くなった。今では愛鳥週間の目的は、繁殖期に入った野鳥の障害にならぬよう配慮し、その環境について確認するものと言われる。この時期、俄か野鳥カメラマンが雛を追い回す弊害が危惧される。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.356,P9)
・日本初記録?チョウセンタヒバリ越冬
1/25、福岡県福津市でチョウセンタヒバリが暗い水路で撮影された。日本初記録?中央アジア〜南アジアに分布し、朝鮮半島には殆どいないため、和名はしっくりしないので、Rosy Pipitから関係者はロージーと言う。3/22、タヒバリ、ムネアカタヒバリ、マキバタヒバリも加わった。4/12まで滞在。4月になると、眉斑の薄いレモン色がローズ色に変わった。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.356,P10)
・未だシメがいるっ
同森では99〜07年、シメの記録はたったの3日で、今シーズンはシメがやたら多く、54日間も出現している。5月中旬、シロハラより長く滞在しているのは驚きである。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.356,P14)
・2009年ガン・カモ・ハクチョウ類一斉調査結果
1/2〜17、県内131箇所で調査した。結果はヒシクイ2、カモ類19種、20,703羽で前年の87%であった。内訳はスズガモ3,997、ホシハジロ3,879、マガモ3,570、ヒドリガモ3,062、カルガモ1,743、オナガガモ1,675、キンクロハジロ587、ツクシガモ492、オカヨシガモ387、コガモ339、ヨシガモ238、トモエガモ204等。これとは別にクロツラヘラサギ39。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.356,P15〜19)
・玄界灘海鳥調査記録の報告
4/10、アビ類が集まる玄界灘で漁船の上から6時間、海鳥を調査した。海鳥18種記録され、内訳はオオハム16、シロエリオオハム261、アカエリカイツブリ11、オオミズナギドリ344+、ウミウ445、ヒメウ92、コサギ1、クロサギ6、アオサギ9、マガモ4、シノリガモ27、ウミアイサ10、セグロカモメ95、オオセグロカモメ24、ウミネコ1、ウミスズメ1アビsp43等。水面を浮遊するゴミは164(前年181)。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.356,P20)
●2009/6 札幌
・標識調査で何が分かるか
・標識調査と鳥類保護
●2009/6-7 宮古
・大怪我のパートナーを必死に助けようと・・・
・宮古にアカアシシギ飛来(5/30 岩手日報)
●2009/7 千葉県
・サギ類の個体数が減っている
●2009/7 愛知県
・トヨタ自動車テストコース問題
●2009/7 和歌山県
・2009年鷹の渡り(加太砲台跡)
●2009/7 高知
・ギンムクドリとムクドリのハイブリッド誕生
●2009/7 福岡
・ナベコウ
・チョウセンタヒバリ
・写真撮影のマナーについて
●2009/7 筑後
・支部に感謝状
●2009/6 札幌
・標識調査で何が分かるか
標識調査で鳥をしっかり見る事ができ、鳥の渡りが見え、鳥のためにもなる。バンダーの成果に3つのRがある。Rpはリピートで、短期間に再度捕獲された記録、Rtはリターンで、半年以上経って戻って来た記録、Rcはリカバリーで他の人が放鳥した個体が、自分の調査地で捕獲された記録である。記録を扱うのは山階鳥研で、そのデータは環境省のデータベースになる。北海道の西岸に5つの島があるが、利尻島と焼尻島の間にはRcのデータが無いので、島間は渡りは無く、大陸から直接島へ渡っているとの説である。
(札幌「カッコウ」NO.312,P4〜6)
・標識調査と鳥類保護
日本での鳥類標識調査は1924年に農林省で始まり、1972年からは環境省で扱う。委託を受けた山階鳥研でデータと調査機材の管理をしている。バンダーは全国にいる約450名のボランティアで、毎年、約17万羽に標識放鳥している。東アジアには調査の空白域が多く、欧米に比べ、調査効率が悪い。カラーマーキングは捕獲せずに情報が得られるが、樹脂が数年で劣化するため、普通は金属足輪を併用する。鳥類保護に役立つ事例は、渡りルート解明、個体数、渡り時期の把握、地域の鳥類相の把握、鳥を捕獲する技術、野鳥各部の測定、野鳥の鑑定等がある。日本での再発見率は1%弱で、毎年同じ場所でのバンディングでの変化で個体数の増減、渡り時期の変化が分かる。
(札幌「カッコウ」NO.312,P7〜9)
●2009/6-7 宮古
・大怪我のパートナーを必死に助けようと・・・
4/22、宮古市内の道路で、2羽のヒガラが激しく争っているような光景を見た。よく見ると、瀕死の1羽を他の1羽が必死で助けようとしていた。繁殖で車道で番が餌を取りに来て、車に衝突したらしい。車が走る中、相方を救助しようとする姿に心を打たれる。5分後、飛べる個体は飛び去った。
(宮古「ミサゴ海」NO.204,P6)
・宮古にアカアシシギ飛来 (5/30 岩手日報)
5月、宮古市の津軽石川河口にアカアシシギが飛来した。宮古市内での目撃は35年ぶりである。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧U類とされ、中国東北部で繁殖する。
(宮古「ミサゴ海」NO.204,P7)
●2009/7 千葉県
・サギ類の個体数が減っている
千葉県は1980年、館山市城山のサギのコロニーで5日間に1000羽を越すサギを有害鳥獣として駆除した。同地は総数1万を越し、当時県内最大規模であった。これを契機に千葉県支部が誕生した。当時は県内各地には1000〜2000羽のサギのコロニーがあり、県の委託で支部はコロニーの調査を続けてきたが、最近は旅鳥であったアオサギが繁殖しているが、サギを観察する頻度は著しく低下した。
(千葉県「ほおじろ」NO.339,P2)
●2009/7 愛知県
・トヨタ自動車テストコース問題
07/6、新聞記事に愛知県企業庁の発言「同予定地でオオタカの営巣等の希少野生生物の生息が確認されても、開発は中断しない」と載った。07/7から環境影響評価方法書の縦覧が始まる。総面積660haで、中部空港より広い。愛知万博の時に騒いだマスコミは今回は見てみぬふり。2010年着工予定でCOP10と同時進行となる。愛知県が造成工事し、トヨタ自動車が購入する形になる。この無茶は開発に対し「21世紀の巨大開発を考える会」を立上げた。
http://bio-diversity.info
(愛知県「愛知の野鳥」NO.269,P9)
●2009/7 和歌山県
・2009年鷹の渡り(加太砲台跡)
3/10〜の5/26内、49日間、淡路島に面する加太砲台跡でカウントした。総計はサシバ780、ノスリ225、ハイタカ115、ハチクマ50であった。サシバが多いのは4/4の102、3/29の98、4/7の60、5/9の58で、ノスリは3/10の46であった。ハチクマ通過は4/30以降で、それ以前は見られず、ハイタカ通過は4/28に終了した。
(和歌山県「いっぴつ啓上」NO.103,P6)
●2009/7 高知
・ギンムクドリとムクドリのハイブリッド誕生
宿毛市では07/11、08/10以降ギンムクドリを確認している。その後今年の4月末、空家の屋根で営巣し、5/15、ギンムクドリ♂、ムクドリ♀の巣穴出入りを確認した。5/18、この雌雄が盛んに巣穴に餌を運ぶ。6/2、朝9時〜10時の雌雄の餌運び回数はギンムクドリ19回、ムクドリ4回であった。6/5、2羽+が巣立った。雛は頭部はムクドリに似る、初列風切基部に白斑がある、上尾筒は淡色でギンムクドリに似る特徴がある。3日後、ギンムクドリ♂と巣立った幼鳥1はムクドリ200羽の群の中に入る。
(高知「しろぺん」NO.271,P1〜3)
●2009/7 福岡
・ナベコウ
5/12、福津市の農耕地に全身褐色のナベコウ幼鳥が降りて採餌した。15分程で飛去した。5/7に広島県でも同一と思われる個体が現れた。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.357,P6)
・チョウセンタヒバリ
先に日本初記録のチョウセンタヒバリが支部報に掲載されたが、これだけでは日本産鳥類とは認められない。正式に日本の鳥にするには論文で発表する必要がある。「日本鳥学会」「山階鳥類研究所」「日本野鳥の会」等に投稿するが、現在野鳥の会の研究誌「Strix」は休刊になっている。論文では過去の内外の文献や記録のチェックが不可欠で、中々大変な作業であるが、チョウセンタヒバリを早く、日本の鳥にしたい。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.357,P9)
・写真撮影のマナーについて
インターネットや印刷物等に野鳥の写真を公開する時は、「やさしいきもち」に加え、以下のマナーを守って頂きたい。営巣中の撮影は避ける、珍鳥は渡りルートを外れて渡来が多く、弱っているケースもあり、飛ばせない距離を保つ。近隣の人、通行人に迷惑にならぬよう、十分注意を払う。保護、研究、普及教育の目的でも、十分な配慮が必要である。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.357,P13〜14)
●2009/7 筑後
・支部に感謝状
5/10、支部は日本鳥類保護連盟より感謝状を受けた。支部が取り組んでいる三池島でのベニアジサシ保護活動が高く評価された。
●2009/7 東京
・東京遊覧したオオハクチョウ一家
・アオバト
●2009/7 奥多摩
・支部内フィールド、初記録
●2009/7 神奈川
・コアジサシ屋上営巣地作り
・電線に止まる鳥
・森の見方
●2009/7 甲府
・カモ科鳥類調査報告
・カラスの早朝鳴き始め
●2009/6 伊那
・里の鳥.・・・ツバメ
●2009/7 大分県
・2009年春一斉シギ、チドリ類カウント調査
●2009/7 熊本県
・春期の熊本市近郊におけるタカの渡り
・メンガタハクセキレイ
●2009/7 東京
・東京遊覧したオオハクチョウ一家
1/8夕方、練馬区の石神井公園のボート池にオオハクチョウ親2、幼鳥2が降り立ち、マスコミを賑わせた。同一か不明であるが、1/8午前、埼玉県越谷市の調整池に成2、幼2、1/21〜26、府中市武蔵野の森公園に幼鳥2、その間、嘴にネットの切れ端がかかり、鳥獣保護員がそれを外した。
(東京「ユリカモメ」NO.645,P10)
・アオバト
アオバトは5〜11月頃、海水を飲みに特定の海岸に飛来する不思議な生態がある。小樽市の張礁海岸、浜名湖周辺、愛媛と香川の県境の余木碕があるが、数が多いのは神奈川県大磯町の照ヶ碕海岸である。台湾や中国南部の本種や、近縁のズアカアオバトは海水吸水の観察例は殆ど無い。80年代終り、照ヶ碕海岸の岩場が開発で無くなりそうになった時、地元の「こまたん」等の運動で、開発は中止され、96年には神奈川県の天然記念物に指定された。この市民運動は正に「Think globally、Act locally」である。
(東京「ユリカモメ」NO.645,P23)
●2009/7 奥多摩
・支部内フィールド、初記録
12/13、昭和記念公園にアカガシラサギが飛来。5/11、福生市の多摩川河原にウズラシギ2羽が撮影された。何れも多摩支部内初記録。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.189,P10〜11)
●2009/7 神奈川
・コアジサシ屋上営巣地作り
3月、小田原市の環境行政の目玉「コアジサシの郷作り」と言われる、中州に人工営巣地を作る。その一連で浄水場と中学校の屋上に白石を撒いて営巣地整備して3年になる。川に面した建物であるが、約2000m2と狭く、鳴声をテープで流しても、未だコアジサシの営巣は確認していない。2008年の環境省のコアジサシ定点調査報告書では全国で営巣数は約2600と減っている。ここ酒匂川でも飛来数100羽を越えず、営巣数も1桁の事も珍しくない。
(神奈川「はばたき」NO.446,P2)
・電線に止まる鳥
支部の鳥類目録には送電線を含み、電線に止まる鳥が60種記録されている。足に水掻きがあるカワウ、ユリカモメも電線に止まり、水掻きの有無は関係無い
ようである。
(神奈川「はばたき」NO.446,P4)
・森の見方
裸地では最初、落葉樹が明るい林を作り、こうした樹木は陽樹と呼ばれ、その後陰樹と呼ばれる常緑広葉樹が樹冠を占め、陽樹は姿を消す。極相林は西日本の低地では常緑広葉樹林、東北日本では落葉広葉樹林、高山や北海道の一部では常緑針葉樹林になる。山では標高が上がると気温が下がり、吉良竜夫博士の温量指数(各月の平均気温から5を引き、12箇月分の加算)で85を堺に常緑から落葉になり、神奈川県では標高800m付近となる。雑木林は人が樹種を選んで、成立した林で、近年は氷河時代の冷涼乾燥気候での林を、人が残した極相林の名残とも言われ、動植物が多い理由と指摘される。森林での鳥の記録は、高木、亜高木、低木、草本の4層に分け、高木層では樹冠、太枝、樹幹、林縁部ではつる草からなるマント部とかの場所の記録も重要である。
(神奈川「はばたき」NO.446,P6〜8)
●2009/7 甲府
・カモ科鳥類調査報告
H20/9〜H21/3、月1回、富士五湖、笛吹川水系、富士川水系で調査した。合計15種、総計6,287羽を記録した。H14年度の総計14,000以上に対し、大幅に減った。最大数であるマガモは減っていないので、渡ってくるカモが大きく減った。富士五湖では総計4,423の内、河口湖が2,077、山中湖が1,842と多くを占めた。五胡の季節変化は9月:111、10月:372、11月:656、12月:1,161、1月:805、2月:800、3月:518。
(甲府「カワセミ」NO.107,P4)
・カラスの早朝鳴き始め
7/18、山中湖の旭日丘で夜明け時の記録をとった。3:30にホトトギスが鳴き、続いてイカル:4:09、ヒヨドリ:4:12、キセキレイ:4:14、シジュウカラ:4:15、ハシブトガラス:4:16、キジバト:4:30、スズメ:4:40であった。カラスは5、6月は3時台で(3:30に記録)鳴く。
(甲府「カワセミ」NO.107,P5)
●2009/6 伊那
・里の鳥.・・・ツバメ
ツバメは巣造りを雌雄共同で行い、雌は早朝に一日一個の卵を3〜7個生み、5個位から雌は抱卵に入る。給餌は5羽の雛に一日、雌雄で639回の記録がある。上越市での93〜98年の足輪での調査では、同じ地区に戻ったツバメは、成鳥726羽の内の22%、雛は795羽の内の2%のみであった。前年に繁殖した巣に隣接して戻った個体は帰還した個体の内の27%であった(中村2008)。ツバメの語源はツバは鳴声に由来し、クラは小鳥の総称、メは小鳥の名につける接尾語で、ツバクラメからきている。ツバクロと呼ばれる場合もあり、翼の黒い小鳥の意味で使われる。
(伊那「かわせみ」NO.27,P5〜7)
●2009/7 大分県
・2009年春一斉シギ、チドリ類カウント調査
4/29を中心に県下30ヶ所で調査した。21種、3,131羽を記録した。内訳はハマシギ1,632、チュウシャクシギ963、ダイゼン144、オオソリハシシギ87、キョウジョシギ66、キアシシギ51、シロチドリ45、メダイチドリ37、イソシギ25、ソリハシシギ25、アオアシシギ16等。
(大分県「たより」NO.217,P4)
●2009/7 熊本県
・春期の熊本市近郊におけるタカの渡り
春の数日間の調査で、熊本市近郊を北から南へ渡るサシバがいる。多くは熊本県内で繁殖する個体と思われるが、5月に入り、縦斑のある若鳥が来るが、繁殖に関わらない個体の可能性が高い。台湾から西南諸島を北上せず、中国大陸にわたる個体がおり、それが朝鮮半島から九州に入って来るのを確認できれば、北から南へ移動の裏付けとなる。ハイタカは春は北上し、その後は朝鮮半島へ渡っているようである。
(熊本県「野鳥くまもと」NO.266,P2〜3)
・メンガタハクセキレイ
4/2、天草町で亜種メンガタハクセキレイが撮影された。これは熊本県初記録のみでなく、離島を除く日本本土初記録と思われる。02/3、石垣島で初記録された。分布は中央アジア山岳部で、中国西北部、インド、パキスタン国境付近で越冬する。
(熊本県「野鳥くまもと」NO.266,P14)
●2009/7 茨城
・シラサギ類のコロニーと冬塒調査の結果
・霞ヶ浦水生植物帯の鳥たち
・霞ヶ浦の鳥類調査
●2009/7 南富士
・人家の周辺で飛べない鳥を見つけたら
●2009/7 静岡
・白山でライチョウ発見の記事を読んで
●2009/7 大阪
・初列雨覆
・シーボルトが名づけた日本の鳥
・傷病鳥保護プロジェクト
●2009/7 徳島県
・マリンピア沖洲第2期事業について要望書を提出
●2009/7 北九州
・人工巣棚のハヤブサ今年も繁殖
●2009/7 宮崎県
・御池の森は危機的状況
・厳しいコアジサシの繁殖
●2009/7 茨城
・シラサギ類のコロニーと冬塒調査の結果
県の委託でH20/6〜8、コロニー調査、H20/12〜H21/1、塒調査をした。県内でコロニーは18箇所で、92年は23箇所。夕方戻って来た数より、全体で19,782羽、92年より約2,500増加した。アオサギは92年、繁殖なかったが、今回10箇所で繁殖した。92年、最優先種であったコサギは、今回1箇所のみであった。チュウサギが最優先種は5箇所にも達した。冬塒は42箇所で92年の6箇所より増加した。コロニーと併用は1箇所のみで、10羽以下の塒が22箇所もある。8箇所でカワウと共用し、ゴイサギを除く4種ともいる塒は2箇所のみであった。
(茨城「ひばり」NO.290,P3〜4)
・霞ヶ浦水生植物帯の鳥たち
08年、県の委託でヨシ刈の効果を検証するため、霞ヶ浦と北浦の湖畔で、25m毎に区分し、20分間観察で植物帯へ出入りする鳥を調査した。オオヨシキリ、ヨシゴイはヨシ刈の効果有無、はっきり出ず、刈られると飛翔昆虫が減るためか、ツバメは減った。
(茨城「ひばり」NO.290,P5〜6)
・霞ヶ浦の鳥類調査
95年の土浦市での世界湖沼会議を記念し、毎年7月、霞ヶ浦で湿地の15種の鳥を調査している。08/7/20、北浦を含む全域の湖岸を136区分して、44名で実施した。草地の鳥は水位変動を受けにくく、出現率は現状維持で、草丈の高いヨシ原の鳥は出現率は前年より1〜2割低下した。干渉帯の鳥、カイツブリ、バン、オオバンは一貫して減っている。
(茨城「ひばり」NO.290,P7)
●2009/7 南富士
・人家の周辺で飛べない鳥を見つけたら
飛べない巣立ち雛の場合は、親鳥に任せるが、人家周辺での飛べない親鳥(コマドリ、コルリ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ等)は違法飼養が逸走した可能性が高く、保護すると共に行政へ連絡する。
(南富士「あえずり」NO.320,P10)
●2009/7 静岡
・白山でライチョウ発見の記事を読んで
6/6、新聞に「ライチョウ65年ぶりに白山に」との記事が載った。白山では1945年から目撃が途絶えていた。1968年、八ヶ岳で雌雄が撮影され、近くの生息地の甲斐駒ヶ岳より、約23km離れ、信州大学の中村先生はライチョウの飛行能力はこの程度としている。白山は北アルプスから約80km離れており、一度に飛んで来たとすると、新記録となるが、実際は休み休みかも知れない。一時的な確認は飯綱山(1917m)、長野県大町市の標高825m、780mの低山でもある。今回、白山へは♀1羽のみである。
(静岡「野鳥だより」NO.366,P1)
●2009/7 大阪
・初列雨覆
初列風切の基部を覆う羽根で、羽弁は頑丈、羽柄は長めで強固である。スズメ目では小さく、特に閉翼時は見ずらいが、先端に白点があったりして、色やパターンの違いで種の同定に役立つ。シギ、チドリ類、カモ類、ハト類では閉翼時は見えず、観察には有用でない。カモメ類では閉翼時、初列風切と同じ色のため、見えにくい。
(大阪「むくどり通信」NO.202,P14)
・シーボルトが名づけた日本の鳥
日本固有種でノジコ(Emberiza sulphurata)、sulphurataはラテン語のsulphur硫黄からで、下面が硫黄色している事から名づけられた。カラスバト(Columba janthinos)、janthinosはギリシャ語の紫色からきている。アオゲラ(Picus awokera)、ミゾゴイ(Gorsachius goisagi)もある。
(大阪「むくどり通信」NO.202,P15)
・傷病鳥保護プロジェクト
大阪府の「傷病野生鳥獣保護飼養ボランティア制度」は発足して10年が経過した。更に効果的な組織を目指して、同ボランティアの支部幹事が中心になって、傷病鳥保護プロジェクトチームを作り、今秋、獣医師、行政と連携してNPO法人日本バードレスキュー協会を立ち上げる事になった。
(大阪「むくどり通信」NO.202,P19)
●2009/7 徳島県
・マリンピア沖洲第2期事業について要望書を提出
徳島県が沖洲海浜で進めている埋立は、吉野川河口周辺の生態系に重大な影響を与えると考えられる。6/9、支部は埋立面積の縮小、干潟の復元を願い、徳島県知事へ要望書を提出した。マリンピア沖洲整備手法検討委員会は埋立面積の最小化、自然環境保護に配慮した工法、厳正なモニタリング、ダイアモンド型インターチェンジ採用での事業規模、事業費の縮小を答申している。人工海浜258mは元の自然海浜2100mのミティゲーションになっていない。
(徳島県「野鳥徳島」NO.370,P6)
●2009/7 北九州
・人工巣棚のハヤブサ今年も繁殖
日本初のハヤブサの人工巣棚を、2000/12、門司区で設けたが、02年以降09年まで利用を確認した。08/9、絶壁の壁が崩れたが、今年は5/31、3羽が巣立った。来年は新たな巣棚を作る予定である。
(北九州「北九州野鳥」NO.277,P11)
●2009/7 宮崎県
・御池の森は危機的状況
ヤイロチョウの渡来地で唯一公開されている、御池野鳥の森にシカが進出し、下草が無くなり森が乾燥化し、ヤマビルが増えた。宮崎植物研究会の斎藤政美氏によると、霧島に名前が由来する4種のシダの仲間は絶滅した。樹木は幼木が無く、次世代が育っていない。宮崎市の井上伸之氏はこのままでは樹木種の6割以上が消滅し、野鳥は棲めなくなるとして、しっかりした対応を行政に提案している。熊本県の塚原和之氏は林相を調査し、4つのシカ被害段階(試案)を出し、10頭以上/km2になると、林相の被害は顕著化し、25頭以上では森林機能崩壊へ向う。御池野鳥の森は1972年、環境省が全国初の野鳥の森に指定し、100haに148種の野鳥を記録している。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.214,P2〜14)
・厳しいコアジサシの繁殖
串間市の港でコアジサシ営巣地保護地域の期間指定の占有申請をし、草刈、ゴミ拾い、ロープ張り、看板設置等をした結果、5/10、抱卵、23番が営巣し、6/3、雛誕生したが、飼犬が入り、駄目になった。地元テレビの放映で、市民の対応が変わり、再度100羽近くが飛来し、40番から雛が巣立った。宮崎市の一ツ葉入り江では地元まちつくり推進委員会がデゴイを置いたが、壊されたり、車が入りこんでいる。
(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)
8月は相模湾と北部伊豆諸島を調査。また、会員さんからの観察情報も寄せられています。
相模湾は、静岡県伊豆半島、神奈川県湘南海岸と三浦半島、千葉県房総半島に囲まれ、南の伊豆大島から連なる伊豆諸島がカンムリウミスズメの繁殖地です。今回は、古くからの会員Sさんのご協力により、この相模湾をSさん所有でシーボニアヨットクラブ所属のヨット、シマ8世号(44フィート)で調査させていただきました。3日間をかけた航海の結果、伊豆半島東岸で成鳥1羽を確認することができました。相模湾でこの季節の観察記録は、かなり珍しいものと思われます。
また会員さんからの観察情報も寄せられています。一つは、やはり伊豆半島東岸で、6月に1羽観察したというもの。伊豆半島東岸は、非繁殖期の生息地になっているのかもしれません。
もう一つはやはり会員さんからですが、なんと北海道根室の沖、歯舞群島近海で親子連れを観察したというもの。過去には択捉島でも記録がありますが、既知繁殖地より千キロ以上離れた海域で親子連れが見られたというのは、とても興味深い情報です。
今回の詳細は、下記のとおりです。
●繁殖地での予備調査
(1)神子元島(ミコモトジマ)
場所:伊豆半島下田港の南約10kmに位置する小島
方法:44フィート(約12m)のヨットで接近し、上陸点、営巣可能場所を確認する
調査員:会員室小林・安藤、オーナーS氏、クルー7名
実施日:8月3日 9時50分頃
結果:暗礁が多いため、やや離れて一周した。
岸壁があり、上陸は容易そうだった。ガレ場のような地形は無いようだが、北部と南部の端に岩の割れ目が多そうだった。夜間滞在が安全にできそうなので、夜間に滞在し鳴き声からの営巣確認が可能ではと思われた。
(2)恩馳島(オンバセジマ)
場所:神津島の西約4kmに位置する岩礁
方法:44フィート(約12m)のヨットで接近し、上陸点、営巣可能場所を確認する
調査員:会員室小林・安藤、オーナーS氏、クルー7名
実施日時:8月3日 13時50分頃
結果:暗礁が多いため、離れて北東側を通過しながら観察した。
東側に営巣しそうなガレ場があり、船から泳げば上陸できるかと思われた。
上部の平坦地も可能性が考えられたが、かなり切り立っており、登坂困難と思われた。
(3)早島(ハンシマ)
場所:新島の南約0.5kmに位置する岩礁
方法:44フィート(約12m)のヨットで接近し、上陸点、営巣可能場所を確認する
調査員:会員室小林・安藤、オーナーS氏、クルー7名
実施日時:8月4日 11時30分頃
結果:波が3〜4mと高く、危険だったので接近できなかった。
(4)鵜渡根島(ウドネジマ)
場所:新島の北約4km、利島の南約3.5kmに位置する小島
方法:44フィート(約12m)のヨットで接近し、上陸点、営巣可能場所を確認する
調査員:会員室小林・安藤、オーナーS氏、クルー7名
実施日時:8月4日 13時20分頃
結果:海況が悪く、南側から接近し西へ通過しながら観察した。
北西側に営巣しそうなガレ場が見えたが、接近できなかったので上陸できそうかどうか不明。
南側の離礁「モノキ」は、上部に営巣できそうな割れ目が見えるものの、急峻すぎて上陸と登坂は困難そうだった。
西側の離礁「フヅシ根」は、北西側の上部に割れ目が多く見えたが、切り立っているので上陸と登坂は困難そうだった。
●洋上の個体数調査
(1)相模湾と北部伊豆諸島
海域:三浦半島から伊豆半島東岸、神津島、三宅島、新島の海域
方法:44フィート(約12m)のヨットから、洋上を目視で探す
調査員:会員室小林・安藤、オーナーS氏、クルー7名
期日と結果:
8月2日 | シーボニアヨットクラブ(三浦半島)−伊豆半島城ヶ崎沖−伊豆半島下田港 8:40〜17:09 1羽(静岡県東伊豆町稲取沖) |
8月3日 | 下田港−神子元島付近−神津島付近−三宅島阿古港 9:00〜17:45 観察できず |
8月4日 | 阿古港−新島付近−鵜渡根島付近−下田港 8:40〜16:20 観察できず |
(2)定期航路
8月は行っていない。(会員室長/小林豊)
≪はじめに≫
探鳥会活動は、多くの方に野鳥の魅力を知っていただく入り口であるとともに、今後、当会の活動への理解・支援の裾野を広げていく上で、根幹をなす活動といえます。探鳥会活動がより周知され、広く一般の方に参加していただくためには、継続した状況の把握が必要と考えます。全国各地で毎月開催されている探鳥会の実施結果報告(実施日、会員・非会員別の参加者数、リーダー数など)を各支部からお送りいただき、2005年度分より、年度ごとにとりまとめた集計結果をお知らせしています。今回は、2008年度の結果を中心に、2005・2006・2007年度との比較も加えてご報告します。
1.実施結果報告を送っていただいた支部(2009年8月末現在)
2008年度は、以下の26支部からご報告をいただきました。支部の皆様、ありがとうございました。(参考:2005年度34支部、2006年度26支部、2007年度30支部)
オホーツク支部、旭川支部、滝川支部、秋田県支部、郡山支部、二本松支部、茨城支部、群馬県支部、吾妻支部、東京支部、奥多摩支部、神奈川支部、沼津支部、南富士支部、愛知県支部、三重県支部、滋賀支部、大阪支部、岡山県支部、徳島県支部、愛媛県支部、福岡支部、筑豊支部、筑後支部、熊本県支部、鹿児島県支部
2.探鳥会保険加入件数と比較した報告回収率(2005〜2008年度)
探鳥会保険の加入件数は、年間約3,000件(2005年度:3,189件、2006年度:3,105件、2007年度:3,279件、2008年度:3,010件)ありますが、各支部からの探鳥会の実施結果報告に基づく探鳥会計画数は、2005年度1,849件、2006年度1,603件、2007年度1,775件、2008年度は1,376件にとどまっております。保険加入数と比較すると、実施結果報告回収率は2005年度58.0%、2006年度51.6%、2007年度54.1%、2008年度45.7%と、約5割前後です。(表1)
※2008年度に探鳥会保険加入のために68支部からいただいたデータでは、年間約3,000回、約8万4千人の参加者数が読み取れます。一方、実施結果報告をいただいた支部は26支部にとどまり、回数・参加者数ともに保険加入数と大きな開きがあります。また、回収率45.7%も集計を始めて以来最も低い数値となりました。今回の結果につきましても、統計的な精度としてはこの点を含んでご覧ください。
実施結果報告が少なく回収率が低いと、このように統計的な精度も上がらず、探鳥会の実態の正しい把握や、数値の経年変化から傾向を読み取ることも難しくなります。この状況を改善できるよう、今年度は財団事務局担当者より、支部の探鳥会ご担当者様にお電話等による報告提出のお願いも始めました。支部の皆様にはお手数とは思いますが、実施結果報告へのさらなるご協力をお願いいたします。
3.2008年度探鳥会結果(表2)の見方
1)2008年度の支部探鳥会実施結果報告に基づいた集計結果です。探鳥会の実施回数が多い支部の順に並べてあります。
2)探鳥会回数:計画数・中止数・実施数と項目をわけて記載しました。実施数の内、会員・非会員の参加者の別について報告があった探鳥会数を「会員・非会員別報告探鳥会数」として( )で記載しました。
3)参加者数:会員・非会員・不明・合計にわけて記載しました。合計は、参加者数とスタッフ数を合わせた人数で、探鳥会に関係した全人数を表します。
4)スタッフ数:リーダーとサブリーダーなど探鳥会に関わる担当者の人数です。
5)1回あたり参加者数:実施された探鳥会1回あたりの平均参加者数です。
6)非会員参加率:参加者数合計に対する非会員数の割合を記載しました。
4.2008年度の支部探鳥会結果(表2)の概要と2005〜2008年度の推移(表3)
2008年度の探鳥会実施回数は合計1,317件、参加者数は28,278人でした。1回あたりの平均参加者数は21人になります。また、非会員数は2,690人と、合計参加者数の9.5%でした。探鳥会を運営するスタッフ数は、リーダー・サブリーダー合わせて年間のべ3,793人でした。参加者数をスタッフ数でわると、スタッフ1人あたりが対応している人数は平均7人でした。
2005〜2008年度の推移を見ると、合計参加者数は、2005年度43,893人、2006年度32,476人、2007年度34,771人、2008年度28,278人となっていますが、報告をいただいている探鳥会の件数や支部が年度によって違うため、一概に減少しているとは言えません。1回あたりの参加者数で比較すると、2005年度25人、2006年度22人、2007年度20人、2008年度21人とほぼ変わらないことから、探鳥会への合計参加者数には大きな変動はないのではないかと考えられます。
非会員参加率は、2005年度9.9%、2006年度10.0%、2007年度10.8%、2008年度9.5%とほぼ変化がなく、探鳥会への一般・非会員参加者を増やすことは、前年に続き課題となっております。
5.2008年度実施結果・支部ごとの比較
@実施回数
探鳥会の回数が最も多かったのは大阪支部で、実施数260回/計画数293回でした。続いて、東京支部実施数150回/計画数159回、愛知県支部実施数141回/計画数143回、奥多摩支部実施数95回/計画数97回、愛媛県支部実施数85回/計画数85回でした(表4)。
全体の傾向を見ると、「1回以上50回以下」が17支部と最も多く、約7割を占めています(グラフ1)。
A参加者数と非会員参加率
探鳥会の参加者数が最も多かったのは大阪支部5,704人、東京支部4,726人、愛知県支部2,961人、奥多摩支部2,221人、群馬県支部1,716人でした(表5)。
全体の傾向を見ると、「1人以上1,000人以下」が17支部で、約7割を占めています(グラフ2)。
また、会員・非会員別で参加者数の報告のあった探鳥会のなかで、非会員参加率が高かった支部は、筑後支部37.0%、吾妻支部35.2%、岡山県支部26.7%、熊本県支部26.1%、鹿児島県支部23.3%でした(表6)。全体の平均は9.5%でした。
B1回あたりの平均参加者数
1回あたりの平均参加者数の多かった支部は、岡山県支部45人、旭川支部40人、鹿児島県支部34人、東京支部32人、福岡支部26人(表7)、少なかった支部は二本松支部6人、筑後支部10人、南富士支部10人、徳島県支部12人、徳島県支部12人でした(表8)。
全体の傾向を見ると「1人以上20人以下」が16支部で6割以上を占めています(グラフ3)。
C合計スタッフ数、1回あたりのスタッフ数
合計スタッフ数(年間のべ)の多かった支部は、大阪支部1,043人、東京支部696人、奥多摩支部377人、愛知県支部315人、神奈川支部221人の順で、探鳥会の回数の多かった支部の順位とほぼ重なりました。
探鳥会実施1回あたりのスタッフ数が多かったのは、東京支部の4.6人、続いて岡山県支部の4.2人、大阪支部・奥多摩支部の4.0人、鹿児島県支部の3.7人でした(表9)。
全体の傾向を見ると1回あたりのスタッフ数は、「1人」または「2人」が16支部で6割以上を占めています(グラフ4)。
Dスタッフ1名あたりの対応人数
スタッフ1名あたりの対応人数の多かった支部は、茨城支部31.0人、熊本県支部15.6人、愛媛県支部14.6人、秋田県支部13.0人、福岡支部10.8人でした(表10)。少なかった支部は、神奈川支部4.7人、二本松支部5.0人、大阪支部5.5人、郡山支部5.6人、奥多摩支部5.9人でした(表11)。
全体の傾向を見ると、「6人以上10人以下」が14支部で5割以上となっています(グラフ5)。全体の平均は約7人でした。
≪終わりに≫
@一般・非会員の参加率UPを!
全国各地で行われている探鳥会は、バードウォッチングを通して、広く一般・非会員の方に野鳥や自然の素晴らしさを知ってもらう最適の場と思われますが、非会員の参加率は2005〜2008年度の間、平均約10パーセント前後で推移し、上昇しておりません。この参加率を上げ、多くの方にバードウォッチングの楽しみを知っていただくことが、当会の進める自然保護の理解者を増やし、ひいては会員増につながるのではないでしょうか。
財団事務局でも、バードウィーク期の探鳥会のマスコミへの一斉告知や、各支部でも活用いただいている「探鳥会パンフレット」をイベントや講演会で配布するなど、一般・非会員の参加が増え、より多くの方に探鳥会の魅力を知っていただけるよう、働きかけて参ります。
A運営ノウハウの共有で探鳥会のさらなる魅力アップ!
全国90の支部が各地で開催している探鳥会には、支部ごとに運営方法やプログラムの工夫といったさまざまなノウハウが蓄積されていることと思われます。こうしたノウハウ(非会員向けプログラムの工夫、広報手段、リーダーの養成、参加者を入会につなげる工夫など)を共有することで、探鳥会はさらに魅力的なものになるのではないでしょうか。財団事務局では、そのための情報収集や共有にも努めてまいります。
B実施結果報告にご協力ください
探鳥会への参加者拡大、特に一般・非会員の参加を増やしていくために、継続して探鳥会の現状と参加者数、非会員参加率の推移を集計し、支部の皆様と共有していきたいと考えております。そのためにも参加者数につきましては、できるだけ会員・非会員を区別してデータをとっていただけるようお願いいたします。
また、2009年4月より、探鳥会実施結果報告は、実施された翌月15日までに提出をお願いしております。直近にあたる7月の結果(8月15日提出)については、各支部の探鳥会ご担当者様に個別にお電話等でも依頼をしたところ、56支部から報告をいただくことができました。このように報告数が増えてまいりますと、探鳥会の実態を正確に把握することができ、課題を見出したり、参加者数と入会率の相関などの今後の対策に役立つ分析がしやすくなります。報告いただいた参加者人数に基づいて、探鳥会保険の加入手続きも行っておりますので引き続き、結果報告の提出にご協力くださいますようお願いいたします。
(普及室/林山雅子)
毎年皆様からご好評をいただいております壁掛タイプの「ワイルドバード ・カレンダー2010」、また、卓上タイプ「バーズ・イン・シーズンズ2010卓上カレンダー」を9月1日に発売しました。
ぜひ、探鳥会等でご案内いただき、カレンダーを通じて野鳥のすばらしさの普及、会員・支援者の輪の拡大、販売促進にご協力いただければ幸いです。以下にカレンダーの特徴をお知らせします。会員や一般の方々へのご案内時のご説明ご活用ください。
●商品番号606165
ワイルドバード・カレンダー2010
販売価格1,470円、会員価格1,250円(各税込)
【商品特徴】
●商品番号606204
バーズ・イン・シーズンズ2010卓上カレンダー
販売価格1,050円(税込)
※会員価格の設定はございません。
【商品特徴】
●本件についてのお問い合わせ
普及室販売出版グループまでお願いします。
担当:瀬古
TEL:03-5436-2623
FAX:03-5436-2636
Email:[email protected]
(普及室/瀬古智貫)
「バードショップカタログ2009秋冬号」が間もなく発行となります。9月下旬には、各支部販売事業ご担当者様宛にも支部卸販売のご案内と合わせてお届けします。各支部での販売を通じてバードウォッチングの輪が広まるとともに、その販売収益が支部活動の一助となることを願っております。どうぞ拡販にご協力お願いします。
以下に今回のカタログの注目情報をお知らせします。
●オリジナル新商品盛りだくさん!
今回のカタログも当会オリジナルの新商品が満載です。おすすめの商品をご紹介します。
原色非実用 野鳥おもしろ図鑑
商品番号000280 税込価格¥1,995
【商品特徴】
もってこ ボトル
商品番号640001(ブルー)、640002(パープル)
税込価格¥1,980
容量500ml、商品重量 約106g
おいとく マグ
商品番号640003(シルバー)、640004(グリーン)
税込価格¥1,890
容量290ml、商品重量 約144g
【商品特徴】
●支部卸販売のご注文、お問い合わせ
普及室 販売出版グループまでお願いします。
TEL:03-5436-2623
FAX:03-5436-2636
Email:[email protected]
(普及室/瀬古智貫)
全国野鳥密猟対策連絡会と当会は、野鳥の密猟の根絶をめざして、野鳥密猟問題シンポジウムを開催しています。今回は熊本県支部の主管により下記のように開催いたします。支部の皆様からも、野鳥の密猟・違法飼養の対策に関わっておられる方、密猟防止のために何かしたいと考えておられる方のご参加をいただきたく、皆様の支部報に別記の募集記事をご掲載いただければ幸いです。
>>pdfでご覧になる場合はこちらから
(自然保護室長/葉山政治)
下記の通りご変更がありました。お手元の名簿の訂正をお願いいたします。
(最新版への反映に間に合わせることができず申し訳ございません。)
●兵庫県支部 支部長の交代(※敬称略)
【旧】 重政 慶三
【新】 奥野 俊博
●鹿児島県支部 支部長の交代(※敬称略)
【旧】 関 宰
【新】 中村 敏行
●千葉県支部 事務局メールアドレスの変更
【新】[email protected]
●宮城県支部 ご住所の一部(※)
●南伊豆支部 大隈支部長のご住所・お電話番号の変更(※)
(※本紙には掲載いたしませんので、ご連絡の際は下記担当へご相談ください。)
総務室総務グループ TEL 03-5436-2620 / FAX 03-5436-2635
(総務室/五十嵐 真)
支部長、支部事務局の交代、住所等変更の際のご連絡に関するあらためてのお願いです。
総務室では、一般の方や支部からの問い合わせ、支部報発送に対応する等、諸般の理由から支部長および支部事務局に関する名簿を会員名簿(会員室にて管理)とは別に運用管理しております。したがいまして、これらに変更があった場合は、総務室へご一報いただけるようお願いいたします。連絡先は、下記の通りですので、ご協力の程よろしくお願いいたします。
【支部長、支部事務局のご連絡先変更はこちらまで】
総務室総務グループ
TEL:03-5436-2620
FAX:03-5436-2635
Eメール:[email protected]
(総務室/五十嵐 真)
次回新制度対応検討委員会(10/14)の日程を再度お知らせいたします。傍聴も承っておりますので、ご希望を各支部でお取りまとめのうえ下記方法にてお申し込みください。 なお、会場に限りがございますため、ご希望多数の場合は抽選とさせていただきますことを何卒ご了承ください。
●新制度対応検討委員会(第9回)
【日時】2009年10月14日(水)
14:00〜17:00
【会場】(財)日本野鳥の会 西五反田事務所3F会議室
【傍聴申込方法】以下を明記し、10月5日(月)までにEメールまたはFAXにてお申し込み下さい。
○支部名
○お申込者のご氏名・お電話番号
○傍聴希望者のご氏名(ふりがな付記)・お電話番号(昼間用)
【お申込・お問い合わせ】
(財)日本野鳥の会 総務室総務グループ 五十嵐、小川
TEL:03-5436-2620
FAX:03-5436-2635
Eメール:[email protected]
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
たとえば、探鳥会や支部のイベントにいらした方に差し上げたり、会員の方のお店や病院に置いていただいたり・・・。入会案内と同じように、会員でない方に会の活動に興味を持っていただくきっかけづくりに『野鳥』や『Toriino』をご活用いただけたらと思います(特に『Toriino』は、会員入会と、バードメイドによるご寄付の促進を目指して配布しているものです)。どちらも支部には無料で送付いたします。
●会誌『野鳥』の活用をご希望の場合
○最新号・・・現在、各支部に毎号一冊お送りしていますが、この冊数を増やすことができます。あまりにもご希望の支部が多い場合は印刷経費の関係がありますので調整させていただきますが、まずはご希望の冊数をお知らせください。(これはすでに室蘭支部からお申し出をいただき実施しておりますので、他の支部の皆さまにもご案内いたします)。
○バックナンバー・・・在庫の関係で、号数の指定のご希望に添えない場合もありますが、2008年11月号特集「鳥見歴」以降からはまだ予備がございます。まずは直接お問い合わせください。
<申し込み先>
会員室会員グループ
電話:03-5436-2630
E-mail:[email protected]
●フリーマガジン『Toriino』の活用をご希望の場合
単発でも継続でもご希望に添ってお届けします。ただし、バックナンバーについては、在庫がある限りとなります。
<申し込み先>
会員室メディアグループ
電話:03-5436-2632
E-mail:[email protected]
(会員室/猪沢則子)
支部のご希望を受けて、支部所属の会員の方の宛名ラベルや名簿をお送りしていますが、ときどきご下記の質問をいただきますので、ご説明いたします。
<ご質問内容>
「宛名ラベルと名簿を同時にもらったが、名簿には載っているのに、ラベルがない人がいる。なぜか?」
<お答え>
会員期間が終了してしまっても会費のお支払いのない方の場合、会員として登録される期間(会員猶予期間)と、『野鳥』誌をお届けする期間が異なっていることによるものです。詳しくは下記をお読みください。
○名簿に記載されている方の範囲
会員猶予期間中の方も含まれています。現在、会員期間終了後も退会のお申し出がない場合は、7か月間は会員猶予期間として会員として登録していますので、名簿にはこの方々のお名前も記載されます。この猶予期間をすぎても会費のお支払いのない場合は、会費切れ退会となり、名簿に記載されなくなります。
○宛名ラベルに打ち出される方の範囲
退会などのお申し出のない場合、『野鳥』誌の発送は2か月までしかお送りしておりません(個人特別会員は6か月まで)。そのため、宛名ラベルも会員期間が終了して2か月すぎますと、打ち出されなくなります(個人特別会員の場合は6か月まで)。システムのプログラムは共通しているため、支部宛ラベルも含めすべての宛名ラベルの打ち出し基準がこれに沿っています。
上記の理由により、会費猶予期間中で、すでに2か月が過ぎてしまった方の場合、名簿には会員として記載されるけれども、宛名ラベルは打ち出されなくなる、ということが生じます。このことについては、今後は宛名ラベル、名簿をお送りする送り状にも説明を入れることといたしました。
会費期間と会誌のお届け期間については、『野鳥』誌2009年8月号「会員の手引き」16頁にもご案内していますので、合わせてご覧ください。また、ご不明の点は、なんなりとお寄せください。
E-mail:[email protected]
(会員室/沖山展子)
会員数は先月に比べ220人減少しました。
8月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より240人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。8月の入会者数は77人で、前年同月の入会者数92人に比べ15人減少しました。
また、8月の退会者数は317人で、前年同月の退会者数265人に比べ52人増加となりました。
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。
●都道府県および支部別会員数
野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。
備考:その他は海外在住の会員を示します。
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
(会員室/沖山展子)
先月号でお知らせしました全国連絡会、下記のとおり開催です。ご参加をどうぞお願いいたします。
●日時:2010年1月30日(土)〜31日(日)
●会場:川崎グランドホテル(川崎駅徒歩10分)
●参加費(予定):
○シングル室 1名15,000円
○ツイン室(二人部屋) 1名13,000円
※部屋数に限りがありますので、先着順です。
●申込・問い合わせ:
下記連絡先までお願いします
(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第66号 ◆発行 財団法人日本野鳥の会 2009年9月18日 ◆担当 会員室 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル TEL:03-5436-2632 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected] |