●平成16年度第三回理事会(臨時)議事録
■日時:平成16年 6月30日(水)
■方法:寄附行為第29条第3項に基づく書面表決
■理事現在数 :20名
■書面表決者 :19名
会長 柳生 博
専務理事 佐藤 仁志
常務理事 海老原 美夫 常務理事 中村 滝男
理事 親泊 素子 理事 小杉 隆 理事 鈴木 君子 理事 滑志田 隆
理事 樋口 広芳 理事 松田 輝雄 理事 吉田 新 理事 花田 行博
理事 山川 正吾 理事 河地 辰彦 理事 坂本 宗吏朗 理事 細野 哲夫
理事 阿瀬 誠一郎 理事 三宅 武 理事 松富士 将和
■議案:副会長、専務理事及び常務理事の選任の件
提案内容は以下のとおり
副会長 佐藤仁志理事(現専務理事)
専務理事 中村滝男理事(現常務理事)
常務理事 吉田新理事、鈴木君子理事
※注 柳生博会長、海老原美夫常務理事は変更なし
■議事録署名人:
会長からの指名により、滑志田隆理事、坂本宗吏朗理事を選任し、両氏もこれを承諾した。
■議事の経過の概要及びその結果 :
上記議案について、書面表決を実施した。その結果、6月30日までに書面による回答のあった理事19名のうち、18名の賛成を得たので本議案について承認可決した。 |
上記の議事を明らかにするために議事録を作成し、議長及び出席理事の名において記名、捺印する。
平成16年 6月30日
財団法人 日本野鳥の会
議 長 柳生 博
議事録署名人 滑志田 隆
議事録署名人 坂本 宗吏朗
(総務室/吉家奈保美)
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評価上位は写真のページ、特集は1月号の「ナベツル・マナヅル」
●回答数369件、回収率0.11%
会員の皆さまのご意見をより野鳥誌に反映させるため、2003年より毎号アンケートを実施しています。03年度のアンケート回収率はグラフ1のとおりで、年間の回収率は0.11%でした。年間の回答数は369件で、最多は11月号の64件、最少では9/10月号の11件、平均では33件です。
回収率向上のため、11月号から送料受取人払いを導入したところ、毎号0.1%以上となり一定の効果があったと思われます。しかしながら最高0.215%でして、今回のご報告はこのようなごくわずかな回答からであることにご留意ください。
●回答者数は271人、60代男性が最多
グラフ2のとおり、回答者の2割が2回以上アンケートにお答えいただいていました。このうち11号全号にお答えいただいた方は1名(女性30代会員歴1年)いらっしゃいました。
実際の回答者数は271人で、グラフ3のとおり男性が6割を占めていました。また年齢別では、グラフ4のとおり男女とも10代、20代が少なく、多いのは男性で60代、女性では50代と60代でした。特に男性の60代の回答者が突出して多くなっています。一方、10代、20代では男女の回答者数に差がほとんどありません。
次に回答者の会員歴ですが、グラフ5のとおり5年以内の人が約4割を占めており、会員歴が長くなるほど回答者が減る傾向があります。ちなみに最高は会員歴53年と回答された60代の男性でした。
●上位3位は写真や絵のページ
03年度の野鳥誌で毎号掲載されるページを常設ページとし、その評価を集計したのがグラフ6です。アンケート回答の「よかった…○」を2点、「まあまあ…△」は1点、「つまらなかった…×」を−1点とし、回答1件あたりの平均を算出しています。以後、点数として表示しているものは、すべてこの計算の仕方になっています。
「バードギャラリー」が3位となっていますが、9/10月号でカレンダー採用作品掲載のため「バードギャラリー」が休載になっており、この休載がなければ「とっておきの一枚」や「野鳥スケッチ図鑑」と同じぐらいになったと思われます。
目次ページの評価が高いのも、写真が載っているためと思われます。総じて、鳥の写真や絵を掲載すると評価が上がる傾向が伺えます。
●特集の第1位は「ナベヅル・マナヅル」
各号の特集への評価は、グラフ3のとおりでした。全般に野鳥そのものやバードウォッチングを扱ったものが上位のようですが、5月号の「あこがれのアイツに会いに行こう!」は9位と低調でした。これは、上位を占める特集では「よかった…○」と評価する回答がほとんどで、「つまらなかった…×」とした回答は無いのに対し、5月号では「つまらなかった…×」と評価した回答が2件あり、さらに5月号のアンケート回答は20件と回収率がかなり低かったため平均点数が下がっていました。「つまらなかった…×」とした理由は、「特定の場所を例にあげると、「あぁ、行けない」が先に立つ。」(女性50代会員歴3年)とされていました。もう1件は理由が記されていませんでした。
一方で、2月号の「生きもののにぎわう森づくり」は、里山の森の管理という堅めのテーマでしたが3位になっています。「よかった…○」の意見として「鳥たちの話し合い形式でわかりやすかったし、最後のオチまであって楽しめました。」(女性50代会員歴5年)、「子どもたちに説明するのにとても分かりやすく良かったです。特に「面白い」のがいいです!」(男性40代会員歴15年)など、鳥の座談会というまとめ方が評価されたようです。
毎号掲載ではなく、特別に掲載されるページの評価はグラフ8のとおりで、5月号の「おめでとう!藤前干潟のラムサール条約登録」が比較的高い点数を得ていました。
●女性から好評価、会員歴長いと辛口
常設ページへの評価を男女別で見るとグラフ9のとおり、男性より女性から高い評価をいただきました。また年齢別ではグラフ10のとおり年齢が高くなるほど、会員歴でもグラフ11のとおり年数が長いほど点数が低い傾向がありました。
●「活動」のページへの評価
財団事務局の事業結果やお知らせなどを掲載している「活動」のページで、分かりやすいとの回答が多かった記事はグラフ12のとおりでした。一方、分かりにくかったとという回答が多かった記事は、グラフ13のとおりです。
2、3月号のアンケートでは設問項目を変更し、分かりにくかった記事へのご意見を記入していただいています。この2、3月号で分かりにくいと回答が多かった記事への理由を一部ですが以下に紹介します。
<2月号 日ロ渡り鳥会議>
・もう少し突っ込んだ記事にして欲しい。詳細は言及すべき(男性30代会員歴21年)
・全部の項目の羅列より、ひとつでも分かる内容がほしい(男性70代会員歴7年)
<3月号 カラス対策フォーラム>
・内容が散漫(男性、70代会員歴17年)
・内容を具体的に(男性60代会員歴16年)
<3月号 バードウォッチング検定>
・受験者総数が無い。受験者がなぜ少ないか受験しない理由などを掘り下げて欲しい(男性70代6年)
・点数のみの表現は考えものと思う(男性50代会員歴11年)