No.29 2006年8月号 |
私ども日本野鳥の会大阪支部では、府内の湾岸部のホテルのベランダを利用して2004年から繁殖をはじめたハヤブサの観察や保護についての取り組みを進めております。
このたび、日本全国でのハヤブサの繁殖の状況を概観するとともに、ビルなどの人工物を利用した繁殖など都市環境への進出や依存の状況等を把握するため、アンケート調査を行うことといたしました。そこで、日本野鳥の会の各支部へも、このアンケートへのご協力をお願いさせていただきます。 お忙しいところ恐縮ですが、調査の趣旨をご理解いただき、アンケート用紙に回答をご記入のうえ、9月30日までにご返信くださるようお願いいたします。 なお、既存の文献調査として、各都道府県が発行されているレッドデータブックでのハヤブサのランク付けと記載されている生息状況について次頁のとおりまとめました。これらをさらに補完する形で、今回のアンケート調査が全国のハヤブサの生息の現状(特に都市環境への進出の状況)をより詳細に把握できるものになればと考えております。ご回答いただきましたアンケートの結果につきましては、11月に本会が開催を予定しています「ハヤブサ保護シンポジウム」の中で報告する他、アンケートに協力いただいた支部あてに後日まとめを送付いたします。なお、具体的な繁殖場所の情報につきましては、保護上の配慮が必要なものについては、非公開といたしますので、ご了承のうえ、アンケートへのご協力よろしくお願いいたします。 ■ハヤブサ保護シンポジウムを開催します!■
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(大阪支部長/岡本恭治) | ||||||
ハヤブサの各都道府県レッドデータでのランクと繁殖状況 【印刷用アンケート用紙はこちら】 |
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■IBA(重要野鳥生息地)の協力者(サポーター)を追加募集します!■ 全国の支部をはじめとする協力者(サポーター)の皆様のおかげをもちまして、本年3月に「IBA白書2005」を無事発行することができました(発行部数は当初計画した600部から200冊増刷しました)。また、4月には白書で使わせていただいたデータをもとに、「IBAホームページ」を全サイト公開いたしました。 しかし、現時点で、別表のとおり54サイトについて、現地での協力者(サポーター)が決まっておらず、本年の「IBA白書2006」では、すべてのサイトからの情報を掲載することを目標としています。 該当すると思われる支部には、再度、協力者(サポーター)のお願いのお知らせを郵送させていただきますので、よろしくご検討いただけますよう、よろしくお願いいたします。 <参考サイト> IBAホームページ http://www.wbsj.org/nature/hogo/others/iba/index.html IBA白書2005 http://www.wbsj.org/nature/hogo/shiryou/no20.html <メールでのお問合せ先> 自然保護室・高井健慈 [email protected] |
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(自然保護室/高井健慈) | |||||||||||||||||||||||||||
■IBA(重要野鳥生息地)、新規サイト登録に関するおたずね■ IBA選考過程で、事務局及び支部アンケートにて、公表資料を確認できず、IBAリスト公開後に、支部の皆様より、IBA基準に該当するサイトではないかという情報が寄せられています。 現時点で事務局で新規登録を検討しているサイトは、伊良湖岬周辺(愛知県)、丹沢(神奈川県)ほか2件です。IBA基準に合致するサイトを支部のほうで把握されている場合、公表されているデータ(論文、報告書等)を添付の上、事務局担当までお知らせくださいますようお願いいたします。 <参考サイト> IBAホームページ http://www.wbsj.org/nature/hogo/others/iba/index.html IBA基準 http://www.wbsj.org/nature/hogo/others/iba/judge/index.html <メールでのお問合せ先> 自然保護室・高井健慈 [email protected] |
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(自然保護室/高井健慈) | |||||||||||||||||||||||||||
■鳥獣保護法改正の概要と 第10次鳥獣保護事業計画の策定について■ ●鳥獣保護法が改正されました 本年6月8日、通常国会で鳥獣保護法の改正が審議され可決、成立しました。この改正では従来から当会が提案していた、輸入野鳥に標識を付ける制度が盛り込まれており、野鳥密猟対策を前進させるものと期待しています。 日本の野鳥は法律上、原則として許可なく捕まえ飼うことはできませんが、輸入には実質的な規制がありません(ワシントン条約に指定された一部の絶滅のおそれのある種類を除く)。従って日本産と同じ種類の野鳥が、渡っていった先の国で捕まって輸入されて売られたり、また野外で密猟した鳥を輸入したと偽って売るという犯罪が発生しており、日本産であるという立証が一部の種類を除いて難しいため、取締りのネックとなってきました。そこで当会では2000年から毎年、会員の皆さまのご参加と全国野鳥密猟対策連絡会との連携により「バードウィーク全国一斉野鳥販売実態調査」を行い、調査結果を元に、野鳥の輸入禁止の実現をめざして、輸入規制の強化や、適法に輸入された鳥を区別できる制度の提案を環境省や国会議員に働きかけてきました。 これが効を奏し、今回の改正では、国外から適法に輸入された国産と共通の種類には識別用の標識(脚環)が付けられることになったのです。野鳥の輸入そのものが規制されるわけではありませんが、これで輸入鳥と密猟鳥が一目で区別できるようになり、密猟鳥の販売の取締りには大いに効力を発揮することが期待できます。今まで調査にご参加いただいた多くの皆さまの賜物と深く感謝しております。 なお今回の改正ではこの他、わなの設置者の住所・氏名の表示義務付けや、わなの使用を禁止する区域指定制度の新設、網猟とわな猟の狩猟免許の分離等の改正が行われています。 【法律案の概要】 (1) 休猟区における特定鳥獣の狩猟の特例 休猟区のうち都道府県知事が指定した区域においては、「特定鳥獣保護管理計画」に基づき、農林業被害の防止及び鳥獣の適切な個体数管理のため、シカ、イノシシなどの特定の鳥獣を狩猟により捕獲できることとする。 (2) 狩猟免許制度の区分の見直し 農家自らによるわなを用いた鳥獣の捕獲を適切に推進するため、現行の「網・わな猟免許」を「網猟免許」と「わな猟免許」に区分することとする。 (3) 入猟者承認制度の創設 鳥獣の適正な生息数を維持しつつ、狩猟を活用した農林業被害対策を進めるため、一定の区域に入猟する狩猟者の数を都道府県知事などが調整できる制度を設けることとする。 (4) わな猟に係る危険防止のための制度の創設 人への危険を防止するため、都道府県知事は、危険性の高いわなについて、その使用を禁止又は制限する区域を指定することができることとする。 (5) 網及びわなへの設置者の氏名等の表示義務付け 違法な網及びわなの設置を防止するため、すべての網及びわなについて、その設置者名などの表示を義務付けることとする。 (6) 鳥獣保護区における保全事業の創設 鳥獣の生息地の保護及び整備を図るため、国又は都道府県は、鳥獣保護区において悪化した生息環境を改善するための事業を行うこととする。 (7) 輸入鳥獣の識別措置の導入 海外から輸入された鳥獣の適切な管理を進めるため、適法に輸入された鳥獣に環境大臣が交付する標識(脚環等)を着けなければならないこととし、当該標識とともに譲り渡さなければならないこととする。 インターネットでご覧ください 鳥獣保護法について http://www.wbsj.org/nature/hogo/law/choujuu/index.html 法改正の結果について(環境省のページ) http://www.env.go.jp/info/hoan/ ●近年の鳥獣保護法の改正の流れ 1991(平成3)年 特定猟具(現在の使用禁止猟具)の創設:カスミ網の捕獲目的での所持、販売、頒布の禁止、輸出制限→日本野鳥の会が総力をあげて実現。 1990年から カスミ網販売実態調査、全国カスミ網問題シンポジウム、自治体議会の意見書決議、国会請願署名(39万168人分)、各政党へのハガキ作戦等を経て、法改正が実現。 1999(平成11)年 (1)特定鳥獣保護管理計画制度の創設(科学的、計画的なワイルドライフマネジメント) (2)地方分権一括法による国と都道府県の役割分担の変更 2002(平成14)年 カタカナ文語体からひらがな口語体へ 2006(平成18)年 今回
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●第10次鳥獣保護事業計画の策定に向けて この法律改正を受けて、環境省は現在、次の2つの作業を行っています。 (1)法律の施行について詳しく定める施行令、施行規則の改正や新設 (2)各都道府県の鳥獣保護事業計画の改定のもととなる基本指針(「鳥獣の保護を図るための事業を実施するための基本的な指針」)の策定 ちょうど今年は各都道府県の鳥獣保護事業計画(第9次)の期限が切れ、第10次計画の策定を行うべき年となっています。鳥獣保護法改正の影響を受けて、通常なら年明け位には告示されているはずの基本指針が、12月告示予定と、約10ヶ月の遅れとなっています。 ・5/31に中央環境審議会の鳥獣保護小委員会で検討開始。 ・「(1)鳥獣保護事業」「(2)特定計画」「(3)人材育成」3つのワーキンググループが設置され、9月までに3回程度の検討会が持たれる予定。(1)にWWFジャパンから、(2)に日本野鳥の会から、(3)に日本自然保護協会から、委員が参加している。 ・指針は10月までにワーキンググループと小委員会により案がまとめられてパブリックコメントが実施され、指針が確定して告示されるのは12月の見込み。例年の鳥獣保護事業計画の改訂作業の流れから言うと、10ヶ月程度遅い進行。 ・各都道府県が今年度内に事業計画の策定を終了させるかどうかは、不明。次年度に延ばしてもよいことになっている。 ・鳥獣保護小委員会の「鳥獣保護事業実施のための基本指針策定に係るワーキンググループ」の議事概要と配布資料は、こちらでご覧になれます。 http://www.env.go.jp/nature/choju_wg/index.html (参考)現行の基本指針(第9次)はこちら http://www.env.go.jp/nature/yasei/choju_ho/04.pdf |
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●各都道府県の鳥獣保護事業計画に意見を出しましょう ○鳥獣保護事業計画の項目について 今回は第10次の計画(2007年度〜2011年度)の策定となります。今年度は鳥獣保護法が改正されたため、法律に基づいて国から各都道府県に示される策定のための基本指針(「鳥獣の保護を図るための事業を実施するための基本的な指針」)の策定が上述のとおり例年に比べ手順が10ヶ月ほど遅れる見込みです。環境省からの情報によると、半数ほどの都道府県が策定を来年度に延ばす可能性もあります。 このため、策定のスケジュールについては、急ぎ各都道府県に確認しておく必要があります。 第9次の際に計画項目として挙がっているのは以下のとおりです。第10次指針ではこれに追加される項目も多少出てくると思われますが、基本的にはこれらの項目について、現状を点検し、意見を述べていくことが重要と思います。 【鳥獣保護事業計画の項目(第9次)】
当会が国際的見地から保護を優先すべきとした重要野鳥生息地(IBA)167ヶ所については、まだ鳥獣保護区特別保護地区等の指定がなされていない地域が78ヶ所もあります。この機会に、IBAの鳥獣保護区特別保護地区指定に向けて、皆様の支部からも要望を出してくださるよう、ご検討をお願いいたします。なお、前回の鳥獣保護事業計画の策定時は、鳥獣保護区に関しては次のようなスケジュールで進められていました。 ■事例:第9次北海道鳥獣保護事業計画策定スケジュール(鳥獣保護区設定計画部分)
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(自然保護室長/古南幸弘) | |||||||||||||||||||||||||||
■風力発電への対応について■ ●当会の対応の状況 ここ数年、野鳥への悪影響が懸念される風力発電の設置計画が増えてきており、支部の皆さまからのお問い合せやご相談をお受けしています。今年度に入って当会からは以下のような案件について、計画見直しの要望書を出す等の対応をしているところです。
大規模な風力発電事業は、ほとんどすべてが経済産業省(事業者が民間企業の場合)または新エネルギー・産業技術総合開発機構(事業者が自治体やNGOの場合)の補助金の交付を受けていますが、この申請にあたってはそれぞれの機関での審査が行われますので、環境影響のおそれや調査の不備、また地元合意の不備等について、各機関、あるいは関係する省庁(鳥獣保護区や種の保存法の希少種等が関係する場合は環境省、天然記念物が関係する場合は文化庁等)に要望を行ってきているところです。 これらの要望書等に関しては、インターネットの当会のページでご覧になれます http://www.wbsj.org/nature/hogo/others/fuuryoku.html 国立公園・国定公園における設置規制については http://www.env.go.jp/nature/wind_power/ http://www.env.go.jp/press/file_view.phpY?serial=5262&hou_id=4651 新エネルギー・産業技術総合開発機構の大規模発電施設に関する環境影響評価マニュアルについては http://www.nedo.go.jp/ |
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●新たな制度の構築のためにシンポジウムを開催します しかし制度上の不備は明らかで、このまま進むと野鳥への悪影響が急速に拡大していくおそれがあるため、早急に風力発電施設が野鳥に与える影響やその評価、回避方法について検討し、適当な制度を導入する必要があります。そこで当会では11月に欧米の専門家を招いて、以下のようにシンポジウムを開催することとしました。風力発電計画についてお悩みの支部の皆さんにはぜひおいでくださいますようご案内いたします。 |
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<開催趣旨> 政府は温暖化対策のため、2010年までに国内の風力発電による総発電容量を300万kW(現在は約100万kW)にするという数値目標を設定し、風力発電施設の設置を推進しています。しかし設置基数が増えるに従い、希少種の風車への衝突死等の悪影響が各地から報告されるようになり、今後はさらに増えることが懸念されます。 わが国では、風力発電施設が野鳥に与える影響について体系的に調査・研究が行われてこなかったため、環境影響評価や事故の回避・軽減のための知見が不足しています。また、鳥類への影響を軽減しながら風力発電を推進するための法的枠組みについて、具体的議論は行なわれてきませんでした。そこで海外の先進事例を学び、風力発電施設導入による鳥類への影響を最小化するための科学的・社会的方策を探るため、そして、風力発電と野鳥の共存がはかられ、真にクリーンなエネルギー源となることを目指し、国際シンポジウムを開催します。 <開催の日時・場所等>
(1)Eメール:[email protected] (2)FAX:042-593-6873 (3)はがき:〒191-0041東京都日野市南平2-35-2 WING のいずれかの方法で、 (財)日本野鳥の会「バードストライク国際シンポジウム」係宛 氏名と連絡先、交流会参加の有無を明記のうえ、平成18年10月25日(水)までにお申し込みください。電話による申し込みは行っておりません。なお、定員に達してご入場いただけない場合のみ、こちらからご連絡差し上げます。 (※事前申し込みによる個人情報は、このシンポジウムのためにしか利用いたしません。) <おもな講演ゲスト>
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(自然保護室/浦、古南) | |||||||||||||||||||||||||||
■学校対応への取り組みインタビュー■ 一昨年度、普及室では支部の学校対応の状況をお聞きするアンケート調査を実施し、17支部から回答を頂きました。その後アンケートに回答を頂いた支部の中から、最も積極的に学校対応を実施されている栃木県支部と茨城支部の担当者に問い合わせたところ、実際に学校対応の現場を見せていただけるとのことでしたので、現地に伺い学校対応の現場を視察させていただきました。さらに、支部の担当者と受け入れ側の学校の先生を交えてお話をうかがうことができましたのでそのときの模様をご報告いたします。ここでは、支部が学校対応をおこなうようになったきっかけや学校対応を行う上で大切にしている事等をお話していただきました。学校対応に関心を持たれている支部のご担当者の皆様のご参考にしていただければ幸いです。 ●栃木県支部へのインタビュー
●茨城支部へのインタビュー
●終わりに 今回2つの支部を視察させていただいたことで、支部と学校がどのような形で協働をおこなっているかについて具体的なイメージを持つことができました。 特に「依頼者である学校側の様子」、「支部と学校のお互いの専門分野を生かした役割分担のあり方」「支部と学校が協働したことにより得られたさまざまな成果」について、依頼者である学校側の声、依頼を受ける支部側の声の双方からお話を聞けたことは大変有益でした。また、私たち財団に求められていることについても語っていただき感謝しています。これからじっくりと腰をすえて取り組んでいきたいと思います。 前回の支部アンケートでは、回答していただいた支部は17支部と少なめでしたが、実際には学校対応に取り組んでいらっしゃる支部は相当な数に上るのではないかと思います。今回のインタビュー記事をご覧いただいて、学校対応に取り組んでいる支部、これから取り組もうとされている支部のご担当者の方から、ぜひご感想、ご意見をいただければと思います。 |
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(普及室/瀬古智貫、箱田敦只) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■「支部報とりまとめ発送」次回のご案内■ 次回の支部報取りまとめ発送日は9月8日(金)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、支部ネット通信2006年6月号をご覧下さい。)
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(総務室/吉家奈保美) | |||||||||
■平成18年度支部事業補助金の交付が決定されました■ 平成18年度の支部事業補助金は以下の5件に交付されることが決定しました。応募された全ての支部へ8月3日付けの文書にて正式に結果を通知しております。 ・「チュウヒサミット」(愛知県) ・「鳥類目録Vの発行」(神奈川) ・「玄界灘海鳥調査」(福岡) ・「山口県版繁殖地図調査報告書2000作成」 (山口県) ・「ウルバ・プロジェクト2006」(千葉県) なお今年度は、応募総数が13件と多かったため、要綱に従い抽選方式により交付先を決定しました。残念ながら落選となった支部の皆様には、また是非、次年度以降応募いただければと存じます。次年度は平成19年4月以降に募集予定としております。 |
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(総務室/吉家奈保美) | |||||||||
■2006年7月の豪雨災害における会費請求の対応■ 2006年7月の豪雨災害では該当地域の支部から会員への被害が報告されました。そのため、阪神大震災や中越地震など会員への被害が報告された災害の際に会費支払いの猶予措置をとった前例を勘案しまして、今回の災害に遭われた方の次期会費のお支払いについて、以下のような猶予措置をとらせていただくことといたしました。 【2006年7月の豪雨災害に対する猶予措置】 ○対象者:
特に大きな被害のあった地域の諏訪支部、鹿児島県支部には、支部会員の被災状況について確認いただいておりますが、他にも支部会員の方が被害に遭われたとの情報をお持ちの支部につきましては、お手数ですが会員室までご一報いただければと存じます。なお、この猶予措置については、野鳥誌10月号で会員の皆様にお知らせいたします。 |
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(会員室/伊野純子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■会員拡大のために広告出稿■ 新入会者の減少が続いており、先月号では対策として8月中入会者への「新・山野の鳥」プレゼント企画を行う旨をお知らせしましたが(結果は来月以降にご報告します)、この他の対策として2種類の広告出稿を行っています。 1つ目はインターネットでの広告です。Google、Yahoo!などの主要検索サイトで、「バードウォッチング」「野鳥」などのキーワードを検索した場合、当会の宣伝テキストおよびリンクが表示される広告掲載を7月末から行っています。 (広告の掲出場所は、検索サイトやキーワードによって異なります。また、「日本野鳥の会」など明らかに当会が検索結果欄の上位に表示されるキーワードについては、広告は表示されないようにしています) クリックする都度課金され、広告費用を使い切った時点で掲載終了する契約となっており、およそ1ヶ月程度で終了を見込んでいます。そのためこの支部ネット通信をお届けする時点で掲載が終了している可能性もありますのでご了承ください。また、掲載が続いている場合でも、クリックすると課金されてしまいますので、広告表示まではお試しいただくとしても、実際にクリックして会のページに飛ぶのはご遠慮ください。 この広告については効果次第では継続的に実施していくことも検討しています。 また2つ目はJRの中高年向け旅行会員組織の会報誌「ジパング倶楽部」への広告出稿で、9月末に発行される10月号にカラー1/3Pで掲載されます。「ジパング倶楽部」はこの旅行会員組織の会員(65歳以上男性、60歳以上女性)へ送付されるもので、発行部数は118万部です。読者層が当会の会員層にマッチしており、その効果に注目したいと思います。 |
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(会員室/齋藤英一郎) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■野鳥誌8月号を支援者の方々へ送付■ 前年度の事業報告を特集した野鳥誌8月号は、支部型(赤い鳥)会員を含むすべての会員の皆さまへお送りしていますが、昨年度からは、前年度に一定額(5,000円)以上の寄付をくださった非会員の方、および一定額(10,000円)以上の商品を購入いただいた非会員の方(DM不要の申し出をいただいた方除く)へも、会の活動をご報告し、さらに支援いただけるようにとの考えからお送りしております。今年度、この対象となった方は1,176名(昨年度1,229名)で、7月末にお送りいたしました。 |
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(会員室/齋藤英一郎) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■「活動」パンフレット2006年度版を作成■ 当会の活動をご紹介する「活動」パンフレットの内容をリニューアルし、8月中旬に完成しました。今回は、ご紹介する事業を2005年度に実施した事業に修正したほか、紙面の関係で限定的ではありますが、支部の活動も重要な当会の活動の一部であるとの考えから各支部の主な探鳥会開催場所や支部報の発行状況なども盛り込みました。 各支部には先だってパンフレット類の追加補充の希望をお伺いしており、ご注文いただいた部数をお送りいたします。追加でのご注文もお待ちしております。 また、個人特別会員の皆さまに対しては、資金面でよりご支援いただいていることもあり、新しい種類のパンフレット・小冊子などが出来る度にご報告としてお送りしておりますが、このパンフレットも準備出来次第お送りする予定です。 |
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(会員室/齋藤英一郎) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■「財団案内」パンフレットを新たに作成■ 一般の企業などで出されている会社案内に相当するものとして、以前から「事業案内」という冊子を作成、発行しておりました。この事業案内は、表紙だけカラーで他は黒一色の印刷だったのですが、A4版で16ページあり制作コストもそれなりにかかるため、千部程度しか印刷できませんでしたし、その印刷発行も2001年度が最後で、その後は使う部数だけをコピー機で作る形になっておりました。 そこでこの度この事業案内を大幅に見直し、A4版3折りサイズのパンフレット「財団案内」として作成し発行しました。掲載内容は、役員名簿、顧問一覧、団体の沿革、事業所(サンクチュアリなど)の一覧、主要取引銀行、登記財産額などです。コンパクト化したことで印刷部数も増やすことができ、前項でご紹介した「活動」パンフレットと組み合わせて、個人・法人会員の入会勧誘や広告、協賛金などの営業のツールとして活用してゆく予定です。 |
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(会員室長/小林豊) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■会員数■ ●8月1日会員数 45,725人(対前月 −98人) 12ヶ月連続して会員数がマイナスとなり、先月に比べ98人の会員数減少となりました。 7月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より110人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。この復活者数を入会者数に加えても、退会者数が多かったために、前月に比べて98人の会員数減少という結果になりました。 7月の入会者数は前年同月の入会者数に比べ-27人でした。
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■都道府県および支部別会員数■ 都道府県別の会員数の合計45,999人には野鳥誌の贈呈数も含まれており、野鳥誌贈呈数274を引いた数が公称会員数となります。 表2 都道府県別の会員数 (8月1日時点)
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (8月1日時点)
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(会員室/伊野純子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●投稿お待ちします 今月号では大阪支部からご投稿をいただきました。岡本支部長はじめ大阪支部の皆様、ありがとうございます。 ご投稿はメールでお受けしております。特に締め切りはありませんが、月の前半にお送りいただければ、その月の号に掲載可能です。 本通信のバックナンバーは、ホームページから閲覧できます。URLは以下のとおりです。 http://www.wbsj.org/info/shibu/net/ ●電子メール配信 本通信は電子メールでもお送りしています。電子メール配信のお申し込みは、下記のメールアドレスまでお気軽にどうぞ。 |
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(会員室長/小林豊) | |
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