No.14
2005年5月号
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会員数動向と会員・寄付拡大報告
平成16年度第2回評議員会(定例)議事録
事務局からのお知らせなど
会員数動向と会員・寄付拡大報告
会員数伸び率第1位は山梨県。会員の平均年齢は56歳。
■会員数の全体的な傾向
●入会者は増加、退会者は減少
   2004年度の入会者数は2,495人、退会者数は3,862人でした。2005年4月1日時点の本会会員数は46,644人となり、依然会員の減少が続いております(グラフ1)。
グラフ
グラフ1.4月1日時点の会員数

●入会者は増加、退会者は減少
 グラフ2は年度毎の入会者数と退会者数、および会員が翌年も会員を継続される率(継続率)を示しています。 
 入会者数は減少傾向にありましたが、04年度入会者数は6年ぶりに前年(03年)度に比べて97人増加となりました。また、04年度退会者数は3,862人と03年度より338人減少しました。
 継続率は91.9%と03年度に比べ0.4ポイント上昇しました。グラフからも分かりますように、入会者数より退会者数が依然多いため、会員数は減少しています。
グラフ
グラフ2.年間の入会者数と退会者数、継続率の推移

●総合会員の入会が減少傾向
 入会者、および退会者の会員種別の推移をグラフ3、4に示しました。総合会員(おおぞら会員)の入会者の比率は年々下がり、04年度は21.7%となっています。支部型会員(赤い鳥会員)の比率は上昇傾向にありましたが、04年では7.2ポイント減少し30.1%となりました。
 退会者の会員種別の比率では、個人特別会員の比率が高くなる一方で総合会員(おおぞら会員)の比率が下がっている傾向が見られます。
グラフ
グラフ3.入会者の会員種別の比率推移
グラフ
グラフ4.退会者の会員種別の比率推移

■地域別の会員数
●都道府県別では山梨が第1位に
 都道府県別の会員数の増減傾向を、対前年の伸び率の高い県から順に表1に示しました。04年度の伸び率が最も高いものは、山梨県の9.76%でした。04年度の伸び率が上位の鳥取県、熊本県は03年度に引き続き伸び率がプラスとなっています。04年度の全国の伸び率はマイナス2.73%と03年度より0.77ポイント上昇し、会員数が増加した都道府県は03年度より5県増え13県となりました。
表1.都道府県別の会員数の伸び率
(2005年4月1日現在)
順位 都道府県 会員数 対前年比 伸び率 順位 都道府県 会員数 対前年比 伸び率
1 山梨県 371人 33人 9.76% 25 佐賀県 232人 -5人 -2.11%
2 宮崎県 297人 7人 2.41% 26 愛知県 1,877人 -45人 -2.34%
3 滋賀県 315人 7人 2.27% 27 岐阜県 659人 -16人 -2.37%
4 鳥取県 245人 5人 2.08% 28 広島県 772人 -22人 -2.77%
5 熊本県 473人 9人 1.94% 29 東京都 7,261人 -210人 -2.81%
6 静岡県 1,805人 32人 1.80% 30 福岡県 1,599人 -53人 -3.21%
7 鹿児島県 397人 4人 1.02% 31 岡山県 632人 -21人 -3.22%
8 石川県 347人 3人 0.87% 32 埼玉県 2,835人 -102人 -3.47%
9 青森県 358人 3人 0.85% 33 神奈川県 4,972人 -181人 -3.51%
10 徳島県 416人 3人 0.73% 34 北海道 2,088人 -77人 -3.56%
11 愛媛県 424人 2人 0.47% 35 大阪府 2,478人 -96人 -3.73%
12 和歌山県 233人 1人 0.43% 36 千葉県 2,452人 -97人 -3.81%
13 秋田県 266人 1人 0.38% 37 新潟県 497人 -24人 -4.61%
14 栃木県 555人 -2人 -0.36% 38 福島県 877人 -44人 -4.78%
15 岩手県 493人 -2人 -0.40% 39 宮城県 595人 -31人 -4.95%
16 兵庫県 1,772人 -16人 -0.89% 40 京都府 994人 -53人 -5.06%
17 山口県 536人 -6人 -1.11% 41 富山県 253人 -17人 -6.30%
18 長野県 1,048人 -12人 -1.13% 42 福井県 276人 -19人 -6.44%
19 奈良県 687人 -9人 -1.29% 43 高知県 197人 -14人 -6.64%
20 三重県 533人 -9人 -1.66% 44 山形県 228人 -17人 -6.94%
21 大分県 283人 -5人 -1.74% 45 長崎県 288人 -28人 -8.86%
22 島根県 165人 -3人 -1.79% 46 香川県 268人 -31人 -10.37%
23 沖縄県 151人 -3人 -1.95% 47 群馬県 980人 -123人 -11.15%
24 茨城県 1,222人 -26人 -2.08%   全国 46,702人 -1,309人 -2.73%

●支部別では白河(福島県)が第1位
 支部の会員数の増減傾向を対前年の伸び率の高い順に表2に示しました。
 会員数が増加した支部は、03年度より9支部増え26支部となりました。また、支部の会員数が10人以上増加した支部は4支部でした。全支部の伸び率はマイナス3.55%と、03年度より0.69ポイント上昇しました。
 道南檜山・栃木県・木曽の3支部は、3年度連続(02〜04年度)して支部の会員数の伸び率が増加しています。
表2.支部別の会員数の伸び率
(2005年4月1日現在)
順位 支部 会員数 対前年比 伸び率 順位 支部 会員数 対前年比 伸び率
1 白河 71人 10人 16.39% 46 大分県 294人 -7人 -2.33%
2 東富士 67人 6人 9.84% 47 沼津 246人 -7人 -2.77%
3 北上 134人 8人 6.35% 48 福岡 783人 -23人 -2.85%
4 伊那 86人 5人 6.17% 49 三重県 467人 -15人 -3.11%
5 遠江 506人 22人 4.55% 50 広島県 744人 -24人 -3.13%
6 道南檜山 70人 3人 4.48% 51 札幌 448人 -15人 -3.24%
7 旭川 96人 3人 3.23% 52 筑豊 231人 -8人 -3.35%
8 富士山麓 104人 3人 2.97% 53 福島 213人 -8人 -3.62%
9 熊本県 467人 13人 2.86% 54 宮城県 603人 -23人 -3.67%
10 弘前 150人 4人 2.74% 55 岐阜県 698人 -27人 -3.72%
11 宮古 121人 3人 2.54% 56 岡山県 628人 -25人 -3.83%
12 静岡 621人 15人 2.48% 57 盛岡 233人 -10人 -4.12%
13 青森県 223人 5人 2.29% 58 大阪 2,432人 -109人 -4.29%
14 甲府 271人 6人 2.26% 59 島根県 175人 -8人 -4.37%
15 諏訪 273人 6人 2.25% 60 南伊豆 64人 -3人 -4.48%
16 宮崎県 301人 6人 2.03% 61 郡山 233人 -11人 -4.51%
17 木曽 51人 1人 2.00% 62 新潟県 416人 -21人 -4.81%
18 鳥取県 266人 4人 1.53% 63 十勝 155人 -8人 -4.91%
19 筑後 202人 3人 1.51% 64 やんばる 115人 -6人 -4.96%
20 愛媛県 417人 6人 1.46% 65 神奈川 4,031人 -214人 -5.04%
21 八重山 72人 1人 1.41% 66 京都 1,192人 -66人 -5.25%
22 吾妻 98人 1人 1.03% 67 埼玉県 2,354人 -131人 -5.27%
23 和歌山県 230人 2人 0.88% 68 いわき 160人 -9人 -5.33%
24 鹿児島県 365人 3人 0.83% 69 千葉県 1,899人 -107人 -5.33%
25 栃木県  534人 4人 0.75% 70 釧路 176人 -10人 -5.38%
26 南富士 296人 2人 0.68% 71 苫小牧 243人 -14人 -5.45%
27 道北 37人 0人 0.00% 72 福井県 270人 -16人 -5.59%
28 南会津 22人 0人 0.00% 73 東京 5,317人 -319人 -5.66%
29 佐渡 20人 0人 0.00% 74 愛知県 1,533人 -92人 -5.66%
30 長野 557人 -1人 -0.18% 75 高知 198人 -12人 -5.71%
31 秋田県 267人 -2人 -0.74% 76 富山県 230人 -14人 -5.74%
32 石川 334人 -3人 -0.89% 77 室蘭 173人 -11人 -5.98%
33 山口県 542人 -5人 -0.91% 78 山形県 233人 -16人 -6.43%
34 オホーツク 175人 -2人 -1.13% 79 福島県相双 14人 -1人 -6.67%
35 奥多摩 1,089人 -13人 -1.18% 80 長崎県 317人 -26人 -7.58%
36 会津 78人 -1人 -1.27% 81 小樽 170人 -14人 -7.61%
37 茨城 1,176人 -20人 -1.67% 82 江別 28人 -3人 -9.68%
38 北九州 448人 -8人 -1.75% 83 香川県 241人 -26人 -9.74%
39 滝川 55人 -1人 -1.79% 84 二本松 59人 -7人 -10.61%
40 徳島県 460人 -9人 -1.92% 85 函館 109人 -13人 -10.66%
41 軽井沢 290人 -6人 -2.03% 86 群馬県 875人 -116人 -11.71%
42 佐賀県 284人 -6人 -2.07% 87 福島県原町 17人 -4人 -19.05%
43 兵庫県 1,539人 -35人 -2.22% 88 小清水 4人 -8人 -66.67%
44 奈良 656人 -15人 -2.24% 全支部 43,227人 -1,591人 -3.55%
45 根室 85人 -2人 -2.30%          

●組織率では東京都が最高
 次に都道府県の人口に対してその会員数がどれくらいの割合かという組織率について、表3に示しました。もちいた人口は、総務省統計局が出している2004年10月1日現在の人口推計値です。
 全国平均は、0.036%と昨年の組織率とほとんど変わりありません。また、組織率の高い4県と低い4県も昨年と同じ都県で。
表3.都道府県別の組織率
(2005年4月1日現在)
順位 都道府県 会員数 組織率 順位 都道府県 会員数 組織率 順位 都道府県 会員数 組織率
1 東京都 7,261人 0.059% 17 岩手県 493人 0.035% 33 熊本県 473人 0.026%
2 神奈川県 4,972人 0.057% 18 福井県 276人 0.033% 34 宮城県 595人 0.025%
3 徳島県 416人 0.051% 19 岡山県 632人 0.032% 35 青森県 358人 0.025%
4 群馬県 980人 0.048% 20 兵庫県 1,772人 0.032% 36 高知県 197人 0.025%
5 奈良県 687人 0.048% 21 福岡県 1,599人 0.032% 37 大分県 283人 0.023%
6 静岡県 1,805人 0.048% 22 岐阜県 659人 0.031% 38 滋賀県 315人 0.023%
7 長野県 1,048人 0.047% 23 石川県 347人 0.029% 39 秋田県 266人 0.023%
8 山梨県 371人 0.042% 24 愛媛県 424人 0.029% 40 富山県 253人 0.023%
9 福島県 877人 0.042% 25 三重県 533人 0.029% 41 鹿児島県 397人 0.022%
10 茨城県 1,222人 0.041% 26 大阪府 2,478人 0.028% 42 和歌山県 233人 0.022%
11 千葉県 2,452人 0.041% 27 栃木県 555人 0.028% 43 島根県 165人 0.022%
12 埼玉県 2,835人 0.040% 28 広島県 772人 0.027% 44 新潟県 497人 0.020%
13 鳥取県 245人 0.040% 29 佐賀県 232人 0.027% 45 長崎県 288人 0.019%
14 京都府 994人 0.038% 30 香川県 268人 0.026% 46 山形県 228人 0.019%
15 北海道 2,088人 0.037% 31 愛知県 1,877人 0.026% 47 沖縄県 151人 0.011%
16 山口県 536人 0.036% 32 宮崎県 297人 0.026%   全国 46,702人 0.366%

■男女別と年齢別の会員数
グラフ
グラフ5.年齢別での男女別会員数
(2005年4月1日現在)
●男性会員数は女性会員数の倍
 グラフ5は2004年4月1日時点での年齢別の男女別会員数を示しています。
 男性会員数の総数は23,234人と女性会員数の総数10,049人の2倍以上になっています。特に40歳代から70歳代にかけて男性の比率が高くなっています。
●入会者は50〜60歳代が最多
 2004年度の入会者および退会者の男女別年齢別数をグラフ6、7に示しました。生年月日が不明および性別が不明のものについては、集計の対象外としています。また、家族会員の多くは生年月日が未記入なので集計から除いております。
 04年度の男性入会者のうち最も多いのが60歳代で33%、次いで50歳代が25%を占めています。女性入会者は50歳代と60歳代が最も高くともに15%です。男女とも10歳代および20歳代の入会者数は少なく5%未満となっています。
 04年度の退会者で最も多いのは50歳代・60歳代と、入会者数が多い年代と同じでした。
グラフ
グラフ6.年齢別の2004年度入会者数
グラフ
グラフ7.年齢別の2004年度退会者数
 
グラフ
グラフ8.94年と05年の年齢別会員数
(各年4月1日時点)
●20〜30歳代は10年前に比べ半減
 グラフ8は1994年と2005年の年齢別会員数を示しています。94年の本会会員数は46,520人、05年は46,644人とほぼ同じです。
 20歳代から30歳代の会員数は、94年に比べ05年では半数以下に減っています。一方、50歳代以上の会員数は94年比べ増えています。
 
表4.会員の平均年齢(各年4月時点)
  2001年 2002年 2003年 2004年 2005年
男性 53歳 54歳 55歳 55歳 57歳
女性 51歳 52歳 53歳 53歳 55歳
全体 52歳 53歳 54歳 55歳 56歳

表5.小中学生会員の都道府県別会員に占める比率
  都道府県 小中学生
会員数
都道府県別
会員数
比率


5
和歌山県 5人 233人 2.1%
佐賀県 4人 232人 1.7%
山梨県 5人 371人 1.3%
鹿児島県 5人 397人 1.3%
茨城県 13人 1,222人 1.1%
全体 205人 46,644人 0.44%
●会員の平均年齢は56歳
 ここ5年間の会員の平均年齢を表4に示しました。男女とも平均年齢は高くなる傾向にあります。これはグラフ6からも分かりますように入会者のうち、30歳代までの若い世代の入会者数が少なく、50歳代から60歳代の入会が多いことで、平均年齢が高くなってきていると考えられます。

●小中学生会員は0.44%
 2005年4月から小中学生の会費割引幅を拡大し、小中学生が入会しやすいよう青い鳥(本部型)会員・おおぞら(総合)会員の本部会費5,000円を半額の2,500円にしました。表5は、2005年5月10日現在の小中学生の会員(家族会員は除く)の都道府県別会員数に占める比率が高い上位5県を示しました。小中学生の会員総数は205人と全会員に占める比率は0.44%です。
■会員歴と会員種別
グラフ
グラフ9.会員の
継続年数の比率
グラフ
グラフ10.2004年度
退会者の在籍年数の比率
●会員の半数は会員歴10年以下
 次に会員の継続年数および在籍年数をグラフに示しました。グラフ9は、2005年5月10日現在会員の継続年数です。会員の半数以上(52.0%)が継続年数10年以下となっています。
 グラフ10は、2004年度退会者の在籍年数を示しています。退会者の3分の1以上(36.6%)の在籍年数は5年以下となっており、短い期間で退会する人が多いことを示しています。また、在籍年数10年以下の人が63.3%と、半数以上を占めています。


●支部型会員が増加
 グラフ11は会員種別の比率の推移を示しています。総合会員(おおぞら会員)の比率は年々下がり、支部型会員(赤い鳥会員)の比率は高くなってきています。10年前(95年)と比較すると、05年の総合会員(おおぞら会員)は44.2%と11.6ポイント減少し、支部型会員(赤い鳥会員)は21.1%と8.1ポイント上昇しています。本部型会員(青い鳥会員)は90年代前半に比率が下がる傾向にありましたが、その後高くなり05年は10.2%でした。家族会員は94年から約20%と一定を保っています。
 グラフの中のその他は、法人特別会員、名誉会員、生涯会員、購読会員の合計です。

グラフ
グラフ11.会員種別の比率の推移
(各年4月1日時点)
■会員の勧誘・維持コスト
●入会案内は1.5%の微増
 04年度は入会パンフレットを47,400件発送・配布しました。前年度対比で1.5%と微増しています。また入会者数は前述のとおり2,495人と、前年度対比で4%増加しています。
 入会パンフレット発送・配布の件数と、入会者数の内訳は表6のとおりです。
表6.2004年度・入会パンフレット発送件数と入会件数
    発送件数 入会合計 入会率
入会パンフレット請求 TEL・FAX・ハガキによる 300 140 47%
オリジナル書籍挟み込みハガキによる 188 59 31%
電子メール 669 238 36%
その他 57 62  
小計 1,214 499 41%
         
キャンペーン 紹介キャンペーン 348 162 47%
お試し入会キャンペーン 661 61 9%
小冊子「鳥をみつけに」 3,251 49 2%
その他(詳細経路不明) 4 3 75%
小計 4,264 275 6%
         
DM発送 入会DM発送 8,828 66 1%
他事業DMへのパンフ同封 1,380 17 1%
小計 10,208 83 1%
         
イベント配布 支部 12,831 429 3%
会内部 9,884 273 3%
イベントなど 3,799 19 1%
入会拠点・募金箱設置場所 5,200 23 0%
小計 31,714 744 2%
         
その他・不明分   0 894  
         
  合計 47,400 2,495 5%

 03年度と比較すると、小冊子「鳥をみつけに」配布時に同封して配布した分が8,269件から3,251件と減少しています。これは小冊子の配布数が落ち着いてきたことによるものです。つぎにDM発送数は3,613件から10,208件と大幅に増加しています。新たに導入した支援者管理システムにより、DM送付にあたって各イベントなどで集めた名簿を有効に活用することが可能になりました。
 なお入会パンフレットについては、04年度にリニューアルを行い、印刷費用を大幅に削減しました。一度に印刷する分量によって若干変わりますが、旧パンフレットでは単価約60円だったものが、新パンフレットでは約20円になっています。これにより、会員拡大にかかるコストをさらに削減しました。

グラフ
グラフ12.新入会員を一人獲得するための経費の推移
●入会勧誘コストは@5,198円
 グラフ12は、98年度から04年度までの入会一人あたりに要する経費を示しています。昨年の支部ネット通信5月号に掲載したものに、04年度のデータを加えています。また、職員人件費の計算方法の変更により、過去の数字に昨年5月号掲載時と若干のずれが出ています。
 上記のコスト削減努力と、新入会者増により、新入会一人あたりに要する経費はさらに下がって5,198円となり、98年度の数値を下回りました。なおこの経費には、入会パンフレットの製作費やDMの送料、担当職員の人件費などの直接経費が含まれていますが、事務所の光熱費など間接経費は含みません。
 
●会員維持コストは@2,602円
 会員の維持にかかるコストとしては、会費切れの案内送付や住所変更受付などにかかる管理コストとして、04年度は会員一人あたり474円がかかっています。また、野鳥誌の発行にかかるコスト(編集・印刷・発送費用やそれにかかる担当職員人件費など)については、04年度は会員一人あたり2,128円でした。
 これらをあわせると、04年度の会員維持にかかるコストは2,602円となります。従来から継続いただいている会員の場合、本部会費5,000円との差額2,398円が自然保護や普及などの活動や会の維持費用に充てられることになります。
 ただし、新入会の場合は前述の入会勧誘コスト5,198円をあわせて考える必要があり、必要コストは7,800円となります。昨年度よりさらに削減はすすみましたが、本部会費の額を考えるとやはり1年程度で退会されると活動費用を生み出せず、かえって財政負担が増す状況は変わりません。

■寄付・募金の結果とコスト
●バードメイト減、全体では増加
 寄付金収入について、03年度と04年度の比較をグラフ13に示しました。なお、会員室で取り扱う一般寄付のみについて計算しており、特定の事業などに対する寄付は対象外としています。

グラフ
グラフ13.寄付金収入(会員室扱)の推移
 会員室が取り扱う寄付全体では約800万円増加しています。
 個別にみてみますと、従来主力であったバードメイトが減少し、一般寄付が増えています。04年度より作成・配布している「寄付パンフレット」でバードメイトと一般寄付をあわせてご紹介したことで、たとえば従来バードメイトのみ3,000円申し込まれていた方が、バードメイト2,000円・一般寄付2,000円のような形で申し込みをいただく事例が増えており、それも一因と考えられます。
 生涯会員については、03年度は事務処理上、一般寄付に含めています。募金箱は配布箇所数の増加にともない収入も増えています。ホームページ寄付は、04年度期中より開始したオンラインでの一般寄付受付によるもので、今後増やしていきたいと考えています。日本野鳥の会カード寄付は若干減少していますが、オリコ社との協議によりパンフレットを更新しましたので、これにより梃入れを図ります。
 なお、寄付金100円を得るために必要な経費(パンフレット作成やDM発送、担当職員人件費など)は34円となっており、昨年の40円より減少しています(これも今年より計算方式を変更したため、昨年5月号の数字とずれが出ています)。
(会員室/齋藤英一郎、八木典子)
評議員会議事録
●平成16年度第2回評議員会(定例)議事録
■日時:平成17年3月12日(土) 13:30〜16:45
■場所:(財)日本野鳥の会 鳥と緑の国際センター リコーホール 東京都日野市南平2-35-2
■評議員現在数:30名(うち出席評議員数:24名)
■出席評議員:敬称略
  ブロック推薦評議員
【北海道ブロック】山田 三夫、盛田 徹
【関東ブロック】池野 進、橋口 長和
【中部ブロック】高木 清和
【中国・四国ブロック】真鍋 啓二、日比野 政彦
【東北ブロック】針生 倖吉、大河内 重男
【東京支部】川端 一彦
【近畿ブロック】福田 和夫
【九州・沖縄ブロック】佐久間 仁、高野橋 豊
  学識経験者評議員
 安藤 正治、伊藤 勝、遠藤 孝一、国松 俊英、白井 健、曽我 千文、中村 桂子、蓮尾 純子、
 日野 迪夫、松田 道生、横山 隆一
以上24名
■欠席評議員(委任状提出あり):敬称略
 ブロック推薦評議員
  福井 強志、狩野 清貴
 学識経験者評議員
  芦ア 治、磯崎 博司、川村 研治、木内 正敏
以上6名

■出席執行役員:敬称略
 柳生 博、佐藤 仁志、中村 滝男、海老原 美夫、鈴木 君子、吉田 新
以上6名

■出席監事:敬称略
 高松 健比古
以上1名

■傍聴:敬称略
 阿瀬 誠一郎(理事)、藤掛 保司(埼玉県支部)、東 陽一(本会職員労働組合委員長)
以上3名

■事 務 局:
 飯塚利一(事務局長)、原元奈津子(総務室長)、小林豊(会員室長)、箱田敦只(普及室長)、
 古南幸弘(自然保護室長)、葉山政治(サンクチュアリ室長)、岩下路子(総務室経理グループチーフ)、
 森下祐子(同経理グループ)、白蓋由喜(総務室総務グループ)、勝田ひろみ(総務室総務グループ)、
 吉家奈保美(総務室総務グループ)
以上11名
出席者合計45名
13:30開会 
 飯塚利一事務局長より、評議員現在数30名のうち、23名の出席を得て、「寄附行為」第32条第6項および第27条に基づき、本評議員会成立の旨報告があった。なお、14:00に白井評議員が到着した。

●会長挨拶
 柳生博会長より、現執行役員の紹介のあと、会長就任以来、各支部や様々な分野との意見交換を重ねていること、今後は各方面との連携をはかりさらに仲間(会員)を増やし国民に愛され信頼される会を目指したい旨の挨拶があった。また、柳生会長が長年携わっている豊岡市でのコウノトリの野生復帰計画について、そのファンクラブ会長に柳生会長が就任したことを含め報告があった。

●議長団紹介
 飯塚事務局長より、第31回評議員会で決定されたとおり、議長として佐久間仁評議員、副議長として松田道生評議員が紹介され、それぞれ挨拶があった。 

●傍聴者承認
 佐久間議長より、傍聴希望者として、埼玉県支部の藤掛保司支部長、日本野鳥の会職員労働組合の東陽一委員長の紹介があり、本評議員会の傍聴が承認された。

●議事日程
 遠藤孝一幹事会代表幹事より、3月8日に幹事会を開催して本評議員会の議事等について審議したこと、本日の議事日程は、議題審議を約60分、報告を約30分、質問・意見については関連する議題や報告のなかで触れ、それ以外の内容について約60分としたい旨の説明があり、異議なく承認された。 

●近況報告
 中村滝男専務理事より、常務会で検討中の中長期計画へは、ブロック会議、理事や評議員、顧問の方々の意見や提言を反映したいこと、平成17年度の事業計画および予算について、赤字予算を編成したが平成18年度には改善できるよう取り組む所存であること、WINGの活用については、日野市との協議の結果、子供向けのモデル事業を展開する予定であること、丸の内さえずり館については、三菱地所の直営事業に本会が他団体と共に協力する体制で3月24日にリニューアルオープンの予定であること、愛知万博に関しては本会含め3団体が会議をボイコットしたとの見出しの報道があったが事実と異なること、2月に柳生会長と佐藤国土交通省技監が対談を行ったこと等の報告があった。

●議事録署名人
 評議員会規程第5条および理事会規程第6条第3項に基づき、大河内重男評議員と蓮尾純子評議員を議事録署名人として選出した。

●議案審議
第1号議案 平成16年度収支予算の補正に関する件
 原元奈津子総務室長より、平成16年度収支予算承認後、役員の改選と執行体制の変更により役員報酬が約100万円余増額となるため予算の関連5ヶ所について補正したいこと、通常の事業収入の増減に伴う事業費等の増減については特段の補正は行わず決算案の承認を得ているが、役員報酬は支出の性格上、事前に予算の補正を行った上で執行すべきとの判断により補正案を上程するものである旨、資料に基づき説明があった。

 白井健評議員より、役員報酬の計算基礎について質問があり、これに対し、原元総務室長より、本予算作成時は、当時の非常勤の会長1名と常務理事1名として合計270万円を計上したが、実際には、前会長と前常務理事の4月1ヶ月分の報酬および現専務理事への報酬分が生じていること、前会長・前常務理事と現専務理事への月額報酬の額が異なるがこれは出勤頻度が異なるためであるとの説明があった。

 以上の審議の結果、第1号議案は原案どおり承認された。

第2号議案 平成17年度事業計画及び収支予算案の同意の件
 原元総務室長より、平成17年度事業計画(案)と平成16年度事業計画の進捗状況について、資料に基づき説明があった。併せて「あらかじめ提出された質問・意見」の資料に基づき、関連事項について説明があった。

 引き続き岩下路子総務室経理グループチーフより、平成17年度収支予算(案)について、当期収支差額マイナス約3400万円の赤字編成となり4期連続赤字の見通しであること、平成16年度決算見込みより約2000万円悪化した理由は、調査研究事業費のストリクス作成事業関係費用、野鳥誌発行費の1号増加分、物品販売事業費の新商品開発費用、役員報酬などが増大していることによる旨、資料に基づき説明があった。続いて、平成16年度決算見込みについて、当期収支差額がマイナス1400万円余となり、予算時に比べ人件費圧縮などにより約1100万円改善したこと、寄付金収入が予算より約1億2600万円多かったが、保護区購入事業と特定預金への積立てによりこの部分は収支に影響していないこと等の説明があった。

 川端一彦評議員より、予算資料が分かりづらいため、ポイントの説明も加えるなどの検討をしてほしいとの意見があった。

 日比野政彦評議員より、評議員会は理事会での決定事項の追認の場とはいえ、議案説明や審議の時間が短く常に急かされている印象を受けるので、改善してほしいとの意見が出された。

 高野橋豊評議員より、平成16年度決算見込みについて、人件費圧縮による職員の労働負担増が懸念されるとし、マンパワー改善への人件費の寄与について質問があり、原元総務室長より、平成16年度予算では職員71名であったのが同決算見込みでは退職者の補充をしなかったこと等により約3.5名減となったとの説明があった。
 安藤正治評議員より、平成17年度収支予算のストリクスと野鳥誌について説明を求める意見があり、原元総務室長より、ストリクスの発行事業を含めた調査研究事業費約720万については、ストリクスを編集作業をしていた職員が退職し後任の補充が未定のため予算上は外部委託を想定して計上したこと、野鳥誌の予算約5850万については、年間12回発行に変更することによる印刷発送コストは経費削減努力により吸収できるが編集業務を担う人件費増等を折込んだものであるとの回答があった。

 山田三夫評議員より、評議員会が理事会決議への同意を与える機関であるなら理事会の前に評議員会を開催するべきではないかとの質問があり、佐藤仁志副会長より、評議員会と理事会の開催順序については特に規定がないこと、評議員会で否決されれば理事会をやり直すことになるため、いずれが先でもかまわないと思われること、本会の場合は慣例に従い、理事会、評議員会の順序で行っているとの説明があった。

 以上の審議の結果、第2号議案は原案どおり承認された。

●報告事項
1.バードソン’93募金によるツル分散事業の進捗状況について
 古南自然保護室室長より資料に基づき説明があった。

2.野鳥保護区購入について
 葉山政治サンクチュアリ室長より、根室市フレシマにおける新規土地購入について、渡邊士乃武・玲子両氏のご寄付をもとに購入したこと、本事業はタンチョウサンクチュアリ基本構想に基づくタンチョウの繁殖地保全を目的としていること等、資料に基づき説明があった。

3.個人情報保護規程などの新設について
 小林豊会員室長より、今年4月1日の個人情報保護法施行にむけ、プライバシーポリシーおよび個人情報保護規程を2月の理事会で制定したこと、前者については既にHPで公開していること、さらに発送業者の守秘義務に関する契約の取り交わし、研修やマニュアル作成などを進めている等、資料に基づき説明があった。併せて「あらかじめ提出された質問・意見」の資料に基づき、関連事項について説明があった。また、冊子「これだけは知っておきたい個人情報保護(岡村久道+鈴木正朝著/日本経済新聞社)」の紹介、研修用ビデオを要望に応じ貸出する旨の告知があった。

4.役員の改選スケジュールについて
 遠藤幹事会代表幹事と原元総務室長より、18年度4月の役員改選にむけた、17年度に予定される改選手順について、資料に基づき説明があった。 

 松田評議員より、報告事項4について、西暦だけでなく年度併記してほしいとの意見があった。

 盛田徹評議員より、報告事項4について、現評議員から新評議員への候補者案の申送りと評議員会での選出方法について質問があり、遠藤幹事会代表幹事より、申送りは、現在の幹事会の代表が、新評議員による第1回評議員会の幹事会へ出席し候補者案を示して行うこと、具体的な選出方法については、候補者資料を事前送付することの是非や評議員会の時間配分等を今後検討していくとの回答があった。

 川端評議員より、報告事項3および「あらかじめ提出された質問・意見」資料の23番に関して、個人情報管理責任者について質問があり、小林会員室長より、実務上、全ての部署で室長なり現場のチーフが対応しているとの回答があった。

 佐久間評議員より、報告事項3に関して、支部内における支部会員は第三者にあたるか、また提供に関しての「同意」について説明してほしいとの質問があった。
 小林会員室長より、会員ほかイベント参加者なども含めた個人情報を5,000件以上扱うのが個人情報取扱事業者として法の対象となること、法の対象ではなくとも個人情報は慎重に扱うべきであるとした上で、支部と支部会員は当事者だが支部の会員同士は第三者になると思われること、「名簿」の形式は流出の恐れが大きいので留意してほしいこと、「同意」については書面で告知すればよいと解釈されているとの回答があった。

 針生倖吉評議員より、報告事項3に関して、財団事務局では職員等の名札がなく誰でも立入れる状態であるため、情報盗用の恐れがあるとの意見があった。橋口長和評議員より、個人情報流出事故による企業の賠償額は多額であり真剣に取り組むべきであるとの意見があった。
 中村専務理事より、対策のための経費は必要と考えていること、署名活動においても注意が必要と思われる等の発言があった。

 橋口評議員より、報告事項1について、現在は構造改革特区制度を利用して農地の借り上げや農業の外部委託などが可能となる仕組みがあるとの意見があり、古南自然保護室長より、橋口評議員より助言をいただいた時点では意見をまとめることができず今回は利用できなかったが、今後機会があれば検討したいとの回答があった。

●質問・意見交換等
1.あらかじめ提出された質問・意見について
 松田副議長より、質問・意見を提出した評議員に対し、これまでの議案審議および資料における回答について補足や意見があるかを尋ねたところ特になかった。

 資料の28番の支部のNPO法人化について、中村専務理事より、以前、支部のままでのNPO法人化は難しいとの文書を出しているが、その後の調査で「支部」の名称を冠した形でも認証される可能性が高いことを確認している。今後は、支部の要望等をふまえ、対応策について柔軟に対応していきたい旨、資料に基づき説明があった。また、佐藤副会長より、現在の支部の形態は、「日本野鳥の会○○支部」であり、予算や事業計画が独立している任意団体である(「財団法人日本野鳥の会○○支部」ではない)。従って、支部の名称を冠した任意団体のNPO法人化は可能であるという意味であるので、誤解のないよう願いたいとの補足説明があった。

 曽我千文評議員より、議案審議において平成17年度事業計画および収支予算に同意したが、職員数が減っても全体の仕事量は変わらないと思われるため、健全な事業展開のための評価やフォローが必要と思われるとの意見があった。
 これに対し、飯塚事務局長より、現在職員は65名であり人員不足であるが極力職員の補充はしない方針であること、10億円の事業規模では70名前後が適当と思われること、パートスタッフやインターンレンジャー等の活用、外部委託など工夫を重ね、増収を図り財政難を克服したい等の回答があった。
 日比野評議員より、職員の仕事量の調整は事務局長の管理能力であり、職員の意欲をつぶさないよう配慮してほしいとの意見があった。

 福田和夫評議員より、野鳥誌をより面白いものにしてほしいとの意見があった。

 高木清和評議員より、柳生会長との交流は会員にとり貴重な機会であり、会員サービスの向上ひいては会員増につながると思われるため、今後、各地へ来訪の際は事前に知らせてほしいとの意見があった。 
 佐藤副会長より、柳生会長には精力的に本会のPRをしてもらっているが、ビジネスの部分と本会へのボランティアの部分との調整が必要であること、ビジネスの出張に合わせ柳生会長の都合がつけば支部との交流の機会を設定する方式が多いこと、今後ブロック会議には原則として会長が参加する方針だが、支部ごとの対応は難しい旨の説明があった。

 中村専務理事より、中長期計画を策定し平成18年度から事業計画に反映させるため、評議員会からも意見を寄せてほしいこと、古参会員を励ます目的で本会創立70周年記念事業の一環として中西悟堂賞の設置を検討しているとの要望、報告があった。

 以上をもって、平成16年度第2回評議員会(定例)(第33回)は終了した。

 上記の審議を明確にするため、この議事録を作成し、議長および議事録署名人の名において署名、捺印する。

 2005年4月8日
財団法人日本野鳥の会
評議員会議長 評議員 佐久間 仁
議事録署名人 評議員 大河内 重男
議事録署名人 評議員 蓮尾 純子
(総務室/吉家奈保美)
事務局からのお知らせなど
普及室より

■ 探鳥会保険用の名簿について(お知らせ) ■

 2005年4月1日より個人情報保護法が全面施行されました。探鳥会保険のために必要な参加者名簿についても、その取扱いに注意しなければなりません。この点について保険代理店に問い合わせ相談した結果、個人情報保護に留意した探鳥会の名簿について、以下のような方法で取得していただければ問題ないとの結論にいたりました。支部のご担当者におかれましてもご配慮いただけるようお願い申し上げます。

◆保険の申し込み手続き
 用紙(所定の書式あり)に、探鳥会の場所、月日、時間、参加人数をご記入いただき、普及室・支部探鳥会係まで事前にお送り下さい。(定例探鳥会であっても、お届けのないものは補償されません、ご注意ください)

◆支部で取得・管理していただく名簿
 探鳥会の受付時、参加者にご記入いただく名簿の必須項目は、以下の5項目です。
受付時の名簿必須項目(探鳥会保険用)
 (1)氏名、(2)性別、(3)年齢、(4)住所(町名まであればよし、番地は不要)、(5)会員か否か
 年齢は必須ですが、番地、電話番号や生年月日を記入していただく必要はありません。これは個人情報の保護を行うため、極力余計な情報をもたないための措置です。
 なお当然のことですが、事故に遭われた当事者の方には、別途詳しい連絡先(住所・電話番号)をお聞きする必要があります。

◆事故に遭われた場合
 財団事務局(普及室・支部探鳥会係)へご連絡下さい。受付時の名簿をご提出いただければ、財団事務局にて保険請求用の名簿を作成いたします。会員の方は、生年月日、住所や電話番号などの詳細情報を追加することができます。非会員の方の情報は追加することができませんが、記載不備扱いとすることで、詳細な保険請求用の名簿を作成することが可能です。

◆お問い合わせは
 保険や名簿についてのお問い合わせは、普及室・支部探鳥会係(横田)まで御願いいたします。

◆補足:探鳥会保険について
探鳥会保険の種類:AIU保険会社「行事参加者傷害危険担保特約条項普通傷害保険」(傷害・賠償に加入)
補償額:通院1日1000円、入院1日1500円、死亡1名100万円
申し込み方法:用紙(所定の書式あり)に、探鳥会の場所、月日、時間、参加人数を記入、普及室・支部探鳥会係まで事前にお送り下さい。(定例探鳥会であっても、お届けのないものは補償されません、ご注意ください)
保険費用:財団事務局が負担
事故がおきたら:まずは事故発生日・場所・時間などの状況、ケガの状態などを普及室までご一報ください。保険会社に連絡、支部あてに必要書類をお送りいたします。
提出書類:「保険金請求書類」として(1)事故報告書(所定の書式あり)、(2)事故日の探鳥会予定表、(3)事故日の探鳥会の参加者名簿、(4)通院日数のわかるもの(レシートなど)、(5)診断書または診察券のコピー、以上5点が必要になります。
(普及室/横田さとる)
総務室より

■ 理事会議事録について訂正のお願いとお詫び ■

 前号に掲載しました、平成16年度第五回理事会(2/11)議事録につきまして、冒頭の理事会開催の年月日を平成【17年】2月11日(金)と記載すべきところ、平成【16年】2月11日(金)と年を誤って記載してしまいました。お詫び申し上げますともに、お手数ですがお手元の書類を訂正していただきますようお願い申し上げます。
(総務室/吉家奈保美)

■ ブロックの動き ■

 現在までに財団事務局にご連絡いただいているブロック行事は下記のとおりです。
●近畿ブロック
  ブロック会議 7月2日〜3日 和歌山県支部主管
(総務室長/原元奈津子)

■ 支部長交替のお知らせ ■

 支部長交替の連絡がありましたので、お知らせ致します。
●和歌山県支部
  新:阿瀬 誠一郎
  旧:土岐 頼三郎
●徳島県支部
  新:三宅 武
  旧:曽良 寛武
●白河支部
  新:小森 勇
  旧:円谷 福男

■ 「支部報とりまとめ発送」次回の日程のご案内 ■

  次回の支部報取りまとめ発送日は7月12日(火)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、支部ネット通信2004年9月号をご覧下さい。)
 送付期日:平成17年7月12日(火)必着
 送付先:〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1 小田急西新宿ビル1階
    (財)日本野鳥の会 総務室 支部報担当 宛
 本件に関するお問合せ先:03-5358-3513 総務室 白蓋(はくがい)
(総務室/白蓋由喜)
会員室より

■ 会員数 ■

5月1日会員数 46,664人(対前月 +20人)
 先月に比べ20人会員数が増加となりました。4月の入会者・退会者数の表を見ますと、入会者数に比べ退会者数が多いので全体の会員数が増えたのはおかしいとお思いになるかもしれません。会員数の増減は、入退会者数の他に、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活される人数によって決まります。
 2005年4月から会費切れ会員の猶予期間を会員種別に関わらず会費終了期間後7ヶ月間(※)に延長したため、4月に会費切れ退会となる対象は0人となり、05年4月退会者数は232人と前年同月の退会者数408人に比べると−176人も減少しました。会員猶予期間延長により4月の退会者数が少なくなったことに加えて、4月の入会者と会員への復活者が退会者数より多くなったことで、会員数が前月より増えた結果となりました。
※今までの会費切れ会員の猶予期間は、会費終了期間後2ヶ月間(特別会員は6ヶ月間)。

表1.4月の入会・退会者数
入会者数 退会者数
個人特別会員 2人 12人
総合会員(おおぞら会員) 33人 89人
本部型会員(青い鳥会員) 34人 28人
支部型会員(赤い鳥会員) 50人 37人
家族会員 30人 66人
合計 149人 232人
年度累計 149人 232人
4月の入会案内発送件数 3,370件(年度累計3,370件)
4月のホームページアクセス件数 21,113件(年度累計21,113件)

■ 都道府県および支部別会員数 ■

 都道府県別の会員数の合計46,878人には野鳥誌の贈呈数も含まれており、野鳥誌贈呈数214を引いた数が公称会員数となります。
表2 都道府県別の会員数 (5月1日時点)
都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差
北海道 2,087人 -1人 神奈川県 4,972人 0人 大阪府 2,481人 3人 福岡県 1,596人 -3人
青森県 365人 7人 新潟県 498人 1人 兵庫県 1,770人 -2人 佐賀県 235人 3人
岩手県 500人 7人 富山県 252人 -1人 奈良県 692人 5人 長崎県 286人 -2人
宮城県 590人 -5人 石川県 346人 -1人 和歌山県 233人 0人 熊本県 473人 0人
秋田県 266人 0人 福井県 277人 1人 鳥取県 244人 -1人 大分県 283人 0人
山形県 230人 2人 山梨県 371人 0人 島根県 165人 0人 宮崎県 298人 1人
福島県 879人 2人 長野県 1,043人 -5人 岡山県 632人 0人 鹿児島県 398人 1人
茨城県 1,230人 8人 岐阜県 663人 4人 広島県 776人 4人 沖縄県 150人 -1人
栃木県 556人 1人 静岡県 1,802人 -3人 山口県 537人 1人 その他 160人 4人
群馬県 988人 8人 愛知県 1,877人 0人 徳島県 414人 -2人 全国 46,878人 20人
埼玉県 2,830人 -5人 三重県 534人 1人 香川県 270人 2人      
千葉県 2,453人 1人 滋賀県 315人 0人 愛媛県 425人 1人      
東京都 7,241人 -20人 京都府 997人 3人 高知県 198人 1人      
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (5月1日現在)
支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差
小清水 4人 0人 福島 215人 2人 長野 556人 -1人 岡山県 628人 0人
オホーツク 174人 -1人 郡山 235人 2人 軽井沢 287人 -3人 広島県 746人 2人
根室 84人 -1人 二本松 59人 0人 諏訪 274人 1人 山口県 544人 2人
釧路 180人 4人 白河 76人 5人 木曽 51人 0人 香川県 243人 2人
十勝 154人 -1人 会津 78人 0人 伊那 86人 0人 徳島県 459人 -1人
旭川 96人 0人 南会津 22人 0人 甲府 270人 -1人 高知 200人 2人
滝川 54人 -1人 いわき 160人 0人 富士山麓 102人 -2人 愛媛県 417人 0人
道北 37人 0人 福島県相双 13人 -1人 東富士 68人 1人 北九州 442人 -6人
江別 28人 0人 福島県原町 17人 0人 沼津 246人 0人 福岡 776人 -7人
札幌 444人 -4人 茨城 1,184人 8人 南富士 297人 1人 筑豊 231人 0人
小樽 167人 -3人 栃木県 534人 0人 南伊豆 64人 0人 筑後 197人 -5人
苫小牧 245人 2人 群馬県 880人 5人 静岡 617人 -4人 佐賀県 284人 0人
室蘭 176人 3人 吾妻 99人 1人 遠江 506人 0人 長崎県 316人 -1人
函館 106人 -3人 埼玉県 2,350人 -4人 愛知県 1,534人 1人 熊本県 466人 -1人
道南檜山 71人 1人 千葉県 1,900人 1人 岐阜県 702人 4人 大分県 294人 0人
青森県 225人 1人 東京 5,311人 -6人 三重県 468人 1人 宮崎県 301人 0人
弘前 152人 -1人 奥多摩 1,085人 -4人 奈良 660人 4人 鹿児島県 367人 2人
秋田県 267人 -2人 神奈川 4,026人 -5人 和歌山県 230人 0人 八重山 73人 1人
山形県 236人 -2人 新潟県 416人 0人 京都 1,190人 -2人 やんばる 117人 2人
宮古 122人 1人 佐渡 20人 0人 大阪 2,436人 4人 合計 43,228人 -10人
盛岡 234人 1人 富山県 229人 -1人 兵庫県 1,538人 -1人      
北上 136人 2人 石川 334人 0人 鳥取県 265人 -1人      
宮城県 598人 -5人 福井県 272人 2人 島根県 175人 0人      
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
(会員室/八木典子)

■ 震災などに備え、会員・支援者データの遠隔地での保管を開始 ■

 当会では現在、会員を始め、寄付者や商品購入者なども合わせて約15万人分のデータを保有しており、初台事務所にあるサーバーに記録しています。故障などに備えて毎日バックアップデータを作成し、事務所内にある耐火金庫でも保管していますが、万一の大規模災害や戦乱などによりビル自体が破壊される事態となった場合は回収が困難であり、その後の復旧に重大な支障を来たすことが懸念されていました(ちなみに、初台事務所のある東京都渋谷区初台1丁目は、東京都都市整備局が公表している建物倒壊・火災・避難の各危険度で、全てにおいて5段階中の「3」という評価になっています)。
 そのため、この5月より、遠隔地の安全な箇所に月1回の頻度でバックアップデータを保管することといたしました。輸送や保管時の安全性を考慮して、当会のサンクチュアリなどではなく専門の保管業者に委託することとし、「住友倉庫羽生トランクルーム」に保管することといたしました。この施設は都心から約60km離れており、万一の災害などの際も同時被災を回避できます。また、建物自体も耐震・耐火構造となっておりセキュリティシステムも完備されています。なお保管にかかるコストは毎月約10,000円です。
 個人情報を預けることになりますが、(株)住友倉庫との間に秘密保持条項を盛り込んだ契約を取り交わし、またデータを保管するコンテナの鍵は当会の耐火金庫にて保管します。
 万一の場合は、残されたデータを元にして、地方在住の職員や支部の方々が会を再興しなければいけない事態もあり得ますが、その際には、住友倉庫からバックアップデータを取り出していただくことになります(取り出すにあたっての認証には、現状では会長印が必要です。会長印が失われた場合のことは今後検討いたします)。なお、データを読み込むために必要な機材・スペックなどを記した資料は、コンテナに同封してあります。

■ バードメイトなど寄付の支部からの振込手数料について ■

 当会宛に寄付を振込みいただく際の手数料については、原則として振り込まれる方にご負担をいただいております。これは、手数料を当会で負担しますと年間数百万円にもなり、各自でご負担いただくことでその分を自然保護活動に振り分けることができるという考え方によるものです。
 支部からのお振込についても同様にお願いしておりましたが、支部の負担を増やさないでほしいというご意見をいただき再検討しまして、今後は手数料分を差し引いていただいても構わないことといたしました(ご負担いただければ尚幸いです)。
 なお、新バードメイト・ピンバッジのサンプル10個を各支部にお送りしたことにより今回ご意見をいただきましたが、今回の送付は送り状にも記載しましたようにあくまでサンプルとしてお送りしたもので、その中から実際に頒布された場合、その分をお振込いただくという意図のものでした。必ずしもピンバッジ10個分の寄付をノルマのように送金いただくという意図はございません。ご案内がわかりにくいようでしたら申し訳ありませんが、何卒ご理解ください。
(会員室/齋藤英一郎)

■ 2006年会員証の写真・イラスト作品を募集します ■

 『野鳥』誌6月号にてお知らせいたしますが、野鳥を題材にした2006年会員証に使用する作品を募集します。機会がございましたら、以下案内を赤い鳥(支部型)会員への皆さまへもぜひご紹介していただけますようお願いします。
(会員室/八木典子)
あなたのご自慢の写真やイラストで日本野鳥の会の会員証を飾りませんか?
−2006年会員証の写真・イラストを募集します−

 会員の方ならどなたでもご応募できます。会員証は全国の会員47,000人の「野鳥と自然を守る仲間」のしるしです。どうぞご自慢の作品をご応募ください。

【応募方法】
○作品:未発表のポジフィルムかイラスト。お一人の応募数は写真・イラスト合わせて3点以内。作品が郵送の途中で傷まないように梱包してお送りください。
○記載事項:(1)住所 (2)氏名 (3)電話番号 (4)会員番号 (5)鳥の種類 (6)撮影・スケッチ場所 (7)エピソード。これら7つの事項を記載した用紙を作品に同封してください。
○作品の返却:希望される方は、切手を貼った返信用封筒を同封してください。
○応募締切:8月15日 (消印有効)
○あて先:〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1小田急西新宿ビル1F 
      日本野鳥の会会員室「会員証応募係」

  採用されました作品は『野鳥』誌にてお知らせいたします。また、採用された作品を含めご応募いただいた全作品につきましては当会ホームページ(http://www.wbsj.org/)にてご紹介させていただきます。ホームページにはこれまでの会員証をすべて掲載していますのでぜひご覧ください。
支部ネット通信担当より
 昨年度の会員数動向報告、いかがでしたでしょうか。
 山梨県の八ヶ岳山麓に柳生会長の八ヶ岳倶楽部があります。会長に就任された昨年春から、この八ヶ岳倶楽部でたくさん入会パンフレットを配っていただいているのですが、山梨県が会員数伸び率第1位になったのは、そのお陰も大きいのではと思ってしまいます。
 来月号では、この入会者や入会経路の内訳を分析してご報告する予定です。

 支部ネット通信のバックナンバーはインターネットでご覧いただけます。URLは以下のとおりです。
 http://www.wbsj.org/info/shibu/net/
(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第14号
発行:財団法人日本野鳥の会 2005年5月31日
担当:会員室
〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1
小田急西新宿ビル1F
TEL.03-5358-3510・3511 FAX.03-5358-3608
E-mail:[email protected]