JP019 十勝川下流域(とかちがわかりゅういき)
北海道:浦幌町、豊頃町、池田町
位置 | N 42°47′ E 143°33′ |
面積 | 10,000ha |
環境構成【河川/淡水性湿地】
写真:千嶋淳
十勝川河口から上流約40km区間の十勝川下流域は、昭和20年頃までに行われた河川改修工事により、直線化した十勝川と改修に伴って活用可能となった農耕地、そしてかつて大湿地であった名残の河跡湖などの湿地で構成されている。河口から30km付近の利別川との合流点付近までは浅瀬が少ないゆったりと流れる水路であり、それより上流は瀬や淵がある水路となっている。高水敷は主にヤナギ類による樹林、オオヨモギやクサヨシからなる草地、牧草地からなっている。
選定理由
A1 | タンチョウ |
A3 | タンチョウ |
A4i | ヒシクイ |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<その他>
道指定天然記念物大津海岸長節湖畔植物群落
保全への脅威
- ガン類やタンチョウの農耕地への飛来に対する農業生産者からの反発
- 治水事業に伴う湿地の乾燥化
保全活動
- 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会十勝支部、浦幌野鳥倶楽部)
内容:探鳥会 - モニタリング調査:
内容:タンチョウバンディング(環境省、タンチョウ保護調査連合)
治水事業に伴う自然環境調査(北海道開発局帯広開発建設部) - 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(日本野鳥の会十勝支部、十勝夢ツーリズム協会)
内容:十勝川下流エコツアー
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