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グリーン・ホリデー in 台湾
このツアーは終了しました。
ボランティアツアーのリポートはこちら
第三回 ツバメから環境を考えよう 参加者募集!
9月18日(金)~21日(月祝)の3泊4日「ツバメを守ろう!国際交流ボランティア・プログラム“グリーン・ホリデーin台湾」を開催します。
日本と東南アジアを行き来するツバメは、台湾でも幸福のシンボルとして人々に親しまれています。台湾の郊外には、かつての日本でどこでも見られたような、緑豊かな農村風景が広がります。町並みはアーケードが連なり、ツバメの巣があちこちで見られます。
グリーン・ホリデーin台湾は、台湾の子どもたちと一緒に、ツバメを観察しながら湿地環境を守るボランティア・ツアーです。第三回となる今回は、台湾中部(台中市)で、地域のNGOや大学生とともに高美湿地の保全活動に取り組みます。また、現地の小学校を訪問し、子どもたちが取り組んでいるツバメの子育て観察について聞きながら、交流します。そのほか、台湾の大学生との交流や、環境学習に熱心に取り組む学校(グリーン・スクール)の見学を通じて、ツバメと私たちの環境を考えます。
●お申し込みはこちら●
(日本エコプランニングサービスのホームページに移動します。)
- 日程:
- 2015年9月18日(金)~21日(月祝) 3泊4日
- 対象:
- 18歳以上の一般(定員20名) 申し込み先着順に受付。定員に達し次第締め切ります。
- 参加費:
- 55000円/学生50000円(航空券代、プログラム中の移動交通費、食費〈フリータイムを除く〉、宿泊費、教材費を含みます)
- 活動場所:
- 台中市(高美湿地、高美小学校、國光小学校 他)
- 宿泊予定ホテル:
- パークシティ台中、台中メゾン・ド・シンホテル
■参加者の声:平林由莉さん(大学生)
初めての参加で、はじめはかなり緊張していたのですが、他の参加者や現地の方々はお互いに対等な立場でとてもフレンドリーに接して下さるので、ボランティア活動を通じてたくさんの生きものと触れあうと同時に、たくさんの人の温かさにも触れることができました。
特に現地の小学生との交流では、彼らの純粋に生きものを愛し守りたいと思う気持ちを知ることができ、私自身忘れかけていた本当に大切なことを再認識させられた気がします。
私を含めほとんどの参加者が一人で参加しており、普段の生活では滅多に経験できない色々な方との出会いや交流が待っていて、本当に楽しく充実した4日間を過ごせました。
(2015年4月 第二回グリーン・ホリデーIn台湾に参加)
■現地の声:
●ケビン・ウーさん(台湾省野鳥協会)
日本のボランティアが高美湿地の保全のために台湾に来てくださったことに、感謝しております。短期間ではありましたが、私たちは皆さんが環境保全活動を心から楽しまれていることを実感しました。また、皆さんがツバメの巣を数えながら子どもたちと楽しそうに話しているのを見て、日台の友情が深まったのではないかと嬉しくなりました。9月にまた、台中で一緒に活動できることを、楽しみにしています。
●ディビッド・ウーさん(國光小学校教員)
私たちは人にとって最も身近な存在であるツバメを観察し、その巣や子育ての段階、巣立ちの様子を記録しました。ツバメ学習は、子ども達だけでなく教員にとっても非常にやりがいのあるものでした。私たちはまた、ツバメの生息環境を守る活動に参加された後の日本のボランティアの皆さんの幸せそうな様子を見て感動し、自然を守りたいという気持ちに国境は無く、私たちはひとつの地球にいることを実感しました。体験の共有とご助言をありがとうございました。この活動が私たちを結ぶ絆になったと信じています。次回の活動も楽しみにしています。
■プログラム行程(*)
- 1日目:
- 8:50 羽田空港集合
10:50 羽田空港出発
13:30 台北松山空港到着、台中に移動
オリエンテーション・夕食 <泊>
食事=無 機 夕 - 2日目:
- Activity 1.高美湿地の自然観察
Activity 2.湿地を守る活動
Activity 3.子どもたちとツバメ交流
フリータイム <泊> 食事=朝 昼 無 - 3日目:
- Activity 2.湿地を守る活動
Activity 4.大学生と環境交流
Activity 5.“グリーン・スクール”の見学
<泊> 食事=朝 昼 夕 - 4日目:
- フリータイム
11:30 空港へ移動
16:00 台北松山空港出発
19:55 羽田空港到着、解散
食事=朝 機 無
*無・・・食事無し
*機・・・機内食
*時間は目安です。プログラムは変更となる場合があります。
*2日目の夕食は、フリータイムのため、各自負担となります。
*宿泊は男女別・2名ずつのツインルームになります。シングルをご希望の場合は、追加料金にて承りますのでお早めにお知らせください。(空室状況により、ご希望にそえない場合があります。)
Activity1. 高美湿地の自然観察
台中の海岸沿いに広がる高美湿地(Gaomei Wetland)は、重要野鳥生息地(Important Bird Area)に指定され、多くの渡り鳥が羽を休めます。ツバメも、この湿地で虫をとったり、巣の材料にする泥を運んだりする姿が観察されています。現地NGOのガイドで、野鳥や魚、カニなど様々な生きものが暮らす高美湿地の自然とふれあいます。
Activity2. 湿地を守る活動
写真:作業用の靴
近年、高美湿地に外来の植物(Smooth Grass)が侵入し、急速に広がっています。
そこで、台湾の野鳥の会(Wild Bird Association of Taiwan)と、大学生のボランティアで、外来植物を除去する作業に取り組んでいます。野鳥の会、大学生の皆さんと一緒に、湿地の外来植物をカマで刈り取ります。
●装備など
用意された靴(ゴム靴に靴下がついたもの)を履いて、湿地に入ります。(作業は水が少ない干潮の時間帯を選んでいます。)
Activity3. 子どもたちとツバメ交流
ツバメ学習に取り組んでいる、高美小学校の子どもたちと一緒に街を歩き、ツバメの巣がどんなところにあるか観察します。また、今年の春から夏にかけて子どもたちが実施した、ツバメの子育ての観察結果を聞きながら、交流します。
Activity4. 大学生との環境交流
台湾の大学生と、ツバメと自然環境を守るために何ができるかを話し合います。
Activity5. グリーン・スクールの見学
校庭のビオトープや、フクロウの巣箱づくり、上級生による下級生への自然解説など、子ども達とともに熱心に環境学習に取り組む、國光小学校を見学します。
●お申し込みはこちら●
(日本エコプランニングサービスのホームページに移動します。)
国際交流でツバメを守ろう!
世界各国に広く分布するツバメは、私たちにとってもっとも身近な野鳥の代表です。しかし近年日本では、環境変化により減少傾向にあるといわれています。原因として食べ物になる虫が多くすむ田んぼや農地の消失や、住宅構造が変わり巣をつくる場所が減ったこと等が考えられます。日本のツバメは、秋の訪れとともに約4000㎞を旅し、東南アジアで越冬します。台湾は、アジア圏のツバメの繁殖地と越冬地、渡りの中継地が重なる「交差点」です。しかし、台湾でのツバメの生息状況は、あまり調べられておりません。台湾の郊外には、かつての日本でどこでも見られたような、緑豊かな田園風景が広がります。町並みは張り出したアーケードが連なり、ツバメが巣をつくりやすい空間を提供しています。しかしここでも、宅地開発等による環境変化が急速に進みつつあります。
そこでこのたび日本野鳥の会では、ツバメをテーマに環境保全ボランティアツアーを実施し、台湾と日本で協力してツバメが暮らしやすい環境を考えていくこととしました。
第二回グリーン・ホリデーIn台湾~ツバメ観察の輪を広げよう リポート
2015年4月25~28日に、第二回グリーン・ホリデーIn台湾を開催し、高美湿地を守る活動と、子どもたちとのツバメの子育て観察に取り組みました。
高美湿地では、日本からの21名の参加者と台湾省野鳥協会、現地の大学生が力を合わせて、合計555㎡を刈取りました。
湿地に隣接する高美小学校と、台中中心部の國光小学校では、子ども達と家々を訪問し、ツバメの子育てを観察しながら巣の状況や分布を記録しました。國光小学校では、経済的な豊かさだけでなく自然を大切にする人間に育ってほしいという教育方針のもと、校庭に水辺を作り巣箱をかける等、熱心な環境活動が進められています。この春からツバメ学習が始まり、校内には子どもが作成した観察記録ポスターや展示物が多数並んでいました。同校では、上級生が下級生に自然や生きものを案内する活動も行っています。子どもが主役になって自然の大切さを伝える取り組みに、未来への希望を感じました。
*活動の様子が新聞に掲載されました
http://udn.com/news/story/7314/869718
http://www.boncity.com/Topic/28808.html
第一回グリーン・ホリデーIn台湾~ツバメがくる湿地を守ろう リポート
2014年9月13~16日に、第一回グリーン・ホリデーIn台湾を開催し、台北市・基隆市の湿地の保全活動に取り組み、ツバメ調査を始めた小学校と交流しました。日本からの23名のボランティアに、現地NGOスタッフとボランティア、小学校の児童・先生が加わり、計250名が参加しました。
関渡自然公園では、台北市野鳥学会とともに湿地の草を刈って環境を整え、近くのウグ湿地で、6000羽を越えるツバメのねぐら入りを観察しました。
基隆市のチョフン池では、基隆市野鳥学会の皆さんと、いかだに乗って水面を覆うボタンウキクサを取り除き、ツバメの食べものになるトンボや虫がすみやすい環境を整えました。
活動の様子は台湾のテレビや新聞で報道され、「野鳥の会間の国際連携で湿地の重要性を国際社会に知らしめることができた。これから市や国の行政に働きかけ、この地域を国の重要湿地にしていきたい」との声があがりました。
*テレビニュース(動画)https://www.youtube.com/watch?v=6sqdUtlIktQ
<お問合せ・お申し込み>
● 旅行企画・実施:jeps(株)日本エコプランニングサービス 担当:渡邊
観光庁長官登録旅行業第1789号 総合旅行業務取扱管理者:松山直彰
〒101-0021 東京都千代田区外神田5-5-5 沼田ビル2F
TEL:03-5807-1691 FAX:03-5807-1692
(一社)日本旅行業協会正会員・ボンド保証会員
<プログラムのお問合せ>
●プログラム主催:(公財)日本野鳥の会 自然保護室 担当:岡本
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
TEL:03-5436-2633 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected]
協力:Ecotourism Taiwan、石川県健民運動推進本部
旅行企画・実施:株式会社 日本エコプランニングサービス
*この活動は、トヨタ自動車株式会社のトヨタ環境活動助成プログラムの助成を受けて実施しています。
*チラシPDF (PDF 3.75MB)
◎左の画像ををクリックすると
印刷用PDFをダウンロードできます。
以 上