No.62 2009年5月号


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目次 ■プレスリリース
 三宅島で4,392羽のアカコッコ生息と推定
■事務局からのお知らせなど
 カンムリウミスズメPJ 15年ぶりに三宅島での営巣を確認
 フィールドマナー(改定版)
 支部長交代のお知らせ
 新制度対応検討委員会議事録
 2010年会員証の作品を募集します
 会員数

プレスリリース

■三宅島で4,392羽のアカコッコ生息と推定■

 当会では1993年より「三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館」(三宅村立)にレンジャーを配置し、三宅島に生息する野鳥の保護、三宅島の復興に携わっています。今回、日本の固有種で国の天然記念物にも指定されているアカコッコが、三宅島でどのくらい生息しているのか調べる一斉調査を昨年に続いて実施し、4,392羽が生息していると推定しました。このことを5月11日付で報道機関向けに発表しましたのでお知らせします。
 発表した内容は、下記のとおりです。なお、アカコッコの一般的な説明や当会活動の説明部分については省いています。
 このプレスリリースの全文と掲載図表は、当会ホームページからご覧いただけます。
http://www.wbsj.org/press/090511.html

三宅島全体で4392羽のアカコッコが生息していると推定。日本野鳥の会が三宅島で国の天然記念物・アカコッコの一斉調査を5月9日(土)、10日(日)に実施

 今回の調査結果から、三宅島全体でおよそ4,392羽のアカコッコが生息していると推定しました。また、環境ごとの個体数密度では、噴火の影響をあまり受けていない森林や、森林の中に畑地が点在している場所に多く、逆に噴火の影響を受けた森林や草地には少なく、森林が消失し裸地化したところには全く出現しないという傾向が出ました。昨年度は試行的な意味合いが大きく、島全体の羽数は算出していませんので、三宅島全体におけるアカコッコの推定総羽数を算出したのは今回が初めてとなります。
 三宅島の森林は2000年の噴火後に放出した火山ガスによって、中腹部以上ではほとんど消失し、麓でも草地に置き換わった場所があるなど、大きな影響を受けました。噴火以前のアカコッコの総羽数は、失われた森林の面積を考えると、今回推定された総羽数よりはるかに多く生息していたと考えられます。
 現在の三宅島は火山ガスが噴火直後に比べ1/10以上減少し、植生も次第に回復しつつあります。今後も毎年調査を実施し、アカコッコの推定羽数を比較していくことによって、三宅島の自然環境の変化をモニタリングしていきたいと考えています。

●島内全域のアカコッコの羽数推定方法
  1. 航空写真や現地調査などから、島内を7つの環境(樹林、明るい樹林、草地、緑の多い市街地、緑の少ない市街地、緑の多い畑、裸地)に分け、環境ごとに面積を出します。今回実施したコースもこの7環境ごとに分かれて設定しています。
  2. 実際に調査した面積は1コースあたり50m×1000m。記録したのはさえずっていたアカコッコのオスの羽数なので、1コースで記録した羽数は50m×1000mあたりに出現したオスの羽数ということになります。
  3. 調査した面積におけるオスの羽数を、各環境ごとに島全体の面積と比較し、各環境における島全体のオスの羽数を算出します。
  4. 各環境ごとのオスの羽数を合計して、島全体のオスの羽数を算出します。
  5. さえずっていたオスは全て繁殖に参加し必ずメスとペアになると仮定します。雌の羽数を足すためにオスの羽数を2倍して、島全体のアカコッコの羽数を算出します。
例)樹林の場合
三宅島全体の樹林の面積÷調査したコースの面積×調査したコースの面積に出現したアカコッコの羽数×2(メスの数)=三宅島における樹林全体のアカコッコの羽数

●アカコッコ個体数一斉調査とは?
 伊豆諸島やトカラ列島など一部の離島でしか生息が確認されていないアカコッコは、その希少性から天然記念物および絶滅危惧種に指定されています。また、バードウォッチャーに人気が高く、三宅島では観光面においても非常に重要な存在であり、三宅島を代表する生物の一つです。しかし、噴火など度重なる環境の変化によって、アカコッコをとりまく状況は大きく変化していると考えられます。しかし近年においては生息個体数の状況を調べるような調査などは十分には行われておりません。
 そこでアカコッコ館では、(1)アカコッコの個体数から三宅島の自然環境をモニタリングすること(2)2000年噴火後のアカコッコの生息環境、の2つを調べることを目的に、調査員を募って一斉に個体数を数える調査を2008年春に初めて試みました。今年度は2回目の調査で、島内からは総勢約30名の方が調査員として参加しました。調査員の養成のため、アカコッコの識別や調査の講習会などを行ってきました。アカコッコのさらなる保護を目指して今後毎年継続してこの調査を実施していく予定です。

●アカコッコ一斉調査について
【調査日】
1日目 2009年5月 9日(土)午前4:00〜午前8:00
2日目 2009年5月10日(日)午前4:00〜午前8:00
【1日の調査スケジュールについて】
4:00 調査員調査地集合
4:00〜5:00 アカコッコ一斉調査
5:00 調査員アカコッコ館に集合
5:30〜10:00 調査のまとめ
【調査方法】
島内に設定した約1kmのコースを歩きながら、左右両側25m以内でさえずっているアカコッコの数を数え、調査票と地図に記入します。安全面や精度などを考え、二人一組で調査します。調査初心者の方は、経験者と組んで実施します。
【調査地】
三宅島島内全域(道路、林道に沿って約1kmのコースを25箇所設定。島全体の面積の約2%を調査エリアとしてカバーしています。)

事務局からのお知らせなど

サンクチュアリ室より

■カンムリウミスズメPJ 15年ぶりに三宅島での営巣を確認■

 創立75周年を機に、今年から着手したカンムリウミスズメの保護プロジェクト。この繁殖期は、伊豆諸島・三宅島の当会レンジャーが常駐しているアカコッコ館を中心に調査活動を展開しています。
 調査内容は、洋上での個体数調査と繁殖地での営巣調査の2つ。調査範囲は、伊豆諸島の三宅島周辺海域と神津島周辺海域でした。調査員はアカコッコ館のレンジャーをはじめ、外部の調査員や財団事務所からも職員を派遣しました。特に今回は職員研修的な意味もあり、通常業務では鳥の調査などに関わらない会員室や総務室の職員が多く参加しているも特色です。
 さてその調査結果ですが、三宅島と神津島の両方で営巣を確認することができました。繁殖期に上陸するのは、繁殖への影響が心配されるためできるだけ避けたいところですが、しかし、営巣しているかどうかは保護対策を考える上で重要な情報です。また事前の情報収集によると、三宅島や神津島などの伊豆諸島北部海域ではもう繁殖していないのではとの説がありました。三宅島の繁殖地では、アカコッコ館レンジャーが1994年と1995年に上陸調査していますがその後はできていませんし、95年5月1日の上陸調査では卵の殻はあったものの抱卵中の巣が確認できませんでした。このような経過を踏まえ、今回、繁殖期の上陸調査を行いました。上陸してからの巣の観察も、確認写真を撮るだけのごく短い時間に抑えて、繁殖への影響ができるだけ少なくなるように配慮しました。
 洋上調査でも三宅島海域で262羽をカウントしました。これはアカコッコ館で組織的に調査を始めた1995年以降で最大の記録数です。洋上調査では、飛んで逃げる距離にできるだけ近づかないよう注意した操船、観察に心がけ、こちらも観察による影響が小さくなるように配慮しています。

  4月調査の詳細は下記のとおりです。5月も引き続き調査を行う予定ですので、結果はまたご報告します。

●繁殖地での営巣調査
(1)三宅島

場所: 三宅島の西側沖合に位置する岩礁・大野原島、通称・三本岳(サンボンダケ)の子安根(コヤスネ)
方法: チャーター漁船より泳いで上陸し、岩の隙間などを目視で探す
調査員: アカコッコ館チーフレンジャー篠木、他事務局職員1名
実施日: 4月30日
結果: 抱卵中を9巣、放棄卵を3巣、合計12巣を確認
覗けない岩の隙間から声がしており、巣は確認した以上にあると思われる
(2)神津島
場所: 神津島の東側に位置する小島・祇苗島(タダナエジマ)
方法: チャーター漁船から上陸し、岩の隙間などを目視で探す
調査員: サンクチュアリ室長葉山、他外部調査員1名
実施日: 4月23日
結果: 抱卵中2巣を確認
●洋上での個体数調査
(1)三宅島
海域: 三宅島西側の三本岳にかけてと三宅島南側の海域
方法: チャーター漁船でカンムリウミスズメが集まっていそうな海面を航行しながら、目視した個体をカウント(ダブルカウントを避けるよう航行コースをとる)
調査員: アカコッコ館チーフレンジャー篠木、他レンジャー1名、事務局職員6名、学生ボランティア3名、地元ボランティア1名
期日と結果: 4月12日 成鳥31羽確認
4月13日 成鳥55羽
4月29日 成鳥130羽確認
4月29日 成鳥262羽確認
(2)神津島
海域: 神津島東側の祇苗島から神津島南側、および神津島南西側の恩馳島(オンバセジマ)にかけての海域
方法: チャーター漁船でカンムリウミスズメが集まっていそうな海面を航行しながら、目視した個体をカウント(ダブルカウントを避けるよう航行コースをとる)
調査員: サンクチュアリ室長葉山、他外部調査員1名
期日と結果: 4月24日 恩馳島周辺8羽、祇苗島周辺3羽を確認

(サンクチュアリ室三宅島担当/篠木秀紀)

普及室より

■フィールドマナー(改定版)■

 フィールドマナーの改定につきましては、従来の「やさしいきもち」に付け加える形で「野鳥写真マナー」・「野鳥観察マナー」の文案を、支部ネット通信2008年10月号(67)および各支部宛の文書(2008年10月31日付・普及室発信)でお知らせし、2008年11月15〜16日に開催した全国ブロック・支部連絡会では内容について意見交換を行いました。
※全国ブロック・支部連絡会での意見交換の詳細は、支部ネット通信2009年2月号(インターネット版)http://www.wbsj.org:80/info/shibu/net/2009/02.htmlをご覧ください。
 この度、支部の皆様からいただいたご意見、ご指摘などを踏まえて、改定内容を確定いたしました「フィールドマナー」(全文)を以下にお知らせします。
 各支部におかれましても、新たに付け加えた内容を含め、引き続き支部報や支部ホームページでの告知をはじめとして様々な機会や媒体で「フィールドマナー」の普及推進にご協力ください。

フィールドマナー

(や)野外活動、無理なく楽しく
 自然は、人のためだけにあるのではありません。思わぬ危険が潜んでいるかもしれないのです。知識とゆとりを持って、安全に行するようにしましょう。

(さ)採集は控えて、自然はそのままに
 自然は野鳥のすみかであり、多くの生物は彼らの食べ物でもあります。あるがままを見ることで、いままで気づかなかった世界が広がります。むやみに捕ることは慎みましょう(みんなで楽しむ探鳥会では、採集禁止が普通)。

(し)静かに、そーっと
 野鳥など野生動物は人を恐れるものが多く、大きな音や動作を警戒します。静かにしていれば彼らを脅かさずにすみますし、小さな鳴き声や羽音など自然の音を楽しむこともできます。

(い)一本道、道からはずれないで
 危険を避けるため、自然を傷つけないため、田畑の所有者などそこにくらす人に迷惑をかけないためにも道をはずれないようにしましょう。

(き)気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑
 撮影が、野生生物や周囲の自然に悪影響を及ぼす場合もあるので、対象の生物や周囲の環境をよく理解した上で影響がないようつとめましょう。餌を与える行為も、カラスやハトのように人の生活と軋轢が生じている生物、生態系に影響を与えている移入種、水質悪化が指摘されている場所などでは控える必要があります。また、写真撮影や給餌、観察が地元の人や周囲の人に誤解やストレスを与える場合もあるので、十分な配慮をしましょう。

(も)持って帰ろう、思い出とゴミ
 ゴミは家まで持ち帰って処理しましょう。ビニールやプラスチックが鳥たちを死にいたらしめることがあります。またお弁当の食べ残し等が雑食性の生物を増やすことで、自然のバランスに悪影響を与えます。責任を持ってゴミを始末することは、誰でもできる自然保護活動です。

(ち)近づかないで、野鳥の巣
  子育ての季節、親鳥は特に神経質になるものが多く、危険を感じたり、巣のまわりの様子が変化すると、巣を捨ててしまうことがあります。特に、巣の近くでの撮影はヒナを死にいたらしめることもあるので、野鳥の習性を熟知していない場合は避けましょう。また、巣立ったばかりのヒナは迷子のように見えますが、親鳥が潜んでいることが多いので、間違えて拾ってこないようにしましょう。

◆野鳥写真マナー
 野鳥の写真を撮ったり印刷物に掲載したりインターネットで公開したりする場合は、「やさしいきもち」に加え、以下のマナーをお守りください。また、保護、研究、普及教育など、野鳥保護につながる特定の目的を持った撮影の場合でも、十分な注意と配慮が必要です。

  1. 営巣中(巣作り中含む)の巣(巣穴・巣箱・巣台などを含む。以下同じ)、およびその巣にいるヒナあるいはその巣に入ろうとしている親鳥の撮影は避けましょう。
  2. 国内への渡来の少ない珍しい種は、主な生息地や渡りのルートから外れて飛来した場合が多く、鳥が弱ってしまっているケースもあります。その鳥が十分に休んで採食もできるように、接近し過ぎや、飛ばせてしまうような撮影は避けましょう。
  3. 撮影を目的とした餌付け、音声による誘引、ストロボなどの人工照明の使用は避けましょう。
  4. 公園やいろいろな人が利用する公共の場所などでは、撮影のために植物の移植や剪定、土砂や岩石の移動といった環境の改変は控えましょう。
  5. 通行の邪魔にならないよう撮影してください。特に道で集団になっていたり、三脚を並べていたりすると、通行の迷惑です。また、駐車は通行や近隣の迷惑にならないよう十分に配慮しましょう。
  6. 近隣の方々の生活や仕事を覗くような形にならないよう、レンズの向け方にも注意しましょう。
  7. 印刷物やネットなどに写真を掲載する場合は、以上のことに留意して撮影されたものを使用するようにしましょう。

◆野鳥観察マナー
 野鳥の観察では、「やさしいきもち」に加え、以下のマナーをお守りください。

  1. 国内への渡来の少ない珍しい種は、主な生息地や渡りのルートから外れて飛来した場合が多く、鳥が弱ってしまっているケースもあります。その鳥が十分に休んで採食もできるように、接近し過ぎや、飛ばせてしまうような観察は避けましょう。
  2. 国内への渡来の少ない珍しい種の観察情報をネットに発信したりマスコミなどへ提供したりする場合は、その場所へ観察する人が大勢集まりトラブルになることもあるので、細心の注意を払うとともに、地域での事前の相談も行うようにしましょう。
  3. 通行の邪魔にならないよう観察してください。特に道で集団になっていたりすると、通行の迷惑です。また駐車は、通行や近隣の迷惑にならないよう十分に配慮しましょう。
  4. 近隣の方々の生活や仕事を覗くような形にならないよう、双眼鏡や望遠鏡の向け方にも注意しましょう。

(普及室長/小林篤六)

総務室より

■支部長交代のお知らせ■

  下記の通りご連絡をいただきましたので、お知らせいたします。(敬称略)

●広島県支部 支部長
  新 福本 幸夫(ふくもと ゆきお)
          (2009年1月18日付)
  旧 井町 久夫

●愛知県支部 支部長
  新 新實 豊 (にいのみ ゆたか)
          (2009年1月25日付)
  旧 高木 清和

※前月号に掲載しております支部長名簿は、2009年4月1日時点でこちらが把握できている情報に基づき作成しております。更新が間に合っていないことがございますがご了承ください。

 

(総務室/五十嵐真)

■新制度対応検討委員会議事録■

 公益法人制度改革に伴う当会の対応を検討する「新制度対応検討委員会」(第8回)が、4月21日、当会西五反田事務所にて開催されました。
 本件については支部の皆様にも重要な意味を持つことから、委員会の議事録(速報版)を本通信上で公開しています。詳細版はまとまり次第、本通信に掲載いたします。

●新制度対応検討委員会(第8回)議事録(速報版)
【日時】2009年4月21日(火) 14:00〜16:50
【場所】西五反田事務所 会議室
【出席】佐藤仁志委員長、遠藤孝一副委員長、鈴木君子委員、松田道生委員、吉田新委員、川端一彦委員、阿部裕行アドバイザー、永島公朗アドバイザー
【傍聴】室瀬秋宏十勝支部長、三宅武徳島県支部長
【事務局】飯塚事務局長、安西主席研究員、小林豊会員室長、岩下総務室長代理、五十嵐真総務室担当、小川富由美総務室担当
【欠席】伊藤直人委員

○報告1:第7回以降の動きについて

  1. 4月20日現在、財団10法人、社団2法人について公益認定がおりています。
  2. 理事会(2月21日)および評議員会(3月14日)にて、名称形式の件の検討状況、「定款の変更案」審議スケジュール等について報告をおこないました。

○議題1:「定款の変更の案(骨子案)」について
 事務局より、「目的」「事業」「評議員の選任及び解任」「名誉会長等」「連携団体」「ブロック」に関する条文案が示されました。
 当委員会で検討した結果、「定款の変更の案(骨子案)」を次回理事会(5月30日)に提案すること、「目的」には従前の文章を基本としつつ、当会の現状を踏まえて自然保護活動の実践といった文言を盛り込むこと、「事業」は現状に合致した形に整理し直すと共に、事業はすべて公益目的事業として位置づけること、「評議員の選任及び解任」については、2回目以降の選任は評議員会が行うこと、「名誉会長等」「連携団体」「ブロック」については現寄附行為上の文言をほぼ踏襲することなどを決定しました。

○議題2:最初の評議員の選任方法について
 事務局より、新制度後の最初の評議員を選任する「選定委員会」の「運営規程(案)」が示されました。議論の結果、選定委員会は評議員1人、監事1人、事務局員1人、支部2人、外部委員2人の計7人で構成することとし、「選定委員会」による選任方法や「運営規程(案)」を次回理事会に提案することを決定しました。

○議題3:「支部」の名称等に関する問題について
 事務局より、内閣府公益認定等委員会事務局および環境省と継続的に調整を続けた結果、支部名称を「日本野鳥の会+地域名」と改称する形式で問題はないとの見解を得た旨の報告がありました。これを受け当委員会では、検討結果をすみやかに支部へ伝達することを決めました。また引き続き、各支部に提供する「連携団体規約(参考例)」の検討を進めることとなりました。
〔補足〕これまでご報告してきました『「日本野鳥の会+地域名」で改称する形式は認めがたい』、との内閣府担当レベルの見解とは異なる結論を得ました(4月20日)。粘り強い調整が実を結んだ形となりました。結果として、現在の支部名から「支部」の二文字を取るこれまで進めてきた名称形式による改称を進めていただくことになります。方針があれこれ変更となり、ご迷惑をおかけしますが、対応のほどよろしくお願い致します。

○議題4:次回の日程について
 10月中に西五反田事務所で開催の予定です。

以 上

(総務室/五十嵐真)

会員室より

■2010年会員証の作品を募集します■

 『野鳥』誌6月号でもお知らせいたしますが、2010年会員証の作品を募集します。機会がございましたら、下記案内を赤い鳥(支部型)会員の皆さまへもぜひご紹介くださいますようお願いいたします。

あなたのご自慢の写真やイラストで日本野鳥の会の会員証を飾りませんか?
-2010年会員証の写真・イラストを募集します-

 会員の方ならどなたでもご応募できます。会員証は会員の「野鳥と自然を守る仲間」のしるしです。どうぞご自慢の作品をご応募ください。

○応募作品
*未発表の写真かイラスト
*写真の場合は、ポジフィルムまたはデジタルデータ(紙焼き<プリント>の写真は不可)。
*デジタルデータは、以下の要領で受け付けます。

○応募手順
作品に以下の事項を書いた紙を同封し、下記までお送りください。
 1.住所 2.氏名 3.電話番号 4.会員番号 5.鳥の種類 6.撮影・スケッチ場所 7.エピソード
 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
 日本野鳥の会会員室「会員証応募係」

○応募締切
2009年8月10日(月) (消印有効)

○応募にあたってのご注意
*会員ご本人様が撮影、制作されたものに限ります。
*お一人の応募数は写真、イラスト合わせて3点以内。
*繁殖行動などに影響を与える(与えた)と思われる作品は採用いたしません。マナーを守っての撮影をお願いいたします。
*縦、横どちらでも構いません。
*作品が郵送の途中で傷まないように梱包してお送りください。
*応募時の配送途中の事故・破損・紛失等につきましては責任を負いかねます。
*作品の取り扱いにつきましては万全を期しますが、微細なキズや、万一、紛失・汚破損等が発生した場合、補償いたしかねますことをあらかじめご了承ください。
*作品の返却をご希望される方は、送料分の切手を貼った返信用封筒を同封してください。書留等で返送をご希望の場合は、その分の切手を貼付してください。返信用封筒が同封されていない場合は、返却できませんのでご了承ください。
*会員証への採用にあたって、トリミング等をさせていただくことがございます。ご了承ください。
*採用作品及びその類似作品を、他のコンテスト等への応募や印刷物等に使用されぬようお願いいたします。

*採用作品は『野鳥』誌、当会ホームページ(http://www.wbsj.org)でお知らせいたします。また、全応募作品につきましても、ホームページでご紹介させていただきます(応募作品のホームページへの掲載を希望されない場合は、その旨お書き添えください)。


(会員室/上田康之)

■会員数■

●5月1日会員数 42,649人(対前月-142人 )

 会員数は先月に比べ142人減少しました。
 4月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より82人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。
 4月の入会者数は160人で、前年同月の入会者数人に比べ同数でした。
 また、4月の退会者数は242人で、前年同月の退者数306人に比べ64人減少となりました。
 また、3月の退会者数は301人で、前年同月の退者数274人に比べ27人増加となりました。

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。


備考:その他は海外在住の会員を示します。

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/上田康之)

■支部ネット担当より

5月号に定例掲載しておりました前年度の会員数の詳細報告ですが、6月号以降で改めて掲載させていただきます。ご了承ください。

(会員室長/小林豊)

支部ネット通信 第62号
◆発行
財団法人日本野鳥の会  2009年5月22日
◆担当
会員室
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2632
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected]