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- 流出プラスチックによる野鳥への被害事例
- 寄せられた野鳥の被害状況(2024年10月~12月投稿分)
寄せられた野鳥の被害状況(2024年10月~12月投稿分)
当会では、自然環境に流出したプラスチックによって、海鳥をはじめとした野鳥がどのような被害を受けているのか把握するため、具体的な事例を集める調査をおこなっています。
これまでに寄せられた被害の事例を公開します。
事例30. くちばしに釣り具が引っかかったアオサギ
- 撮影日
- 2024年8月12日
- 撮影場所
- 神奈川県鎌倉市津西
事例31. 落ちているビニール袋をつつくタンチョウ
- 撮影日
- 2023年03月04日
- 撮影場所
- 北海道鶴居村
- 撮影者
- 大内幸奈
- コメント
- 何かビニール袋のようなものをつついていた。誤飲することはなくそのままいなくなった。
事例32. 足に釣り糸が絡まったホウロクシギ
- 撮影日
- 2024年8月21日
- 撮影場所
- 新潟県新潟市
- 撮影者
- 丸山晴一
事例33. 浮かぶペットボトルとツノメドリ幼鳥、エトピリカ幼鳥
- 撮影日
- 2024年7月10日
- 撮影場所
- 北海道根室市落石漁港沖(ユルリ島・モユルリ島近く)
- コメント
- 2種のすぐそばにペットボトルが浮かんでいた。
事例34. 釣り糸が絡んだケイマフリ
- 撮影日
- 2023年8月11日
- 撮影場所
- 北海道根室市
- 撮影者
- 大内幸奈
- コメント
- 釣り糸のようなものが身体に巻きついていた。
事例35. 釣り糸が足に絡まったキアシシギ
- 撮影日
- 2024年10月01日
- 撮影場所
- 千葉県千葉市稲毛海浜公園
事例36. 釣り糸で負傷し飛べなくなったクロツラヘラサギ
- 撮影日
- 2016年2月2日
- 撮影場所
- 佐賀県鹿島市
- 撮影者
- 中村さやか
- コメント
- 羽に釣り糸が巻きつき負傷し飛べなくなっていた。
事例37. 園芸用のネットに絡まってもがいていたオカヨシガモ
- 撮影日
- 2016年1月22日
- 撮影場所
- 佐賀県
- 撮影者
- 中村さやか
事例38. ヒナへの給餌にテグスがついたルアーを運ぶイソヒヨドリ
- 撮影日
- 2022年5月20日
- 撮影場所
- 神奈川県藤沢市
- 撮影者
- 足立恵美
- コメント
- 近所でイソヒヨドリが子育て中でした。ヒナにあげるための餌が不適切ものでしたが、それを与えてしまいました。2枚目の写真にはそのヒナが写っています。
事例39. 事例38のイソヒヨドリの巣立ちビナ
- 撮影日
- 2022年6月15日
- 撮影場所
- 神奈川県藤沢市
- 撮影者
- 足立恵美
- コメント
- イソヒヨドリのヒナが巣立ち後、我が家の近くにきたので、口元を確認する為に写真を撮ったところ、口からテグスが出て絡まっていました。
事例40. 事例39のイソヒヨドリの巣立ちビナの約一年後
- 撮影日
- 2023年4月20日
- 撮影場所
- 神奈川県藤沢市
- 撮影者
- 足立恵美
- コメント
- テグスを飲み込んだイソヒヨドリのヒナの一年後の写真を撮ることができました。変わらずテグスは飲み込んだままですが、成長していました。
事例41. くちばしから釣り糸を垂らしたウミネコ
- 撮影日
- 2024年9月19日
- 撮影場所
- 千葉県船橋市
- 撮影者
- 奴賀俊光
- コメント
- くちばしから釣り糸が出ていた。釣り糸はウミネコの体長より長く、ウミネコが歩くと、糸をひきずるような感じになる。
事例42. クチバシにテグスが絡まったユリカモメ
- 撮影日
- 2017年3月11日
- 撮影場所
- 静岡県藤枝市
- コメント
- クチバシの周りにテグスが絡まり、下のクチバシにも異常が見られました。
事例43. 釣りのルアーが水かきと翼に引っ掛かったカツオドリ
- 撮影日
- 2019年12月10日
- 撮影場所
- 長崎県長崎市
- コメント
- 釣りのダブルフックルアー1個が水掻きと翼の2ヶ所に引っ掛かり翼を広げることも歩くことも出来ず、ねぐら近くの岩場で波をかぶっていた。救助したが翌日死亡したとの連絡有り。
事例44. 釣りのサビキが頭部と体に絡まったハヤブサ
- 撮影日
- 2020年1月31日
- 撮影場所
- 長崎県長崎市
- コメント
- 釣りのサビキが頭部、舌など体に絡まり外れず1週間程同じ場所に来ては大きな声で鳴いていた。
事例45. 釣り針と魚を右翼に引っ掛けたまま飛ぶミサゴ
- 撮影日
- 2020年2月13日
- 撮影場所
- 長崎県長崎市
- コメント
- 釣り針がついたままの魚を狩ってしまったのか、右翼に釣り針と魚がぶら下がった状態で何度も急降下急上昇を繰り返しながら大きな声で鳴いていた。
事例46. クチバシから釣り糸をたらしたカツオドリ
- 撮影日
- 2021年12月9日
- 撮影場所
- 長崎県長崎市
- コメント
- 口から釣糸が出ている。恐らく小さめのルアーや釣り針を飲み込んでいる。
事例47. クチバシから釣り糸をたらしたカツオドリ
- 撮影日
- 2022年1月8日
- 撮影場所
- 長崎県長崎市
- コメント
- 口から釣糸が出ている。恐らく小さめのルアーや釣り針を飲み込んでいる。
事例48. 翼にルアーが絡まったカツオドリ
- 撮影日
- 2023年3月6日
- 撮影場所
- 長崎県長崎市
- コメント
- 陸釣りの人のルアーを追いかけて釣られてしまったと思われる。糸が切れたのか切ったのか不明。救助しようとしたが沖へ飛んで行ってしまった。
事例49. 巣材としてプラスチック類を運ぶハシブトガラス
- 撮影日
- 2024年3月20日
- 撮影場所
- 東京都大田区
事例50. 釣り糸と何かの物体を体に引っ掛けたセグロカモメ
- 撮影日
- 2018年1月13日
- 撮影場所
- 長崎県長崎市
- コメント
- 距離があり詳細不明だったが釣糸、その他のものが体に掛かっているように見えた。
事例51. 足に釣り糸が絡まり、うずくまっていたカツオドリ
- 撮影日
- 2018年1月20日
- 撮影場所
- 長崎県長崎市
- コメント
- 群れから離れ動かない個体がいたので撮影出来る距離に近付いて足元に釣糸が絡まっているのを確認。
事例52. 釣り針が刺さった状態で死んでいたカワウ
- 撮影日
- 2024年12月2日
- 撮影場所
- 長崎県長崎市
- コメント
- 翼に釣り針が刺さった状態で海に浮いて死んでいた。
事例53. 釣り用ルアーとラインが絡まった水鳥の片翼
- 撮影日
- 2024年12月29日
- 撮影場所
- 愛知県高浜市芳川町
- 撮影者
- 坂林糸代
- コメント
- ユリカモメと思われる野鳥の片翼を海岸で漂着ごみ拾い時に発見。翼は脚と嘴も切断された状態で釣り用のルアーの針とラインがそれぞれに酷くくいこんだ状態で絡み付き、切断された状況で発見しました。
「流出プラスチック類の野鳥への被害状況調査」にご協力をお願いします!
日本野鳥の会では自然界に流出したプラスチック類による野鳥への被害情報を集めています。野鳥への被害を観察された方は写真をお送り下さい。
流出プラスチックによる野鳥への被害事例
関連リンク
野鳥を許可なく捕まえたり、飼育することは、法律で禁止されています。必ず都道府県の担当部署に連絡し、指示を仰いでください。
行政からの指示などで保護する時には、感染症を予防するために素手では触れないようにしてください。
よくある質問(ケガをした鳥を見つけた)