神津島
環境構成
神津島(面積18.5㎢)は、東京から約170㎞南の海上にあり、伊豆諸島のほぼ中間に位置し、中央には標高572mの天上山がそびえる。属島の祇苗島と恩馳島では、カンムリウミスズメが繁殖している。
周辺海域では、刺し網(タカベ、サンマ)、流し網(トビウオ)、一本釣り(キンメダイ、メダイ、ムツ)、建切網(タカベ、イサキ)、定置網(シマアジ、カンパチ、アカイカ、ゴマサバ)、イカ釣り、エビ刺し網(イセエビ)が行われている。
海鳥の繁殖地の保護指定
- 国指定祇苗島鳥獣保護区(特別保護地区)
- 富士箱根伊豆国立公園伊豆諸島地域(保護地域)
繁殖している海鳥
オオミズナギドリ、ウミネコ、カンムリウミスズメ、ヒメクロウミツバメ、オーストンウミツバメ、ウミウ
海鳥・海洋保全への脅威
- ハシブトガラスなどによる海鳥の捕食
保全活動
- 環境省(モニタリングサイト1000調査 小島嶼・海鳥)
- (公財)日本野鳥の会による調査・普及活動
- 神津島観光協会(カンムリウミスズメをテーマとした村おこし、普及活動)