受講者の声

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2007年「調査編」/2010年「解説編」受講
大久保香苗
(横浜自然観察の森)
「地域の自然をまるごと見る目が必要」
 自然や生きものに関わる仕事がしたい。ただ、野鳥も昆虫も植物にも、さらに地質や天文現象にも関心はあるけれど、一つに絞ることができない。一分野の研究者でなければならないのかと、大学入学1年目にして悩んだころに受講しました。会場は小学生のころから通い親しんだ森で、そこを初めて自然保護の場として向かい合った視点は新鮮でした。
じつは身近にありながら、わかっていなかった「レンジャー」という仕事。その専門性は地域という単位で自然・生きもののつながりを研究し守ることだと学びました。どんな生きもののことも知りたい、その身近さやおもしろさも人に伝えたい、とワガママな想いを抱えていた私にとって、「地域の自然をまるごと見る」専門家が必要とされていたことは大発見でした。また、動植物の知識以外にも、人の気持ちを動かすために科学的なデータが取得できること、対象にあった解説を組み立てる技術が必要なことにも気づき、大学生活を通して学ぶべきことを得た講座でした。
大学卒業後まもなく日本野鳥の会に入局。インターンとして横浜自然観察の森で2年間のトレーニングを受け、絶滅危惧種カンムリウミスズメやアカコッコ保護事業、三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館に携わりました。現在は再び横浜自然観察の森に戻り、ふるさとの自然を守る環を広げるべく活動に取り組んでいます。


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2003年度「解説編」受講
松本潤慶
(保全プロジェクト推進室 野鳥保護区事業所)
「最前線で活きる」
 レンジャーになって自然保護の最前線で働きたい。自然の大切さ、おもしろさを多くの人に伝えたい。でも、どうすれば上手く伝えられるのだろうか。そんな想いを抱いていた時に受講したのが、レンジャー養成講座でした。
講座では、レクチャーを受けるだけでなく、対象に合わせた伝え方をグループで考え、作成したプログラムを他の参加者を相手に実践しました。これらの活動を通して人に伝えることの難しさを学び、そして対象に伝えられた時の喜びとおもしろさを体感しました。
受講後は、ウトナイ湖サンクチュアリと加賀市鴨池観察館でレンジャーを務め、現在では、チーフレンジャーとして、北海道で絶滅危惧種のシマフクロウやタンチョウの生息地を保全する仕事に携わっています。主な仕事は、土地の売買や管理、調査などであり、いずれの業務も、人との会話を通して想いを伝え、共感していただくことが重要です。自然保護の最前線で働く今も、講座で学んだ、人に上手く伝える方法は、現在の仕事にも活かされています。自然保護に携わりたい方。自然の楽しみ方を伝えたい方はぜひ、レンジャー養成講座を体験してください。