永野野鳥保護区飛雁川(ながのやちょうほごくとびかりがわ)

北海道別海町 15.6ヘクタール

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2006年、ラムサール条約湿地(国指定鳥獣保護区特別保護地区)野付半島・野付湾に近接していながら法的な保護指定がなされていなかった、野付湾に流れる飛雁川河口に広がる湿原15.6ヘクタールを、所有者の永野貴浩氏(当会個人特別会員)と保護協定を結び、野鳥保護区とした。永野氏は、「この土地は、先代の父が受継いだ地で乳牛や農耕馬の飼料の供給地として利用していました。その当時は、湿地のため牛馬の事故などがともない大変苦労をしたそうです。酪農の規模拡大とともに20年ほど前から私の父の趣味であった馬の放牧地となり観光客の人たちが車を止め、馬やツルの写真を撮る姿がよく見られました。今は、馬もいなくなり、今後の利用を考えていたところ、日本野鳥の会との話を進めることができ喜んでいるところです。」と当会と協定を結ばれた。1970年代よりタンチョウの生息が確認されており、この周辺でタンチョウ1つがいが繁殖している。

永野氏は、保護区の近くでレストランと宿(当会協定旅館)を経営されています。保護区の詳細な情報は、こちらでお尋ねください。
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