JP131 加茂川河口(かもがわかこう)
愛媛県:西条市
位置 | N 33°56′ E 133°09′ |
面積 | 470ha |
環境構成【河口干潟(砂泥質)/河川/ヨシ原】
写真:山本貴仁
加茂川は石鎚山系を源流とする2級河川であり、幹川流路延長は約28km、河口には隣接する中山川の河口干潟と合わせて約383haと愛媛県最大の干潟が干出する。砂泥質の干潟にはヤマトオサガニなど多くのカニが生息しているが、海岸線は護岸整備によりコンクリート堤防となっている。河口周辺には水田地帯が広がり、河口部と合わせて多くの鳥類が生息する。干潟の先端部では冬期にノリ養殖が盛んに行われている。
選定理由
A1 | ズグロカモメ |
A4i | キアシシギ・チュウシャクシギ |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
保全への脅威
- 鳥獣保護区の範囲が限定的で、鳥獣保護区以外では狩猟が行われている。
- 満潮時の休憩地がない
- 河口沖で海苔養殖が行われている。冬季、カモ類の食害が問題になることがある。
保全活動
- 環境教育活動:実施者(野鳥の会東予地区連絡会、特非 西条自然学校)
内容:干潟での自然観察会、シギ・チドリ類の探鳥会が開催されている。 - モニタリング調査:実施者(野鳥の会東予地区連絡会、特非 西条自然学校)
内容:野鳥の会東予地区連絡会においては、シギ・チドリ類のカウント。
特非西条自然学校においては、ベントスの調査を実施。
日本野鳥の会愛媛は、カモ類調査。
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