「水辺のいきもの観察DAY」開催!(2024年1月13日開催)のご報告

「水辺のいきもの観察DAY」開催!

Nikon×公益財団法人日本野鳥の会 笑顔と歓声がひろがる親子向けイベント

1月13日、ふなばし三番瀬海浜公園(千葉県船橋市)にて、小中学生とその保護者を対象とした「水辺のいきもの観察DAY」を開催しました。

浜辺の鳥や生きもの、海洋プラスチック問題を学ぶ

このイベントは「三番瀬バードウォッチング」「みんなで参加するビーチクリーンアップ」「海洋プラスチック問題ワークショップ」の3つの体験型セッションを通して、親子で海洋プラスチック問題を考えることを目的に、株式会社ニコンビジョンおよびFSPグループ※との共催で、今回2回目の開催となります。

イベントの最初に行なわれた「三番瀬バードウォッチング」では、ニコンの双眼鏡「モナークM7」、「トラベライトEX」や望遠鏡を使って、オナガガモ、ハマシギ、ミサゴ、ミヤコドリなどを観察しました。


参加者の皆さんには、ニコンの双眼鏡「モナークM7」と「トラベライトEX」を貸し出しました


この日はオナガガモのオスが「イケメンな鳥だ!」と人気でした

次のビーチクリーンアップでは、参加者全員で浜を歩きながら干潟の生きもの観察とマイクロプラスチック探し、ごみ拾い活動を行ないました。実際に干潟でくらす鳥たちのエサとなる生きものにふれることで、参加者の皆さんにも生態系のつながりを感じていただけたのではないかと思います。

また、ザルを使って砂の中に紛れたマイクロプラスチックを探し、参加者からは「思っていたよりもプラスチックが出てきた!」という声がありました。

子どもたちが顕微鏡で観察をするようす"双眼実体顕微鏡「ファーブル」で、カニや貝など、干潟の生きものを観察しました

最後は、これまでのセッションを踏まえて「海洋プラスチック問題ワークショップ」を行ないました。三番瀬環境学習館のスタッフによるレクチャーとともに、ワークシートを使いながら海洋プラスチック問題について学びました。

今回のイベントを経て、参加者からは「街から少し離れただけでこんなにも多くの生きものが見られることにおどろいた。人間の生活の影響を受けやすい理由がわかった」「プラスチックの良い部分が自然には悪い影響を与えてしまうことがわかった」「子どもと環境問題について考える良い時間だった」などの感想が寄せられました。

これからも当会では、野鳥や環境問題について、興味をもっていただけるようなイベントを開催していきたいと思います。

全員集合写真"ごみ拾いのあとに記念撮影。皆さん、お疲れさまでした!

※FSPグループは、ふなばし三番瀬海浜公園および、ふなばし三番瀬環境学習館の管理運営を行なう指定管理者です。

文/深澤友香(普及室)
写真/(公財)日本野鳥の会・株式会社ニコンビジョン