JP151 出水・高尾野(いずみ・たかおの)
鹿児島県:出水市
位置 | N 32°06′ E 130°17′ |
面積 | 842ha |
環境構成【水田/干潟】
写真:金井裕
鹿児島県の北西部に位置し、米ノ津川、高尾野川、野田川などの河川が流れ込み扇状地が発達している。土砂が堆積して干潟ができやすく古くから干拓がおこなわれ水田が多く見られる。ナベヅルは世界の個体数の約8~9割、マナヅルは約5割が越冬している。主に高尾野川の東西に広がる約7,500haの水田地帯がツル類の越冬地として利用されている。
選定理由
A1 | ナベヅル・マナヅル |
A4i | ナベヅル・マナヅル |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(出水・高尾野)
<その他>
東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ参加地、国指定特別天然記念物鹿児島県のツルおよびその渡来地
保全への脅威
- 越冬個体の過度の集中による伝染病の危険
- ツルの給餌に集まるカモ類による農業被害
- 風力発電計画
保全活動
- 環境教育活動:
内容:探鳥会、北薩地区探鳥地ガイドの鳥のパンフレット作成(出水地区小中学校に配布)(日本野鳥の会鹿児島)
探鳥会、観察会(出水市ツル博物館クレインパーク) - 環境管理:実施者(環境省、文部科学省、鹿児島県、出水市)
内容:ツル保護管理事業(10~3月) - モニタリング調査
ガンカモ調査(1月)、シギ・チドリ類調査(4,9月)(日本野鳥の会鹿児島)
ツル類のカウント(10~1月)(出水市立荘中学校、出水市立高尾野中学校ツルクラブ、日本野鳥の会鹿児島、出水市ツル博物館クレインパーク、国設鳥獣保護区監理員他ボランティア)
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