平成17年(2005年)度(財)日本野鳥の会事業計画・予算
(はじめに)
 日本野鳥の会は、初代会長中西悟堂が「野の鳥は野に」という理念を掲げて昭和9年に設立した市民団体であ り、平成16年に創立70周年を迎えた。この間、会報「野鳥」誌を通じて「野鳥の科学と芸術文化の融合」を図り、全国の会員・支部と連携して「野鳥と人の 共存を目指した環境保全活動」を推進してきた結果、全国に約5万人の会員と88の支部、16箇所1,300ヘクタールの野鳥保護区やサンクチュアリを所有 するに至り、社会に対して責任ある市民団体に成長してきた。
 このような活動は、幅広い国民の参加・協力による会費、寄付金、出版等事業による自主財源を中心に、助成金や委託事業等の財源を加えて進められてきた。 具体的には、探鳥会などの行事を通じて野鳥を守る仲間を増やす活動、野鳥保護に関する法制度の拡充を求める活動、会の理念や活動を国民に広く普及させる活 動、野鳥保護区やサンクチュアリを設置して良好な状態で維持管理する活動、保護に必要な科学的調査研究をする活動、渡り鳥保護のために国際的な協力をする 活動などに取り組んできた。
(総論)
 創立71年目を迎えた平成17年度事業は、創立の原点に立ち返った理念の普及活動、国民的な広がりを持った会員拡大の活動、事業の弾力的な見直しを行う活動などが特色である。
 具体的には、70周年記念探鳥会によって再確認された会設立の歴史的な役割を国内外に普及させるため、中西悟堂賞(仮称)の設立に向けた取り組みを進め る他、未来に向けて国民に親しまれる会の底辺を培う事業として、新たに就学前の児童にも対象を拡大した環境教育活動に着手する。また、会報を年12回発行 して会員や支部の連携を強化するとともに、平成16年度に開催された全国各地のブロック会議で緊急の取り組み要望が続出した野鳥と人のマナーに関する検討 会を設置して、野鳥と共存する社会に向けたガイドラインのとりまとめを行う。
 この他、今日まで会の活動を支えていただいた方々に感謝の意を表すため、会の発展に多大な貢献をしていただいた全国の会員や支部などを対象として、会員支部等表彰制度(仮称)の設置について検討を進める。
 平成17年度は、継続・新規事業を問わず、これまで以上に本会への期待に応えることができるように、必要に応じて広報、野鳥誌、野鳥保護などをテーマに 有識者と役員による検討会を行うなど、常に会の事業の見直しをはかりながら、全国の会員や支部、ブロック、関係自治体、NGO・NPO、教育・研究機関、 企業などと協力して、中長期的な会の活動の発展に向けた取り組みを進める。
 このように当会の一層の活性化を図りながら、収入増や支出の削減の努力を行い、平成18年度までに収支を改善するものとする。
(各論)
1.自然保護事業
1)野鳥保護区事業
●取り組みの経緯と背景
 従来から取り組んでいるタンチョウ保護を中心に、前年度からはシマフクロウ保護も加え、土地買い取りによる野鳥保護区事業を展開し、17年間に16カ所、約1,300ヘクタールの保護区設置を実現し、国内の自然保護団体としては最大規模となっている。
 この強みを最大限活かし、自然保護事業の柱と位置づけて保護区事業を前面に押し出し、さらに強力に押し進めて保護区の拡大をはかるとともに、この事業の成果を外部に印象づけて会員、支援者の拡大をはかる。
 今後も引き続き、特に実績を上げている北海道東部のIBA基準生息地(後述2) においてタンチョウおよびシマフクロウの生息地の拡大を行うとともに、新たに北海道東部以外の地域へも保護区拡大を目指すこととし、まずは保護上の必要性 や事業効率等による優先順位を勘案して、伊豆七島の三宅島にウチヤマセンニュウやアカコッコ等を保護対象種とした保護区の設置について調査・検討を行う。
 また、設置した保護区を、保護対象種の生息地として適切な状態に管理する。
●H17年度は次の事業を実施する
(1)北海道東部において保護区の設置を行う
 引き続き、北海道東部のIBA基準生息地において、タンチョウおよびシマフクロウの保護のために土地を買い取り、保護区を設置する。(目標:それぞれ1カ所以上)
(2)保護区を保護対象種の生息地として適切な状態に管理する
 引き続き、既存の保護区において、対象種の繁殖状況等の調査および必要な環境管理等を行う。
(3)野鳥保護区基金を拡大する
 北海道東部における野鳥保護区事業の成果を、新たに作成するパンフレットなどによって広報し、支援者を増やして野鳥保護区基金を拡大する。
2)IBA基準生息地の保全事業
●取り組みの経緯と背景
 鳥類の生息地として全国的に重要な場所の保全のために、不要な開発を止め、保護区化をはかる活動に、当会支部をはじめとする様々な団体と協力しながら取 り組んできた。保全が急がれる場所を明確にするため、国際的に重要な鳥類等を指標にした重要度の基準(IBA基準)を満たした野鳥の重要な生息地(IBA 基準生息地)のリストアップを平成13年度から新たに開始し、平成16年度までにリストの作成、支部対象アンケート、リストの公表、概念を普及するための シンポジウム開催、ホームページの開設、モデルケースとしての勇払原野保全基本構想策定、個別のIBA基準生息地6カ所の保全レベル引き上げなどを行って きた。
 今後も引き続き、選定された国内のIBA基準生息地(現在167カ所)の保全レベルをそれぞれ引き上げ(※)るとともに、IBA基準生息地をネットワーク化して保全していくことを目標とする。
 中期的には、IBA基準生息地の重要性の普及を進めるとともに、法的に保護の対象になっていない地点について、当会支部と協力して自治体に対し保護区化 を働きかける。また、そのためのベースとなる各IBA基準生息地の最新情報を常時収集し毎年公表する。さらに、野鳥保護区としての買い取り(前述1)や、自治体に対し拠点施設の新設・改善等を働きかける(後述3)。
 また、既に作成したIBA基準生息地リスト167カ所に掲載されていないが、IBA基準に相当することが判明した生息地(渥美半島など)について、リストへの追加掲載を早急に行う。
 また、特に従来から課題であった支部との事業連携について、あまり進んでいない反省点を踏まえ、特に支部への広報、連携強化によりいっそう力を入れる。また行政機関やマスコミへの周知を強化する。
※IBA基準生息地の「保全レベルの引き上げ」とは、次の各項を意味する
 ・当会支部等が定期的な教育活動や調査活動を行う
 ・行政が、保護区未指定地について、鳥獣保護区などの指定を行う
 ・当会等が、野鳥保護区として土地を買い取り保全する
 ・当会等が、土地所有者との間に土地保全協定等を締結する
 ・行政等が、適切な水準を満たした自然観察館などの拠点施設を設置する(既存施設の運営等を適切な水準に引き上げることを含む)
 ・行政等が保護区の保全計画を策定し、実行する
●H17年度は次の事業を実施する
(1)IBA基準生息地全体を保全する
1重要性の普及とリストの周知
  新たに広報用展示パネルを作成する。このパネルや、平成16年度に発行したパンフレット、当会ホームページ、組織内広報誌、マスコミなどの媒体を通じた広 報によって、引き続き、IBA基準生息地の重要性の普及と、IBA基準生息地リストの周知をはかる。特に各支部やブロック、マスコミへの広報に力を入れ る。
2各IBA基準生息地の現況の公表
 引き続き、各支部、サンクチュアリ等からの情報や都道府県等行政機関へのアンケート調査をもとに、保護区指定状況や開発などの危険度を調査し、最新情報を当会ホームページ上で公表する。
3支部活動の紹介
 引き続き、当会ホームページ上に、当会支部等の地域の活動団体等が地元のIBA基準生息地において行っている調査活動や普及活動の状況を紹介する(目標70地点)。支部からの情報更新が手軽に行えるようにして情報更新の即応性を高める。
4白書の発行
 平成16年度に準備した「IBA基準生息地白書(仮称)」を平成17年度早々に発行し、行政機関等へIBA基準生息地の保全レベルの向上を働きかけるとともに、当会支部等の地域の活動団体等の保護活動に役立てる。
5総合的ハンドブックの編集
 平成16年度に情報整理等を行った総合的ハンドブックについて、発行準備を行う。
 保全レベルの引き上げのために特に重要な、土地担保のための法制度のあり方および法指定への働きかけ方法などのノウハウについて盛り込むなどし、当会支部等の地域活動団体等が、地元のIBA基準生息地に関し、さまざまな活動を行ううえで役立つ内容とする。

(2)個別のIBA基準生息地を保全する
1勇払原野の保全
 平成16年度に作成した保全基本構想をもとに、行政等に対して、当会の保全計画を取り入れたより具体的な保全計画の策定を働きかけていく。
 これまでの調査結果に基づく保全基本構想案への理解を得るための現地観察会や報告会を開催する。
 勇払原野で引き続き、繁殖期のラインセンサス調査、オオジシギの標識調査などを実施する。
2ウトナイ湖周辺の保全
  ウトナイ湖周辺の保全を図るため、鳥類モニタリング調査や市民向け観察会などを実施する。また、主要流入河川である美々川の保全を進めるため、美々川で検 討されている自然再生事業に対応する。さらに、千歳川流域の旧長都沼(IBA基準生息地)で計画されている遊水地事業に対して水鳥の生息地保全を進めるよ うに働きかけを行う。これらの活動にご支援をいただくための賛助会「ウトナイ湖ファンクラブ」の会員拡大につとめる(目標:130人)。
3鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ周辺のタンチョウ生息地の保全
  タンチョウによる農業被害防止や冬季の給餌を継続するとともに、釧路周辺での野鳥保護区設置のための活動や繁殖状況調査や給餌場への飛来数調査、標識個体 の追跡調査を行う。これらの活動にご支援をいただくための賛助会「タンチョウふぁんクラブ」拡大につとめる(目標:175人)。
4三宅島の保全
 アカコッコ館を拠点に、噴火の影響からの鳥類の生息状況の回復状況を引き続きモニタリングするとともに、エコツアー振興の取り組みを通して、自然環境保全の意識啓発をはかるともに、行政等へ帰島後の保全計画策定を働きかける。
5その他の個別のIBA基準生息地保全
 IBA基準生息地保全を進めるための全国的なモデルとなるよう、次の各地のIBA基準生息地あるいはそれに相当する生息地について、保全レベル向上を進め、あるいは当会支部等の地域の活動団体等の取り組みを支援する。
 【仏沼(青森県)、長崎県諫早湾(長崎県)、泡瀬干潟(沖縄県)、多摩川河口(東京都、神奈川県)、渥美半島(愛知県)、伊勢湾奥部木曽岬(三重県、愛知県)】
3)サンクチュアリ施設運営支援事業
●取り組みの経緯と背景
 全国に直営、受託を併せて12カ所13施設のサンクチュアリを展開し、年間30万人の利用者を得、国内最大規模の施設運営実績となっている。
 この強みを最大限に活かし、これまでの施設運営の中で培ったノウハウを元に、他団体が設置または運営する既存類似施設(自然環境を対象としている施設)の運営水準向上や、適切な水準を満たす新規施設の設置を関係方面へ働きかけ、IBA基準生息地の保全をはかる。
 このため、引き続き全国のIBA基準生息地において既存類似施設の現状調査や施設空白地域についての情報収集を行い、収集した情報の分析をもとに、生息 地保全に有効に機能するよう既存類似施設の運営水準の向上や、施設が存在しないエリアへの新規施設設置の働きかけを行う。また、調査結果と、IBA基準生 息地の保全に必要な施設の運営についてとりまとめ資料集の発行を目指す。
●H17年度は次の事業を実施する
(1)施設情報の収集と分析を行う
 平成16年度の北海道・東北地方での調査に引き続き、平成17年度は関東以西におけるIBA基準生息地における類似施設の運営状況について施設情報の収集と分析を行う(一部島嶼を除く)(目標:50カ所)
(2)既存類似施設の運営水準向上を働きかける
 (1)の情報収集と分析結果を利用して、全国を対象に既存類似施設がIBA基準生息地の保全を進めるためより有効に機能するよう、引き続き働きかける。(目標:15施設)
(3)新規施設整備を働きかける
 平成16年度の施設情報調査結果に基づき、引き続き北海道・東北地方を中心に、IBA基準生息地のうち既存類似施設が存在しないエリアについて、新規施設の設置を働きかける。(目標:10カ所)
4)その他の自然保護事業
●H17年度は次の事業を実施する
(1)野鳥の生息状況モニタリングを行う
1全国200カ所において野鳥の生息状況モニタリングを行う
・「鳥の生息地モニタリング調査」の第3回森林と草原の調査結果のデータをまとめ、公表する。
・「鳥の生息地モニタリング調査」の干潟の調査、河川と湖沼の調査について過去2回分の結果をまとめる。また調査地点の重なりが多く調査目的や方法の似通っている環境省の「モニタリングサイト1000」のシギチドリ類調査、ガンカモ類調査との統合について検討する。
・環境省受託事業「モニタリング1000」として、繁殖期に定点60ヶ所で「鳥の生息地モニタリング調査」と同じ調査方法での調査を実施する。
・サンクチュアリ12カ所において引き続きハクチョウ類、ガン類、タンチョウ、シギチドリ類の飛来状況の調査を合計300回実施するほか、14コース、全長40キロの調査を実施する。
2野鳥観察データベースシステムを運用する
・各種モニタリングの調査結果等を迅速にまとめ公開するために当会が開発に参加した地理情報システムのソフトウェア、「BirdBase Note(野鳥観察データベース)」等について、利用普及をはかる受託事業を実施する。これらを通じ、全国的な鳥類情報の蓄積を図る。

(2)絶滅危惧種を保護する
1バードソン'93募金によりナベヅル、マナヅル越冬地分散に取り組む
・ 佐賀県伊万里市において、当会佐賀県支部、伊万里鶴の会、伊万里市等との連携により、銃猟禁止区域化、誘致用デコイの設置、ねぐら用水田への水張り、給 餌、渡りと飛来状況の調査、地元のボランティア体制の整備、来訪者指導、市民勉強会の開催等を行う。10羽程度のツルの越冬定着を目指す。
・各地の越冬情報および渡来情報等を収集し、ホームページで随時更新しながら公開する。
・分散の必要性等についてまとめたパンフレットを西日本各県の飛来の確認されている自治体等に引き続き配布し、支部や会員にも協力を得て新たな越冬地創設の働きかけを行う。
2ツル類を保護する
・中国で開催される予定の北東アジア地域ツル類ネットワークのワーキンググループ会議、シンポジウムの開催に協力、参加する。
3クロツラヘラサギを保護する
・ クロツラへラサギの国内主要越冬地において、日本クロツラヘラサギネットワークと協力して、越冬状況を調査し、結果をホームページ等に公表する(約15カ 所)。また受託事業により、衛星追跡によりクロツラヘラサギの日本−中国間の渡り経路を調査し、その結果からクロツラヘラサギ保護のためのアクションプラ ンをつくる。

(3)密猟や違法販売を防止する
1全国一斉野鳥販売実態調査
 バードウィーク全国一斉野鳥販売店調査として、ボランティア調査員(約200人)により、全国約500軒の販売店における野鳥の販売状況のモニタリングを継続し、結果をホームページに公表する。
21の結果をまとめた資料集を作成し、業界団体へ野鳥や猟具の販売自粛を働きかけるとともに、関係省庁への輸入規制強化の働きかけを行う。
3野鳥密猟問題シンポジウムの開催
 野鳥の密猟、違法な飼養や販売の根絶のための普及教育と情報交換のため、第13回野鳥密猟問題シンポジウムを全国野鳥密猟対策連絡会と共同で開催する(茨城県内の予定)。
4野鳥保護関係法令の改正や制定
 密猟対策、流通規制等、鳥獣保護法の改正に対し提言を行う。また、野鳥を含む野生生物全体の保護のための法律創設の検討のため、「野生生物保護法制定をめざす全国ネットワーク」の一員として他NGOとも連携して野生生物保護基本法(仮称)の市民案の検討を行う。

(4)野鳥と人の共存の仕組みをつくる
1カワウ
 環境省等行政機関の設けるカワウの保護管理計画策定のための広域協議会(関東地方等)等に参加し協力する。また各地のカワウの生息調査への助言を行う。
2都市のカラス
・「カラスフォーラム2005」を東京支部と共同で開催する。また、「カラスフォーラム2004」の結果をまとめた事例集を作成し、自治体、町内会、当会支部、自然保護団体、カラスの研究者などに配布する。
・都市の事例として、日野市内において、カラスによるごみ散乱の減少やねぐらの個体数の変化についてモニタリングのための調査を実施する。
3その他
 外来生物被害対策法の施行を受けて、鳥類保護のための外来種対策の情報収集と普及啓蒙を野鳥誌や当会ホームページ等を通じて行う。また、日本鳥学会や他の自然保護団体と連携をとって、法律の指定種や対策の拡充を働きかける。

(5)その他
1風力発電対策
 風力発電機の設置による鳥類への影響が大きいと予測される場所について、すでに作成したタカの渡りの中継地以外の場所のリストを作成し、これに基づいて風力発電機を設置する事業者や行政機関に重要生息地への設置を避けるよう要望する。
2野外鳥類学論文誌Strix
 第24巻を発行する。自然保護に役立つ調査データ等の投稿が増えるよう検討する。
3渡り鳥の保全
 アジア太平洋地域水鳥保全戦略会議、二国間渡り鳥保護に関する条約や協定等に基づく会議開催に係る諸業務を受託事業として行いながら、野鳥が日本との間で渡りを行う各国の政府やNGO、研究者との連携体制を作る。また、必要な国際会議に出席する。
4その他自然保護上必要な各種委員会等に参加する。
5愛知万博の開催される愛知県瀬戸市海上の森におけるすぐれた里山環境の保全について、愛知県の保全計画策定に協力するとともに、その重要性やこれまでの当会の保全活動の経緯等について、愛知万博等の機会を捉えて広く広報する。
6その他自然保護上必要な受託事業等を行う。
2.普及事業
1)野鳥ファンを増やす事業
●取り組みの経緯と背景
 これまでにサンクチュアリで培ったノウハウを最大限に活かし、会員のみならず広く一般の方を対象に、バードウォッチングの楽しさを広め、野鳥ファンを増やす事業を展開する。
 中期的には、バードウォッチング未経験者に対し、バードウォッチングを始めるきっかけとなる事業(導入事業)に力をいれるとともに、特に学校教育(総合学習)を通じた子どもを対象とする事業を展開し、引き続き野鳥ファンの拡大につとめる。
 前年度はバードプラザや大規模イベントへの出展など、主に直接対面によるサービスに力を入れてきたが、今年度はこれに加えて、インターネットを使った情報提供サービスに力を入れて取り組むことによって、さらに広範囲に一般の方への情報提供を行う体制を作る。
 また、子どもの中に野鳥ファンを増やす事業については、総合学習に対応した野鳥を素材としたプログラム集の発行とプログラム集を使って指導できる指導者の育成に取り組む。
●H17年度は次の事業を実施する
(1)一般の中に野鳥ファンを増やす
 一般の中に野鳥ファンを増やすため、バードウォッチング未経験者や初心者を主なターゲットにして、年間延べ37万人を対応目標に、以下の事業を行う。

1バードプラザの運営
引き続き、バードプラザにおいて次の事業を行う。
・専門職員による来訪者対応(目標:8千人)
・バードウォッチング入門講座の開催。(目標:24回)
・その他のイベントや展示などを通じたバードウォッチングについての情報提供

2サンクチュアリにおける普及事業
・今年度より、三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館が避難解除に伴い運営再開となり、全国12カ所のサンクチュアリで普及活動を行う。
・当会レンジャーを配置している全国12カ所のサンクチュアリにおいて、自然解説活動を引き続き一般の利用者に対して行う。(目標:33万人)
・全国12カ所のサンクチュアリを中心に探鳥会、自然観察会等の一般向けの自然解説事業を行う。(目標:1,300回、のべ参加者数2万人)
・タンチョウ保護の普及と支援を目的とした「コニカ タンチョウチャリティーフォトコンテスト」を開催する。
・大和市自然観察センターの運営指導を受託事業として行う。

3ホームページを活用した普及事業
・全国の探鳥地紹介のページを開設する。
・当会ホームページ上に、一般の方からの野鳥に関する問い合わせ事例のページを開設する。(新規)

4iモードを活用した普及活動
・ホームページのコンテンツを転用し、iモード野鳥図鑑についても、全国各地の探鳥地情報などの充実を引き続きはかる。

5バードウォッチング普及のための大規模イベントの開催、出展
●東京バードフェスティバル(会場:東京港野鳥公園、動員見込み10,000人)
・実行委員会の一員として参加する。
・ブースでの展示、イベント等を行う。(目標:ブースへの来訪者数1,600人)
・ブースでの商品販売を行う。(目標:収入25万円)
・観察会等のイベントを行い野鳥ファンの拡大をはかる。(目標 5000人)

●ジャパンバードフェスティバル(会場:我孫子市内、動員見込み数約5万人)
・昨年に引き続き実行委員会の一員として実施する。
・ブースでの展示、イベント等を行う。(目標:参加者数500人)
・ブースでの商品販売を行う。(目標:収入30万円)

その他、以下のイベントに出展する。
●新宿御苑「みどりの日の集い」(動員見込み数15,000人)
●東京アウトドアフェスティバル(動員見込み数50,000人)
●フォトエキスポ(動員見込み数110,000人)
●ジャパンエコプロダクツ(動員見込み数110,000人)

6バードウォッチング入門パンフレットの作成
 前年度に作成した、バードウォッチングに役立つ情報をテーマごとにまとめた普及用の小冊子を、マスコミ、ホームページ等を通じて配布するとともに、バードプラザ、各サンクチュアリおよびイベント会場等で配布する。(目標:合計20,000件)

7その他
その他、一般の中に野鳥ファンを増やす事業として、次のものを行う。
●野鳥誌5月号の一般への配布
・バードウォッチングの入門的な内容を特集した野鳥誌を10,000冊増刷し、一般へ配布する。
●書籍の出版
 バードウォッチングの入門的な内容の書籍を復刊発行する。
●マスコミを通じた普及活動
 新聞、テレビ、ラジオ、雑誌等へバードウォッチングに関する情報発信を行い、掲載働きかけや出演等を積極的に行う。
●講師派遣や原稿執筆
 他団体からの講師依頼(目標:年間対応人数2,200人)やイベント企画や原稿執筆、商品監修などの依頼を積極的に受ける。
●物品販売事業
・海外向けの新商品の開発を行う。(新規)
・引き続き、ハンディ図鑑「山野の鳥」「水辺の鳥」の一般販売と、イベント主催者等への一括購入働きかけにより、販売部数の増大をはかる。(目標販売部数:30,000部)
・引き続き、バードウォッチング入門講座などで入門用双眼鏡の紹介を積極的に行い、販売個数の増大をはかる。(目標:280セット)
・その他のバードウォッチング関連グッズ等を引き続き販売し、グッズを通じて一般の中に野鳥ファンを増やす。
●シンボルマークの普及
 引き続き、会のシンボルマークを広めるとともに、商標使用料収入を得る。

(2)子どもの中に野鳥ファンを増やす
 小中学校の教員や探鳥会リーダーなど、のべ900人を対象に、バードウォッチングの指導方法に関わる情報提供や現場で役立つ指導マニュアルの作成を行う。
1ティーチャーズガイドの作成と活用
 小学校における総合学習の指導者がカリキュラムを作成する上で役立つ以下のプログラム集を作成し、活用する。
●ガンカモティーチャーズガイド
・ガンカモティーチャーズガイドを作成する。(目標:500部)
・同ガイドを用い、ガンカモ類の重要渡来地において、指導者向け講習会を実施する。(目標:5回)
●タンチョウティーチャーズガイド
・平成16年度に作成したタンチョウティチャーズガイドを用い、タンチョウの生息地において、指導者向け講習会を実施する。(目標:3回)
・同ガイドを用い、タンチョウの生息地の小中学校において、講師として出向き、直接子供への普及活動を行う。
●身近な野鳥ティーチャーズガイド
・身近な野鳥ティーチャーズガイドを作成する。(目標:350部)
・同ガイドを、全国支部、バードウォッチング案内人およびレンジャー養成講座履修者などへ、無償配布する。
・同ガイドを用い、小学校へ講師として出向き、直接子どもへの指導を行うとともに、その模様を参考事例として野鳥誌やホームページ上で広報する。(目標:1件)(新規)
・同ガイドを用い、ご要望に応じて近県支部を対象とした指導者向け講習会を実施する。(目標:1件)(新規)

2その他の子どもの中に野鳥ファンを増やす事業
・支部やバードウォッチング案内人、レンジャー養成講座履修者などを対象とした講師派遣の仕組みづくりを進める。
・子どもを対象としたホームページの作成
 野鳥に関するQ&Aやクイズなど、子どもを対象としたホームページを新規に作成する。
・野鳥をテーマとした小中学生対象の新書本の企画執筆を行う。(部数12,000部程度)(新規)
・モデル地域を定めて幼児期から日本野鳥の会に親しむプログラムを作成し、全国的な展開の可能性について検討する。(新規)
2)その他の普及事業
●H17年度は次の事業を実施する
(1)人材を育成する
1レンジャーの育成
 プロのレンジャーを養成するレンジャー養成講座を、横浜、姫路で計3回実施する。(目標:参加者数60人)
2ボランティアの育成
 受託事業として富士通社員を対象とした環境ボランティアリーダー育成研修会を行う。
 併せて、サンクチュアリにおいてボランティアを受け入れ、育成を行う。(目標:400人)
(2)支部探鳥会の支援
 当会支部の探鳥会を支援するため探鳥会保険の一括加入を行う。(目標約3,000件。加入者数約9,000人。)
(3)その他普及活動に必要な事業
・H16年度以降の支部探鳥会情報から、探鳥地に関する情報をデータベース化し、普及活動の基礎資料とする。(新規)
・当会の野鳥図鑑(フィールドガイド)のあり方や今後について、新たな発行も視野に入れて検討を行う。
3.その他の事業
1)野鳥誌発行など広報事業
●H17年度は次の事業を実施する
(1)野鳥誌を発行する
1会 員アンケートでの野鳥誌への評価や、16年度まででの発行コスト削減を踏まえ、従来の9・10月合併号を解消し、年間12回発行する。また、前年度の誌面 アンケートによる意見や要望を元に、構成と誌面をリニューアルし、号毎に掲載テーマを絞り込んで内容を充実させるとともに、多様なニーズに応える記事を掲 載する。(新規)
2誌面の充実のため、引き続き毎号誌面アンケートを継続し、会員の意見や要望の把握に努める。このアンケート結果は、野鳥誌上で報告を行う。
3会員向けの情報公開媒体の役割から、8月号を「事業報告号」として、平成16年度の事業と決算報告ならびに平成17年度の計画と予算を会員に報告する特別号とする。またその他各号でも、実施した事業を月毎に簡潔に報告する。
4通常は野鳥誌を送付していない支部型会員(赤い鳥会員)、および平成17年度の新入会者全員にも、3の「事業報告号」を送付する。

(2)ホームページを運営する
1一般向け情報公開媒体として、事業や決算の報告などをわかりやすく掲載する他、週1回の定期更新と必要に応じて随時更新を行うことでタイムリーな情報提供を行う。
2年間のアクセス件数は月平均25,000件を目標とする。

(3)報告や広報の充実
 会員・支援者情報管理システムを活用して、一定額以上の寄付者や商品購入者へも野鳥誌の事業報告号を送付し、情報公開を図るとともに支援の継続と拡大を目指す。(新規)
2)会員・支援者事業
●H17年度は次の事業を実施する
(1)会員・支援者情報管理システムの運用
 平成16年度より導入した会員・支援者情報管理システムを活用して、名簿管理業務等の効率化を進めるとともに、会員や支援者の拡大を図る。

(2)会員を維持、拡大する
1新入会者数2,888人(登録数)を目標に、お試し入会キャンペーンパンフレットの配布、新入会促進ダイレクトメールの発送などを行う。
2会員継続率は92%の維持を目指す。また、継続率を高めるよう、自然退会者の復活や再入会の促進をはかる。オンライン入会者の継続時には口座自動引き落としの案内を送付し、自動引き落としの利用率拡大を図る。
3若年層会員の拡大
 会員アンケートの結果を踏まえ、小中学生がより入会しやすい条件を整備するために、小中学生の本部会費の割引率を従来より拡大し半額とする。(新規)

(3)一般寄付、募金を拡大する
1各種寄付をわかりやすく解説したパンフレットと、バードメイト専用のチラシを作成し、配布する。
2作成したパンフレットやチラシを野鳥誌同封やダイレクトメールなどにより広く配布し、寄付の拡大や、募金箱の設置箇所数拡大を図るとともに、ホームページ上のオンライン寄付のシステム改善を行い、寄付の拡大を図る。

(4)会員等向けにアンケート調査を行う
1会員や支援者の事業への評価や期待を把握するため、野鳥誌の「事業報告号」の誌面アンケートを利用して、事業評価アンケートを実施する。このアンケートの結果は、野鳥誌上で報告する。
2新入会者数と会員継続率の向上を図るため、入会者と退会者にアンケートを実施して、入会動機や退会理由の把握に努める。このアンケートの結果は、野鳥誌上で報告する。
3ホームーページの利用向上を図るため、ホームページ上でアンケートを実施して、利用者の意見把握に努める。このアンケート結果は、ホームページ上で報告する。
3)当会支部との連携強化事業
●H17年度は次の事業を実施する
1当会支部との連携強化を図るため、引き続き「支部ネット通信」を毎月発行する。またこの通信はメールでの配信も行う。
2NPO法人化を準備している支部について、引き続き対応や情報収集を行う。
3当会88支部の活性化のため、各支部で実施される事業の一部について支出している補助金について、仕組みを見直し、より支部にとって意義あるものに改善のうえ、補助金を支出する。
4引き続き、当会88支部間の情報交換をサポートするため、各支部報を集約し一括発送する。(目標:年6回程度)
4)その他
●H17年度は次の事業を実施する
(1)事務所を統合する
 現在の事務所の運用方法変更または事務所移転により事務所の二極分散を解消し業務の効率化等をはかる。移転する場合は、次の条件を満たすことを目標とする。
 ●アクセスの利便性
  ・会員支援者等にとっての利便性が良いこと
  ・首都圏内にあること
 ●鳥と緑の国際センター(WING)の活用
  ・同センターからのアクセスが良いこと
 ●事務所家賃等負担の軽減
  ・現状の事務所家賃等負担が相当額軽減されること
 ●移転統合費用
  ・移転統合に関する費用が極力通常の管理費額内程度であること

(2)財政の改善策を進める
1いっそうの経費節減と収入源の確保による財政の改善を行う。
2主要事業に資源を重点的に振り向けるため、引き続き間接業務の省力化等につとめる。

(3)情報システムを構築する
 これまでに構築した情報システムを基盤とする「定点WEBカメラ」の導入を補助金を獲得(目標:200万円)して行い、魅力あるホームページづくりによる広報力の強化を目指す。

(4)その他
1バードライフインターナショナルとの協調体制の継続
 IBA基準生息地保全事業へのフォローアップや、その他事業を進める上での基礎的な情報交換等のため、引き続き、バードライフインターナショナルとの協調体制を維持する。
2固定資産(建物)の運営
  当会所有施設である鳥と緑の国際センター(WING)、ウトナイ湖サンクチュアリ、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリにおける事業活動を円滑に行うた め、基本的な施設および什器設備等の維持管理、周辺地域対応等を引き続き行う。また、将来の大規模修繕に備えた修繕積立金を積み立てる。
3理事会、評議員会等の開催
各々次のとおり開催する。
 ・理事会:年3回(定例2回、臨時1回)
 ・評議員会:年2回(定例2回)
 ・評議員会幹事会:年2回
 ・常務会:年12回程度
4引き続き、職員等の能力向上のため、外部講座の受講等の職員研修を行う。
5平成18年度から予定されている会計基準の変更に備え準備を行う。
6個人情報保護法の施行に伴い、必要な対応を行っていく。(新規)
7(仮称)中西悟堂賞、野鳥と人のマナー、会員支部等表彰制度、広報、野鳥誌、野鳥保護や中長期の計画などについて効果的な検討を行うために、それぞれ必要に応じて有識者や役員による検討会を設置し、検討結果を弾力的に事業に反映させる。(新規)
8引き続き、当会の基本的な組織維持等のために必要なその他の業務等を行う。
平成17年度(第36期)収支予算書
自 平成17年4月 1日
至 平成18年3月31日
(単位:千円)
  科目 平成17年度
予算額
平成16年度
予算額
H17予算-
H16予算
備考
I



 1財産運用収入 (4,112) (1,851) (2,261)  
  (1)基本財産運用収入 44 49 △5  
  (2)その他の財産運用収入 ※補足A参照 4,068 1,802 2,266  
 2 会費収入 (181,216) (184,597) (△ 3,381)  
  (1)一般会費収入 139,834 141,185 △1,351  
  (2)個人特別会費収入 23,780 24,420 △640  
  (3)法人特別会費収入 17,000 18,000 △1,000  
  (4)入会金収入 602 992 △390  
 3 事業収入 (598,961) (613,700) (△ 14,739)  
  1)探鳥会等開催事業収入 120 6,850 △6,730  
  2)サンクチュアリ事業収入 1,500 3,000 △1,500  
  3)指導者育成事業収入 2,170 2,685 △515  
  4)受託事業収入 (347,758) (343,671) (4,087)  
   (1)サンクチュアリ施設運営受託収入 227,808 208,044 19,764  
   (2)調査研究受託収入 70,132 87,809 △17,677  
   (3)指導者育成受託収入 3,432 4,762 △1,330  
   (4)その他受託収入 46,386 43,056 3,330  
  5)出版物刊行事業収入 24,690 25,769 △1,079  
  6)物品販売事業収入 199,280 209,231 △9,951  
  7)広告収入 22,393 22,160 233  
  8)その他事業収入 1,050 334 716  
 4 補助金等収入 10,168 16,250 △6,082  
 5 寄付金収入 (128,277) (64,870) (63,407)  
  (1)一般寄付金収入 33,537 32,048 1,489  
  (2)個人指定寄付金収入 81,850 17,440 64,410  
  (3)法人指定寄付金収入 2,500 6,382 △3,882  
  (4)野鳥の会カード寄付金収入 10,390 9,000 1,390  
 6 雑収入 4,030 1,799 2,231  
 7 特定預金取崩収入 ※補足B参照 62,395 52,473 9,922  
当期収入合計 989,159 935,540 53,619  
前期繰越収支差額 165,527 165,063 464  
収入合計 1,154,686 1,100,603 54,083  

  平成17年度(第36期)収支予算書2
自 平成17年4月 1日
至 平成18年3月31日
(単位:千円)
  科目 平成17年度
予算額
平成16年度
予算額
H17予算-
H16予算
備考
II



 1 事業費 (882,114) (817,348) (64,766)  
  1)探鳥会等開催事業費 6,334 10,282 △3,948  
  2)サンクチュアリ事業費 23,861 20,386 3,475  
  3)調査研究事業費 7,238 3,993 3,245  
  4)指導者育成事業費 8,247 8,027 220  
  5)自然保護事業費 139,840 69,320 70,520  
  6)国際協力事業費 150 1,700 △1,550  
  7)受託事業費 (100,901) (89,572) (11,329)  
   (1)サンクチュアリ施設運営受託事業費 31,345 24,805 6,540  
   (2)調査研究受託事業費 44,265 41,204 3,061  
   (3)指導者育成受託事業費 584 1,066 △482  
   (4)その他受託事業費 24,707 22,497 2,210  
  8)出版物刊行事業費 (72,601) (70,370) (2,231)  
   (1)野鳥誌発行費 58,595 55,792 2,803  
   (2)その他出版物刊行事業費 14,006 14,578 △572  
  9)物品販売事業費 169,319 173,903 △4,584  
  10)その他事業費 50,481 57,303 △6,822  
  11)事業運営管理費 (303,142) (312,492) (△ 9,350)  
   1受託事業運営管理費 198,841 198,987 △146  
   2その他出版物刊行事業運営管理費 1,695 2,167 △472  
   3物品販売事業運営管理費 15,260 19,506 △4,246  
   4その他の事業運営管理費 87,346 91,832 △4,486  
 2 管理費 (125,843) (127,946) (△2,103)  
  1)役員報酬 8,000 2,700 5,300  
  2)給料手当 295,492 308,538 △13,046  
  3)退職金掛金 11,856 10,772 1,084  
  4)法定福利費 40,735 43,897 △3,162  
  5)福利厚生費 955 940 15  
  6)家賃等 23,065 23,066 △1  
  7)水道光熱費 1,113 1,150 △37  
  8)賃借料 1,003 776 227  
  9)会議費 4,492 5,312 △820  
  10)通信運搬費 3.862 4,771 △909  
  11)消耗品費 2,583 2,753 △170  
  12)諸会費 146 156 △10  
  13)租税公課 14,892 13,890 1,002  
  14)職員研修費 1,213 1,302 △89  
  15)支部関係費 815 1,430 △615  
  16)その他経費 18,763 18,985 △222  
  17)振替経費 (△ 303,142) (△ 312,492) (9,350)  
   1受託事業運営管理費振替経費 △198,841 △198,987 146  
   2その他出版物刊行事業運営管理費振替経費 △1,695 △2,167 472  
   3物品販売事業運営管理費振替経費 △15,260 △19,506 4,246  
   4その他の事業運営管理費振替経費 △87,346 △91,832 4,486  
 3 固定資産取得支出 1,500 2,668 △1,168  
 4 特定預金支出 ※補足B参照 14,037 13,121 916  
 5 予備費 500 500 0  
当期支出合計 1,023,994 961,583 62,411  
当期収支差額 △34,835 △26,043 △8,792  
次期繰越収支差額 130,692 139,020 △8,328