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グリーン・ホリデー in 台湾
このツアーは終了しました。
ボランティアツアーのリポートはこちら
第三回(2015年9月18日(金)~21日(月祝)の情報はこちら
第二回 ツバメ観察の輪を広げよう 参加者募集!
写真:ディビッド・ウー
4月25日(土)~28日(火)の3泊4日「ツバメを守ろう!国際交流ボランティア・プログラム“グリーン・ホリデーin台湾」を開催します。
日本と東南アジアを行き来するツバメは、台湾でも幸福のシンボルとして人々に親しまれています。台湾の郊外には、かつては日本のどこでも見られたような緑豊かな農村風景が広がります。町並みではアーケードが連なり、ツバメの巣があちこちで見られます。しかしここでも、近年の宅地開発などによる環境変化が進んでいます。
グリーン・ホリデーin台湾は、台湾の子どもたちと一緒に、ツバメを観察しながら湿地環境を守るボランティアツアーです。
第二回となる今回は、台湾中部(台中市)で、地域のNGOや大学生とともに湿地の保全活動に取り組みます。また、2か所の小学校を訪問し、子どもたちとツバメの子育てを観察しながら、ツバメと人が仲良く暮らせる環境を守るために、何ができるかを一緒に考えます。
●お申し込みはこちら●
(日本エコプランニングサービスのホームページに移動します。)
- 日程:
- 2015年4月25日(土)~28日(火) 3泊4日
- 対象:
- 18歳以上の一般(定員20名) 申し込み先着順に受付。定員に達し次第締め切ります。
- 参加費:
- 55,000円(学生 50,000円)(航空券代、プログラム中の移動交通費、食費〈フリータイムを除く〉、宿泊費、教材費を含みます)
- 活動場所:
- 台中市(高美湿地、高美小学校、國光小学校他)
- 利用予定ホテル:
- パークシティ台中、シティスイート台中五権館
参加者の声:知久奈央さん(2014年9月第一回グリーンホリデーIn台湾に参加)
ボランティアをしたいなと思い、ネットで探してこのツアーを見つけました。充実した内容、普段体験できないようなアクティビティに本当に大満足です。たくさんの経験ができました。年代も職業もバックグラウンドも異なるメンバーが、自然を守るという同じ目的に向かって活動できてよかったです。すてきな人たちと出会い、4日間ずっと笑っていました(暑さでバテてる時以外は)。現地のNGOや日本野鳥の会のスタッフの自然への思い、活動の意味を知り衝撃を受け、色々な感情が湧きました。これは、グリーンホリデーに参加しなかったら知らないままだったと思います。ツバメをテーマに活動しましたが、それはツバメのエサになる虫を守ることにもつながるし、巡り巡って私たちの環境を守ることになるのだなと、命のつながりを実感しました。
NGOの声:ビクター・ユさん(エコツーリズム台湾)
日台のボランティアが、湿地とツバメを大切にしたいという思いをわかちあって活動しました。日本のボランティアが一生懸命作業に取り組む姿は、台湾の皆の心に響きました。活動を通じて、私たちは自然保護にいっそう努める責任があると、お互いに確信しました。この精神と、自然を守る活動のコンセプトをもっと多くの人と共有したいです。今回初めて、日本野鳥の会とエコツーリズム台湾が協働し、水面に小さな波紋を起こしました。私たちは互いの協力で、この波紋をより大きく広げられると信じています。
プログラム行程(*)
- 1日目:
- 8:50 羽田空港集合
10:50 羽田空港出発
13:30 台北松山空港到着、台中に移動
オリエンテーション・夕食 <泊>
食事=無 機 夕 - 2日目:
- Activity 1. 湿地を守る活動
Activity 2.ツバメの子育て観察
Activity 3.子どもたちとの交流
フリータイム <泊> 食事=朝 昼 無 - 3日目:
- Activity 1. 湿地を守る活動
Activity 2.ツバメの子育て観察
Activity 3.子どもたちとの交流
<泊> 食事=朝 昼 夕 - 4日目:
- フリータイム
11:30 空港へ移動
16:00 台北松山空港出発
19:55 羽田空港到着、解散
食事=朝 機 無
*無・・・食事無し
*機・・・機内食
*時間は目安です。プログラムは変更となる場合があります。
*2日目の夕食は、フリータイムのため、各自負担となります。
*宿泊は男女別・2名ずつのツインルームになります。シングルをご希望の場合は、追加料金にて承りますのでお早めにお知らせください。(空室状況により、ご希望にそえない場合があります。)
Activity1. 湿地保全活動
●台中・高美湿地(Gaomei Wetland)
台中の海岸沿いに広がる高美湿地(Gaomei Wetland)は、重要野鳥生息地(Important Bird Area)に指定され、多くの渡り鳥が羽を休めます。ツバメも、この湿地で虫をとったり、巣の材料にする泥を運んだりする姿が観察されています。しかし、外来のイネ科植物が侵入し、従来の植生が変わりつつあります。
写真:高美湿地(手前にヨシ、奥に外来の植物が生えている)
●湿地を守る活動
そこで、地域のNGOと大学生のボランティアで、外来植物を除去する作業に取り組んでいます。グリーン・ホリデーIn台湾では、NGOの皆さん、大学生の皆さんと一緒に、この活動に参加します。
●装備など
作業用の靴(ゴム靴に靴下がついたもの、現地で用意します)を履いて、湿地に入り、カマで草を刈ります。
写真:作業用の靴
Activity2. ツバメの子育て観察
写真:ディビッド・ウー
台中の街では、ツバメが子育ての真っ最中です。地域の小学校の子どもたちと一緒に街を歩きながら、ツバメの子育ての様子を観察し、巣の数や場所を記録します。2日目は高美湿地近くの高美小学校(Gaomei Elementary School)、3日目は國光小学校(Kuo Kang Elementary School)を訪問します。
台湾のツバメの巣
ツバメの巣を観察する國光小学校の児童
Activity3. 小学校との交流
ツバメの子育てを観察して気づいたこと、わかったことを、小学校に戻って子どもたちと話し合います。ツバメと人が仲良く暮らせるような環境を守るために、何ができるかを一緒に考えます。
まるで植物園のような、緑あふれる國光小学校。校庭を案内いただきながら、同校の環境活動を知る時間も予定しています。
校庭にはフクロウの巣箱が(國光小学校) 國光小学校の子どもたち
雨水をリサイクルする仕組み(國光小学校)
●お申し込みはこちら●
(日本エコプランニングサービスのホームページに移動します。)
国際交流でツバメを守ろう!
世界に広く分布するツバメは、私たちにとってもっとも身近な野鳥の代表です。しかし近年日本では、環境変化により減少傾向にあるといわれています。原因としてツバメのエサになる虫が多くすむ田んぼや農地の消失や、住宅構造が変わり巣をつくる場所が減ったこと等が考えられます。日本のツバメは、秋の訪れとともに約4000㎞を旅し、東南アジアで越冬します。台湾は、アジア圏のツバメの繁殖地と越冬地、渡りの中継地が重なる「交差点」です。しかし、台湾でのツバメの生息状況は、あまり調べられておりません。台湾の郊外には、かつては日本のどこででも見られたような、緑豊かな田園風景が広がります。町並みは張り出したアーケードが連なり、ツバメが巣をつくりやすい空間を提供しています。しかしここでも、宅地開発等による環境変化が急速に進みつつあります。
そこでこのたび日本野鳥の会では、ツバメをテーマに環境保全ボランティアツアーを実施し、台湾と日本で協力してツバメが暮らしやすい環境を考えていくこととしました。
第1回グリーンホリデーIn台湾~ツバメがくる湿地を守ろう リポート
2014年9月13~16日に、第1回グリーンホリデーIn台湾を開催し、台北市・基隆市の湿地の保全活動とツバメのねぐら観察、ツバメ調査を始めた小学校との交流を行いました。日本からの23名のボランティアに、現地NGOスタッフとボランティア、小学校の児童・先生が加わり、計250名が参加しました。
●関渡自然公園(台北市)
関渡自然公園の中の湿地は、ツバメにとって大切な餌場です。湿地の中の草を刈って、環境を整えました。
●ツバメのねぐら観察
台北近郊のウグ湿地で、ツバメのねぐら入りを観察しました。6,000羽を超えるツバメが飛び交う姿は、壮観でした。
●チョフン池(基隆市)の保全活動
チョフン池の水面を覆うボタンウキクサを、いかだに乗って取り除き、ツバメのエサになるトンボや虫がすみやすい環境を整えました。
●深美小学校の訪問・子どもたちとの交流
この春からツバメ観察を始めた、基隆市立深美小学校を訪問しました。約160名の児童と先生が迎えてくださいました。子どもたちからツバメの子育て調査の報告を聞き、交流しました。
●現地の方の案内でバードウォッチング
●ローカルフードを楽しみながら交流
●活動がニュースに
グリーンホリデーの活動の様子は台湾のテレビや新聞で報道され、地元からも「野鳥保護団体同士の国際連携で湿地の重要性を国際社会に知らしめることができた。これから市や国の行政に働きかけ、この地域を国の重要湿地にしていきたい」との声があがりました。
*テレビニュース(動画)
第3回グリーン・ホリデーIn台湾は、2015年秋に開催します
<お問合せ・お申し込み>
● 旅行企画・実施:jeps(株)日本エコプランニングサービス 担当:渡邊
観光庁長官登録旅行業第1789号 総合旅行業務取扱管理者:松山直彰
〒101-0021 東京都千代田区外神田5-5-5 沼田ビル2F
TEL:03-5807-1691 FAX:03-5807-1692
(一社)日本旅行業協会正会員・ボンド保証会員
<プログラムのお問合せ>
●プログラム主催:(公財)日本野鳥の会 施設運営支援室 担当:岡本
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
TEL:03-5436-2625 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected]
協力:Ecotourism Taiwan、石川県健民運動推進本部
旅行企画・実施:株式会社 日本エコプランニングサービス
*この活動は、トヨタ自動車株式会社のトヨタ環境活動助成プログラムの助成を受けて実施しています。
*チラシPDF(PDF 2.45MB)
◎左の画像ををクリックすると
印刷用PDFをダウンロードできます。
以 上