No.25 2006年4月号 |
■支部報やメーリングリスト、ホームページなどへの転載をお願いいします | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■伊豆沼温泉の掘削許可取り消しを求めるハガキ・メールを宮城県知事に送ってください!■ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラムサール条約湿地であり、IBA(重要野鳥生息地)でもある宮城県「伊豆沼・内沼」湖畔に計画されている温泉の掘削申請に対し、この3月、県が掘削許可を出してしまいました。伊豆沼の水質は全国ワースト2にまで悪化し、その改善が最大の課題となり、様々な取り組みが行われていますが、改善の気配は見られません。その伊豆沼に、温泉排水が流入すれば、その生態系に対して致命的で取り返しのつかない影響を与えることになります。 これまでに、ハガキやメールで反対表明をしていただいた多くの皆さまのご協力にもかかわらず、県の掘削許可が下りてしまい、大変申し訳なく思っています(3月31日までに2,434通のハガキ・メールが宮城県知事に届けられました)。 とはいえ、この許可によって温泉計画が可能になったわけではありません。まず、この許可の取り消し(温泉法第7条)を求める活動を展開していきます。これは前回と同様、伊豆沼湖畔での温泉掘削が「公益を害する」(温泉法第 4条)ことに該当することを求めるものです。その後も、温泉湧出後の温泉くみ上げ装置の設置申請(温泉法第9条)に対して不許可を求める活動等を予定しています。 前回同様のハガキ・メール運動を開始しました。野鳥誌5月号にもお願いの文書を封入する予定にしております。許可取り消しのハガキを一人でも多く、1枚でも多く知事宛世論の声として届けて下さい。 なお、伊豆沼温泉問題の詳細につきましては、以下のページをご参照ください。 ・ラムサール条約湿地・伊豆沼・内沼を温泉排水から守る会(宮城県支部も入っています)http://www.jgoose.jp/izunuma/ ・日本野鳥の会 宮城県支部 http://www.geocities.jp/wbsj_miyagi/ ・日本野鳥の会・野鳥の生息地の保全活動・伊豆沼温泉問題 http://www.wbsj.org/nature/hogo/others/izunuma.html ●宛先: 〒980-8570 仙台市青葉区本町三丁目8番1号 宮城県知事 村井嘉浩 様 メールの場合は、宮城県知事への提案 http://www.pref.miyagi.jp/kohou/tiji/ippitu.htmから送信できます ●内容(例): 宮城県知事 村井嘉浩 様 宮城の宝、伊豆沼を破壊する温泉掘削許可をすぐに取り消してください。
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【参考】これまでの経緯 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(宮城県支部長/竹丸勝朗、自然保護室/高井健慈) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
■子ども向け小冊子「野鳥のせかいへのパスポート」ができました■ 普及室作成の子ども向け小冊子「野鳥のせかいへのパスポート」を各支部にサンプルとして10部ずつ送付させていただきました。 このパスポートは、「全国各地の子どもたちに、野鳥とふれあうきっかけを提供したい」という思いから生まれました。学校や家のまわりなどで使える6種類の観察シートが掲載されており、探鳥会・各種観察会や学校の野外授業対応などの教材として最適です。 「パスポート」をきっかけに、身近な環境にすんでいる野鳥の存在に気づき、「野鳥のせかい」がすぐそばにあることを実感してもらいたいと考えておりますので、どうぞ支部でもご活用ください。 観察会や学校対応などにご活用いただけるようでしたら、部数の許す限り追加でお送りいたします。使用予定の行事と希望部数をメールまたはFAXでお知らせください。部数の制約でご希望に添えないこともありますので、あらかじめご了承ください。 また、より使いやすい小冊子を作っていくために、使い勝手や子どもの反応等を把握する簡単なアンケートをお願いしています。追加送付の際にアンケート用紙を同封いたしますので、大変お手数ですが行事実施後にご記入、ご返送ください。 子どもたちに野鳥とふれあってもらうため、どうぞご協力お願いします。 「パスポート」は、バードウィークの5月10日より、一般配布を開始します。メール・FAXによるお申し込みを受けて全国の希望者へ無料送付する他、 サンクチュアリや、バードプラザでも希望者にお配りします。 その他、子どもへの普及教育活動として、今年度から当会のホームページに子どものためのページを開設しました。会の活動や、野鳥についての質問例が子どもにわかりやすく紹介されていますので、トップページ上の『きっず★レンジャー〜チュンタとたんけん!野鳥のせかい〜』バナーからご覧ください。 普及室では、今後も子どもが野鳥に興味をもつきっかけになるようなツールづくり・場づくりに努めていきたいと考えております。 |
【送付申込・お問い合わせ先】 E-Mail:[email protected] FAX:03-5358-3608 担当:岡本 |
(普及室/岡本裕子) |
■「東京バードフェスティバル2006」ご案内■ 当会のサンクチュアリのひとつである東京都立東京港野鳥公園にて5月13日・14日に「東京バードフェスティバル」を開催します。第3回となる今回は「歩いて旅する野鳥の世界」をテーマに自然の中を散策しながら野鳥とふれあうことの魅力を伝えます。多彩なプログラムをご用意し、トークショーや講演会では柳生会長をはじめ東京支部長や当会職員が登場します。 |
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(サンクチュアリ室/東陽一、普及室/岡本裕子) | ||||||||||||||||||||||
■ストリクスVol.24発売! 巻末の読者アンケートにご協力を■ 年1回発行の野外鳥類学論文集ストリクス(自然保護室編集)の最新刊Vol.24が3月21日に発売となりました。お求めいただきました皆様、もうお読みいただけましたでしょうか。H17年度中に支部卸販売のご利用実績がございました各支部には、販売事業ご担当者様あてに例年同様販売用見本として1部ずつお送りしましたので、これからお求めを希望される方への販促にどうぞご活用ください。 また、皆様のご意見を参考に今後のストリクスをさらに充実したものとしていくため、巻末に読者アンケートを設けました。5月31日までにご回答いただいた方にはストリクスバックナンバーを抽選でプレゼントいたします。できるだけ多くの方々よりご回答いただきたく思いますので、ぜひアンケートにご協力をお願いいたします。 |
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(普及室/小林篤六) | ||||||||||||||||||||||
■中部近畿地域のカワウ広域協議会(仮称)が発足準備中■ カワウの保護管理について、関東圏10都県の間で広域における情報交換と保護管理のための指針の策定の動きがあることは、すでに本紙2005年3月号でお知らせいたしました。引き続き、環境省により中部地方から近畿地方にかけての地域で、広域協議会設立の動きがあり、15府県(富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県(富士川以西)、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、徳島県)が参加の意向を示しており、環境省が中心となって準備会合が開かれています。関係される各支部には、すでに各府県から参加の打診等が入っていることと思いますが、前向きな対応をお願いしたいと思います。 3月8日に滋賀県庁で開催された準備会において、中部近畿カワウ広域協議会は、「中部近畿の地域(以下「地域」という)内におけるカワウによる被害の防止及び適切なカワウ個体群の管理を目的とする。」との会則案が準備されたところです。この会則案等をもとに、5月に設立総会が行われる見通しとなっています。 この地域は、関東圏と違い、府県によるカワウの被害の様子やその対応方法が大きく異なっています。滋賀県のように、被害対策の目的や効果測定を明確にしないまま、集団営巣地において多数を駆除しているといった、課題の多い府県も含まれています。しかし、自然保護団体にもその参加の席を用意し、合意形成への参加の道が開かれていますので、各府県の実情に基づいた保護管理の方向性を作っていくことは可能と考えています。関係各支部におかれても、調査や被害対策という面で各府県との関わりをお持ちのことと思いますが、是非積極的に広域協議会や、府県ごとの協議会(今後、設立の動きがあるものと思われます)にご参画いただければ幸いです。 この広域協議会について、自然保護室からもオブザーバーとして準備会への出席、資料提供を受けておりますので、不明な点やご相談のある場合は、下記までお問い合わせください。 自然保護室 古南 E-mail [email protected] Tel 042-593-6872 |
【ホームページ】 ・カワウの生態や保護管理の方策、調査の方法について: http://www.wbsj.org/topics/kawau/index.html ・特定鳥獣保護管理計画について: 各支部事務局宛にお送りしてある環境省の『特定鳥獣保護管理計画技術マニュアル(カワウ編)』(当会編集)をご参照ください。また環境省のホームページからダウンロードすることもできます。 http://www.env.go.jp/nature/report/h17-03/index.html |
(自然保護室/古南幸弘) |
■会員数■
●4月1日会員数 46,024人(対前月 −77人) 8ヶ月連続して会員数がマイナスとなり、先月に比べ77人の会員数減少となりました。 3月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より102人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。この復活者数を入会者数に加えても、退会者数が多かったために、前月に比べて77人の会員数減少という結果になりました。 3月の入会者数は前年同月の入会者数に比べ-74人です。2005年9月の入会者数を除き今年度の各月の入会者数は、前年同月の入会者数に比べマイナスもしくは同数と、入会申込みは前年度に比べ依然減少傾向にあります。2005年度の入会者累計は2,081人で、前年度の入会者累計2,495人に比べると−414人となっています。
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■都道府県および支部別会員数■ 都道府県別の会員数の合計46,284人には野鳥誌の贈呈数も含まれており、野鳥誌贈呈数260を引いた数が公称会員数となります。 表2 都道府県別の会員数 (4月1日現在)
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (4月1日現在)
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(会員室/伊野純子) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■過去退会者へ再入会DM発送■ 本通信2006年1月号でお知らせしました、過去に退会された皆さまに再入会をご案内するダイレクトメールですが、1月下旬に16,157名の方に発送いたしました。このダイレクトメールでは、最近の会の活動を知っていただき、再入会をお願いするとともに、個人情報を当会に引き続き残されるかどうかも合わせて伺いました。 この結果、3月末日までに計89名の方に再入会いただくことができました。発送数に対する入会率は約0.6%です。この方々については再入会ですので、新入会者の集計には加算していません。 また、個人情報の削除依頼を寄せられた方は1,261名、宛先不明による返送は717名分でした。これらの方のデータについては、個人情報保護の観点から速やかに処理を行い、今後ご連絡を行うことは無いようにいたしました。 ダイレクトメールでの入会率は通常1%前後ですので、効率はよかったとは言えませんが、ご要望に応じて個人情報を削除することで、今後再入会のご意志が無く当会からのご連絡も望まれない方の個人情報を保持するコストおよびリスクは低減されたと考えております。今後も時期をみて同様のDM発送を行い、再入会者の掘り起こしと個人情報保護の徹底に努めてまいります。 |
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(会員室/齋藤英一郎) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●投稿お待ちします 各支部やブロックからの投稿記事をお待ちしております。原稿はメールでお送りいただけます。特に締め切りはありませんが、月の前半にお送りいただければ、その月の号に掲載可能です。 本通信のバックナンバーは、ホームページから閲覧できます。URLは以下のとおりです。 http://www.wbsj.org/info/shibu/net/ ●電子メール配信 本通信は電子メールでもお送りしています。電子メール配信のお申し込みは、下記のメールアドレスまでお気軽にどうぞ。一支部あたり2アドレスまでお申し込みいただけます。 |
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(会員室長/小林豊) | |
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