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流出プラスチックによる野鳥への被害事例
当会では、自然環境に流出したプラスチックによって、海鳥をはじめとした野鳥がどのような被害を受けているのか把握するため、多くの方々に呼びかけて具体的な事例を集める調査をおこなっています。
これまでに寄せられた被害の事例を公開します。
寄せられた野鳥の被害状況の例(2024年4月~6月)
事例1.プラスチックが頭部にはまったウミネコ
- 撮影日
- 2022年2月6日
- 撮影場所
- 千葉県銚子市
- コメント
- くちばしと頭の間にプラスチックがはまったウミネコ幼鳥。餌が十分に取れていないと思われる。
事例2.バランをつつくオオバン
- 撮影日
- 2024年1月27日
- 撮影場所
- 東京都台東区
- コメント
- お弁当のバランを餌の草と間違えて食べようとしていた。下の写真はくわえて振り回している様子。結局、諦めて食べなかった。
事例3.釣り糸が足に絡まったキョウジョシギ
- 撮影日
- 2019年8月27日
- 撮影場所
- 千葉県一宮市
- コメント
- 渡り途中の干潟で釣り糸が足に絡まったキョウジョシギ。無事に越冬地までたどりつけたのだろうか。
事例4.釣り糸がくちばしに絡まったチュウシャクシギ
- 撮影日
- 2024年5月8日
- 撮影場所
- 神奈川県藤沢市
- 撮影者
- 菊池道子
- コメント
- 渡り途中の中継地での災難。釣り糸がくちばしに絡まり、餌は十分に取れているのだろうか。
事例5.プラスチックが頸とくちばしにはさまったホシハジロ
- 撮影日
- 2024年4月3日
- 撮影場所
- 東京都大田区
- コメント
- 頸とくちばしにプラスチックがはさまり取れなくなったホシハジロ(メス)。餌が十分に取れていないと思われる。
事例6.ビニールを誤食し、くちばしから外れないウミアイサ
- 撮影日
- 2023年12月24日
- 撮影場所
- 長崎県諫早市
- コメント
- 誤食したビニールがくちばしに付着し、餌が十分に取れていないと思われるウミアイサ(メス)。
事例7.紐を誤食し、くちばしに絡まったアオサギ
- 撮影日
- 2014年9月4日
- 撮影場所
- 大阪府枚方市
- 撮影者
- 中原暁実
- コメント
- 紐を誤食し、垂らしていた。餌が十分にとれていないと思われる。
事例8.針のついた釣り糸がくちばしに絡んだカワウ
- 撮影日
- 2024年1月11日
- 撮影場所
- 大阪府大阪市
- コメント
- ワンド岸に上がり、大きな魚を飲み込もうとしていたが、針のついた釣り糸がくちばしに絡まり呑み込めずにいた。餌が十分にとれていないと思われる。
事例9.釣り糸が絡まったイソヒヨドリ
- 撮影日
- 2024年1月24日
- 撮影場所
- 神奈川県藤沢市
- 撮影者
- 菊池道子
事例10.ルアーが足に絡まり取ろうとしているオオセグロカモメ
- 撮影日
- 2018年2月28日
- 撮影場所
- 千葉県銚子市
事例11.釣り糸が足に絡まったドバト
- 撮影日
- 2024年5月30日
- 撮影場所
- 千葉県千葉市
事例12.プラスチック類をくわえたメジロ
- 撮影日
- 2024年4月10日
- 撮影場所
- 埼玉県坂戸市
- 撮影者
- カバ山PE太郎
事例13.漁網らしきものが絡まったカツオドリ
- 撮影日
- 2023年6月30日
- 撮影場所
- 東京都小笠原村
- 撮影者
- 河合愛佑美
- コメント
- おがさわら丸から撮影。経緯は不明だが漁業用の網らしきものが絡まっていた。外洋の海鳥にも人知れず影響が出ている。
事例14.ルアーが刺さったオオバン
- 撮影日
- 2023年12月29日
- 撮影場所
- 神奈川県横浜市
- 撮影者
- Bo Zhi
事例15.ルアーを誤食したカワウ
- 撮影日
- 2024年6月12日
- 撮影場所
- 東京都大田区
- コメント
- ルアーを誤食したカワウ。外そうとして暴れるなどは確認されなかったが、衰弱している可能性がある。
「流出プラスチック類の野鳥への被害状況調査」にご協力をお願いします!
日本野鳥の会では自然界に流出したプラスチック類による野鳥への被害情報を集めています。野鳥への被害を観察された方は写真をお送り下さい。