No.3
2004年6月号
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おかげさまで、4年ぶりに会員数増加!!

事業報告・決算
 平成15(2003年度)の事業報告と決算を、当会ホームページのインフォメーション―当会の事業に公開いたしました。
  事業報告、決算書とも、理事会および評議員会で承認された全文を掲載しています。
 
九州・沖縄ブロック大会 in 筑後のご案内  筑後支部より
今もなお異変が続く有明海。
鳥は環境のバロメーター。鳥がいない環境は、人間にとって良い環境ではありません。
鳥になって考える「有明海の再生」。現地を見て、一緒に考えましょう。

とき: 2004年9月19日(日)13:00〜
              20日(祝)12:00
ところ: <会場・宿泊>福岡県大牟田市甘木/甘木山・大牟田ハイツ:0944-58-3497
<探鳥地>有明海・筑後川下流域(福岡県大川市大野島/佐賀県佐賀郡大託間)
参加費: 11,000円(1泊2食)(翌日の昼食は別途630円・お茶120円/希望者のみ)
 
集合・受付: 12:00から13:00
締め切り: 8月10日(郵送、またはFAX、Eメールにて申し込み下さい)
申込先: 筑後支部事務局(田島事務局長)
〒833-0053 福岡県筑後市西牟田6358-28 TEL/FAX 0942-53-8798
Eメール 田島 喜久雄
[email protected]
 
スケジュール
19日  
★開会 13:00  ★講演13:50〜16:00
  有明海水鳥調査について…筑後支部・江口調査部長(30〜35分)
三池島のベニアジサシ……筑後支部・永江副支部長(15〜20分)
筑後川中流域の野鳥たち…筑後支部・木原副支部長(40〜45分)
有明海の保全と再生………日本野鳥の会自然保護室・古南室長(予定)(40〜45分)
★フリートーキング 16:10〜17:30
  有明海再生のために・宣言文採択
★夕食 18:30〜19:30 
★交流会・オークション:20:00〜22:00
 
20日  
★早朝探鳥会 6:00〜7:00(自由参加) 
★朝食 7:00〜8:00
★有明海探鳥会 (満潮12:31分・潮位4.46m)
  出発8:15(車に分乗して)
筑後川側下流域:9:00 
早津江川側下流域:10:00 
★解散11:30(現地解散)
★別途希望者は大授溺・東予賀干拓へも(現地着12:30〜13:00)

 9/19・20日は秋のシギ・チドリの渡りシーズン真最中。有明海・筑後川下流域は、沖合10数kmに及ぶ日本最大の干潟で、これだけでも一見の価値があります。

交通  
電車: JR大牟田駅から西鉄電車乗り換え(普通・10分)倉永下車・徒歩15分
西鉄福岡駅から西鉄電車大牟田行(特急・45分)柳川乗り換え・20分倉永下車
車: 九州縦貫道南関インターから大牟田方面へ(R208に出て右折)15分
(筑後支部投稿)
※他ブロックからの参加も歓迎とのことです。
(編集注)
   
 
事務局からのお知らせなど in 筑後のご案内  筑後支部より
■ブロックの動き
●東北ブロック協議会・総会出席報告
 5月15〜16日に、青森県支部主管、弘前支部協力で東北ブロック協議会の総会が開かれ、財団事務局から会員室の小林が出席しましたので、ご報告します。
 ブロック総会の会場は、青森県下北半島の薬研温泉。あの有名な恐山の津軽海峡側山麓にある渓谷に沿った温泉地で、静かでなかなか良いところでした。出席者は、東北ブロックの11の支部から約70人。来賓として、地元大畑町の木下千代治町長、青森県自然保護課のご出席もいただきました。
 総会では、環境大臣宛に狩猟鳥獣、野鳥の輸出入、野鳥の愛玩飼養の禁止を求める要望書を提出することやブロック規約の改定などが議論されて採択されたほか、いわき支部でのコアジサシ営巣地保護や青森県支部の仏沼保護の取り組みなどが報告されました。総会での議題は下記のとおりです。
 総会後は、恒例のオークションや懇親会で大いに盛り上がりました。翌朝の早朝探鳥会は、薬研渓谷のシノリガモを堪能。その後のエクスカーションは、恐山の山上にある宇曽利湖のカンムリカイツブリ、尻屋崎の海鳥、仏沼のオオセッカと3コースが組まれ、青森の野鳥を満喫できるものでした。
 来年の東北ブロック協議会・総会は、秋田県支部の主管により八郎潟で開催される予定です。

【議事概要】
議事1/狩猟等に関する要望書提出について
宮古支部より、環境大臣宛の要望書「狩猟鳥獣、野鳥の輸出入、野鳥の愛玩飼養の禁止について」の提出が提案され、要望書らしい文言に修正すること、東北に生息しないエゾライチョウは削除することなどとして、採択された。
また合わせて、ブロック各支部から各県知事宛に同文の要望書を出すこととなった。
議事2/日本全土の狩猟禁止について
宮古支部より、国内全域を原則狩猟禁止にするように環境大臣に要望することをブロックから財団理事会に要望することが提案され、5月25日の財団理事会に東北ブロック山川理事から提案することが採択された。
議事3/風力発電について
宮古支部より、「風力発電導入マニュアル」の見直しを求める環境大臣宛の要望書の提出が提案され、採択された。
議事4/東北ブロックの歴史まとめについて
青森県支部より、これまでの東北ブロック協議会の総会の開催記録を一定のフォームを用いて集めようとの提案があり、採択された。
議事5/ブロック規約の改定について
青森県支部より、財団の寄付行為改定で理事・評議員定数が変更になったことに合わせて、東北ブロックの規約の理事・評議員選出の部分を改定することが提案され、採択された。
(会員室長/小林豊)
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参加者全員での記念撮影


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総会での宮古支部の議案説明


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恒例のオークション


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恐山でのエクスカーション

●北海道ブロック支部連絡協議会・総会出席報告
 6月5〜6日、十勝川温泉にて、十勝支部を主管支部として総会が開かれました。財団事務局からはサンクチュアリ室の葉山が出席しましたので、ご報告いたします。
 会場となった十勝川温泉は、越冬するオオハクチョウが身近に見られる温泉として有名な場所で、総会の開かれた6月は、ちょうど新緑の季節でした。会場には、数年前から帯広に移住された田中輝明氏の木彫りのブローチが多数展示され、開会前から話題となっていました。
 総会には道内15支部より10支部26名が参加され、藤巻ブロック代表のご挨拶に続いて議事に入りました。また議事終了後、葉山より、北海道苫小牧で実施中の勇払原野保全プロジェクトの報告を行いました。
 総会終了後は、三々五々温泉をいただいた後、交流親睦会が行われました。翌日の早朝に行われた探鳥会では、日高山脈から十勝平野を眺望できるコースで、各地での生息状況の違いなどを話題にしながらの探鳥で31種の野鳥を観察しました。また、朝食後、オプションで十勝川下流域でのタンチョウ繁殖地の見学なども行われました。
  【議事概要】
議事1、2 平成15年度事業報告・決算報告
 前年度主管支部の室蘭支部より決算の報告が行われました。
議事3 理事会報告
 花田北海道ブロック選出理事より、今年度第1回、第2回の理事会の報告として、柳生会長をはじめとする新執行部についてと、前年度決算および本年度予算が赤字であることが報告されました。
議事4 各支部活動状況報告
 参加各支部より、支部会員数の動向や会員増加の試み、今年度の事業計画の紹介などが行われました。また、北海道環境科学研究センターの玉田氏(札幌支部)より、道内支部に協力をいただいた、夏鳥の調査について報告書の完成の報告があり、その中で道内のシマアオジの生息地の78%が、この20年間に消滅したことが報告されました。
議事5 次年度総会開催地について
 平成17年度の総会開催地は、苫小牧と決まりました。
議事6 その他

・  支部負担金の徴収について
総会に出席できなかった支部の負担金が未納となるケースがあり、ブロック代表が納入確認と督促を行うことになった。
・  道内支部の協力による調査の実施について
道内各地の野鳥生息状況・生息環境について、共通のアンケート調査を実施し、とりまとめを行うことが決まり、今後、対象種の選定等を行うこととなりました。
(サンクチュアリ室長/葉山政治)

■総務室より
■ 理事会および評議員会が開催されました ■
 5月25日(火)に三省堂文化会館(東京・新宿区)にて、平成16年度第二回理事会(定例)および第32回評議員会(定例)が開催されました。今回は日程等の都合から、本会では初めて、理事会と評議員会が同日の午前と午後に開催されました。両会議とも内容は平成15年度の事業報告と決算を主な課題とする定例会議で、同日開催ということで、理事、評議員による相互の傍聴や、評議員会終了後の懇親会が行われました。
 両会議の結果は、以下のとおりです。

■平成16年度第二回理事会(定例)の結果
●第1号議案 平成15年度事業報告及び決算案の件
 本件について、原案通り承認されました。事業報告、決算の全文は本通信に掲載しております。また、当会ホームページでも公開しております。この他、冊子も作成いたしまして7月末までに各支部へ送付する予定です。概要は『野鳥』誌8月号に掲載予定です。
●第2号議案 顧問等承認の件
 顧問等について、次の方々の任期満了に伴う再委嘱およびご本人の申し出による退任が承認されました。(50音順、敬称略)
〈再任 5名〉  
 顧問  麻生 泰、川ア 惟男、小島 良平
 学術顧問  市田 則孝、小城 春雄
〈退任 1名〉
 学術顧問  塚本 洋三
●第3号議案 規程類変更の件
 「常務会規程」の改正と「役員報酬規程」の新設が承認されました。これは昨年の「寄附行為」改正に伴う各種規程変更の一環で、これにより従来の「常務会規程」と「役員報酬の支払いに関する規則」は廃止となりました。
  ●第4号議案 役員報酬の件
 第3号議案承認を受け、平成16年6月以降報酬を支払う役員1名についてその月額を33.3万円とすることが承認されました。
●第5号議案 野鳥保護区購入の件
 北海道根室市に野鳥保護区としてシマフクロウの生息地を購入することが承認されました。
●この他、常勤役員の退任慰労金の支払いについて及び本会70周年記念事業についての報告が行われました。

■第32回評議員会(定例)の結果
●第1号議案 平成15年度事業報告及び決算案の件
 理事会で承認された本件について、原案通り同意されました。
●この他、午前中に開催された理事会で承認された「役員報酬の件」および「野鳥保護区購入の件」についての報告、その他、「常勤役員の退任慰労金の支払いについて」および「本会70周年記念事業について」の報告が行われました。
●評議員からの質問・意見について、回答および意見交換を行いました。
(総務室/吉家奈保美)

■ 支部長交代のお知らせ ■
支部長交代の連絡がありましたので、お知らせ致します。
室蘭支部
 新 成田 脩三 氏  2004年5月より
 旧 本多 進 氏
群馬県支部
 新 横堀 武 氏  2004年6月より
 旧 卯木 達朗 氏 
(総務室/白蓋由貴)


●会員数
6月1日会員数47,764人(対前月 +173人)
 会員数が増えたのは2000年6月以来4年ぶりです。
 5月の入会者・退会者数の表を見ますと、入会者数に比べ退会者数が多いので全体の会員数が増えたのはおかしいとお思いになるかもしれません。会員数の増減は、入退会者数の他に、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活される人数によって決まります。
 5月は入会者と会員への復活者が退会者より多かったため、会員数が前月より増えた結果となりました。
表:5月の入会・退会者数
入会者数 退会者数
個人特別会員 10人 8人
総合会員(おおぞら会員) 64人 149人
本部型会員(青い鳥会員) 101人 53人
支部型会員(赤い鳥会員) 68人 93人
家族会員 70人 75人
合計 313人 378人
年度累計 529人 786人
5月の入会案内発送件数 4,319件
(年度累計9,638件)
5月のホームページアクセス件数 
31,016件(年度累計58,327件)

●『野鳥』誌8月号は皆様に届きます
 昨年から毎年『野鳥』誌8月号は、事業報告号として家族会員を除く会員皆様にお届けすることになりました。8月号では、皆様のご支援で取り組むことができた2003年度の活動成果と決算、2004年度の活動計画と予算をご報告します。事業報告の他に、会員手続きのご案内や会員規定、会員特典・協定旅館の一覧、事務局の連絡先なども掲載されており1年間保管してお使いいただけます。
 また、新入会の方へも8月号をお送りしています(来年8月号の事業報告号が発行されるまで1年間使用します)。
 野鳥誌の封筒には「すべての会員の皆様にお送りしています。(家族会員は除く)」とご案内をしますが、支部型会員(赤い鳥会員)の方の中には、驚かれる方もいらっしゃいますので、支部報等でできましたらお知らせくださいますようお願いします。

●2005年会員証の作品をただ今募集しています
 支部型会員(赤い鳥会員)以外の方には『野鳥』誌6月号でお知らせしていますが、野鳥を題した2005年会員証の作品を募集しています。機会がございましたら、以下案内を支部型会員(赤い鳥会員)への皆さまへもご紹介していただけますようお願いします。
2005年会員証の作品を募集しています
会員の方でしたらどなたでもご応募できます。郵送またはFAX、Eメールで下記に会員番号、お名前、ご住所、お電話番号を明記の上、「応募要項」をご請求ください。郵送で応募要項をお受け取り希望の方は、80円切手を貼った返信用封筒を添えてご請求ください。
・応募要項請求先
〒151-0061
東京都渋谷区初台1-47-1 小田急西新宿ビル1F 
日本野鳥の会会員室「会員証応募係」
FAX:03-5358-3608 メールアドレス:[email protected]
応募作品の受付締め切りは8月15日(消印有効)です。9月中旬頃に選考結果をお知らせいたします。
これまでの会員証はすべてホームページ(http://www.wbsj.org/)でご覧になれます。また、今回応募していただいた作品もホームページでご紹介させていただきます。
(会員室/八木典子)
  ●支部ページの開設と電話番号掲載について
 会の活動の多くは支部での活動ですが、これまで会のホームページ(http://www.wbsj.org/)には支部の紹介ページがありませんでした。そのため、新たに支部のページを開設します。この支部のページには、会員のボランティアで運営している組織であること、支部ホームページや探鳥会情報へのリンクなどを掲載する予定です。また、支部の電話連絡先を知りたいという問合せが頻繁に寄せられていることもありまして、公開可能な支部の電話番号もできるだけ掲載したいと考えています。
 そこで、ホームページで電話番号を公開しても良い支部がありましたら、ご連絡ください。時間帯や曜日などを限定して電話対応可能ということでも、その旨ご連絡いただきましたら、時間帯や曜日などの注記を付けてホームページに掲載いたします。
 また、専用事務所を設置している支部(下記参照)につきましては、これまでも電話番号を公開して良いということでしたので、そのまま事務所の電話番号を掲載させていただきます。事務所の開所曜日や時間などの注記をあわせて掲載しますが、公開不都合な場合はお手数ですがご一報ください。
 この公開の可、不可や注記などのご連絡は、7月30日までに下記メールアドレスにお願いいたします。
 支部のページは、順次、内容を充実させていく予定です。お手数をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
<専用事務所を設置している支部>
札幌・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京・神奈川・静岡・愛知県・大阪・京都・兵庫県・広島県・徳島県・北九州・福岡・筑豊
 【ご連絡先メールアドレス】 [email protected]

●入会パンフレットをリニューアル
 入会パンフレットをこの度リニューアルいたします。従来のパンフレットでわかりにくいという声が多かった点を修正し、また印刷にかかる経費も削減しています。
デザインは、先に作成した寄付パンフレットと共通性をもたせ、日本野鳥の会のパンフレットということを視覚的にわかりやすくしています。この共通デザインは、今後製作するパンフレットにも適用していく予定です。
 完成は7月上旬を予定しています。それ以降、各支部のご要望に応じてお送りするパンフレットは新しいものになります。
なお、製作・送付には相応のコストがかかっています。従来のパンフレットも継続してお使いいただけますので、新しいパンフレットをご請求いただく際には従来のものを使い切ってからとしていただけますよう、ご協力お願い申し上げます。
(会員室/斉藤英一郎)

■支部ネット通信担当より
 今号では、初めて支部からのご投稿をいただきました。筑後支部の松富士支部長、ありがとうございます。9月の九州ブロック大会は、他のブロックからの参加も歓迎とのことです。秋の渡り真っ盛りの有明海、いいですねぇ。どうぞこの機会にふるってご参加ください。
 ご投稿と電子メール配信のご登録は、引き受け付けております。お気軽にご連絡ください。
   4年ぶりに会員数が増加しました。バードウィークや70周年にあわせて、各支部でいろいろ活動していただいたおかげと思います。ありがとうございました。
 しかし依然として入会者数より退会者数の方が多く、まだまだ安心できない状況です。来月には内容をわかりやすくし、かつ製作コストを抑えた新しい入会パンフレットが登場します。8月には会の活動をビジュアルに紹介したパンフレットも発行の予定です。引き続きご協力よろしくお願いします。
(会員室長/小林豊)

支部ネット通信 第3号
発行:財団法人日本野鳥の会 2004年6月22日
担当:会員室
   〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1
   小田急西新宿ビル1F
   TEL03-5358-3510・3511 FAX03-5358-3608
   E-mail:[email protected]

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