Toriino(トリーノ)2014年の発行号
第30号 2014年3月発行号
表紙:石踊達哉
「断雲四季草花図屏風」
(部分)2004年
彩の章
写真:西川 孟
憶の章 -往-
写真:大城弘明
憶の章 -還-
写真:川田喜久治
流の章
写真・文:藤原新也
響の章
写真:星野道夫
野鳥保護レポート 野鳥と人が共存する原発のない社会に向けて
文:会員室 安藤康弘 福島とツバメを題材にした音楽物語『あの星のもとの故郷(ふるさと)』を、去る2月23日に原発被災地である南相馬市で上演し、被災した市民にエールを送りました。翌日、柳生会長が桜井市長を表敬訪問し、その対談のなかで「人と自然が共存する社会に原発はいらない」との見解で一致しました。
第31号 2014年6月発行号
石踊達哉「夕立」
(部分)2000年
彩の章
写真:西川 孟
憶の章 -往-
写真:東松照明
憶の章 -還-
写真:川田喜久治
流の章
写真・文:藤原新也
響の章
写真:星野道夫
野鳥保護レポート いま問われる、野生動物と人間の共生
文:自然保護室 葉山政治 近年、シカやツキノワグマなど野生動物と人間との間で軋轢が生じています。野生動物と人間とがすみわけるエリアや境界線が大きく変わっていくことが予想されるなかで、今年の通常国会で改定された鳥獣保護法の役割と、その問題点について紹介しています。
第32号 2014年9月発行号
石踊達哉「茜雲」
(部分)2007年
彩の章
写真:西川 孟
憶の章 -往-
写真:土門拳
憶の章 -還-
写真:川田喜久治
流の章
写真・文:藤原新也
響の章
写真:星野道夫
野鳥保護レポート 生物多様性を脅かさない自然エネルギーを
文:保全プロジェクト推進室 田尻浩伸 2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、持続可能な自然エネルギーへの転換が求められており、当会でも原発の廃止と自然エネルギーの推進を訴えています。 風力発電所の設置が増えるなか、当会では生物全般の生息環境に影響を与えることがないよう、調査などの活動を行なっています。
第33号 2014年12月発行号
石踊達哉「雪中紅梅図」
(部分)2004年
彩の章
写真:西川 孟
憶の章 -往-
写真:池田勉
憶の章 -還-
写真:川田喜久治
流の章
写真・文:藤原新也
響の章
写真:星野道夫
野鳥保護レポート ツルがいる景色を取り戻す
文:自然保護室 伊藤加奈 日本にはタンチョウのほかに、2種のツルが生息しています。冬、ロシアや中国から西日本に渡ってくるナベヅルとマナヅルです。現在はナベヅル約1万羽、マナヅル約3千羽が国内で生息していますが、一方で新たな問題が生じています。約800 ha の干拓地に1万羽以上のツルが集中することで、農業被害が発生すると共に、感染症の蔓延や突発的な事故が起きた場合、一度に大量のツルが死んでしまう恐れがあります。