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グリーン・ホリデー in 台湾
このツアーは終了しました。
ボランティアツアーのリポートはこちら
第三回(2015年9月18日(金)~21日(月祝)の情報はこちら
第一回 ツバメがくる湿地を守ろう 参加者募集!
写真:David Wu
9月13日(土)~16日(火)の3泊4日、「ツバメを守ろう!国際交流ボランティアプログラム“グリーン・ホリデーin台湾”」を開催します。
日本と東南アジアを行き来するツバメは、台湾でも幸福のシンボルとして人々に親しまれています。
台湾の郊外には、かつての日本でどこでも見られたような、緑豊かな農村風景が広がります。町並みはアーケードが連なり、ツバメの巣があちこちに見られます。しかしここでも、近年の宅地開発などによる環境変化が進んでいます。
グリーン・ホリデーin台湾は、台湾の子どもたちと一緒に、ツバメを観察しながら湿地環境を守るボランティア・ツアーです。
ツバメは空中を飛びながら虫を捕まえて食べます。第一回は、ツバメの食べものになるトンボや虫がすみやすい湿地の保全や、ツバメ観察に取り組む小学校との交流、台湾の自然公園の訪問などを予定しています。
●お申し込みはこちら●
参加申し込み
(日本エコプランニングサービスのホームページに移動します。)
- 日程:
- 2014年9月13日(土)~16日(火) 3泊4日
- 対象:
- 18歳以上の一般(定員20名) 申し込み先着順に受付。定員に達し次第締め切ります。
- 参加費:
- 35,000円(航空券代、プログラム中の移動交通費、食費(フリータイムを除く)、宿泊費、教材費を含みます)
- 活動場所:
- 関渡自然公園(台北市)、基降市ほか
- 宿泊:
- Chientan Youth activity center
プログラム行程(*)
写真:David Wu
- 1日目:
- 8:30 成田空港集合
10:30 成田空港出発
13:05 台北桃園空港到着
オリエンテーション・夕食 <泊>
食事=無 機 夕 - 2日目:
- Activity1 関渡自然公園訪問
Activity2 ツバメのねぐら観察
フリータイム <泊> 食事=朝 昼 無 - 3日目:
- Activity3 湿地を守る活動
Activity4 子どもたちとの交流
Activity5 ツバメの観察
<泊> 食事=朝 昼 夕 - 4日目:
- フリータイム
11:00 空港へ移動
14:05 台北桃園空港出発
19:10 成田空港到着、解散 食事=朝 機 無
*無・・・食事無し
*機・・・機内食
Activity1. 関渡自然公園訪問
台北市野鳥学会(台湾の野鳥の会)が運営する関渡(ガンドゥ)自然公園で、自然保護活動を体験し、レンジャーと交流します。
Activity2. ツバメのねぐら観察
関渡自然公園近くの湿地に、沢山のツバメが集まって、日暮れとともにねぐら入りする様子を観察します。
Activity3. 湿地を守る活動
基隆(キールン)市の湿地で、地元の人々と一緒に湿地を覆う植物を取り除き、ツバメの食べものになるトンボなどの虫がすみやすい環境を整えます。
Activity4. 子どもたちとの交流
ツバメの観察や、学校ビオトープなどの環境活動に取り組む、基隆市立深美(シェンメイ)小学校を訪問し、生徒や先生と交流します。
Activity5. ツバメの観察
台湾のツバメはどんなところに巣をつくっているか、深美小学校の近くのツバメの巣を観察します。
*時間は目安です。プログラムは変更となる場合があります。
*2日目の夕食は、フリータイムのため、各自負担となります。宿泊場所は士林夜市が開催される士林に近く、台北中心部へのアクセスも便利です。
*宿泊は男女別・相部屋になります。2人部屋の利用等、ご希望の場合は、別料金にて承りますのでお早めにお知らせください。(空室状況により、ご希望に添えない場合があります。)
*成田空港以外からの発着を希望される方は、日本エコプランニングサービスまでご相談ください。
●お申し込みはこちら●
参加申し込み
(日本エコプランニングサービスのホームページに移動します。)
第二回グリーン・ホリデーIn台湾“ツバメ観察の輪を広げよう” では、台湾の子どもたちと一緒に、ツバメの子育ての様子を調べます。(2015年4~5月予定)
写真:David Wu
国際交流でツバメをまもろう!
写真:David Wu
世界各国に広く分布するツバメは、私たちにとって最も身近な野鳥の代表です。しかし近年日本では、環境変化により減少傾向にあるといわれています。原因として食べ物になる虫が多くすむ田んぼや農地の消失や、住宅構造が変わり巣をつくる場所が減ったこと等が考えられます。
日本のツバメは、秋の訪れとともに約4000㎞を旅し、東南アジアで越冬します。台湾は、アジア圏のツバメの繁殖地と越冬地、渡りの中継地が重なる「交差点」です。しかし、台湾でのツバメの生息状況は、あまり調べられておりません。台湾の郊外には、かつての日本でどこでも見られたような、緑豊かな田園風景が広がります。町並みは張り出したアーケードが連なり、ツバメが巣をつくりやすい空間を提供しています。しかしここでも、宅地開発等による環境変化が急速に進みつつあります。
そこでこのたび日本野鳥の会では、ツバメをテーマに環境保全ボランティアツアーを実施し、台湾と日本で協力してツバメが暮らしやすい環境を考えていくこととしました。ツバメは、空中を飛びながらユスリカやアブ、トンボなどの飛ぶ虫を捕まえて食べています。彼らが生きていくには、こうした虫がたくさん暮らせる湿地が必要です。第一回の活動では湿地を覆う植物を取り除き、トンボや虫がすみやすい環境を整えます。また、ツバメ調査に取り組む小学校を訪問し、子どもたちと交流します。
台湾ではツバメはどんなところに巣をつくるの?
- 台湾の町並み。軒並みアーケードが連なり、ツバメが巣をつくりやすいオープンな空間ができています。
- 日本と同じように、ツバメが巣を作りやすいように板がつけられています。
- 飲食店のすぐ前にも巣があります。
- 台湾の人々も、ツバメを幸福のシンボルとして大事にしています。
- 宝くじ店の前にもツバメの巣。「ここで宝くじを買うと、良いことがあるかもしれませんね」と、ガイドしてくださった現地NGOスタッフの方。
台湾の子どもたちがツバメ調査を始めました
基隆市立深美小学校では、グリーン・ホリデーin台湾に向けて、子どもたちによるツバメ調査を始めました。2月から試験的に学校周辺の通りにある巣を数え、周辺環境などを調べました。その結果、軒先がある建物で、タイル地よりもコンクリートの壁面にツバメの巣が多いこと、人や車の通りの多い通りに多いこと、軒先の無いニュータウンにはほとんど無いことなどがわかりました。観察時に住民の気持ちを聞いたところ皆友好的で、巣を除去したいという人はほとんどいなかったそうです。
深美小学校は、1998年に設立されたニュータウンの中の学校で、周辺には新しい住宅地が増えています。ツバメ調査を通じて、こうした環境変化も身近に感じられました。担当教員は「半都市型の子どもたちにもっと自然を身近に感じてもらいたいと考えていました。グリーン・ホリデーをきっかけにツバメの調査を始め、ツバメだけでなく、まわりの虫や植物、空を飛ぶタカなど、いろいろな生きものに目が向くようになり、思った以上に大きな効果がありました。」と期待を寄せています。
この活動は、石川県で40年以上続いている「ふるさとのツバメ総調査」をモデルに、現地NGOの協力を得て行われており、今後は同校の4・5年生330名の児童で展開されます。
石川県の小学生による「ふるさとのツバメ総調査」
石川県では、自然に親しむ心を育み、野鳥を愛する気持ちを高め、地域の人々と交流することを目的に、小学生による「ふるさとのツバメ総調査」を昭和47年から40年以上行っています。県内の全公立小学校の6年生(221校、約13,000人)が参加し、愛鳥週間(5月10日~16日)に、ツバメの巣の場所と数などを記録します。国外では、2013年に韓国の小学生がこの調査方法を取り入れました。台湾での展開は、今回が初めてとなります。
取り組みの詳細は、ホームページからご覧いただけます。
http://www.pref.ishikawa.jp/seikatu/kouryu/2undou2yachou.html
<お問合せ・お申し込み>
● 旅行企画・実施:jeps(株)日本エコプランニングサービス 担当:渡邊
観光庁長官登録旅行業第1789号 総合旅行業務取扱管理者:松山直彰
〒101-0021 東京都千代田区外神田5-5-5 沼田ビル2F
TEL:03-5807-1691 FAX:03-5807-1692
(社)日本旅行業協会正会員・ボンド保証会員
<プログラムのお問合せ>
●プログラム主催:(公財)日本野鳥の会 施設運営支援室 担当:岡本
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
TEL:03-5436-2625 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected]
協力:Ecotourism Taiwan、石川県健民運動推進本部
この活動は、トヨタ自動車株式会社のトヨタ環境活動助成プログラムの助成を受けて実施しています。
*チラシPDF
◎左の画像ををクリックすると
印刷用PDFをダウンロードできます。
以 上