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沖縄島沿岸離島
環境構成
沖縄本島周辺の大小さまざまな小島や岩礁から成る。エリグロアジサシ、ベニアジサシ、マミジロアジサシが繁殖しているが、繁殖地は年による変化が大きい。ベニアジサシは、大きなコロニーをつくることが多く、慶伊瀬島、平安座浜比嘉、屋我地島、水納島、勝連、備瀬崎などで安定的に観察されている。
周辺海域の赤丸岬では、モズクなどの海藻類の養殖やウニ漁、ブダイ、フグ、タイなどの刺し網漁が行われ、慶伊瀬島ではウニ、イセエビ、タコの潜水漁業が行われている。
海鳥の繁殖地の保護指定
- 国指定屋我地鳥獣保護区(特別保護地区)
- 沖縄海岸国定公園(特別保護地区)
繁殖している海鳥
ベニアジサシ、エリグロアジサシ、マミジロアジサシ、セグロアジサシ、コアジサシ
海鳥・海洋保全への脅威
- 小島、岩礁などの釣り人の上陸による繁殖地の攪乱
- 釣り人のゴミ廃棄および漂流ゴミの増加
- ハシブトガラスなどの捕食者の増加
保全活動
- 赤丸岬
- ・今帰仁漁業協同組合(一定期間のウニ漁の禁止、オニヒトデ駆除活動、海岸清掃)
- トゥンジャ
- ・民間企業(アジサシ類の保全)
- 慶伊瀬島
- ・名護漁業協同組合(ウニの禁漁措置の実施)