(仮称)秋田洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書を提出しました
「(仮称)秋田洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」
ご意見用紙
ご住所 ①秋田県潟上市天王字追分 86-15
②東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
ご氏名①日本野鳥の会秋田県支部
支部長 佐藤 公生
②公益財団法人日本野鳥の会
理事長 遠藤 孝一 (公印省略)
環境の保全の見地からのご意見をお持ちの場合は、ご記入願います。
貴社が計画されている「(仮称)秋田洋上風力発電事業」に係る計画段階環境配慮書」(以下、配慮書)に記載されている事業実施想定区域の位置に関し、以下の通り意見を提出いたします
記
- 事業実施区域が設定されている海域の近辺に男鹿半島や八郎潟干拓地があり、そこに生息する多数の水鳥が採餌、休息の場として当該海域を利用し、さらには狩猟期には鳥類の避難場所となっている海域である。ここでの大規模な洋上風力発電施設の設置は、バードストライクや生息地放棄などを引き起こし、当該地域周辺の鳥類の生息を脅かすものである。
- 海岸域にはミサゴ(準絶滅危惧)が生息し、繁殖期には海上で頻繁に魚類を獲る事から、バードストライク、さらには生息数の減少を引き起こす可能性が高い。
- 男鹿半島は、冬季のアビ類、ウミスズメ(絶滅危惧ⅠA)やハシブトウミガラス、ウトウ等の海鳥が多く渡来し、旧若見地区の海域には秋田県では数少ない貝食性のクロガモが生息する。ここでの事業は、これら海洋性鳥類の生息地を奪うものである。
- 冬はカモメ類が餌を求めて大群で飛来することから、バードストライクの危険性が非常に高い。
- 上記のような事業実施想定区域およびその周辺海域や地域に生息する鳥類の保護を鑑みて、事業実施想定区域の設置位置について全面的に見直す必要がある。
注1:本用紙の情報は、個人情報保護の観点から適切に取扱います。
2:この用紙に書ききれない場合は、裏面又は同じ大きさ(A4サイズ)の用紙をお使い下さい。