「森のいきもの観察DAY」開催!(2023年4月22日 開催)のご報告

「森のいきもの観察DAY」開催!

Nikon×公益財団法人日本野鳥の会 笑顔と歓声がひろがる親子向けイベントウグイスイラスト

4月22日、株式会社ニコンビジョンと共催で、横浜自然観察の森(神奈川県横浜市)にて、親子向けイベント「森のいきもの観察DAY(春編)」を開催しました。

当日は、事前予約制の「親子でバードウォッチング」、当日受付制の「いきもの観察ポイントラリー」の二つのプログラムを実施し、約150人が参加しました。

体感型プログラムで「遠く」と「近く」の生きものを観察

「親子でバードウォッチング」では、スタッフから双眼鏡の使い方の説明を受けたあと、ニコンの双眼鏡「モナークM7」や「トラベライトEX」を使って、森の中を約1時間かけてゆっくりとバードウォッチングしました。双眼鏡を扱うことに慣れていない子どもたちも、すぐに体で覚え、いろいろな生きものを見つけました。

バードウォッチングのようすニコンの双眼鏡を使って、離れたところにいる野鳥をウォッチング!

双眼鏡で野鳥を観察している様子

少し肌寒い気温でしたが、森の中は野鳥のさえずりであふれ、ソングポストでなわばりを必死に主張するウグイスやヤマガラ、空を飛び交うツバメの姿などを観察できました。

「いきもの観察ポイントラリー」は、各テーマに沿って森の中に設置されたポイントを回り、森の生きものを観察しました。

タンポポの花弁を観察

「植物の不思議を観察しよう」のポイントでは、タンポポの花弁やオオカマキリの卵を、「水中のいきものを拡大してみよう」のポイントでは、水生昆虫、プラナリア、サワガニなどを、ルーペや顕微鏡を使って観察しました。

ルーペを使って観察をしている様子コースに設置されたルーペや顕微鏡を使い、小さな生きものもじっくり観察。新しい発見はあったかな?


参加した子どもたちからは、「川の中にこんなに生きものがたくさんいるなんて想像もつかなかった」「近所の川にいる生きものも、ルーペを使って観察してみたい」などの感想がありました。

また、大人の参加者からは、「これだけ生きものがいるのは、自然が守られているからこそ」との声があり、双眼鏡や顕微鏡を使った自然観察で、身近な自然と生きものの豊かさを楽しみながら感じてもらえるイベントとなりました。

今後も自然や野鳥に興味をもってもらえるよう、楽しいイベントを開催する予定です。どうぞご期待ください!

文/ 齋藤 都久美(普及室)
写真/(公財)日本野鳥の会
イラスト/新岡 薫