No.6
2004年9月号
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 常務会議事録
 2004年会員継続時アンケート 中間報告
 事務局からのお知らせなど

常務会議事録

今回は「6月8日常務会議事録」と「7月16日常務会議事録」について掲載いたします。

●6月8日常務会議事録
日 時:2004年6月8日(火)14:00〜15:30
場 所:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟308号室
理 事:柳生会長、佐藤専務理事、中村常務理事、海老原常務理事
監 事:伊藤監事、高松監事
事務局:飯塚事務局長、小林会員室長、古南自然保護室長、箱田普及室長、
葉山サンクチュアリ室長、原元総務室長、安西普及室主任研究員

検討議題と結果の概要:
1.副会長、専務理事、常務理事の選任について
 柳生会長より懸案となっていた副会長等の人事案が示され、本件については書面表決理事会にて諮ることとなった。

2.平成16年度実行予算について:総務室
 原元総務室長より、資料に基づき次のとおり説明があった。
当初予算では△26百万円、実行予算の一次集計で△33百万円、二次集計で△27百万円であったが、本日配布した最終案では△9百万円となった。収入では藤田様からの大口寄付を織り込んだ他、バードプラザ日曜祝日オープンによる増収を新たに盛り込んだがその他は増減があり総額ではあまり変化がなく、支出では藤田様の大口寄付の積立支出と3月末退職等による人件費減を盛り込んだが、人員減による外注費増もあり差引きで△14百万円となり、収支では18百万円好転した。
 なお、平成15年度決算上のミス(収入の過剰計上)があり、この修正を平成16年度実行予算の支出に織り込んでいる。具体的な処理は今後、監事、会計士と相談して決める。これはサンクチュアリ室の起票ミスと経理のチェックミスによるものでお詫びしたい。詳細は文書にて報告している。
 以上の説明の後、予算の補正および予算より支出がオーバーしてしまう場合のチェック体制について議論され、当面は特に担当の室においてしっかり管理し、事務局にて整理していくこととなり、実行予算は原案通り承認された。

3.夏季賞与について:総務室
 原元総務室室長より、資料に基づき説明があり、計算式(ベースとなる額の内容)と計算月数、冬季賞与の見通しについて議論された。計算式については今回は原案通りとされ、今後見直しを含め議論していくこととなった。計算月数については、慣例どおり2ヶ月分を支払うこととし、但し職員に対し次の点を伝えることとなった。
1)周知のとおり、本会は赤字予算を計上せざるを得ない財政的危機状況にあること
2)現段階で今年度の実行予算を組み直したところ、当初の予測と比較してかなり大幅な赤字の圧縮が見込まれること
3)上記の状況や職員の志気を勘案し、夏季賞与については予定どおり支給するとしたこと
4)但し、冬季の賞与については、今後の財政状況によって削減等を考慮せざるを得ない事態も予測されること
 なお、冬季賞与については、決算見込を確認して支給を決定できるよう、決算見込のスケジュールを立てることが確認された。
 また、人事考課に関するこれまでの取り組みについて佐藤専務理事より説明があった。あわせて、借入金の返済予定について総務室より補足説明があった。

4.職員自由研鑚制度について:サンクチュアリ室
 葉山サンクチュアリ室長より、資料に基づき説明があった。近日中に中村常務理事が面接のうえ、執行の是非、金額等について最終判断をすることとし、詳細については中村常務理事に一任することとなった。

5.70周年記念事業について:普及室
 安西普及室主任研究員、柳生会長および中村常務理事よりそれぞれ、記念探鳥会、当日の模様および寄付金の現状等について報告があった。

6.会長の動きについて
 柳生会長より、以下の報告があった。
   ・6/4 知床関連の番組(NHK)の収録をしたこと
   ・6/6 福岡県内4支部と面談したこと
   ・6/8 黒田名誉会長と面談、ご一緒に霞会館と昭和会館へ表敬訪問したこと

7.東北ブロック協議会からの要望について:総務室
 原元総務室長より、資料に基づき報告があった。

8.会員数の動向について:会員室
 小林会員室長より、6月1日集計分で会員数の減少が下げ止まりとなり、173名の増加となったことについて、これは2000年6月以来のことであり大変めでたいことであるが、しかしながら例年この時期は入会者が多く今後注意深く動向を見守っていくと共にさらなる会員増にむけた努力が必要との説明があった。

●7月16日常務会議事録

日 時:2004年7月16日(金)18:00〜20:00
場 所:初台事務所 会議室
理 事:柳生会長、佐藤副会長、中村専務理事、海老原常務理事、鈴木常務理事、吉田常務理事
監 事:高松監事
事務局:飯塚事務局長、安西普及室主任研究員

検討議題と結果の概要:
1.書面表決理事会及び会長の近況報告
 6月30日付書面表決理事会の結果、原案どおり佐藤副会長、中村専務理事、鈴木常務理事、吉田常務理事が選任された旨報告された。続いて柳生会長より、最近の動きとして6月6日の福岡県内各支部との懇談、6月26日の近畿各支部との懇談、6月30日のフジTV出演等について報告があった。

2.常務会の開催のあり方と執行役員懇談会について
 常務会規程の改訂に伴い、常務会は原則として規定に定められた重要案件について諮る場とすることが確認された。また、通常の重要案件については、従来どおり専務理事の専決事項とし、必要に応じて他の執行役員の意見を聞いていくことが再確認された。
 なお、常務会が不定期となることや、執行役員間の意思疎通を深める必要があることなどから、今後は期日を特定した定例の執行役員懇談会(新称)を開催していくこととなった。この執行役員懇談会は、原則として専務理事及び常務理事が参集し議論を深める場とし、その他の執行役員及び監事は都合がつけばできるだけ参画していくことや、執行役員以外の理事の参集も歓迎することなども併せ確認された。また、この懇談会は原則として第3金曜の午後5時からとすることとなった。

3.「持田野鳥保護区シマフクロウ根室第1」の買取面積の増加について
 資料に基づき飯塚事務局長より報告があり、理事会で承認された購入面積が契約交渉の結果、増加したことにつき、理事、監事に対して契約公表後に改めて報告することとなった。

4.WING管理運用協議会について〜今後のWINGの活用方針について〜
 飯塚事務局長より、資料に基づき説明があった。7月20日に開かれる協議会の場で今後の移転統合に関する日野市の意向を中村専務理事が打診することとなった。

5.さえずり館について

6.事務局の移転統合について
 以上の2議題は、合わせて討議が行われた。
 海老原常務理事より、資料に基づき説明があった。固定費の削減、都心に残すべき機能は何か、さえずり館・三菱地所・日野市等との協力関係、WINGの活用、二極分散の解消など様々な事項を勘案し、引き続き検討を進めていくこととなった。

7.70周年記念事業報告
 安西普及室主任研究員より、資料に基づき報告があった。

8.IUCN世界自然保護会議への議案提出について

9.日韓環境賞について

10.嘱託研究員の委嘱(更新)について
 以上の3議題は、資料が配布された。原案どおり専務理事が承認済みである旨、中村専務理事より報告が行われた。
(総務室/吉家奈保美)
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2004年会員継続時アンケート 中間報告

回答者の6割が当会の事業に概ね満足。
期待する事業は自然保護活動。

●回収率3.89%、60代男性が最多
 会員の皆さまのご意見をより事業に反映させるため、2004年1月から更新時期を迎える会員全員にアンケート用紙をお送りしています。1〜6月の間の743名から回答をいただき、回収率は3.89%でした。
 回答者は男性が67%女性は31%、未記入2%でした。男女とも60代が最も多く次いで50代でした。(グラフ1)
 次に回答者の会員歴ですが、5年以内、6〜10年、11〜20年がそれぞれ約3割ずつとなりました。(グラフ2)
グラフ

グラフ●事業評価は満足、やや満足が6割
 「B1.会員として当会の事業に満足されていますか?」への回答では、「満足」との回答が29%、「やや満足」との回答が32%でした。また「不満」は3%、「やや不満」は9%で、回答者の多くは概ね事業に満足されている傾向が見られました。(グラフ3)
 「B2.前項(B1)について、その理由を強く思われる順3つお教えください」のへの回答では、多くの理由を挙げていただきましたので、ここでは「満足」との回答で挙げられた理由と「不満」との回答で挙げられた理由をご報告します。
 「満足」との回答では、一人3つまで挙げていただいた理由の一つ一つを順位に関係なくそれぞれ1件とカウントし、これを類似するカテゴリーで分類しました。結果は、会の活動全般や支部活動などの理由が37%、自然保護活動が32%となりました。(グラフ4)

●満足の理由は、探鳥会、野鳥誌など
 自然保護活動として分類した内訳は、事業内容を特定しない保護事業全般を理由とされるものが最も多く65件、次いでサンクチュアリや野鳥保護区事業を理由とされるものが12件でした。(グラフ4-1)
 普及教育事業として分類した内訳は、探鳥会と講演会、セミナーなど各種行事を実施していること理由とされるものが最も多く28件、次いで事業内容を特定しない普及教育事業全般を理由とされるものが13件でした。(グラフ4-2)
 会の活動全般や支部活動として分類した内訳は、野鳥誌の内容を理由とされるものが65件と最も多く、次いで支部や会員のボランティア活動を理由とされるものが23件となりました。(グラフ4-3)

 「不満」との回答の理由は、件数が少ないこと、要約すると主旨が損なわれるおそれがあることから、ほぼ原文のままで以下に掲載します。
グラフ 〈60代会員歴17年男性〉
・全国会員の総力が生かされていない、一体感がない。
・販売、情報提供で会員でいるメリットが感じられない。
・外部からの委託事業が多すぎる。支部会員の意向は?
〈70代会員歴20年男性〉
・初心者に説明不足。
〈60代会員歴2年男性〉
・野鳥の協定旅館を増やし会員に補助金を出すように。
・各地の保護運動のため地域の支部に財政援助をすべき。
〈70代会員歴12年男性〉
・日本海重油流出事件などの環境問題への対応が不十分。
・野外観察ハンドブック1,2およびフィールドガイド英語版を絶版にしたことが許せない。
・小杉前会長、議員当選の時に会長辞任すべき。支部でもその問題で退会した方がいる。
〈40代会員歴5年女性〉
・支部からも遠く恩恵を受けてない。
・一斉調査のときだけ連絡が入るが、その結果報告など後のフォローが無い。
〈40代会員歴20年男性〉
・ただ会員を増やすだけのような気がする。
・マナー教育がなってない。
・支部などのリーダー教育もすべきでは。
〈40代会員歴20年男性〉
・会員数増大、会の拡大に努めている。
・事業に無駄が多いのではないか。
〈50代会員歴7年女性〉
・鳥を通しての環境保護団体という当団体の存在が社会に知られていない。
・若者の加入は期待したいが、時間に余裕がある中高年を増やすことで活性化してはどうか。
・活動内容に不満はない。もっと多くの人に会を知ってもらい、参加してもらうためのことで不満。
〈60代会員歴4年男性〉
・会員になったメリットが何もない。
・バードウォッチングなどの行事を期待していたが一度もない。
・会員同士の交流が一度もない。
〈60代会員歴14年男性〉
・会の柱であるべき調査・研究の今後の取り組み。
・会の柱であるべき受託事業への今後の取り組み。
・管理に携わる人材の貧困化。
〈60代会員歴10年男性〉
・鳥インフルエンザについて逃げている。
・カラスを野鳥として対処している是非を問う。
〈50代会員歴15年男性〉
・自然保護についての主張が弱い。もっと明解に強い姿勢を打出すべき。
・柳生氏の会長就任は何の目的か?
・法人会員の加入が無条件でないのか。審査すべきでないか。金集めだけが目的か。
〈50代会員歴20年男性〉
・合成洗剤や化学物質の使用されている物を使用しないよう、国民に呼びかけなければならない。
・肉食特に四つ足の動物を食べていては自然保護になりません。
・相続税をゼロにして都会の山林を残すよう活動してほしい。
〈70代会員歴37年男性〉
・非常に不満。「野鳥」の編集員だけでいいのではないか。野鳥の基本的調査研究をしていない。
・野鳥保護について積極的な意見発表と行動をとらない。
・会の執行機関のマンネリ化と事務処理態勢の不備。
〈40代会員歴5年男性〉
・福島県会津地区において行政を批判するなど、共産党的独善行為、何様?
〈20代会員歴3年男性〉
・もっとメールを活用して欲しい。紙がもったいない。
・未だに怪しい集団のイメージが払拭されていない。
・名前が悪い。「野鳥の会」では野鳥の何の会か一般に伝わらない。
〈年齢・会員歴・性別不明〉
・理屈っぽくなった。
・堅苦しい。
・楽しみに何故資格が必要なのか?
〈40代会員歴23年男性〉
・自然保護、社会貢献など、社会的にインパクトを与える事をここ数年まったくやって無い。
・野鳥誌がパンフレットみたいで、読む気にならない。ここ数年まったく進歩していない。バーダーの方がまし。
・全国大会のような会員サービスと親交を目的としたイベントをしていない。本部との壁を強く感じる。

●取り組むべきは環境や野鳥の保護事業
グラフ 「B3.今後当会が取り組むべきと思われる事業を、強く思われる順に2つお答えください」への回答では、一人2つまで挙げていただいた事業の一つ一つを順位に関係なくそれぞれ1件とカウントし、これを類似するカテゴリーで分類しました。結果は自然保護関係の事業が42%で、普及教育関係の事業26%を上回りました。(グラフ5)
 この自然保護関係の事業として分類した回答を、さらに取り組むべき課題およびその課題解決の手法として分類しました。取り組むべき課題では、事業内容を特定しない全般的な自然環境の保全を求める意見が152件で最も多く、次いで生息地保護や開発抑止を求める意見が92件でした。(グラフ6) またこれらの課題を解決する手法としては、サンクチュアリや野鳥保護区の拡充が51件で最も多く、次いで調査研究の充実が31件でした。(グラフ7)

グラフ

グラフ●普及教育では若年層を対象とした事業
 普及教育関係の事業として分類した回答では、事業内容を特定せず自然の大切さなどを広く普及すべきという意見が58件ともっとも多く、次いで野鳥への関心や知識を広めることと、子供を対象にした事業や学校行事への対応事業がそれぞれ35件でした。その次に多い会員拡大の意見の中にも、若手会員の拡大という意見が含まれておりまして、子供対象や学校対応への意見と合わせますと、若年層を対象にした事業展開を求められていることがうかがえます。(グラフ8)

グラフ●会費額は半数が適当と判断
 「B4.当会の会費額は、高いでしょうか安いでしょうか?」への回答では、「どちらでもない」との回答が52%で最も多くなっていました。次に「やや高い」が25%あり、「高い」の8%とあわせると約1/3の回答者が会費額を高めと感じていることになります。一方「安い」、「やや安い」はあわせて8%でした。(グラフ9)
 B5の会費額が高いか安いかの理由と妥当な金額への回答は、今回は省略させていただき、年間のまとめで報告させていただきます。

●おわりに
 アンケートへのご協力、ありがとうございました。上期のアンケート回収率は4%弱と、かなり少ない数字です。しかし、743名もの方から回答をいただいたのは大変ありがたいことです。過去の会員アンケートでは、1992年実施調査が回答者数857名でこれまでの最多でしたが、今回はこれを大きく超えそうです。
 財団事務局では、間もなく来年度の事業計画と予算の編成が始まります。今回の中間まとめは、この計画や予算編成のための基礎資料として活用させていただきます。
 会員の皆さまの声を反映した事業に取り組んで参りたいと思っておりますので、今後ともアンケート調査にご協力をお願いいたします。
(会員室長/小林豊)
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事務局からのお知らせなど

会員室より

■ 会員管理用コンピューターシステムを更新します ■
 現在、財団事務局では会員および通信販売の商品購入者の管理をオフィスコンピューター(以下オフコン)によるシステムで行っていますが、これが旧式化しリース契約も今年度で終わりになります。そのため10数年ぶりに新しいシステムを導入することを以前から準備してまいりまして、来る11月中旬にいよいよ現行のオフコンから移行することとなりました。新システムの概要や導入による改善点などは以下のとおりです。新システムについてのご質問やご要望等がございましたら、会員室までご連絡ください。

(1)概要
 現行のオフコンでは、会員や通信販売の商品購入者のデータを管理する機能しかなく、会員以外の、寄付をくださる方や自然保護活動への協力者、イベント参加者や会へ問い合わせをしてくる方など会に関心を持っている人(以下これらの方を支援者と呼びます)のデータ管理は各部署でそれぞれに行っているのが実情でした。
 新システムではこれらのすべてのデータを一元管理することができるようになり、効率的な運用および個人情報の厳重な管理が可能になります。
 また、新システムのオペレーションは普通のパソコン上で行えるようになるため、操作が容易になり作業効率が上がるほかデータの加工・分析も行いやすくなります。

〈システムの構成イメージ〉



(2)新システム導入による改善点
【1】名簿一元管理によるサービス向上
 現行のシステムでは、オフコンの専用端末からしか会員データを検索、参照することはできませんでした。新システムでは従来各部署で管理していた会員以外の支援者の名簿も一元管理し、各部署の事務用のパソコンからも検索・登録が可能になるので、問いあわせ対応などをスムーズに行うことができます。

  現行オフコン 新システム
会員
通信販売購入者
支援者
(寄付者、イベント参加者、ボランティア協力者など)
×
(各部署で管理)

【2】検索・分析機能充実により効率の良い名簿活用
 現行のオフコンの機能は、会費の入金、支部への会費送金を中心としたもので、分析の機能は十分ではありませんでした。新システムでは会員以外の支援者まで含めた名簿を対象に、さまざまな条件での検索・分析が可能となります。これにより、支部の要望に応じたデータを抽出・分析できるようになりますし、的を絞った勧誘やイベント案内、寄付のお願い、商品案内DMなど活動にあわせた効率の良い名簿活用が可能になります。

【3】デジタル化による作業効率の向上
 毎月支部に送金一覧表と一緒にお送りしている支部入会者・退会者、住所変更者などの手書きの名簿が、新システムではデジタルデータとして抽出できるようになります。これによって今までの手書き作業を削減し作業効率の向上が図れる他、支部へ紙媒体以外のエクセル等のデジタルデータでもお渡しすることが可能となります。
 また、現行のオフコンで登録できるデータ項目は限られていました。例えば、会員の連絡先は住所と電話番号しか扱えないため、電話による応対ができない場合は郵便となってしまいやりとりに時間がかかっていました。新システムでは、ファクシミリ番号やメールアドレス等も登録でき個々の会員にあわせた対応方法を取ることが可能となります。

【4】より高い安全性の確保
 名簿を一元化することにより、部署ごとに管理するよりも個人情報を厳重に管理できます。特に口座番号等の重要な個人情報は、会員室の特定の端末でしか閲覧・登録することができません。これらの特定の端末はインターネットなど外部ネットワークから遮断されているので安全です。また前述のように他部署のパソコンからも新システムに接続できるようになりますが、これらのパソコンでは扱える情報を限定し、パスワードなどによる閲覧制限も設け個人情報保護対策を講じます。

【5】経費の削減
 現行のオフコンのシステムは10年以上前に開発したものですが、その時の費用は2,354万円でした。今回の新システムは前述のような機能拡充を図っているため開発費2,856万円を見込んでおり、単純な比較では約500万円の増加となります。一方で、ハードウェアのリース料は現行のオフコンでは月額52万円ですが、新システムでは月額20万円で済み、年間にすると390万円の削減になりますから、システム開発費の増加分は2年で吸収でき、その後は経費削減になります。
 なお、システム開発費2,856万円も5年リースの形で月々払っていきますので、単年度でこれだけの多額な支出が発生するわけではありません。

(3)導入スケジュール
 10月から現行のオフコンと並行して新システムのテスト稼動を開始します。11月12日(金)〜14日(日)に会員データなどの入れ替え作業を行い、15日(月)から新システムの本格稼動を目指します。できるだけ通常業務に影響の出ないように作業は週末に行いますが、その前後には会員データの登録・修正作業に遅れが出る場合もあります。ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほど何卒よろしくお願いいたします。

■ 送金一覧表(11月1〜15日分)のお届けが遅れます ■
 毎月支部へ送金一覧表をお送りしていますが、11月末発送(11月1〜15日分)の送金一覧表のお届けが遅れます。前述のように11月に行われる会員管理システム更新作業に伴い、入金入力の作業を一時的に停止するためです。新システムへの移行が終了しましたら、急ぎ入力作業を行いお届けいたします。
 また、送金一覧表以外の宛名ラベルや名簿の打出し等についても、移行期間中は作業できない場合もございますので、お早めにご連絡くださいますようお願いいたします。
(会員室/齋藤英一郎・八木典子)

■ 会員数 ■
 
9月1日会員数 47,374人(対前月 −75人)
 今月も会員数減少となりましたが、入会者数の8月までの今年度累計は昨年度累計(4〜8月)に比べ+90人となっています。また、おおぞら(総合)会員と家族会員の入会者数は、4月から5ヶ月連続して前年同月より増えています。
8月の入会・退会者数
入会者数 退会者数
個人特別会員 6人 8人
総合会員(おおぞら会員) 36人 101人
本部型会員(青い鳥会員) 42人 49人
支部型会員(赤い鳥会員) 51人 84人
家族会員 20人 39人
合計 155人 281人
年度累計 1,135人 1,861人
8月の入会案内発送件数 8,727件(年度累計24,073件)
8月のホームページアクセス件数 18,759件(年度累計125,818件)


■ 2005年会員証のデザインが決まりました ■
 支部ネット通信6月号でご案内しました2005年会員証を飾る作品募集に、12名の方から計29作品(写真13点、イラスト16点)をお寄せいただきました。選考の結果、2005年会員証を飾る作品は秋田裕子さんが愛知県鍋田干拓でスケッチされた「タゲリ」となりました。新しい会員証は、会員期間が2005年の1月から始まる方に順次お届けします。
 会員証を飾る作品は、1998年から会員の方を対象に野鳥を題材にした写真を募りもちいてきましたが、今回初めてイラストも募集したところ、応募作品の半数以上がイラストによるものでした。イラストによる応募は女性応募者全員(6名)と男性1名、写真はすべて男性(5名)でした。
 今回応募いただいた全29作品は、ホームページ(http://www.wbsj.org/)に掲載する予定です。機会がございましたら、ぜひ支部報等で赤い鳥(支部型)会員の皆さまへもご紹介ください。
(会員室/八木典子)


総務室より
■ 支部長交代のお知らせ ■
 支部長交替の連絡がありましたので、お知らせ致します。
 ●愛媛県支部  新:井上 勝巳 様   
            2004年6月6日より
            旧:森川 國康 様

(総務室/白蓋由喜)

■ 「支部報とりまとめ発送」についてのご案内とお知らせ ■
 各支部が発行する支部報を全支部にそれぞれの支部より送付するのはコストと手間が掛かるため、これを財団事務局にてとりまとめて、各支部の代わりに全支部に送付しています。(「支部報とりまとめ発送」と称しております。)
 この、支部報取りまとめ発送に関して、発送スケジュール等を知りたい、というお問合せをいくつかの支部からいただきましたので、このたびあらためて以下のとおりご案内いたします。

●発送スケジュール
 
奇数月の上旬 (次回は11月2日(火)です。)
●発送方法
 原則として宅配便
●発送先
 全支部の事務局(現在88)、近畿ブロック、および全サンクチュアリ
●必要部数
 余部用を含め110部お願いいたします。
 ご事情により必要部数に満たない場合は、財団事務局にて適宜、発送先を調整させていただいております。
●取りまとめ発送用の支部報の送り先
  〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1
         小田急西新宿ビル1階

(財)日本野鳥の会 総務室 支部報担当 宛
 
●首都圏の支部へのお願い
 バードプラザやサンクチュアリなどにおいて、首都圏にある支部の支部報を希望されるお客様がいらっしゃるため、以下の部数をプラスしてお送り下さるよう、ご協力よろしくお願い申し上げます。
  ・東京支部/プラス20部
  ・神奈川支部、埼玉支部、奥多摩支部、千葉支部/プラス10部
●本件に関するお問合せ先:03-5358-3513 
 総務室 白蓋(はくがい)

(総務室/白蓋由喜)

支部ネット通信担当より
■ 送付先を一部変更しました ■
 先月号から理事会などの議事録を支部ネット通信に掲載いたしましたが、メール版では簡単に議事録を改ざんして転送される恐れがあるのでは、とのご指摘を支部からいただきました。ご指摘ありがとうございました。
このご指摘を踏まえまして、今月号からメール版には議事録を掲載いたしておりません。お手数ですが、議事録は印刷版またはホームページ(http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index.html)でご覧ください。

 支部ネット通信では、支部やブロックからのご投稿も歓迎しております。全支部へお知らせしたい情報などに使っていただくと便利かと思います。投稿のお問い合わせは下記の担当メールアドレスまでご遠慮なくどうぞ。
 メール配信のご登録も引き続き受け付けております。現在まで20支部からご登録いただいています。こちらもどうぞお気軽にメールでお問い合わせください。また、バックナンバーを希望される支部がございましたら下記の担当メールアドレスまでご一報下さい。
(会員室長/小林豊)
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支部ネット通信 第6号
発行:財団法人日本野鳥の会 2004年9月29日
担当:会員室
   〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1
   小田急西新宿ビル1F
   TEL03-5358-3510・3511 FAX03-5358-3608
   E-mail:[email protected]

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