JP037 岩木川河口・十三湖(いわきがわかこう・じゅうさんこ)
青森県:つがる市、五所川原市、中泊町
位置 | N 41°01′ E 140°22′ |
面積 | 2,727ha |
環境構成【潟湖/干潟】
写真:松原一男
白神山地を源とする岩木川は、津軽平野を南から北へ100km、広大なヨシ原、水田、りんご園といった農地や市街地内を流れ、日本海に出る。岩木川下流部のヨシ原は、毎年火入れがある。汽水湖の十三湖はヤマトシジミの産地。
選定理由
A1 | オオセッカ |
A3 | オオセッカ・コジュリン |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国定公園(津軽国定公園)、自然環境保全地域
保全への脅威
- 十三湖南部の水田地帯に大規模な風力発電施設が建設中である。水田で採餌、休息するガン類・ハクチョウ類への悪影響や越冬する大型猛禽類(特にオジロワシ)への悪影響が懸念される。
- 岩木川河川敷のヨシ原では、ヨシの刈り取りや火入れが少なくなり、樹林化が進んでいる。この植生変化によるオオセッカやコジュリンへの悪影響が懸念される。
保全活動
- モニタリング調査:実施者(日本野鳥の会弘前支部・弘前大学農学生命科学部)
内容:オオセッカ個体数調査 - 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会弘前支部)
内容:探鳥会
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 533KB)