目次 |
■ブロックの動き 北海道ブロック協議会総会 報告 ■支部の動き 支部報保護・調査記事関連トピックス ■理事会議事録など 新制度対応検討委員会(第3回)議事録 平成20年度第1回理事会(定例)議事録 平成20年度第1回評議員会(定例)議事録 |
■事務局からのお知らせなど 風力発電施設の鳥類影響調査講習会 ワイルドバード・カレンダー名入れ印刷受付中 「真夏のグッズ特集」支部卸販売ご利用を 平成20年度収支予算について 支部報とりまとめ発送次回日程 野鳥誌8月号を支援者の方々へ送付 地震への対応 会員数 前月比で49人減 |
【日時】 | ||
2008年6月21日 13:30〜17:00 | ||
【場所】 | ガトーキングダムサッポロ(札幌市) | |
【担当】 | 札幌支部 | |
【出席】 | オホーツク、根室、十勝、旭川、滝川、道北、江別、札幌、小樽、苫小牧、室蘭、道南檜山の計12支部より44名の出席があった。 このうち財団よりの出席は、柳生会長、富岡サンク室長代理、岡本普及教育チーフ、原田ウトナイ湖チーフ、有田鶴居チーフ、手嶋根室チーフ、小林豊の7名。 |
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【欠席】 | 小清水、釧路、函館の3支部 | |
【来賓】 | 無し | |
【議事・内容】 |
(会員室長/小林豊)
本記事は日本野鳥の会本部に送付されてきている各地の支部報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会内部の方へ配信しております。
本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。
●2008/6 道南桧山
・招かざる外来動物ネズミ
●2008/4 秋田県
・ガンは増えて、カモは増えない
・セグロセキレイ復調の兆し
・鳥たちは減少している?
・秋季ワシ・タカの渡り調査
・昔から知られている野鳥
●2008/6 千葉県
・印旛沼サンカノゴイの危機
・利根川下流域のオオセッカ調査
・生物多様性保全へ観測網(4/26 東京新聞)
●2008/6 静岡
・2008春の鷹の渡り
●2008/6 徳島県
・干潟・湿地を守る日2008宣言
・干潟再生要望書を提出
●2008/6 熊本県
・ブッポウソウの巣箱を設置
●2008/6 道南桧山
・招かざる外来動物ネズミ
海鳥にはネズミで誘発される惨事が多い。福岡県の小屋島のカンムリウミスズメは、87年にネズミが侵入し、壊滅的に減った。岩手県三貫島、北海道大黒島ではウミスズメがドブネズミに捕食されている。伊豆諸島鳥島のオーストンウミツバメはクマネズミにより絶滅したとされる。クマネズミ(100〜180g)は16世紀に海洋の島々へ広がり、ドブネズミ(350〜450g)はカスピ海北部より、18世紀以降、全世界に拡がった。
(道南桧山「はちゃむ」NO.79,P4〜5)
●2008/4 秋田県
・ガンは増えて、カモは増えない
秋田県に渡来するガン類は72年の2千羽が20年後は3万羽、35年後の07年には18.5万羽になっている。カモ類は数は増えず、嘗てのコガモ、ウミアイサ、キンクロハジロの主流はオナガガモ、ヒドリガモになっている。これには餌付けが関係している。不忍池でもオシドリやスズガモが餌付けでオナガガモに
代わっている。
(秋田県「探鳥あきた」NO.50,P2)
・セグロセキレイ復調の兆し
1950年頃、セグロセキレイは年中見られ繁殖し、ハクセキレイは秋に小群で渡来する冬鳥であった。ハクセキレイはその後日本列島に分布を拡げ、90年
代前半までに繁華街で集団で塒するまでになった。しかし、2000年代になると、セグロセキレイ復元の兆しが見られる。
(秋田県「探鳥あきた」NO.50,P2)
・鳥たちは減少している?
秋田市内の月例探鳥会の結果を、20年前頃(80〜84年)と近年(00〜04年)を比較した。以前観察されず、近年観察されるようになったのは34種、逆に観察されなくなったのは11種で、種数は右上りの傾向にある。内、個体数増加傾向はカワウ、ダイサギ、コサギ、カワアイサ(越夏で定着)、コクマルガラス、ミヤマガラスの6種で、減少傾向はアオシギ、フクロウの2種で、他は増減は分からない。連続して見られた種で個体数減少しているのはバン、カイツブリ、増加しているは、ゴイサギ、アオサギ、コゲラ、ハクセキレイであった。
(秋田県「探鳥あきた」NO.50,P4〜7)
・秋季ワシ・タカの渡り調査
07/9/23、秋田市南部の高尾山でハチクマ32、ハイタカ2、トビ2、ミサゴ1が通過した。同日、由利本荘市南部の小友峠で、ハチクマ54、サシバ13、ハイタカ2、ノスリ2、ツミ、トビ、クマタカ各1が通過した。
(秋田県「探鳥あきた」NO.50,P17)
・昔から知られている野鳥
3千年以上昔、甲骨文字にキジとツバメが登場している。キジ(雉)は既に矢と隹で表されており、矢と隹(鳥)でキジは狩猟で食べられていた事を示す。ツバメ(燕)は神秘的な力があるとされ、食べられる事はなく、この漢字は誕生以来、簡略化されず、ほぼ原型を留めている。食用のツバメの巣は別科のアナツバメの巣である。参考:「甲骨文字の読み方」(講談社)
(秋田県「探鳥あきた」NO.50,P18)
●2008/6 千葉県
・印旛沼サンカノゴイの危機
4/22、北印旛沼でサンカノゴイの声から生息数と位置確認を行った。嘗ては十数番いたものが、昨年は7番、今年は3番までに減少していた。鉄道・道路工事中の地区では、当時5番いたものは、今回ゼロになり、工事許可した行政の責任は大きい。県は代償生息環境を造成するとしている。
(千葉県「ほおじろ」NO.326,P2)
・利根川下流域のオオセッカ調査
利根川下流のオオセッカは84年に発見され、以後、支部は生息調査をしている。当初は左岸のみの生息が、両岸に広がり、03年の調査では303羽、06年、07年には500羽台と20年前の5倍以上の数になっている。現在、青森県仏沼のオオセッカは健在で、73年に見つかった八郎潟干拓地ではほぼ消滅し、利根川でも激減した地区もあり、植生の変化が影響していると思われる。スゲとヨシ等が混生する植生を好むとある(永田他 1994)。
(千葉県「ほおじろ」NO.326,P3〜6)
・生物多様性保全へ観測網(4/26 東京新聞)
約90の団体と政府間組織が参加して人工衛星や現地調査による、生物多様性の保全に役立てる初の国際観測網「生物多様性観測ネットワーク(BON)」が早ければ来年にも発足する事になった。データは各国政府や研究者等へ提供される。2010年には生物多様性条約締約国会議が開催される。
(千葉県「ほおじろ」NO.326,P12)
●2008/6 静岡
・2008春の鷹の渡り
3/4〜5/21の内、36日間、静岡市葵区で鷹の渡りを調査した。通過総計は671羽で内訳はノスリ266、サシバ249、ハチクマ51、オオタカ24、ハイタカ19、ハヤブサ17、ツミ15、ミサゴ3、不明26であった。ノスリはほぼ全日通過し、サシバは4月から5月末まで記録があり、ピークは4/11の36羽であった。
(静岡「野鳥だより」NO.355,P11)
●2008/6 徳島県
・干潟・湿地を守る日2008宣言
4/20、日本湿地ネットワーク、徳島県支部、干潟・湿地を守る日参加者一同は添付宣言を採択した。
http://www.jawan.jp/wdj/2008sengen/wdj2008sengen.pdf
(徳島県「野鳥徳島」NO.357,P4)
・干潟再生要望書を提出
5/8、マリンピア沖洲第2期事業に関し、当会、徳島県自然保護協会、パンダクラブ徳島、吉野川ひがたの会、吉野川河口と沖洲海岸を守る会、生協コープ自然派徳島は徳島県知事へ干潟再生の要望書を提出した。残されている水域を埋め立てず、高速道路護岸に沿って砂浜の傾斜地を造成し、干潟の再生を求める。129名の市民からのアンケート結果でも、122名が埋立に反対で、全員が干潟再生を望んでいる。
(徳島県「野鳥徳島」NO.357,P5〜8)
●2008/6 熊本県
・ブッポウソウの巣箱を設置
熊本県には70年頃、ブッポウソウ渡来地が8箇所以上あったが、今では2個所のみである。06/11の野鳥誌で岡山県支部でのブッポウソウの巣箱設置が報告されている。支部は九州電力へ電柱への巣箱掛けをお願いしたが、停電事故等のリスクのため、許可は下りなかったので、4/26、2本の立木に設置した。
(熊本県「野鳥くまもと」NO.254,P2)
●2008/6 山形県
・山形初記録の鳥たち
●2008/6 軽井沢
・ラインセンサス記録
●2008/6 東京
・東京の下町 荒川本流を調査して
・傷ついた野鳥を救うために
●2008/6 滋賀
・2007年繁殖期水鳥調査
・アオバズク
・キツネ
・琵琶湖カワウ対策案
●2008/6 南富士
・ヤマセミの調査
・ムクドリの子育て
●2008/6 筑豊
・生物多様性基本法案を可決(5/21 毎日新聞)
●2008/6 鹿児島県
・鹿児島の魅力
・カラフトワシ
●2008/6 山形県
・山形初記録の鳥たち
2/7、鶴岡市でハクチョウ餌付け場にカナダヅル若が現れた。12/30、酒田市でコハクチョウの群にヒメシジュウカラガン1が確認された。今冬は殆ど幼鳥であったが、全国的にケアシノスリが多い。庄内地方にも20羽以上飛来し、酒田市では♀成1が見られた。1/26、亜種シジュウカラガン25羽が鶴岡市で見られた。その後八郎潟と行き来した。
(山形県「やませみ」NO.71,P14〜15)
●2008/6 軽井沢
・ラインセンサス記録
07/6〜08/5、千曲川河畔の約2kmで計22回、ラインセンサス調査をした。2周目に1回目に出なかった種を、別の日に確認した別の種も補足した。確認は53種で、最大個体数はカラスで、次いでスズメ(499羽)、ムクドリ(150)、ヒヨドリ(97)、カワラヒワ(89)、ホオジロ(79)・・・アオサギ(45)、カワウ(42)等。イソヒヨドリは今回初めて確認した。
(軽井沢「野鳥軽井沢」NO.305,P8〜9)
●2008/6 東京
・東京の下町 荒川本流を調査して
1/4、5、14、荒川の都最上流部から河口まで調査した。1/8、並行する中川を調査した。荒川では46種、5,464羽、内カモ科は9種、1,635羽で、中川では15種、133羽、内カモ科は3種、50羽であった。荒川のカモは82年に1万羽以上、87年:6,242、96年:3,459で年々衰退している。10年前に比較し、ユリカモメは半減(1,620→966)、サギ類は激減した。激増しているのはカワウ、ムクドリ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ハシボソガラスであった。
(東京「ユリカモメ」NO.632,P13)
・傷ついた野鳥を救うために
東京都には傷病鳥の収容施設が無いため、受託治療機関での治療、受託飼養機関での一時飼養、H19年発足した都民ボランティアによる傷病野生鳥獣保護サポーターでの長期飼養が連携して対応している。駆除対象のカラス、ドバトは救護対象外である。
(東京「ユリカモメ」NO.632,P20)
●2008/6 滋賀
・2007年繁殖期水鳥調査
滋賀県からの受託で琵琶湖で鳥類生息状況調査(ラインセンス、定点調査)、鳥類繁殖状況調査(定点、踏査調査)、人間活動の繁殖鳥への影響調査(モニタリング調査)を実施した。15箇所での確認は47種で、カイツブリは全箇所で見られた。繁殖行動確認は19種で、巣または雛が確認されたのは10種(カイツブリ、カンムリカイツブリ、カルガモ、トビ、チュウヒ、バン、オオバン、オオヨシキリ、モズ、ハシボソガラス)。バス釣りでの人の侵入で繁殖への影響は育雛中止11例、抱卵中止3例、造巣中止1例が観察された。
(滋賀「におのうみ」NO.13,P10〜11)
・アオバズク
英名はHowk-Qwl(タカ−フクロウ)で、顔はフクロウ特有の顔盤が発達しておらず、タカとの中間のような顔である。目が大きく、アオバヅクは目を使って狩をしているようである。脚はフクロウ特有の前後2本指(対趾足)で、指の裏のブツブツの突起や、黒い髭状のものは虫を捕まえ易くしている。♂は前面の模様のコントラストが強く、斑も多い。食痕は甲虫が多いが、時にはコウモリの翼や、鳥の羽がある。
(滋賀「におのうみ」NO.13,P13)
・キツネ
キツネは野ネズミを獲り、農耕地を守る農耕の神とされていた。耳を欹て動く音を頼りに狩をするためか、夜間に交通事故に遭う事は殆ど無い。妊娠期間は52日ほどで、春に出産、秋に♂の仔は分散するが、前年生れの♀は子育てを手伝う。育児穴は娘たちに受け継がれる。キツネの分布は生物多様性センターの哺乳類分布調査報告書にあり、全国的に分布を拡げているように見えるが、個体数増加につながっていない。
http://www.biodic.go.jp/reports2/6th/6_mammal/6_mammal.pdf
(滋賀「におのうみ」NO.13,P18)
・琵琶湖カワウ対策案
竹生島はタブ林保護のため、カワウを追い出し、新たに管理可能な場所に誘導する必要がある。人工コロニーにデゴイ、巣台を設置し、営巣数が上限を超えた時はドライアイスで卵の孵化を抑制させる。竹生島からの追い出しは、自然界で分解する投げ釣りの道糸に石の錘を付け、営巣場所に張り巡らして行う。当面、伊崎半島のコロニーを受け皿にする。
(滋賀「におのうみ」NO.13,P19)
●2008/6 南富士
・ヤマセミの調査
ヤマセミは採餌のための止り木を好み、餌場は淵を好む。巣穴は川岸の崖地でなく、自然崩落地に多い。出入している巣穴には入口に足跡が2本レールのように付く。巣穴は直近の河川から数百m、時には2kmも離れている。隣の縄張まで1kmと近い例もあった。
(南富士「さえずり」NO.307,P5〜6)
・ムクドリの子育て
5月、昼間45分間、ムクドリの餌運び回数を数えた。計21回で、1時間当り28回になる。ムクドリの在巣日数は21日、かなりの虫を捕っている事になる。
(南富士「さえずり」NO.307,P7)
●2008/6 筑豊
・生物多様性基本法案を可決(5/21 毎日新聞)
多様な生き物を守り、自然と共生する社会の実現を目指す同法案が、5/20、衆議院で可決された。(5/28、参議院を通過:森)。「戦略的アセスメント」や、科学的に影響が不確かな場合でも対策を求める「予防原則」、自然資源の利用を「生物多様性に及ぼす影響が最小となる」方法に限る原則が掲げられた。先の生物多様性国家戦略には法的根拠は無かった。野鳥の会古南幸弘自然保護室室長は「環境NGOが法案作成段階で関与し、画期的な内容」と評価する。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.364,P21)
●2008/6 鹿児島県
・鹿児島の魅力
・カツオドリが岸から見られる:日本で記録された3種全ての記録がある。 ・鳥の警戒心が薄い:ヒクイナ、ヤマセミ等が近くで見られる。 ・珍しいムクドリが見られる:06年末に本土初のバライロムクドリが出水で見られた。ホシムクドリ、ギンムクドリ、コムクドリは多く。 ・ヤツガシラは春の風物詩:同時に複数が見られる。 ・コクマルガラス:安定して見られる。 ・亜種リュウキュウサンショウクイが留鳥でいる。
(鹿児島県「るりかけす」NO.118,P9〜11)
・カラフトワシ
カラフトワシはロシアから中国東北部で繁殖し、インドや中国南部へ渡る。薩摩川内市に16年間も越冬に来ている極めて希な迷鳥である。寿命は20歳位聞く。
(鹿児島県「るりかけす」NO.118,P13)
●2008/6 道北
・2008年鷲一斉調査報告
●2008/6 埼玉県
・干潟の野次馬
●2008/7 埼玉県
・羽と羽根
・公益法人制度改革による支部の名称について
●2008/7 東京
・武蔵野で繁殖し始めたエナガの謎
・コアジサシ
●2008/6 神奈川
・屋上の営巣地
・アオバトはなぜ海水を飲むのだろう
●2008/7 南富士
・モズの巣の材料
●2008/7 愛知県
・大量のデータを送るファイル転送サービス
●2008/6-7 京都
・絶滅の恐れのある野生生物の保全に関する条例施行
・コハクチョウと看板
・ノビタキはいつ頃京都を通過するか
●2008/6 道北
・2008年鷲一斉調査報告
1/6、20、2/3、17、3/2、23の6日間、利尻島、礼文島を含む道北の12地区でオオワシ、オジロワシをカウントした。総計は1/6:オオワシ170、オジロワシ93、1/20:同152、同93、2/3:153、142、2/17:104、91、3/2:134、122、3/23:52、58であった。道北の地区間での移動が見られる。
(道北「オロロン」Vol32.NO.2)
●2008/6 埼玉県
・干潟の野次馬
昨年5月、谷津干潟でオオメダイチドリが2枚貝に足を挟まれ、飛べなくなった。逃げ惑うのをウミネコが襲い、その周りにキョウジョシギ20羽以上、キアシシギ5、6羽、シロチドリ2羽等が集まり、オオメダイチドリが逃げると、共に移動し、騒ぎ立てる。ウミネコが諦めると、その集団も解散した。
(埼玉県「しらこばと」NO.290,P4)
●2008/7 埼玉県
・羽と羽根
笹川昭雄氏の羽根図鑑とあっても、風切羽根、尾羽根の記述は無い。羽と羽根の違いがはっきりしない。マイクロソフトワードの辞典に、羽:鳥に生えている羽毛、翼・・・、羽根:鳥から抜けた羽毛、羽状の加工品・・・とあり、その違いに納得する。因みに羽打つは羽ばたきを、羽習わしは鳥が飛ぶ練習をする事を意味する。
(埼玉県「しらこばと」NO.291,P5)
・公益法人制度改革による支部の名称について
公益法人制度改革(2010〜2013年)により、財団法人日本野鳥の会(本部)が公益財団法人化した場合、法的に法人格の無い任意団体の支部は日本野鳥の会○○支部の名称は、使用できなくなる。対策として、任意団体でなく、新しく定款上の支部となり、現行名を継続する。現行名でNPO法人化して、別団体を明確にする。支部の文字を外し、名称を変える等の3つが考えられる。
(埼玉県「しらこばと」NO.291,P12)
●2008/7 東京
・武蔵野で繁殖し始めたエナガの謎
78年の環境庁の鳥類繁殖地図調査では、エナガは東京の平地部から埼玉県一帯が空白になっている。ウグイスと異なり、秋冬でも余り漂行せず、平地部では群を殆ど見なかった。80年代半ばから、平地部の森林で見ることが増え、2000年代には23区内でも繁殖し出した。コゲラも同様に市街地へ進出したが、エナガの進出の理由は不明である。
(東京「ユリカモメ」NO.633,P12)
・コアジサシ
大田区森ヶ崎水再生センター屋上のコロニーを守るNPO法人「リトルターン・プロジェクト」、多摩川では「せたがやトラスト協会」が活動している。8月下旬〜9月上旬、東京湾内で5千〜1万羽の大群を見る。近年の標識調査で、関東圏以外に山形、長野、静岡等のコロニーから集結し、豪州、ニュージーランドへ旅発つ。短編小説「リトルターン」(五木寛之訳 2001年 集英社)は飛べなくなったコアジサシの物語である。
(東京「ユリカモメ」NO.633,P23)
●2008/6 神奈川
・屋上の営巣地
3/27、小田原市の中学校の屋上で、コアジサシの屋上営巣地作りが行われ、4階の屋上に200m2の白い台地が生まれた。H7年、コアジサシは小田原市の鳥となり、当時は繁殖を阻害するものは主に、洪水とカラスであったが、最近はチョウゲンボウの被害が多くなり、市の鳥の存続は険しくなった。今回、市職員と協働し、学校関係者の理解を得て実施できた。
(神奈川「はばたき」NO.433,P2)
・アオバトはなぜ海水を飲むのだろう
この謎を追って17年、保護されたアオバトで果実を食べさせ、水道水と海水を与えた結果を比較すると、水道水では糞に大量の水分が混じり、海水では水分が極端に少なくなった。解剖した結果では、アオバト成鳥の腸の長さは約1.2mでキジバトの約2倍で、キジバトの腸の長さは幼成でほば同じ長さに対し、アオバトの成鳥は幼鳥の2倍の長さに成長する。これより、ピジョンミルクで水分を大量に要し、水分吸収のため、腸の長さが長くなると共に、海水吸飲で細胞内外の浸透圧を利用して水分保持を図っているとも考えられる。
(神奈川「はばたき」NO.433,P6〜7)
●2008/7 南富士
・モズの巣の材料
持ち主が居なくなったモズの巣で、巣の材料を調べた。巣は直径14cm、深さ12cmで、巣の外周部には木の根、枝が約100本、60cmの物もあった。針葉樹の樹皮25本、ビニール紐18本、細く裂いた物1握り、62cmの物もあった。ジグモの筒状の巣27本は接着剤として、コンビニの袋片4つ。内部には細い木の根88本、針葉樹の樹皮27本、コンビニの袋片1握り、黒いゴミ袋片1握り、苔1/2握り、鳥の羽根37枚、髪の毛ほどの細い繊維約960本であった。モズの縄張は1.8haとある。
(南富士「さえずり」NO.308,P5)
●2008/7 愛知県
・大量のデータを送るファイル転送サービス
デジカメが高画質になり、写真枚数が多いと容量が大きいためメールで送れない事がある。メールに添付せず、サービス会社のサーバーにデータをアップロードし、受取人はメールで通知されたURLにアクセスし、ファイルをダウンロードするファイル転送サービスがある。有料、無料があり、データ保管期間は2、3日である。ビジネス使用が増える月曜午前を避けると、スムーズに行える。
(愛知県「愛知の野鳥」NO.257,P6)
●2008/6-7 京都
・絶滅の恐れのある野生生物の保全に関する条例施行
京都府は絶滅の恐れのある野生生物の保全を図り、生物多様性を確保するため、希少野生種24種を指定し、4/1からその規制が施行された。内、鳥類はヒメクロウミツバメ、オオタカ、タマシギ、コアジサシ、ブッポウソウの5種で、捕獲、損傷、販売が禁止され、必要な時は生息地の開発が規制される。
(京都「そんぐぽすと」NO.152,P7)
・コハクチョウと看板
天橋立にはコハクチョウが飛来し、カモ類の数も京都府一であるが、砂州と松並木の観光イメージで、冬花火のイベントが行われる。支部の申入れで、宮津市は花火の数削減と実施を2週間繰上げた。与謝野町では、コハクチョウやカモへの啓発看板が設置され、カウントされた個体数も記入され、対照的である。
(京都「そんぐぽすと」NO.152,P10)
・ノビタキはいつ頃京都を通過するか
83〜07年の京都支部報でのノビタキ投稿を調べた。その結果、春の渡りは4/11〜15、秋は10/1〜5にピークがある。春は短期間に通過するが、秋は1ヶ月以上もあり、10/11〜15にも小さなピークがあり、その時は幼鳥?が通過する。
(京都「そんぐぽすと」NO.152,P13)
●2008/7 十勝
・コウモリに関するガイド
●2008/5 吾妻
・渡良瀬遊水地ワシタカカウント調査
・ガン・カモ調査報告
・バードウォッチングの愉しみ方
●2008/5-6 栃木県
・渡良瀬遊水池掘削は湿地再生目的
・ホンダテストコース開発環境アセスに意見書を提出
●2008/7 千葉県
・タンチョウ津軽海峡超え(6/1 読売新聞)
●2008/7 甲府
・H19年度カモ科鳥類調査報告
・IBA保護保全ハンドブック頒布
●2008/7 岡山県
・津山市の風力発電施設建設について
・メボソムシクイ
・ブッポウソウの巣箱設置
●2008/7 北九州
・H19年度ガン、カモ調査報告
●2008/7 十勝
・コウモリに関するガイド
「コウモリ観察ブック」(人類文化社発行 2700円)、「コウモリ識別ハンドブック」(コウモリの会編集、文一総合出版発行1200円)。コウモリの会事務局:逗子市内。
http://mail2.nara-edu.ac.jp/~maedak/bscj/
超音波検出のためのバットディテクター:ナチュラリストクラブで取扱い。
http://www.museum-japan.com/nc/index.html
(十勝「十勝鳥だより」NO.163,P9)
●2008/5 吾妻
・渡良瀬遊水地ワシタカカウント調査
2/9、第17回調査に参加した。約50名が9箇所で調査した。結果はチュウヒ13、ノスリ11、トビ23、ミサゴ11、オオタカ2、ハイタカ1、ハヤブサ2、チョウゲンボウ1であった。
(吾妻「きくいただき」NO.35,P17)
・ガン・カモ調査報告
1/20、吾妻川系統の11箇所で調査した。結果はマガモ368、カルガモ207、オシドリ127、コガモ95、ヒドリガモ49、コハクチョウ33等。カワウは15。
(吾妻「きくいただき」NO.35,P22〜24)
・バードウォッチングの愉しみ方
07/3/6の嬬恋村での都市鳥研究会唐沢孝一代表の講演より。 ヤマガラは秋にエゴの実を食べつくすと、草地でカナムグラの果実から固い種子を取り出す。ウソは桜の花芽を食べるが、カラサワワールドではアキニレ、イノコズチ、ウツギ、カエデ、カナムグラ、スイカズラ、セイタカアワダチソウ、ツルソバ、ハコベ、マサキ、ミズヒキの種を食べている。
http://www.zkk.ne.jp/~karasawa/u-bird.html
(吾妻「きくいただき」NO.35,P50〜51)
●2008/5-6 栃木県
・渡良瀬遊水池掘削は湿地再生目的
3/10、国交省利根川上流河川事務所と渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会の話合いがあった。国交省側は「湿地再生試験を今後も実施する。掘り下げた土は地元河川の堤防強化に使う」と述べた。2000年に「渡良瀬遊水地の自然保全と自然を生かした利用に関する懇談会」が出した答申を目標にして、治水最優先路線と決別した姿勢は注目される。
(栃木県「おおるり」NO.197,P16〜17)
・ホンダテストコース開発環境アセスに意見書を提出
さくら市で予定される同開発に関して、1/9、支部は意見書を提出した。オオタカの営巣中心域に対し、回避、低減が不可能との判断で、具体的な検討内容の記載が無い。その代償措置の具体的記載に乏しい。サシバについてもオオタカと同様な問題点がある。環境省の保護指針では営巣中心域の開発は原則回避、低減であるが、生息密度の高い地域では、代償措置がとられる事があるが、そのための土地を事業者がきちんと確保し、適正な管理を行う実行力ある保全策が必要である。
(栃木県「おおるり」NO.197,P17〜18)
●2008/7 千葉県
・タンチョウ津軽海峡超え(6/1 読売新聞)
タンチョウ1が北海道から秋田県へ渡った事が初めて確認された。5月上旬、北秋田市の水田に現れ、5/26には男鹿市で撮影され、写真から3〜5月、北海道石狩市で目撃されていた、昨年春生れの若鳥と見られる。タンチョウは江戸時代には日本各地で見られ、渡りもしていたとされる。
(千葉県「ほおじろ」NO.327,P12)
●2008/7 甲府
・H19年度カモ科鳥類調査報告
県内の富士川、笛吹川、濁川、荒川の各水系で9〜3月、毎月カウントをした。6ヶ月の集計は8,876羽で、内訳はコガモ3,377、カルガモ2,530、マガモ1,756等で、月別では1月が最大で、2,052羽、内訳はコガモ1,027、マガモ384、カルガモ326、ヒドリガモ175、カワアイサ36、キンクロハジロ34等。マガモは一部留鳥化している。
(甲府「カワセミ」NO.103,P4)
・IBA保護保全ハンドブック頒布
頒布価格1千円(送料別)、一般配布5百部限定、重要野鳥棲息地(IBA)の分布図、自然保護のための詳しい法的担保に関する基礎知識、藤前干潟、仏沼の保全プロセス等を識る事ができる。
(甲府「カワセミ」NO.103,P8)
●2008/7 岡山県
・津山市の風力発電施設建設について
五輪原高原でウインドファーム建設が浮上し、クリーンエナジーファクトリー社の「環境影響評価方法書」の縦覧があった。ずさんな計画書に対し、6/12、支部は同社、津山市長、岡山県知事へ意見書及び要望書を出した。縦覧書のコピー不可は遺憾である。NEDOの「風力発電のための環境影響評価マニュアル」に準拠し、資源エネルギー庁への補助金申請は環境影響評価手続き終了後にすべき。ヨタカ、フクロウ等の夜間の野鳥調査が無い。イヌワシ等の猛禽類は2営巣期、1.5年以上の調査を要す。行政の「事業への同意書」は環境影響評価後に地域住民が納得後提出し、現状は白紙撤回すべきである。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.167,P2〜6)
・メボソムシクイ
メボソムシクイは「ジュリ、ジュリ、ジュリ・・・」と尻上がりの声を出すが、春の渡り時「ジジロ、ジジロ・・・」と一定調子で鳴くのは、従来、欧州〜北シベリアで繁殖する亜種のコメボソムシクイとされた。最近のDNA調査では、このコメボソムシクイの他に、カムチャッカ半島で繁殖するオオムシクイ、アラスカ西部のアメリカコムシクイ、サハリンの亜種(和名無)、本州以南で繁殖するメボソムシクイがいる。ジジロ、ジジロと鳴く個体は、カムチャッカ半島またはサハリンで棲息するものとなった。知床の個体はオオムシクイと判明した。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.167,P7)
・ブッポウソウの巣箱設置
4/23のアースデー行事として、岡山市内の中学校でブッポウソウの話をし、5個の巣箱を架けた。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.167,P12)
●2008/7 北九州
・H19年度ガン、カモ調査報告
1/13〜16、21箇所で調査した。ガン類の記録は無く、20種、20,609羽のカモ類を記録した。前年より約4千の減。内訳はオナガガモ6,851、スズガモ3,868、マガモ3,158、ヒドリガモ2,623、カルガモ1,361、キンクロハジロ719、ホシハジロ651、コガモ359、ツクシガモ216等。場所別では曽根干潟が7,434で最多であった。
(北九州「北九州野鳥」NO.265,P11〜12)
(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)
公益法人制度改革に伴う当会の対応を検討する「新制度対応検討委員会第3回」が、4月25日、当会西五反田事務所にて開催されました。
本件については支部の皆様にも重要な意味をもつことから、本検討委員会の議事録を支部ネット通信上で公開しております。
【日時】 | ||
2008年4月25日(金)15:00〜18:25 | ||
【場所】 | 西五反田事務所 会議室 | |
【出席】 | 柳生博会長(冒頭挨拶のみ)、佐藤仁志委員長、遠藤孝一副委員長、鈴木君子委員、吉田新委員、松田道生委員、川端一彦委員、阿部裕行アドバイザー(15:15到着)、永島公朗アドバイザー | |
【事務局】 | 飯塚利一事務局長、原元奈津子総務室長、岩下路子総務室長代理、吉家奈保美総務室担当 | |
【欠席】 | 伊藤直人委員 | |
【傍聴】 | 児山章二(評議員)、橋口長和(評議員)、藤掛保司(埼玉県支部長)、小林みどり(埼玉県支部幹事、神奈川支部幹事)、室瀬秋宏(十勝支部長、15:50到着) |
− | 法令では代表理事(複数でもよい)が執行を担い、その他の理事は執行をチェックするとされている。また、(新)理事会の回数などは将来にわたって実施可能な形とする必要がある。(原元) |
− | かつて執行役員が8名程度であったときの常務会の日程調整はかなり大変であった。定例の(新)理事会を非常勤も含むメンバー全員で月1回とすると日程調整は実務的に困難な場合もあるのではないか。(飯塚) |
− | (新)評議員会は、理事選任と定款変更などの限定された役割で、それらにより(新)理事会をコントロールする。それ以外に何を議決するかについては定款で予め定めておく必要がある。(原元) |
− | 昨年の全国ブロック会議で、一堂に集まり人的な交流、直接顔を合わせてコミュニケーションするということは強調されていたので、そういう場は必要と思う。(佐藤) |
− | (新)評議員会は制度上(新)理事会より上部の組織である。会長が理事長より高位とするなら評議員の代表者を会長とするのが適当と考えられる。(飯塚、原元) |
− | 会長の役割がどうなるかにもよる。会長の役割が、欠けた場合に代行が必要となるものの場合は副会長をおく必要がある。その場合、会長を評議員とするなら、副会長も評議員となろう。また、会長の代行が不可欠でないならば、代表理事を副会長とすることや副会長をおかないことも考えられる。(佐藤) |
− | 代表理事は法令により損害賠償責任が重く登記も必要など他の理事に比べ重い存在である。それと、会員の心のよりどころ、会の象徴としての存在である会長とはなじまないのではないか。(原元) |
(総務室/吉家奈保美)
【日時】 | ||
平成20年5月24日(土)10:00〜13:00 | ||
【会場】 | 大崎第一地域センター区民集会所 第1、第2集会室 東京都品川区西五反田3-6-3 |
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【現在理事数】 | 15名(うち出席理事数15名) | |
【出席理事】 | 敬称略 柳生 博(12:00まで出席)、佐藤 仁志、鈴木 君子、吉田 新、滑志田 隆、磯崎 博司、土屋 正忠(10:50〜12:45出席)、花田 行博、小室 智幸、河地 辰彦、西村 眞一、高木 清和、川瀬 浩、日比野 政彦、高野 茂樹/以上15名 |
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【出席監事】 | 敬称略 伊藤 直人、高松 健比古/以上2名 |
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【来賓】 | 敬称略 猪島 康浩(環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室長)/以上1名 |
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【傍聴】 | 敬称略 中村 桂子(評議員)、東 陽一(本会職員労働組合委員長)/以上2名 |
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【事務局】 |
飯塚利一(事務局長)、原元奈津子(総務室長)、小林豊(会員室長)、小林篤六(普及室長)、古南幸弘(自然保護室長)、葉山政治(サンクチュアリ室長)、箱田敦只(人材育成PJ担当)、岩下路子(総務室長代理)、富岡辰先(サンクチュアリ室長代理)、森下祐子(総務室経理人事グループチーフ)、吉家奈保美(総務室総務グループ)、上村知香子(会員室メディアグループ)、山本幸(会員室メディアグループ)/以上13名 出席者合計33名 |
議 長 | 柳生 博 | |
議事録署名人 | 磯崎 博司 | |
議事録署名人 | 花田 行博 |
(総務室/吉家奈保美)
【日時】 | ||
平成20年5月24日(土) 14:30〜17:15 | ||
【会場】 | 大崎第一地域センター区民集会所 第1、第2集会室 東京都品川区西五反田3-6-3 |
【評議員現在数】 | ||
28名(うち出席評議員数:24名) | ||
【出席評議員】 | 敬称略 |
【欠席評議員(委任状提出あり)】 | |
敬称略 |
【出席執行役員】 | ||
敬称略 柳生 博(16:00より出席)、佐藤 仁志、鈴木 君子、吉田 新、滑志田 隆/以上5名 |
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【出席監事】 | 敬称略 伊藤 直人、高松 健比古/以上2名 |
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【傍聴】 | 敬称略 日比野 政彦(理事)、西村 眞一(理事)、小室 智幸(理事)、東 陽一(本会職員労働組合委員長)/以上4名 |
|
【事務局】 | 飯塚利一(事務局長)、原元奈津子(総務室長)、小林豊(会員室長)、小林篤六(普及室長)、古南幸弘(自然保護室長)、葉山政治(サンクチュアリ室長)、箱田敦只(人材育成PJ担当)、岩下路子(総務室長代理)、富岡辰先(サンクチュアリ室長代理)、森下祐子(総務室経理人事グループチーフ)、吉家奈保美(総務室総務グループ)、上村知香子(会員室メディアグループ)、山本幸(会員室メディアグループ)/以上13名 |
飯塚利一事務局長より、評議員現在数28名のうち、委任状を含め28名の出席を得て、寄附行為第32条第6項および第27条に基づき、本評議員会成立の旨報告があった。
柳生博会長の到着が遅れたため、佐藤仁志副会長より、公益法人制度改正や財政問題等、多くの難局を乗り越えるため、会長はじめ理事は一致団結していく所存であり、評議員各位の協力をお願いしたいとの挨拶があった。
飯塚事務局長より、3/8評議員会で確認された、第10期評議員会から第11期評議員会への申し送り事項について確認があり、議長として松田道生評議員が紹介された。
松田議長より、傍聴希望者の紹介があり、本評議員会の傍聴が承認された。
遠藤孝一幹事会代表幹事より、5/17に幹事会を開催して本評議員会の議事等について審議したこと、本日の議事にかかる概ねの時間配分案が示され、異議なく了承された。
鈴木君子専務理事より、午前中に開催された理事会で平成19年度事業報告・決算が承認されたこと、今回上程する決算は予算時より1,000万円好転したものの5,000万円の赤字となり広告など収入面に課題があること、3月以降の動きとして、農林中金と昭和会館の協力を得てDVD「白いファンタジア」を小学校へ配布することとなったこと、「フィールドガイド日本の野鳥」拡大版を発行したこと、東京バードフェスティバルには子供連れの家族など8,300人が来場したこと、その他、栃木県支部主催「渡良瀬遊水池の賢明な利用を考える」シンポジウム、生物多様性基本法案への当会コメント提出、あわら市の風力発電について事業主に建設場所変更を求める記者会見、三菱UFJ信託銀行の寄付によるタンチョウ野鳥保護区新設、新制度対応検討委員会開催等、一連の会務報告があった。
寄附行為第32条第6項および第30条に基づき、山橋良治評議員と芦ア治評議員を議事録署名人として選出した。
本件について意見が特に出なかったため、松田議長より、議長案として、議長に松田道生評議員、副議長に川端一彦評議員、幹事に池野進評議員、遠藤孝一評議員、曽我千文評議員との提案がなされ、審議の結果、議長案どおり下記の5名とすることで承認された。
議長 | 松田 道生 | (学識経験者評議員) |
副議長 | 川端 一彦 | (ブロック推薦評議員) |
幹事 | 池野 進 | (ブロック推薦評議員) |
幹事 | 曽我 千文 | (学識経験者評議員) |
幹事 | 遠藤 孝一 | (学識経験者評議員) |
平成19年度事業報告(案)について、まず古南幸弘自然保護室長より、自然保護事業として、IBA事業、風力発電対策、環境省モニタリングサイト1000森林・草原性鳥類調査、絶滅危惧種チュウヒの調査、Strix第25巻発行、ツル越冬地分散事業、密猟違法飼育対策、第3次生物多様性国家戦略改定における成果等について報告があった。
続いて小林篤六普及室長より、普及事業として、全国ブロック連絡会議での探鳥会をテーマとした情報交換、イベント出展、テレビ・ラジオへの出演、学校・企業への講師派遣、13回目の「ヒナを拾わないでキャンペーン」、子ども向けとしてワークキャンプ実施や小冊子「野鳥のせかいへのパスポート」配布、支部向けの探鳥会パンフレット作成配布、フィールドマナーについてのアンケート実施等、出版販売事業として、「フィールドガイド日本の野鳥」増補改訂版発行、32のオリジナル商品開発等、報告があった。
続いて箱田敦只人材育成プロジェクト担当より、プロのレンジャー養成のための講座、企業社員研修、職員育成について報告があった。
葉山政治サンクチュアリ室長より、野鳥保護区事業では企業との協力による保護区設置が進んだこと、サンクチュアリ事業では鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリ20周年記念事業を実施したこと等、報告があった。
小林豊会員室長より、会員数について期末44,147名となり876人減少したものの新入会者数は回復しつつあり、トリーノ発行やホームページアクセス数増加が寄与していると思われること等、報告があった。
原元奈津子総務室長より、総務関係として公益法人制度改革にむけた新制度対応検討委員会設置、事務所移転等について報告があった。
続いて、岩下路子総務室長代理より、平成19年度決算(案)について、当期収支差額は5,073万円の赤字であり、予算と比べ人件費1,500万円減や寄付金収入増等の収支好転の要素もあるが、概ね収入、支出とも予算より減少していること、事務所移転費用は1,300万円であったこと、正味財産増減計算書では三菱UFJ信託銀行との協定に基づく寄付金2,000万円を指定正味財産とし、その一部を事業費として指定解除して一般正味財産に振り替えたこと等、資料に基づき説明があった。
以上の説明に続いて、伊藤直人監事より、5/12に高松健比古監事と共に監査を実施し会計の適正を確認したこと、平成19年度の赤字約5,000万円は危機的状況であること、経費削減はかなり進めたことから今後は収入増を図る必要があること、企業との対話を深め支援を獲得してほしいこと、それぞれの立場で財政建て直し、特に収入増について助言願いたいとの報告があった。
橋口長和評議員より、収入における予算との乖離が大きい個人指定寄付と広告収入について、予算時の見込みが妥当だったのかとの質問があり、岩下総務室長代理より、個人指定寄付については実施が遅れ平成19年度末までに実施ができなかったためとの回答があり、吉田新常務理事より、広告収入については、前年実績に基づく予算立てだったが特にトリーノで目標が達成できなかったとの回答があった。
橋口評議員より、トリーノの継続について再考する必要があるとの意見があった。
安藤正治評議員より、今後のトリーノの扱いについて質問があり、吉田常務理事より、非会員層へのPRや企業へのアプローチが新たな事業展開のきっかけとなる等の副次的効果を期待しているが、2クール実施の結果を見て継続するかどうかについて判断するとの回答があった。
広塚忠夫評議員より、探鳥会保険の保障内容について、通院1000円では不十分であり、希望する支部については支部で負担するので保障内容を上げることを検討してほしいとの意見があり、小林豊普及教育グループ担当より、今年度なるべく早く検討したいとの回答があった。
遠藤孝一評議員より、IBA指定による保護状況改善や意識変化などの成果について、また保護区事業の全体戦略について質問があり、前段について古南自然保護室長より、全てのサイトにおける調査はまだ行っていないが、例として、青森県仏沼ではラムサール条約湿地に登録される際、IBAであることが参考とされたこと、IBA指定による法的な保護指定への促進効果については、全サイトについて調査して今後まとめたいとの回答があり、後段について富岡辰先サンクチュアリ室長代理より、タンチョウ保護区はラムサール登録湿地周辺の残り3ヶ所について買い取りを目指しており、その他の重要な場所は協定や行政へ保護指定の網掛けを要望していく予定であること、シマフクロウ保護区は、生息地のうち保護指定のない4割の民有林について買い取りを進めていること、買い取り以外では、保護区ツアー、ボランティアワークキャンプ等の保護区の活用、普及を進めていること、その他の種については今後検討するとの回答があった。
以上の審議をふまえ、第2号議案は同意された。
原元総務室長より、新制度対応にむけた方針について、議案の「会員支部の声を運営に反映させる仕組み」として挙げた「支部代表者会議(仮称)」は、午前中の理事会において、「支部代表者会議(仮称)等」に表現を修正したこと等、資料に基づき説明があった。
山田三夫評議員より、評議員会にある現在の機能のうち、理事選任以外の機能は新体制でどうなるかとの質問があり、佐藤副会長より、現在の評議員会は理事会の独走を牽制することが基本的位置付けであり必置ではないこと、今後は必置機関として、多方面からの意見を財団運営に活かすための組織となること、支部やブロックの意見を理事会や評議員会に上げ事業に反映させるという従来の機能は、構成する評議員を介して担われる部分もあるが、会員・支部の声を集約する場は別途必要と考えていること、理事会も評議員会も役割や位置付けは全く変わることを強調したいとの回答があった。
盛田徹評議員より、評議員の権限や仕事について不明確であるとの意見があり、佐藤副会長より、評議員の権限や性格についてはこれまで資料等で明確に説明しているとの回答があった。
鈴木博評議員より、評議員会における支部出身の人数が少ないとの意見があり、新制度対応検討委員でもある松田議長より、法令に基づき、かつ新制度対応検討委員会で検討した結果、なるべく最大であり適切と思われる人数を挙げているとの回答があった。
安藤評議員より、理事会は執行機関となるとあるが、自ら予算を作成し自ら執行することには違和感があり、予算は別機関で承認するべきではないかとの質問があり、佐藤副会長より、理事会は現在の常務会に近いイメージで執行を担い、評議員会は理事選任を通じて方針や事業結果をチェックするとしたこと、評議員会の担う範囲をどの程度までとするかについては様々な考え方があるが本方針では法改正の基本的考え方に沿ったつもりであるとの回答があった。
橋口評議員より、本方針の「予算・事業計画を評議員会の議決事項から外す」との部分を削除してほしいこと、寄付など大きい額を動かす予算であるので別機関による同意が必要と思うとの意見があり、原元総務室長より、法令では、評議員会について、定例会は年1回とされ、議決事項は決算事業報告のみで予算・事業計画は理事の執行の範囲内と考えられていること、評議員会の権限は理事選任と定款変更によって組織をコントロールすることであるとの説明があった。
遠藤評議員より、評議員会は決算・事業報告の議決で十分と思うこと、予算・事業計画をチェックしないことで理事会の暴走を許す仕組みにはならないと思うとの意見があった。
安藤評議員より、NHKも予算・事業計画については、理事会が作成して監督機関である経営委員会が承認し国会承認を得て成立するが、予算・事業計画を認める機関は別に必要と思うとの意見があった。
横山隆一評議員より、本方針では、予算・事業計画を作成・執行する理事会の理事の任期は評議員任期の半分の2年と短いことから、理事会の執行結果に問題があれば評議員会で理事を解任されることを意味すること、つまり執行の結果責任は理事が全て負うこととなること、予算・事業計画について理事会と評議員会の両者が承認する現在の公益法人のかたちは、責任を分散させ、結果としてある種の無責任体質を招いているとも言えること、評議員会承認を得ずに理事会が全責任をもって執行を担うと決めたことは理事の英断であり、健全なかたちと思うとの意見があった。
佐藤副会長より、「議案」として上程した「方針」については承認を得たと理解していること、「補足説明資料」として挙げた、「評議員会の議決事項に予算・事業計画を含めるかどうか」について、横山評議員の意見が新制度対応検討委員会の基本的考えであるが、安藤評議員や橋口評議員の意見について、今後さらに新制度対応検討委員会で議論したいとの意見があった。
以上をふまえ、第3号議案は承認された。
ここで、遅れて到着した柳生博会長より、午前中の理事会で会長として選出されたこと、さらに2年間よろしく願いたいとの挨拶があった。
遠藤代表幹事より、3/8評議員会で15名の理事を選出したが定数ぎりぎりであること、また前回選出時に幹事会より事務局職員からの理事選出について検討するよう依頼をしていたが調整がついたことから、財団事務局職員からの追加の理事候補者2名について、資料に基づき説明があった。引き続き松田議長より、本日配布の資料は投票後回収すること、資料を読む時間と質疑を行う時間を数分取ること等、説明があった。
納家仁評議員より、雇用関係について質問があり、佐藤副会長より具体的には選出後に決めたいとの回答があった。
石部久評議員より、日本野鳥の会と全国の支部会員を結んでいるのは本部の人であり役員であること、大事な彼らが当会から去るような事態にならないよう頼みたいとの意見があった。
引き続き松田議長より、選挙について、投票用紙は無記名とし「○」と「×」のみが有効となり、「○」が信任となること、議決は寄附行為第32条第6項および第28条により出席評議員の過半数の賛成をもって承認とする旨の説明があり、投票に入った。開票の結果、賛成過半数により、下記の候補者が理事に選出された。
ここで、理事選出の開票集計時の休憩に併せて開催された臨時幹事会について、遠藤代表幹事より、互選の結果、代表監事に遠藤孝一評議員、副代表幹事に池野進評議員が選出されたとの報告があった。
原元総務室長より、文書評議員会の規定を追加する内容の寄附行為変更の認可申請について、環境省より12月施行予定の新法の趣旨に逆行するとの理由により認可できないとの回答があり、申請を取り下げたこと、併せて本寄附行為変更認可を発効条件としていた評議員会規程第3条変更について実施しないこと等、資料にもとづき報告があった。
原元総務室長より、新制度対応検討委員会の一次答申に対する意見聴取を実施したこと、佐久間仁委員の評議員退任に伴い川端一彦評議員が委員に選任されたこと、4/25に新制度対応検討委員会(第3回)を開催したこと、また本部支部の名称について変更が必要となること等、資料に基づき報告があった。
橋口評議員より、支部名称について例を3パターン挙げているが、「日本野鳥の会」を名乗れなくなることに抵抗があるとの意見があった。
山田評議員より、本部が指導力をもって対応しないと混乱を招くと思われること、本部支部が一体感を持てる名称が望ましいこと、早急によりよい方向で検討願いたいとの意見があった。
中村桂子評議員より、山田評議員に賛成としたうえで、本部の意向を聞きたいこと、京都支部は「日本野鳥の会」の名前を失いたくないとの意見があった。
石部評議員より、長年続いてきた「日本野鳥の会」の名を守ってほしいこと、一枚岩であることを示してほしいこと、支部に任せると混乱するので本部で決めてほしいとの意見があった。
蓮尾純子評議員より、〜部会、〜部、〜クラブ、〜の会、あるいは何もつけず地域名のみ、も考えられること、「日本野鳥の会」を残したいというのは共通の意見と思われること、メーリングリストを活用して早めに支部の意見を洗い出したらどうかとの意見があった。
佐藤副会長より、今回の法改正に伴い支部など任意団体について整理が必要とされていること、これまで確認したところでは「日本野鳥の会」は本部支部とも冠に使えるが「支部」の表現は使えないこと、なお「日本野鳥の会」は商標登録されていること、NPO法人であれば「支部」の名称をそのまま使えること、現在のままでは本部が公益認定されない恐れがあること、本部の名称を変更しないとする報告資料のA案をベースに今後方針を決めたいとの説明があった。
伴野正志評議員より、89支部の足並みが揃うとは思えないためNPO法人化の例を出さないでほしいとの意見があり、佐藤副会長より、現行支部規程でも支部は任意団体でもNPO法人でもよく、支部が選択することになっているとの回答があった。これに対し伴野評議員より、会員離れを防ぐためにも名称の統一性が重要と思うとの意見があった。
川端副議長より、質問・意見を出した評議員に対し、これまでの議案審議および資料における回答について補足や意見があるかを尋ねたところ特になかった。
遠藤代表幹事より、前任期の第10期で設置した評議員会メーリングリストについて、第11期でも継続したいとの提案があり了解された。
以上により、17時15分、平成20年度第1回評議員会(定例)(第41回)は終了した。
上記の審議を明確にするため、この議事録を作成し、議長および議事録署名人の名において署名、捺印する。
(総務室/吉家奈保美)
国内では、風力発電施設の設置数が増えるにつれ、風車に鳥類が衝突して死亡する等の事例が報告されるようになってきました。しかし国内では、風力発電施設が鳥類に与える影響について、影響評価の基礎となるような系統的な調査がほとんど行われていません。この原因として、標準的な調査方法が確立、普及されていないという技術的な問題が大きなネックとなっています。そこで、各地で影響調査が実施され、鳥類への影響緩和が行われるための基盤としてこの技術的問題を解決するため、鳥類への影響に関する調査方法について、実地で講習会を行います。講習会には米国より講師を招き、実際に米国で行われている調査方法を学び、さらに国内における適用可能性や方法論を検討していきます。
講習の内容は、行動観察の方法、死体の捜索方法、死体の発見効率と調査者間での誤差の推定方法、死体の持ち去り率の推定方法などを予定しています。なお、当日は教科書として調査方法のマニュアルを配布いたします。
風力発電問題に取組んでおられる支部の皆様にご参加いただきたく、ご案内いたします。
※ | ご自宅などから三沢駅までの往復の交通費、食費および現地宿泊費(1泊8千円程度)は、自己負担とさせていただきます。 |
※ | 三沢駅から会場までは、送迎いたします。 |
※ | お名前、ご所属の支部名、ご連絡先(Eメール、Fax番号、またはお電話番号)を明記してお申し込みください。 |
※ | 募集人数:5名 |
※ | 募集締切:9月20日 |
(自然保護室/浦達也)
毎年、皆様からご好評をいただいております「ワイルドバード・カレンダー」。このカレンダーに、皆様の支部名等を刷り込むことができます。探鳥会での販売物として、おつきあいのある関係先様、団体へのご挨拶の品として、ぜひ、ご活用ください。
先日、各支部販売事業ご担当者様宛に、ご案内書(申込書付)をご送付申し上げました。ご注文は100部以上から25部単位で承っております(価格は下記をご参照ください)。
名入れカレンダーの仕様は「紙綴じ製本」で、各月毎にミシン目で切り離してご利用いただきます。一般販売用カレンダー(ペーパーリング製本)とは製本方法が異なりますので、予めご承知おきください。
=名入れカレンダー価格表= | |||
100 | 〜 | 275部 | 910円 |
300 | 〜 | 475部 | 780円 |
500 | 〜 | 975部 | 705円 |
1,000 | 〜 | 2,975部 | 595円 |
3,000 | 〜 | 5,000部 | 540円 |
普及室 販売出版グループ(担当:瀬古 TEL:03-5436-2623 FAX:03-5436-2636 [email protected])までお願いします。
(普及室/瀬古智貫)
会誌「野鳥」8月号に「真夏のグッズ特集」チラシを同封させていただきました。支部販売事業ご担当の皆様には、このチラシについての支部卸販売のご案内を別途お送りいたしました。掲載されている商品は、すべて支部卸販売の対象商品となっております。探鳥会やイベント等で会員や参加者の皆様にご案内ください。支部でご注文を取りまとめていただければ、支部卸価格で販売させていただきます。商品を通じたコミュニケーション、支援者の輪の拡大に、ぜひご活用ください。
虫の多いこの季節。暑いだけでもウンザリなのに、顔の周りを飛ぶ虫でイライラ・・という経験はございませんか? そんな時、帽子をかぶらないでそのまま顔を被えるのがこのネットです。折りたたんで収納できるので、持ち運びも便利です。
オリンパスの各種双眼鏡は、充実した性能、かつ、たいへんお買い得な価格になっています。サマーフェアのチャンスを逃してしまった方におすすめです。
暑い夏に野外に出るのが苦手な方は、野鳥のさえずりや虫の鳴き声の入ったCDを聞いて、癒されませんか? 声の聞き分け方や解説は入っていませんが、カッコウやキビタキ等の綺麗なさえずりや、夏の終わりから秋に聴けるコオロギやマツムシの鳴き声等、涼しい気持ちにしてくれる心地よいサウンドをお楽しみいただけます。
@ | 支部を通じてのお求めは⇒ 各支部の販売事業ご担当者様まで |
または | |
A | 個人でのお求めは⇒ (財)日本野鳥の会 普及室 通信販売係 |
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル | |
TEL:03-5436-2626 FAX:03-5436-2636 |
(普及室/瀬古智貫)
6月に開催された北海道ブロック協議会において、平成20年度予算について、赤字決算が続いているのに何故予算は黒字になっているのかとのご質問があったとのことですので、改めて平成20年度予算についてご説明いたします。
これまで赤字解消のため、退職職員の不補充による人件費削減や、移転統合による固定家賃の削減などを進めるとともに、収入に結びつく新規事業の立ち上げや新商品の開発などによる収入増を図ってきましたが、思うように進まず、予算編成時の平成19年度決算見込も約3,600万円の赤字が見込まれていました。(実際の平成19年度収支決算額は△5,000万円、事務所の移転費用を除く実質的な赤字額は△3,700万円)また、次期繰越収支差額も1億円を割り込むこととなり、これ以上赤字が続きますと日常の運転資金が不足し、自転車操業に陥る恐れがありますので、なんとしても黒字に転換することが必要です。
そこで平成20年度は、予算収支の均衡を最優先とし、以下の4点の方針のもと事業内容を厳しく絞り込んでいます。
(1)職員数の圧縮による固定経費の削減(退職者の不補充による)
(2)全事業の見直しによる業務整理(支出削減)と余裕人員(マンパワー)の確保
(3)休止可能な事業の財政改善までの休止(ストリクス発行、支部事業補助金など)
(4)財政改善(特に会員増)を目指した事業の実施(業務の整理と捻出したマンパワーの有効活用)
具体的には、法人特別会費収入約600万円増、出版物刊行事業収入約2,000万円増等の大幅な増収目標を組み込み、支出削減のために、野鳥誌1号を合併して年間11号とすること、ウトナイ湖サンクチュアリの開館日を減らすこと、総人員数を1名減らすこと等でほぼ収支均衡の予算を組んでいます。
平成20年度も4ヶ月余りが過ぎましたが、赤字解消に向け、引き続き事務局一同努力をしております。野鳥誌の1号休刊等、会員、支部の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
(総務室/岩下路子)
次回の支部報取りまとめ発送日は9月12日(金)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、支部ネット通信2008年4月号をご覧下さい。)
(総務室/吉家奈保美)
(会員室/齋藤英一郎)
(会員室/上田康之)
(会員室/上田康之)
●全国ブロック・支部連絡会にご参加を
先月号でお伝えしましたが、今年の全国ブロック・支部連絡会は11月15〜16日に東京で開催予定です。
全国で活動する仲間が一同に集まれる数少ない機会と思いますので、どうぞ各支部からのご参加をよろしくお願いします。
●電子メール配信をご登録ください
本通信は電子メールでもお送りしています。お申し込みは支部単位で下記のメールアドレスまでどうぞ。各支部2アドレスまでご登録いただけます。
また第1号からのバックナンバーはインターネットでご覧いただけます。URLは次のとおりです。
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index.html
(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第53号 ◆発行 財団法人日本野鳥の会 2008年8月25日 ◆担当 会員室 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル TEL:03-5436-2632 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected] |