JP072 九十九里浜(くじゅうくりはま)

千葉県:旭市、いすみ市、匝瑳市、山武市、横芝光町、九十九里町、白子町、長生村、一宮町、大網白里町

千葉県:旭市、いすみ市、匝瑳市、山武市、横芝光町、九十九里町、白子町、長生村、一宮町、大網白里町

位置 N 35°35′ E 140°31′
面積 19,000ha

環境構成【砂浜】

九十九里浜は、旭市飯岡から大原町までつづく、南北約60kmの長大な砂浜である。北から順に、新川、栗山川、木戸川、作田川、真亀川、南白亀川、一宮川などの中小河川が流入する。
環境構成は、荒波の打ち寄せる砂浜が南北につらなり、その海岸から内陸に向かって、海浜植物群落、防風林の松林が南北に帯状に連なる。また、各河川の河口部では、植生の帯の内側に大小の潟が形成されることが多い。

選定理由

A4i ミユビシギ

保護指定

サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
都道府県立自然公園(県立九十九里自然公園)、自然環境保全地域

保全への脅威

  • 九十九里浜の自然環境の問題点=太平洋の荒波による海岸侵食が進行している。それに対し波消ブロックを多量に投入しており、海岸の景観と植生が大きく変わっている場所がある。
  • 四輪駆動車や乗馬の乗り入れも、海浜植物群落やコアジサシの営巣に悪影響を与えている。
  • 防風林、その周辺のササ藪には毎年サギ類のコロニーができる。以前、違法に重機を入れてコロニーが破壊されたことがある。近年、サギ類のコロニーが作られそうになると、行政指導のもとに林が切り払われ、サギ類の営巣地が奪われる。

保全活動

  • 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会千葉県)
    内容:一宮川河口探鳥会(随時)
  • 法律制定、政策、規制:実施者(千葉県環境生活部自然保護課)
    内容:コアジサシの営巣を保障するために、地元自治体を指導している

※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 544KB)

リンク