JP142 対馬(つしま)
長崎県:対馬市
位置 | N 34°12′ E 129°14′ |
面積 | 69,710ha |
環境構成【島嶼/森林】
対馬は九州の北西部に浮かぶ島で、九州本土より朝鮮半島に近いところに位置する。全島山地で、下島で600m、上島で300mを超える山は森林で覆われており、昔から林業が盛んに行われている。
朝鮮半島に近いという地理的特性と、島でありながら森林の発達している環境特性から、日本では冬鳥として飛来するミヤマホオジロやシロハラが相当数繁殖している。特にその密度の濃い上島の御岳が鳥類の繁殖地として国指定鳥獣保護区に設定されている。
選定理由
A1 | ウチヤマセンニュウ |
A2 | カラスバト |
A4iv | アカハラダカ |
保護指定
サイトの一部(10~49%)に法的な担保がある。
<保護指定の内容>
県指定鳥獣保護区(御岳、木坂、龍良山)、国定公園(壱岐対馬国定公園)、自然環境保全地域、保護林
保全への脅威
- ウチヤマセンニュウについては、対馬の属島で繁殖しているものと思われるが詳細は不明。特に開発の計画はない。
- カラスバトは各地の森林で観察されている。各地で林道の延長工事がされており、自然林の伐採も進んでいるため、食物となる樹木の減少が懸念される。
- アカハラダカは主に秋季数万羽の集団として通過している。渡りの際はねぐら入りをする個体も多い。各地に建設されている風力発電の数が増えると、飛行中の事故が増えることが懸念される。
保全活動
- 無し
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