昨年度の「森と自然とふれあおう!」は7月と10月の計2回開催し、 合計66名の方に参加いただきました。 「森の生物多様性を実感する」をテーマに、班毎に分かれ、三井 物産の森(似湾山林)での自然観察と「いきものマップ」づくりを 行いました。 また、7月に「間伐」、10月には「苗木植栽と枝払い」といった、 森を育てる作業も体験いただきました。さらには、希望者のみの オプションで早朝バードウォッチングも楽しむなど、各回2日間 (1泊)にわたってプログラムを展開しました。 7月実施回では、初日の自然観察で「お気に入りの木」にオリジナルの 名前をつける、沢で水生生物を探すなど、4時間ほどの森歩きを楽しみ ました。そして翌日、森で出会った生きものたちの記録を写真やイラスト、 拾ってきた実物などを模造紙に貼り付けることで、班毎に独創的な 「いきものマップ」を作成し、発表しました。虫が食べた跡の、規則的な 穴の開いた葉をそのまま貼り付けるなど、班ごとに個性豊かなマップが 完成。発表でも、他の班にはない発見を自慢したり、ユニークな視点を 強調したりと、笑いが絶えない楽しい雰囲気が印象的でした。 参加者のアンケートでは、「歩いたり身体をつかったりして、楽しみ ながら自然に関わることができてよかった」「森の自然観察がとても 楽しかった」「木を切るのはちょっとこわかったけど、またやりたいと 思った」「スタッフのおかげですごくいい思い出ができた」などの 感想が寄せられ、たいへん好評でした。