【日時】2007年2月7日13半時〜16時半
【場所】福岡市中央区 福岡支部事務所
【出席】北九州、福岡、筑豊、筑後、長崎県、佐賀県、熊本県、鹿児島県の8支部から11名の参加があった
財団からの出席は、小林豊、岡本裕子(普及室チーフ)、永松愛子(福岡チーフ)の3名
【欠席】大分県、宮崎県、やんばる
【議題・内容】
(会員室長/小林豊)
本記事は日本野鳥の会本部に送付されてきている各地の支部報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会内部の方へ配信しております。
本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。
●2008/冬の巻 弘前
・探鳥奇行、偽装
●2008/11-12 宮城県
・伊豆沼・内沼自然再生協議会概要報告
●2008/11 茨城
・無理は通っても道理は引っ込めない
・2008年度シギチドリ類調査報告
・セイタカシギの繁殖記録
・08年夏シギチドリの話題
・ケリの謎
・写真コンテストで新聞社へ要請
●2008/11 筑豊
・2008年ハチクマ秋の渡り
・冬の配達人福岡に飛来 (10/25 西日本新聞)
・冬の使者最も早く到着 (10/10 毎日新聞)
●2008/冬の巻 弘前
・探鳥奇行、偽装
葛西臨海公園には行楽客が多く押寄せる。その中に双眼鏡や望遠レンズの一眼デジカメを持って、うろうろしている男がいた。鳥屋として不思議はないが、全く鳥がいない方向にレンズを向けて盗撮していた。逮捕された男は鳥屋になりすましていた。鳥見人は品位と自信を持って。
(弘前「初列風切」NO.150,P7)
●2008/11-12 宮城県
・伊豆沼・内沼自然再生協議会概要報告
9/7、初回同協議会が開催された。支部も委員を出している。対象地域は2つの沼周辺のみならず、5つの流域を含めた5,265hとする。H21年度からの10年間。目標は回復すべき将来像の設定、S55年の洪水被害以前の自然環境を取り戻す。支部からは水生植物再生のため、水質改善が第一で、事業規模(金額)により、机上の空論に終らせない事、農家も水質確保は大きな課題で、今後も支部は協力していくとした。
(宮城県「雁」NO.232,P18〜19)
●2008/11 茨城
・無理は通っても道理は引っ込めない
カワウとアライグマの有害鳥獣駆除の許可権限が、茨城県では県知事から市町村長に移される。特定外来種のアライグマは生息域を拡大させないため当然な措置であるが、カワウは関東カワウ対策連絡協議会に統一的広域対策を委ねるように、県はおろか市町村での対応は無理と認識されている。今回、アライグマに便乗するのは姑息千万。昨年度にカワウは狩猟鳥になり、県では被害が出るという時期にカワウは少なくなる。説得力あるデータを充実させる必要がある。
(茨城「ひばり」NO.286,P2)
・2008年度シギチドリ類調査報告
4/29、92名で県下65地点で、8/24、67名で52地点で調査した。春季は総計31種、7,330羽で、昨年より5種多く、428羽多かった。内訳はムナグロが半数以上の4,227、チュシャクシギ1,726、ハマシギ538、キョウジョシギ379、タシギ80、キアシシギ79、トウネン76等。秋季は32種、811羽で昨年より8種多く、216羽少なかった。内訳はムナグロ224(4,227)、コチドリ211(61)、イソシギ71(18)、コアオアシシギ58(3)、タカブシギ40(24)、ケリ32(0)、クサシギ21(3)。括弧内は4/29。多くのシギチドリは北緯60度付近で繁殖するが、ムナグロ、キョウジョシギは北極海沿岸の狭い範囲で営巣し、地球温暖化の影響を受け?94年以降、減少が続いている。
(茨城「ひばり」NO.286,P3〜6)
・セイタカシギの繁殖記録
昨年7/26、稲敷市の霞ヶ浦干拓地で未だ飛べないセイタカシギの幼鳥3羽を確認、大きさが違う個体がおり、2巣あったと思われる。今年は神栖市で観察されたが、繁殖はしなかった。最近は毎年、県内で観察され、足環付は県内市川市の高校教諭の装着による。県内のセイタカシギの生息は北海道から飛来したものと、江戸川河口付近や谷津干潟方面から広がったものと2つのパターンがある。
(茨城「ひばり」NO.286,P7)
・08年夏シギチドリの話題
8/22、涸沼近くの休耕田に9年ぶりにコキアシシギが飛来したのを関西のバーダーが発見した。9/5まで近辺に滞在し、9年前と同様、コアオアシシギの集団と行動を共にする。最近、県南をジシギ類が密かに通過する事が分かりだし、今年はチュウジシギが9月中旬まで多く見られた。8/17、稲敷市で揚子江河口で放鳥されたアカアシシギが観察された。8/30、日立で豪州で標識されたミユビシギが撮影された。9/18、つくば市で一度に10羽のアカエリヒレアシシギが落鳥した。
(茨城「ひばり」NO.286,P18)
・ケリの謎
ケリは嘗て、東北地方の鳥と言われ、那須野が原が南限とされたが、現在は東海地方から関西地方が分布の中心になっている。田に営巣したケリは農作業による擾乱を頻繁に受ける。那須野が原で06年より計33羽にカラーマーキングし、調査した。3月中旬から数が増え、3月下旬、田の中央に直径20cm、深さ5cm位の簡単な巣を造り、卵を4つ産む。4月上旬にかけて田の粗起しで、卵は潰される。2週間程して再営巣し4卵を産む。4月下旬には田に水が入り、巣は水没する。5月、ケリは水が入っていない休耕田か田の畦で3度目の産卵をする。東海や関西では田植えは6月で、この遅さが孵化に有利になる。
(茨城「ひばり」NO.286,P20)
・写真コンテストで新聞社へ要請
9/30、茨城新聞の月間写真コンテストで、抱卵するサンコウチョウの写真が優秀賞になった。美しいと感じるよりも、親鳥の不安の色が見て取れる。即日、数名の支部会員が新聞社へ猛省を促す抗議のメールを送った。新聞社の回答は希少種と認識しているが、出来映えが高く、初めて見る、望遠鏡を使い巣との距離がある、撮影場所が特定できない。しかし、営巣中の配慮を欠いた、抗議内容を記事の審査基準に加える、写真愛好家へ注意を喚起するとある。
(茨城「ひばり」NO.286,P22)
●2008/11 筑豊
・2008年ハチクマ秋の渡り
9/11〜10/4、直方市西の六ケ岳でハチクマの渡りをカウントした。総計998、ピークは9/20の285、9/23の277で、10/13にも7羽が通過し、最も遅い記録となった。9/20〜9/27、鞍手町の剣岳でのカウントでは総計1,190、数が多いのは9/22の413、9/27の323であった。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.369,P7)
・冬の配達人福岡に飛来 (10/25 西日本新聞)
10/24、クロツラヘラサギ20羽が和白干潟に渡って来た。10月〜11月、繁殖地の朝鮮半島から南下する途中、福岡に立寄る。地元のクロツラヘラサギネットワークによると、ピーク時は博多湾全体に約百羽が飛来し、その半数がそこで越冬する。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.369,P11)
・冬の使者最も早く到着 (10/10 毎日新聞)
9/28、鹿児島県出水市に今季初めてのマナヅル成鳥1羽の飛来が確認された。昨年より15日早く、県ツル保護会が観察を始めた1962年以降、最も早い渡来である。出水平野には昨季、12,039羽のツルが飛来し、11季連続の万羽鶴となっている。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.369,P17)
(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)
当会では、絶滅の危機に瀕するシマフクロウやタンチョウを守るため、その生息地を購入し「野鳥保護区」として保全してきましたが(現在約2600ha)、このかけがえのない自然を恒久的に守っていくために、2009年5月より、ボランティア・プログラム「グリーン・ホリデー」をスタートします。
この企画は、学生や企業人など、若い世代の方や、普段自然と接する機会の少ない方にも、楽しみながら野鳥や自然に関わっていただくことで、環境保全ボランティアの層を拡大したいという思いから生まれました。2009年度は、根室・釧路で4回実施を予定しており、野鳥保護区に2泊3日滞在して、将来シマフクロウが子育てできるような森づくりや、タンチョウが食べものを採れるような水辺づくりに取り組みます。
◎プログラム内容の詳細はこちら: http://www.wbsj.org/event/greenholiday.html
実施に先立って4月19日(日)には、横浜自然観察の森で、環境保全ボランティアの海外事例の紹介や、体験談を交えた講演&トークセッションも予定しております。
◎講演&トークセッション「はじめてみよう休日ボランティア」 http://www.wbsj.org/event/greenholiday.html#talk
昨年当会の職員が視察した英国ナショナル・トラストでは、保護区の保全管理にボランティアが参画する仕組み「ワーキング・ホリデー」が40年以上運営されており、年間400回、のべ4000人が参加しています。
当会でも、「グリーン・ホリデー」をとおして、野鳥保護区の保全にボランティアが継続的に関わる仕組みをつくり、保護区の活動への理解者を増やすとともに、その質の向上をはかっていきたいと考えております。
「グリーン・ホリデー」「講演&トークセッション」ともに、現在参加者を募集しています。支部の皆様には、この新たな取り組みを、是非多くの方にご紹介くださいますよう、お願いいたします。
1.2009年度のボランティア・プログラム
●日程:
A.グリーン・ホリデー in 根室(活動場所・根室市内の野鳥保護区)
(1)タンチョウのすむ「湿原」を守ろう 2009年5月2日(土)〜4日(月・祝)
(2)シマフクロウのすむ「森林」を守ろう(親子対象) 2009年7月18日(土)〜20日(月・祝)
(3)シマフクロウのすむ「森林」を守ろう 2009年9月19日(土)〜21日(月・祝)
B.グリーン・ホリデー in 釧路(活動場所・鶴居村と釧路湿原周辺の野鳥保護区)
(1)タンチョウの食事場所を整えよう 2009年8月21日(金)〜23日(日)
●対象(定員):
高校生以上の一般(各回10名)
※A(2)のみ小学生以上の子どもとその保護者 10組20名
●参加費:
1名10,000円(A(2)のみ、親子一組30,000円)
※プログラム中の移動交通費、食費、宿泊費が含まれます。
●企画:
(財)日本野鳥の会 旅行企画:(株)阪急交通社
2.講演&トークセッション「はじめてみよう休日ボランティア」
海外の自然保護やボランティア活動の最前線を研究する講師が、イギリスを例に環境保全ボランティアの先進事例をご紹介。トークセッションでは、行政・企業・市民、様々な立場で環境保全ボランティアを実践するスピーカーが、活動の魅力を語ります。
●日時:
2009年4月19日(日)13:00〜16:30(12:30〜受付)
●講師: 親泊素子
江戸川大学教授。環境政治学を専門とし、世界各地の国立公園制度について研究、アジア諸国の保護地域支援活動にもかかわる。
●スピーカー:
出江俊夫氏(環境省総合環境政策局・環境教育推進室長)
佐藤寛氏(明治乳業株式会社)
布能雄二氏(横浜自然観察の森友の会)
古家昌子氏(小学校教員)
●会場:上郷・森の家・森のホール(横浜市栄区)
●交通案内:京浜急行金沢八景駅、またはJR大船駅からバス、バス停「森の家前」下車徒歩7分。
●定員:200名
●参加費:無料
●主催:(財)日本野鳥の会 後援:(財)横浜市緑の協会
≪お申込み、お問い合わせ≫
◆いずれも、ホームページからオンラインで申込みできます。
http://www.wbsj.org/event/greenholiday.html
また、希望者には、申込み用紙の付いた案内パンフレットをお送りします。
◆パンフレットの希望、その他お問い合わせは
財団法人日本野鳥の会 普及室
電話:03-5436-2622(月〜金)
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
(普及室/岡本裕子)
「バードショップカタログ2009春夏号」を発行しました。3月中には、各支部販売事業ご担当者様宛にも支部卸販売のご案内と合わせてお届けします。
以下に今回のカタログの注目情報をお知らせします。
●オリジナル新商品盛りだくさん!
今回のカタログも当会オリジナルの新商品が満載です。おすすめの商品をご紹介します。
●支部卸販売のご注文、お問い合わせ
普及室 販売出版グループまでお願いします。
TEL:03-5436-2623 FAX:03-5436-2636 [email protected]
(普及室/瀬古智貫)
この度、当会オリジナルエコ風呂敷「WATARI」が、観光庁が主催する「VJC魅力ある日本のおみやげコンテスト2009」エコ部門で「銅賞」を受賞(応募総数680点)しました。
この結果、期間限定ですが成田、関西、中部等の国際空港で販売されることになりました(予定)。
このコンテストは、外国の方々から見た品質やデザイン等の観点から、特に魅力的なおみやげを選定することにより、日本のおみやげを育成・発掘することと、おみやげを通じて日本の魅力を海外に伝え、日本への来訪を促進することを目的に開催されているものです。当会の商品をより多くの方々に知って戴きたいという想いで、応募しました。
この風呂敷は、当会普及室販売出版グループスタッフが「風呂敷講座」に参加したことからヒントを得て、思考錯誤の末に実現した商品です。今後もオリジナリティ溢れる商品を企画し、商品による普及はもちろん、収益を上げるとともに、このようなコンテストにも応募し、より多くの方々に当会の活動をアピールしていきたいと考えています。
(日本野鳥の会オリジナル風呂敷「WATARI」)
http://c05.future-shop.jp/fs/wildbird/gr101/gd1549
(観光庁主催によるコンテストのページ)
http://www.vjc-omiyage2009.com/
(普及室/瀬古智貫)
昨年12月の支部ネット通信でご案内しました当会監修のニンテンドーDSソフト「にっぽんの野鳥大図鑑」ですが、今年1月の発売が延期されて後、約1ヶ月遅れで2月26日に株式会社ディースリー・パブリッシャーより発売されました。
日本で比較的よく見られる鳥297種をカラーイラストで収録、さえずり・地鳴き等を含めた鳴き声は約280音源、毎日行うトリドリルや楽しいゲームも6種類収録されています。
探鳥地情報を紹介する「グッドロケーション」モードに掲載する画像・情報については、全国の支部や関係の皆様にご協力いただきました。あらためまして、ご支援に深くお礼申し上げます。
●商品番号511100 ニンテンドーDS「にっぽんの野鳥大図鑑」
¥5,040(税込)
◆構成・解説・野鳥音源/松田道生(当会評議員)
◆野鳥イラスト・キャラクター/水谷高英
◆監修:(財)日本野鳥の会
◆発売元:(株)ディースリー・パブリッシャー
※当ソフトを使うためには、ニンテンドーDS本体(別売)が必要です。
お近くの家電量販店等でお買い求めください。
※写真は、当会インターネットショップをご参照ください。
http://c05.future-shop.jp/fs/wildbird/gr150/gd1900
●当商品についてのお問い合わせ、支部卸販売のご注文:
普及室 販売出版グループ(TEL:03-5436-2623、FAX:03-5436-2636 [email protected] )までお願いします。
(普及室/瀬古智貫)
次回の定例理事会および定例評議員会の日程は、いずれも2009年5月30日(土)となっております。開催場所は東京都内です(詳細未定)。正式な開催通知につきましては後日、関係各位へ郵送いたします
(総務室/五十嵐真)
2月21日(土)、当会西五反田事務所にて平成20年度第4回理事会(定例)が開催されました。結果は下記の通りです。
●第1号議案 平成21年度事業計画及び予算案承認の件(総務室/五十嵐真)
公益法人制度改革に伴う当会の対応を検討する「新制度対応検討委員会」(第7回)が、1月30日、当会西五反田事務所にて開催されました。
本件については支部の皆様にも重要な意味を持つことから、委員会の議事録を本通信上で公開しています。
●新制度対応検討委員会(第7回)議事録
【日時】2009年1月30日(金)14:00〜17:12
【場所】西五反田事務所 会議室
【出席】柳生博会長、佐藤仁志委員(委員長)、鈴木君子委員、吉田新委員、松田道生委員、川端一彦委員、伊藤直人委員、阿部裕行アドバイザー
【傍聴】西村眞一(理事)
【事務局】飯塚事務局長、安西主席研究員、小林豊会員室長、岩下総務室長代理、五十嵐総務室担当、田中総務室担当
【欠席】遠藤孝一委員(副委員長)、永島公朗アドバイザー
委員長挨拶
佐藤委員長より挨拶があった。
傍聴紹介
傍聴として、西村眞一理事の紹介があった。
議題1.第6回委員会以降の動き等について(報告)
五十嵐総務室員より、12/12の第6回委員会以降、制度改革対応に関するブログを開設(1/20)したこと、1/26支部名称の件に関する緊急文書を支部長宛てに出したこと、2/5支部名称の件について、公益認定等委員会事務局を訪問すること、等の報告があった。
議題2.「支部」の名称等に関する問題について
五十嵐総務室員より、1月16日に内閣府公益認定等委員会(以下、認定委員会)より、支部名称を「日本野鳥の会+地域名」と改称することは一般人の誤解を招く名称形式なので変更した方が良い、との見解を得るに至った経緯や、2月5日に認定委員会事務局を訪問し、この件の詳細を確認する予定であること等、資料に基づき説明があった。
続いて、各支部が総会開催の時期に入り、新制度移行のための意思決定や支部規約変更を慌しく進めている支部も少なくないこと、各支部の規約変更の負荷を軽減するため規約の変更例(参考モデル)を作成し提供すること等、資料に基づき説明があった。
これを受けて討議が行われ次のような結論を得た。
●スケジュールについて
以下のようにスケジュールを変更し、新旧スケジュールを対比して支部へ連絡することとなった。
旧:各支部における支部名称変更に必要な手続き等は、遅くとも2010年3月までに終えていただく。
新:各支部における支部名称変更に必要な準備は、原則として2010年5月中に終えていただく。
●連携団体規約変更例(参考モデル)について
新制度対応後の名称変更などを盛り込んだ、連携団体規約変更例(参考モデル)を作成し支部へ提供することとなった。
議題3.「定款の変更の案」の検討
五十嵐総務室員より、「会長」及び「副会長」に関する他団体の規定例の紹介と今後のスケジュールの説明があった。
これを受けて、「定款の変更の案(骨子)」については、次回の当委員会において討議することとなった。
議題4.最初の評議員の選任方法について
五十嵐総務室員より、新制度後の最初の評議員を選任する「評議員選定委員会」の「運営規程(案)」の紹介と今後のスケジュールの説明があった。
これを受けて、最初の評議員の選定方法及び2回目以降の選定方法、選定委員の構成やその選出方法等について討議が行われた。当議題については、次回以降継続審議となった。
議題5.次回の日程について
次回(第8回)の日程については、4/21(火)14:00〜17:00西五反田会議室にて、開催の方向で調整することとなった。
(総務室/五十嵐真)
次回新制度対応検討委員会を、下記の通り開催します。つきましては、支部からの傍聴を募集いたしますので、ご希望がある場合は各支部でお取りまとめの上、下記方法にてお申し込みください。なお会場に限りがございますため、ご希望多数の場合は抽選とさせていただきますことを、予めご了承ください。
●新制度対応検討委員会(第8回)
【日時】2009年4月21日(火)14:00〜17:00
【会場】(財)日本野鳥の会 西五反田事務所3F会議室(予定)
【傍聴申込方法】
支部名/申込責任者氏名/申込責任者電話番号/傍聴希望者氏名(ふりがな付記)/傍聴希望者電話番号(昼間用)を明記の上、4月13日(月)までにEメールまたはFAXにてお申し込み下さい。
【宛先・お問い合せ先】
(財)日本野鳥の会 総務室総務グループ
TEL:03-5436-2620 FAX:03-5436-2635 Eメール:[email protected]
(総務室/五十嵐 真、田中 綾)
毎年支部の皆さまにも沢山のご協力をいただいておりますバードメイト。今年度はモチーフとして初めての海鳥、「カンムリウミスズメ」をデザインしました。カンムリウミスズメは、世界でも日本近海の限られた島だけで繁殖しますが、推定5,000羽程度とされる個体数は減少しており、早急に保全のための手段を講ずる必要があります。当会では、この3月に迎えた創立75周年を機に、この希少な鳥を絶滅へと向かわせないための保護活動に取り組んでいく予定です。
08年度は、サンクチュアリ室や普及室との連携で、シマフクロウピンバッジへのご寄付が、バードメイト開始以来、初めて1,000万円を超えました。09年度も同様に、小冊子やフリーマガジン『Toriino』、インターネットサイトなどを介して、一般向けのピンバッジ紹介をさらに拡大し、広くカンムリウミスズメの現状を知っていただきながらご支援を得るためにフル活用していきたいと考えております。
会員やサポーターの皆さまには、例年どおり野鳥誌4月号とバードショップカタログ春夏号にバードメイト専用の申込用紙を同封し、ご寄付を募る予定です。各支部の皆さまにも4月頃に見本バッジと申込用紙をお届けさせていただきますので、今年もぜひ探鳥会等でご紹介いただくなど普及にご協力をお願いいたします。
(会員室/吉倉浩子)
04年度から毎年実施している年末の寄付DMを、昨年12月にも実施しました。対象者は、例年同様の(1)個人特別会員1,963名、(2)過去2年間に2年とも寄付いただいた方1,453名、(3)08年の8月までに寄付いただいた方1,509名に加え、さらに今回新たな試みとして、(4)生涯会員74名、(5)資料請求や販売購入者など、過去2年間にわたり何らかのコンタクトのあった方で、まだDMをお送りしたことのない非会員10,571名、(6)フリーマガジン『Toriino』のアンケートを返送してくださった方2,604名の、合計18,174名に、上期の活動報告とご寄付をお願いするDMをお送りしました。
この結果、1月末日までに合計2,429,396円のご寄付を頂戴いたしました。寄付者数は640名(寄付件数:のべ834件)で、DM送付数に対する寄付率は3.5%という結果でした。昨年の結果は290名(寄付件数:のべ373件)から合計2,719,846円のご寄付があり、寄付率は8.6%でしたので、残念ながら昨年度を大きく下回る結果となってしまいました。
DM実施にあたっての経費は前年度の約41万円に対し今年度は約170万円(1通当たり93.9円)で、収支差額では昨年度の約231万円に対し今年度は約73万円となっています。今回の経費が増大しているのは、昨年度までの入会DM対象者(上記D)を今回はすべて寄付DMとしたためで、会員拡大の経費として別に支出されていた分(昨年度は約110万円)が全て寄付DMの経費としてかかってきたことによります。
結果の詳細として、05年度からの送付数および寄付者数・寄付率・寄付金額等の推移を表したものが(表1)です。主な寄付の内訳で見ますと、活動全般への寄付が449件で全834件の53.8%(前年度より2.2ポイント減)、バードメイト寄付が384件46%(昨年度より3.4ポイント増)となっています。今回、寄付率の低さと、寄付単価の低いバードメイト寄付が多かったことも、寄付金額が伸びなかったことに関係していると思われます。また、1人当たりの寄付額別に件数で表したものが(グラフ1)ですが、ここでも千円未満の寄付が昨年度の倍近くあったことが判ります。
今回新たに加えたDM対象グループからの寄付結果については以下の通りです。
【生涯会員】
昨年、大口のご寄付をくださった方が生涯会員の方だったことから、これまで生涯会員の皆さまには積極的に支援を呼びかけてこなかったことを考慮し、今回対象に加えました。その結果、9名の方から合計140,000円のご寄付をいただきました。
【過去2年間のDM未送付者(非会員)】
従来は入会DMを送っていた対象者ですが、入会率が1%を下回る状況で入会の呼びかけを続けるよりも、寄付での支援を呼びかけた方が効果的なのではとの期待で、今回対象としましたが、寄付率としては2.1%にとどまる結果となりました(表2:(2)(3)(6)の対象者中の非会員も含む)。
【『Toriino』アンケート返送者】
トリーノの折り込みアンケートの返送数は、創刊以来のべ約4,000通(3月2日時点)になり、返送者は支援の呼びかけにお応えいただける可能性の高い方々であるとの見込みで、今回、編集長名のお礼状と共にDMをお送りしました。
その結果、98名の方から183,500円のご寄付をいただきました。
以上、今回の結果は寄付金額だけで見ると最低年の06年度よりは上回ったものの、新規に対象者として加えた【過去2年間のDM未送付者(非会員)】からの寄付が期待ほど伸びなかったことや、今回会員の方からの寄付率が大きく下がってしまったこと、また背景として昨年末から広がり始めた世界的不況の影響も大きく受けたと思われ、最終的に費用対効果の良くない結果となってしまいました。次年度は75周年に際し開始する新たな事業への支援もさらに求めていくことから、今回の結果については原因をしっかり把握し、次に活かしていきたいと思います。
(会員室/吉倉浩子)
この度、インターネットを携帯電話で楽しむ世代にも野鳥の会のHPを見ていただくため、携帯電話用HP「ケータイ野鳥」をオープンさせました。
パソコンをご利用の皆様にも探鳥会や外出先での待ち時間などで是非、ご利用ください。
野鳥検索コーナーの機能を利用することにより、野鳥を名前や大きさ、色などで検索できます。検索できる種類数は、312種です。(2009年3月5日現在)
その他、探鳥地ガイドや、ケガをした鳥を見つけた時・ヒナを見つけた時の対処法などのコーナーもあります。
アクセス方法:
QRコードを携帯電話で読み取っていただくか、携帯電話のURL入力画面で以下を入力してください。
http://www.birdfan.net/m/
※ケータイ野鳥は、利用料金は発生しませんが、携帯電話会社ごとのパケット料金が発生します。
※利用方法によっては高額な料金が発生する場合もありますのでご注意ください。
※ご利用に際しましては、各携帯電話会社の利用料金をご確認くださいますようお願いたします。
(会員室/内藤明紀)
会員数は先月に比べ143人減少しました。
2月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より199人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。
2月の入会者数は118人で、前年同月の入会者数346人に比べ30人減少しました。
また、2月の退会者数は316人で、前年同月の退者数346人に比べ30人減少となりました。
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。
●都道府県および支部別会員数
野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。
備考:その他は海外在住の会員を示します。
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
●お詫びと訂正
支部ネット通信の08年9月号の記事で8月の入会者総数が誤っていることがわかりました。それ以降の号も含め見直しをしており、次号で正確な数字を掲載いたします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
(会員室/上田康之)
●バックナンバー
この通信は、第1号からインターネット版でも発行しておりまして、バックナンバーもすべてを閲覧できます。こちらもご利用ください。
インターネット版のURLは以下のとおりです。
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index.html
(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第60号 ◆発行 財団法人日本野鳥の会 2009年3月19日 ◆担当 会員室 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル TEL:03-5436-2632 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected] |