2月12日(日)に、当会鳥と緑の国際センターWING(東京・日野市)にて平成17年度第三回理事会(定例)が開催され、結果は以下のとおりとなりました。
●第1号議案 平成18年度事業計画及び収支予算案承認の件
原案の一部を修正することを条件として承認されました。今後、評議員会(3/18開催予定)での同意を経て確定となります。概要は4月以降公開の予定ですので、本通信上でも改めてお知らせいたします。
●第2号議案 顧問等の更改承認の件
顧問等について、次の14名の方々の任期満了に伴う再委嘱が承認されました。
<再任 14名>
名誉会長(1名):黒田 長久氏
名誉顧問(1名):鈴木 俊一氏
顧問(5名):藤原 英司氏、古賀 憲介氏、小林 料氏、下池 和善氏、鈴木 孝夫氏
学術顧問(7名):磯崎 博司氏、大熊 孝氏、小野 有五氏、高田 直俊氏、
矢島 稔氏、池本 三郎氏、藤巻 裕蔵氏
●第3号議案 規程の改定の件
「会員規程」については原案の一部を修正することを条件として、「個人情報保護規程」は原案通り、それぞれ改定が承認されました。「会員規程」については、名誉会員条項の新規設置、会費等に関する別表等が変更されました。(いずれの規程につきましても、本通信上にて別途、規程全文等を掲載しておりますのでそちらもご覧ください。)
●この他、第1号議案に関連しての平成17年度事業の進捗状況及び決算見込み、支部規程改定素案、帰島後1年を迎えた三宅島の近況についての報告が行われました。
●理事会終了後引き続き、理事・監事による懇談会が行われました。
【日時】
平成17年12月3日(土)13:30〜17:00
【会場】
(財)日本野鳥の会 鳥と緑の国際センター リコーホール 東京都日野市南平2-35-2
【現在理事数】
19名(うち出席理事数15名)
【出席理事】
柳生 博、佐藤 仁志、中村 滝男、海老原 美夫、鈴木 君子、吉田 新、滑志田 隆、松田 輝雄、
花田 行博、山川 正吾、河地 辰彦、坂本 宗吏朗、阿瀬 誠一郎、三宅 武、松富士 将和
以下委任状出席 親泊 素子、小杉 隆、樋口 広芳
以上18名
【出席監事】
伊藤 直人、高松 健比古 以上2名
【来賓】
野口 正一 (環境省自然環境局野生生物課 課長補佐) 以上1名
【傍聴】
岡本 裕子(本会職員労働組合組合員) 以上1名
【事務局】
飯塚利一(事務局長)、原元奈津子(総務室長)、小林豊(会員室長)、箱田敦只(普及室長)、葉山政治(サンクチュアリ室長)、岩下路子(総務室経理グループチーフ)、森下祐子(総務室経理グループ)、勝田ひろみ(総務室総務グループ)、吉家奈保美(総務室総務グループ)
以上9名
出席者合計28名
●13:30開会
●会長挨拶
柳生博会長より、会長就任以来1年7ヶ月の間に数多くの支部を回り、地域ごとの生き物の違いや長年にわたる活動など様々なことを学びそれらを本部へ伝えてきたこと、支部・財団本部のやりとりの中で連携を実感していること、また支部で長年保護活動を続けてこられた方々、本会のために尽力してきた方々を表彰する制度の必要性を感じていること、豊岡のコウノトリ放鳥の儀式は大変感動的であったが日本野鳥の会の気配がなかったことが少し残念であったこと、この件についてはあらためてサポーターとしての本会の関わり方を考えていきたいこと等の挨拶があった。
●来賓挨拶
環境省自然環境局野生生物課の野口正一課長補佐より最近の動きとして、豊岡でコウノトリの放鳥が実施されたこと、トキについても平成20年度を目途に放鳥にむけた準備を進めていること、ラムサール条約締結国会議では11月8日に日本では新たに20箇所の登録が実現したこと、鳥獣保護および自然環境保全の施策については引き続き地元説明をきちんと行い理解と支援を得ながら推進していきたい等の挨拶があった。
●近況報告
中村滝男専務理事より、まず本日の理事会が野鳥密猟問題シンポジウムと重なったことへのお詫びがあり、その後中長期計画策定に関する作業部会・理事懇談会等の各種の近況報告があった。また、訃報として中西元会長の奥様である八重子様のご逝去(11月22日)と木村理事のご逝去(9月5日)の報告があった。補足として、鈴木君子常務理事より台湾台北野鳥学会出席に関する報告があった。
飯塚利一事務局長より、理事現在数19名のうち、委任状3名を含め18名の出席となり、寄附行為第27条に基づき本理事会は成立している旨の報告があった。
傍聴について意見確認を行ったところ、花田行博理事より労働組合の傍聴理由についての質問があり、飯塚事務局長より経緯説明があった。これをふまえ、傍聴希望者の傍聴が承認された。また、寄附行為第30条に基づく議事録署名人に、松田輝雄理事と松富士将和理事が指名された。
●第1号議案 理事・評議員の任期揃えの件
原元奈津子総務室長より、本件については評議員会で検討され、アンケートも実施してほぼ全員が次期からの実施に賛成との結果を受け、本理事会に上程されたものであること、顧問弁護士や主務官庁である環境省にも確認していること等、資料に基づき説明があった。
審議の結果、柳生会長より第1号議案について賛否を問い異議なく承認された。
●第2号議案 次期(第10期)評議員選出の件
原元総務室長より、本件は寄附行為31条に基づく事項であるとした上で、次期評議員候補者29名について、資料に基づき紹介があった。
河地辰彦理事より、重任という表現について質問があり、飯塚事務局長より、再び前の任務に就く場合一般的に使用されている言葉であるとの説明があった。
花田理事より、学識経験者評議員は会長推薦と思われるが、特に重任の方について問題はないかとの質問があり、佐藤仁志副会長より、現在「会長推薦」という言葉は使っていないこと、重任の方はこれまでの出席状況等も勘案して候補者資料を作成している等の回答があった。
海老原常務理事より、定員に1名満たないことについて質問があり、佐藤副会長より1名欠員状態で提案していること、これは今後補充が必要な場合を考慮したものであること等の回答があった。
坂本宗吏朗理事より、候補者選定に関する質問があり、佐藤副会長より、出席率なども考慮したこと、出席がゼロの方はいなかったこと、それぞれの事情や意向を個別に確認して案を作成したと等の回答があった。
以上の審議の結果、柳生会長より第2号議案について賛否を問い、異議なく承認された。
●第3号議案 顧問等の更改承認の件
原元総務室長より、名誉顧問の西村邦男氏について任期満了のため再委嘱したいこと、本人の了解も得ていること等について、資料に基づき説明があった。
審議の結果、柳生会長より第3号議案について賛否を問い異議なく承認された。
●第4号議案 規程の改定の件
原元総務室長より、今回提案したものは理事会規程等3規程の新設、常務会規程等4規程の改定、理事会運営規程、書面表決理事会規程および専門委員会規程の廃止、全規程の番号の入れ替えを上程するものであること、表現の統一など、全体的な見直しを図ったものも含まれること等、資料に基づき説明があった。
河地理事より、情報公開規程第2条「絶版の場合を除く」の意味について質問があり、原元総務室長より、有償販売物は購入してもらうものなので規程の対象から除いているが、絶版の公開請求があった場合はコピーを取る等の対応を想定しているとの回答があった。
河地理事より、当会ホームページのリンクの扱いについて質問があり、小林豊会員室長より、リンク基準をホームページ等で公開し、リンクの申請を受けて審査をしていること、野鳥保護上問題がないかを審査基準としている等の回答があった。
花田理事より、情報公開規程第4条のインターネット上で情報公開する理由について質問があり、佐藤副会長より、公益法人はできるだけオープンであるべきとの大原則がある中で、主務官庁である環境省から公務員制度改革大綱の関係上補助金や委託を受けている公益法人に対して補助金や委託、役員の内容について一般に公開するよう指導があるためであるとの回答があった。
坂本理事より、個人情報保護規程第2条の定義に「顧客」という文言が使われているが、「会員」を含めた方が、会員を大切にしていることが示されて良いのではないかとの意見があった。これに対し、小林会員室長より、当会が取り扱う個人情報には、会員以外にも買い物の顧客や行事参加者等会員以外の方も多く含むため一般的な言葉を使ったとの回答があり、さらに佐藤副会長より、執行役員と事務局で今後検討するとの回答があった。
以上の審議の結果、柳生会長より第4号議案について賛否を問い、異議なく承認された。なお、文言の統一等に伴う字句の軽微な変更は、改めて問う必要のないことも併せ承認された。
引き続き本件に関し、佐藤副会長より、今後改定予定の支部規程の基本方針について説明があった。ポイントは、原則として現在の財団本部と支部の関係を継続すること、財団を冠した支部があるので改定時に整理したいこと、支部設立を支部「認定」制度として改めること、支部組織を任意団体、NPO法人のいずれでも対応できるようにしておくことである等、資料に基づいて説明があり、討議が行われた。
山川正吾理事と花田理事より、きちんと整理することに賛成との意見、三宅武理事より、支部でも規約の見直しを始めたところであり助言を頂きたいとの発言がそれぞれあった。
松富士理事より、支部認定基準では、既存支部において支部報や会員数で満たさない支部があり統廃合が必要と思われるが、その対応はどうするのかとの質問があり、佐藤副会長より、本規程とは別に検討するとの回答があった。
河地理事より、NPO法人の認証には独立性が求められるが、この規程の「理事会の認定」が妨げになるのではないかとの意見があり、佐藤副会長より、原則として日本野鳥の会○○支部という名称のNPO法人は可能であると確認していること、「日本野鳥の会」の名称が本会と無関係な団体に使用された場合には商標登録によって対抗できること、支部のNPO法人化の妨げとならないよう検討したとの回答があった。
松田理事より、支部名として「財団法人日本野鳥の会 ○○支部」が認められないのかとの質問に対し、佐藤副会長より、現規程上も認められていないこと、従来はこのことについてあまり徹底してこなかった経緯があること等の回答があった。さらに松田理事より、本会とは無関係のNPO法人が法人名に「日本野鳥の会」を冠することもありうるし、現に存在するのではないかとの意見があり、佐藤副会長より、そのような例はないと認識している、仮にそのような場合には、商標登録を根拠に抗議等を行うこととなるであろうとの回答があった。また、支部が現状のまま任意団体であってもNPO法人化しても、どちらの場合でも対応できる規程としたいこと。後者とする場合、総会における定足数の問題がネックとなる恐れがあることなどの説明も併せ行われた。
松富士理事より、NPO法人化を検討する際の指針となるものにしてほしいとの意見があった。
佐藤副会長より、引き続き各支部の意見を募集し、必要に応じて支部ネット通信も利用して検討を進めたいとの説明があった。また、飯塚事務局長より、本会は、財団法人の部分と支部を含めたオール日本野鳥の会という二重の構造になっていること、支部は「会員」が設置するものであり、無秩序な設置を防ぐため理事会承認を条件としていること、本会が財団化する以前よりいくつかの支部は存在していたため二重構造の曖昧さがあること、そうした曖昧さを残すのか、認定制度として今回きちっと整理を図るのかといった議論であるとの補足説明があった。
河地理事より、支部規程上程の時期について質問があり、佐藤副会長より状況にもよるが次期理事会の予定であるとの回答があった。
山川理事より、支部設立時の支部規約についてマニュアルが必要との意見があり、佐藤副会長より、判断材料となるような何らかのものを今後検討していきたいとの回答があった。
議論の結果、提案された基本方針で進めていくことが確認された。
●第5号議案 野鳥保護区購入の件
葉山政治サンクチュアリ室長より、持田勝郎様の寄付による持田基金を利用して根室市にシマフクロウ生息地としては2箇所目となる野鳥保護区を購入する件について、資料に基づき説明があった。
河地理事より、行動圏等について質問があり、葉山サンクチュアリ室長より行動圏内等については、地元在住の専門家の情報等で確認していること、前回購入地との間には個人の地権者が多くいるため、取得や保護にむけ順次交渉しているとの回答があった。
河地理事より、点でなく「面」で抑えないと意味がないとの意見、また根室道路計画について質問があった。これに対し、葉山サンクチュアリ室長より、根室道路の取り付け部付近にタンチョウやオジロワシなどが生息しており、現在計画が止まっていること、本会がシマフクロウ保護区を設置することで大きな発言権を得ることになる等の回答があった。
これに関連し花田理事より、根室道路は北海道ブロックで対応してきたこと、タンチョウの生息により計画は凍結していること、価格が安い今のうちに購入した方がよいとの意見があった。
鈴木常務理事より、土地の様子についての質問があり、葉山サンクチュアリ室長より、地目は採草地などであり、現況は2つの河川に挟まれた場所で川沿いに林がある状況との回答があった。
三宅理事より、何番いが生息しているか質問があり、葉山サンクチュアリ室長より、現在1番いが利用しているとの回答があった。
以上の審議の結果、柳生会長より第5号議案について賛否を問い、異議なく承認された。
●第6号議案 中長期計画策定の件
海老原美夫常務理事より、当初のスケジュールを変更して平成19年度計画に反映させることとしたいこと、理由として当初の見通しが甘かったことに加え、8月の理事懇談会、常務会作業部会等での議論を重ねる中で基本方針の結論が見えず改めて課題の洗い出しが必要であったこと、抽象論でなく内容を伴うものとするために時間が必要であること等について、資料に基づき説明があった。
また、飯塚事務局長より、本件の背景として、この2年ほど会員増加も収入増加もなく、今年度決算見込もマイナス3000万円と苦戦しておりこのままでは変化は望めないこと、サンクチュアリについては今後増やすのかどうか、事務所を2箇所持つことの負担、これらの統合問題がある等の補足説明があった。
花田理事より、本件は非常に大変な作業であり、しかも赤字状態からでもあるので平成20年度でもよいのではないかとの意見があった。
松田理事より、夢を語ること、何かを願うことは大事であるが、それに向けて走らないと、例えばまず私達が身近な人を1人誘うなどできることから始めないと、19年になっても20年になっても実現しないと思うこと、できることを始めるという提案をしたいとの意見があった。
鈴木常務理事より、自身も家族を誘っていること、隣の人に鳥の夢を語ることからだと思うこと、できることは何かについて理事が一致団結してあたりたいとの意見があった。
松富士理事より、まず周囲の人に呼びかけること、感動を与えることが会員になるきっかけであること、平成19年度に必ず実施することを条件に賛成するとの意見があった。
阿瀬理事より、家族会員を呼びかけているためか会員数は維持されているとの意見があった。
伊藤直人監事より、中長期計画策定について、結局は財政問題に尽きること、まず財政問題への具体的な1歩を踏み出すことが最優先と考えること、そののちに大きな夢に向かってほしいとの意見があった。
三宅理事より、鳥の写真を撮ってホームページなどに載せる人が最近増えており、そうした仲間のネットワークもあり、このうち1人が本会の会員になったことで芋づる式に会員となった例を挙げ、潜在的な層にさらなる呼びかけをしたらどうかとの意見があった。
以上の審議の結果、柳生会長より第6号議案について賛否を問い、異議なく承認された。
●その他の議案、意見など
阿瀬理事より、理事会の日程について、野鳥密猟問題シンポジウム等他の行事と重ならないよう配慮してほしいとの意見があった。
花田理事より、全国大会の復活について北海道ブロックで話し合い、同ブロックは引き受けることとなり、世話役はオホーツク支部長となったこと、いつか話題にしてほしいとの意見があった。
滑志田隆理事より、日本野鳥の会という名称の使用、商標登録について、有名な名称を借りた寄付金集めなど悪意で利用されることも想定し、理事会としてきちんと整理するべきであるとの意見があった。これに対し、飯塚事務局長より、商標登録しているのは「野鳥」とシンボルマークであり、次回理事会までに詳細について整理するとの回答があった。
松富士理事より、理事がブロックについて理解するため、理事会の賛同があれば理事会を年1回はブロック大会と同時開催したいとの提案があった。
花田理事より、北海道ブロックは全国大会が北海道開催となれば理事会も引き受けるとの発言があった。
●報告事項
1.会員、決算見込の状況ほか
小林会員室長より、会員の状況について、17年度上期末の会員数は若干増加したが11月末でその増加分に迫る減少となったこと、原元総務室長より、決算見込について、仮集計はマイナス3100万円であるが予算比では400万円好転したこと等、それぞれ資料に基づき説明があった。
2.新規タンチョウ生息地3案件の買い取り交渉について
葉山サンクチュアリ室長より、北海道の3箇所で交渉を進めていること等の報告が資料に基づきあった。また、佐藤副会長より、土地購入について、現在の本会のスタンスは、行政による保護の網掛けから外れた生息上の重要部分をターゲットにしているとの補足説明があった。
葉山サンクチュアリ室長より、早瀬野鳥保護区別寒辺牛湿原がラムサール登録湿地になったこと、その件を野鳥誌1月号で報告するとの追加報告があった。
3.子どもの中に野鳥ファンを増やす事業
箱田敦只普及室長より、会員の高齢化に伴い、若年層への働きかけを強化するため、本事業を展開することについて、資料に基づき説明があった。
これに対し松田理事より、同様の内容を、お金を持っている大人、60歳以上の大人にも伝えてほしいとの意見があった。
●その他
滑志田理事より、ラムサール条約締約国会議に関する本部のスタンスを明確にし、成果を理事会でも報告してほしいとの意見があり、これに対し中村専務理事より、本部の顔が見えない等の指摘は否めないところである、会全体の広報体制づくり等が課題であると認識しているとの回答があった。
滑志田理事より、日本および世界の自然保護活動の連帯に加わるために本会を支持し参加していること、本会が国際社会における役割を果たしその成果を報告してほしいとの意見があった。
高松健比古監事より、滑志田理事の発言に対し、今回のラムサール条約登録ではJAWANが活躍し本会の発言は弱かったこと、本会は他の民間NGOとより一層力を会わせてリストからから洩れている重要な湿地の登録を進めてほしいこと、鳥達のための国際的活動についても中長期計画に含めてほしいとの意見があった。
松田理事より、理事会に金銭の問題を出さないでほしいこと、野鳥や山、沼など自然が好きな人を増やして、夢、願いや自然に対する思いをふくらませることが本会の役割であり、これを実現する職員、スタッフが十分な生活をできるようにサポートするのが理事の務めであるとの発言があった。
松富士理事より、有明海水鳥調査報告書について希望者に頒布すること、来年5月に支部主催の有明海シンポジウムの開催を検討しているので協力等お願いしたい、等の報告があった。
以上により、17時00分、全ての議事審議及び報告が終了した。
上記の議事を明らかにするため議事録を作成し、議長及び出席理事の名において記名、捺印する。
2006年1月12日
財団法人日本野鳥の会 平成17年度第二回理事会
議 長 柳生 博
議事録署名人 松田 輝雄
議事録署名人 松富士 将和
(総務室/吉家奈保美)
2月12日の理事会で改定された、「会員規程」、「個人情報保護規程」について、別紙で掲載いたします。いずれも重ねての郵送はいたしませんのでご了承ください。いずれも既存の規程の改定となりますので、今回改定したものと差替えをお願いいたします。
※インターネット版では、別紙の掲載をしておりません。ご了承ください。
(総務室/吉家奈保美)
■ 入会者のイメージの最多は「自然全般を保護する団体」 ■
会員室では2005年1月から、新入会された方に「入会時アンケート」をお送りさせていただき、入会の動機やその背景などを把握し、事業に反映させるためのご協力をいただいております。このたび1年分の結果がまとまりましたのでご報告いたします。
アンケート対象者は、2005年1月〜2005年12月の新入会者のうち家族会員を除いた方で1,835名です。以前に会員で一旦退会された後に再入会された方は含みません。
回答をいただいた方は327名、回収率は17.8%でした。
今回実施したアンケートの質問とそれに対する回答は下記のとおりでした。また使用したアンケート用紙と各質問の選択形式などは別掲のとおりです。
A.あなた自身についてお伺いします
A1.年令
回答者の年令は、60代が最も多く40.4%、次いで50代の23.6%、平均年齢は56歳(グラフ1)でした。
入会者と回答者の属性比較は、入会者の属性集計が間に合いませんでしたので、残念ながらできておりません。また、入会の際に年齢、性別を把握できない場合もありますので、完全な比較は難しいのですが、前年度(04年度)の入会者2,495名のうち年齢の把握できる1,807名では、年齢層は60代が最多の30.0%、次いで50代の25.2%でしたので、これと比べると今回の回答者はやや高齢の方に偏った傾向がありました。
A2.性別
回答者の性別は、男性69%、女性31%でした。前年度(04年度)の入会者で性別の把握できる1,807名では男性が63%、女性は37%でしたので、これと比較すると今回の回答者は男性の比率が若干高くなっています。
A3.お住まいの都道府県
回答者の都道府県は、東京都が最も多く50名(15.3%)、次いで神奈川県30名(9.2%)、埼玉県24名(7.3%)でした。都道府県別の会員全体の比率(2006年3月1日時点)は、東京都が最も多く15.4%、次いで神奈川県の10.4%ですので、概ね会員全体と同じ傾向だと思われます(グラフ2)。
A4.お住まいの区域
お住まいの区域(区部、市部、町村部)では市部が最多の199名でした。(グラフ3)
A5.会員の種類
会員種別では赤い鳥(支部型)会員が最多145名(44.8%)、次いでおおぞら(総合)会員91名(28.1%)という結果でした。前年度(04年度)の入会者全体では、赤い鳥(支部型)会員が最多で30.1%、次いで青い鳥(本部型)会員が26.9%、おおぞら(総合)会員が21.7%ですので、赤い鳥(支部型)会員が最も多いのは同じですが青い鳥(本部型)会員とおおぞら(総合)会員は逆転しています。(グラフ4)
このような傾向を踏まえた上で、今回の報告をご確認ください。
B.あなたが所属している団体についてお伺いします
B1.他にどちらの自然保護団体の会員になっていますか?
この質問には、全回答者の約17%、57名の方が回答されました。会員になっているとして挙げられた団体数は45団体、最多は日本自然保護協会(NACS-J)の10名、次いでWWFジャパン、日本鳥類保護連盟が同数の4名ずつでした。
B2.当会に入会する際に、他の団体と比較しましたか?
この質問には「比較した」が3%、「比較しなかった」が97%(グラフ5)と、ほとんどの方が最初から野鳥の会に絞って入会されている様子がうかがえます。
B3.どちらの団体と比較して、なぜ当会への入会を決めましたか?
「比較した」方が当会を選ばれた理由の一例としては、ご家族が他団体に入会されたのでご本人は野鳥の会に、というものがありました。
C.日本野鳥の会についてお伺いします
C1.当会のことをいつ頃からご存じでしたか?
「10年以上前」との回答が最も多く、回答数323名中、191名(59.1%)でした。(グラフ6)
C2.当会を知ったきっかけ・情報源は何でしたか?
回答数322名中「何となく」や「その他」が合わせて109名(33.9%)と“漠然と知っていた”というものが一番多く、次いで「テレビ・ラジオ」が合わせて60名(18.6%)、「知人」が38名(11.8%)という結果となりました(グラフ7)。
C3.その時の当会のイメージはどのようなものでしたか?
回答数320名中「鳥好き、自然好きの集団」が94名(29.4%)、「野鳥観察の趣味を広げる団体」が75名(23.4%)、「自然全般を保護する団体」が45名(14.1%)(グラフ8)という結果でした。
C4.今回、入会するにあたって当会のイメージは変わりましたか?
回答数316名中172名(54.4%)が「変わらない」、144名(45.5%)が「変わった」とお答えになりました。
この「変わらない」、「変わった」について、当会のイメージ毎に比較したところ、「変わらない」より「変わった」とする回答者が多いのは、「鳥好き自然好きの集団」と「自然全般を保護する団体」の2つのイメージでした。このうち「自然全般を保護する団体」では、「変わらない」との回答者が大幅に多くなっていました。一方、「鳥の数を数えている集団」では、イメージが「変わった」とする回答者が大幅に多くなっていました(グラフ9)
C5.どのようなきっかけ・情報でイメージが変わりましたか?
「変わった」と回答された方々に「イメージ変化のきっかけ」を訊ねた結果、最多の34名(23.6%)が「探鳥会・イベント」、次いで「入会パンフレット」が33名(22.9%)という回答でした。(グラフ10)
C6.どのようなイメージに変わりましたか?
「変化後のイメージ」をお伺いしたところ、回答数141名中99名(70.2%)が「自然全般を保護する団体」でした。
変化前と変化後のイメージを比較したところ、変化前に「野鳥観察の趣味を広げる団体」または「野鳥のみを保護する団体」とイメージしていた回答者のほとんどが、変化後は「自然全般を保護する団体」というイメージなっていました。一方で変化前に「鳥の数を数えている集団」または「鳥の調査研究をしている団体」とイメージしていた回答者では、「自然全般を保護する団体」への変化が多かったものの「鳥好き、自然好きの集団」へイメージが変化した回答者も相当数ありました。(グラフ11)
このように変化した結果、入会に際しての当会のイメージは「自然全般を保護する団体」が最も多く、次いで「鳥好き、自然好きの集団」なりました(グラフ12)。ここで用いたイメージは、「変化しなかった」とした回答者のイメージ毎の人数と、「変化した」とした回答者の変化後のイメージ毎の人数を加えたものです。
D.入会の動機をお教えください
入会動機について選択肢(複数回答可)と、その他のフリー回答でお答えいただきました。「入会することで何を得たいですか?」の選択質問には回答総数848件(複数回答可のため“件”で標記)の内、「探鳥会や自然観察会に参加するための情報がほしい」が177件(20.9%)、次いで「鳥の名前や生活に関する知識を得たい」が176件(20.8%)でした(グラフ13)。
これを入会に際しての当会のイメージ毎に比較したのがグラフ14です。イメージと入会の動機との間のはっきりした傾向は分かりませんでした。このうち「鳥の数を数えている集団」は回答数が8件と少ないため精度が低いと考え評価に含めていません。入会に際してのイメージは、「変化しなかった」とした回答者のイメージ毎の人数と、「変化した」とした回答者の変化後のイメージ毎の人数を加えたもので比較しています。
その他の入会動機では、回答総数358件中145件(40.5%)が「バードウォッチングを新しい趣味とするため」と圧倒的に多く(グラフ15)、フリー回答では「柳生会長のファンだから」や「バードウォッチング講座に参加したのがきっかけ」「子どもにも関心をもってほしいから」などといった回答がありました。
また「入会して支援したいものは何ですか?」への回答では、回答総数481件中227件(47.1%)が「会費を払うことで会の行う自然保護活動に役立ちたい」というものでした。これを、入会に際してのイメージ毎に比較したのがグラフ16です。入会に際してのイメージは、「変化しなかった」とした回答者のイメージ毎の回答件数と、「変化した」とした回答者の変化後のイメージ毎の回答件数を加えたものです。このグラフの中で「鳥の数を数えている集団」のイメージの回答は9件、「野鳥のみを保護する団体」のイメージの回答は29件と少なく精度が低いと考え評価の対象に含めていません。
「会費を払うことで会の行う自然保護活動に役立ちたい」は、どのイメージでも比較的多くを占めていますが、やはり「自然全般を保護する団体」のイメージを持った回答者で比率が多くなっていました。一方、「探鳥会や観察会に協力したい」は「野鳥観察の趣味を広げる団体」で多くなっており、「調査研究活動に協力したい」は「鳥の調査研究をしている団体」で多くなるなど、入会に際してのイメージと入会して支援したいものである程度の一致が見られました。
おわりに
1年間の集計を終えて、新規入会される方の大まかな傾向を知ることができました。ご協力いただいた方には御礼申し上げます。
今回の結果から、急務である会員増、支援増策に必要なたくさんの手がかりと反省点を得ることができました。まず、回答者の半数以上が10年以上前から当会をご存じなのに入会されなかったこと(グラフ5)は、想定外の結果でした。では今回どのようなきっかけで入会されたのか知りたいところですが、想定していなかったためアンケートに適切な質問が用意できていなく、把握することができませんでした。今後、アンケートの質問を改善し把握に努めたいと思います。
入会に際してのイメージで一番多かったのが「自然全般を保護する団体」だったこと(グラフ11)も想定外でした。「鳥好き、自然好きの集団」や「野鳥観察の趣味を広げる団体」と比べて「自然保護全般・・・」は倍以上に達しています。また昔の紅白歌合戦での“カウント”から想定していた「鳥の数を数えている集団」では、入会前にはそのイメージを持っていても途中で変化して、入会の際には「鳥の数を・・・」はほとんどありませんでした。
入会前のイメージから「自然保護全般・・・」に変化して入会される方が多いことも興味深い結果でした。「自然保護全般・・・」が多いのであれば、入会にあたって日本自然保護協会やWWFジャパンなどとの比較がありそうに思われますが、グラフ4のとおりほとんどの回答者は比較をされていません。またこのイメージの変化が探鳥会などへの参加や入会パンフレットを受け取ることで起こっていることも分かりました(グラフ9)。
入会の動機では、「探鳥会や自然観察会に参加するための情報が欲しい」や「鳥の名前や生活に関する知識を得たい」、「バードウォッチングを新しい趣味とするため」の回答が多くなり(グラフ12、14)、なるほどという結果でした。また入会して支援したいことでは、入会に際してのイメージによって支援内容に違いが出ること(グラフ15)がわかり、当然とも言えますが今回のアンケートではこれがデータとして確認することができました。
これらのことから、会員増、支援増には次のことが重要であろうと考えます。
- 単なる趣味の会ではなく、自然全般を保護している団体であることをよりPRする
- 保護活動の実績をより分かりやすく、そして広くPRする
- 探鳥会や観察会の情報発信と参加の呼びかけを強化する
- 鳥に関する知識や情報の発信を強化する
- 保護活動や探鳥会活動、調査研究活動のそれぞれに参加や支援のメニューを用意する
この結果を活かして、現状の事業の見直しや新たな対応に取り組んでまいりたいと思います。支部で活動されている皆さまにおかれましても、以上の結果をご参考にしていただき、日頃の活動に役立ていただければと存じます。
また入会者アンケートは引き続き実施いたしますので、質問内容を工夫し、正確なニーズ等の把握に努めてまいります。
(会員室/吉倉浩子)
■ バードプラザのイベント報告 中野泰敬の撮影講座
〜鳥のくらしを知ってよい写真を撮ろう〜 ■
野鳥の撮影についてはかねてより、繁殖への影響など問題も指摘されてきました。当会では30年程前から、会誌で座談会を組んで課題を検討したり、フィールドマナーを呼びかけ野鳥を脅かさない注意を喚起したり、最近では写真専門雑誌で記事として取り上げてもらったりもしています。しかし、現実には対応が追いついているとは言えません。
特に、昨今のデジスコブームは、バードウォッチングを経験していない方々が野鳥撮影をするようになってきたということが大きな特徴です。普及事業としては、デジスコユーザーを対象とした野鳥撮影に対するマナーの向上を呼びかけていかなければならないと考えています。
そこで、バードプラザでは、この取り組みの一環として、1月21日に野鳥写真家の中野泰敬氏をお招きして「鳥の暮らしを知ってよい写真を撮ろう」という講座を開催しました。中野さんは、当会の元レンジャーでもあり、野鳥を撮影するには、野鳥について知ることが先と常々主張されている方です。
講座の中では、よい写真を撮影するためにはバードウォッチングを通して、野鳥の行動を知ることが不可欠であり、野鳥をよく観察することで野鳥にストレスを与えているかどうかがわかるようになってくるというお話をしていただきました。
また、普及室の安西からはフィールドマナーの具体的な内容についての解説と、きれいな鳥、目立つ鳥だけでなく、身近な鳥にも目を向けてよく観察して撮影して欲しい、というメッセージを送りました。
今回のイベントは、ホームページと野鳥誌で呼びかけたところ、26名の方の申し込みがあり、いずれも野鳥撮影の初心者の方々でした。フィールドマナーについては、「聞いたことはあるが、詳しくは知らなかった」という方がほとんどでした。
講義終了後のアンケートでは、「今後、撮影の機材や技術よりも野鳥の生態をしっかりと観察したい。」という反応がほとんどを占め、野鳥の撮影時には、フィールドマナーを心がけ、野鳥の生態について知ることが、素敵な一枚を撮るポイントであることを知っていただけたと思います。
フィールドマナーの普及はともすれば、バードウォッチングの楽しみを規制するマイナスイメージが強く働きます。今回の講座では、野鳥撮影の最前線で活躍される中野氏を講師に迎えて、「良い写真」を撮影することと「フィールドマナー」を守ることを両立させようと試行してみたものです。
普及室では今後も、写真撮影に関するフィールドマナーの普及に対して様々な形で取り組んでまいりたいと思います。
(普及室長/箱田敦只)
■ 会員数 ■
●3月1日会員数 46,101人(対前月 −70人)
7ヶ月連続して会員数がマイナスとなり、先月に比べ70人の会員数減少となりました。
2月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より168人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。この復活者数を入会者数に加えても、退会者数が多かったために、前月に比べて70人の会員数減少という結果になりました。
なお今月は、本通信2006年1月号でお知らせしました過去退会者へのDMの反応として32人が再入会しているため、復活者数が通常よりも多くなっています。
2月の入会者数は前年同月の入会者数に比べ-39人です。2005年9月の入会者数を除き今年度の各月の入会者数は、前年同月の入会者数に比べマイナスもしくは同数と、入会申込みは前年度に比べ依然減少傾向にあります。2005年4月〜2006年2月までの入会者累計は1,885人と、前年同期の入会者累計2,225人に比べると−340人となっています。
表1 2月の入会・退会者数 |
|
入会者数 |
退会者数 |
個人特別会員 |
3人 |
14人 |
総合会員(おおぞら会員) |
36人 |
132人 |
本部型会員(青い鳥会員) |
26人 |
34人 |
支部型会員(赤い鳥会員) |
58人 |
74人 |
家族会員 |
37人 |
74人 |
合計 |
160人 |
328人 |
年度累計 |
1,885人 |
※ |
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。
2月の入会案内発送件数 1,838件(年度累計51,325件)
2 月のホームページアクセス件数 27,431件(年度累計259,553件) |
|
■都道府県および支部別会員数■
都道府県別の会員数の合計46,362人には野鳥誌の贈呈数も含まれており、野鳥誌贈呈数261を引いた数が公称会員数となります。
表2 都道府県別の会員数 (3月1日現在)
都道府県 |
会員数 |
対前月差 |
都道府県 |
会員数 |
対前月差 |
都道府県 |
会員数 |
対前月差 |
都道府県 |
会員数 |
対前月差 |
北海道 |
2,054人 |
-7人 |
神奈川県 |
4,840人 |
-16人 |
大阪府 |
2,427人 |
0人 |
福岡県 |
1,575人 |
-9人 |
青森県 |
368人 |
0人 |
新潟県 |
499人 |
2人 |
兵庫県 |
1,778人 |
0人 |
佐賀県 |
223人 |
0人 |
岩手県 |
484人 |
-4人 |
富山県 |
255人 |
0人 |
奈良県 |
673人 |
-5人 |
長崎県 |
284人 |
-3人 |
宮城県 |
583人 |
-3人 |
石川県 |
340人 |
0人 |
和歌山県 |
229人 |
-2人 |
熊本県 |
472人 |
-2人 |
秋田県 |
260人 |
1人 |
福井県 |
282人 |
1人 |
鳥取県 |
242人 |
-1人 |
大分県 |
276人 |
-3人 |
山形県 |
223人 |
0人 |
山梨県 |
374人 |
5人 |
島根県 |
161人 |
-1人 |
宮崎県 |
299人 |
-5人 |
福島県 |
863人 |
-3人 |
長野県 |
1,041人 |
6人 |
岡山県 |
633人 |
0人 |
鹿児島県 |
423人 |
0人 |
茨城県 |
1,210人 |
-4人 |
岐阜県 |
676人 |
1人 |
広島県 |
745人 |
-2人 |
沖縄県 |
152人 |
3人 |
栃木県 |
554人 |
1人 |
静岡県 |
1,750人 |
-8人 |
山口県 |
525人 |
1人 |
その他 |
158人 |
-4人 |
群馬県 |
995人 |
1人 |
愛知県 |
1,911人 |
-8人 |
徳島県 |
413人 |
2人 |
全国 |
46,362人 |
-65人 |
埼玉県 |
2,798人 |
-7人 |
三重県 |
536人 |
2人 |
香川県 |
272人 |
2人 |
|
千葉県 |
2,424人 |
-3人 |
滋賀県 |
354人 |
2人 |
愛媛県 |
421人 |
0人 |
東京都 |
7,127人 |
6人 |
京都府 |
986人 |
0人 |
高知県 |
194人 |
-1人 |
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (3月1日現在)
支部 |
会員数 |
対前月差 |
支部 |
会員数 |
対前月差 |
支部 |
会員数 |
対前月差 |
支部 |
会員数 |
対前月差 |
小清水 |
4人 |
0人 |
福島 |
211人 |
-2人 |
長野 |
539人 |
-8人 |
島根県 |
173人 |
-1人 |
オホーツク |
189人 |
-2人 |
郡山 |
226人 |
-4人 |
軽井沢 |
277人 |
-3人 |
岡山県 |
619人 |
-3人 |
根室 |
84人 |
-2人 |
二本松 |
59人 |
0人 |
諏訪 |
276人 |
1人 |
広島県 |
720人 |
-2人 |
釧路 |
179人 |
-2人 |
白河 |
70人 |
-2人 |
木曽 |
54人 |
2人 |
山口県 |
528人 |
-4人 |
十勝 |
154人 |
-1人 |
会津 |
69人 |
0人 |
伊那 |
95人 |
4人 |
香川県 |
238人 |
1人 |
旭川 |
88人 |
-5人 |
南会津 |
20人 |
0人 |
甲府 |
265人 |
5人 |
徳島県 |
447人 |
-4人 |
滝川 |
53人 |
0人 |
いわき |
157人 |
-1人 |
富士山麓 |
93人 |
-2人 |
高知 |
197人 |
-3人 |
道北 |
34人 |
-1人 |
福島県相双 |
13人 |
1人 |
東富士 |
68人 |
1人 |
愛媛県 |
409人 |
-2人 |
江別 |
24人 |
-3人 |
福島県原町 |
16人 |
0人 |
沼津 |
244人 |
-1人 |
北九州 |
431人 |
-4人 |
札幌 |
424人 |
5人 |
茨城 |
1,169人 |
-13人 |
南富士 |
296人 |
3人 |
福岡 |
769人 |
-14人 |
小樽 |
163人 |
-1人 |
栃木県 |
534人 |
-2人 |
南伊豆 |
61人 |
-1人 |
筑豊 |
228人 |
-1人 |
苫小牧 |
233人 |
-2人 |
群馬県 |
882人 |
-8人 |
静岡 |
580人 |
-14人 |
筑後 |
184人 |
-4人 |
室蘭 |
171人 |
-5人 |
吾妻 |
105人 |
0人 |
遠江 |
488人 |
-2人 |
佐賀県 |
270人 |
-4人 |
函館 |
100人 |
-4人 |
埼玉県 |
2,308人 |
-15人 |
愛知県 |
1,517人 |
-19人 |
長崎県 |
299人 |
-9人 |
道南檜山 |
72人 |
-1人 |
千葉県 |
1,837人 |
-20人 |
岐阜県 |
702人 |
1人 |
熊本県 |
470人 |
-7人 |
青森県 |
228人 |
1人 |
東京 |
5,103人 |
-26人 |
三重県 |
463人 |
2人 |
大分県 |
286人 |
-3人 |
弘前 |
153人 |
0人 |
奥多摩 |
1,068人 |
-4人 |
奈良 |
642人 |
-8人 |
宮崎県 |
302人 |
-4人 |
秋田県 |
262人 |
-2人 |
神奈川 |
3,861人 |
-43人 |
和歌山県 |
227人 |
-1人 |
鹿児島県 |
380人 |
-10人 |
山形県 |
226人 |
-1人 |
新潟県 |
419人 |
3人 |
滋賀 |
288人 |
1人 |
八重山 |
80人 |
1人 |
宮古 |
119人 |
-4人 |
佐渡 |
22人 |
0人 |
京都 |
1,051人 |
-16人 |
やんばる |
124人 |
2人 |
盛岡 |
231人 |
-2人 |
富山県 |
232人 |
0人 |
大阪 |
2,356人 |
-15人 |
合計 |
42,423人 |
-332人 |
北上 |
137人 |
1人 |
石川 |
323人 |
-2人 |
兵庫県 |
1,540人 |
-5人 |
|
宮城県 |
583人 |
-6人 |
福井県 |
274人 |
-1人 |
鳥取県 |
258人 |
-6人 |
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
(会員室/伊野純子)
■ 2006年チャリティ年賀状は11万円 ■
野鳥誌2005年11月号及び支部ネット通信No.12(2005年3月号)でご紹介しました、コンビニエンスチェーンストア・セイコーマートとの提携チャリティ年賀状の販売が終了しました。今年は2名の写真家の方にご協力いただき、セイコーマートに年賀状のデザインを提供、売り上げの一部をご寄付いただきました。
今回の年賀ハガキの総販売枚数は合計14,582枚、これによりセイコーマートからの寄付金額が16,300円、代理店からのロイヤリティとデザイン使用料が91,774円、合計108,074円という結果でした。
昨年ファミリーマートとの同様の提携実績と比較すると、総販売枚数378,595枚、これによるファミリーマートからの寄付金額は983,846円、代理店からのロイヤリティ及びデザイン使用料984,024円、合計1,967,870でしたので、今回の結果は昨年の約5.5%とかなり規模が小さいものとなりました。
この結果の要因としては、主に下記が考えられます。
(1)販売店舗:全国展開の前回に対し、今回は北海道地区など、一部の地域に限られていた。
(2)デザイン等:昨年は酉年のタイミングで写真とイラスト計3種類のハガキを販売したのに対し、今回は2種類で、また戌年のため鳥のデザインの購買が伸びなかった。
(3)販売形態:前回はハガキへの名入れ印刷、及び3種類を1セットにしたパック販売の2形態で実施し、寄付金額の約3分の2がパック販売によるものだったが、今回は名入れ印刷のみの販売だった。
以上の結果をふまえ、「チャリティ年賀状」を寄付収入の一形態として継続していけるよう、引き続き企画検討していきたいと思います。
(会員室/吉倉浩子)
■ 今年のバードメイトはアカコッコ ■
今年の新しいバードメイト・ピンバッジはアカコッコです。昨年、一昨年とバッジ化のご希望の多かった鳥をデザインしてきましたが、今年は当会が進める、野鳥の重要な生息地を守る活動「IBA」事業にちなんだ鳥から選びました。アカコッコは、今年帰島1年を迎えた三宅島を代表する鳥でもあります。バッジを通して多くの方に当会の事業や三宅島について関心を持っていただけたらと思います。
各支部には近日中に見本をお届けいたします。なお、野鳥誌4月号にはアカコッコを紹介した新しい寄付パンフレットを同封いたしました。バッジと併せて各支部宛にお届けする予定です。今年もバードメイトの普及にご協力をお願いいたします。
(会員室/吉倉浩子)
●鳥インフルエンザで臨時電子メール版を発行
3月14日に臨時電子メール版として、鳥インフルエンザ情報を配信しました。内容は バードライフ・インターナショナルが、2006年2月28日に鳥インフルエンザ問題に対して出した声明の翻訳です。当会ホームページへも掲載しています。
この記事は、当会ホームページの鳥インフルエンザ情報ページからご覧いただくことができます。トップページ(
http://www.wbsj.org/)の鳥インフルエンザ情報バナーをクリックしてください。
今後も臨時の鳥インフルエンザ情報は、随時メールにて配信いたします。
●投稿お待ちします
各支部やブロックからの投稿記事をお待ちしております。原稿はメールでお送りいただけます。特に締め切りはありませんが、月の前半にお送りいただければ、その月の号に掲載可能です。
本通信のバックナンバーは、ホームページから閲覧できます。URLは以下のとおりです。
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/
●電子メール配信
本通信は電子メールでもお送りしています。電子メール配信のお申し込みは、下記のメールアドレスまでお気軽にどうぞ。
(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第24号
発行:財団法人日本野鳥の会 2006年3月30日
担当:会員室
〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1
小田急西新宿ビル1F
TEL.03-5358-3510・3511 FAX.03-5358-3608
E-mail:
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