No.35 2007年2月号 |
■2007年のブロック会議予定■ 今年開催されるブロック会議で、これまでに財団事務局へ開催日などの通知をいただいていますのは下記のとおりです。 |
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(会員室長/小林 豊) | ||||||||||||||||||||||||||||
■2006年のブロック会議 追加報告■ 前号に掲載いたしました2006年ブロック会議一覧の記事につきまして、東北ブロック・青森県支部の針生倖吉支部長より、追加の情報をいただきましたのでご報告します。情報の把握が不十分で大変失礼いたしました。またご連絡いただきありがとうございました。 ●東北ブロックの追加情報 この他のブロックでも追加の情報がございましたら、どうぞご連絡ください。 |
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(会員室長/小林 豊) | ||||||||||||||||||||||||||||
■鳥インフルエンザへの対応について■ 先月中旬から、宮崎県(3ヶ所)と岡山県の養鶏場で、相次いで強毒性の高病原性鳥インフルエンザの感染が発生しています。現地の養鶏業者はじめ多くの関係者が多大な損害を被られていることにお見舞い申し上げます。また世界的に人命までもが失われていることを深く憂慮しています。 すでに当通信のメール版臨時号(39、40、41号)にて速報をお伝えしておりますが、この問題についての基本姿勢と対応体制について改めてまとめてお伝えいたします。日本において野鳥がすこやかにすごすことができるように、皆さまも今後ともご協力のほどをお願いします。 1.取り組みの基本姿勢 2.発生時の対応 3.事務局の対応体制 4.2007年1月の国内発生への対応状況の概要
(参考1)各支部への初動のご連絡内容の例 --------------------------------------------------------------------------------------------------- ●自然保護室から宮崎県支部へ 日時 : 2007年1月12日 6:44 宮崎県支部 前田幹夫 様 中村豊 様 恐れていた鳥フル、清武町での発生の報道を昨夜遅く見ました。 これまでの事例では、 発生地周辺、10kmでの野鳥の生息状況(生息種と密度) 水鳥の集中渡来地までの距離とそこの種構成 周囲での野鳥の異常の有無 がまず調べられます。県の保護課でわかればそれで済みますが、支部にも照会がある可能性が高いです。 また、発生地周辺での捕獲調査も行ない、ウイルスの存在の有無も調査を行うと思います。これは、山階鳥研経由となります。 この関係、日本野鳥の会の事務局として連絡先は金井になりますので、なにかあればご連絡ください。 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 支部からのご返信 日時 : 2007年1月12日 17:56 金井様 発生現場は宮崎大学医学部ちかくの畑の中です。周辺(半径500b)以内には民家や学校などもすぐ近くにあります。野鳥類ではシロハラ2、スズメ6、ハシボソガラス2羽を確認しました。野鳥がいっぱいいる様子ではありません。鶏舎から約1キロのところにため池はありますが、カモの数は多くありません。県内の鶏舎は普通、人の少ない山間にあります。ここの場合は民家に囲まれた畑にあります。野鳥からという線は想定できない環境です。カラスも上空を飛んだのが2羽でした。写真はあとで送ります。 前田 幹雄 --------------------------------------------------------------------------------------------------- (参考2)政府の対応状況 (1)農水省 各県の発生事例について、発生養鶏場での防疫処理については食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会家きん疾病小委員会において検討している。また感染経路については、高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チームを設置して、検討を行っている。 http://www.maff.go.jp/tori/kentoukai/index.html (2)環境省 緊急対処については、鳥インフルエンザ等専門家グループを召集し検討を行なっている。 http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html |
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(自然保護室長/古南 幸弘) | ||||||||||||||||||||||||||||||
■日本版鳥類レッドリストが改定される■
この新しいリストでは、絶滅の恐れのある種として92種があげられ、他に準絶滅危惧18、情報不足17種、絶滅の恐れのある地域個体群2種がリストアップされました。合計種数では旧リストに比べてランクが下がった種が11種あった一方、ランクがあがった種が26種もあり、総種数では3種の増加となりました(新リスト参照)。新たにレッドリストに上げられたのは、シマアオジ、ミゾゴイ、アカモズ、ズグロミゾゴイ、ベニアジサシ、ヒメウ、サシバ、ヒクイナ、ヨタカの9種です。新たにリストに上げられたり、ランクの上がった種には、島嶼に生息する種と草地や里地の環境を生息環境とする種が多くみられます。
「日本における絶滅のおそれのある野生生物種のリスト」(通称レッドリスト)は、平成3(1991)年に環境省によるレッドデータブックの発行の後、平成10(1998)年に改訂リストが公表されていました。今回は、平成14年から進められていた改訂作業によるものです。 改訂の検討は、環境省が絶滅のおそれのある野生生物種の選定・評価検討会の下に分類群毎に分科会を置いて行われました。鳥類については、藤巻裕蔵・帯広畜産大学名誉教授を座長に、合計5名の委員により検討が行われました。当会からは、金井裕・自然保護室主任研究員が委員となっています。 レッドリストは、平成10(1998)年公表リストよりIUCNのレッドリスト基準を基本に選定が行われるようになりました。検討は亜種単位で行われ、迷行種を除く700種が対象となりました。検討のためには可能な限り科学的データを収集する必要があります。生息データの収集は、全国の研究者や野鳥観察を行っている方々の協力を得て進められました。当会が現地調査を実施した全国繁殖分布調査結果や、各地の当会支部による地域での調査データが改訂検討にあたって重要な役割を果たした種も多くあります。 2.掲載種数 レッドリストには、絶滅、野生絶滅、絶滅のおそれのある種、準絶滅危惧、情報不足、絶滅のおそれのある地域個体群が掲載されています。準絶滅危惧は、なんらかの要因で生息状況が悪化すると絶滅のおそれのある種に容易に移行する種、情報不足は生息情報が少ないため判定ができないが、生息数が多いとは思えない種で、どちらも生息状況等の監視など注意を要するものです。 絶滅のおそれのある種の総数は92種となり、鳥類の評価対象種の約700種のうち、13%の種に絶滅のおそれがあるという結果となりました。すでに絶滅してしまった種や、レッドリスト掲載直前の準絶滅危惧種なども含めると、生息保全上問題があるとされる種の合計は、20%を越えました。 絶滅のおそれのある種は、絶滅危惧TA類の21種、絶滅危惧TB類の32種、絶滅危惧U類の39種という内訳になります。絶滅危惧U類は前回の47種から8種減りましたが、絶滅危惧TA類は17種から4種の増加、絶滅危惧TB類は25種から7種の増加と、絶滅の危険性の高いランクが増加しており、全体的に悪化していることが示されます。
前回よりランクが下がった種が11種となりました。ランクが下がるということは、絶滅の恐れが減少したと判断されるので、基本的には喜ばしいことなのですが、種によって状況がことなります。ランクの下がった種には、オオトラツグミ、オーストンオオアカゲラ、アマミヤマシギ、アマミコゲラ、ルリカケスの奄美大島の固有種、あるいは主要な生息地となっている種が多く含まれます。奄美大島では、近年は森林伐採量が減少する一方で、過去の伐採地の樹林が成長し、生息環境が好転しつつあることは確かです。しかし、生息数が増加している傾向があるのではなく、現地での調査・生息状況監視体制が整い、生息数把握の精度が向上した結果をIUCNの基準に照らしたところ、ランクの変更があったものです。オリイヤマガラも生息数の最新評価からランク変更がありました。コシャクシギ、セイタカシギ、オリイヤマガラ、チシマシギは、アジア地域での分布状況も加えた評価の結果です。ウスアカヒゲは、分類記載された当時より長期にわたって生息記録がなく、自然の分布状況そのものもよくわからないことから、情報不足のランクへ変更されました。 注目されるのが、オオタカが準絶滅危惧種となったことです。昨年まとめられた、環境省とオオタカネットワークの最新の生息状況調査の結果より判定されました。オオタカは、生息数が少ない上に密猟が絶えず、30年前より密猟監視や生息地の保全活動が行われてきました。この保全活動の成果と言えます。 4.ランクの上がった種 ランクの上がった種、つまり状況がより悪くなったと判断された種は26種もあり、深刻な事態と言えます。以下にランクごとに新たに加わった種を見てゆきます。 1)絶滅危惧IA類 絶滅のおそれのもっとも高い絶滅危惧IA類にはあらたに、クロコシジロウミツバメ、シマハヤブサ、ヤンバルクイナ、ヘラシギ、アカガシラカラスバト、チゴモズ、シマアオジの7種が加わりました。シマハヤブサは、生息推定数の再評価による変更ですが、その他の鳥は生息数が大きく減少しているとの判断によります。ヤンバルクイナは外来生物のマングースやノネコ、アカガシラカラスバトはノネコによる捕食が減少の要因とされています。 2)絶滅危惧IB類 14種が加わることになってしまいました。このうち、ヒメウ、ミゾゴイ、リュウキュウツミ、オオクイナ、シマクイナ、ナミエヤマガラ、ハハジマメグロは生息個体数の再評価によるものですが、クロウミツバメ、チュウヒ、ブッポウソウ、アカモズ、ホントウアカヒゲ、アカコッコ、ウチヤマセンニュウは生息数が減少しているとの判断によります。クロウミツバメはネズミ類による捕食、アカコッコは三宅島におけるイタチによる捕食と噴火、ウチヤマセンニュウは三宅島での噴火の影響が大きいと判断されました。 ブッポウソウとアカモズは全国に普通に見られた種ですが、現在は生息確認地点が限られています。 3)絶滅危惧U類 ズグロミゾゴイ、サシバ、ヒクイナ、ベニアジサシ、ヨタ力の5種が加わりました。サシバ、ヒクイナ、ヨタカは里地や山麓地域の普通種でしたが、地域によっては生息確認ができないくらい減少率が著しい種です。サシバは関東南部以西で生息地が限られてきており、渡り中継地での個体数の減少率も著しいため、リストに載りました。ヒクイナとヨタカは、西南日本では生息確認がまだ多いですが、中部以東では生息確認地点が極めて限られています。 4)ランクの上がった種の特徴 ランクの上がった種にはいくつかの特徴が見られます。 ・島嶼性の鳥が多い 14種が島に生息する種です。もともと限られた生息地にネズミ類やマングース、ノネコ、イタチといった外来生物が侵入し、個体群に打撃を与えていることが、ランクが上がってしまった大きな要因です。 ・里地や農村環境の鳥 7種が、水田地帯や山麓部の里地あるいは草地に生息する種です。里地の管理形態や農地の構造変化により、樹林環境の変化や草地の減少、水田・農地の環境変化が影響していると考えられます。 ・夏鳥が多い 8種が夏鳥で、2種が旅鳥です。越冬地や渡り経路環境変化や狩猟の影響についても、情報の収集が必要です。 5.準絶滅危惧と情報不足 準絶滅危惧にヨシゴイ、カラシラサギ、カリガネ、ウズラ、アカヤマドリが、情報不足にオシドリが加わりました。ウズラは、情報不足から準絶滅危惧となりましたが、繁殖分布調査の結果比較から繁殖確認地点が減少していることが明らかになったことが、変更に寄与しました。ウズラとアカヤマドリは狩猟鳥ですが、今後、見直しの検討が行なわれると思います。 6.日本野鳥の会の絶滅危惧種保全活動 日本野鳥の会は、レッドリスト種への保全活動を行っています。 1)絶滅危惧TA類の鳥 クロツラヘラサギの保全について、国内では日本クロツラヘラサギ・ネットワークと協力して、生息状況の把握や生息地の保全活動を、アジア地域全体としては、バードライフ・アジアやクロツラヘラサギの繁殖地や越冬地となっている各国と連携して情報交換にあたっています。また、シマフクロウの保全のため、保護の網のかかっていない生息地の土地を購入し野鳥保護区を設置しています(サンクチュアリ室)。 カンムリワシ(八重山支部)やヤンバルクイナとノグチゲラ(やんばる支部)のように支部の皆さんが調査や保全活動を行っている種もあります。 2)絶滅危惧TB類の鳥 三宅島に生息するアカコッコとウチヤマセンニュウの保護のため、生息状況の調査と外来の捕食者となっているイタチの対策を行っています(サンクチュアリ室)。ヤイロチョウは高知県支部や宮崎県支部など主要な生息地である九州や四国の支部が保護活動に取り組んでいます。ブッポウソウは岡山県支部や広島県支部など中国地方の支部が巣箱による保護活動を行い、全国各地の支部も取り組みが広がっています。サンカノゴイ、イヌワシ、クマタカ、チュウヒについて、各地の支部で生息地保全の取り組みが行われています。 3)絶滅危惧U類の鳥 タンチョウについては、シマフクロウ同様、当会独自の野鳥保護区の設置や生態調査に取り組んでいます。ナベヅル・マナヅルについては、佐賀県支部や伊万里市と越冬地分散のための生息地整備の事業を行うとともに、九州・四国・中国地方の支部と協力しながら越冬分散のための活動を行っています。トモエガモについては、片野鴨池サンクチュアリが韓国とも連携して調査を行い、水田での生息環境保全活動も進めています。コアジサシやハヤブサなど、各地の支部が生息地保全活動を行われている種があります。 4)今後の取り組み 新たにレッドリストに加わった種、ランクが上がった種が多数あるなか、これらを含め、絶滅を回避するための保全活動を行うには、生息状況や生態についてもっと情報が必要な種が多数あります。支部や会員の皆さまと協力して、必要な情報を集め、実際の保全活動も進めて行きたいと考えています。レッドリスト種の皆さまの支部活動の情報について、自然保護室までお寄せいただければ幸いです。 なお環境省からの発表資料は、インターネットの以下のサイトでご覧いただけます。 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7849 2006年12月22日、鳥類、爬虫類、両生類及びその他無脊椎動物のレッドリストの見直しについて 【参考:レッドリストの各ランクの定義】 <絶滅(EX)>我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 <野生下絶滅(EW)>飼育・栽培下でのみ存続している種 <絶滅危惧>(絶滅のおそれのある種) 絶滅危惧T類 絶滅の危機に瀕している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、野生での存続が困難なもの。 −絶滅危惧TA類(CR) ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの −絶滅危惧TB類(EN) TA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの 絶滅危惧U類(VU) 絶滅の危険が増大している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧T類」のランクに移行することが確実と考えられるもの <準絶滅危惧(NT)> 存続基盤が脆弱な種。現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」とし上位ランクに移行する要素を有するもの。 <情報不足(DD)> 評価するだけの情報が不足している種 <絶滅のおそれのある地域個体群(LP)> 地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの |
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(自然保護室長/古南 幸弘) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■カエルツボカビ症侵入緊急事態宣言について■ 昨年12月25日、カエルツボカビ症という両生類だけにかかる致死性の高い伝染性の皮膚病の病原菌が、日本に侵入したことが明らかになりました。この事態を重く見て、当会は関係団体と共に、「カエルツボカビ症侵入緊急事態宣言」(下記)を1月13日付けで公表しました。皆さまも以下の点について、支部報等を通じて広報にご協力いただければ幸いです。 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 両生類は世界中で約1/3の種が絶滅の危機にさらされていますが、この急激な絶滅を加速させている原因の一つとして、1998年に発見された「カエルツボカビ症」という病気があげられています。現在、ツボカビはIUCN(国際自然保護連合)による外来生物ワースト100にもリストされ、世界的な監視が必要とされています。 昨年12月25日、このカエルツボカビ症の病原菌が、アジアではじめて日本に侵入したことが明らかになりました。この事態を重く見て、当会は関係団体と共に、「カエルツボカビ症侵入緊急事態宣言」を1月13日付けで公表し、以下のようなことを呼びかけています。 カエルツボカビ症は、真菌(カビ)の一種がカエルの皮膚に感染することによって引き起こされ、致死率が高く(90%以上)伝播力が強いために世界中で猛威をふるい、すでにオーストラリアや中米の両生類が壊滅的な打撃を受けています。また、野外における防除方法は、確立されていません。野外のカエルに流行した場合、根絶は不可能です。このため、オーストラリアでは輸出入検疫を強化するなど、国をあげて対策に取り組んでいるところです。 この感染症が原因でカエルの個体数が減少したり、絶滅に至る可能性があります。多くのカエル類が減少すると捕食していた昆虫などの増加、カエル類を主な餌としていた上位の捕食者(鳥類やヘビなど)への影響からわが国固有の生態系全体が破壊されてしまう恐れがあります。 カエルツボカビ症は、真菌(カビ)の1種がカエルの皮膚に感染することによって起こります。両生類の皮膚に感染したツボカビは、そこで増殖して、鞭毛の付いた遊走子を水中に放出します。それが水中を泳ぐことで、他の両生類に感染します。両生類、特にカエルにツボカビが感染すると、多くのカエルが死にます(致死率90%以上)。さらに、伝播力が強く、次々に広がっていきます(胞子100個程度の感染で、カエルが発症します)。このため、世界中で猛威をふるっており、特にパナマでは、ツボカビが侵入してから僅か2ヶ月の間に生息していたカエル集団が全滅したという報告もあります。これまでに北中南米、アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、欧州と世界中で確認されています。現在では、このツボカビ症が、地球規模で進行している両生類の劇的な生息数の減少や絶滅をもたらしている主な原因ではないかと考えられています。 元々アフリカが起源と考えられており、もともとの宿主であるアフリカツメガエルは無症状です。しかし、他の多くの種類のカエルがツボカビに感染すると病気になります。アフリカツメガエルが世界中に輸出され、それとともにツボカビも拡散していったと考えられています。他に、ウシガエルや、ペット用あるいは展示用として取引されている両生類が伝播の役割を果たしている可能性もあります。また、養殖魚や観賞魚とともに輸送される水にツボカビが含まれていて、それによって拡散した可能性も考えられます。また、人の様々な行動が、ツボカビを含む土壌や水を、無意識にいろいろな場所に運んでしまうこともあります。 ツボカビは、動物に寄生していなくても、野外で長いときには7週間も生き続けます。そして、カエルなどの動物が近くに来ると再び感染します。このため、世界中でいろいろな対策がとられている現在でも、相変わらず猛威を振るい続けています。今、日本で重要なのは、絶対、野外にツボカビを出さないことです。一旦、野外にツボカビがはびこると、根絶することは不可能です。 ツボカビは両生類(無尾類、有尾類)と淡水性のエビに感染することが明らかになっていますが、人に感染することはありません。人以外の哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類にも感染しません。ただし、人は手や靴に付着した病原体を別の場所に運んでしまう危険性があるので、ツボカビに汚染されている可能性のあるカエルを取り扱ったり、生息地に行った場合は、手や靴、備品などを、徹底的に消毒する必要があります。 現時点では、海外から輸入されたカエルが室内で死んだ死体から検出されたのみで、野外への侵入が確認されているわけではありません。しかし、一旦野外に侵入すれば除去は不可能とのことです。今重要なのは、カエルを飼育している方々が飼育の管理をきちんと行い、また死体や病気個体、それらの飼育に用いていた水、土などを絶対に野外に捨てないこと、また飼育中のカエルも野外に捨てないことが非常に重要です。また飼育中のカエルに異変があった時には、すぐにすみやかに動物病院や専門の研究機関へ連絡をすることが必要です。皆さんの身の回りに、ペット店から購入したカエルを飼っている方がいましたら、ぜひ、このことをお伝えください。 これからカエルの生息地にバードウォッチングに出かける機会も増える季節になりますが、もしも同時に多数の両生類が死んでいたのを見つけた場合には、すみやかに自然保護室までご連絡ください。不必要な生体の採集・持ち帰りは控えてください。また、ツボカビ症が流行している国でトレッキングに使った靴は、靴底に付いた土を良く洗ってから使って下さい。 なお以下の宣言文と、関係する各種の解説資料は当会のHPにも掲載し、資料は随時更新していますのでご参照ください。 2007年1月13日
カエルツボカビ症侵入緊急事態宣言
世界の両生類(カエル、サンショウウオ、イモリなど) 5,743種のうち、120種が 1980年以降に絶滅したと推測され、さらに1,856種(32%)は絶滅のおそれがあるとされています。このような急激な絶滅を加速させている原因の一つとして、1998年に発見された「ツボカビ症(chytridiomycosis)」があげられています。現在、ツボカビはIUCN(国際自然保護連合)による外来生物ワースト100にもリストされ、世界的な監視が必要とされている感染症です。 ●国民の皆様へ ●動物輸入および販売業者の皆様へ ●大学、研究機関、動物園、水族館の皆様へ ●マスコミの皆様へ ●関係省庁の皆様へ ●自然観察や野外調査を行なっている皆様へ ●関連情報参照ホームページ 麻布大学 http://www.azabu-u.ac.jp/ (本件に関する連絡先) |
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(自然保護室長/古南 幸弘) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■道東の野鳥保護区をレンジャーがご案内します!■ 当会では、タンチョウやシマフクロウの生息地を保全するため、土地の購入等の方法により確保し、野鳥保護区を設置しています。現在、野鳥保護区は、全国で22ヶ所、1,700.3ha、このうち北海道東部には18ヶ所、1683.0haとなりました。 野鳥保護区は、基本的には、立ち入りを制限し、手をつけずに保全することにしています。しかしながら、レンジャーが同行すれば立ち入り可能な場所や、北海道の原風景を残した素晴らしい景観を楽しめる場所があります。そこで、今年から支部の遠出探鳥会、ツアーなどで野鳥保護区を見ていただけるように、レンジャーがガイドを行うことにいたしました。どうぞこの機会に、会員の皆様のお力で守られている素晴らしい自然を見ていただければと思います。 ●対象の探鳥会、期間など
●ご案内する野鳥保護区 (1)早瀬野鳥保護区別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)
(3)渡邊野鳥保護区ソウサンベツ
(4)藤田野鳥保護区酪陽(らくよう)
(5)エクソンモービル野鳥保護区春国岱(しゅんくにたい)
●野鳥保護区満喫のおすすめモデルコース この他のコース、日程、時期、見るものなど、ご相談に応じます。ご遠慮なくお問い合わせください。 ●申し込み・お問い合わせは: |
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(サンクチュアリ室/富岡 辰先) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■佐賀県支部 愛鳥指導の取り組み■ 昨年9月、長崎で行われた九州・沖縄ブロック大会の席上で、会長が支部ネット通信8月号の記事を取り上げられ、栃木県支部と茨城支部の学校対応への取り組みについて紹介されました。すると、その場で複数の支部から「うちの支部でもやっているから取材に来てもいいよ」というお声をいただきました。 そこで、今回は手を上げていただいた支部のうち、佐賀県支部の学校対応の現場に永松愛子(福岡市油山自然観察の森のチーフレンジャー)がお邪魔してその活動を取材させていただきましたのでご報告させていただきます。 (普及室長/箱田 篤只) |
2007年1月17日(水)朝8時30分、集合場所の運動公園(東山代町)に佐賀県支部の馬場清さんはじめ、メンバーの方々が集まってこられました。ところが、雨がポツポツ降っています。案の定、学校から明日に延期との知らせ。 「探鳥会はできるとになあ」と皆さん顔を見合わせておられました。 世話役の馬場さんは、さっそく「明日は誰が来れるのか?」とメンバーの方々に確認を取っておられました。 子供達との探鳥会の様子は見ることができませんでしたが、お話を伺いましたのでご紹介いたします。 メンバーは馬場清さん(普及部長)・松原忠夫さん・江口純正さん・福田武利さん・安井淳一郎さん・石丸英輔さん(会員・伊万里鶴の会会長)です。 ●佐賀県支部の愛鳥普及活動(愛鳥モデル校指導事業) 佐賀県支部の愛鳥普及活動は、今から10年前、佐賀県支部が誕生してから2年目の1997年から、佐賀県庁で鳥獣保護業務の担当部局から愛鳥普及事業の委託を受けたのが始まりです。 モデル校として指定を受けると、その学校では5年間継続して活動を行います。毎年10校の小中学校が対象ですが、2校ずつ入れ替わります。指定校は海辺や山間部、都市部など、県内くまなく対象になっています。また、全学年で16名の小さな小学校から、多いときには1学年200名近くの中学校までと、学校によって、人数も対象となる学年も様々です。 なお、これまでの取り組みの中で、子ども達の関心の度合いや集中力の持続する時間等を振り返ると、小学校4年前後の子ども達の関心や反応が最も強く、多くの小学校では現に、4年生を中心とした取り組みとなる傾向が見られます。 ●パズルのような日程調整 年度初めに、日程や活動内容、実施に当たって把握しておきたい事項などを把握しておくため、まずは各モデル校の担当先生宛てにアンケート調査を行います。 活動内容として、@探鳥会(11月〜3月)、A愛鳥講演会、B給餌台の作成や設置、C巣箱の作成や設置、D鳥の水場の設置や管理、E鳥の餌木の植栽や管理(2月〜3月)、F野鳥衝突防止物の作成や設置(支部独自企画)、G野鳥に関する寸劇(小学低学年向き・支部独自企画)などを挙げて、その他、特に準備が必要な物に関してや実施時期の希望などを答えていただくようにしています。 また、このアンケートには、それぞれの取り組みで期待できる効果や、一方で、想定される課題などについても触れるようにしています。 このアンケートの回答を元に、日程調整や実施内容の調整・準備作業にかかるわけですが、これがなかなかのくせ者。 いつまでたってもアンケートの回答が返ってこない学校や、中にはアンケート用紙そのものを無くしてしまう先生もいらっしゃるとか。 馬場さんのご苦労がしのばれます。 馬場さんは、この事業の本締め的役割を担っておられていますが、実際には、学校ごとに担当者を1名ずつ決められています。 毎回、多い時には6〜7人のスタッフが必要なのですが、支部会員で平日に動ける方は限られ、メンバーはどうしても固定化しがちなのが悩みの種だそうです。やはり、スタッフ集めが一番の苦労の種だそうです。 また、1校につき、年間1回〜3回の対応が普通ですが、実施時期が集中しやすく、特に11月などは、スタッフの皆さん、佐賀県内を東奔西走という状況になります。 ちなみに、今回おじゃました伊万里市から、次週実施予定の鳥栖市まで、車で2時間くらいの距離があります。 ●他の支部ではめったに見られないユニークな取り組み、劇団『野鳥座』 ●地元の他団体との共同の取り組み、モデル校以外への広がり ●思い |
(サンクチュアリ室福岡市油山自然観察の森担当/永松 愛子) |
■11月号「支部探鳥会の集計結果」へのご意見について■ 昨年11月号の支部ネット通信で、「支部探鳥会の集計結果」をご報告いたしましたところ、大阪支部のご担当者から次のようなご意見をいただきました。 「この報告の中で気になる点は、大阪支部がリーダー1人当たりの参加者数が少ないこと、それが問題視されているように記述されていると思われることです。この点、疑問に思いましたので、リーダー1人で20人近いと報告されている支部にも所属している方に確認した所、1名となってはいても実際はベテラン参加者の何人かが手伝っているとのことでした。私としては、大阪支部がリーダー1人あたりの参加者数が少ないことは、探鳥会参加者へのサービス(鳥の説明のみでなく、参加者の安全面などを含む)が行き届いていると思っています。」 ご指摘の点につきましては、まったくそのとおりで、リーダー1人あたりの参加者の人数が少なければ少ないほど参加者への目が行き届き、サービス向上や安全確保につながる要素となっていると思います。また、リーダーの層が厚ければ厚いほど安定した探鳥会運営を可能にしていると思います。 |
(普及室長/箱田 敦只) |
■「支部報とりまとめ発送」次回のご案内■ 次回の支部報取りまとめ発送日は3月13日(火)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、支部ネット通信2006年6月号をご覧下さい。)
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(総務室/吉家奈保美) | |||||||||||
■50年以上継続会員の本部会費を免除します■ |
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(会員室/伊野 純子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■年末入会DMで97人入会!■ 本通信2006年11月号でお知らせしました入会DMですが、昨年12月中旬に入会をお願いするDMを23,837名にお送りしました。対象者の内訳は過去に退会された方9,425名、過去にイベント等に参加された方14,412名で、それぞれ、以前にDMをお送りしたことがないなどの条件で送付対象を絞込んでします。 このDMには、あいさつ状の他に入会パンフ、活動パンフ、個人情報保護確認用紙を封入しており、最近の会の活動を知っていただき入会をお願いするとともに、個人情報を当会に引き続き残されるかどうかも合わせて伺いました。この結果、1月末日までに計97名の方に入会・再入会いただくことができました。 前述のように1月は会員数が久々に増加しておりますが、このDMの成果と、入会パンフ請求数の増加が主な要因になっています。入会パンフ請求数が増えているのは、広告やトリーノ等の効果と考えられます。 個人情報削除またはDM送付不要の依頼を寄せられた方は1,036名、宛先不明による返送は1,278名分でした。これらの方のデータについては、速やかに個人情報の削除またはDM送付時の抽出対象から除外する処理を行いました。この措置により、今後入会のご意志が無く当会からのご連絡も望まれない方の個人情報を保持するリスクを低減する効果があったと考えております。 今回のDMでは従来の茶封筒ではなく後述の寄付DMとともに専用のデザイン封筒(図)を作成・使用しました。半透明の窓枠からあいさつ状が見えるようにして開封率が高まるように工夫しています(窓部分にビニールを使用しないエコ封筒です)。またこれにより封筒を入会や寄付といった違う宛先で共用でき、コスト削減にもなっています。この他にも今回は入会者への「新・山野の鳥」プレゼントを行いました。これらによる効果ですが、過去退会者を対象にした分だけで比較すると、昨年、同様に過去退会者へのDMを実施した際の入会率が0.58%であったのに対し、今回は0.62%と若干ですが上昇しており、今回の結果を分析しつつ、今後のDM計画に反映させていきたいと考えております。 |
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(会員室/齋藤英一郎) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■年末寄付DMで約230万円のご寄付■ 2004年から続けて実施している年末の寄付DMですが、昨年も12月に個人特別会員2,200名、2004年〜2005年中にご寄付をいただいた方4,831名(個人特別会員を除く)、計7,031名にご寄付をお願いするDMをお送りいたしました。このDMには、ご寄付をお願いする手紙と活動報告のパンフレット及び、時期を同じくして創刊したフリーマガジン「Torrino(トリーノ)」を記念して作成したオリジナルステッカーを同封いたしました。 この結果、1月末日までに合計2,268,016円のご寄付を頂戴することができました。寄付者数は493人(寄付件数:のべ563件)で、送付数に対する寄付率は約7%です。 04年度からの送付数及び寄付率・寄付金額の推移・寄付の内訳を表したのが(表)で、前年と比較すると送付数を増やした(34%増)ものの、寄付率は2ポイント、寄付金額では27%減少した結果となりました。これを内訳として説明すると、各種活動へのご寄付が301件で件数全体の53%(前年より17ポイント減)、バードメイト寄付が258件46%(前年より17ポイント増)となっています。ポイントのみで見るとプラスマイナスはゼロですが、バードメイト寄付の割合が大きく増加し、一件当たりの寄付単価が減少したことが今回、寄付率より寄付額の減少幅が大きくなった原因と思われます。
寄付件数を一人当たりの寄付額で分析したのがグラフです。 1,000円以上2,000円未満の寄付の方が寄付者全体の約42%(前年は24%で2番目)と最も多く、次いで2,000円以上5,000未満が33%(前年は38%で最多)、5,000円以上10,000円未満が約12%(前年は15%で4番目)という結果になっています。10,000円以上のご寄付は12%で、前年の23%より11ポイント減少しました。 このように減少した全体的な背景として、 (1)昨年は柳生会長の直筆サインを印刷した栞を同封し、直接ご支援を訴えた印象が強かったのに対し、今回同封したステッカーについては、トリーノの現物がお手元に届けられる以前であったことから、支援につながる誘因としてのイメージを持たれにくかった (2)2年連続でほぼ同じ対象者にDMをお送りしたことで、受け取られた方のモチベーションの低下があった ことなどが考えられます。 この年末寄付のお願いにつきましては、既に1年を通じてご支援をいただいているところ、さらに重ねてご支援を求めるものですので、それに対してお応えいただいた方については、ご寄付の種別、金額などの傾向をよく把握し、今後のアプローチの方向を探りながらさらなる支援拡大につなげていきたいと思います。 |
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(会員室/吉倉浩子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■春のイベントシーズンが入会者増の勝負どころ!パンフ配布にご協力を!■ 後述のように、1月の新入会者数は前年比で上回ることができましたが、今年度4月からの新入会者数累計でみると1月末で1,687人であり、前年同期の1,725人よりも減少しております。この原因について月別に分析したところ、前年比での新入会者数の落ち込みが激しかったのは5月から6月にかけてでした(前年度5月と6月の合計529人に対し、今年度同期は362人と大幅に減っています)。ここで仮に前年並みの529人が入会してくれていれば1月末での新入会者数累計は1,854人となり、前年比で大幅に上回っていたはずで残念なところです。 この時期の入会数を経路別に分析してみたのが表1です。
・家族会員入会:50人減 ・イベント等で配布したパンフレット経由の入会:49人減 ・キャンペーン経由の入会:36人減 となっています。 この時期に家族会員の入会が少なかった理由についてデータからは分析ができないこと、また家族会員を増やしても財政的なメリットが少ないことから、家族会員増への対策は特に行いませんが、イベント等とキャンペーンは対策のとりようがあるかと考えています。 特にこの時期のイベント等での入会について内訳を示したのが表2です。
さらにこれに対応するパンフ配布数を示したのが表3で、パンフ配布数の減少と入会者数の減少が関連しているのがわかります。
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(会員室/齋藤英一郎) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■会員数 1年6ヶ月ぶりに増加■ ●2月1日会員数 45,187人(対前月+4) 先月に比べ会員数が4人増加しました。会員数が増加したのは2005年7月以来、1年6ヶ月ぶりです。 1月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より31人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。この復活者数を入会者数に加えた結果、退会者数を上回ったため、前月に比べて4人会員数が増加しました。 1月の入会者数は前年同月の入会者数に比べ+77人でした。
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■都道府県および支部別会員数■ 都道府県別の会員数の合計45,480人には野鳥誌の贈呈数も含まれており、野鳥誌贈呈数293を引いた数が公称会員数となります。 表2 都道府県別の会員数 (2月1日現在)
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (2月1日現在)
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(会員室/伊野純子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●支部報保護・調査関連記事トピックスについて 先月号に掲載いたしました「支部報保護・調査関連記事トピックス」ですが、支部報に執筆されていた個人名をそのまま掲載したことにつきまして、本人の了解無く支部ネット通信に掲載するのは不適切ではとのご指摘をいただきました。支部ネット通信は、支部向けに発行している野鳥の会内部の通信紙ですから、支部報に近いものであり、したがって支部報に掲載されている執筆者個人名の掲載も問題ないであろうと考えていたのですが、配慮が不足しておりまして大変申し訳ございません。お詫び申し上げます。 このご指摘を受けまして、今月号ではトピックスの掲載を見合わせております。今後の掲載につきましては、どの様な掲載内容にするかを検討いたしまして対応したいと思っております。 原稿を制作されている神奈川支部の森さんをはじめご関係の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご了承のほどお願いいたします。
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(会員室長/小林豊) | |
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