三番瀬-東京湾の渡り鳥の楽園
三番瀬とは?
★三番瀬:
千葉県の市川市と船橋市にまたがる干潟・浅瀬。総面積約1200ヘクタール。干潟面積の90%が埋め立てられた東京湾に残った最後の干潟の一つ。シギ・チドリ類をはじめ、多くの野鳥の生息地となっており、レッドデータ種としてホウロクシギ、コアジサシなど5種、またラムサール条約の登録地基準を満たす水鳥(個体群の1%以上が渡来)はミヤコドリ、ハマシギ、スズガモ等20種を数える。環境庁(1997)の「シギ・チドリ類渡来湿地目録」では「船橋海浜公園」・「塩浜」の名称で重要渡来地に挙げられている。ラムサール条約登録湿地の谷津干潟との間で鳥類の行き来が確認されており、両所一体となった保全が必要。
2001年4月、千葉県知事は101haの埋め立て計画を白紙に戻し、県民参加で保全計画を作ることを表明。2002年1月から、県主催の「三番瀬再生計画検討会議」において、市民、専門家、関係行政機関による検討が行われています。