JP123 宍道湖(しんじこ)

島根県:松江市、出雲市、斐川町

島根県:松江市、出雲市、斐川町

位置 N 35°26′ E 132°56′
面積 9,639ha

環境構成【潟湖/河川】

佐藤仁志
写真:佐藤仁志

宍道湖は、中国山地の船通山を水源とする斐伊川の下流部に位置する周囲約45kmの汽水湖で、2005年に中海と共にラムサール条約の登録湿地となった。松江市から見る夕焼けは有名。ここで採れるヤマトシジミは全国一の漁獲高を誇り、宍道湖七珍も有名。湖岸はほとんどがコンクリート護岸で、斐伊川の河口部などわずかに砂州とヨシ原が残っている。トンボの仲間のナゴヤサナエや、日本で宍道湖で初めて発見されたシンジコハゼなど希少動物も多数生息している。

選定理由

A4i マガン・キンクロハジロ・スズガモ
A4iii カモ類

保護指定

サイトの大部分(50~90%)に法的な担保がある。
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(宍道湖)
<その他>
ラムサール条約登録湿地

保全への脅威

  • カメラマンのマナー低下
  • 遊漁者の河口部への侵入
  • ヌートリアやブラックバスなど外来種の侵入

保全活動

  • 環境管理:実施者(国土交通省)
    内容:浅場造成やヨシの刈取りなど
  • 環境教育活動:実施者(国交省、島根県、(公財)ホシザキグリーン財団など)
    内容:水辺の環境学習など
    「宍道湖グリーンパーク」の運営((公財)ホシザキグリーン財団)
    探鳥会(日本野鳥の会島根県支部)
  • 保全のための人材育成活動:実施者(島根県など)
    内容:島根県自然保護レンジャーなど
  • モニタリング調査:実施者((公財)ホシザキグリーン財団、日本野鳥の会島根県支部)
    内容:冬鳥のカウント調査(10月~3月に毎月実施)

※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 633KB)

リンク